2018-09-24 23:35:07 更新

概要

ちょこちょこっとあっちも更新はします…
やっぱり過去編書き終わらないとスッキリしないもので…
今村提督がまだ鎮守府へ勤務し始めまもない頃
まだ今村提督があの性格でない頃のお話
艦娘と提督双方が手を取り合ってあゆみ続けることが出来る人が少なかった頃
あのチート提督は着任しました


前書き

今村提督の過去
今村艦隊の過去
これら全てが明らかに
何を覚悟し戦うのか
今村提督達の話はここから始まります


※これは「ちょっと普通じゃない女提督がブラック鎮守府を立て直すそうです」の主人公今村提督とその艦隊の過去編です



今村「ファイア!」


迅「サンダー!」


野村「ケアルガ!」


研究者「もうここまでできるようになったのか…」


今村「お兄さんたち、今日はこれで終わりでいいの?」


迅「眠たいんだよな…」


野村「そんなこと言っちゃダメだよ迅」


研究者「ううん今日でもう終わりだよ」


今村「そうなの?」


研究者「うん、研究がちょうど終わったんだ。これからうちへ帰せるよ」


野村「本当ですか!?」


研究者「そうだね、だからじゅんb…」


警備員「研究者さん!深海棲艦が侵入してきました!」


研究者「くそ!どうしてここに!」


警備員「わかりません!」


ドォン


研究者「くそ!ここまできやがったか!」


ヌ級「…」


研究者「こいつらは希望なんだ!絶対殺させてたまるか!」


今村「お兄さん!?お兄さん!」



今村提督「お兄さん!」ハァハァ


今村提督「またあの時の…」


つい最近夢を見る


昔のあの時の夢


まるで忘れるなと言ってるかのようにまとわりついているあの日のこと


今村提督「…今日から鎮守府勤務になるんだったっけ…早く行かないとね…」


〜大本営〜


今村提督「失礼します」


中将「…来たか」






中将「まずは少将昇進おめでとう。私も鼻が高いよ」


今村提督「ありがとうございます。これも中将さんが私を育ててくれたおかげです」


中将「君の実力だろう?私はそれを手伝っただけに過ぎないよ」


中将「さて…本題だが…」


中将「正直ここに送るのは私としては嫌なんだ」


今村提督「それはまたどうしてですか?」


中将「厄介払いみたいなものなんだよ…」はぁ


中将「君の鎮守府は名古屋港だ。しかも艦娘の派遣はなし資材援護なし君の能力なら深海棲艦もやれるだろうと元帥除く上層部が勝手に決めたんだ…」


中将「しかも鎮守府は占拠されている…深海棲艦にね」


中将「それでも行くのかい?」


今村提督「…行きます」


中将「わかった…すぐに行こう…」


〜名古屋港西エリア〜


中将「これでは気休め程度にしかならないが持って行ってくれ…」


今村提督「水上電探…爆雷投射機…対深海棲艦用デザートイーグル…こんなに頂いてしまっていいんですか…?」


中将「これはあくまで護身用だからね…これ以上は目をつけられるからすまない…」


今村提督「…ありがとうございます」


中将「それじゃあ私はこれで…」


今村提督「今までお世話になりました…」








今村提督「まずは艦娘ね…」


今村提督「迅のところへ行くか…」


今村提督「舞鶴か…水上経由じゃないときついね…」


今村提督「…いつものことだろ…何キレてんだよ私」


疎まれるのは仕方ないことじゃないか


なにイラついてるんだよ私は


今村提督「…行こう」


今村提督「とりあえず電探と爆雷投射機は装備しておこう…」


港に行けばどうせ深海棲艦はいるんだろうね…


行くしか選択肢はないけど









今村提督「はぁ」


ヌ級だったもの「」


今村提督「持ってる刀も心許ない…行けるといいけど…」


そういって私は海へ


あの辛い思い出の海へ駆り出した








木曾「木曾だお前に最高の勝利を与えてやる」


A提督「木曾か…砲撃が得意ではないようだな…」


木曾「すまない」


A提督「はぁ…俺の鎮守府は夜戦突入前に仕留めきれないと意味が無い。砲撃が弱い部類のお前では活躍すらできないな」


木曾「…そうか、すまない」


A提督「すまないじゃねぇよ」


A提督「お前のために資材を消費した俺の努力はなんだ?この役立たずが」


木曾「それは…」


A提督「しかし解体したいところだが木曾自体そうも頻繁に出るものでは無いと聞く」


A提督「情けとして解体はしないでやる。そこにある使えない砲塔以外全て捨ててこの鎮守府から出てけ。お前みたいなやつは邪魔なんだよ」


木曾「わかった…」








木曾「…知ってたさ俺はそもそも攻撃すら弱っちい軽巡だしな…」


木曾「これで俺も立派な野良艦娘か」



せめてもう少しなにかに強みがあれば


しかし俺は改二にすらなれない弱っちぃ存在のひとりだった


木曾「どこか陸上をまずは探さねぇと…」


木曾「…!あれは…」


ル級「…」


チ級「…」


木曾「相手はもう気づいてる…か。やれるだけやるとしよう…それで沈むのなら本望だ。戦えたんだからな…」








今村提督「…やはり使えないね」


こんなことならもう少し強度のある刀をもって行けばよかったと後悔する


迅のところへ着いたら4本くらい刀をもらおう


ヲ級「…ヲ…!」


今村提督「うるせぇ」


ヲ級は私に殴られ顔がひしゃげる


深海棲艦らしく声すらあげない


今村提督「そういやヲ級は杖をもってたな」


今村提督「殴り殺すくらいには強度もあると聞くもらうか」


気休め程度にはなるだろう


その矢先だった


???「お前らの指揮官は無能だなぁ!」


疲弊しながら諦めの目をしているのに言ってることはブラフには見えない


そんな艦娘に出会った


それが私と木曾ちゃんの出会いだった










木曾「くそ…やっぱ無理か…」


ぶん殴るだけの俺にル級は厳しかったようだ


ル級「…」


木曾「は…ははは…こうなりゃやけだ…やってやるさ」


木曾「この武器すらまともに持ってない艦娘すら沈めることが出来ないとは…」


木曾「お前らの指揮官は無能だなぁ!」


そういってル級めがけて俺は持っていた砲塔をひとつ外しぶん投げた


しかしル級にはかすり傷程度のダメージにしかならない


ここで俺の戦いは終わりか


木曾「この木曾を沈めたことを誇るがいい!」


そういって死を覚悟したそのときだった


今村提督「沈むとか簡単に言わないでおくれよ悲しいじゃないの」


目の前にヲ級の杖を持った提督の格好をした女が現れた


…それが俺が一生を添い遂げると決めた今村提督との出会いだったんだ









さてさてどうしたものか


まぁ素手でなんとかなるでしょ


今村提督「覚悟はいいなル級くん?」


ル級「!」


ル級は目の前へ自分へのダメージを考えず砲撃をしてくる


やることなすことめちゃくちゃってわけか


今村提督「まぁ効かないんだけどね…」


これくらいなんともないっての


ル級「…!…!」


今村提督「とりあえず砲撃ご苦労さん砲弾(たま)返すわ」


そういって私は砲弾を投げる


弾は後ろのヌ級に当たったようだ


ル級「…!!」


ル級は目の前をぶん殴ろうと必死なようだ


今村提督「ほいじゃあご苦労さよならよ」






俺は何を見てるんだ?


