2018-04-15 19:30:36 更新

概要

力の大会を終えた悟空とベジータが、超とGTの関係についてぐだぐだお喋りするSS


前書き

本作は、超とGTのどちらが優れどちらが劣るという旨を主張する物ではありません。
あくまで現状の設定を整理し、差異を比較しようというだけの物です。

コミックス版「ドラゴンボール超」の単行本未収録箇所に関しての言及があります。
ネタバレを嫌う場合はお戻り頂くことをお勧めします。

エピローグは体面上の「SSとしての〆」といった物であり、GTの話は致しません。
切り上げて頂いても問題ないと思います。

またGTへの言及については記憶が古いため、誤っている物があるかもしれません。
そういった物はご指摘頂ければ、文章の改訂も検討いたします。


悟空 「一昔めぇまでは、この後『ウーブとあって修行して、五年くれぇ経った頃にちっこくされちまった』、っちゅー未来だったんだよな」


ベジータ 「GTだな」


悟空 「けんど最近になって、その未来に繋がらねぇんじゃねぇかって話になってきて」


ベジータ 「超の影響…いや、劇場版の『神と神』の時点で既に言われてはいたか」


悟空 「ピラフたちが若く…っちゅうかガキっちょの姿になっちまってっからだったよな」


ベジータ 「そもそもメインの超サイヤ人ゴッドの存在でパワーバランスが崩れるというのもあるが、目に見えて分かりやすいのはやはりそれだろう」


ベジータ 「ピラフたちに関しては、超で貴様の力を知っているのがGTでは知らないという点もあるから、歳をとらせれば済む物でもないな」


悟空 「神と神にしろ超にしろ、ビルス様が初めて地球に来たんが、ブウを倒してから四年経った頃だったな」


ベジータ 「ウーブと初めて対面する天下一武道会がブウ撃破から十年後、ビルスが来てから六年後ということになる」


悟空 「ほんでその後、オラとおめぇがビルス様んとこで修行さしてもらったんだよな」


ベジータ 「『復活の「F」』か」


悟空 「フリーザが生き返っちまって」


ベジータ 「しかも全身金色の悪趣味な変身を修得していやがった」


悟空 「こん時もGTと噛み合わなくなったんだよな」


ベジータ 「まず第一に地獄の描写から噛み合わん」


悟空 「GTどころか、アニメのZとも違ぇんだよな」


ベジータ 「原作では地獄の描写が存在しないからここに関しちゃ矛盾はしていないが、アニメではブウとの戦いをフリーザやセルが観戦していた」


悟空 「最近じゃ天国みてぇな地獄で一人っきりでミノムシみてぇにされてっぞ」


悟空 「ん?『ここに関しちゃ』ってのはなんだ?」


ベジータ 「原作で『地獄で魂は洗われ新たな命に生まれ変わる』と明言されている」


悟空 「フリーザは全然洗われてねぇみてぇだけんど」


ベジータ 「だからそれが原作との矛盾だと言うんだ」


悟空 「ん?でも最近のフリーザとかのことは原作者が考えてんだよな?」


ベジータ 「忘れているんだろうな」


ベジータ 「原作のナメック星編では、『ドラゴンボールで生き返れるのは死後一年まで』と断言された直後に界王から『生き返るのを一年我慢してくれ』と打診されたヤムチャが『たかだか一年』と快諾している」


