2019-03-13 12:41:03 更新

概要

前回の序章から1か月後のお話




















・・・・・・・・ん・・・・・・・・く・・・・・・ん・・・・・・・・・・叢雲さん??











叢雲

「・・・・ん・・・・・。」


ドライバー

「叢雲さん?大丈夫ですか?かなり魘されていましたが・・・。」


叢雲

「えぇ・・・大丈夫よ・・・少し疲れただけだから・・・・。」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
















私は、元駆逐艦叢雲・・・・・・一か月前のあの惨劇から本部が同じ ”なにか” に襲撃され、たった2週間でほぼ世界全土に渡る鎮守府が壊滅し残っている鎮守府は、残り10もない状態になっていた・・・。


ただ分かっていることは、深海の奴らは何も手をだしておらず、むしろ深海側も同じ状況だったという、そして、〇〇〇鎮守府に居たはずの


大淀が行方不明、音信不通となり、現在も捜索は行われているが、彼女の足は掴めていない・・・。



















叢雲

「・・・・。」胸ポケットから写真を出し


ドライバー

「その写真は・・・。」


叢雲

「私が最初に出会った提督よ、一緒に脱出する予定だったけど、奴らに足を掴まれて、そのまま・・・。」


ドライバー

「失礼しました・・・〇〇〇鎮守府・・・あのテレビでやっていた鎮守府ですよね?あそこは深海の砲撃では・・・。」


叢雲

「世間はそう報道しているけどね、忘れてると思うけど私はそこの生存者よ?」


ドライバー

「・・・・申し訳ありません・・・大変失礼な質問を・・・。」


叢雲

「・・・・。」























そう・・・まだあんな事じゃなく、深海の奴らの攻撃で爆発されればよかった・・・・なんて考える私は・・・いや・・・


今はいいか・・・・。






























ドライバー

「着きました、エルヴンです。」


叢雲

「ん・・・・。」


























ここはエルヴン指令本部、奴らが現れてから、世界全土へ現れ、緊急本部として作られたロシアの最新精鋭基地


ここには、家族を失った者、両親を失った子供たち、私達と同じ艦娘から陸軍の人たちまで居る・・・。





























???

「随分時間かかったな叢雲」


叢雲

「あら?貴女も着いていたのね?連絡くれればよかったのに」


加賀

「しばらく別の鎮守府へと行っててね」


叢雲

「それで?中は?・・・。」


加賀

「酷いものよ・・・鎮守府全土はボロボロと血肉だらけ・・・交戦した形跡はあったけど圧倒的だったみたいね」


叢雲

「そう・・・。」


???

「叢雲さーん!」タッタッタッタッタ


叢雲

「あら?朝潮、貴女もここに?」


朝潮

「はい!ただいま着任いたしました!」


叢雲

「もう鎮守府でもなけば、私たちは艦娘じゃないのよ?普段通りの会話でいいわ」


朝潮

「しかし・・・私は」


叢雲

「まぁアンタに任せるわ、加賀さん、司令部はどこかしら?」


加賀

「なんだ?もう報告しに行くの?もうちょっとユックリして行っても」


叢雲

「イタリアが潰れたわ・・・・」


加・朝

「・・・・!」


叢雲

「着実に詰めてきているわ・・・報告を急ぎたいの」


加賀

「そこを突き辺りを左に、階段を2階上がった後右奥だ」


叢雲

「ん・・・ありがと・・・。」コツッコツッコツッ























現在、世界中の人口45憶の中、世界中で生き残っている人間は・・・・・合計で11憶以下に落ちた・・・


ここは、ロシアの真ん中、防衛基地エルヴン、難攻不落と言われた、世間には出回っていない地下巨大基地











































???

「それじゃ遅すぎる!!イタリアとの通信はどうなってるの!?・・・・通信が途絶!?・・・クソッ!!」ガシャンッ!


叢雲

「ピリピリしているわね?ビスマルク?」ガチャッ


ビスマルク

「はぁ・・・叢雲ね・・・お帰り・・・報告お願い・・・。」


叢雲

「ん・・・イタリア全土見て来たわ」


ビスマルク

「・・・・それで?・・・・。」


叢雲

「残念だけど、イタリアは落ちたわ」


ピスマルク

「・・・皆は?・・・。」プルプルプル


叢雲

「片腕と・・・これしか見つからなかったわ・・・。」血まみれの艦娘ドイツ帽と血まみれの十字バッジ


ビスマルク

「・・・・あぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」バン!!ガチャンッ!


叢雲

「ちょっと!落ち着きなさいよ!!」


???