続けざまに目の前の俺がは手も足も出なかったル級を圧倒する女性


そしてトドメに拳銃をル級にぶち込んで倒してしまった


木曾「あ、ありがとう…」


今村提督「いいよいいよむしろ砲弾すら撃てない武器でよくあそこまで粘ったもんだ」


木曾「俺の名は木曾だ。あんたは?」


今村提督「今村」


今村提督「よければだけどまずは私についてこない?」


木曾「ここだと死を待つだけか…わかった」







今村提督「ついたね」


木曾「ここは…?」


今村提督「迅っていう提督の鎮守府よ。ちょっと資材をもらいに来たんだ」


今村提督「とりあえず今はわたしのところ所属の艦娘で話を通すけど許してね」


木曾「わかった」










今村提督「もしもし?」


迅「おおどうした?今日が鎮守府着任日だったろ?」


今村提督「それだけどカクカクしかしか四角いムーブで」


迅「まるまるうっうーうまうまかなるほどな」


今村提督「資材各種4000くらい譲ってくれないかな?あと武器を10個くらい」


迅「わかった剣でいいか?」


今村提督「うん、ごめんね」


迅「別にかまやしねぇよ。あいつは認知してるのか?」


今村提督「してないんじゃないかな…」


迅「伝えとくよ。とりあえずもうひとつ鎮守府紹介するからそこへ向かってみるといい」


迅「あと木曾。お前は弱くないさ。俺が保証するぜ」


木曾「…ああ」








今村提督「さてここからは陸上経由だけど…」


今村提督「木曾ちゃんどうする?」


木曾「…仲間にしてもらってもいいか?」


今村提督「そりゃ嬉しいねぇ。艦娘が一人もいなかったしありがたいよ。」


今村提督「これからよろしくね」


木曾「ああ」








伊良湖鎮守府


今村提督「ついたね…」


木曾ちゃんはおそらく別の提督にいらないと言われたんだろう


それで追い出された…


許せるわけないけど今はそういうことやってる場合じゃないね…


伊良湖提督「お待ちしておりました今村提督さんですね?」


今村提督「はい、貴重な時間を割いていただきありがとうございます」


伊良湖提督「いえいえ艦娘用の武器でしたね?それならこちらで砲台は都合がつけれたので持っていってください」


伊良湖提督「その代わりですが…2人艦娘を引き取ってほしいんです」


今村提督「はぁ…それはどうしてでしょうか…」


伊良湖提督「ダブりです…今回が初めてでして…匿いたいですがそうしたくとも鎮守府監査でほかのみんなを巻き込むわけには行かず…」


今村提督「なるほど…」


伊良湖提督「とりあえずあっていただいても?」


今村提督「わかりました」







まさかダブりになってしまうとは思わんかったなぁ


しかもほぼ同期の鳳翔と一緒かぁ…


提督が優しくてよかったわ


もしこれでブラックとかなら完璧に捨て艦やったろうな…


そろそろ来るやろうしちょっと準備しとかんと






今村提督「お邪魔します」


龍驤「軽空母龍驤や。よろしゅうな」


鳳翔「同じく軽空母鳳翔ですよろしくお願い致します」


木曾「…まじかダブり艦娘って鳳翔さんと龍驤さんだったのか…」


まぁ驚くわなぁ…うちらはかなりの旧式や


とてもじゃないが他空母には勝てへん


伊良湖提督「どうでしょうか?」


今村提督「確か遭遇じゃなくて建造なんですよね?」


伊良湖提督「2人には話しましたがそうです…なので艤装はお渡しできません」


伊良湖提督「龍驤さん、鳳翔さん。本当にすみません…」


鳳翔「しかたないですよ建造回数と艤装の数、そして解体数が合わないと鎮守府監査でほかの方々に迷惑をかけてしまいます」


龍驤「しかも異例の建造ダブりなんやろ?建造だったら初めての艦娘じゃない限りは本来同じ艦娘の艤装しか作られないはずやったしな」


今村提督「なら私のところで艤装を作ります」


伊良湖、木曾、龍驤、鳳翔「…え?」








今村提督「なら私のところで艤装を作ります」


それしか方法ないしね…


伊良湖提督「できるんですか…?」


今村提督「元帥と私と迅ならできます」


今村提督「ただいくらかお願いしたいんですがいいですかね?」


伊良湖提督「できる限りで協力しますよ」


今村提督「改修資材ネジではないどこにでもあるネジを2個と紙1枚と木材を1個お願いしたいんです」


今村提督「いいですかね?」


伊良湖提督「わかりました!それくらいなら用意可能です!」


今村提督「それらさえあればうちで作れます。あとですが…」


今村提督「ボート貰えますか?」


伊良湖提督「わかりました!本当にすみません…」


今村提督「いえいえ、むしろ対空爆撃ができる子達を迎えることができるのでありがたいです」


伊良湖提督「では…よろしくお願い致します…」


今村提督「はい…」


これが私と龍驤ちゃんと鳳翔さんの出会いだったんだ


私にとってはかけがえのない6人のうちの3人だ




















木曾「前代未聞だろ…」


俺はそう呟いた


実際前代未聞のことをふたつも目の前でやってのけたんだ


びっくりもする


俺たちは名古屋まで用意されたボートを使い帰っていた


龍驤さんには小刀を


鳳翔さんには弓を


伊良湖の提督からもらったみたいだ


俺から見れば羨ましいな


そんなことを思っていたその時


今村提督「1回3人に説明しておこうか」


今村提督は俺たちに顔を向けずに喋り始めた


今村提督「私は普通の人間じゃない。龍驤ちゃんならよくわかると思う。魔法を使ってるんだ」


そう言われたが俺は…俺たちは驚きもしなかった


実際俺たちは魔法みたいな存在だ


だからこそ驚きなんてすりゃしない


…あの時までは







そうだろうとは私も思ってました


だってあの時艤装を作ると言った時どう見ても嘘をついてるような眼をしてなかったのですから


今村提督「驚きもしないんだね」


龍驤「そりゃまぁ今村提督の目の前にうちらっていう魔法がおるさかい別段驚きもせんよ」


今村提督「ははは…そうだね」


鳳翔「それにしても…木曾さんからききましt…「木曾でいい。鳳翔さん」」


木曾「別にさん付けされるほどすごいことはしちゃいねぇっす。むしろ侮辱されるべきだしな」


木曾「みっともねぇことにおれは死ぬ1歩手前だったんっすよ。今村提督に会うまでは」


木曾「助けられたんだ」


…木曾さん…


木曾「だから木曾って呼んでください」


鳳翔「わかりました…」


今村提督「いやいやみっともないなんて冗談言わんといてよ」


今村提督さんがその時悲しい顔をしていました





