2014-12-07 00:59:27 更新

概要

提督のことを好きすぎる古鷹はいけない癖を持っています。
そのエロティックな癖から発展した、提督との情熱的な恋愛話。


前書き

※このSSはSS速報VIPで既にうpしたSSの加筆・修正版となっております。
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417701233/l50 ←元スレはこちらです。

大前提としてR-18です。性的描写も躊躇なく出てきますので、苦手な方はご注意ください。

古鷹改二の中破絵にビビッときたので初SSに挑戦してみました。
稚拙で欲望丸出しな文章です。

また他によくあるSSと違い、この話は古鷹の一人称視点で話が展開されます。
もしかしたら場違いな書体かもしれませんので、ご了承ください。


※以下の点に該当する方は読むのをご遠慮ください。

・そもそもR-18のSSなんて読みたくない。

・古鷹は清純で綺麗なキャラだ、こんなエロいの古鷹じゃない!

・大天使古鷹のエロい姿なんて見たくない。

・古鷹は青葉や加古と結ばれるのがいいんだ。

・提督は提督同士で結ばれる男の世界が(ry


以上を踏まえた上で、稚拙な文章でもお付き合い出来る方は、どうか最後までお読みになって下されば幸いです。

元作品の加筆点も多いので、既に読んでくれた方でもきっと楽しめることと思います。


古鷹の癖



「提督……んっ……ふぅ」


お手洗いの一室で、私は声を押し殺して、淫らな行為をしていました。


提督を慕う思いが、きっと間違った方向に進んでいる証拠でしょう。


「くぅ、うっ……はぁ……」


それでも私は、両手の動くのを止めることはできませんでした。



私は、重巡洋艦の古鷹です。舞鶴鎮守府で秘書艦をしています。


私たちの鎮守府には大和さんや武蔵さんのような高火力の戦艦がたくさんいます。


そんな中で私のような重巡が、それも利根さんや妙高さんのような高性能な艦娘がいるのにも関わらず、提


督のお傍で秘書として働けることが、本当に幸せです。


提督の期待に応えるために、日々頑張ってお仕事に取り組んでます!


そんな私もつい最近、晴れて認定を受けて、晴れて改二になることができました!


それまでコンプレックスだった能力値も、衣笠と肩を並べられるようになって、第一線に出る機会も増えま


した。


早く青葉や加古も改二になるといいなぁ。




それにしても今回の改二の艤装は私自身もちょっとびっくりしました。


この右手の艤装は前のものよりずっと大きくなりました。今回の高火力化の賜物です。


でも使いこなせるかちょっと心配。頑張って練度を高めなくっちゃ。


それよりも気になってるのが支給されたインナーなんですけど……。


これ、水着みたいに上半身から下半身まで一体化してるんです。


腕まで覆われているんですけど、なんと右手だけなんです。左手はありません。


設計者が言うには、右手の艤装が触ると冷たいだろうし、肌を守るためである。とのことです。


いや、本当に戦うときは本当に助かってるんです。言うとおり、肌はしっかり守られているんです。


でもそうでないとき、秘書艦として仕事してるときとかは、気になるんですよね……。


どうせならセパレートにしてくれれば良かったのになぁ。でももう済んじゃったことだし。


そしてもう一つ、気になることがありまして……。


それが、あの、私の癖といいますか、それに関わる問題なんですよね……。



「んっ……あっ……」


普通なら絶対に触れないであろう秘部と乳頭を下品にも弄くり回す私。


「うっ……ふっ、提督ぅ……」


そして頭の中で思い浮かべるのは提督の姿。


提督が私の膣口を、胸を……!


「はぁ……んぅ、ぁ……ンくっ!!」


……ふぅ。


達しました。絶頂後にやってくる特有の虚無感。そのまま紙で溢れた愛液をふき取ります。


「……はぁ」


そう、これが私の癖。時間の合間を見て、私は毎日のようにこんなことをやっているんです。


私は提督のことをお慕い申しているのですが、その思いが災いしてこんな淫ら行為を……。


いけないことだとわかっているのに、本当に依存しちゃってるんです。


やめよう、やめようと思っていても、提督に対する思いが日に日に募ってきて、私の意識を離れて両手が動


いてしまうんです。


ああ……こんなことをしたら、提督にもみんなにも嫌われちゃうのに……。


「さあ、着替えなくっちゃ……」


私は今ほとんど生まれたままの姿をしています。


そう、これが新しいインナーならでは悩みなんです。上下一体式だから、気軽にできないんです。


……って、気軽にやっちゃダメだよ私! 気軽に……そう、お手洗いができないんです!


このことを改善して欲しいんですけど、折角作ってくれたのに、すぐに不満を言う勇気が、私にはないんで


す。


だからもうしばらくは、これで行きます。


「はぁ……」


……提督に告白する勇気も無い私は、いつもこうして淫らな妄想の中で提督と添い遂げるのです。


提督、私はこんなにも卑しい艦娘なんです。ごめんなさい……ごめんなさい……。




「古鷹? お手洗いですかー?」


「ひゃん!? あ、青葉?」


「おおーやらしい声! さては一人でエッチなことしてるんじゃないんですかぁ?」


ドキッ。


「ち、違うわよ! もう、青葉の変態!」


「あっはっは、冗談ですって! もうすぐ出撃ですから、早くしてくださいねーって言いに来ただけですよ!


