2018-09-09 22:40:43 更新

概要

※触手、陵辱表現があります、苦手な方は閲覧をお控えください。

囚われの身となり、触手服に寄生されてしまう翔鶴。
脱ぐことのできない触手服からの容赦ない責め。
陵辱に泣き叫びボロボロに擦り切れていく彼女を、触手服は嘲笑うように犯し続ける。


前書き

意外と艦これ×触手服がないため、いっそのこと自作してしまおうと書き上げました。

R-18ものは初めてなので拙い部分もありますが、夜のお供にお読みいただけると幸いです。

※誤字・脱字等ありましたらお知らせいただけると助かります。


グチュ…グチュ…

グチャッ…グチャッ…

グニッ…グニッ…



翔鶴「ぅう…あ、っん…」



はしたないあえぎ声が口から溢れる。

全身を包む甘い快感に、私は僅かに身をよじった。


私の体を包む服は、いつもの道着でもなければ寝間着でもない。

それはまるで蛞蝓のように体に張り付き、おぞましい感触で私を包み込んでいるのだ。

内側からはドロドロとした粘液がたくさん滲み出し、体はすっかり粘液漬け。

服が蠢く度、粘液が泡立てられていやらしい音が服の中から漏れ出していた。


体を覆い尽くす、肉と粘液で女の体を徹底的に責め上げる黒い肉の服。

服であるが故にどんなに身を捩っても快感から逃れられず、コレに寄生されている限りひたすら全身を犯される。

そういうおぞましい代物に私は囚われていた。






気づいたときには既に、首から下は粘液で艶々と光る黒い皮に覆われていた。


窮屈な服をむりやり着せられたみたいに私の体をきゅっと締め付け、体の形に合わせて全身を包んでくる。

ウェットスーツのように分厚く、しかし体の線は出るような服。

所々に服の継ぎ目のようなものがあり、細い触手がファスナーのように噛み合っているのが見えた。


人肌のように生暖かく、柔らかく伸縮性があり、ブヨブヨとした肉の重みが体を覆う。

分厚い肉は私の皮膚を押し返すように体を締め付け、内側は腸壁のように柔らかいが絨毛とイボイボがびっしりと生えていた。


しかも、この服は常に蠢いているのだ。

服そのものに血液の流れ、脈の拍動があり、それを肌に感じる。


この服は生きていた。

それを証明するかのように、胎児の臍の緒のように太い管がお腹に張り付き、この服へと養分や血液を供給している。

臍の緒は脈に合わせて拍動し、それは外から見てもわかる程度に収縮を繰り返していた。



それだけではない。

この服は人を快楽漬けにして狂わせ、粘着質に宿主をいたぶり続けるという、途方もなくいやらしい生物だった。


全身を覆いつくすように私の体に寄生し、

計算された粘液と肉の蠢きで延々と宿主を嬲り続ける。


膨らんでは縮み、私の体を締め付け、緩める。

そんな単純な動きを単調に繰り返す。

私はその収縮運動でさえ、焦れるような快感を感じていた。






グチュッ…ヌリュ…

グニュゥゥ…グチャッ…グニュゥゥ…グチャッ…


翔鶴「あっ……ん……」


服が収縮し、私の体をキュッと締め付けた。

泡立てるように粘液を巻き込み、グチュッといやらしい音を立てる。


すると内側のたくさんのイボイボと絨毛が、粘液を絡めながら全身を舐めあげるように愛撫してくるのだ。

内側の絨毛からは熱い粘液が分泌され、服の中は粘液で満たされて常にドロドロの状態だった。


粘液と重厚な肉の皮に全身をモミクチャにされ、強制的に与えられる快楽に喘ぎ声が搾り出される。

私は既に、意識を何度も飛ばされては再び犯されるのを繰り返していた。




私の囚われているこの空間も異質だった。

生物の体内のようなヌメり気のある赤い肉壁でできており、人一人立てるか立てないかくらいの窮屈な球体状の空間。

その狭い空間を、隆起した血管や蠢く触手、肉の服から伸びる臍の緒が埋め尽くしていた。



肉の繭、とでもいえばいいのだろうか。そんな場所に囚われている。

ほんのりと燐光のような明かりがこの空間を照らし、粘液の音や私自身が発する声以外に音はしない。

何度助けを呼んでも、誰も来はしなかった。






私は肉の繭に囚われ、この”蠢く服”の宿主にされていた。


最初見た時はそのあまりの気持ち悪さに悲鳴を上げた。

全身に鳥肌が立ち、我を忘れて暴れる。

しかしいくら暴れようが、泣き叫ぼうが意味はなかった。

むしろ、その抵抗を待っていたとばかりにこの服は私に牙を剥く。



泣き叫けぶ私を嘲笑うかのように、この生き物は私の”初めて”を奪っていったのだ。


目覚めた時、股間を覆う皮は開いており、私の股間は丸見えになっていた。


そこへこれ見よがしに差し出されたのは、服と同じ黒い皮の貞操帯。

硬質な黒い皮と重厚な肉で下腹部や股間を覆うような形で、骨盤周りにそって固定するためのベルトのような帯が付いていた。


その貞操帯の内側にはびっしりと真っ赤な絨毛が生え、クリトリスが当たる部分には蛭のような吸盤のついた細い触手、そして太い肉棒が反り立っている。


それを、汗と粘液、溢れ出した愛液に塗れた秘裂へ、ゆっくりと当てがってきたのである。

私は身を捩って必死に抵抗したが、触手が伸びてきて強引に穴を抉じ開け、そこに肉棒をグイグイと捩じ込まれる。


敏感になったクリトリスにも蛭型触手が吸い付き、蛇が獲物を丸呑みするようにクリトリスを呑み込んでしまった。

鮮血が迸り、私は痛みと恥辱から涙を流して悲鳴をあげる。


貞操帯は私の股間を包むと、下腹部から鼠径部、股間をギュッと圧迫し、骨盤周りを触手の帯が引き締めて完全に張り付いた。