今村提督「むしろ壊れて使えない砲台持ってあそこまで粘っていたこと自体すごいよ」


私は木曾ちゃんをみっともないなんて思ってない


そう俺に言う


木曾「…そうか」


俺は何も言い返せなかった


…違うな言い返さなかったんだ


嬉しかったから


開口一番役立たずと言われたあの時と違う


ソレが言葉からにじみでてたんだ


今村提督「さて…ついたよ」


事前に説明を受けていた俺たちは目の前の鎮守府に踏み入れた













今村提督「とりあえずだけど執務室は無事だからそこで寝ていてもらっていいかな?」


今村提督「今は戦える状況じゃないでしょ?」


私たちに今村提督さんは言う


その言葉は戦力外通告ではなくただの諭しだということは伝わった


そして私たちは疲れきって寝てしまったんです


弓を引けそうにもなかった


私たちが持っている武器はただの護身用であり深海棲艦相手には通らないから


そうして朝になり


木曾ちゃんが立ち尽くしてるのを見て


私たちは…絶句したんです






今村提督「さてさて狙ってきてる深海棲艦を倒しておくとしましょうか」


私はそういって目の前を見すえる


化け物がものすごい数目の前に現れる


今村提督「来いよ」


その言葉を聞き突撃してくる深海棲艦


私は斬るだけじゃダメだということを知っている


今村提督「『エクリプスメテオ』」


深海棲艦頭上に大きな隕石が現れる


今村提督「どうせ一回立て直すんだ壊れてもかまやしないわ!」


目の前にいる敵が溶けていく喩えでも比喩でもない本当の意味で溶けていく


そして私は目の前の戦艦級を斬る


斬る、斬り伏せる通らないなら通るまで傷口を広げればいい、ただそれだけだった


残った深海棲艦はまだまだ居る


今村提督「さぁショータイムだ!」


今村提督「なぁサッカーしようぜ?お前らボールな」


そういって私は目の前のチ級の頭を蹴り出す


今村提督「『刹那ブースト』」


今村提督「からの『ゴッドキャノン』」


チ級の頭は深海棲艦をなぎ倒していく


だがまだまだわんさかわいてくる


今村提督「『三千世界』」


こうして敵を斬りつけ敵が全ていなくなる頃には


朝日が出ていた


木曾「…!?今村提督!お前どうして…」


あーらら血だらけになってるところ見られちった


仕方ないか


木曾「どうして俺たち何かのためにここまでするんだよ!」


その言葉を聞き私悲しくなる


今村提督「君たちはあくまで武器を担いだ人間じゃないそしてその武器が使えないんなら戦えるものが守るのが当然でしょ?」


そうして私は服と顔を洗うためにトイレへ行くことにした










俺は正直言ってあの時怖かった


砲塔も魚雷も爆雷も水上機も艦載機も使えない


ただ殴ることしか出来ない


相手は後ろからの前から、横から四方八方から攻めてくる


最後にやけくそなった時には今村提督が現れた


その時同時に情けないと思った


俺は本来守るべき存在に守られたんだ


そんなみっともない話があるか?


今村提督「違うに決まってんじゃん」


木曾「…口から出てたか」


木曾「…俺は今村提督に助けられた時嬉しかったんだ。それは同時に自分じゃ勝てないと勝手に思い込んだとも言えちまう」


木曾「そして本来守られるべき存在のやつに守ってもらってしまった。それはみっともない話だろ?」


今村提督「ないないないない何言ってんの?よーく考えなよあの時のこと」


今村提督「何も使えない状況逃げることも出来ないそんな状況。それで私はこのとおりイレギュラー」


今村提督「あの状況で守るべき相手は守られるべき相手は誰?木曾ちゃんじゃない?」


木曾「それでも俺は軍艦だったんだ御国のために戦うことしかできなかった。乗組員は…いや、国と人間は俺が守るべき存在に代わりはない」


今村提督「じゃあわかった。これから私が危ないと思ったら助けてね?」


木曾「それはいいが…」


今村提督「迅もいってたでしょう」


お前は弱くないって


木曾「…」


今村提督まるで俺の心を見透かしているかのように俺を見つめていたんだ


その時俺はこの人には勝てないと思った


今度は今村提督が守ってくれたように守りたいと思ったんだ









鳳翔「すいません今村提督」


今村提督「ん?」


鳳翔「ちょっとお話いいですか?」


今村提督「いーよー」


鳳翔「正直失礼だと思いますが…私はあなたが怖いです…」


今村提督「ふむ、その理由は?」


鳳翔「深海棲艦倒して血だらけになってるあなたを見て…まるで本当にこの世の生き物なのかなって思っちゃいまして…すみません」


今村提督「正論だねぇ…私自身ぶっちゃけると何者なのかわかんないんだよね」


鳳翔「それはどうしてでしょうか?」


今村提督「昔からこの能力を恨んでたから」


今村提督「そうしてるうちに自分が人なのかわからなくなったんだよ。実際大本営で下っ端勤務してた私はいろんな上司に化け物めと言われたよ」


今村提督「ぶっちゃけると私はおそらく人の形をした艦娘のなりそこないなんじゃないかな」


鳳翔「…」


あなたは…まるで自分は人じゃないと人でありたくないと言うんですか…?


あなたは…こんなにも悲しい顔をしてるのに…


鳳翔「私たちと同じなんですね…」


鳳翔「人ではないけど人自分がまるで自分じゃないみたい」


鳳翔「良かったです。あなたは怖い人じゃなかった。先程の無礼、申し訳ございませんでした」


今村提督「私の方こそありがとね。私たちは似たもの同士か…仲良くできるといいな」


鳳翔「はい、こちらこそ」


私はこの人は普通じゃないからこそ私たちと同じ目線になろうとしたんだろうなと


いつまでもこの人と一緒にいたい


そう思うようになりました










今村提督「さてさてまずは建て直しといきますかー」


そういって私はみんなに説明をする


今村提督「これから私が建て直すからちょっとみんな少し周り見張っててね〜何かあったら呼んでちょーよー」


木曾「わかった」


龍驤「わかったで」


鳳翔「了解です」


今村提督「『ザ・ワールド』時よ止まれ!」


まぁこれすればそんな心配もないんだけど


さてあとはサイコキネシスで…


〜ザ・ワールド内時間14時間後〜


今村提督「よしできたほんじゃ『メイド・イン・ヘブン』時よ加速しろ!」


そう言って私は止まっていた時を無理やり普通の時間に戻す


ぶっちゃけスタンド練習しすぎたおかげでまるまる一日はとめられちゃうからねうん


原作設定?原作でもドンドンとめられる秒数増えてたしね?