ベジータ 「貴様がセルの上半身を吹き飛ばして再生された後、『頭の核が傷付けば再生できない』と明かされたこともあった」


ベジータ 「ドラゴンボールにおいて矛盾は珍しい話でもあるまい」


悟空 「結構適当なんだな~」


ベジータ 「流石に原作の中ですでに矛盾する物はアレだが、地獄で魂を洗われる件は忘れても仕方のないことだろう」


悟空 「原作終わってから20年以上経ってんだもんな」


悟空 「んで話ぃ戻すけんど、フリーザが生き返ぇってきて」


ベジータ 「全身金色悪趣味野郎になり」


悟空 「だけんどオラやおめぇと同じくれぇ強くなってて」


ベジータ 「認めたくないが、当時のフリーザはスタミナが切れるまでは俺たちよりも強かった」


悟空 「けんどそのスタミナが持たねぇから、オラたちと戦っても倒しきる前に戻っちまうっちゅう感じだったよな」


ベジータ 「GTでは、地獄でフリーザとセルがつるんで貴様に襲いかかっていたな」


悟空 「正直よ、今のフリーザから見りゃあセルなんかいてもいなくても一緒だよな」


ベジータ 「そこもGTの矛盾点として指摘されている」


悟空 「ゴッドと一緒でぱわーばらんす?っちゅうんが崩れちまったんだな」


ベジータ 「というか、そもそも何故ゴッドやゴールデンに変身しないのか、だ」


悟空 「オラがちっこくなっちまって超サイヤ人3も全然持たねぇくれぇなんだし、ゴッドにはなれなかったんじゃねぇか?」


ベジータ 「貴様に関してはそれでも構わんが、フリーザは別だ」


ベジータ 「超の『宇宙サバイバル編』での描写になるが、生き返る前、地獄で貴様の目の前でゴールデンを見せていやがる」


ベジータ 「地獄ではなんらかの理由で変身出来ない、という可能性も否定された以上、GTで貴様を殺そうとするフリーザが変身しない理由がない」


ベジータ 「俺のブルーもそうだがな…」


悟空 「それを言うんだったらフリーザ生き返ったままアニメ終わっちまったぞ」


ベジータ 「それはこの先どうとでもなるだろう、映画も控えているしアニメが更に展開する可能性もある」


悟空 「んじゃ逆に、フリーザだけでもここからGTに繋げるにはどうしたらいんだ?」


ベジータ 「そもそも地獄が違いすぎることが決定的な気もするが…そうだな」


ベジータ 「まずはもう一度死なせること、これは大前提だ」


ベジータ 「最近のシリーズで『地球の地獄』という表現があったことを考えれば、『地球外の地獄』であればGTの描写になる、とこじつけることも出来るかも知れん」


悟空 「でも一緒に暴れてたセルは地球で死んでっぞ」


ベジータ 「だったらセルも生き返らせてから地球外で殺せばいい」


ベジータ 「大幅にパワーアップさせればフリーザとのパワーバランスに関しても解決するだろう」


悟空 「ゴールデンフリーザにならなかったのはどうする?」


ベジータ 「…神と神の時の貴様のように、『通常の状態で神の力を取り込んだ』、とでもすればいい」


悟空 「今その設定死んでっけどな」