「何事ですか!?」


叢雲

「赤城さん!ちょっとビスマルク抑えて!」


赤城

「落ち着いてください!ビスマルクさん!」ガシッ


ビスマルク

「離せええええええええええ!!!!殺してやるううううう!!!!ああああああああああ!!!!!!!!」ジタバタジタバタ


叢雲

「落ち着きなさいよビスマルク!!私だって提督を失ったわ!それに、たくさんの姉妹艦達も失ったのよ!!貴女だけじゃないのよ!!」


ビスマルク

「ああああぁぁぁぁ・・・・うぅ・・・うぅぅぅあああああああああああああ!!!!!!!」泣き崩れ


赤城

「ここは私が見ています・・・叢雲さんは休んでください・・・。」


叢雲

「任せるわ・・・。」ドアバタン






























そうここは、私が最後となるであろう、鎮守府・・・もとい、基地、ほとんどは戦闘なんてしたことが無い人間がたくさんいる


そこで私達が消えるという事はすなわち、戦う者が居なくなり、ここが危なくなるという事、あの2人を失ったのは


かなり基地に大打撃を受けたのは言うまでもない・・・。




少女

「おねーちゃんおねーちゃん!」グイグイ


叢雲

「ん?どうしたの??」屈み


少女

「グラーフおねーちゃんはいつ帰ってくるの??」


叢雲

「ッ・・・・そうね・・・今は遠くに行っちゃってて帰ってくるのはいつになるか分からないの、ごめんね?」頭ナデナデ


少女

「そっかぁ・・・。」ぬいぐるみ出し


叢雲

「それは?」


少女

「おねーちゃん!グラーフおねーちゃんが帰ってきたらこれ渡して!」


叢雲

「・・・・・・・・・。」


少女

「おねーちゃん?」


叢雲

「・・・お嬢ちゃん?これはお嬢ちゃんが持っていて?グラーフが帰ってきたら渡すといいわよ!きっと喜ぶわ!」ニッコリ


少女

「うん!分かった!!」タッタッタッタッタ


叢雲

「・・・貴女・・・罪深いわよグラーフ・・・無茶して二人なんかで行くから・・・。」


加賀

「叢雲」


叢雲

「うん?」


加賀

「指令室から大きな音が聞こえたが、何かあったの?」


叢雲

「・・・グラーフとプリンツのね・・・。」


加賀

「・・・・・そうか・・・・残念だ・・・・。」


叢雲

「ここも随分静かになったものね・・・前は世界中から集まった艦娘と陸軍所属の子達がたくさんいたのに・・・。」


加賀

「敵をよく知らずしてぶっきらぼうに突っ込んだ挙句の結果よ・・・。」


叢雲

「それより加賀さん・・・。」


加賀

「・・・・大淀か?」


叢雲

「そっちもそっちで何にも情報は無しみたいね・・・。」


加賀

「・・・叢雲のデスクにファイルを置いておいたわ・・・目を通しておいて」


叢雲

「・・・・?・・・分かったわ」コツッコツッコツッ





































ガチャッ・・・・バタンッ・・・。





コツッコツッコツッコツッ




シュルッ・・・・ファサッ・・・・カチャ・・・・



ギシッ・・・・












叢雲

「・・・・。」ペラッ

















ーーーーーー新薬 ”プランターAbyss-30" の開発成功報告ーーーーーーーー


〇〇〇鎮守府、大淀殿


このファイルは読み終わり次第、焼却処分する事、なお部外者がこのファイルを読んだ場合、殺処分する事








叢雲

「Abyss-30・・・。」




この新薬は、直接人間や艦娘、陸軍の者たちに、栄養剤として提出し飲ませる事、見た目は普通の栄養剤とは変わらない見た目をしているが


この薬の中に、Abyss の卵が入っている、一度孵化をすると、胃から体内へ動き、骨髄へと行きつき、そこで成体になる


一度、成体になれば、マザーと呼ばれるAbyssには絶対的に服従をし、任務への失敗は無くなり、どんな距離に居ても会話が可能である


ただし、マザーと呼ばれるには、本人にもAbyss を投与しなくてはならない、取り扱い等は厳重に注意する事


また、彼等の食事は、生の肉に変わり、一日に5回食事をしなければ、暴走を初め、顔からAbyss本体が出てくる


こうなってしまうと、殺処分しかなくなるので、注意されたし


追伸

Abyss-30テスト完了、今後、開発経過次第、全鎮守府に輸送予定





叢雲

「・・・つまりこの時から鎮守府壊滅は確定していたのかしら・・・。」










バタンッ!!





叢雲

「っ!!!!?」カチャッ!!



?????

「ほっほーーーー!!!帰ってきてドア開けたら銃を構えられてるとは、怖いこわ~~い」


叢雲

「・・・・何の用よ・・・。」カチャッ・・・。


?????

