2017-08-30 15:58:53 更新

概要

現実世界から異世界(リゼロの世界)に迷い込んだ俺は、ナツキ・スバルと出会う。

果たして俺とスバルは運命を乗り越えられるのか!?


前書き

前作の続きです!

リゼロ世界(アニメ)本編の要所要所にスバルの相棒的な存在として自分を迷い込ませてみたくて衝動的に執筆していきます。よかったら感想等々お願いします!

多少のオリジナル設定(特にラム)誤字脱字等々あると思いますがご了承ください。

セリフ内の

『』 ← 距離がる時。扉、壁越しの時です


襲撃者





〜スバル 客室〜



俺「!?」



スバル「あ"あぁー!!」



俺「朝…!?スバル!無事!?」


俺「あっ…」



ラムレム「」ガタガタ


スバル「ご、ごめん…。おはよう」


ラムレム「…」


俺「す、スバル…」



スバル「お、おはようございます。ご迷惑おかけしました!ナツキスバル!再始動します!」



ラムレム「」


スバル「ところで、今って何日の何時?」



レム「○日の○時です…」


スバル「ありがとう!俺さん!ちょっと待っててもらってもいいっすか!?俺なりにまとめて来ます!」


俺「へ?お、おう!」



バタバタバタバタ


レム「お客様。この後どうされますか?」


俺「えっと、自分の部屋に戻るよ(俺も少し整理しないと…)」



レム「そうですか」





ーーーー

ーー





朝食後



〜スバル 客室〜



スバル「よかったんっすか?俺さんも食客って事にしておけば動きやすかったんじゃ?」


俺「いやー…ほら。俺一応スバルの従者って事になってるしさ。使用人として仕事すんのもなかなか楽しかったから」


スバル「まぁ、俺さんがいいなら…」



俺「ってと。改めて整理しようか。5日後。正確には4日目の夜。俺とスバルは何者かによって襲撃された」


スバル「間違いないっすね。今回は俺さんも記憶が残っててよかったっす」


俺「本当に。基準はわからないけど、今回は記憶を引き継いでるみたい」


スバル「襲われたのは俺さんの方が先っぽいっすね」


俺「うん。スバルの部屋のドアが開いてて、スバルがリバースしたものが廊下にあったからね」


スバル「俺たちが狙われたのか、俺たちも狙われたのかもわからないし相手の姿も見てない」


俺「得物も全くわからないしな…。金属音はしたんだけど…」



スバル「俺さんも聞いたんっすね?」


俺「まぁね。引きずったような音だね」



スバル「朝ベアトリスのとこで考えてきたんっすけど、情報収集してどんな奴が襲撃者なのか突き止めましょう!」


俺「オーケー。今度は乗り越えてやろうぜ!」





ーーーー

ーー





〜大広間〜



ラム「貴方は向こうから、レムはあっち。ラムはここからやるわ」


俺「わかりました」



レム「はい。姉様」



俺「(さーて、自然に聞くにはどうすっかなぁ…。あんまりしつこく聞くのも厳禁だろうし))




俺「そえば、エミリアちゃん。王選候補の1人って言ってたけど、ライバルって結構いるの?」


レム「はい。詳しくは言えませんがいらっしゃいます」


ラム「どうしてそんな事聞くの?」



俺「あー…いや。やっぱりライバルからの妨害とかされたりするのかなぁ…って思って」



レム「…。わかりませんね」


俺「そっか。あっ、雑巾絞るよ」


ラム「お願い」





ーーーー

ーー





夕方



俺「俺が唯一聞いてきたのは王選候補のライバルがいるって事くらいだね」


スバル「妨害工作の可能性っすね」


俺「よくある話だけど、一番ありえそうだね」


スバル「で、俺の方は…」





ーーーー

ーー







〜俺 私室〜



コンコンコン♪



俺「はーい?」


ラム「ラムだけど」


俺「あぁ…どうぞ」



ガチャ



ラム「あら?それは?」



俺「(ヤバっ!銃出したままだ…!)」



俺「ええっと、自衛用の武器だけど…。ほら、エミリアちゃんを助けた時もこれがちょっとだけ活躍したんだよ!」



ラム「こんな物で戦えるとは思えないわね」


俺「まぁ、当たれば威力は高いんだけどね…」


ラム「使い方は?」


俺「この鉛…鉄の弾を、この箱に入れて」


ラム「それで?」ズイッ


俺「(ちょ、近い…かわいい…)で、この本体に箱を入れる。で、この動く部品を引いて、鉄の弾を装填。引き金を引く。そうすると本体内の小さいハンマーで弾を叩く。弾の火薬が発火してこの先端の部分を高速で撃ち出すって感じ。言葉じゃ難しいね」