あの時の苦痛と恥辱はいまでも頭に残っている。 


肉棒がうねりナカを捏ね回そうが、クリトリスが蛭型触手に咀嚼されようが、肉の貞操帯は未だに一切緩むことなく股間へ張りつき、私の下腹部や股間を締め付けていた。


耐えきれなくなって失禁した時に気づいたが、クリトリスをくわえ込んでいる蛭のような触手と同様のものが、尿道口へも吸い付いていた。

お小水は、この蛭のような「し尿管」にすべて吸入されてしまっていた。





この服は意地悪く粘着質に蠢いて、快感を

私の体に注ぎ込んでくる。

私に寄生したこの服は、休む間もなく私を責め続けていた。

もう何度となくイカされ、時間の感覚も曖昧だ。



翔鶴「ハァ……ハァ……もう……いやぁ……」



全身が悲鳴を上げ倦怠感が体を襲う。ぐったりと私は項垂れた。

涙はこの服に初めてを奪われたその時から、常に止まることなく流れ続けている。

何度も絶頂を繰り返しては気絶させられ、疲労だけが蓄積されていく。

快感によって神経だけは研ぎ澄まされ、眠ることもできなかった。



これは、気持ちいいなんて生易しいものじゃない。


『拷問』だ。


傷も負わず、痛みもない。

しかし、心も体もどんどんボロボロになっていく拷問なのだ。




この快楽から逃れたい。

この服を体から引き剥がしたくて仕方がない。

けれど、引き剥がそうにも手足は使えなかった。


私の手足は肉の壁に呑み込まれ、磔にされていた。

両手は肩先まで、両足は膝上まで、隆起した肉塊に呑み込まれ、引き動かしてもまるで抜ける気配がない。

すべてが肉でできている為に柔らかく、身を捩る程度には動けた。しかし、異常なほど伸縮性があって引き千切るのは困難だった。


肉でできた壁は体を包むように沈み込み、

壁から伸びた触手が拘束ベルトのように体へ絡みついて、更に脱出を困難にしていた。








ドピュッ………

ドクドクドク……


翔鶴「うぐっ……う、あぁ……」


もう何度目だろうか。

お腹の中へ生暖かい液体が勢いよく流し込まれていくのを感じる。

生かさず殺さずで私を捕らえておきたいのか、この生物は定期的に養分を与えてくる。

そのせいか、食事も水も暫く口にしていないにも関わらず、私は空腹に苦しむことも、渇きを覚えることもなかった。

しかし、捕らえた獲物に養分を与える方法すら、私を責めたてる手段の一つだった。


お尻の穴に潜り込んだ、直径20mmくらいの赤い芋虫のようなブヨブヨとした触手。

それが、私に養分を与える為に差し込まれた管だった。


この触手は常に肺のように収縮しており、膨らんだ時は倍くらいまで太くなる。

それが腸壁を介して膣を圧迫するためむず痒い快楽となった。


触手は養分を注ぐ時以外も直腸の中を巣穴とするかのようにグニュグニュと蠢き、出てくることはない。

しかも、この触手はどうやら私の排泄物を喰っているらしく、ここに囚われてから一度も排便をしていない。

常にお尻の中に潜み、拍動するブヨブヨの触手。

その不気味な感覚が薄気味悪く、私は未だに慣れなかった。





グチュッ…グチュッ…


翔鶴「ハァ……ハァ……」


焦らすように、服が粘液の音を響かせながら蠢く。

私はこの快楽から逃れようと、僅かに体を捩る。しかし、体に張り付いたこの服が離れることはない。


寧ろ、敏感になった私の体を余計にイボイボが擦りあげ、その刺激で体は大きくビクついてしまう。

絨毛やイボイボがくすぐるように背筋を撫であげ、舐め回すように首筋に這い回った。

乳首をチロチロと舐めあげられ、ジンジンと疼く。

お尻の穴の奥で芋虫型触手が蠢き、私をいじめるようにゆっくりとした抽送を繰り返す。

蛭型触手はクリトリスを吸い上げ、グニグニと咀嚼するようにしごいてきた。

秘部を埋め尽くすように捩じ込まれた熱い肉棒はゆっくりとうねり、甘い快感が下半身に走った。


翔鶴「あ……はぁ」


この触手の服が与える快感は、どんどん私を侵食してくる。


もう、諦めてしまおうか。

そうすれば少しは楽かもしれない。



何時間、何日経ったのかわからないくらい責められ続けてきた私の頭には、

時折そんな考えが浮かぶようになっていた。


何の疑問も持たず、ただ触手に弄ばれる現状を

受け入れる。

そんな考えが頭に浮かぶと、私はなけなしの理性でそれを抑え込んだ。

でないと、本当に戻ってこれなくなる。


グイッ…グイッ…

グチュッ…グチュッ…


触手の服は全身を丹念に撫で回す。

粘液を私の肌にすり込んでいるのだ。


この粘液は…恐らく媚薬の類いだ。

長い時間をかけて体に染み込んでくるにつれ、体や脳髄はゆっくりと媚薬に侵されていた。


翔鶴「うぅ……くっ……」


媚薬漬けにされ、体は常に熱い。脳髄が溶けてしまいそうなくらい。

気色悪い筈なのに、体は浅ましく快楽を求めるようになり、心臓は早鐘を打つ。


体の感度はどんどん上がって、最早全身が性感帯に変わっていた。

感じる筈のない場所ですら、たくさんのイボイボと絨毛に擦られ、全身を服が絞り上げる度に甘い快感が走っていく。

甘美な快感が脳髄を抉り、嬌声が勝手に漏れてきて止まらない。


肉をえぐるように、神経に絡みつくように、

自分の体の感覚さえも上書きされ、快感で全身が染まっていく。

体中を肉の服に弄ばれ、そこで感じる快感が脳の奥へと刷り込まれていく。


ゆっくり、ゆっくりと、私の中に快感が染み渡っていった。

粘液と肉の愛撫がもたらす快感に”侵食”されていた。