それで動きだした時に解除すれば元通り


まぁこのおかげでまたもや驚かれたけどこればっかりはさすがに自分でも最初びっくりしたし仕方ないよね


そして私は資材を運び込み武器の作成へと赴いた














今村提督「まずは木曾ちゃんだね。聞いた話だと砲撃は得意じゃないんだとか、あと水上機も嫌いなんだったね」


木曾「そうだな」


今村提督「うお!いきなり出てこないでよびっくりするじゃないのさ〜」


木曾「あ、いやすまない…」


今村提督「いやいやええよええよ。とりあえずまずはどういったものがいいかな?」


木曾「敵の懐へ飛び込んで戦えるものがいいな…正直遠距離は苦手だ」


今村提督「かしこまり〜そんじゃまずはここにある剣とナックル使ってどっちが使いやすいか教えてくれない?」


木曾「了解した」


〜数分後〜


木曾「やはり剣だなそっちの方が戦いやすい」


今村提督「了解〜んじゃ最初は深海棲艦へダメが入るよう砲撃に使う弾薬を使う剣にしよう」


木曾「…?どういうことだ?」


今村提督「テッテレー爆式砲剣〜(某ネコ型ロボット風ダミ声)」


木曾「お、おう…これは?」


今村提督「相手を切り付ける時にトリガー引いて爆発させるんだよ。仕組みは剣によく見ると溝があるでしょ?その部分に小さな砲弾が仕込まれてるんだ。だから遠距離からの敵に向けて撃ったり相手の砲撃から守ったりできるよ。装弾数は90発リロードいらずでなくなったら持つ部分を変えればいいから常に弾薬はもちはこべるんだ」フンスフンス


木曾「お、おうわかった…砲塔はどうするんだ?」


今村提督「対空用に機銃積めばOK!その武器が基本だよ」


木曾「わかった。その…わざわざありがとな…」


今村提督「これからの仲間に遠慮入らんぜよ!趣味で武器考えて作ってるだけだし問題ないよん」


木曾「ありがと…とりあえず試し斬りしてくるぜ」


今村提督「ほーいいってらっさーい」


今村提督「さてさて…残り資材各3900次は龍驤ちゃんだねぇ…ちょっと呼ぶかぁ」







こりゃ驚きだ


木曾「どれだけ威力高いんだよこれ…」


斬りつけて試しにトリガー引いてみたら…


藁葺きの的だったもの「強スギィ!」


的が消えてなくなった…


消し炭になるとかやばいぞ…


しかも反動が微小とかどうやったらこんなものが作れるんだ…


まず現在の技術でできるのか…?










