2018-11-06 21:02:36 更新

概要

少年と艦娘とのちょっとしたお話です
(マイルドな、おねショタ)


前書き

オイゲンお姉ちゃんと、思春期な少年とのお話です


---------------------------------------------


夏の夜


青白く発光する自販機の前で


僕は、あの日彼女と初めて会いました。


---------------------------------------------







カチ…コチ…カチ…コチ…






時計の音がうるさいって訳でも無いけど…







チラリと部屋の壁掛け時計に目をやる。



木目調の丸いソレは薄く発光しており

暗がりでも時間が確認出来るような仕様になっているらしい。




母さんが、気を利かせて買ってきてくれたものだけど…


携帯があるから別にいいんだけどなぁ。




「…。」





土曜の23時頃


何故だか、土曜日のこの時間帯に目が覚める事が

最近多くなってきた。


別に学校は休みだから良いんだけど

日曜日が割とつらいんだよね。


ゴロンと、寝返りを打って枕元に置いてあるスマートフォンに手を伸ばした。


端末の下部にある丸いホームボタンを

軽く押すと画面に通知の一覧が表示され、

僕が眠っている間にクラスメイトのA君からのLINEや、Twitterのファボ、RTの情報、

アプリで表示されるネットニュースがスクロールされる度に画面上走る。



その中に

『深海棲艦、出現情報』

『タレントの○○、芸能界引退か』

『新規配属艦娘、空母のA衝撃インタビュー』




そして

『艦娘、轟沈リスト 新たに二隻が尊い犠牲に』




来週は

この話題で持ちきりだろうな。


だって、この艦娘が所属しているのって

僕らが住んでいる街にある鎮守府の事だもん。




…ダメだ眠れない。



グッと上体を起こし、ベッドから床に足を落として

ゆっくりと立ち上がった。


すたすたと、普段そこそこに使っている勉強机に

置かれてある、エアコン用のリモコンを片手で持つと

それを空調の方に向けて電源をOFFにする。


ああ、エアコンを最初に開発した人ありがとうございます。


白いTシャツ、パンツという夏の夜に相応しいスタイルではあるものの…


さぁて









息を切らせて、一定のリズムで足を早めに

前後させる


左右の

電柱と街灯が次々に奥に流れていく。



真夜中のランニングは良い。


陸上部のトレーニングも出来るし気分転換にも

なる。


家を出て20分くらい


そろそろインターバルを入れよう。


膝に手を着いて一呼吸、二呼吸…


息を落ち着かせ背を伸ばして

また足を運ぼうとしたその先に

うっすら光を放つソレがあった。




?



走行のために『く』の字に曲げた足を戻し

ゆっくり歩いて近づいてみる。



こんな所に前まで『自動販売機』なんてあったっけ?


暗闇の中で薄く青に発光するディスプレイ

そして陳列されている商品を眺める。


なんだ…これ?





『弾薬風味ジュース!弾ける炭酸!』

『鋼材風味 愛しの紅茶』

『海外直送 ボーキ硬水』…etc






全部、見たこと無いラインナップだ。


それも女子受けしそうな可愛らしいデザインのボトルがほとんど。


…うーん


全部気になるな…。


ところでどこのメーカーが出しているんだろう。


自販機には何にも書いてないな


真っ白いボディには何のプリントもされてないなんて

…こんなのもあるんだなぁ。



とりえあずなんか飲んでみよう…


えっと「鋼材ソーダ」?とか…あ、120円なんだ

良心的。


よいせっと、280mmの缶?


プルタブを上げてっと














な、なんだこれ

味がほとんどしない?


と謎の液体に不信感を抱いていたその時






「それ、あんまり美味しくないよね。」





背後から声を掛けられ

驚いてむせってしまう。





「あぁ!!ごめんねごめんね!暗い所でいきなり声かけたらそりゃ驚くよね!」



体を丸めてせき込む僕の背中をさする

柔らかい何か。


これは手のひら?