「ご挨拶だねぇ~~寂しくなったから会いにきたんじゃないか~」


叢雲

「・・・・私は今忙しいのアーノルド・・・出ていって・・・。」


アーノルド

「いいじゃないか?な?今日くらいよ~」ベッドに座り


叢雲

「・・・・。」


アーノルド

「なんだよ?いつもと同じく反応してくれよ?」


叢雲

「これみて・・・。」ファイル渡し


アーノルド

「あ?なんだこれ・・・。」


叢雲

「奴らの正体よ・・・。」


アーノルド

「・・・・・・。」


叢雲

「これが奴らの正体・・・・と言いたいけど・・・これが本当なら私達・・・。」


アーノルド

「・・・・だが、まだ決まった訳じゃないんだろ?一度奴らを生け捕りにして解剖してみるのも」


叢雲

「誰が行くのよ・・・グラーフもプリンツも死んだのよ・・・。」


アーノルド

「おいおいマジかよ・・・てことは・・・。」


叢雲

「イタリアはつぶれたわ・・・。」


アーノルド

「マジか・・・あれが最後ならおっぱい揉みたかったなぁ・・・。」


叢雲

「バカね・・・殺されるわよ」


アーノルド

「冗談だよ、んで?これからどうするのさ?」


叢雲

「・・・・。」カチャッコトッ


アーノルド

「ん?なんだ?飲むのか?」


叢雲

「昔話・・・付き合ってくれる?」


アーノルド

「ん~~・・・・・・・・・・・・・・・まぁいいか!酒しばらく飲んでなかったけどな!!」


叢雲

「バーボンだけどね・・・。」コンコンコンコン


アーノルド

「いいねぇ~・・・葉巻でもあれば完璧だが・・・贅沢言ってられんよねぇ・・・おととと」


叢雲

「・・・・・。」クイッ


アーノルド

「・・・。」クイッ


叢雲

「はぁ・・・」


アーノルド

「うっほ強っよ・・・んで?昔話ってのは?」


叢雲

「このアウトブレイクが起こる前の話」


アーノルド

「あぁ、確か、新人提督と一緒に〇〇〇鎮守府の話か?加賀さんから少し聞いたくらいだが」


叢雲

「私はその提督の秘書艦だったのよ・・・。」


アーノルド

「へぇ・・・それは初耳・・・。」


叢雲

「最初入り口から入ったとき、異常じゃないくらい静かだったのよ、提督もそうだったわ、静かすぎるってね」


アーノルド

「基本誰かが居るって言うのが普通らしいけどな?そんなに静かだったのか?」


叢雲

「そもそも静かすぎるというより、私達2人しか居ないみたいな空間だったわ、それほど静かだったの」


アーノルド

「なるほど・・・それで?」


叢雲

「警戒しながら執務室へ着いたわ、そこには、ようこそ提督、っと貼り絵で作られた歓迎のゲートがあったわ」


アーノルド

「ほぉ?つまりそこにみんなが居たと?」


叢雲

「えぇ、入るなりいきなりクラッカーで盛大にお出迎えよ、緊張の糸がほどけた私達は警戒を解いて自己紹介を始めたんだけど」


アーノルド

「始めたんだけど?」


叢雲

「なぜか私の時だけは反応が冷ややかだったのよ、提督しか見えていないかのように」


アーノルド

「よくある特定の人間しか見ない奴ら・・・だな」コンコンコンコン


叢雲

「私が自己紹介しようとすると間入って邪魔をするのよ、そこからおかしかったわ」クイッゴクッ


アーノルド

「叢雲、奴らがただの艦娘じゃないって気づいたのはいつ頃なんだ?」クイッゴクッ


叢雲

「瑞鳳っていう子が居てね、私と提督が執務をこなして、夕ご飯を食べに食堂へ行ったのよ、もちろんそこには誰も居なかったけどね」


アーノルド

「うん?そこでか?」


叢雲

「違うわ、厨房に瑞鳳が居たわ、卵焼きを作ってたけど」クイッゴクッ


アーノルド

「卵焼き?なんでまた」


叢雲

「まぁ彼女の得意料理みたいなものだったからね、瑞鳳が提督に近寄ってオムライスを渡した時、偶然厨房に目をやったの」


アーノルド

「そこに何かあったのか?」


叢雲

「・・・・どこから手に入れたのか分からないけどジメチルカドミウムの瓶があったわ」


アーノルド

「おいおい!毒薬じゃねぇか!つまりそれって!」


叢雲

「確かめてはないけどね、でもオムライスと卵焼きに入れたのは確実よ」


アーノルド

「怖えぇ・・・飲まずにいられんなこれ・・・。」ゴクッ


叢雲

「問いただしたら、瑞鳳が狂ったような笑いをして、食堂を出て行ったわ、その後は提督と大喧嘩」


アーノルド

「疑い過ぎて怒られた感じか?」


叢雲

「近いわね・・・まぁあの後カップラーメンで我慢させたけど」


アーノルド

「万能カンプラーメンか、腹空いたとき無性に食べたくなるよなアレ」


叢雲

「その後、お風呂に向かったわ・・・勿論一緒に入ろうとしたけど」


アーノルド

「あ~・・・ちょっとまて。風呂って事はあれか?脱衣所からか?」


叢雲

「・・・・何よ?」


アーノルド

「いやなにほら・・・お前も今上着抜いて下着だしさ・・・目のやり場と言うか」


叢雲

「今更ね・・・酔ってるの?」


アーノルド

「あ~どうだろ、んで?」


叢雲

「その後、長門っていう艦娘が来てね、私を女湯に連れて行こうとしたんだけど、様子がおかしかったわ」


アーノルド

「既に下着だったとか?」


叢雲

「だったらよかったわ、アイツ、私の髪の毛を毟り取る勢いでつかんだのよ」


アーノルド

「ん?ちょっとまて、その長門って奴も・・・。」


叢雲

「奴らよ・・・。」


アーノルド

「だよな・・・。」クイッゴクッ


叢雲

「提督がやめろと言って近づいた瞬間、腕を振り回し、提督を弾き飛ばした後、彼女から解放されて、顔の血管が浮き出ていたわ」


アーノルド

「ふ~ん・・・どんな感じに」


叢雲

「メロン」


アーノルド

「あ?」


叢雲

「メロンみたいな感じに」


アーノルド

「あぁ~・・・そういう意味か納得・・・ってきめぇなそれ」


叢雲

「最初は怒りが顔に出てるのかと思ったけどね、そして、また掴まれそうになった時、提督が庇って顔を鷲掴みされたわ」


アーノルド

「確か・・・艦娘の握力って・・・。」


叢雲

「私の腕でもアンタの顔をリンゴみたいに割ることだってできるわよ」


アーノルド

「こえぇこえぇ・・・んでそこで提督が・・・?」


叢雲

「いえ、というより、確かに強く握っていたようだけど、提督に意識があったわ、何より、すべてあの戦艦長門の握力じゃ、1秒も持たず

顔がグシャリのはずよ」


アーノルド

「そのあとは?・・・。」


叢雲

「止めに入った私のお腹を殴ってそこで気絶したわ、でも、殴るときの腕がグニャリと曲がったのは今でも忘れない」


アーノルド

「可能性としては、身体能力は低下しているって事もありえるのか」


叢雲

「かもね、可能性はゼロじゃないわ」クイッゴクッ


アーノルド

「その後は、お前に聞いた通りの展開・・・っと?」


叢雲

「えぇ・・・あの提督の顔は忘れないわ・・・最後の最後まで私を信じてたあの人の顔を・・・。」


アーノルド

「・・・辛いか?」


叢雲

「辛くないって言ったら、嘘になるけどね、嘆いたって提督は帰ってこないわ」クイッゴクッ


アーノルド

「まぁな・・・・・さて!!ごちそうさん!元気な姿見れてよかったぜ、んじゃ俺は部屋にもd」ガシッ


アーノルド

「ん?どうした?ウワッ!?」ドスッ





ギシッ







叢雲

「・・・・・。」ギシッ


アーノルド

「あの~・・・むらくもさん?」


叢雲

「貴方は・・・私をどう思ってるの?・・・。」


アーノルド

「どうって・・・戦・・・・友?」


叢雲

「・・・・。」チュッ


アーノルド

「ッ!?」


叢雲

「今日はここに泊まって・・・。」


アーノルド

「ちょ!叢雲!どうし」


叢雲

「寂しいから!!」


アーノルド

「・・・・・。」


叢雲

「・・・お願い・・・。」


アーノルド

「俺でいいのか?他にも一杯男は居るんだぞ?」


叢雲

「あんたは特別・・・それに・・・提督と同じ匂いするから落ち着くの・・・。」プチプチッ


アーノルド

「ちょ!おま!」


叢雲

「私ってそんな魅力ない?」


アーノルド

「・・・・かわいいし、大切にしたいよ、正直に言うとね、もう一回聞くけど、俺でいいのか?」


叢雲

「言っておくけど、あんたは他の男に比べて好きの部類に入るからね?」ヌギッ


アーノルド

「・・・ご期待に応えれるようにがんばります・・・。」チュッ




















ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




???

「実験は?」


??

「完璧という感じね、艦娘にも適応するって事だけでも分かったし」


?????

「しかし、お前の鎮守府を実験台とは恐れ言ったよ」


??

「でもその結果、成功したでしょ?」


???

「まぁな、今後、Abyssの改良も含めて活動に期待しておくよ、大淀」


大淀

「えぇ、期待していて頂戴」コツッコツッコツッ


???

「奴の作った新薬は強力な生物兵器だ、厳重に保管しろ」


?????