ラム「まぁいいわ。今度見せてちょうだい」


俺「いいよ。で?ご用事は?」


ラム「読み書きが出来ないって聞いたから、ラムか勉強を見てあげようと思ったのよ」


俺「あぁ…(少しだけ覚えたけど)」


ラム「『俺』が読み書き出来るようになれば書き置きや買い物にも行けるでしょ?そうすればラムが楽を出来るようになるわ」



俺「(このループでもやっぱ同じなんだなw)確かに、楽に仕事するための投資は必要ですからねぇ…。みんなで分担すれば仕事も早く終わるし」


ラム「いいえ。仕事は『俺』がやるのよ?」


俺「ちょwwひどいww少しだけ手伝ってよ姉様」


ラム「ちゃんと勉強したら考えてあげるわ」


俺「私め。頑張らせていただきます!」



俺「あぁ。そうだ。スバルにも勉強教えたいからその分の筆記具借りていいかな?」


ラム「お客様の分も?まぁいいわ。用意しておくわね」


俺「ありがとう」






襲撃者2




翌 夕方



〜スバル 客室〜


俺「どうだった?何か収穫は?」


スバル「昼に話した通り。キーワードは鎖と呪い。他はさっぱりっすね俺さんの方は順調?」


俺「まぁね。俺はなるべく前回と同じように動いてる」


スバル「死に戻りの条件が前と同じなら、王都のループは4回目で突破できた。今回を捨て回にする気はさらさらねーっすけど、エミリアの身辺の安全を気遣ってくれとパックには伝えてきた」