ベジータ 「正直、俺は『超サイヤ人ゴッドのパワーを持ったサイヤ人の超サイヤ人』が初めて登場したときは、『もう金髪の超サイヤ人にはなれない』と解釈した」


悟空 「ノーマルの状態の力がゴッドに近くなって、そっから超サイヤ人になっと勝手にブルーになるモンだと思ったな」


ベジータ 「『あれだけのインパクトを持つ超サイヤ人を封印』なんてことが商業的に有り得るのか?という疑問はあったがな」


悟空 「バーゲンセールとか行ってグッズとか見てっと超サイヤ人だらけだもんな」


ベジータ 「…今のバーゲンセールはわざわざ言う必要あったか?」


悟空 「超サイヤ人のバーゲンセールみてぇだと思ってよ」


ベジータ 「…話を戻すが、1.どうにかこじつけて『ゴールデンの力を取り込んだ最終形態』を実現し」


ベジータ 「2.フリーザを地球外で殺し」


ベジータ 「3.パワーアップさせて生き返らせたセルを地球外で殺す」


ベジータ 「こうすればGTに繋げることも不可能ではないだろう」


悟空 「この段階でどうにかこじつけてってもう絶望的なんじゃねぇか?」


ベジータ 「本音を言えば諦めるべきだと思う」


悟空 「ま、フリーザに関しちゃとりあえずこれでいいとして」


ベジータ 「『破壊神シャンパ編』…対第六宇宙だな」


悟空 「界王神様たちが分離したんもこん時だっけ?」


ベジータ 「なんとかもう一度合体させないとな」


悟空 「けどよぅ、ブウ編で既に合体しても戦力外なんだぜ?今さら合体したとこで…ってなるよな」


ベジータ 「少なくとも戦力増強を見込んでの合体は無理だろうな」


ベジータ 「もっと言えば、超の描写を踏まえると、ヤツらを再び合体させるメリットが存在しない」


ベジータ 「本来はキビトの能力であった瞬間移動を、いつの間にか界王神が修得していた」


ベジータ 「その上、『弟子であれば復活パワーが使えるが、界王神に昇格すると使えなくなる』という設定が漫画版で明かされた」


ベジータ 「つまり、今もう一度キビトと界王神を合体させると、戦力にはならず、能力も変わらないどころか復活パワーの分落ちるとさえ言える」


悟空 「せめてゴテンクスが超サイヤ人3になれたみてぇに、合体して初めて使える能力とかがありゃあなぁ…」


ベジータ 「厳しいと言わざるを得んだろうな」


ベジータ 「超サイヤ人ブルー登場後にはじめて金髪の超サイヤ人に変身したのもこの時だ」


悟空 「そこはさっき話したし飛ばすか」


ベジータ 「敵は新キャラ、こちらも大きなパワーアップはなし」


悟空 「あとは全ちゃんが初めて出たくれぇか」


ベジータ 「次の『"未来"トランクス編』では激震が走った」


悟空 「ポタラのことだな」


ベジータ 「これまでは特例を除き一生合体したままだと考えられていたものが、一時間で強制解除」


悟空 「オラ見てて『えぇぇっ!?』って言っちまったもんなぁ、朝の九時に」


ベジータ 「貴様現地で戦って…まぁいい、フュージョンと比較すると、戦闘力に関してはどちらが上か作中で明言されていないから触れんが、ポーズを取る隙がなく、時間制限は倍…ほぼ上位互換と言っていいだろうな」