「ハッ」


大淀

「もうすぐ完成するわ・・・まっててね・・・。」





















”提督”























ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

コンコンッ ガチャッ




アーノルド

「んがぁ~~~~ごぉぉ~~~~クガァァ~~~~~」


加賀

「・・・・・。」


叢雲

「スゥ・・・・スゥ・・・・。」


加賀

「・・・・。」チラッ フライパンとオタマ


アーノルド

「んがぁ~~・・・・んんんむぅ・・・ごぉ~~~~」


叢雲

「んん・・・スゥ・・・・スゥ・・・。」


加賀

「・・・。」イラッ




カンカンカンカンカンカンカンカン!!!!!!!!!!!!!!!!!




アーノルド

「んええぇぇあああ!!!!!!?なんだ!!!!!?敵襲か!!!?あ・・・・加賀さん・・・・。」


叢雲

「ん~もう・・・何よ・・・・。」目ゴシゴシッ


加賀

「お・・・・お前達・・・・。」イライライライラ


叢雲

「何よ・・・悪いの?」


アーノルド

「あぁぁ・・・俺はぁ~・・・。」


加賀

「けしからあああああああああああああああん!!!!」

















ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー














ビスマルク

「まったく・・・消灯時間になっても部屋に戻ってきていないと思っていれば、お前叢雲の部屋で何していた?」


アーノルド

「あの・・・いや・・・・。」


ビスマルク

「なに!?はっきり言え!」


叢雲

「一緒にお酒飲んだだけよ、何か悪いの?」


ビスマルク

「じゃぁなぜお前達二人裸だったんだ?」


アーノルド

「あのあのあの・・・えと・・・。」


叢雲

「一夜共にしたっていいでしょ、別にここにはそんな規則ないし」


ビスマルク

「・・・・・・けしからん・・・・!!アーノルド!!」


アーノルド

「はっはひっ!?」


ビスマルク

「トレーニング場でランニング100週だ!!」


アーノルド

「はいいいい!!!」タッタッタッタッタ


叢雲

「もしかして羨ましいの?駆逐艦に先を越されたから?」


ビスマルク

「違う!バカ者!まったく・・・。」


叢雲

「はぁ・・・・それで?ただ男と寝ただけで呼び出しただけじゃないわよね?」


ビスマルク

「・・・・叢雲、お前には、〇〇〇鎮守府へ偵察してきてほしい」


叢雲

「・・・理由を聞かせて」


ビスマルク

「うむ、これを見ろ」スクリーンを出し


叢雲

「これって・・・あの爆発後の鎮守府よね?こんな所に何があるの?」


ビスマルク

「注目してほしいのはここだ」





ビスマルクが指した所は、かつて、工廠があった場所


叢雲

「・・・・墓参り・・・って訳じゃないみたいね」


ビスマルク

「実は、イタリアに派遣された兵士が昨日帰還した」


叢雲

「え!?誰!?」


ビスマルク

「・・・グラーフが帰ってきた・・・片腕が無い状態でね・・・。」


叢雲

「そう・・・よかった・・・・それで任務は?」


ビスマルク

「頼みたいことは2つ、3カ所にある救助信号を確認する事、5人の子供たちを救助する事、そして、ランディングゾーンはここ

戦闘は避けられないと思うけど、海からの支援もあるわ」



叢雲

「子供たちって・・・どうしてわかるの?」


ビスマルク

「この基地には、衛星写真も受信できるのよ、鎮守府近くの空き家に子供たちが入っていくのを確認している、彼等を救ってちょうだい」


叢雲

「編成は?」


ビスマルク

「今回は少人数で行ってもらうわ、陸に3、海に2よ」


叢雲

「分かったわ」クルッコツッコツッ


ビスマルク

「叢雲!!」


叢雲

「何?」


ビスマルク

「必ず帰ってきてね」


叢雲

「・・・ヘマなんてしないわそれじゃ・・・。」













ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




バラララララララララララララララララララッ



ヘリ内部にて






叢雲

「・・・・。」カチャ・・・カチャカチャッ・・・・カチッ・・・。


?????

「姐さん、マイナーな銃使うんすね」ガチャンッ


叢雲

「VP70よ・・・私の恩師が使ってた銃でね」


??

「でもその銃ジャム起こすって言われてるけど?」


叢雲

「スライドから全て、恩師が一から設計したシステムになってるのよ、ジャムを起こした事は一度もないわ」


?????

「その恩師って一体何者なんです?」


叢雲

「・・・元陸軍の人よ・・・。」






バラララララララララララララララッ


降下1分前



?????

「よっしゃ!いっちょやってやりましょうぜ!姐さん!」


叢雲

「叢雲よ!ローレンツ!」


??

「みんな油断しないでね!」




シュルルルルルルッ
















ゴッ



タッタッタッタッタッタッタッタ


ジャキッ




ローレンツ

「・・・・・・。」キョロッ・・・・キョロッ・・・・




b  グッ





シュルルルルルルルルルルルッ




タッ


ゴッ


タッ







タッタッタッタッタッタッタッタッタッタ






叢雲

「・・・・・。(アイコンタクト)」バッ



一同

「・・・。」



叢雲

「ここは私の初めとなる場所・・・まだ奴らが居る可能性はあるわ、距離と間合い、足元に最前の注意を払って・・・。」


一同

「・・・・。」コクリッ


叢雲

「・・・・・。」キョロッキョロッ




ムーブ  (手信号)




タッタッタッタッタッタッタッタ







叢雲

「・・・・見えた・・・。」


??

「どうするの?・・・何やら変なのが動いているけど・・・。」


叢雲

「海から別動隊が動いているわ・・・敵の数は海からの報告があるから大丈夫よ」


ローレンツ

「けど、小屋の周りは・・・。」


叢雲

「そこは私に任せなさい・・・貴方達二人はカバーに回って」


??・ロー

「了解・・・。」





海上兵A

「・・・・12時方向、陸兵部隊確認!」


海上兵B

「10時方向、寄生体確認その数11!」


叢雲

「らしいわ・・・急ぎましょう」











アァ・・・エア・・・・・・・・



ギィガアア・・・・・・



オナカ・・・スイタァァ・・・・





バンッ!






ガキィ!・・・・


アァ??・・・・ゴ・・ハ・・・ン・・・・アァ・・・・


アアァァア・・・・・



叢雲

「・・・・。」ダダダダダダダダダダダッ


??