俺「何度も死んでたまるかってwそっか。パックに頼んでおけばとりあえず安心だな」


スバル「4日目の朝にこの屋敷を出て、襲撃者の正体を…」


コンコン



ラム「失礼するわ。お客様」


ガチャ


ラム「『俺』ちょっといいかしら?」



俺「はい。今いきます。スバル。また後で」


スバル「うっす」





ーーーー

ーー





数十分後



〜スバル 客室〜


コンコン


スバル『はーい?』



ガチャ



俺「hey!スバルぅ!ティータイムの時間だよー!!」


スバル「…」


ラム「」


俺「一度やってみたかっただけです。すみませんでした」



ラム「とりあえず無視するわね」



俺「助かります…」


ラム「本当に勉強してるのねお客様」


スバル「失礼な…仮にもお客人ですよ?俺」


ラム「食客と言う名の居候。そう認識しているわ。お客様」コポコポ


スバル「ありがとう」ズズッ…


俺「姉様、紅茶が飲みたいねー」


ラム「なぜラムが同僚に淹れなければならないの?自分で淹れなさい」


俺「そっすね!むしろ先輩である姉様に俺が淹れて差し上げなければ」


ラム「自分で淹れるわ」



俺「はい…」




スバル「やっぱ不味い…」


俺「お主の舌は子供よのぉ。この紅茶の良さがわからんのか…」ズズッ


スバル「俺さんにはわかるんっすか?」



俺「俺にはわからん。泥水と言われようがコーヒー飲みたい」


ラム「はぁ…。お屋敷で出される最高級の茶葉にバチが当たりそうな感想ね」ズズッ



スバル「お客人の前でサボりとかその度胸には言葉もねーわ」


俺「サボりではない。姉様はスバルのもっと気安くというご要望に応えてるんだぞ?」


スバル「俺さんもレムみたいな事言って…」


ラム「で?勉強の方はどうなの?」


スバル「これくらいの童話なら読めるようになったぜ?」


俺「(前回から勉強してるからねー)」


ラム「『俺』と同じくらいね」


スバル「なんつーか、微妙な常識観の違いとかがあって楽しめた。異文化交流した感じ?」


俺「あー。なんかわかるかも。こんな考え方もあるのかーみたいな」


スバル「そうそう!俺の知ってるおとぎ話も輸入してみようなかぁ」


俺「おっ、例えば?」


スバル「泣いた赤鬼とか」


ラム「…泣いた赤鬼?」


俺「結構有名なやつだね。俺は話の内容うろ覚えだけど…」


スバル「なんなら話して聞かせようか?」


ラム「」コクッ



スバル「なら、ご静聴願おうか」






ーーーー

ーー





ラム「悲しいお話だわ」


俺「青鬼…」


スバル「悲しいお話だけど、優しいお話でもあると思うぜ」


ラム「登場人物にバカしかいないんじゃないの?とラムは思うわ。鬼も村人も」


スバル「そいつは手厳しいな…。まぁ否定はしないけど」


俺「俺は青鬼嫌いじゃねーな。送りバントみたいな感じ?チームの勝利のために徹する姿勢」


スバル「青鬼の自己犠牲はすげーかっこいいと思うけど報われない。バカだなって思うよ。俺は頑張った分だけ報われたいって思うタイプだし」


俺「(自己犠牲で報われない奴がいるって思ってくれるだけでも報われる奴がいるんだぜ?スバル)」


ラム「お客様は青鬼をそう思うの?ラムは赤鬼の方が度し難いと思うわ」


俺「あら。またなんで?」


ラム「赤鬼は自分の望みに青鬼を巻き込んで。結果自分は何も失わず青鬼に失わせただけ」


スバル「じゃあどうすればよかったと思うんだ?」


ラム「赤鬼が本当に人間と仲良くしたいと思ったのなら、ツノでも折って人里に下りればよかったのよ。青鬼が見ていられなくなる前に身を切ればよかった」


スバル「そりゃまた極端な意見だなぁ…」


俺「そんな考えもあったのか…」



ラム「2人は、鬼2人のどちらと仲良くなりたいかしら?」


ラム「願うばかりで尻拭いを人任せの赤鬼と」


ラム「自己犠牲に浸浸るバカな青鬼」



ラム「…」



俺「あっ、スバルも?」


スバル「やっぱ俺さんもっすか?」



ラム「…つまらない答え。どっちとも仲良くなりないだなんて浮気症で優柔不断ね。いつか後悔するわ」


スバル「いや、そういう話じゃなかったと記憶してますが?」


俺「俺は姉様を崇拝しております」


ラム「なら、少し黙りなさい」


俺「御意」


ラム「2人の故郷の話はともかく。こちらの話で印象に残ってるものは?」



スバル「それなら、龍の話と魔女の話。龍都ルグニカ王国の由来がわかったよ」





ーーーー

ーー







夕食後



〜スバル 客室〜




俺「夕方のラムの反応、なんだったんだろうな」


スバル「あの様子じゃ聞くわけにもいかねーし…」


俺「気にはなるけど。本人が話したくないんじゃ仕方ないか」



スバル「そっすねぇ。まぁとにかく後2日」



スバル「4日目の朝にここを出て屋敷を見張る…!」



俺「成功させような!」


スバル「もちろん!」





ーーーー

ーー




4日目 朝





〜俺 私室〜



俺「弾数の多いグロックは腰…。セーフティロック…。ファイブセブンはジャンバーのポケット…セーフティロック…。ショットガンとP90はケースの中でいいか。ライフルもケースの中っと」


