2019-05-10 06:52:17 更新

概要

提督とイチャついているところを2度もプリンツに目撃され気恥ずかしいビスマルク。彼女の機嫌を直すべく提督は散歩を提案する。


【ヒトサンマルマル】


――執務室――



提督「……」カキカキ


ビスマルク「……」ムスー


提督「ビス子~、いい加減機嫌直してよ~」


ビスマルク「別に……怒ってないわよ」


提督(明らかに怒ってるんだよなぁ……)


提督「うーん……」


提督「そうだ! 気分転換に散歩でもしない?」


ビスマルク「散歩? 貴方、そんなことしている余裕あるの?」


提督「別に散歩したくらいで滞るほど仕事は溜まってないよ」


提督「それとも僕とのデートはご不満かな?」


ビスマルク「……まぁ、少しくらいなら付き合ってあげてもいいわよ」


提督「それは良かった。せっかくだし鎮守府を見て回ろうよ」


ビスマルク「少しだけよ。あまり仕事をサボるんじゃないわよ」


提督「わかってるって」



ーー中庭ーー



提督「いや〜やっぱ太陽の下は気持ちいいねー」


ビスマルク「貴方はいつも部屋に引きこもっているものね」


提督「おいよせそれじゃまるで僕が引きこもりみたいじゃないか」


ビスマルク「あら。違ったの?」


提督「少なくとも外には出てるよ! 休日はゲームばっかだけど!」


ビスマルク「やっぱり引きこもりじゃない」


提督「今日ツン過ぎない?」


ニャー


ビスマルク「今のは……」


提督「ビス子の鳴き真似かわいいなぁ〜」


ビスマルク「はっ倒すわよ」


提督「君になら喜んで」


ニャー


ビスマルク「まただわ」


提督「ビス子の鳴き声可愛い」


ビスマルク「また砲撃されたいの?」


提督「ごめん」


ニャー


ビスマルク「あら、オスカーじゃない」


提督「えッ。あの伝説の?」


ビスマルク「まさか。私がそう呼んでるだけよ」


提督「なんだ。びっくりした~」


提督「…………」ソワソワ


ビスマルク「どうしたの? 猫アレルギー? それとも猫嫌いなの?」


提督「いや、猫は好きだよ。ただ仕事中にねこると困るんだ」


提督「あの画面が出た瞬間PCを叩き壊したくなる」


ビスマルク「そ、そうなの……なんだかよくわからないけど大変そうね……」


オスカー「にゃ~」スリスリ


ビスマルク「今日はどうしたのこんなところで」なでなで


オスカー「な~」ゴロゴロ


ビスマルク「そう。相変わらず自由気ままね」


提督「レーベやマックスがエサをやってるっていう猫はそいつか?」


ビスマルク「そうよ。はじめは勝手に入ってきた野良猫だったのだけれど、いつの間にか住みついちゃって。みんなで可愛がってるわ」


提督「この前ビス子も可愛がってたもんな」


ビスマルク「まさか、見てたの!?」


提督「あの時の鳴きマネ可愛かったな~。今度猫耳つけて聞かせてよ」


ビスマルク「」スチャ


提督「おっと流石に第三ラウンドはつら――」


ズドーン!!



――甘味処・間宮――



提督「最近いくらなんでも爆発オチを使い過ぎだと思うんだ」プスプスクロコゲ


ビスマルク「午後三時よ。甘いものを少し食べたいわね。ねえ提督、聞いてる?」


提督「君こそ僕の話聞こうか。というかすでに間宮に連行されてるわけなんだが」


ビスマルク「特製間宮スペシャルをお願い」


間宮「かしこまりました~」


提督「さっき少しって言ってたよね? あとたぶん払いは僕だよねそれ」


ビスマルク「これでチャラにしてあげるわ。感謝しなさい」


提督「えー。さすがの提督も悲しくなっちゃうよその条件」


ビスマルク「仕方ないわね。なら特別にあーんしてあげてもいいわよ?」


提督「間宮さんハリーハリーハリー!!!!!」


ビスマルク「いくらなんでも単純すぎない……」


提督「僕は君たちとイチャつけるなら金だろうが魂だろうがいくらでも払うね!」クワッ


ビスマルク「悪魔にも魂を安売りしそうな勢いね」


提督「それが僕の幸せだから」


ビスマルク「安い幸せね」


ビスマルク「それくらいならいくらでもやってあげるのに」ボソッ


提督「ん? 何か言った?」


ビスマルク「いえ。なんでもないわ」


伊良子「お待たせしました。こちら特製間宮スペシャルです」


提督「伊良子ちゃんありがとー。間宮さんにもお礼伝えといてー」


伊良子「かしこまりました。ごゆっくりどうぞ」ニコッ


ビスマルク「さ、いただきましょうか」


提督「わーい」


ビスマルク「ん……。流石は間宮の特製アイスね。疲れが吹き飛ぶ甘さだわ」キラキラ


提督「ビス子、ビス子。早くあーんして」キラキラ


ビスマルク「なんであなたは食べてないのに光ってるのよ」


提督「もう既に最高潮だから?」


ビスマルク「どれだけあーんして欲しいのよ!」


提督「ちげーよビス子と一緒だからだよ」


ビスマルク「……全く。本当に仕方ない人ね」


ビスマルク「はい。あーん」


あーん……パク


提督「あ~。癒される~」


ビスマルク「それはアイスのせい? それともあーんのせい?」


提督「もちろんビス子のおかげ」


ビスマルク「調子のいいことばかり言って」


提督「実際、とても幸せだと思わない? こんな何もない昼下がりに、好きな人とのんびりアイスを食べる。すごくいいと思う」


ビスマルク「…………」


提督「こんな時間がずっと続けばいいのになぁ……」


ビスマルク「…………続くわよ」


提督「え?」


ビスマルク「続くわよ。こんなひと時が」


ビスマルク「あなたが、私たちが、そうするんでしょ?」


提督「…………そう、だね」


ビスマルク「期待してるわよ、アドミラール」


提督「もちろん」


ビスマルク「じゃあ――」


ビスマルク「仕事しましょうか」


提督「あ、そうなるの?」


ビスマルク「こんな時間が続けばいいって、あなたそれ仕事サボる気でしょ。騙されないわよ」


提督「なぜバレた」


ビスマルク「私を甘く見ないで。それくらいお見通しよ」


提督「くっ。流石だな!」


ビスマルク「さ、これが食べ終わったら仕事に戻るわよ」


提督「ちぇー」


提督「あ、ビス子」


ビスマルク「なに?」


提督「君と一緒にいたいってのも本音だからね。そこんとこ勘違いしないで欲しいかな」


ビスマルク「なに言ってるのよ」


ビスマルク「それもお見通しよ」


提督「さっすが」


ビスマルク「何言ってるの、あたりまえじゃない。良いのよ? もっと褒めても」エヘン


――――――


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