今村提督「さてさて龍驤なにかご要望は?」


龍驤「そうやなー…空母っちゅーのは近接が苦手ってのは分かると思うんやけどそれを補えるものってあるか?」


今村提督「ならちっちゃいロボットなんてどう?」


今村提督「こういうのなんだけどさ」


そう言ってうちに足がキャタピラになっとるへんてこなロボットを差し出したんや


龍驤「なんやこれ」


今村提督「アキレスタンクっていうロボットでこういうロボットの総称はリトルバトラーエクスペリエンス、通称LBXなんだ」


龍驤「それはわかったが…空中で戦うのに変わりはないで?」


今村提督「そう言うと思ってねこれだけのリストから選んでほしいんだ」


アキレスディード


オーディーン


アキレスD9


フェアリー


イフリート


オーディーンMKⅡ


ゼロ


ゼノン


今村提督「どうかな」


そう言って渡されたカタログにはおそらく空中行動可能なLBXが並んどった


その中でうちは


龍驤「これええかな?」


ゼロと呼ばれるものを選んだんや


今村提督「了解。じゃあもう使えるし試してみようか」


そう言ってうちへゼロを使い的への攻撃を今村提督は促した


龍驤「行くで。ゼロ」


うちは大技と思われる攻撃を選び


ゼロ「アタックファンクション」


ゼロ「グロリアスレイ」


的へと攻撃したんやけど…


的「我が生涯に一片の悔い無し!!」


龍驤「うそやろ?」


的にでっかい穴が空いとった


しかも綺麗に何個も何個も


龍驤「こんな威力があるもん…ええの?」


今村提督「いいよ〜こっちも同じことやって見ますか〜」


そう言って今村提督は自分のアキレスタンクを使い


今村提督「必殺ファンクション!」


アキレスタンク「アタックファンクション」


アキレスタンク「地獄乱舞」


そう言って目の前の的へ攻撃したんや


すると


的だったもの「みろぉ!私がゴミのようだァ!」


…跡形もないやんけどうやったらこうなるんや…


今村提督「極めりゃこういうこともできるよ」


龍驤「は…あはははは…」


もうわらうしかないわこんなん…






龍驤「ほんと何から何まですまんな…」


今村提督「大丈夫だモーマンタイとりあえず色々といじれるし自分好みに作ってみな〜わからんところは後で聞くよ〜」


龍驤「うーんそうするわ。そんじゃまた後でな」


そう言って龍驤ちゃんはどこかへ行ったようだ


さてさて鳳翔さんの武器を作らないとねぇ…


今村提督「鳳翔さんはゆみの使い方がうまいみたいだし…艤装と一体化した武器にした方が良さそうだね…」


今村提督「まぁ完璧に趣味だけどさ」


私はまぁ後でいいかなぶっちゃけ資材足りないし


今村提督「よしできた。携帯式クロスボウ」


いわゆる常に発射できる状態の武器である


簡単に言えば手につけられるボタンで発射できるってことなんだけどね


今村提督「あともうひとつは滑車型にすべきか…それとも和式型にすべきか…うーむ」


普通の艤装は確か和式だがそちらだとある程度力を入れると折れそうだしなぁ…


でも滑車型は使い心地が違うはず…


今村提督「うーむどうしたもんか…」


プルルルルル…


今村提督「ん…誰からだろ…」


今村提督「はーいもしもし…」


迅「大変だぞ…」


今村提督「いやいきなりどうした迅」


迅「演習、今日、OK?」


今村提督「OK把握まだ艤装できてないんだけど…」


迅「いや相手にするのはお前だってよ」


今村提督「はぁ!?私で6人相手にするの!?」


迅「しかもこれは元帥公認だ…つまりお前潰す気だぞ…」


今村提督「…やるだけやる。あとどれ位?」


迅「3時間後、相手は戦艦で固めてきてる。気をつけろよ…」


今村提督「わかったありがとね」


…先に私の武器だなこりゃ


1個はできてる、あともうひとつはあれ作るか…


そうして私はもらった刀を溶かして武器を作り始めるのだった







〜3時間後〜


木曾「…」


龍驤「…」


鳳翔「…」


今村提督「今日はわざわざこんな辺境まで御足労頂きありがとうございます。A提督」


A提督「いえいえこちらこそしかも提督自らお相手くださるそうで」


今村提督「いえいえ、では始めましょうか」


木曾「今村提督、少し話がある始まるまで時間があるんだろ?少しだけ付き合ってくれ」


今村提督「?ほいよ」












今村提督「んで話ってのは?」


木曾「俺を捨てたのはあいつだ…そしてあいつの鎮守府は夜戦前にトドメを指すのが戦法みたいでな…気をつけてくれ」


今村提督「…わかったありがとね」


…っちそういうことかよ


んじゃあ容赦できねぇな…













鳳翔「今村提督さん大丈夫なのでしょうか…」


龍驤「大丈夫やろ。あの人なまくら刀で深海棲艦をめったぎりにしてたんやぞ?」


鳳翔「それはそうですが…相手はあの海外艦…しかもビスマルクさんとガングートさんがいます…他にはウォースパイトさん…イタリアさんも…おまけにローマさんにリシュリューさんまで…」


ああ…心配でたまりません…









A提督「さて…ルールはペイント弾しy今村提督「実弾使用A提督も戦闘に参加してくださって大丈夫です」」


木曾、龍驤、鳳翔「!?」


A提督「…わかりました。おい、ビスマルク」


ビスマルク「わかったわアトミラールそちらの提督さん、本当にいいのね?」


今村提督「構いませんよ」


A提督「それでは…始めましょうか」


A提督「イタリア!ローマ!連携で挟み撃ちにしろ!ガングートはその援護射撃だ!」


イタリア、ローマ、ガングート「了解(です)(したわ)(だ)」


今村提督「行くよ、まずはアキレスタンク!行っちゃって!」


ガングート「なんだこいつは?ちっちゃいロボットか?こんなものくらい」ガシャコン


今村提督「アキレスタンク!必殺ファンクション!」


アキレスタンク「アタックファンクション」


アキレスタンク「崩天撃」


ガングート「なんだ!?ぐぉ!」


今村提督「まずは一体!」


A提督「なにが起こった!ガングート!」


ガングート「すまない…アドミラール…ちっちゃいロボットに艤装を壊されてしまった…撤退する…」


A提督「くそ!使えないやつめ!ローマ!イタリア!そのまま包囲を崩すな!ウォースパイト!リシュリュー!殺す気でいい!相手へぶち込め!」


ウォースパイト、リシュリュー「アミラル了解したわ」


ウォースパイト「お相手さんごめんなさいね…!」ドォン


今村提督「来たね…行くよ…バスターソード」


今村提督「『画竜点睛』!」


ウォースパイト「砲弾をはじき返した!?きゃあ!」


リシュリュー「ウォースパイト!くっ!」ドォンドォン


今村提督「『時空の壁』!」


リシュリュー「な…なんでこっちに砲弾が…ああ!」


A提督「ウォースパイト!リシュリュー!」


ウォースパイト「すいません…」


リシュリュー「2人とも綺麗に艤装だけ壊されました…」


A提督「っちぃ!こうなりゃ…ローマ!イタリア!目の前の今村提督に向かって二人とも突撃しろ!至近距離で砲撃をかませ!」


ローマ「…」


イタリア「…」


今村提督「ついにカミカゼですか御相手さん」


ドォン


イタリア「…え?」


ローマ「どうして私たち無事なの…?」


今村提督「艤装だけ壊させてもらうよ。怖かったっしょ?とりあえず大破申告して撤退なさいな」


A提督「おい!状況を報告しろ!」


ローマ「突撃する瞬間回避され二人とも艤装を壊されました…撤退します…」


A提督「クソがァ!この使えないヤツらめ!」


ビスマルク「もう私しかいない…こうなれば」


ビスマルク「弾着射撃!いって!」ドォンドォン


今村提督「…」キィンキィン


ビスマルク「クソ…受け流された!」


今村提督「ゴメンだけど遅いよ」


今村提督「『凶斬り』」


ビスマルク「きゃあ!う…」


A提督「おい!ビスマルク!おい!」


今村提督「艤装は壊した。あとはあなただけです」


A提督「くそ!これでもくらえやぁ!」


今村提督「今更ガトリングガンが効くわけないでしょうがぁ!」


A提督「くそ使えねぇ!どいつもこいつもぉ!」


今村提督「何が使えないだゴラァ!」


A提督「ひぃ!」


今村提督「お前がちゃんと考えてないだけだろうがよぉ!しかもなんだ!?あの無茶な突撃命令は!お前は艦娘を殺す気か!?」


A提督「戦うために必要なだけだろ!代わりはいくらでもいる!」


今村提督「艦種艦名はいくらでも同じのはいるけどなぁ!『同じ艦娘』はひとりとして同じやつはいねぇんだよ!」


今村提督「もういい!これくらって気絶してろ!」


今村提督「『ジャジャン拳』!」ドグゥ


A提督「か…は…」


今村提督「あ、やりすぎた」










木曾「どうしてこうなった」


龍驤「いやどうしてこうなってんねん!どんだけ強いんや今村提督!」


鳳翔「よかった…今村提督さんが無事で…」


木曾、龍驤「今それどころじゃないよね!?」


ガングート「私はあの提督が恐ろしくてならないよ…」


ビスマルク「どうしてあれだけの砲撃を捌ききれるのよ…」


イタリア「かっこいい…」


ローマ「すごかった…」


リシュリュー「もう笑うしかないわよあれは…」


ウォースパイト「あれ直接くらってたら私たちどうなってたの…?」


今村提督…お前…まじで恐ろしいよ…










迅「…でA提督は全治6ヶ月の大怪我と」


今村提督「うん…ごめん」


迅「…はぁ、俺がこいつより階級上じゃなきゃお前完璧に終わってたぞ…」


迅「とりあえずこいつは当分無理だからそっちの鎮守府メンバー全員こっちへ一時的に所属してもらうぞ」


ビスマルク「わかったわ…」


今村提督「んじゃあみんな元気でね」


ガングート「いや君のせいだと思うんだが…」









今村提督「木曾ちゃん、まぁこれで気にしなくていいはずよ」


木曾「すまない…本当にありがとう…」


今村提督「気にしなくていいさ、でもみっともないと思わないこと、これからはみっともなくないし君はもう弱くないんだからね」


木曾「…わかった…本当に…ありがとう」


これでなんとかなったかな?


さてさてそろそろみんなの武器を作りきらないとね







演習後すぐに今村提督さんは装備作成に行きました


私も呼ばれましたのでおそらく要望を聞くのでしょう


龍驤ちゃんと木曾ちゃんは何故か大喜びで武器の調整をしていますが…


一体何があったのでしょう?


