2020-08-01 20:39:57 更新

「私、この鎮守府で…提督と出会えて、本当に良かったです」

 

 

「…俺も、お前と出会えて良かったよ」

 

 

 

 

 私の心の奥の奥底まで覗き込むような瞳を向けて、提督は微笑んだ。

 

 私は提督のこの笑顔が大好きだ。

 弓を射る時より、ご飯を食べる時より、何よりこの笑顔を見るのが大好きだ。

 

 

 

 

 

 

「提督」

 

「どうした、赤城」

 

「私のこと、好きですか?」

 

 

「ああ、大好きだ。愛している」

 

「ふふっ。私も愛していますよ」

 

「そうか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「提督」

 

「どうした、赤城」

 

「提督の手…暖かいです」

 

「そうか」

 

「はい」

 

「お前は……いや、お前も暖かいよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「提督」

 

「どうした、赤城」

 

「初めて会った日のことを、覚えていますか?」

 

「もちろんだ。お前はこの鎮守府で初の正規空母だったからな」

 

「あの時の提督ったら…ふふっ。子供みたいに喜んでくれましたよね」

 

「それはもう忘れてくれ…」

 

「ずっと覚えていますよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

「提督」

 

「どうした、赤城」

 

「私は、提督のお役に立てましたか?」

 

「…愚問だよ。

 俺はご飯を作ることも、洗濯だってロクに出来ないんだ。

 お前がいなきゃ、生きていけないよ。

 …今までも、これからも」

 

「そうですか」

 

「ああ」

 

 

 

 

 

 

 

 

「提督」

 

「どうした、赤城」

 

「…生きてくださいね」

 

「………」

 

「どうして答えてくれないのですか?」

 

「ごめん。

 ……少し、ボーッとしてただけだよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

「提督」

 

「どうした、赤城」

 

「笑ってください」

 

「……難しいな」

 

 

 そう言いながらも、少し口角を上げ、私の目をしっかりと見据え微笑んでくれる。

 

 ああ、大好きな、私の大好きな笑顔だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「提督」

 

「どうした、赤城」

 

「ありがとうございます」

 

「………ああ」

 

「私を選んでくれて、ありがとうございます」

 

「こちらこそ、ありがとう。

 こんな俺を支えてくれて…こんな俺を選んでくれて…

 本当に…ありがとう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「提督!」

 

 

 

 血相を変え、ノックもせずに執務室の扉を乱暴に開いた加賀。

 普段の彼女からはあり得ない行動。

 つまり、そういうことなんだ。

 

 

 

 

 

「どうした…加賀…」

 

 俺はその様子に驚きもせず、冷静に返した。

 

「赤城さんが……赤城さんが……っ!」

 

 ポロポロと大粒の涙が加賀の頬を伝って、執務室の床へ次々と流れ落ちる。

 上手く喋れず、口をパクパクと動かすだけの加賀に、何もしてやれることはなく、ただただ次の言葉を待った。

 

 

 

 

『提督』

 

 

 

 

 

「赤、城…さん、が……轟沈……しました………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『さようなら…。提督』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤城「というSSを考えたのですが、どうでしょうか?」

 

提督「……………………」

 

提督「それ 却下デース☆」


後書き

読んでくださった方がいればお礼申し上げます。
いっぱい食べる赤城さんが好き。


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蒼天さんから
2020-08-01 22:20:04

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蒼天さんから
2020-08-01 22:20:06

このSSへのコメント

3件コメントされています

-: - 2020-08-01 22:21:33 ID: -

このコメントは削除されました

-: - 2020-08-01 22:46:07 ID: -

このコメントは削除されました

3: Kyou15 2020-08-01 23:32:37 ID: S:qYrkB7

>>1すいません、間違ってコメント削除してしまいました
機械音痴すぎます人生やり直します


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