じゃ、待ってますよ!」


ドア越しにくすくす笑いながら走っていく青葉の姿が容易に想像できた。


「……はぁ」


何度めのため息でしょうか。


青葉はあんなこと言うけど、本当は健全で純粋無垢な娘なんです。長い付き合いですから。


それに引き換え私は……。


ああ、もう行かなくっちゃ。忘れよう。



シャワー室で……


お昼過ぎにはもう作戦が終了して、無事に鎮守府に戻ってくることができました。


「提督、ただいま帰還しました」


「おお古鷹、お疲れ様。その艤装、だいぶ慣れてきたか?」


「ええ! 最初は大きすぎて大丈夫かなって思いましたけど、思い通りに動かせますし、火力も申し分ありま


せん!」


本当に改二の恩恵です。自分でも驚くぐらいです。


「それは良かった。これからも期待してるぞ!」


「はい、任せて下さい!」


こうして少しでも提督のお役に立てるのであれば、私は本望です。


「うむ。ところで入渠は済ませたのか? 顔に泥が付いてるぞ?」


「えっ? あっ、その、ドッグが一杯でしたし、後から入るつもり、です。私はかすり傷程度でしたし……」


て、提督! か、顔が近いです!


「そうか……良かったら私のシャワーなら使わせてやるぞ?」


「え……えぇ!?」




少し体を強張らせて、脱衣室に入ります。


うぅ……まさか提督のシャワー室使うなんて……青葉や加古には話せないなぁ……。


私は落ち着きが隠せないままに、衣服を一枚ずつ脱ぎました。


艤装を外して、セーラー服を脱いで、後はインナーを……。


「ん……と、これをこうして……よいしょっと」


一体化インナーを脱ぐのはコツが必要で、最初は脱ぎ方が分かりませんでした。


ようやく服を脱ぐと、私は緊張したままシャワー室に入りました。


初めて入る提督のシャワー室。


もう少し豪華なイメージがありましたが、入ってみると特に気取ったようなものが置いてなくて意外と庶民


的です。


そうは言っても、やはり提督のシャワー室。私は体が震えているのを感じました。


緊張してるの……私?


「……はくしょん!!」


ただ寒いだけでした。もうじき冬ですからね、


蛇口をひねると、すぐに暖かいお湯が流れ出てきました。


「ん……はぁ」


足先から下半身、上半身、そして頭から浴びるにつれて、体もリラックスしてきました。


「はぁ……気持ちいい」


インナーは風通しのよい素材を使っているんですけど、そうは言ってもやはり蒸れるものです。


インナーを脱いだときの解放感、蒸れた体にシャワーのお湯をかけるのが、すっごく心地良いです。


あ、シャンプー……


入る前に提督はシャンプーもボディーソープも自由に使っていいと言ってました。


私は少し手に取り、髪の毛で泡立てました。


「わ、提督の香りだ……」


やっぱり私が認識してる提督の香りというのは、ここに秘密があるんですね。


続いてボディーソープも使わせていただきました。これも提督の香りがします。


全身に、提督の香りが広がるのを感じました。


「提督の……」


それを意識した途端に、私の中でまた邪な感覚が現れてきてしまいました。


気が付くと、右手は私の秘部に、左手は乳頭へとのびていました。


そして……少しずつ刺激を与えていきます。




「んっ……あっ……」


提督のシャワー室なのに……!


心の中でダメだと思っていても、両腕が動いてしまいます。


「はぁ……あぁ……」


提督の香りが、提督が私の体に、そんな妄想をするにつれて一層動きが強くなる。


「んぅ……ふっ、ふぐぅ……ぅ……」


あぁ、提督。あなたが恋しい……提督……提督ゥ……!


「あっあっ……ん……ぅうう!!」


……達しました。その瞬間に、絶頂後特有の虚無感が私を襲いました。


ああ、私……こんなところでまで何てこと……提督、ごめんなさい……。


陰部からあふれ出てきた愛液を、すぐさま念入りに流しました。


そしてもう一度しっかりとボディーソープを使って体を洗いました。



提督のハンカチ


「提督、シャワー上がりましたよー……って、あら?」


提督がいらっしゃいませんね。お手洗いでしょうか?


書き置きがありますね。


『呼ビ出シノ為、外出ス。自由ニシテテ下サイ』


いかにも急ぎで書いたような文字。


「――自由に、かぁ……」


加古や青葉のとこに行っちゃおうかしら……。


シャワーを浴びたら提督とお仕事をしようと考えていたのですけれど。


そんな風に途方に暮れていると、部屋全体の静けさに妙な違和感を覚えました。


提督がいない日暮れの執務室って、すごく珍しい気がします。


いつもこの時間は作戦から帰還して提督と共にお仕事をしていたりするので。


「……書類まとめようかな。提督もそのうち帰ってくるだろうし」


私は自分の席に座って、今日まとめる書類にペンを走らせました。




いつの間にか日は沈みましたが、提督はまだ帰ってきません。


もう今日の分の書類まとめて、私は提督のお部屋を掃除していました。


「……シャワー室も掃除しようかしら」


私は再び脱衣室に入りました。


とはいえ慣れない空間で、あまり手をつけるべきではないと思いました。


ふと、自分が脱衣したカゴの中に、見慣れぬ物体が目に留まりました。


提督の……ハンカチ?