今村提督「というわけで鳳翔さん要望は?」


鳳翔「そうですね、できるなら威力が強い弓…でしょうか」


今村提督「…作れるヤツだと滑車と和弓を合体させたようなやつになるけどいい?」


鳳翔「構いませんよ。どういうやつなのですか?」


今村提督「古代兵装弓と言ってこんなやつ…」


そう言って見せてくれた資料には如何にもめかめかしいとても普通の弓とはまるで違うそんな弓でした


今村提督「大丈夫…?」


鳳翔「問題ありません。作っていただいたら使わせていただきますね」


今村提督「わかった。すぐ作るよ。あとこれ」


鳳翔「これは…クロスボウですか?それにしては小さい…」


今村提督「こっちで艦載機、これから作る弓は普通に攻撃用にしてほしいんだ」


鳳翔「それは…どういう…?」


今村提督「調べたけど艦載機は飛ばすことができればあとは自分で指示を出せるんだよね?」


鳳翔「そうですね。だから弓で弾いて射出するのですが…」


今村提督「艤装は壊れたら発射できないでしょう?こっちはあくまで武器で艤装じゃないのよ」


鳳翔「なるほど中破した時など危ない場面で攻撃できないのは危険ですしね…わかりました」


今村提督「ありがとう〜それじゃあ作ってk鳳翔「今村提督さん」」


鳳翔「演習お疲れ様でした。でも今回みたいな無茶はしないでくださいね」


鳳翔「私たちには提督はあなたしかいないですから」


今村提督「…善処するよ」


少しはわかってくれたのでしょうか…


今日はもう遅いですし寝ましょう…












今村提督「…できた古代兵装弓」


今村提督「少し…夜風に当たろうか」


〜名古屋港水族館跡〜


今村提督「水族館か…そういえば縁すらない場所だったね…」


…入ってみようか


今村提督「…魚達は全ていないか」


今村提督「…そりゃご飯与えてくれる人もいないしそうなるよね」


昔はここにも人はいたんだよね…それを深海棲艦は…


今村提督「いや…深海棲艦も飼われ続ける生き物を見てなにか思うことがあったのかもしれないね」


今村提督「生き物…か」


私は生き物なのだろうか


人でもない艦娘でもない深海棲艦でもない世界中のどれの生き物とも言えないのかもしれない


化け物なのかもしれない


今村提督「…私だって人でありたいさ。でも私は人じゃない」


消え入りそうな言葉で私はそうつぶやく


今村提督「私を守るために死んだ研究員さんたちは恨むのかもしれない」


今村提督「だけど私は人でありたかったんだ」


その言葉は廃墟とかした水族館へ虚しくこだまするだけだった










今村提督「…」


艦娘は人間ではない


それならなんで人の形をするんだ?


しかも女性の


返ってくる言葉は


昔軍艦とかは彼女と女性扱いされていたという人もいれば


我々人間に歩み寄りやすいからという人もいる


人の形をした化け物とは言ったものである


今村提督「まるで今の私だね」


そう言って水族館だったものを私はあとにした










そういえば私は壊れているのだろうか


もし壊れているとしたらどうやったら治るのだろう


もしかしたら一生なおらないのかもしれない


今村提督「…忘れるわけがないさ」


忘れてはいけない


今村提督「私はバケモノさ。しかもタチの悪い人の形をしたね」


私は埠頭で考え続けることにした








木曾「化け物か」


眠れないからきてみたが…やはりか


あいつはまるで人でありたいと思っているようだった


そうじゃなきゃ鳳翔さんが言う通りあの時の悲しそうな顔に説明がつかない


俺たちがいるじゃねぇか今村提督、少しは頼ってくれよ


そんな言葉もかけられない


俺たちは今村提督に頼って貰えるような実力を持ってないだろう


今村提督は…まるで海の奥深くを見据えるかのように深く深く青い目をしていた


お前は人だろう?


人じゃなきゃ…お前はなんなんだ?


まるでそれを自問自答するかのように


後ろからでもわかるくらい


あいつは…暗い


まるで自分には笑顔が似合わないというような


そんな後ろ姿をしていた


なぁ今村提督


いつかでいい


俺たちに相談してくれよ






[第1章終]