悟空 「老界王神のじっちゃんも『フュージョン以上』とは言ってたけんど、強さのことじゃねぇかもしんねぇしな」


悟空 「…ん?ほぼ?」


ベジータ 「フュージョンは解除後一時間経てば再融合出来るがポタラは不明だ」


ベジータ 「個人的には、作中で『合体を維持する力を使い果たしたか』と言われている以上、少なくとも同じポタラですぐに二回目、とは行かないんじゃないかと思っている」


悟空 「それもゴワス様の推測だけどな」


悟空 「フュージョンして30分→解除後ポタラで一時間→解除後フュージョンって無敵なんじゃねぇか?」


ベジータ 「そう都合よく行けばな…なにか制限が設けられそうな気もするが」


ベジータ 「ともかくポタラが一時間で解除されるなら、当然疑問は生まれる」


悟ベジ 「「GTでも使えよ」」


ベジータ 「ひょっとしたら未来の俺は、隙だらけのみっともないポーズで30分とイヤリングで一瞬だが一時間を天秤にかけたら、フュージョンを取るのかもしれん」


悟空 「オラの予感(著者の記憶)が間違ってなきゃ、天秤どころか誰もポタラに触れねぇと思うぞ」


ベジータ 「俺も貴様も、界王神のヤツでさえ提案すらしないのは流石に不自然だろう」


悟空 「まぁ超でも同じこと思ったぞ、『ジレンに使えよ』って」


ベジータ 「今回は超の批評をするワケじゃないからあまり掘り下げんが、やはり不自然さは否めん」


悟空 「"未来"編もシャンパ様ん時と一緒で、敵は新キャラだしこっちも…強くなりはしたけんど、新しい変身とかはねぇ」


悟空 「GTでオラが魔封波使えると変になっちまうとこもたぶんなかった」


ベジータ 「GTでは未来のトランクスに触れていないからこちらもクリア」


悟空 「やっぱポタラ以外はオラたちの未来に影響は少ねぇな」


ベジータ 「そして短編を挟み、最終章の『宇宙サバイバル編』だ」


ベジータ 「宇宙サバイバル編は大きなイベントが多かった」


悟空 「フリーザが復活したのはもう話したな」


ベジータ 「フリーザ以外では、人造人間の躍進に触れないワケにはいかんだろうな」


悟空 「お互ぇ本気じゃなかったけんど、ブルーのオラとまともに打ちあえたのは驚ぇたぞ」


ベジータ 「それどころか大会中も要所要所で活躍を見せ、ついにはMVPをかっさらっていった」


悟空 「『意外性を秘めたヤツが生き残る』っちゅうんは17号のことだったんかな」


ベジータ 「俺は大会前、17号に声をかけた時点での第七宇宙の序列は、


貴様≧俺>悟飯>ブウ>ピッコロ≧17号>18号>天津飯>クリリン>じいさん


くらいだと考えていた」


悟空 「あん時はまだフリーザ誘ってなかったかんな」


ベジータ 「大会終わりの今、


貴様(身勝手)>俺(ブルー進化)>貴様(ブルー界王拳)=フリーザ=17号>俺(ブルー)≧貴様(ブルー)>悟飯…


くらいではないかと考えている」


悟空 「ただの地球人が改造されてコレだかんな~…ドクターゲロっちゅうんはとんでもねぇヤツだったんだな」


悟空 「ちゅうかおめぇ、なんべん貴様っちゅうんだ」


ベジータ 「仕方あるまい、これらは同じ序列で考えることは出来ん」


ベジータ 「ともかく17号はGTで『超17号』として立ちはだかったボスキャラだ」


悟空 「超17号より超の17号のほうが強そう、なんて意見もちょくちょく見たぞ」


ベジータ 「単純な戦闘力…いや、気のない人造人間に戦闘力という表現は相応しくないな」


ベジータ 「ややこしいがここはドラゴンボール的な戦闘力とは別に戦闘能力と呼ぶことにする」


ベジータ 「17号に関しては戦闘能力もそうだが、心理に置いても矛盾が見られる」


悟空 「どーいうこった?」


ベジータ 「GTにおいて18号は、『17号は爆弾がないことを知らないから誘爆を恐れ加減した』と推測していた」


悟空 「推測だろ?オラだって否定して『姉だから加減した』って言ってっぞ」


ベジータ 「その推測がそもそもおかしいという話だ」


悟空 「なんで?」


ベジータ 「超の18号は、『17号と電話をしたが、どこにいるかは聞かなかった』と話していたな」


悟空 「あぁ、そんでデンデを頼った」


ベジータ 「『自分たちの体内の爆弾がなくなった』など、最優先で話すべきことじゃないか?」


悟空 「あー、言われてみりゃあ…でもアイツそんな話してなかったしなぁ」


ベジータ 「確かにアニメでは体内の爆弾について言及はなかった」


悟空 「クリリンに感謝してるみてぇなことは言ってたな」


ベジータ 「漫画版では、17号が自分で気付き、18号からクリリンが取り除いたと伝えられている」


ベジータ 「『17号は爆弾がないことを知っている』という事実を18号が知っているんだ」


悟空 「その18号が『17号が誘爆を恐れた』って推測するワケがねぇってことか」


ベジータ 「そういうことだ」


ベジータ 「確かにアニメ版と漫画版では描写の違いが多く、どちらが正史と考えるかは意見が別れるところだろう」


ベジータ 「だが、例えばアニメが正史と考える物が『漫画版ではこうだったがアニメ版では触れていなかった!だからアニメ版にそんなやり取りは存在しない!』と考えるのは間違いだと思っている」