きっといつか提督がここを使ったときに、置きっぱなしにしてたんでしょうね。


……後で渡そうかな。


私はハンカチを手に取り、脱衣所から出ました。


相変わらず、私以外誰もいない提督室。


「提督、遅いなぁ……」


私はソファーに座り、横になりました。




「……ん……?」


気が付くと、時計の長針が半分回っているのに気付きました。どうやら居眠りしていたようです。


提督は……まだ帰って来ていません。


ふと、目の前で手にハンカチをしっかり握りしめているのに気付きました。


提督の……ハンカチ……。


寝ぼけた勢いでした。私は気が付くとそのハンカチを鼻に当てていました。


や、やだ私ったら何を……。


でも私は、ハンカチから自分の中へと入ってくる提督の香りに、充足感を覚えました。


それだけですぐそこに提督がいるのを実感できるように。


気が付いたときにはもう、右手が動いていました。


「だ、ダメ……まだ、下を脱いでないのに……!」


も、もうダメ……両手が……止まらない……!


左手に握りしめるハンカチから提督の香りを嗅ぎ、インナー越しに秘部を弄りました。


「や、やだ……んっ……」


このまま達したら、インナーが汚れちゃうのに……!


提督のハンカチを直に嗅いで、秘部を弄るのは、普段一人でする以上の気分の高揚を感じずには居られませ


んでした。


もうどうなってもいい、そう心に決めると私は一層右手の動きを強くしました。


「ぁ……提督……提督ゥ……!」


提督、お慕い申しております……好きです……だから……。



「悪い古鷹、戻ったぞー」


「んくっ! ……ふぅ……ふぇ?」


達した直後。世界が、凍りました。


その後私が発した悲鳴は、自分でもどんな風だったかは覚えていません。



通じ合った愛



「古鷹ー? 出てこいって」


とっさに逃げ込んだ脱衣室で、私は頭を抱えて丸くなっていました。


してしまった……そして見られてしまった……。


死んでもいいような気分でした。自爆できるのなら、自決してしまいたい。


「ごめんなさい……ごめんなさい……」


私は、呪詛を唱えるようにごめんなさいを繰り返しました。


「おいおい、何を謝ってるんだよ」


「私……あんな淫らで……提督の執務室なんかで……提督のこと好きで……ごめんなさい……」


もう自分でも何を言って、何を謝ればいいのか全くわかりません。


ただただ、思いつくままにひたすら謝罪するしかありませんでした。


やがて謝罪がうめき声に変わり、そのまましばらく泣き続けました。


「……古鷹、ここを開けてくれ。提督命令だ」


少しすると、提督が向こう側から声をかけてきました。


提督命令は絶対です。私は嫌でもここを開けなくてはなりません。


向こう側の提督が、一体どんな表情で私を見るのでしょう。


私はもう、提督に会わせられる顔がありません。


恐る恐る、下を向きながら扉を開けました。


「そこは冷えるだろ? 飲みなさい」


マグカップにとても暖かそうなホットミルク。


目線を上げていくと、提督がとても優しそうに私に微笑んでいました。


「え、えと……いただきます……!」


それでも私は恥ずかしさを隠しきれず、マグカップを手にとると、再び提督に背を向けました。


口に含むと、丁度良い暑さのミルクが喉を潤し、体の中に入っていくと芯から温まるようでした。


感情的だった心が、少し落ち着いてきました。


同時に気付く股間の湿り気。


そ、そういえばインナーを脱がないまま私、達して……!