今村提督『疾風双刃』


的「いい斬撃してんねぇ!通りでねぇ!」ズバァん


今村提督『エターナルブリザード』


的「お慈悲〜^」キーン


今村提督「確か10時くらいから野村っちから電話が来るって迅が言ってたよね…そろそろか…」


ぷrrrrrrrrrrrrrr


今村提督「はい、今村です」


野村「やぁ、今村久しぶりだね」


今村提督「お久しぶりです。元帥?」


野村「やめてくれ…」


野村「昨日演習があったんだってね?あれは僕が公認したものじゃないんだよ…」


今村提督「あ〜…元元帥の方か」


野村「おそらくねだからそれに関する勢力の者達の左遷を決定したよ」


野村「それで昨日は迷惑をかけたからちょうどいい人材を送ることにするよ。そろそろそちらについているはずだ」


今村提督「人材?今んところは艦娘は3人いるけど…」


野村「僕らとは別の能力持ちでちょっと訳アリなんだ」


今村提督「迅は大きい鎮守府だから無理だしちょうどいいから送ったっつー事ね…」


野村「いや…君のことを話したらぜひとも力になりたいと言ってね本人たっての要望だよ」


今村提督「それでも押し付けたことに変わりはないでしょ…」


野村「ははは…まぁとりあえずよろしく頼む。あとそちらに依頼を持たせてもあるんだ漁師からの依頼だよ」


今村提督「わかったそれじゃあね」


野村「では、またね」


パタん


そろそろ着くって言ってたし門へ迎えに行かないとね…




〜名古屋港鎮守府門前〜


今村提督「その子とやらは一体どこじゃろな…」


???「あの〜…すいません。ここに提督さんはいますか?」


今村提督「あ、もしかして野村っちが言ってた子?私が提督の今村です。よろしくね」


???「提督さんでしたか。申し訳ございません。私はこれから今村提督さんの提督補佐に入ります。マエリベリーハーンと言いますよろしくお願いしますね」


今村提督「こちらこそよろしくね」








今村提督「そういえば君は能力もちなんだってね」


メリー「はい、まぁ役に立たないと思いますけどね…」


今村提督「私のことは聞いてるんだよね?念の為能力についてもう一回説明しておきたいんだけどイイ?」


メリー「はい、お願いします」


今村提督「私の能力は魔法を使って全てのゲームやアニメ技の再現ができるんだ。例えば…」


今村提督『波動拳』


メリー「わぁ…」


今村提督「こんな感じだねとは言っても欠点もある」


今村提督「それは技名を言わないと技としてまだ認識されないこと。まだ練習不足なんだ」


メリー「そうなんですね…」


今村提督「一応武器も作れるよ魔法で形を整えるけどね」


今村提督「というわけでメリーちゃんにはこれ」


メリー「これは…?」


今村提督「チンクエディアだよ、ファンタジー系でよく出てくる短剣」


メリー「それをなぜ…?」


今村提督「いやいや私も出撃するよ?だから鎮守府には誰もいなくnメリー「羅針盤ないんですよね?」」


今村提督「痛いところついてくるな…」


メリー「すいません…私の能力的にその代わりができそうなので…」


今村提督「そういや聞いてなかったね。メリーちゃんの能力って何?」


メリー「結界見ることが出来る目です」


今村提督「なるほど、確かに戦闘海域は結界が張られるはずだからね…結界が見えれば逆に言えば羅針盤なしで戦えるってわけか」


メリー「そうですね」


今村提督「じゃあボート改造してバトルシップにしようか」


メリー「…あ、わかりました」


今村提督「初めて私の言動に驚かない子に会えた…」


メリー「私はこういうの慣れてますので」


今村提督「そうなんだそれじゃあよろしくね」









今村提督「というわけで新たに仲間になりましたマエリベリーハーンちゃんです」


メリー「マエリベリーハーンです。メリーと呼んでください」


木曾「わかった。よろしくな俺は木曾っていう軽巡洋艦の艦娘だ」


龍驤「うちは龍驤という軽航空母艦の艦娘や。よろしゅうな」


鳳翔「同じく軽航空母艦の鳳翔です。よろしくお願いしますね」


今村提督「まずはメリーちゃん依頼について説明してもらえるかな?」


メリー「はい、今回はある漁師さんからの依頼です」


岩津漁師『新しく鎮守府が復興したそうじゃね。よければだけんど直接話がしたい。とは言ってもできる限り近海の安全を確保してほしいってだけだけども、余裕があればその近海以上に手を出して魚をいっぱいとってきたいんじゃよ。頼めるだろうか』


メリー「これが依頼です。あとこの近海には重巡や軽巡の深海棲艦の他に軽空母が確認されています。なので対空させやすい三式弾があるといいそうです。今回はあくまで安全確保ですが依頼は漁を行うということなので魚等傷つけず立ち回る必要があり戦闘海域にはサメとマグロが生息しています。敵艦載機を全て撃墜できるようなサポートができる艦娘が必要です耐久力面も考えるなら重巡がいいと思われます」


今村提督「というわけで建造するんだけどどうせだしみんなで建造しよう。というわけ」


龍驤「なるほどわかったで」


鳳翔「たしかにいいかもしれませんね」


木曾「確かにありだな記念にもなる。初めての建造のな」


今村提督「というわけで満場一致メリーちゃんもいっくよー」


メリー「そもそもデータ管理してる私がいないと能力わかりませんよ…」


今村提督「( 'ω')ア、ハイ」










〜工廠〜


今村提督「というわけでやってまいりました」


木曾「食堂の斜向だけどな」


今村提督「じゃあ木曾ちゃんは燃料、龍驤ちゃんは弾薬、鳳翔さんは鋼材、メリーちゃんはボーキ入れちゃって〜」


木曾「残り資材どれだけなんだ?」


燃料1万 鋼材1万


弾薬2万 ボーキ2万


メリー「増えてません?」


今村提督「そりゃ王の財宝使ってだね…」


木曾「お前王の財宝は武器しか出ないって言ってたじゃねぇか…」


今村提督「武器しか出ないよそれを素材に変えただけ」


木曾「もう驚くのも飽きたよ…」










今村提督「入れ終わったね」


龍驤「ほんじゃあ押そか」


鳳翔「…」


木曾「…」


龍驤「…」


今村提督「…」


メリー「…」


鳳翔、木曾、龍驤、今村提督、メリー「せー…のっ!」ガコン


1時間


今村提督「たしかこのレシピ軽巡と駆逐艦はじいてるんだよね?」


メリー「そうですね!なので…」


今村提督「重巡確定だァ!」


やったで!


やりましたね!


やったな。


やったぜ!