コンコンコン♪



スバル『俺さん、そろそろ』




ーーーー

ーー






〜玄関〜



エミリア「本当に大丈夫?竜車を呼んで王都まで乗って行っても…」


スバル「大丈夫だって。いずれエミリアたんに相応しい強くて賢くて金持ちになって白馬で迎えに行くよ」


エミリア「ハンカチ持った?飲み水とラグマイト鉱石と…」


俺「(スルーされてやんのww)」


エミリア「俺さんは大人だから大丈夫だろうけど、スバルは1人で寝られる?」



スバル「完全にオカン目線!?」



ロズワール「それじゃあ2人とも息災で。お土産も無くさないように。君達との思い出にちょこーっと上乗せしたから」



スバル「口止料だろ?大丈夫。余計なことは言わない。ドラゴンに誓うぜ」


俺「俺もですよ。ドラゴンに誓って」


ロズワール「君達と接していると、悪巧みの甲斐を見失うね。それに、ドラゴンに誓うと言うのはこの国で最上級の誓いだ。ゆめゆめ忘れないように」


スバル「りょーかい」


俺「もちろん。承知しました」


スバル「2人にも世話になったな。特にレムりんは美味い飯をありがとう。ラムちーは…。トイレ掃除とか上手だよな?」


俺「なんだよそのドリブル上手いよねみたいなやつw姉様は面倒見もいいし、教えるのも上手な素晴らしい先輩だぞ?それとトイレ掃除とか上手だよ」


スバル「結局トイレ掃除かよw」


レム「姉様姉様。お客様はお世辞が絶望的に下手くそです」


ラム「レムレム。お客様ってばお世辞が致命的にセンスがないわ」



俺「レムりん。ラムちー。お世話になりました。歳上の俺にも丁寧に指導してくれて嬉しかったです」


ラム「お客様より大人なだけあって、礼儀がしっかりしているわね。『俺』ならどこででも仕事が出来ると思うわ。頑張りなさい」


俺「ありがとうございます姉様」


ロズワール「ラムが他人にここまでするなんて珍しいーね。後輩が出来たのが嬉しかったのかなぁーあ?」


エミリア「そう言えば、教え甲斐があるって言ってたわね」


俺「光栄です姉様」


レム「姉様姉様。俺さんがニヤニヤしていて不愉快です」


ラム「レムレム。この変態にあまり近づいてはダメよ?」



俺「ひどい…」


エミリア「ふふっ♪」


スバル「名残惜しいけど、それじゃ」


俺「お世話になりました」








ーーーー

ーー




〜高台〜



スバル「ここだ…ここからならエミリアの部屋もよくみえる」


俺「だね…。まぁこっちからみえるってことは向こうからもみえるってことだけど…」


スバル「それは…死角にいれば見えないっすよ」


俺「とりあえずライフル出すわ。スコープも付いてるから門前を見張れる」


スバル「エミリアの部屋は見張らないんっすか?」


俺「…女の子の部屋覗くのはちょっとね…」


スバル「意外と紳士なっすね」


俺「変態と言う名のね。スバルはどうする?P90使う?ショットガン?ハンドガンでもいいよ」


スバル「この間のグロック貸してください」


俺「コレ?わかった」


スバル「よし。あとは事が起こるのを待つ。そして食い止める…」ゴソゴソ


俺「それ、厨房にあった包丁…」


スバル「こんな使い方したら、怒られますかね?」



俺「きっとね…」



スバル「怒られてぇなぁ…」


俺「…」


スバル「死にたくねぇなぁ…」


俺「…」


スバル「死なせたく、ねぇなぁ…」








ーーーー

ーー






夕方




俺「そういえば、今回買い物無かったな」


スバル「俺たちの食材が浮いたからじゃないっすか?」


俺「あぁ…なるほどね」





カラン…



スバル「!?」


俺「!!」チャキ




ガシャーーン!!





俺「うわぁ!!」


スバル「あぁー?!」





ヒュルル!ピーン!! ←縄の音



俺「巻きつけといて助かった!」


スバル「今切ります!」



俺「クッソ!ライフル落とした!」



スバル「とにかく今は逃げましょう!」



俺「だな!」ファイブセブン出し



俺「スバル!相手の武器見た!?」ダッシュ


スバル「見た!聞いた!鎖の音の正体!」


俺「ガンダムハンマーかって!」



スバル「なんっすかそれ!?」


俺「さっきみたいなやつ!追っかけてきてる?」


スバル「わかんねっす…」



俺「あっ…」



スバル「完全に相手の手のひらで踊らされたってことか…」ヌギヌギ


俺「どうした!?」



スバル「こいつで受け止める!!」


俺「なら俺がやる!スバルは銃を構えて!」


スバル「俺さんが!?」


俺「ドッチボールは得意だったからね!」ジャンバー脱ぎ



俺「さぁ来やがれ!」



ジャラ…ジャラ


俺「(来る…来る!)」




ブン!!!



俺「うぉらぁー!!!」



ガシャーーン!!



ドカッ!!



俺「くっ!!さ、さすがカープ公式ショップのジャンバー!!なんともないぜ!!」鎖掴み


俺「さぁ捕まえたぜ!姿を見せろや!」


スバル「隠れてねーで出て来やがれ!その面みんのにさんざん苦労したところだ!」









ジャラ…ジャラ…









ジャラ…ジャラ…








??「仕方ありませんね…」



俺「…ウソだろ…」




??「何も気づかれないまま終わってもらおうと思ったのですが」



スバル「レ…レム…?」




レム「抵抗しなければ、苦しまずにすみますよ?」


スバル「どうしてこんな事を…?とかありきたりな事聞いていいか?」


レム「疑わしきは罰せよ。メイドの心得です」



俺「ラムは…知ってるのか…?」


レム「姉様に見られる前に、終わらるつもりです」



スバル「そんなに俺たちが信用出来なかったのか!?」



レム「はい」



俺「…即答かよ」



スバル「ざまぁねぇな…」



レム「姉様は 」俺「スバル!!先に行け!!」


バン!バン!!


スバル「俺さん!?」



俺「すぐ追いつく!!早くいけーー!!!」



スバル「っ!!」ダッシュ




レム「一緒に逃げなくてよかったのですか?」



俺「逃げたって追いかけてくんだろ?(この間合いなら…銃で何とか!)」


レム「そうですね。でもその前にあなたから話を聞きましょう」



俺「俺の趣味とか好みのタイプ?いいよ。お話しようか」


ヒュン!ガシャーーン!!



俺「うぐっ!!ゴホッ!!」



レム「さっさとこれをレムに撃っていればよかったものを…」ポイッ



俺「いてぇなぁ…!ドチクショウがぁ!」


グシャ!


俺「あ"ぁ"っ"!!」


レム「お聞きします。あなた方はエミリア様に敵対する陣営の物ですか?」



俺「そんなわけ…ねー…っての…そもそも王選とかよくわかんねーし…」ゼェゼェ


グシャ!!



俺「あ"ーーー!!」



レム「誰にどんな条件で雇われているんですか?」


俺「だから、何の話…」



ドグシャ!!