「……一応、ティッシュペーパーを用意しているが」


もう一度、扉を閉めて引きこもるところでした。




「落ちついたか、古鷹?」


私は何も言わずに首だけを縦に振りました。


いくら落ちついたと言っても、自分の行為を見られたことには変わりなく、相変わらず提督に顔向けができ


ません。


ついさっき、このソファーの上で私は……。


「隣、座るぞ」


「え? あ、あの……」


有無を言う前に私の隣に座る提督。


うう……どうしよう。


おどおどする私を余所に、提督は一つ咳払いをして口を開いた。


「古鷹、まずはこのことは絶対に他の艦娘には言わない。それは約束しておくからな?」


そ、そりゃあ他の子には見られたくないですけど……


一番の問題は、一番見られたくない人に見られてしまったことです。提督に。


「その、何と言うかだな……古鷹。仕方ないことだとは思うぞ?」


「……仕方ないこと?」


「誰しもそういうことをするのは当然ということだ。お前も、私もそうだ。きっと他の人間も艦娘も、そう


いうことを経験しているはずだ」


それまで、私はこの行為が自分だけにある悪い癖なんじゃないかと思っていました。


「……提督も?」


「ま、まあな」


「青葉や、加古も……?」


「んー今はどうかはわからないが、いつかきっと古鷹と同じ経験をすると思う」


「……そういう、ものなんですか?」


「ああ。みんな平然とした顔をして生きているけど、誰しも興味が無いわけじゃない。それは生命の性って


ものさ。だから、気にするな!」


提督の言おうとしていることはわかりました。


生きている者は、誰もが同じことを経験している、ということです。


でも……違うんです


「私は……提督に、見られたんですよ……一番、よりによって、提督に……」


「よりによってって、なんだよ。私は口が堅いから心配するなって」


だから、そうじゃなくって……!


「違うんです! 一番好きな提督に見られたことが問題なんです!!」


そんなこともわからないんですか! 提督のバカ!


「一番……好きな?」


あ。ああ。ああああああああああああああああ!!!!


色々な意味で大破したような感覚が私を襲うのでした。




「な、泣くなよ。古鷹……」


「ぇぐ。ひぐっ……」


淫らなところを見られた直後に、提督にあらぬことを口走って。


本当に、最悪です。自爆して轟沈したい気分でした。


「あーもう、しょうがないなぁ……」


提督、ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさ……。


懺悔し続けていると、突然温もりに包まれるのを感じました。


「えっ……」


気が付くと、私は提督に抱き寄せられていました。


「ありがとうな、古鷹。嬉しいぞ」


顔を上げなさい、という囁きと共に提督の顔を見上げます。


いつもと変わらぬ提督の優しくて、全てを受け入れてくれる笑顔。


私の目から、それまで流してたものと全く違う涙が流れ出しました。


今、言うしかない。今なら言える、ハッキリと。


「提督、好きです」


提督の頬に手をのばし、その澄んだ瞳に、語りかけました。


「提督、あなたのことを心から、お慕い申しております」


遂に、言ってしまいました。もうどうなってもいいです。思いを、伝えたかった。


すると提督は、私の手を握り締めました。そして……。


「私もだ。お前のことが好きだ」


ああ、ああ……。


心の底から、幸福を感じました。


提督は私の頬を挟み、目を閉じました。


それが何であるかを悟った私もまた、目を閉じました。


提督の吐息を感じます。そのまま私たちはそっと……。




「提督ゥー、青葉です! 失礼しまーす!」


ドタンバタン、ガラガラガシャン! ドドドドドズバババッ!!


「ど、どうしたんだ青葉?」


「いや、それこっちのセリフです。どうしたんですか提督。あと古鷹?」


「あ……あ……あーおーばぁぁぁぁ!!!!」


壁ドンッ!!


「ふ、古鷹!? どうしたんです!!」


「ど、どうもしていないわよ! うん、決してしてない! いい!? してないからね!! 言ったら解体する


わよ!?」


「か、解体ィ!? こ、怖いです! 野獣のような眼光ですよ古鷹!! お、お、落ちついて下さい! 夜の報


告に来ただけですから!」


ああ……本当にもう、青葉ったら!!



ファーストキス



程なくして、青葉は報告を終えて部屋を後にしました。


「……水を差されてしまったな」


「あ、青葉は悪気があって来たわけじゃないと思います……。私たちがキスを……」


自分で言って、自分で恥ずかしくなってしまいました。


私、提督とキ、キ、キ……あうう……。


「ふ、古鷹!」


「ひゃ、ひゃい!?」


感じたことのない顔の火照りが止まらず、不思議な声を出してしまいました。


「その……ありがとうな」


「……えっ?」


「私のことをそこまで想っていてくれたなんて。それがすごく嬉しくてさ」


「提督……」


そんな……そんなことを言ったら、私だって。


「わ、私もです! 提督が……私のことを好きだと言ってくれて、私の想いを受け入れてくれて……」


そう、本当に、本当に嬉しかったのです。


あんな姿を見られて、もし提督が、私のことを嫌いになっていたしたら……。


「だから、提督……私……!」


私は提督に抱きつきました。


提督は私の背中に手を回してくれました。その優しい温もりが、夢見心地でした。


やがて再び頬に手を当てます。見上げれば、そこに提督の顔がありました。


目を閉じ、そして……。


「んっ……」


唇に温もりを感じました。


私は生まれて初めての、ファーストキスを、一番お慕いする提督とすることができました。


それだけで、私はまた喜びの涙を流さずにはいられませんでした。


ほんの数秒のことなのに、とてもとても、長く感じます。


そして提督の唇が離れると、私たちはしばらく見つめ合いました。


もう少し、この余韻に浸っていたいのです。もう少し、もう少し……。



ぐぅ~。ぐぅ~。


力の抜けた音、それは私のお腹、そして提督のお腹からでした。


「……ご、ごめんなさい提督」


「い、いや……そういえば夕餉はまだだったよな」


こればかりはどうしようもありませんよね。




「提督……紅茶のおかわりはいりますか?」


「いや、もう終わるから大丈夫だ。ありがとうな」


夕食を食べ終わり、提督は残りの書類をまとめました。


あんなことがあっても、提てきぱきと仕事をまとめてしまいました。。


そういう切り替えの早さというのも、提督の鑑なのでしょうね。


でも私は……。


「古鷹、今日はありがとうな。嬉しかったよ」


「は、はい……」


提督はいつもと変わらぬ微笑みを私に見せると、部屋を出て行こうとしました。


私も切り替えて笑顔で見送るべきなのでしょうか。それとも……。


いいの、古鷹? あの特別な気持ちを、もう忘れちゃうの?