一生眠らせたままで終わってしまうような、私自身が知らない神経と感覚まで無理やり叩き起こされる。

もう、私はこの快感の奴隷になりかけていた。


────気持ちいい。


翔鶴「……ッ」ブンブン


朦朧としてきた頭に、ふとそんな考えが浮かんだ。


何も考えていないと、頭の中はいやらしい快感に埋め尽くされそうになる。


肉の服の束縛。

休む暇もなく快感を与えられ続けたこの体は、肉欲と快楽の沼にどんどんはまっていくようだった。

この服は、まるで快感の底なし沼だ。

もがけばもがく程沈み堕ちていく。


この蠢く黒い服によって、それは確実に迫ってきていた。

このままこの肉欲の底まで堕ちてしまえば、私はこの服の奴隷にされてしまうだろう。

そこまで成り下がった時が、私の終わりだ。


翔鶴「ハァ…ハァ……そんなの、嫌っ──」


グニュゥゥ、グチャッ、グニュゥゥ、グチャッ

グチュッ、グチュッ、ヌチャッ、ヌチャッ



翔鶴「ッあぁぁぁあ゛ぁぁ─────」ビクン


こうして私が抵抗の意思を抱いたのを感じたのだろうか…

この服はそれを砕かんとでもいうように、突然責めの激しさを増した。

その衝撃が今まで蓄積されていた快感の堰を決壊させ、私は絶頂する。 


濃厚な粘液で媚薬漬けにされ、全身が敏感な性感帯になった体。

それが激しく痙攣し、荒々しく息を吐き出し、快感の波に身悶えた。

絶頂の衝撃で私は失禁してしまうが、溢れてくる雫はし尿管触手にすべて吸入されてしまう。


翔鶴「ハァ、ハァ、ッ──ハァ……あ、あぁ………」


絶頂の波が穏やかになり、乱れた息を整える。

しかし、この服が大人しく絶頂の余韻に私を浸らせる事などない。 

私が適度に落ち着いたのを見計らって、すぐに肉の服がキツい責め立てを再開した。


翔鶴「あぁっ、んんっ゛──あはぁッッッ」



再び襲ってきた快感に、絶頂して敏感になっていた体が大きく跳ねる。

跳ねた体はしっかりと肉壁と首輪に繋ぎ止められ、それ以上動くことは敵わない。


ギュゥゥグチュリ

グチュッグチュッ

グポッグポッ



服の責めが更に激しさを増し、絶頂して弱った体に容赦なく快感が突き刺さってくる。

遂に壊される───

そう本気で感じるくらい、私の体を追い詰めてきていた。



全身が犯されている。

そう表現するしかない、強烈な快感の渦に私は呑み込まれていた。



翔鶴「あぁっっ゛、もう嫌ぁぁぁあッ」


胸に張り付いた肉の服、その内側に生えた触手がいやらしく乳首をねぶり回し、吸盤が強く吸いあげる。

ピリピリとした痺れるような快感が、電気ショックでも受けたかのようなへ快感へ変わった。

その胸を、外から見てもわかるくらいに肉と粘液の波が激しく揉みしだかれ、胸の奥から快感が迸る。



クリトリスは激しくしごかれ、その度に腰がしびれ身悶える。

秘裂にねじ込まれた熱くて固い肉の棒。

優しく撫でるようにゆっくりとうねっていたそれは、今や激しく中を突き上げ、奥深くまで快楽を刻むように抽送する。


更には、前の穴に連動するようにお尻の穴に潜り込んだ触手が交互に突き上げ、排泄感のような快感を幾度もお尻に刻み込んでくる。



翔鶴「うっ゛、あうっ、あっぁ゛っっ」


激しく暴れているようで、他の箇所と連携した緻密な動きに責められ、抜き差しされる度に体がガクついた。

お尻の触手によって勢いよく突き上げられる度に腰が跳ね上がり、瞼の裏に火花が散っていく。


穴とその奥をドロドロにされ、その度に迸る強烈な快感が脳髄を焼いていった。

それに併せるかのように、敏感になった性感帯が絨毛やイボイボに擦りあげられ、吸盤に吸われ、震える肉の壁によってブルブルと揺らされる。

外と中からの強烈な刺激を受け、腰が抜けそうになった。



グチュッグチュッグチュ

グチャグチャグチャグチャ

グポッグポッグポッ


翔鶴「駄目ぇ、あうっ゛──あぁぁあ」


大事な部分。

寄生されるまではまだ誰にも、それこそ自分でも触ったことがないくらいだった。

それが、今では浅ましく快感を求めるだけの肉壷と化している。


外側を擦りあげられるように犯され、内側は奥の奥まで潜り込み、乱暴に突き上げられる。

同時に内側から外側から擦り上げられ、激しく責め立てられていく。


翔鶴「もう嫌あ゛ぁぁぁぁあぁぁぁあ!!!」


私は嬌声混じりの悲鳴を上げた。

神経を焼くような激しい快感を刻み込まれ、

頭がおかしくなりそうな快楽に狂う。



肉の服に激しくレイプされている。

体も心もボロボロになっていく。


目から止めどなく雫がこぼれ落ちた。

悔しさと、悲しみと、情けなさと、気持ちよさに彩られた感情が、そのまま堰を切ったように流れ出していく。


翔鶴「あぁぁぁはあぁぁっっっ、あぁぁあ゛───────うぐう゛ッ」


もう何度目かわからない絶頂を迎える。

快感の波が絶え間無く襲ってきて、感情とは裏腹に体は快感によって悦びに震えた。

全身が痙攣し、呼吸も絶え絶えになり、絶頂に耐えるように歯を食い縛った。


翔鶴「ぁあ───────────」


そして、糸が切れたように気絶する。

絶頂を何度も迎えさせられ、脳の安全装置が落ちたのだ。

気絶している間だけ、私は休むことができた。







翔鶴「ぅ……」


それからしばらくして、私は目覚めた。

段々、気絶している間隔が短くなっているように感じた。


────体が慣れてきている。


そう思うと、全身に悪寒が走った。

このままいけば、もしかしたら気絶することもなくなるのでは?