ベジータ 「先に触れた『界王神の弟子と復活パワー』の話も漫画版のみだ」


悟空 「今回で言やぁ、『アニメ版で爆弾の話はしなかったけんど、画面に写らねぇ間にしてたかもしれねぇ』っちゅうことだな」


ベジータ 「そうでなくとも、話す機会があったのにそんな重大な話をしないはずがない、というのが俺の見解だがな」


ベジータ 「明確に矛盾するならともかく、そうでないなら基本的には共通する設定と考えるべきだろう」


悟空 「なるほどな~…17号以外はどうだ?」


ベジータ 「悟飯はこのシリーズで、いわゆる『アルティメット』を取り戻したな」


悟空 「フリーザが生き返ったとき、『たぶん超サイヤ人にはまだなれる』っつってたもんな」


ベジータ 「戦いを好まない性分は勝手だが、一度は失い特訓を経て取り戻した力をもう一度失う、なんて真似はしないでもらいたいモンだな、サイヤ人として」


ベジータ 「これは願望だがな…」


悟空 「GTじゃ超サイヤ人で戦ったんだっけか」


ベジータ 「アルティメットになれなかったのか、ならなかったのか…それは分からんが、敢えてならない意味を見出だせる状況ではなかったと思う」


悟空 「GTの話とはちょっと離れっけどよ、正直なとこ悟飯にはもうちょい頑張ってもらいたかったよな」


悟空 「アイツが目指した『まだ誰も見ていない究極の姿』っちゅうヤツのカケラくれぇは見せてもらいたかった」


悟空 「っちゅうか身勝手の極意って悟飯がやるべきだったんじゃねぇか?『究極』って響き的にも、超サイヤ人じゃねぇ変化っちゅう意味でもよ」


ベジータ 「言いたいことは分かるが、悟飯がいきなり身勝手なんて修得してみろ…ファンが騒ぐ」


悟空 「17号があんだけ強かったのに今更そんなん気にすっか?」


ベジータ 「…話を変えるか」


悟空 「おう、分かった」


ベジータ 「すでに軽く触れたが、やはり俺のブルー進化と貴様の身勝手の極意は無視できん」


ベジータ 「最終話では自力で身勝手を使えないと明言していたが、これを持ってGTに繋げるためだ、と考えるのは難しいだろう」


ベジータ 「仮に貴様が一生身勝手を使えなかったとして、ブルーやゴッドを無視することは出来ん上、ここまで挙げた他の問題には関係ない」


悟空 「おめぇのブルー進化っちゅうんは?最後変身しなかったじゃねぇか」


ベジータ 「あれは単なるブルーの貴様に合わせたんだ!上位の変身で圧倒しても意味がないからな!完全にコントロールしている!」


ベジータ 「はずだ、たぶん」ボソッ


悟空 「そっかぁ…オラも早く身勝手の極意、覚えねぇとな!」


ウイス 「でしたらいつまでも休憩してはいられませんねぇ」


エピローグ(以下GTの話ナシ)



悟空 「あり?もう時間経ったか?」


ウイス 「えぇ、ビルス様のお食事も終わり…」 チラッ


ビルス 「いつまで休んでるんだお前たち!破壊されたいのか!」


ウイス 「ほらあの通り」


悟空 「ビルス様~、何年も寝てたんだろ?なんだって急に一緒に修行する気になったんだ?」


ビルス 「フンッ…たった一度の偶然とはいえお前が完全な身勝手の極意にたどり着いたんだ、抜かれっぱなしでいるワケにはいかん」


ビルス 「それに…」 チラッ


ベジータ 「…?」


ビルス 「…なんでもいい、さっさと始めるぞ!」 クルッ ピューン


悟空 「あ、待ってくれよビルス様ー!」 ピューン


ベジータ 「なんなんだ…?」


ウイス 「ベジータさんが強くなるのも楽しみにしているんですよ」 ボソッ


ベジータ 「なに!?ビルスがだと!?」 ボソッ


ウイス 「力の大会中、悟空さんが完全な身勝手の極意を発動した時のビルス様の背中からは、悔しさ、嫉妬、焦り…の中にほんのわずか、歓喜が伺えました」


ウイス 「もちろん、生き残りがかかった戦いですから、わずかでも強くあってもらいたいのはあるでしょう」


ウイス 「ですがそれだけではありません…悟空さんが自分を越えたことを、心のどこかで喜んでいたんです」


ウイス 「そしてベジータさん、あなたにもです」


ベジータ 「俺にも?」


ウイス 「ベジータさんが超サイヤ人ブルーの壁を越えて進化した時…ビルス様は嬉しそうでしたよ」


ベジータ 「…」


ウイス 「悟空さんが身勝手の極意の片鱗を見せたことと同様、ベジータさんが違う方向性の進化を見せてくれたことが嬉しいんです」


ウイス 「おそらく、『願わくばベジータも自分を越えてゆかんことを…』とでもお考えなんじゃないですかね~」


ベジータ 「ビルスが…」


ビルス 「聞こえてるぞウイス!余計なこと言わずにさっさと来い!!ベジータもだ!!」


ウイス 「はぁ~い」


ベジータ 「わ、分かった!」 ピューン


ウイス (…聞こえていたのに何故あのタイミングまで止めなかったんでしょうかねぇ?…まったくビルス様も素直じゃないんですから) ピューン


ウイス 「お待~たせしました~!いただいた『てぃらみす』の分、みぃ~ちり、シゴいてさしあげますからね~ぇ!」


ウイス 「ぁ三~人とも、まとめてかかっていらっしゃ~ぁい!」



fin


後書き

長文をお読みいただきありがとうございました。
後日、GT側から見た設定の乖離の話も投稿してみたいと考えています。
よろしければそちらもお読みいただければ幸いです。


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