忘れたくない。そばにいたい。失いたくない。


「……ふ、古鷹?」


提督の背中に、私は身を寄せました。


「提督……今は……今夜だけは……あなたのそばにいてもいいですか?」


「えっ?」


「このまま帰ってしまうと、提督への想いを忘れてしまいそうで……」


「何を言うんだ!」


提督は私の両肩を掴み、しっかりと私の顔と向き合いました。


「古鷹、お前が好きだ。その気持ちは、絶対に変わらないぞ!」


面と向かってはっきりと言葉にしてくれて、顔を赤くせずにはいられません。


「……はい。すごく、すごく嬉しいです」


でもだから。だからこそなのです。


「だから、嬉しい気持ちのまま……今宵は提督と共に分かち合いたいのです」


「古鷹……」


その私の気持ちを摘み取ってくれたのか、私ともう一度口付けを交わすのでした。



繋がり合う愛


「す、すみません。押しかけてしまって」


「おいおい、さっきの積極性はどこへ行ったんだ?」


さすがの私も、先ほどは夢中でしたから……。


でも……まさか提督の寝室にお邪魔させて頂けるなんて。少し、緊張します。


「ここが提督の寝室……」


シャワー室と一緒で、ここも庶民的な雰囲気でした。それでも私たち艦娘の部屋よりは幾分か豪華です。


「入りなさい古鷹」


入口の方に立つ私を、奥へと招き入れました。


そして、提督は私をそっと後ろから抱きました。


「ようこそ」


「お邪魔……致します」


普段からずっとお世話になっている提督。でも今は、いつもの提督と違うようでした。


違うのは……そう、距離感。今はすぐそこに提督を感じます


「あっ……ん」


もう、キスをすることに抵抗を感じません。もっと提督と、繋がっていたいと思いました。


「ひゃっ……!」


と、そのまま提督は、私の上着に手をかけました。


「ああ、すまん。まだ緊張してるのか」


「は、はい……あ、あの。何と言いますか……私」


これから起こるであろうことに、私は体を強張らせずにはいられません。


「そ、そういうことを……私、どうやってするのか知らないんです。本とかでしか断片的な知識が無いので


……」


「そうか、そういう本は読んでるんだな」


「えっ? あっ……」


見透かされてしまいました……。もう顔も耳も熱くてたまりません。


「心配するな。私がちゃんとリードしてあげるから。全部私に任せてくれ」


「……はい。それじゃあ、お任せします」


私はそう言うと、全身の力を抜いて提督に身を委ねました。




提督は、改めて私の上着、セーラー服を丁寧に脱がせ始めた。


次にスカート。さすがに鼓動の高ぶりを感じずにはいられません。


「美しいな、古鷹」


提督はインナーだけになった私をまじまじと見つめました。やっぱり恥ずかしいです。


「うう……私、愛宕さんや蒼龍さんのように発育は良くないですよ?」


「んー、私はこれぐらいの方が好きかな……」


「……きゃ!」


提督は、私の大きくもない胸に触れました。


「んっ、あっ……提督……」


提督の手が私の乳頭を撫でるにつれて、私は体がビクビクと震わせずにはいられなくなります。


「まだ緊張してるな。大丈夫、力を抜くんだ」


「はい……んぅ」


提督が私を宥めるようにキスをしました。


そのまま提督は私をベッドに寝かせます。提督は私と体を重ねてきました。


「んっ、ふっ……」


提督の口から舌が出てくるのを感じると、私も不器用に口を開けました。


「ふっ、んんっ、んくっ……」


提督が舌を絡ませてくると、私もそれに合わせて提督の舌を絡ませます。


慣れない感覚に私は少し溺れそうな感覚になり、手をバタバタさせました。


そんな私の手をしっかりと、提督は握ることで、私を宥めてくれました。


「んっ……ぷはっ、はぁ……」


やや息苦しくなってくる頃に、提督は唇を離しました。


最初のキスのときと比較にならないほど、長くて情熱的なキスでした。


「ふ……あっ、はぁぅ……」


ほとんど間髪入れずに今度は頬、首へとキスをし始めました。


どんどんと体温が上がっていくのを感じます。


ああ、なんだかもう、解放感といいますが、不思議な感覚に包まれます……。


「古鷹、インナーを脱がしても大丈夫か?」


「へ!? あっ、いや、その……」


「まあ、脱ぎたくなったらいつでも言ってくれ」


そう言うと提督は、インナーの上から、私の胸に、キスをし始めました。


ゾクッとしたけれど、それも一瞬のこと。


今の私はもう、体の火照りで何もかもを受け入れてしまいまいます。




「くぅ……んんっ……」


まだそれほど時間は経ってないはずなのに、私にはとても長く長く、感じられました。


提督は全身を駆使して、私の顔を、五体、四肢を愛撫してくれます。


「あっ、ふゃん……ひゃ……んっ」


頬、鼻、額ときたらまた唇。首、胸、へそ、また唇と、提督の啄ばむようなキス。


両手は胸を何度も揉んでは、ときどきお腹や太ももを優しく撫でます。


取り分けおへそは何度も撫でたりキスをしたりされてる気がします。提督はここがお好きなのでしょうか…


…?