そうなれば、待っているのは………


延々と続く、快楽地獄。


翔鶴「っ……………それだけは……嫌………」


ガタガタと全身が震える。

恐怖でしかなかった。

只でさえ『拷問』を受け続けてボロボロの状態なのに、そうなった日から先は生き地獄だ。


休むこともできず、犯され続ける。

そんなことを考えると歯の根が合わなくなった。


もう、限界だった。

私は艦娘として、己の尊厳を守る決意をした。


翔鶴「ッッッ!!───────────」


一気呵成に、舌を噛み切らんと顎に力をいれた。

舌を噛み切ったところで死ねるかはわからない。

けど、このまま快楽によって苦痛を刻まれ続けるのだけは嫌だった。


そうして、歯が舌を引き裂く直前。

首がキツく締め上げられた。


翔鶴「か、はっ────オボッ!?」


一瞬だった。

反射的に口が開いたその瞬間、太い触手が口の中に捩じ込まれた。

勢いそのままに喉まで触手が達する。

体が触手を押し出そうと嘔吐反射を起こすが、触手は粘液を撒き散らしながら更に奥へと突き進んだ。

触手は食道を降下し、胃に潜り込んで漸く止まった。

その間もずっと、私はえずきによる苦痛と気管の圧迫によって酸欠を味会わされる。

首を振って触手を喉から引き抜こうとするが、グネグネと揺れるだけで抜けることはない。


………死ぬ。


意識が朦朧としてきて、判断も何もつかなくなってきた。

脳内麻薬が乱分泌され、体に与えられる快感と共に、訳のわからない恍惚とした感覚と、想像を絶する苦痛が混在した不思議な感覚が全身を包んでいた。


朦朧とする頭のなかで、感情は次第に一つへと集約していく。


苦しい。

気持ちいい。

とっても気持ちいい……

とっても苦しい……


やっと───死ねる。


苦痛と快感を耐えた先にあったのは、やっと死ぬことができるという安堵だった。


だが、この生き物は恐ろしく狡猾で、そして残酷だった。


死ぬ瞬間を待っていた矢先に口から触手が引き抜かれ、私は現実へと引き戻される。


翔鶴「───っ、ゲホッゲホッ──」


吐瀉物というには不相応な、半透明な液体が口から溢れていく。

激しく咳込み、酸素が再び脳を巡るようになって、私の意識ははっきりとしてきた。





死ねなかった………そんな…………



意を決して、死ぬつもりだった。

けど、死ねなかった。

苦痛が脳を締め上げ、生きたいという欲求が感情を染め上げていく感覚。

それを一度味わってしまうと、二度としたくないという恐怖が頭を埋め尽くす。


そうなれば全部、この肉の服の望み通り……


──────自決すら、許されない。

私に許されているのは、心が壊れるまで快感を刻まれ続けることだけ。


翔鶴「ッ───」


全身を包みこんでいる肉の服の狙い。

それは徹頭徹尾、私の精神を崩壊させることに他ならない。


死ぬこともできず、このまま快楽に犯され続けるしかないという運命を叩きつけられた私は、遂に自暴自棄になった。


翔鶴「嫌ぁぁぁあ゛ぁぁあ!!!もうやめてよぉ!!私が何したのよッ!!!早く殺してよぉぉぉ!!」


グニッグニッ…

グイッグイッ…


私は快楽に埋め尽くされた体を必死に動かし、肉の服を体から引き剥がそうともがいた。

がむしゃらに暴れ、首を締め上げられるのも気にせず、口が届く範囲で肉の服に噛みついて力任せに引っ張る。

しかしそれを嘲笑うかのように、肉の服は伸びるだけで破れなかった。

私の頭を絶望が支配していく。


翔鶴「そんな、剥がれな────うっ、あ゛ぁぁぁあぁぁあぁぁぁあ゛ぁぁっっっ!!!?」


そうやって抵抗する私を、肉の服は容赦なく罰した。

激しい責めが、私の抵抗を挫かんと一斉に襲い掛かった。


ギリギリギリ……グニュゥゥゥ…

ギチ、ギチ…


翔鶴「かはっ─────」


肉の服が全身を締め付け、呼吸もままならなくなるくらいに圧迫される。

更には壁から伸びた触手が全身に絡み付いてくる。

私は身動ぎすらできないほどに拘束され、壁に磔にされてしまった。


動くことすら許されなくなった私を、肉の服は容赦なく、手際よく、そして残酷に責め上げていく。


グニュゥゥグチャッグニュゥゥグチャッ

グチュッ

グチャグチャ

グポッグポッグポッ


翔鶴「うぁぁあ、うぐっ──あはぁぁあ゛っ、いやぁあぁぁ────」



服の外にまで漏れ聞こえてくる粘液のかき混ぜる音。

突起という突起をしゃぶり尽くされ、

穴をいう穴をほじくり尽くされて、

体の内側までドロドロに犯されていく。


翔鶴「あぁぁあ゛───オグッ────ッ─────────!!!?」


再び自決されないよう口に触手がねじ込まれ、性感帯でもない咽頭を掻き回した。


残った理性を砕こうと、肉の服による全身レイプがどんどん激しさを増していく。

脳が感じることのできる快感の限界を突き破って、理性がコナゴナに壊されてしまうぐらい激しい責め。


『さっさと壊れろ』


私の心を壊そうと、そう肉の服が語りかけてくるようだった。

体の感覚が狂い、絶望と強烈な快楽で頭が一杯になる。


壊れる。

肉の服に壊れされる。

痛いのか気持ちいいのかわからない。

気持ちよすぎて頭がおかしくなる。


気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい───────────────


翔鶴「うあ゛っ──────────」



プツン



脳が限界を迎え、快感によって神経が焼け切れた。

意思が飛び、そのまま快感に身を任せる。

体から力が抜け、糸の切れた操り人形のように崩れた。

頭が真っ白になり、視界が暗転した。

何も考えられなくなる。

考えられない。

考えない。

もう何もかも。








翔鶴「────────────」


私は、負けた。

この生物に敗北した。


快楽に負け、浅ましく肉欲を貪るだけの存在に堕とされると覚悟した。


私はこの先一生、この触手の服に囚われて

ただただ犯され続ける日々を送るのだろう。

自分の存在意義も、戦う意志も忘れて、

肉の服に与えられる快楽を貪る餓鬼。



もう、逃げられない。






…………………………

……………………

………………

…………

……





グニュゥゥ…グチャッ…グニュゥゥ…グチャッ…

グチュッ……ヌチャッ…

グポッ…グチュリ…



翔鶴「……………」


陰鬱とした肉の空間に、虚しく粘液の音だけが響く。

私が敗北を悟ってから、もう何日経ったのだろうか。

私はやつれ込み、ただされるがままに肉の服へ身を委ねていた。

瞳に生気はなく、自慢の白銀の髪は伸び放題で、付着した粘液が固まってボサボサになっている。

もう、気絶することも殆ど無くなっていた。

抵抗する気も起きず、身動きするのは時折襲ってくる絶頂に体を震わせる時だけ。




翔鶴「フフフ………ズイカクッタラ………」


触手が蠢くのを感じながら、私は自嘲した。

妹の幻影に語りかけ、鎮守府で過ごした日々を思いながら、その身に刻まれる快楽を享受する。


そうして混濁する意識を辛うじて繋ぎ止め、私はなんとか自我を保っていたのだ。



そんな風に時を過ごしながら、またしばらく経った頃。



それは突然だった。

何か、外で大きな音がしたのだ。


それは砲声だった。

そして、叫び声。


聞き慣れた日本語だった。


私の瞳に生気が戻ってくる。

私は渾身の力を振り絞り、助けを求めた。


翔鶴「たす…け…て…っ…たすけて……助けて────助けてぇぇぇっっっ!!お願いよ!!!誰でもいいからっ゛、ここから出してぇぇぇぇっっっ!!!!」


もう声にもならないような、悲鳴に近い叫び。

私に許された僅かな時間で、出せるだけの声を絞りだした。

時間にして数秒くらい。


翔鶴「ぐぅっ゛──オボッ」


首を絞め上げられ、開いた口に触手が捩じ込まれた。


ここまでか────

いや、まだ!