「フラグ投下!!」シュッ


ローレンツ

「11時方向、敵!」ダダダダダダッ


叢雲

「レイ!2時の方向!」ダダダダダダダダダダッ


レイ

「あの小屋ね!」タッタッタッタッタ


叢雲

「カバー!」ダダダダダダダダッ


ローレンツ

「クリア!」タッタッタッタッタッタ



レイ

「誰かいる!?」ドンドンドンドン!




ヒィ!!


イヤァ!


ママァ!


レイ

「よかった・・・助けに来たわ・・・ヒッ!」




イアアアアアアアアアアアアイイイイアアアアイア!!!!!


レイ

「きゃあああああ!!!!」


叢雲

「・・・・!」ダダダダダダダダッ


ギヂィィアア!


レイ

「あ・・・ありがとう・・・・。」コシヌケテ


叢雲

「しっかりしなさい!!」背中バシィ


レイ

「いっ!・・・・えぇ!!」ギィィィ!


子供A

「うわあああ!!」


子供B

「来るなあ!!!」


子供C

「ママァァ!!ママァァ!!!」


レイ

「大丈夫よ!助けにきたから!!」


ローレンツ

「レイ早く!奴らが集まってきやがた!!」


叢雲

「こうなったら・・・ねぇ聞こえる!?今すぐここに砲撃を開始して!!」


海上兵A

「なっ!?何を言っているんだ!そんな事したら!」


叢雲

「いいから早く撃ちなさい!!その砲台なら私達には当たらないから!!」


海上兵B

「おい!彼女は元艦娘だ!信じろ!」


海上兵A

「忘れてたぜ・・・砲手!1時方向構え!!」


叢雲

「移動するわよ!!早く!!」


レイ

「さぁ!早く!!」グイグイグイ


ローレンツ

「マジかよおい!」グイグイ


海上兵A

「ってぇぇーーーー!!!!」ドンドンドン!!!




ヒューーーーッ




ドゴーンッ





海上兵A

「目標点着弾!・・・・皆は・・・・。」


海上兵B

「15時の方向だ!生きてる!!」


海上兵A

「ふぅ・・・砲撃の合図はそちらに任せます!」


叢雲

「分かったわ!」カシッカシッカシッ・・・シュゥゥゥゥゥゥゥ・・・。緑の発煙筒炊き


パイロット

「こちらホーネット!まもなくランディングゾーンに到着する!ただ気をつけろ!奴ら砲撃の音を聞いてそっちに近づいてきている!」


レイ

「弾は今あるので45発」


ローレンツ

「こっちは64発」


叢雲

「こっちは13と54・・・・時間さえ稼げれば大丈夫」


子供D

「ねぇ・・・お姉ちゃん・・・」ダキッ


レイ

「大丈夫、皆ついているからね!」ガチャッ


叢雲

「来るわよ!」


ローレンツ

「うおおおおおおお!!!」ダダダダダダ



ガェ・・・ギィシ・・・

ブォア・・・・アエ・・・・



パイロット

「こちらホーネット!ランディングゾーンに到着!」バラララララララララララララ


叢雲

「さぁ乗って!!」ダダダダダダッ


ローレンツ

「慌てないで!落ち着いて!!」


叢雲

「みんな乗った!?」ダダダダダダダダッカチッカチッ


レイ

「叢雲!乗って!!」






バララララララララララララララッ





海上兵A

「・・・・救難信号確認、周りは・・・・・・・全滅・・・。」


海上兵B

「・・・・・こちらも、2・3確認・・・・同じく全滅・・・・。」



ローレンツ

「結局、救難信号だした拠点はすべて全滅だったみたいっすね・・・。」



レイ

「・・・・私達が遅かったからかな・・・。」


叢雲

「悲しんだってしょうがないわ、仮に生存していたとしても全員救出できたかどうかわからないのよ」


レイ

「でも、私たちは・・・・。」


叢雲

「いい?レイ、貴方は救助隊と言っても限られた力しかないのよ、どちらかが生きどちらかが死ぬ、そんな世界になっちゃったのよ」


ローレンツ

「レイ落ち着いて・・・叢雲さんの言う通りだよ・・・。」


レイ

「うん・・・。」
























ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





???

「ほぉ?〇〇〇鎮守府の生き残りがね」


大淀

「えぇ、駆逐艦叢雲と言うわ」


???

「処理はすぐに出来そうか?」


大淀

「無理ね、私だって馬鹿じゃないわ、遠回りをしてでも奴らを叩かなくちゃダメよ」


???

「ふむ・・・それで?君の方はどうかね?」


大淀

「順調よ、このままいけば半年で行動が開始できるはずです」


???

「・・・元提督の復活ね・・・Abyssの力が試されるという訳か」


大淀

「あの人は死なせない、こんなにも犠牲を出したのだから・・・」コツッコツッコツッ


???

「まぁ、何はともあれ、結果を楽しみにしているよ」


大淀

「期待していて」コツッコツッコツッコツッ・・・・


???

「・・・・おい」


?????

「はっ」


???

「奴を見張れ、私の読みが外れていなければ、例の提督が復活したらここを脱走するはずだ、逃げたら殺せ」


?????

「了解しました」


???

「・・・自分の提督を蘇らせる為だけに・・・か・・・恐ろしい女だ・・・。」














ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー









やったあああああああああああ!!!!!!!



FOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!!


流石むらくもおおおおおお!!!!



加賀

「お帰り叢雲、無事でよかったわ」


叢雲

「今回は楽勝だったわ、赤城さんは?」


加賀

「あそこ・・・。」


赤城

「バクバクバクバクバクバク」


叢雲

「・・・・変わってないわねぇ・・・。」


????