「ん……ふぐ、ううぐっ……うっ……」


でも段々と、私はそれが焦らされているのだとわかりました。


一か所、どうしても……アソコが……。


「あ、あの……提督」


「ん、そろそろかな?」


どうやら提督もわかってやっていたようです。意地悪です……。


「じゃあ……触るからな」


そして提督はついに、私の秘部へと手をやりました。


「んんっ……!」


初めて、秘部を触られる感覚ッ……! 電流が流れるようです。


「随分と濡れているな……ずっと我慢してたんだな」


提督はインナー越しにゆっくりと、割れ目を撫で始めました。




「はぁ……うっ、んっ」


普段は自分自身で弄る胸と膣口が、初めて他者によって弄られています。


提督の腕が動くにつれて、私は喘ぎ声を上げ続けました。、


「あぅ、ふぅん……ぅ……」


でも、提督の手つきはとても優しくて、気持良いのです。


私の体を壊さないように、慈しむように、優しくゆっくりと。


「提督……あん、はぁ……ぅく……」


妄想でしかできなかった行為が今まさに、実践できている。


私は自然と涙を流さずにはいられません。


「大丈夫か古鷹……痛かったら言ってくれよ?」


「ぃ、え……すごく、すごく優しいです、んっ…提督ぅ」


もはや、何も恥じることはありません。


ただただ、提督の意のままに私を……支配してほしい……。


「提督……中も……弄って下さい」


「え? じゃあインナー脱がないと」


「い、いいんです……破ってくれれば……大丈夫ッ……いつも戦闘で破れてますから……あっ」


インナーを脱ぐ間すら待てない。ずっとこうして提督に触られていたいんです。


提督は無言のまま、私のインナーをゆっくりと破り始めました。


露出した、私の膣口。


そして遂に、直に私の割れ目に、提督の手が……。


「はっ、あっ、ぁぐぅ!」


予想を越える快感ッ……! 体が宙に浮いて、昇天してしまいそうです。


「ふ、古鷹、すごい顔してるぞ?」


そんな冷静さなんて保てるわけがありません。


もう、どうなってもいい。滅茶苦茶に、弄って欲しい。


「提督……そのままで……私を……ぉ!」


今の私は、もう壊れてしまってもいい……。




「ふぁん……くぁっ、ふぅぐ! んんぅ……!」


自分でも何を言っているのかわからないほどに、いろんな声を上げてしまいます。


「あ、ひゃあ……んっ」


提督の手つきは私に性の感覚を一気に開放させてしまうような魔力がありました。


「ぅう……はぁん……あぁうぅん……」


少しずつ動きが激しくなっていく提督の指の動きは、しかし強引なわけでもなく、優しさを感じました。


「て、いとく……そこ……を……」


既に陰核が姿を見せていましたが、提督はやはり焦らして、まだ触れていませんか。


提督は首を縦に振ると、そっとそこに触れました。


「ぃああっ!! あぁ……ふぅっ! ん……!」


やはり一番に感じるところなだけに、快感もそれまでにないものでした。


それにも、同じような提督は変わらぬ優しさで弄ってくれました。


「ああ……んぁう……ふっ、ふっ……ふぁ……ぁあ!」


本当に、癖になりそうな快楽感です。


羞恥心も、自尊心も、何もかも捨てている今の私は、まさに桃源郷を見ているようでした。


「てぃ、とくぅ……」


私はそうしている最中にも、何度も提督のキスを求めていました。




「ぅぐ……んく、ふっ……」


達したい。そう思うようになったのは3回の絶頂直前で焦らされた後でした。


提督はとても優しく弄るけど、肝心なところを焦らしてくる意地悪さがありました。


それだけに、次のステップに進んだ時の快感が、とてつもなく癖になってしまうのです。


だから……だから達したい。


「提督……私、もう……!」


「……ああ。わかった」


多様な方法で私を撫でてくれた提督は、私の正面に向きました。


わかっていたけど、遂にその時が来るとなると、今の私でも身構えずにはいられませんでした。


ぎゅっとシーツを握り、その瞬間を待ちました。


「痛いのは、一瞬だけだ。力を抜いて、自然にしてくれ」


「は……は、い……」


一度だけ軽くキスをして、私を宥めてくれました。


すると提督は、自らの男性器を出しました。


性と欲望の象徴。それを美しいと思う時が、お互いを分かり合っている時だと言います。


そして、私の割れ目に……。


ああ、もう後戻りなんてできない。でも、これは私が望んだこと。


そう……何も怖がることなんてない。



「あっ……あっ……ぁあああ!!」


遂に、私と提督は繋がりました。