俺「っーーー!!」



レム「あなた方は、魔女教の関係者ですか?」



俺「んっだよそれ…!知らねーっての!!宗教とか興味ねーよ!クソがぁ!」


レム「とぼけないでください!!あんなに魔女の臭いをさせている男と一緒にいて!関係ないだなんて白白ですよ!!」


レム「あの男の関係者のあなたが!姉様と親しげに会話をしているのをみていると、レムは不安と怒りでどうにかなってしまいそうでした…!」


レム「姉様をあんな目に合わせた元凶が、その関係者がのうのうとレムと姉様の大事な居場所に…!」


レム「もう耐えられません…姉様が指導と装ってあなたと親しげに振舞ってるだけと知っても!」


俺「ははっ…どうしてこうなったんだろうな…。せっかく仲良くなれたと思ったのに…。俺たちが何をしたってんだよ…もういい…好きにしてくれ」



レム「あなたから情報が聞けなかったのは残念です。まぁ、下っ端なので本当に知らなかったのかもしれません」


俺「スバルだって、何も知らねーよ…」


レム「それは聞いてみなければわかりません。では」





カラン…。ブン!!




ドグシャ!!!!!!












再スタート




〜ロズワール邸 客室〜




スバル「あ"ぁ"ー!!」



俺「!?ここは…スバル!?」


スバル「来るな!来るな!!」


レム「お、お客様…?」


ラム「えっと…」


俺「悪いんだけど、部屋から出てってくれる?」


レム「は、はい…」


ラム「失礼するわ…」




俺「スバル!!落ち着け!!落ち着け!!」


スバル「ゼェ…ゼェ…。お、俺さん!?」


俺「そう!2人には出て行ってもらったから!」



スバル「すんません…」


俺「無理もねーわ…。俺も正直、余裕ねー」




ーーーー

ーー




数十分後



コンコン



エミリア『いいかしら?』



俺「どうする?」


スバル「どうぞ」


ガチャ



エミリア「スバル?様子はどう?ラムとレムがすごく心配していたけど、何か失礼があったのかもって珍しく落ち込んでいたの」


俺「エミリアちゃん。この椅子使って」


エミリア「ありがとう」


スバル「何もなかったよ…。あの2人とはなんもなかった…」


俺「…」


エミリア「あれ?2人とも…。大丈夫?何かあるなら相談に乗るけど…」


俺「いや、別に何にも…」


スバル「そうだ…。エミリアに聞いて欲しいことがある」


俺「!!」


エミリア「はい」


スバル「エミリア。俺は今まで何度もしに…」



エミリア「スバル!?」


スバル「あ"ぁ"ー!!」


俺「スバル!!」


エミリア「どうしたの急に!?」


俺「だ、大丈夫か?」


エミリア「本当に大丈夫!?」


スバル「…頼みがあるんだ」


エミリア「なに?」


スバル「俺に構わないでくれ…」


俺「スバル…」


エミリア「…ごめんなさい」


俺「…。エミリアちゃん。ちょっとスバルと、話をしたいから部屋から出てもらってもいいかな?」


エミリア「わかったわ…」


スタスタ


ガチャ


パタン






俺「俺になら話せるか?会話の流れで何を話そうとしたかわかるつもりだよ」



スバル「今までの事を話そうとしたら…全身金縛りみたいになって…心臓をえぐられるような痛みが…」


俺「!?」


スバル「この事を俺さん以外に打ち明ける事は出来ないみたいだ…。4度死んだのも経験してねーし…。次死んだら…」



俺「戻れないかもしれない…」



スバル「すんません俺さん。1人にさせてもらえませんか?」


俺「わかった…。ゆっくり休んで。なんかあったら俺の部屋に来てくれよ」



スバル「あざっす…」



ーーーー

ーー







〜スバル 客室〜



俺「ベアトリスの禁書庫か…なるほどね」


スバル「俺さんは、どうしますか?」



俺「…少し考えてみるよ」



スバル「もし、決まったら。教えてください」




俺「あぁ…」





ーーーー

ーー



4日目




〜俺 客室〜



俺「(寝付けない…毎日毎日悪夢ばっかりだ…俺もそろそろベアトリスのところに)」



カチャ…


俺「(!?う、ウソだろ…先を越された!?いや、まだわかんねー…!)」



スタ…


スタ…



俺「(ち、近づいて来た!?目を開けるか!?ベアトリスか!?いや、ここで目を開けたら殺されるかもしれない!!)」



ギュ…




俺「(な、なんだ!?両手を握られ?…あれ…なんかすげー落ち着く…)」






俺「ZZzz…」








ーーーー

ーー






5日目朝



〜俺 客室〜



俺「!?」


俺「あ…さ…。マジか…。こんなにあっさり…。って事はスバルも」



コンコンコン



俺「!?…はい?」



エミリア「私だけど…いいかしら?」


俺「ち、ちょっとまって!」



俺「(なんかに備えてハンドガン2丁持ってっとくか。靴も履いてっと)」



ガチャ



俺「おはよう。エミリアちゃん。スバル!おはよう!」


エミリア「おはよう。俺さん」


スバル「俺さん…おはようっす!」


エミリア「ちょっと来てもらえるかしら?」


俺「いいけど…」




ーーーー

ーー




〜ラム、レム私室〜



ラム「いやぁーーーー!!!」



俺「!?」


スバル「!!」



俺「な、なんで…」


スバル「どーして…」



スタ…スタ…



エグッ…グスン…



パチーン!!