私は口に捩じ込まれた触手が喉に潜り込む寸前、渾身の力で触手に噛みついた。

不気味な肉の千切れる感触と、鉄臭い液体が口の中に迸るのを感じる。


ブチッ


触手は激しくのたうつが、それに負けじと勢いよく頭を捻り、私は触手を噛み千切った。

鮮血が切断面から吹き出し、私は返り血に塗れた。

けど、いままでの苦痛に比べればそれぐらい何ともない。


翔鶴「ペッ──────助けてぇぇぇっっっッ!!!私はここにいます!!だからっ───だからッ!!お願いしますッ!!!誰か助けてぇぇぇッッッ!!!!」


噛み千切った触手の端切れを血と共に吐き捨てると、声帯が千切れるのではないかと思うくらい、私は叫び続けた。

しかし、長くは続かない。


触手を噛み千切られて逆上したのか、この生物はそれまでとは全く異なる行動を取った。


何本もの触手が首に絡み付き、獲物を捕らえた大蛇の如く締め付けてきたのだ。

首が圧迫されて脳内に酸素が不足し、意識が掠れ始める。


ギリギリギリ


翔鶴「ぅっ゛、かはっ────」


骨が軋むのを感じて、私は青ざめる。

もしかしたら、救助が来る前にこのまま絞め殺されてしまうかもしれない。

それまでとは別ベクトルの苦痛に、私は顔を歪めた。


しかしこの生物はそれでも飽き足りないのか、快楽による制裁も同時に行い始めた。


窒息死しない程度まで首の圧迫が緩められると、それに変わるように肉の服が全力で全身を締め付け、擦りあげ、吸い回す。

その快感に全身性感帯となっていた体が悲鳴を上げた。

それだけではない。

胸やお尻、秘部に肉と粘液が喰らいつき、私を壊さんとばかりに暴れまわった。



グチャグチャ

グニュゥゥグチャッ

グチュッヌチャッ

グチュッグチュ

グポッグポッ───



翔鶴「ッ────ああ゛ぁ゛ぁ゛ぁぁぁぁあ゛」


肉の服が暴れまわり、胸が揉みしだかれ、突起は激しくしごかれ、穴は乱暴に突き上げられる。突かれる勢いで体が跳ね上がった。


快感を通り越し、与えられたのは苦痛だった。


翔鶴「もう゛やめてえぇぇぇぇぇえっっつ」


悲鳴混じりになった叫びが喉から絞り出される。

全身が震え、意識が飛びそうになった。

しかし、私は消えかける意識を必死に繋ぎ止め、全力で責め上げてくる肉の服の拷問に抵抗した。


後は祈るだけ。

この叫びが、外にいる誰かに聞こえるようひたすら祈った。

お願いだから、届いて……

そう願いながら、快楽に全身を焼かれる痛みに耐え続ける。


翔鶴「たすけっ゛、あ゛はぁぁっ────もう嫌ぁぁぁあぁッッ!!!!誰かぁぁあ!!!お願いだ、から゛──────ここから出してぇぇえぇぇぇぇぇ゛ っっっ!!!!」


絶対に助けは来る。それまでは絶対に諦めない。

私はそう信じて叫び続ける。

その瞬間を待つ間が、とても長く感じられた。

そして─────────




ザクッ




───────肉の繭が、引き裂かれた。







□□□□□□□□□□




翔鶴「…………………」



私はあの忌々しい場所から救出され、無事に鎮守府へと帰還した。

あの肉の服は鎮守府に着いてから救護班によって取り外され、私はようやく解放される。


肉の服そのものは、私が知らない間に取り払われていた。

今私の体を包んでいるのは普段通りの道着だ。

柔らかな布の擦れる感じがとても心地いい。


私は窓の外の海を眺めながら、救出された時のことを思い出していた。




……………………

………………

…………

……


……

………

……………



「大丈夫、今から助け────ッ!!!?」


肉繭を引き裂き、久々の外気が顔を撫でる。

その裂け目から、燐とした声を響かせながら中を覗きこむ艦娘。


私はその艦娘の顔を見て、嬉しさと安心感から涙を流した。

それまで流れていた涙を洗い流す、嬉し涙だ。


その艦娘とは知己───いや、もっと深い関係の艦娘だった。

私の師匠であり、頼れる先輩の艦娘。

本来ならこんな突入任務には出てこないであろう彼女は、多分私を助ける為に志願してくれたのだろう。


私が正常な状態なら、こんな醜く穢い姿を見られた瞬間、羞恥と恥辱が真っ先に感情を支配するだろう。

けど、拷問によって憔悴しきり、ボロボロになっていた私にそんな感情は浮かばなかった。


快感に体を痙攣させながら、肉壁に磔にされた体を目一杯前へ倒して身を乗り出した。

彼女の顔を、少しでも近くでしっかりと見たかった。


翔鶴「あぁ────ああ……ぁぁぁぁ……」


私の姿を見た彼女は驚愕の色を隠せずにいた。

けど、私は彼女に助けてもらえる嬉しさから、掠れきった声を絞り出していた。


翔鶴「────ぁ…あかぎ、さ………赤城さん…赤城゛、さん゛」


私は赤城さんの名前を連呼しながら、ここから出ようと身を激しく捩った。

体は肉壁に埋まっており、グニグニと肉塊が蠢くだけで拘束は外れない。

暴れても磔から逃れられないのはずっと前からわかっているが、ここから出たいという感情が優先した。


赤城「そんなっ…嘘、何よ…これ────」


赤城さんは、そんな私の姿を見て絶句していた。

当然だろう。

肉の壁に手足を埋め込まれ、全身を蠢く黒い服で覆われた女が助けてと呼んでくるのだから。

おぞましい光景だ。

でも、その時の私の頭には、羞恥や遠慮という感情は浮かばない。

ひたすら、ここから出たいと願っていた。


翔鶴「ぅう゛…お願い…します゛…ずっと……ずっと犯されて゛……もう頭がっ、狂いそうなんですッ……ここから゛出たいんです───」