涙目になりつつ、その手の

持ち主の顔を確認する。



「大丈夫?」



さっきから何となく感じてた違和感の正体を

確信した。

『彼女』は『外国の人』だった。


自販機の薄蒼い光を反射する金色の髪。

まとめられたおさげ。


潤みを帯びている蒼い大きな眼。


僕の事を案じているのか八の字に下がった眉。


白い肌と幼い顔。


黒を基調とした赤いラインの入った

若干ミリタリー要素を含んだ珍しい衣服。


こんな綺麗な女の人

クラスにも僕が知っているアイドルにも

いない


あまりにも綺麗で

くちからソーダが垂れているのも

気づかず、ぼうっと見つめている自分がいた。



「ど、どうしたの?」



言われてハッと我に返った。



「あ、いえ!す、すいません!」



グシグシと缶を持ってない方の手で

口元を拭って謝罪。


なんとも情けない。



「あはは、大丈夫そうなら良かった!」


「君は…ここらへんに住んでる…小学生?」



身長が僕よりも頭一つ分ほどに背の高い

お姉さんは、グイッと顔を近づけてきた。



「僕は中学生です!確かに背は、ち、小さいかもしれないですけど…!」



ムッとした顔を浮かべているのは自分でもわかる。

でもコンプレックスを遠回しに言われては黙っていられない。


するとお姉さんは

パッと弾けるように背をのけぞらせ

驚いた顔で、右手で口を覆った


「えー!!?本当に中学生なの!?」


「ふーん?Japanの成人男性も慎重は低い方だけど…やっぱり

子供も小さいのね!」



お姉さん、それ

笑顔で言う事じゃないです

僕、悲しいです!


少年ハートはぼろぼろです!!


そういえば…



「や、やーぱん??…お姉さんは…えっと、誰?ですか?」




驚いた顔から

徐々にニコニコと笑顔に変化

しつつ悪意が無いであろうおそらく日本男児

への批判をつぶやいたお姉さんは




『あ、そうだった』という表情に最終的には

落ち着いた。





そして-






「初めまして!私は-」



「プリンツ・オイゲン!!艦娘です!」



「よろしくね少年!」



そうやって

ニッコリと笑顔を浮かべるお姉さんは

お姉さんなんだけど、年下にも見えるし


こんな雰囲気の女性に会ったのは初めてだった。







気が付くと僕たちは自動販売機近くのガードレールに腰をかけて並んで座っていた。

彼女、良くニュースで耳にする『艦娘』さんとお話をするのは初めてで緊張したけれど


なんだか


「でね!そのときビスマルクお姉さまがね!!こうっ…びゅばーんって!そしてずどーん!って!」



腕をぶんぶん振り回しながら話す彼女はどこか危なっかしくって


少し変わっていて




「そしたらAdmiralさんがねぇ!」



いつしか真夜中という特別な空間に彼女と僕だけとういう雰囲気にすっかり飲まれていた。











後書き

続くよ!


このSSへの評価

1件評価されています


SS好きの名無しさんから
2018-11-06 21:47:40

このSSへの応援

1件応援されています


SS好きの名無しさんから
2018-11-06 21:47:40

このSSへのコメント

2件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2018-11-06 21:49:55 ID: S:m3-AGW

🍎平成30年『防衛白書』86頁🍏

💀韓.国.🇰🇷💀

🍎19年連続で『軍拡』実施🍏

🍎特に『ミサイル・海軍・空軍』の『軍拡』が『顕著』である。🍏

💀極めて危険な『兆候』💀

かが『🍎流石に気分が高揚します。🍏』

2: SS好きの名無しさん 2018-11-07 06:30:16 ID: S:qer_MY

更新乙です!


このSSへのオススメ

1件オススメされています

1: SS好きの名無しさん 2018-11-06 21:43:07 ID: S:c-PFUT

💀極めて危険な兆候💀🇰🇷🇰🇵💀

💀韓.国.🇰🇷💀

💀国防相(防衛大臣に相当)💀🇰🇷💀

💀『鄭景斗』💀🇰🇷💀

💀現役の『空軍大将』💀🇰🇷💀

💀韓.国.🇰🇷💀は『軍』に対する『文民統制(シヴィリアンコントロール)』は大丈夫なんだろうか?💀🇰🇷💀


オススメ度を★で指定してください