ラム「触らないで!!レムに!ラムの妹に触らないで!!!」




ロズワール「死因は衰弱死。眠るように命の火を消されてる」



俺「!!」


スバル「!!」


ロズワール「魔法より呪術寄りの手法だ」


俺「(スバルへの呪いはレムじゃない…?)」


ロズワール「お客人。なーにか、心当たりはないかねぇーえ?可愛がっていた従者がこんな目に遭わされて少し気が立っている」


エミリア「2人とも、何か知っているなら言って?」



スバル「…」


俺「…」



ビュン!



スバル「!!」



パリーンッ!



ラム「何か知っているなら!洗いざらいぶちまけなさい!!」


ビュン!!



スバル「ちょ!まっ!」



キュイーン…



ベアトリス「約束は守る主義なのよ。屋敷にいる間、この2人はベティが守る契約かしら」


ラム「ベアトリス様!?」


ベアトリス「ロズワール。こっちの男は昨晩禁書庫に居たかしら。だからこの件とは関係ないのよ。そっちの男も、監視をしていたから問題な」ロズワール「事態に重きをおくべきはすでにそこにない」



ロズワール「しーかし。君が身を張って守るって事は。よっぽど気に入ったのかな?」



ベアトリス「冗談は化粧と性癖だけにするかしら」



ラム「そんな事はどうでもいいのよ!!ラムを通して!!!レムの仇を…何か知っているなら全部話して…。ラムを…レムを助けて…」




俺「っ!」ギリッ



スバル「…」


エミリア「ごめんねラム。私は2人を信じてみる。ねぇ?何か知っているなら話してあげて?レムをラムを救ってあげられるなら…お願い」




スバル「…ごめん!」ダッ!



俺「スバル!!」ダッ!


エミリア「スバル!」




ドガシャーン!!



ラム『絶対に殺してやるーーー!!!」










ーーーーーー

ーー






〜崖〜




俺「スバル…。ここにいたんだ」



スバル「逃げたしちまった…。もう、戻れませんね…」



俺「これからどうする?」



スバル「後一歩だったんですよ…目をつぶって一歩踏み出せば…死ねばこの状況から救われるかなって…。俺だけ死ねばまた戻れる!」


俺「…」


スバル「でも…。死んだらどうなるのかなって…。また戻れるのかなって…。俺さんだけ置いて、死に逃げにならないかって…俺さんだけ辛い思いさせるんじゃないかって…」



俺「スバル…。ゆっくり考えよう。ゆっくり…」






ーーーー

ーー




夕方



ベアトリス「やっと見つけたのよ」


スバル「どうして…どうして来てくれたんだ?」



ベアトリス「お前達の身の安全を守るのがベティの交わした契約なのよ」


俺「護衛は今朝までって契約だったんじゃ…」


ベアトリス「思い違いじゃないかしら。お前とはそいつより後ではあるけど、期限の話はした覚えはないのよ」


スバル「!!」


ベアトリス「淡い期待を抱くのは都合がよすぎるかしら」


ベアトリス「失われたものは戻らない。あの姉に弁明する機会はもうない。お前はそれを投げ捨てたのよ」


ベアトリス「どちらかが欠けてもあの姉妹はもう足りないかしら」


スバル「俺は…あの2人も大切で、守りたいって思ってたのに!」


ベアトリス「あの姉妹の何を知っているのかしら。どちらが欠けてももう元には戻らない。戻れないのよ」


スバル「…結局俺は、何も知らねーまま自分勝手に騒ぎ立ててただけだったのかよ…」


ベアトリス「せめて、目の届かない所で死んでくれなきゃ夢見が悪いかしら」



俺「…」


ベアトリス「ほら、あんたも立つのよ」スッ


ギュ


俺「…(この手じゃない…)」



スバル「そう言えばあの時…両手を誰かが握ってくれて…」


俺「スバルも…?」


スバル「レム…ラム?」



俺「寝付けないでいるときに、両手を…」


スバル「苦しんでる俺達を見てらんなくて…」



スバル「…」



俺「スバル?」



スバル「せっかく拾った命なのにな…」


スバル「そうだ、拾った俺の命だ!」



グッ!