「叢雲・・・。」


叢雲

「グラーフ・・・・大丈夫?」


グラーフ

「えぇ、大丈夫よ」


叢雲

「あら?その人形」


グラーフ

「え?あぁ、さっきあの子からもらったのよ、よくできてるわ」


叢雲

「大切にしなさいよね、あの子、ずっとアンタに会いたがっていたんだから」


グラーフ

「えぇ、貴女も無事でよかったわ」


ビスマルク

「叢雲、ちょっと」


叢雲

「何?」


ビスマルク

「話は指令室で話す・・・。」


アーノルド

「お~い!叢雲ぉ~!こっち来て一緒に食おうぜぇぇ~!」


叢雲

「ごめん!今ビスマルクに呼ばれたからまた後で!!」


アーノルド

「お~う!まってるぞ~!」























ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



叢雲

「それで?なんの用?」


ビスマルク

「この写真みて・・・。」


叢雲

「ん?・・・・これって・・・・。」


ビスマルク

「・・・・どう思う?・・。」


叢雲

「提督・・・・よね・・・。」


ビスマルク

「撮影された場所は、アラスカにグランツリー諸島沖の孤島、サン・グラング島にある核兵器廃棄所、陸軍部隊15名と

彼等率いる精鋭部隊が突如として音信不通、生存が不明になった、彼等の任務は、廃棄所にある、謎の人物、提督の確認よ」


叢雲

「その提督の生存確認とこの任務とどういう関係なの?」


ビスマルク

「通常提督はアラスカ県内での作戦任務は無い、っと記録にある、24時間内での通信を試みたけど全てダメだったわ」


叢雲

「それで?私に調査してほしいと?」


ビスマルク

「・・・・貴女に依頼する任務は2つ、廃棄所に潜入して、先行部隊の生存を確認し、救助する事、そして、この謎の人物

提督の正体を調査し、今回のアウトブレイクの主導者であれば連行し、ここに連れてくること」


叢雲

「それで?潜入方法は?」


ビスマルク

「潜水艦で廃棄所の近くまで接近する」


叢雲

「そこからは?」


ビスマルク

「小型潜水艇(SDV)を射出する、島に最接近後、潜水艇を破棄、後は泳ぎよ」


叢雲

「・・・元々私は海の底に沈んだら帰ってこれないはずよ・・・」


ビスマルク

「そこは大丈夫よ、それに関しては実験も成功しているわ」


叢雲

「なら安心ね、期待しないでおくわ」


ビスマルク

「もう一度言うわよ、島全体が核廃棄施設になっているわ、上陸後は無線機で指示を出す事にする」


叢雲

「私の他には?」


ビスマルク

「残念だけど、今回は単独での潜入よ」


叢雲

「装備も武器も現地調達?」


ビスマルク

「いいえ、武器等は持って行っても構わないわ、けれど、奴らの正体はまだつかめていないわ、気を付けて」


叢雲

「分かったわ」コツッコツッコツッコツッ


























加賀

「それで?次の場所は?」


叢雲

「アラスカの核廃棄所だそうよ」


加賀

「うん?・・・あそこはもう何十年も前に・・・。」


叢雲

「提督が居たのよ」


加賀

「なんですって?」


叢雲

「先行部隊が帰って来てないらしいじゃない、任務は2つ、先行部隊の救助とその謎の提督の正体を確認、簡単よ」


加賀

「部隊は何人だ?」


叢雲

「私一人よ」


加賀

「なっ・・・叢雲一人なんて」


叢雲

「私しかいないの、犠牲になるのなら私一人だけで十分」


加賀

「しかし・・・」


叢雲

「あぁもう!大丈夫だから!あんたはこっちに集中してなさいよ!」


加賀

「・・・検討を祈る・・・。」


叢雲

「えぇ・・・無事に帰ってくる事を祈ってて・・・。」








ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





叢雲

「・・・・。」コツッコツッコツッコツッ


アーノルド

「単独潜入だってね?」


叢雲

「そうよ、私一人のね」


アーノルド

「アラスカにそんな基地があるなんて聞いたことなかったぞ?一体何のために」


叢雲

「それは立てた本人に聞いてみなさいよ、私に聞いたって帰ってくる返答はわかるでしょ」


アーノルド

「・・・俺も行っていいか?」


叢雲

「え?どうして?」


アーノルド

「ほとんど俺はこの基地に入り浸って防衛しかしてないし、敵は来ないし、ただトレーニング場で基礎体力と訓練ばかりだからな

正直な話、スリルが欲しい訳よ」


叢雲

「馬鹿ね、遊びに行くわけじゃないのよ」


アーノルド

「それは勿論さ・・・・別にいいですよね!ビスマルクさん!」


叢雲

「えっ?」クルッ


ビスマルク

「・・・。」不機嫌そうに腕組み


アーノルド

「今回叢雲だけ行かせるのは反対です、俺も潜入します」


ビスマルク

「ダメだ」


アーノルド

「なぜです?私はここの防衛だけメインではないんですよ?人が少ない状態で作戦遂行には多いほうが」


ビスマルク

「潜入の基本は単独行動が基本、貴方の場合、体が大きい上、潜入向きじゃないわ、それに、動きも遅いし」


アーノルド

「うっ・・・しかし!」


ビスマルク

「なら指令側についてもらうわ」


アーノルド

「え?どういう事ですか?」


ビスマルク

「現地にはいかず、レーダーを確認して敵を確認しつつ行動してほしいの、何か動きがあれば、通信で叢雲に報告できるでしょ?」


アーノルド

「それほど俺の事を信用していないんですか・・・?」


ビスマルク

「信用しているわ、けれど、今回は小柄な叢雲が適任なの、分かって頂戴」


叢雲

「だそうよ、諦めて頂戴」コツッコツッコツッ


アーノルド

「・・・・。」


ビスマルク

「アーノルド・・・お前が彼女をどう思うかは分からん、しかし、彼女はすべてを失ってしまって怖いものがないんだ、分かってくれ」


アーノルド

「だから彼女を一人で行かせるっていうんですか・・・?」


ビスマルク

「戦場では一つの余計な感情が付いてしまえばそれが邪魔になり、戦闘の邪魔になる、今は彼女を信じろ」


アーノルド

「・・・・わかりました・・・。」












ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー







アーノルド

「まもなく、目標地点到達、小型潜水艇射出開始」




プシィーーーー




アーノルド

「発射!」



シュコン・・・・・・




叢雲

「・・・・・・。」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




アーノルド

「なぁ叢雲・・・。」


叢雲

「何よ」


アーノルド

「お前はどう思ってるんだ?」


叢雲

「は?だから何よ?」


アーノルド

「今回の作戦、おかしいと思わないか?」


叢雲

「単独潜入の事?」


アーノルド

「それもあるけど、アラスカに提督が居たって言う事がさ」


叢雲

「あ~そっちの事・・・それは行ってみないと分からないわ、私だって、相手が敵か味方か分からないんだもの」


アーノルド

「・・・・健闘を祈るよ・・・・。」


叢雲

「そんなしみったれた顔しないでよ!男でしょ!?」