い、いえーい


今村提督「さてメイド・イン・ヘブンで時を加速して…」


ガコンプシュー…


古鷹と言います。重巡洋艦のいいところ、たくさん知ってもらえると嬉しいです。


今村提督「きたぞぉ!」


木曾「おお…これが重巡…」


龍驤「重巡はんよろしゅうな」


鳳翔「古鷹さんでいいですか?よろしくお願いしますね」


メリー「…!?」


今村提督「どうしたん?メリーちゃん」


メリー「すいません建造ミスです…」


メリー「本来の古鷹さんの平均ステータスを全てかなり下回ってますが身体能力だけは突出して高いみたいです…」


今村提督「つまり…?」


メリー「艤装で行動する際鳳翔さんよりも鈍足で」


メリー「木曾さんよりも砲撃威力がでず」


メリー「龍驤さんよりも装甲が薄いです…」


龍驤「メリーはん今どこ見ていったん?なぁ?」


メリー「と、とりあえず…欠陥です…」


今村提督「艤装がダメなんだよね?それならその身体能力生かした装備作ればいいじゃない!」


木曾「まぁそうだな現に俺達も普通じゃない武器使ってるしな」


メリー「まぁそうですねというわけで古鷹さん」


古鷹「は、はい…」


メリー「身体能力…ちゃんと測りますよ?」








〜1時間後〜


メリー「結果が出ました」


今村提督「ほいよ、なになに…」


今村提督「艤装装着時よりも未装着時の方が火力が出せる…本人曰く重火器が1番使い易い…か」


今村提督「わかった火力強めの武器作るよ」


メリー「そういえば私用のバトルシップですっけ。もう作り終わったんですか?」


今村提督「うん、見に来る?」


メリー「よろしいのであれば。操縦慣れしておかないといけませんし」


今村提督「船の操縦の資格もってるの?」


メリー「そうですね…蓮…華見に行って知り合いに振り回された時に取りました」


今村提督「あ、そうなんだ」


今村提督「それじゃあ行こうか」


〜抜錨ドック〜


今村提督「こんな感じだね」


側面

20.3cm連装砲×2


船底

爆雷投射機

九五式ソナー


甲板

7.7m連装機銃×1

設置型拘束機銃

ガトリングガン


メリー「ちょっと小さめの客船くらいの大きさですね」


今村提督「まぁ武器的に積むとなるとこうなるかなとりあえず少し近海へでてみようか」


メリー「ですね」









〜鎮守府正面海域〜


今村提督「どう?」


メリー「主にアシストと一定時間自分を守る感じみたいですね」


今村提督「そうだね。だからせいぜい駆逐をクリティカルでオーバーキルする程度くらいかな…軽巡は半分も削れないと思う」


メリー「十分ですというかそもそもこれダメージ受けてないとか頑丈すぎませんか?」


今村提督「生身の人間だしね結界を見ることが出来ること以外は、だからやりすぎるくらいでちょうどいいよ」


メリー「まぁそうですね…」


今村提督「それじゃあ戻ったら抜錨ドックに戻しておいてね。私は今から古鷹ちゃんの装備作ってくるよ」


メリー「わかりました」







〜工廠〜


今村提督「古鷹ちゃんこれからよろしくね」


古鷹「は、はい!よろしくおねがいします」


今村提督「古鷹ちゃんは重火器がいいって言ってたけど何が使いたいのかな?」


古鷹「重火器ではなく銃火器です…」


今村提督「あ、そうなんだ。でも銃火器でも近距離遠距離あるからさできるならどっちがいいかな?」


古鷹「できれば近距離ですね…狙撃はきついです…」


今村提督「ならM4カービンとそれに接合可能なM26MASSで中距離近距離できるようにするよ」


古鷹「は、はい!私なんかのためにすみません…」


今村提督「その言葉はやめてほしいな私なんかって言うけど仲間じゃん頼ろうぜ?」


古鷹「で、でも…私普通の古鷹とは違いますし…」


今村提督「得意なことで苦手なことをカバーするんだよ。艤装使って戦えないなら艤装以外で戦えばいい」


今村提督「誰だって何かしらあるんだしさ」


古鷹「はい…本当にありがとうございます…」


今村提督「それじゃあ私はちょいとしたでっかいものを作るから後でね」


古鷹「はい!」









今村提督さんと別れて数時間後


欠陥しかない私でも…今村提督のお役に立てないかな…


そんなことを思っていると


木曾「おらぁ!」ザガァン


的「もう少し左やで」


木曾「もう少し命中度上げねぇと…!」


古鷹「木曾さん練習ですか?」


木曾「古鷹さんか…まぁそうだな…対空と対潜と魚雷くらいしか俺は取り柄がねぇ。この武器で少しでも強くならねぇと…」


そう言って木曾さんは持っている爆式砲剣を構えます


木曾「っらぁ!」バァン


的「おお当たったやんでもど真ん中やないな」


木曾「くっ…」


古鷹「木曾さんってどうしてそこまで強くなりたいんですか?」


木曾「そりゃあれだ今村提督を守りたいからだな」


古鷹「でもあの人は…」


木曾「わかってる。でもな?せめてあいつを守れるくらいの力が欲しいんだ」


木曾「俺はあいつに助けられた。そしてあいつが『人でありたい』と言ってたのを聞いちまったんだ」


そんなことを…


あの人は自分の能力で苦しんでたんですね…


おそらく…まともな子供時代も送れてなかったんでしょう…


古鷹「そうなんですね…」


私はどう言えばいいのかわかりません


でも…せめてあの人の力になりたいと思う木曾さんを見て


私もよりあの人ひとの力になりたいと思うようになったのでした







今村提督「それじゃあ前もって言った通り岩津さんのところへ行くよ。電話で伺うことは伝えてあるしまずは話を聞いて作戦を立てよう」


メリー「そこまでは車ですよね?」


今村提督「まぁそうだねわたしはバイクで行くけどねメリーちゃんお願いね?」


メリー「わかりました。それでは木曾さんと古鷹さんと龍驤さんと鳳翔さんはこちらの車へ乗ってください」


今村提督「それじゃあメリーちゃん先導お願いね」


メリー「了解です」








いやーあれだねぇ

漁師さんもかなり辛いんだろうねぇ

魚が取れなきゃ商売上がったり

…これ終わったら7尾だけ漁のあとに譲ってもらおうかな

あ、さんまね





〜岩津邸〜


今村提督「それじゃあみんなはいるよ」


ピンポーン


???「ほいほーい」


今村提督「名古屋港鎮守府提督の今村です。岩津さんはいらっしゃいますか?」


岩津「おお!提督さんか!今開けますぞ!」








今村提督「では岩津さん近海の制海権を取り戻して漁ができるようにしてほしいということですが」


岩津「そうなんじゃよわしはもうすぐ死ぬかもしれん老いぼれじゃけどもうちの漁師全員がそうという訳じゃあにゃあ。そのほかの漁師とも相談した結果こうするということにしたんじゃて」


岩津「そうすれば愛知県内だけでも魚を行き渡らせることは出来るじゃろう。伊良湖の方もそれには同意してくれとった」


今村提督「わかりました伊良湖鎮守府と共同でここの制海権を取り戻します」


岩津「本当に頼んますわしはみんなに魚を食べられるようにしたいんじゃ…」


今村提督「…」


岩津「それとじゃ、海が好きなやつもおる…そういう奴らのためにもこの海を深海棲艦とかいう化け物から取り戻してほしいんじゃ…」


今村提督「伊良湖提督さんは既に準備が整ってて出撃していらっしゃるんですよね?」


岩津「ああ、それでも少し劣勢なんじゃと、今は雪風っちゅー駆逐艦と飛龍と蒼龍っちゅー空母で足止めしとるらしいが…」


今村提督「わかりました。頼って下さりありがとうございます。それでは失礼致します」


岩津「わしらは取り戻してほしいのもあるがわしらの無理難題で死んでも欲しくないんじゃ。やばいと思ったら撤退してくだせぇ。わしらは誰も責めませぬ。生きて帰ってくればまた次があるんじゃし」


今村提督「お気遣いありがとうございます…」


後書き

ホントに申し訳ないです…
焦った…編集データ飛んだかと思った…
今まででてきたネタやパロディは
また解説する機会を頂きとうございます
何でもかんでもぶっ飛んでる「ちょっと普通じゃない女提督が6人の艦娘と共にブラック鎮守府を立て直すそうです」がいつの間にやら5000PV達成していました
ありがてぇ…(アカギ並感)
岩津漁師の要望は叶うのか
伊良湖提督たちの部隊が轟沈する前に今村提督はたどり着けるのか


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SS好きの名無しさんから
2018-09-09 22:12:47

SS好きの名無しさんから
2018-09-08 22:04:51

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SS好きの名無しさんから
2018-09-09 22:12:44

SS好きの名無しさんから
2018-09-08 22:04:52

このSSへのコメント

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1: SS好きの名無しさん 2018-09-08 22:05:24 ID: zRSIJ1VQ

ライブドアニュース(9月8日(土))

海上自衛隊、護衛艦『かが』に中国海軍フリゲート艦2隻が接近

加賀『流石に気分が高揚します。』


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1: SS好きの名無しさん 2018-09-08 22:05:57 ID: zRSIJ1VQ

ライブドアニュース(9月8日(土))

海上自衛隊、護衛艦『かが』に中国海軍フリゲート艦2隻が接近

加賀『流石に気分が高揚します。』


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