私は憔悴しきった体に鞭打ち、涙で顔をぐちゃぐちゃにしながら訴えかけた。

嗚咽混じりの声で、肉と粘液の拷問に体を痙攣させながら。

そんな私を見て、赤城さんはすべて察したらしい。

一瞬で判断し、行動へと移っていた。


赤城「翔鶴さん────待ってて!今から助けるから!!」


翔鶴「────ありが……っ…ありがとう、ございますっ……………」


私は彼女の名前を連呼した。

もう会えないと思っていただけに、余計に嬉しくて、自分の今の姿も忘れて泣きじゃくった。


肉繭の外壁から血が迸るのも気にせず、赤城さんは手にした短刀で襲いかかる触手を切り裂き、肉繭の中へと飛び込んできた。


赤城「すぐ出してあげる!!」


そして、粘液に汚れるのも気にせず、汚物のように穢れてしまった私を抱き寄せると、力強く引っ張った。


ズルズル……


あれだけもがいてもビクともしなかったのに、赤城さんに引っ張られると私はいとも簡単に肉壁から剥がされていく。


しかし、私にまとわりついている肉の服は、私を逃がさないとばかりに蠢き出した。


グチャグチャグチャグチャ

グニュゥゥグチャッヌチャッ

グチュッ

グポッ


翔鶴「う゛ぁ゛っ───あぁぁあ゛ぁぁぁぁッッッ」


胸から快感が迸り、激しい抽送に腰が砕け、脳がトロける。

大好きな先輩の前で私ははしたない嬌声をあげてしまった。


激しく私を責める肉の服。

その中から漏れる粘液の音は、当然赤城さんにも聞こえていた。


赤城「翔鶴さんっ!?どうしたの!?何をされてるの!!?」


翔鶴「う゛ぐぅっぅぅう────ッ!!大丈、夫ッ───このくらっ…あ゛はぁあぁぁぁぁぁっっっ」


虚勢を張っているがバレバレなのは百も承知だ。

でも、赤城さんに心配をかけたくなかった。

暴れまわる肉の服によって強制的に嬌声が絞り出され、私は二の句を次げなくなる。


赤城「ッ…翔鶴さん、あとちょっとだから頑張って!……っ…こんのォッ!!!!」


そんな私を見た赤城さんは顔を真っ赤にすると私を励まし、そして力強く引っ張った。 

冷静沈着な赤城さんが滅多に見せない、怒り心頭な顔で叫ぶ。


赤城「何よこれ───何なのよコレはぁ!」


赤城さんが怒りの声を上げる。

赤城さんは、肉壁を蹴りつけるように足を踏ん張り、私を強く抱き締めながら後ろへ仰け反った。


ズルリ─────


赤城さんに引っ張られ、私は勢いよく肉壁から引き抜かれる。

それと同時に、勢いあまって私達はそのまま肉繭の外へと飛び出していた。


ズブズブズブッ


翔鶴「うぐっ゛っ」


飛び出した衝撃で、私のお尻の穴に潜り込んでいた触手が勢いよく引き抜かれる。

私を常に苦しめていた、ブヨブヨとした芋虫型触手。

抜かれまいと抵抗するように、芋虫型触手は太く膨らんで腸壁に張り付いていた。

それが腸壁を擦りあげながら、弾かれるように穴から引き抜かれる。

私はその抉られるような快感に歯を食い縛って耐えた。


グポッ────


翔鶴「う゛っ、あ゛─────」


遂に、触手が引き抜かれた。

中から掻き出された大量の白濁液と共に、触手の先端が抜け落ちる。

長い間拡げられ、弄くり回されていたお尻の穴から異物感が消えてヒクつくのを感じた。


ドサッ


地面に倒れこむ衝撃を受け、私は肉繭の外に出れた事を感じ取る。


────やっと、外に出れた。


しかし、長い間拘束されていたせいで感覚が麻痺し、体が上手く動かせない。

私は赤城さんに覆い被さるように落ちたが、赤城さんは嫌な顔一つせずそれを受けとめてくれた。


しかし、あくまで肉繭の外に出ただけ。


まだ、私の体は肉の服に囚われたままだ。

しかも、肉の服から伸びた臍の緒が肉繭と私をがっちりと繋ぎ止めている。

そして、肉の服は外に出て尚健在だった。


翔鶴「っ!!」


このいやらしい肉の服が、次に何をしてくるかなどもうわかりきっている。

私は感覚のない体を無理矢理動かして赤城さんの上から飛び退き、自分がどうなってもいいように距離を取った。


グチャグチャグチャグチャ

グニュゥゥグチャッグニュゥゥグチャッ

グチュッ


翔鶴「あぁっ゛──────」


想像通り、忌々しい粘液の音と共に、私が動けなくなるほどの快感をこの服は叩き込んできた。


特濃の媚薬が分泌されたのか、体が一気に敏感になる。

皮膚が破れるのではというくらいに肉壁は体を擦りあげ、絞り上げてきた。


お尻に捩じ込まれていた触手はもう無い。

しかし、代わりに細い触手が我先にと殺到し、お尻の穴に潜り込んできた。

ビチビチと直腸内を暴れまわり、性感帯となったお尻を弄くり回す。


胸はもぎ取られるのではないかと思うくらい激しく揉みしだかれ、

乳首は削り落とされるのではというくらいねぶられ、

クリトリスは千切れんばかりにしごかれ、

そして、秘部に捩じ込まれた肉棒は子宮が壊れんばかりに激しく突き上げ、乱暴にうねった。


翔鶴「うああ゛ぁぁぁぁッッッ!!!?あぅう゛、もう嫌あ゛ぁぁぁぁあぁぁぁっっつ────」


恐ろしい程の快感に、脳髄が焼け切れ理性のタガが外れた。

私は泣き叫ぶように絶叫し、体を激しく痙攣させて絶頂する。


赤城「────────」


赤城さんは、目の前で狂ったように身悶える私を見て言葉を失っていた。

その顔を見て、私は羞恥の涙を流す。


翔鶴「みない、でッ───見ないでくだ、さっ──赤城、さん──あ゛、あはぁ゛ぁぁぁぁぁぁぁッ」