俺「(覚悟、決めたんだな)」





ベアトリス「もたもたしすぎかしら」



ゴゴゴゴゴ…




ラム「やっと見つけた…!もう絶対に逃さない!」



ベアトリス「下がるかしら。契約が生きている以上。お前が相手でもベティは2人を守るのよ」



ラム「ベアトリス様こそ、お忘れではないですか?ここが屋敷から離れた、禁書庫の外である事を、そして森の中だという事。ラムからその2人を守る事が出来るのですか?」




ベアトリス「!?」



スバル「ビヨーン!!」


ベアトリス「何をしやがるかしら!?死にたいのかしら!?」


スバル「馬鹿言うんじゃねーよ!死にたくなんかかけらもねぇ!死ぬのなんか人生で1回で充分だ!」


ラム「いい度胸だわ。やっと観念したのかしら?」


スバル「観念とは違うなぁ…。言うなれば覚悟が決まったってところかな。俺さん。銃を貸してもらえませんか?」


俺「ほら。こいつ貸すよ」


スバル「あざっす」


俺「スバルだけに死なせねーから。俺も一緒だ。合図は任せる」



スバル「」コクッ



スバル「悪かったな!俺がヘタレなせいで。随分と迷惑をかけた」


ラム「やっぱり何か知っているの!?」


スバル「いや。それに関しては本当に何もわからん。正直わかんねー事だらけだ」


スバル「でも、わかんねー事だらけを知っていこうと、そう思った」



ラム「今更何を!レムはもう死んでしまったの!!今更何かを知ったからって何が出来ると言うの!?」


スバル「何が出来るとなんてかっこいい事は言えねぇ。何もできなかった結果がこれだからな。説得力ねーのは俺がよくわかってる」


スバル「でも俺は知ってるんだ。お前らが忘れたお前らを…」


俺「(2人がくれた優しさ、思いやり…)」


ラム「あなたに!ラムとレムの何がわかるって言うの!!」


スバル「あぁ!俺はまだ肝心なことはわかんねー。だけど、お前らだって知らないだろうが!」


スバル「俺が!お前らを大好きだって事をだ!!」


俺「スバル!!ずるいぞ!!俺だって2人の事好きだぞ!」



スバル「そうでしたね!!俺さん!!」




俺「銃口を口に咥えるんだ!」カプッ


スバル「」カプッ



ベアトリス「2人とも!まって!」



スバル「俺達にしかできない事だ!俺さん!絶対に助けましょう!!」



俺「もちろんっ!また後でな!相棒!!」




バン!!!


バン!!!














再スタート





〜ロズワール邸 スバル客室〜



スバル「戻って来た…」


俺「あぁ…」



レム「姉様姉様。お客様ってば、まだ寝ぼけているみたい」


ラム「レムレム。お客様ったらかわいそうに。あの歳でボケてるみたい」



スバル「…くっ…」



俺「スバル…」ポンッ


レム「お客様どうされました?具合が悪いのですか?