「はぁ……ぅくっ……」


提督の言うとおり、痛いのは一瞬だけで、最初は実感がありませんでした。


でも確かに今、私と提督は繋がっています。


とても、とっても嬉しい……。


「提督……愛してます」


それが、それしか今思い浮かぶことはありませんでした。


「私もお前を愛してるぞ……古鷹」


ああ、もう提督。古鷹は本当に幸せです。


「……動かすぞ、古鷹」


「お願い……します……!」


提督はゆっくりと腰を動かし始めました。


その度に、私はこれまで感じたことのない高揚感で身も心も満たされていくようです。


「古鷹、古鷹……!」


「提督、提督ぅ……!」


お互いの名前を、呼び合わずには、いられない……! 愛を感じたい!


「古鷹!」


「提督!」


「古鷹!」


「提督!」


好きです、提督! 好きです、本当に、好きです……ぅ!!


「古鷹……ぁ!」


「提督ぅ……ん!!」


来る……! イクッ……!!


「あっ……あっ……ああああぁぁぁ!!!!」



――私たちの想いが、一つになった瞬間でした。



事後とベッドの中で



達してから、私はしばらくベッドから動けませんでした。


普段達した時に感じていた虚無感だけではありません。


体から沸々と湧きあがる感情。言葉にするのは難しいですが、あえて言うなら、幸福感でしょうか。


その間に提督は私の汗と、あと諸々……を、拭き取ってくれました。


それからシャワーを浴びて、ようやく私自身の性欲も治まってきました。


正直、さっきはものすごいことになっていたと、恥ずかしくて仕方ありません。


「ごめんな古鷹、インナー破ってしまって」


「いいんですよ。艤装と違って、すぐに直りますから」


まあ今回は、下半身だけピンポイントに破れてるので……。他も数か所破って誤魔化さないと。


「それにしても、本当にインナーが似合ってるな」


「提督……こういうインナーがお好きなんですか?」


「私がオーダーしたぐらいだからな」


ああ、そうだったんだ。提督の好みのインナーならそれで……って、え?


「……提督がこのインナーにするって注文したんですか?」


「まあな」


提督……提督ぅぅ!!


「もう、もう! このインナーのせいで、私トイレも自慰も大変なんですよ! せめてセパレートにして下


さい!」


「いたたたた! 痛い!! 私はお前のことを考えてだな!!」


「ふんだ! 明日にはすぐに開発の人に言いつけてきます!」


つーんだ。提督は優しいけど、時々意地悪です。ぷん。


「やれやれ……。さあ、もう夜も更けたし、そろそろ寝よう」


「……え、一緒に、寝るんですか!?」


「そのために私の寝室に来たんだろう? さっきまでの勢いはどうしたんだ」


さ、さっきは……自分でも本当に頭がどうかしているようでした。


私、一体なんて考えていたんだっけ? もう、桃源郷とかそんなことを……。


「自分から中を弄って下さい、とか。今だって自分から自慰って……」


「ひーん! や、やめて下さい~!」


提督は、逆に今の方が性欲が高まってる気がします。


「ははは。可愛いぞ、古鷹」


突然私を抱きしめ耳元で囁く。その瞬間に私はまた頭がどうにかなりそうです。


「さあ、一緒に……」


「……はい」


流れるままに、提督のベッドの中へとエスコートされました。




ベッドには入ったものの、やっぱりどうにも寝付けません。


提督ともやや距離があります・


「寝れないのか?」


「は、はい……」


「それじゃあ……」


すると提督が、私の方へと寄ってきました。


「んっ……て、提督……?」


更に提督が私の秘部へと手をのばしていました。


「一回済ませた方が、体が楽になって寝やすくなると思うぞ」


「だ、駄目ですよ……んっ、ベッド、汚しちゃいますよ……」


「寝る前に最後に1回ぐらい、お前もしたいんじゃないのか?」


「はぅ……」


優しく秘部と乳頭を弄る提督。さっきと同じの心地良い感覚は、やっぱり癖になりそうです。


「古鷹は、週に何回ぐらいしてるんだ?」


「んっ……あっ……言わなきゃ……駄目ですか?」


「先に私が言うと……2日に1回ペースだが?」


うう、それじゃあ私も言わないわけにはいかないじゃないですか……。


「……週に……7回……ですぅ」


いくら性欲が高まってきていても、こればかりは思わず顔を覆ってしまいました。


「ん、そっか。その歳はそんなもんだよな」


対して提督は、ごく自然に反応してくれました。これは提督の優しさなのでしょうか……?