アーノルド

「・・・・叢雲今お前に言っておく」


叢雲

「何よ」


アーノルド

「無事に帰ってきたら・・・いや・・・何でもない」


叢雲

「・・・・帰ってくるわよ・・・あんたはあんたの仕事をこなしなさい」


アーノルド

「あぁ!しっかりサポートさせてもらうぜ!」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー












チャプ・・・・バシャッ・・・・




ヒタッヒタッヒタッヒタッヒタッヒタッヒタッヒタッヒタッヒタッヒタッヒタッヒタッヒタッヒタッヒタッヒタッヒタッ





叢雲

「・・・聞こえる?現地に着いたわ」


アーノルド

「あぁ、しっかり聞こえるよ、目的地である核廃棄施設はその先だ」


叢雲

「それはいいけど、本当に私以外誰もいないのよね?」


アーノルド

「今のところはな、奴らの反応も出ていない、君だけの反応しかないよ」


叢雲

「それで?その提督が見つかった場所は?」


アーノルド

「場所的にはそこで合ってるが、でもその先にある廃棄施設から北に2キロ行った別の施設で確認された」


叢雲

「つまり他に施設があるって訳ね?」


アーノルド

「そういう事だ、気を付けてくれ」


叢雲

「分かったわ、何かあったら連絡頂戴」


アーノルド

「分かった、油断するなよ」







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー











??

「・・・・・・。」


???

「来たのか?」


??

「えぇ・・・来たわ・・・。」


???

「・・・このままこちらに連れて来ていいのか?」


??

「貴方が命令してくださればすぐにでも・・・。」


???

「なら連れてきてくれ・・・直接彼女と話がしたい」


??

「分かりました・・・・。」





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー









叢雲

「・・・アーノルド聞こえる?」


アーノルド

「あぁ聞こえるよ、何かあったかい?」


叢雲

「核廃棄施設の裏側に着いたんだけど、本当にここ誰もいないのよね?」


アーノルド

「あぁ、そのはずだが・・・。」


叢雲

「・・・中に潜入するわよ」


アーノルド

「気を付けてくれよ、何かがあっては遅いからな!」


叢雲

「分かってるわよ!」
















ギギッ・・・・・ガチャ・・・・











叢雲

「・・・何よ・・・・これ・・・・。」


アーノルド

「どうした?」


叢雲

「・・・死体だらけよ・・・しかも冷凍保存された・・・ね」


アーノルド

「なんだって!?」


叢雲

「・・・・行方不明な子から・・・艦娘まで居るわ・・・深海の奴らも・・・・。」


アーノルド

「・・・もう少し調査してみてくれ」


叢雲

「えぇ・・・。」





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー










叢雲

「ん・・・なにこれ・・・・。」ペラッ


























                          報告書



               プランターAbyss-30の適合者保存するにあたっての注意点


     今作戦の目的は、死者蘇生を目的とした事が最優先事項である、後に適合者に何らかのトラブルが発生した場合


  適合者の体を焼却処分する事、実験中意識を取り戻した場合、麻酔で眠らせた後、再び冷却装置に投入し、後に作業開始する事


              作業中、トラブルが発生した場合、責任者、大淀に連絡する事



                                                20〇〇/02/14 






叢雲

「書類発行されたのは今から半年前みたいね・・・つまり私があの鎮守府に配属される前に既にこの作戦は始まっていたという事」


叢雲

「他に何かないかしら・・・」ガサガサッ


??

「また貴女なの?叢雲」


叢雲

「ッ!?」


??

「久しぶりね、叢雲」


叢雲

「・・・大淀・・・やっぱりここに居たのね」


大淀

「元気そうで何よりね、ここに何しに来たのかしら?」


叢雲

「その質問そっくりそのままお返しするわ、ここで何してるの?」


大淀

「私?私は提督を復活させる為にここにいるのよ」


叢雲

「復活?・・・提督を?」


大淀

「あら?そのファイル見たはずよ、死者蘇生って」


叢雲

「馬鹿馬鹿しい・・・死人が蘇るなんてありえないでしょ!?」


大淀

「その通り、死んだ人はもう二度と生き返る事はないわ、でもこの新薬で実験も成功しているのよ」


叢雲

「へぇ・・・それがあの町に現れた奴らなの?」


大淀

「・・・・。」


叢雲

「どうなのよ!!!?」


大淀

「ふぅ・・・まぁ、正解でもあれば、不正解でもあるわね」


叢雲

「は?どういう意味よ」


大淀

「そもそも、今回の作戦は、深海戦艦達の攻撃で鎮守府に直接的なダメージがきっかけで思いついた事」


大淀

「深海の奴らが放った砲撃で、執務室、私の提督が居る所に直撃したわ、砲弾も直撃し、瓦礫の下敷きになった提督は」


大淀

「もう既に虫の息だったわ、それでも私は諦めず治療をしたわ」


大淀

「でも、結局彼は息を引き取って、私は何を考えたのか、彼の死体を冷凍保存室のカプセルへ入れたわ」


大淀

「彼を死なせなくない、ただそれだけでね」


叢雲

「つまり何が言いたいの?」


大淀

「まず1つ言えることは、確かに私は、貴女が読んだプランターAbyss-30の研究に携わったわ、でも、奴らを生み出したのは私じゃない」


叢雲

「へぇ・・・その証拠はどこにあるのかしら?」


大淀

「・・・この薬には一つ欠点があったわ、それは何だと思う?」


叢雲

「知らないわよ、だからアンタに聞いているんじゃない」


大淀

「適合者じゃないものがこの薬を使うとね、寄生体の本体が異変を起こすのよ」


叢雲

「異変?・・・」


大淀

「そう、簡単に言えば、本来の能力を発揮する事はなく、寄生体自体がその寄生した者の意識を奪い、知識を奪う」


叢雲

「・・・それって・・・。」


大淀

「そう、奴ら よ」


叢雲

「つまり貴女が適合者を探すために手あたり次第に薬を巻いたそう言う訳よね?」


大淀

「違う!私は断じてそんな事はしてないわ!むしろその逆よ!誰かが私の研究室から寄生体を持ちだしたのよ!」


叢雲

「ふ~ん・・・アンタの他にも手を貸していた人間が居たって事よね?」


大淀

「えぇ居たわ・・・私の他にも一人ね・・・。」


叢雲

「そいつは今どこに?」


大淀

「それは・・・」


叢雲

「言いなさい」カチャッ


大淀

「・・・・脅しのつもり?」


叢雲

「脅しに見える?私の任務はアンタを拘束し、衛星写真に写った提督の正体を確認する事よ、大人しくついてきてもらうわ」


大淀

「・・・・ふん・・・悪いけどそうはいかないわ」ポチッ



ガチャンッ!