掠れた声で赤城さんに嘆願するが、肉の服によって体を絞り上げられ、強制的に嬌声へと塗り替えられた。 


私は少しでも快感を和らげようと身悶えながら、暴れまわる肉の上から両手で股間を押さえつける。

しかし、そうしたところで肉と粘液の責めは収まらなかった。


翔鶴「はぁっ、うぅ─うぐぁつ、ぁあぁぁっ゛」


私は快感に体を捩り、地面を転げ回った。

すると、僅かに肉の服の動きが穏やかになった。いや、穏やかになったというより、苦しそうに痙攣しているのを肌で感じた。


翔鶴「っ─────!」


ふと、私は気づいた。

地面を転げ回った際、お腹から伸びている臍の緒を両膝で巻き込み、踏みつけていたことに。


臍の緒を踏みつけながら、私はお腹に繋がれている臍の緒を掴むと、お腹から引き剥がそうと引っ張った。

肉の服の痙攣は激しさを増し、抵抗するように暴れる。


グニュゥゥグチャッグニュゥゥグチャッ


翔鶴「うぐっ、ッ─────」


抵抗する気もなくなるような激しい快感が体を襲う。

しかし、ここまで来てこの服に屈することはできなかった。

私は快感に耐え震えながら、力が戻ってきた両手と両足を使い、渾身の力を込めて臍の緒を引っ張る。


翔鶴「あうっ゛、ッ……早く、外れてっ」


すると、私とは別の手がその臍の緒にかけられ、臍の緒を万力のように締め上げた。

肉の服の痙攣が強くなり、苦しんでいるのがわかる。


翔鶴「──!」


赤城「っ───これ、引き剥がせばいいのね?」


赤城さんが私の前に立ち、涙でぐちゃぐちゃの私の顔を見る。


私は頷き返すと、息を合わせて両手両足に力を込める。

私は快感に震える体を無理矢理動かして後ろへ仰け反り、臍の緒の付け根を掴んで引く。

赤城さんもそれに合わせ、私のお腹に食い付いていた臍の緒を、綱を引くように力強く引っ張った。


ブチブチブチッ


木の根っこが千切れるような音がして、臍の緒が肉の服から剥がれた。

千切れた裂け目からは大量の血液を噴出させ、それと同時に私を襲っていた快感はどんどん弱々しいものとなっていく。


グニュゥゥウッ…


翔鶴「んっ゛───」


肉繭との繋がりを絶たれ、肉の服は断末魔を上げるかのように私をキツく締め上げる。

思わず嬌声が漏れ、その刺激によって絶頂した。


しかしそれを最後に肉の服はその機能を停止させ、ようやくその忌々しい蠢きを止めた。


私はそれと共に脱力し、地面へ仰向けに倒れ込む。体の中には絶頂の余韻が残り、痙攣が収まらない。

まだ秘部の中には肉棒が残り、その存在感を放っていた。

しかし、長い間私を苦しめていたこの黒い蠢く服は今やピクリともしなくなった。


やっと、私を繋ぐものがすべて絶たれた。

そう思うと、全身から一気に力が抜けていく。


赤城「翔鶴さん!!!」


翔鶴「ハァ……ハァ…すいま、せん……体に、力が……上手く入らなくて───────」


赤城さんが歯噛みする。

私は赤城さんに心配をかけまいと、まるで感覚のない手足をどうにか動かし、起き上がろうとする。

しかし、感覚のない足では生まれたての小鹿のようにふらつき、まともに立つことも出来なかった。私はすぐに体制を崩してしまう。

それを、赤城さんは粘液で汚れるのも厭わずに抱き止めてくれた。


赤城「翔鶴さん!無理をしては───」


翔鶴「っ……赤城、さん…申し訳ございません……助けて頂いて……あり…が……と…ぅ……」


私は赤城さんに礼を言おうとするが、言い終わる前に意識が閉じた。

肉の服に囚われてから、休むことなどできなかったのだ。

疲労困憊だった私は、助かったという安心感から緊張が解け、赤城さんの腕の中で意識を手放すと、深い眠りの底へと落ちていった。





□□□□□□□□□


Side:赤城






基地奪還と並行して行われた、救助作戦。


あそこにあの子が囚われている可能性が示唆され、私は突入部隊へと志願した。


そして、敵戦力を壊滅させ、行方不明になっている艦娘を捜索していた際私は目にしたのだ。

艦娘を捕らえ、改造する施設を。


不気味な肉塊が基地の弾薬庫だった地下壕内を埋めつくしているおぞましい光景。

そして、そこに点々と鎮座した黒い繭のような球体。


救助部隊の他の艦娘達もその異様な光景に戦慄していた。

そしてその繭の一つから、悲鳴のような叫び声が微かに聞こえたのだ。

内容はまともに聞き取れなかったが、確実に人の声だった。


私は各個に繭を調べるよう指示し、その一つへと近づいた。

空耳ではない。

助けて、ここから出してと叫んでいた。


携行していた短刀で繭を切り裂き、中を覗く。

何とも言えないすえた臭いが鼻をつき、繭から噴き出した血で服が汚れ不快に感じる。

しかし、その不快さは繭の中を覗きこんだ時一気に消し飛んだ。


内臓のような赤い肉の中に埋もれるように、あの子がいたのである。


あの子は酷く憔悴した顔で此方を見ていた。

愛用している赤い鉢巻も、あの綺麗な髪も粘液で汚れ、いつも優しい笑みを浮かべていた顔は涙でぐしゃぐしゃになっている。


私はふと、あの子の身体が黒い皮のようなものに覆われているのに気づく。

最初は深海棲艦に改造されたのではと思った。

兎に角出してあげようと、私は彼女を繭から引きずり出す。

熊と綱引きでもしてるのかと思うくらい、引き抜くのに苦労したが。


そうして繭から引っ張り出した時、あの子のお尻から何かが抜けていった。

それは、うねうねと蠢く芋虫のような赤い触手だった。

その醜さもさながら、あんなものを肛門に挿れられていたのかと思い私は戦慄する。