「私はな、お前のそういうありのままの姿を見れて、良かったと思ってるぞ」


「……ふぇっ……そう、なんです……か?」


「やっぱり古鷹は何事も生真面目で、優しくて、みんなの模範ってイメージだったからな。私もそれでどこ


か一線を越え難い距離感を感じてはいたんだ」


「そう、だったんですか……?」


私はそれでもアピールは、していたんですけれど……。


「でも今日、お前のそういう一面が見れたおかげで、私も安心して抱くことができたよ」


「……なんか、複雑ですね……」


「勿論、その姿を見て少し興奮したけどな」


「も、もうっ……提督のバカッ……!」


私が軽く提督に反抗しようとすると、提督はより強く私の膣を弄りました。


その途端に私は力を失ってしまいました。




それからは提督の愛撫を静かに受けることになりました。


「あっ……はぁ……んんっ」


ゆっくり優しく、割れ目と乳頭を弄られます。


ここでも提督は、やっぱり焦らしてきました。


きっと私ならすぐに達するでしょうが、提督は何度もキタと思ったら焦らすことを繰り返すのです。


「提督ぅ……も、もう……お願いします……」


「ああ、わかった……」


私が要求すれば、提督はすぐに私の陰核を弄り始めるのでした。


「ひゃんあっ……くぅう……んっ……!」


優しいけど意地悪、それが提督の手なのです。


「てぃとく……あっ、んっ……提督ぅ!!」


手を握り合いながら……達しました。


思えば今日だけで何度達したことでしょうか。


とろりと溢れる愛液を、提督は既に準備していたティッシュで拭き取ってくれました。


「ありがとうございます……提督……」


「いやいや、どういたしまして」



提督の言うとおり、一度済ませるとすごくリラックスできました。


自然に提督に寄り添えています。


「……あの、提督?」


「ん、何だ?」


「……艦娘が人間の寵愛を受けるのは、珍しいことなのでしょうか?」


「んーそうだなぁ。確かに人間と艦娘という枠組みがある以上は普通ではない。でも、私の知人には艦娘と


結婚して、子供を連れている奴もいるぞ」


「そ、そんなところまで……」


正直、そこが一つの悩みの種ではあったのですが、私たちが初めてというわけではないのですね。


「それは遠回しなプロポーズか?」


「え? なっ、そ、それは……!」


「あはは、まあ気にするなって。古鷹……」


頭を抱える私を、そっと抱き寄せました。電気の消えた部屋でも目の前に映る提督の顔がハッキリと見えま


す。


「そのときが来たら、ちゃんと私の方から言わせてくれ。だからそれまで待っててくれ。そこは、私の意地


だ」


提督の、意地。


「……はい。お待ち申しております」


「ありがとう。愛してるぞ、古鷹」


「はい、私もです……」


そうして私は提督と約束の口付けを交わしました。



それから


あれから何事も無かったかのように、私は秘書艦としてお仕事をしています。


提督もいつも通りの笑顔を私たちに向けてくれます。


でも最近、提督と暇を見つけては食事や外出に出る機会が増えました。


時々、口付けをしたりも……おっと。と、とにかく!


あのとき私がしっかりと告白したおかげで、私たちの距離感はとても近くなったように感じます。


そして……。




「あっ……ん、んっ……」


あの夜のことを思い出して、私は相変わらずこんなことをしてしまっています。


しかもインナーがセパレートになったおかげで、気軽にできるようになりました。


って、だから気軽にやっちゃいけないって私! う、うん。お手洗いがとても楽になりました。はい。


「んっ……はぁ……ふぅ……」


ああ、提督。私はあの優しい提督の手つきが忘れられないでいます。


「あっ、ああ……んくっ! ……ふぅ」


提督に思いを馳せて、何度達したでしょうか。


こうして自ら慰めると、後には虚無感が残ります。


でも提督と共に達したときは、それに勝る幸福感がありました。


「……提督……」



また再び提督のご寵愛を受けたい、淫らな私がいるのです。


そんなありのままの私を、あの人はありのままに受け入れてくれた。


提督……心からあなたをお慕い申しております。


だからお願いします、こんな淫らにさせてしまった責任を、一緒に取ってくれませんか?


あなたと共に……。


fin...


後書き

いかがでしたでしょうか?
初めてのSSがこんな18禁作品で申し訳ありません。というのか倫理的にいいのかよこれ……。
不快に思われたり、問題があるようでしたら自ら適切な対処を採らせて頂きます。

古鷹の欲望どころか私の中での欲望を解き放って書き殴りました。
本当はこういうのを漫画にできるといいのですが、生憎そんな画力は持ち合わせておりませんので……。
またこうした欲望を解き放ちたいときが来て、倫理的に大丈夫ならまた書き殴りたいと思ってます。

ちなみに大きな加筆点としては
・3度目の古鷹の自慰が、提督のハンカチがきっかけとなった
・ファーストキス後の青葉介入だったのが、青葉の介入後にファーストキスの流れになる
・提督とのディープキス描写
・本番シーンの古鷹心理描写を大きく追加
・ベッドインからのプレイ追加

また、元スレで後日談が見たいという要望も頂いたので、検討中ですので!

それではまたどこかで。ノシ


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2: SS好きの名無しさん 2015-07-22 14:51:23 ID: fNR8GD5m

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