叢雲

「っ!?何をしたの!!?」


大淀

「話を聞いてしまって、無事に返すとでも思った?それに貴女なら理解してくれると思ったけど、どうやら思い違いだったみたいだし」


叢雲

「クソッ!」バンバンッ


大淀

「気づかなかったの?強化ガラスよ」


叢雲

「ちっ・・・」


大淀

「さぁ、私の自信作よ、彼との再会を楽しみなさい」プシューッウィーンッ


叢雲

「まて!大淀おおお!!・・・・クソッ!」



ガチャン・・・プシューッ



叢雲

「彼との再会って・・・どういう・・・。」




プシィーー・・・・ウィーン・・・・



叢雲

「・・・・え?」






コツッコツッコツッコツッ




叢雲

「提・・・・督・・・・・?」


提督

「・・・・・。」


叢雲

「いや・・・提督じゃない・・・アンタはあそこで!!奴らに食われて!!私が撃って・・・それで・・・。」ガタガタッ


提督

「・・・・。」コツッ・・・コツッ・・・・コツッ・・・


叢雲

「いや・・・来ないで・・・。」後ズサリ




・・・・も・・・・・・・・・む・・・・・も・・・・・・・・・・




叢雲

「はっ!?・・・アーノルド!?聞こえる!?」


アーノルド

「・・・・も・・・・・お・・・・・・・れ!・・・・・も・・・・・!」


叢雲

「なんでこんな時に・・・!」


提督

「・・・・・。」腕ノビィー


叢雲

「来ないで!!来たら撃つわよ!!!?」カチャッ


提督

「・・・・。」コツッコツッコツッ


叢雲

「いや・・・来ないで・・・。」ブルブルブルッ


提督

「・・・・。」ガシッ


叢雲

「いやああああああああ!!!!!」バンバンバンッ





ブシッビチッグチッ




叢雲

「あっ・・・あぁ・・・・。」ブルブルブル


提督

「・・・・。」


叢雲

「提・・・督・・・・。」


提督

「・・・。」腕ノビィー


叢雲

「もうやめて・・・やめて提督!!」


提督

「・・・・。」ピタッ


叢雲

「貴方はもう死んだのよ!!もう死んだ人は生き返・・・え?」



ファサッ・・・・。



提督

「・・・・。」ダキッ


叢雲

「てい・・・と・・・ぐっ!!?」


提督

「・・・・・。」ギリギリギリギリッ背骨ギリギリィ


叢雲

「ガェ・・・ア・・・」(腕が動かない・・・!)


提督

「・・・・・。」ギリギリギリギリッ


叢雲

「て・・・・い・・・・ガッ」ベキッバキッ









あぁ・・・私・・・ここで死ぬんだ・・・でもいいや・・・提督に殺されるのなら・・・・・















ガゥン!!



ブシッ!





提督

「・・・・。」腕離し



叢雲

「・・・ぁ・・・ぅ・・。」ドタリッ


??

「叢雲!大丈夫か!!?」ガゥン!!ガゥン!!


叢雲

「・・・・誰・・・?」朦朧


??

「離れろバケモノめ!!」ガゥン!!ガゥン!!ガゥン!!ガゥン!!・・・カチカチカチッ


??

「叢雲さん!?叢雲さん!!しっかりしてください!!」


??

「・・・お・・・ろ・・・!」


??

「・・・・い!・・・・・く・・・」

















ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー












・・・・あれ?・・・・私どうなったんだっけ・・・・確か提督に締め付けられて・・・・





あぁそうか・・・死んだのかな私・・・てことはここはあの世って事かな・・・・





最後にあのバカの顔見てから死にたかったな・・・・・・・














・・・・・・・く・・・・・・・・む・・・・・・・・・も・・・・・・・・・・・むらくも!!!







叢雲

「!?・・・・」


アーノルド

「叢雲?・・・・叢雲おおお!!よかった・・・よかったぁぁぁ!!!」ダキッ


叢雲

「いっ!離れなさいよ!いたたた・・・」


アーノルド

「あぁゴメン・・・」


叢雲

「私どうなったの?・・・・なんで私戻って・・・。」


??

「意識が戻ったか」


叢雲

「日向さん・・・」


日向

「無事・・・とは言えないが、元気そうでよかった」


叢雲

「・・・そういえばもう一人いたような」


日向

「朝潮か、彼女は今出かけている、と言っても、お見舞いの品らしいが」


叢雲

「そう・・・そういえば!提督は!?」


日向

「・・・・あの提督は提督じゃなかった・・・お前を殺そうとしていた・・・。」


叢雲

「・・・・つまり奴らだったと・・・・。」


日向

「他に冷凍保存された奴らも回収した、後は復活を待つだけだ」


叢雲

「つまり・・・あそこは・・・・。」


日向

「残念だが、あそこは本拠地じゃなかったよ」


叢雲

「という事は他にまだ・・・・。」


日向

「・・・そういう事だ・・・。」


叢雲

「・・・・衛星写真の・・・・。」


アーノルド

「・・・・あの写真の提督は、君の提督で確認されたよ・・・。」


叢雲

「そう・・・・・・はぁ・・・・。」俯き


日向

「叢雲、私は大淀がやっている事は許せない、死者を冒涜しているからな、アイツを捕まえない限り、この世界に平穏は訪れないだろう」


叢雲

「分かってるわよ・・・。」


日向

「今はゆっくり休んでくれ」


アーノルド

「んじゃ!俺はビスマルクさんに報告行ってくるぜ!」


叢雲

「・・・・。」






















復活させる為・・・・ねぇ・・・・もし本当に提督が帰ってきたら・・・私も・・・・












でも・・・そんな事したって・・・本当の提督は帰ってこない・・・紛い物でしかない・・・。







それに分からない・・・なぜこんな事に・・・・。


























大淀

「・・・・・・。」




シュゥゥゥゥゥ・・・・・。




大淀

「・・・・失敗ね・・・コレも・・・・。」



大淀

「・・・・これじゃ生き返せれない・・・・どうすればいいの・・・教えてよ提督・・・・。」グスッ










                                                  to be continued......


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