しかし、それが抜けた後も彼女は悲鳴を上げ、のたうち回っていた。

いや、身悶えるという方が正しいのだろう。


その原因が何なのかあの時はわからなかったが、とにかく彼女の救助には成功した。


そしてあの子を基地に連れ帰り、その体から取り払われた黒い皮を見た時、それが何だったのか知る。

艦娘の身体に寄生し、徹底的に陵辱する為の肉の拷問具。


あの子が受けていたあまりにも惨い仕打ちを知り、私は怒りに震え、何故もっと早く助けられなかったのか悔やんだ。


繭を裂いた時、あの子は私の名前を連呼しながら泣き叫んでいた。

普段のあの子からは想像もつかないような姿だった。


戦歴由来の不屈さを誇り、どんな逆境にあっても諦めない。

凛として気品があり、けれど穏やかで優しい。

戦場では光輝く髪を靡かせ、海を疾走するとても美しい空母艦娘だった。

それが、あんな姿になるなんて誰が想像するだろうか。


ベッドで眠るあの子の顔は酷くやつれ、これがあの子なのかと疑ってしまう程だ。

この子が、つい先日まで囚われ陵辱されていたのかと思うと悔しくて仕方がなかった。


私でこうなのだから、瑞鶴さんの受けた衝撃は並大抵ではなかった筈である。

救助された翔鶴さんを見て、瑞鶴さんは気が狂ったのかと思うくらい泣き叫んでいた。



□□□□□□□□□


Side:翔鶴




再び意識を取り戻した時、私は既に鎮守府のベッドの上にいた。

周りを見渡すと、傍らには涙で頬を濡らした瑞鶴と、その後ろで悲痛な面持ちを浮かべた赤城さんが目に映る。


翔鶴「…………瑞鶴──赤城さん───」


赤城「やっと、起きましたね。」


瑞鶴「あぁっ───翔鶴姉ェッッ」


翔鶴「っ………瑞、鶴……瑞鶴ッ」


瑞鶴に抱き着かれる。

私の胸のなかで泣きじゃくる瑞鶴を見て帰ってきた事を実感した私は、そのまま釣られるように泣いた。

赤城さんはそれを見守るように佇みながら、そっと自分の目を拭っていた。



病室に入院している間、瑞鶴や赤城さん以外にも、仲の良い艦娘達がお見舞いに来てくれた。

その顔を見るたび、私は自分が鎮守府へ帰ってきたことを実感し、あの場所での記憶を忘れることができた。


そうして体調が戻ってきた頃、提督や軍上層部の調査官から色々事情を聞かれるようになる。

しかし、口に出すのを憚りたくなるような事ばかりだったので殆ど覚えていないで通した。


それでも、軍からもたらされた調査結果を提督は知っていたのだと思う。

あの場所で起きた出来事は一切口外にするなと私に念を押し、救出作戦に関わった艦娘にも箝口令を敷いた。


あの場所で何をされていたのか察しが付いたのだと思う。

赤城さんが気を回してくれたのか、瑞鶴や他の艦娘は誰一人として、私が何をされていたか聞いてくる人はいなかった。





後日、私が囚われていたあの施設については調査が進み、その全容がだいぶ明るみになっていった。


私が提督から聞かされた話を要約すると、航行中の”健在な艦娘”を囚え、深海棲艦へと改造する施設だったらしい。


轟沈した艦娘が深海棲艦へと変貌するという事実が判明してからは、何重にも渡る轟沈対策が取られ、ここ数年で命を落とす艦娘の数は10にも満たないくらいにまで激減した。

それに合わせて深海棲艦の数も減少の一途を辿っていたのだが……

どうやら、向こうは新たな手法で頭数を増やそうとしていたようだ。



救出班が突入したあの日は、私以外にも艦娘が何人も捕らえられていた。

その殆どが、精神を壊されて廃人になっていたり、深海棲艦に改造途中の状態で見つかっていた。

無事に救出された艦娘は捕まってからまだ日が浅かった子ばかりで、私のように何日も拷問に耐えていたのは稀有な例らしい。

提督の言葉を借りると『不撓不屈の精神と意思があったから』無事に戻ってこれたのだそうだ。

けど、私も正直危なかったと思う。それに、こんなことで不撓不屈なんて言われたくなかった。


そして、調査が進むにつれてあの場で艦娘を深海棲艦へと改造した痕跡が複数見つかり、犠牲となった艦娘が少なからずいたことも判明した。

現在はこの”艦娘鹵獲改造”への対策を大本営が急ピッチで進めているらしく、それが完成するまで出撃は最低限に絞られている。



↓次話




このSSへの評価

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SS好きの名無しさんから
2018-08-11 09:41:41

SS好きの名無しさんから
2018-04-30 18:41:24

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このSSへのコメント

2件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2018-05-01 02:26:46 ID: uLqxbWMp

触手服とは恐れ入りました!
個人的には蒼龍が良かったのですが
翔鶴も相応しい人選です。
いつの日か蒼龍も読んでみたいです。
貴方の小説、楽しませて貰いました。
次回作も楽しみに待ってます。
ありがとうございました。

2: パラ 2018-05-01 09:50:22 ID: YfdmcsRW

>1さん
コメントありがとうございます!
実はこのお話の次に蒼龍出てきます。
今夜続編投稿予定ですのでお楽しみに!


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