ラム「お客様?持病の発作かしら?」



スバル「ちょっと拝借」


ラムレム「あっ」


俺「(やっぱり、スバルも確かめたか)」


スバル「間違ってなかった…」


俺「あぁ。間違ってなかったよ」



レム「いいえお客様。何もかも間違っています…。」


ラム「いいえお客様。きっと生まれて来たことが間違だわ」


レム「先ほどもこちらのお客様に手を握られました」


ラム「恐ろしいわ。いきなり手を握ってくるなんて」



俺「ははっ…なんかごめん」


スバル「後のことを考えると笑えねーけど、今はそれも嬉しいぜ」


レム「姉様姉様。お客様ったらなじられて喜ぶ困ったお方…」


ラム「レムレム。お客様ったら罵声を浴びて喜ぶど変態…」


俺「スバル…お前ってやつは…」


スバル「いきなり悪かったよ。けど、俺はお前らを信じてるぜ。仲良くやろう」



俺「俺ともよろしく」



ガチャ♪



エミリア「騒がしいから見に来てみたら、2人共元気そうでよかった」


スバル「さっきまで心中複雑だったけど、エミリアたんみたら全部吹っ飛んだよ。俺の心の特効薬はエミリアたんだったんだなぁ」クネクネ


俺「クネクネすんなww」


エミリア「ごめん…ちょっと何言ってるかわからない。でも、おはよう♪」


スバル「あぁ…。おはよう」


俺「おはよう」




ーーーー

ーー






〜スバル 私室〜



俺「さって、明日から仕事だよ。大丈夫か?サボってたから下手くそになってんじゃない?」


スバル「なっ!そんな事ねーし!今までに培ったこのスキルを存分に発揮してやるぜ!」



俺「ならいいんだけどw」


スバル「とりあえず、ロズワール邸での1週間を乗り切る条件をおさらいしましょう」


俺「なぁスバル。そろそろさっきみたいなタメ口でもかまわねーよ?なんか距離置かれてるみたい」


スバル「俺の中での数少ない敬語を使う相手でも?一応。一目置いてるんっすけど」


俺「よし、今のままで。上下関係は大切だ」


スバル「まぁ…。あざっす。時々使わせてもらうっす」


俺「ん。で?乗り切る条件だよな?俺も今までの経験から少しわかった気がする」


スバル「はい」


俺「俺が思うに、屋敷関係者から一定以上の信頼を得るってのは絶対条件だと思う」


スバル「レムと、ラムはもちろん。2人のお眼鏡に叶なわないと口封じに殺される可能性大」


スバル「これは2人の主人でもあるロズワールにも当てはまる」


俺「だな」


スバル「そしてもう一つ。ロズワール邸を襲う呪術者を撃破」


俺「後者は厄介だな。でも、必ず!」


スバル「あぁ!必ず!」




俺「とりあえず、今日は遅いから寝ようか」



スバル「そっすね」


俺「じゃあおやすみ!」


スバル「おやすみ!」





ーーーー

ーー





〜俺 私室〜



俺「(スバルを衰弱させたのはレムじゃなかった…。むしろ被害者になりうる存在…。これは他の住人にも当てはまるはず。外部からの攻撃)」


カチャ ! 構え


カチン!




コンコン



俺「どーぞ」



ラム「制服を持って来たわ。レムが仕立て直してくれたやつよ」



俺「はやっ!さっすがレムりん!」


ラム「バルスも同じ事言っていたわね」


俺「ばwるwすw(懐かしぃなぁ…)」


ラム「あら?泣いているの?」


俺「泣いてねーし?涙が出るくらい面白かっただけだし!?」


ラム「そう?まぁいいわ。でも、何かあったら言いなさい」


俺「ありがとうございます…。姉様は優しいですね」


ラム「えぇ。ラムは器が大きい方だから、後輩の面倒を仕方なくみてあげているのよ」


俺「そっすか…。あざっす先輩。レムりんにもありがとうと伝えておいて」


ラム「わかったわ。明日から仕事なのだから早く休みなさい」



俺「そうするよ。改めてよろしくお願いします。ラム先輩」


ラム「えぇ。よろしく『俺』」








ーーーーーー

ーーー





翌日






〜庭園〜



スバル「つかれたぁ…」


俺「んだよ。スバル。もうへばった?」


スバル「そんな事ねーし?」


パック「仕事初日から随分と働き者だね」


俺「まぁね。でも、まだまだこれからだよ。夕飯の準備に部屋掃除…」


スバル「ちょっと休憩したら仕事戻んねーと」


俺「だねぇ」



スバル「それに、色々大事なもんが掛かってるから」




スバル「そう言えば、エミリアたんってどんな魔法が使える魔法使いなの?」


パック「正確にはリアは魔法使いじゃないよ?僕との契約もそうだけど…精霊使いだから」


スバル「魔法使いと精霊使いって何か違うもんなのか?」


俺「どっちも似てる気がするね」



パック「魔法使いは、自分のマナを使って術を使う。逆に精霊使いは大気中のマナを使って術を使う」


スバル「それはが違うんですか?先生?」


俺「自分だけの力を使うか、力を借りるか。ってかと?」


パック「悪くない答えだけど。違うかな。要はゲートを用いるかどうかだね」


スバル「ゲート?」


パック「身体の中にあるマナを通す門の事だよ。ゲートを通じてマナを取り込み、ゲートを通じてマナを放出する」


スバル「蛇口みたいなもんね」


パック「2人にもあるはずだよ?」


スバル「マジ!?って事は俺も魔法が使えるって事!?」


俺「30歳になってもあれだととかじゃなくて!?」


パック「2人の特性調べてみる?魔法には、火、水、風、土のマナ属性があるんだけど…」


パック「まずはスバルから」



みょんみょんみょんみょん



俺「すげーそれっぽい効果音!!」



スバル「情熱の火!?それとも冷静沈着クールガイな水?あるいは草原吹き抜けり風?それともどっしり頼れる大地の土!?」


パック「陰だね」



スバル「該当しねーww」


エミリア「珍しい!陰属性って!」


スバル「っか陰ってなんだよ!分類は4つじゃねーの?カテゴリーエラー!?」


パック「4つ分類の他に陰と陽があるんだよ」



俺「ま、まさか実はすごい能力なの!?」



スバル「5千年に一度の逸材とか!?ー


エミリア「陰属性の魔法って…相手の視界を塞いだり、音を遮断したり、動きを遅くしたりかな?」



スバル「デバフ特化…」


俺「よくわかんねーけど!すげーな!かっこいい!」


パック「簡単なところで、シャマクなんてどうかな?」


エミリア「視界を塞ぐ魔法ね」


パック「実際にやってみせよう!シャマク!!」






ーーーーー

ーー




スバル暴発後



俺「良かった…。これ見たら俺は魔法はいいや」


パック「修行次第でちゃんと扱えるんだけどね。無理強いはしないよ」


スバル「大丈夫って言ったのはテメーだろう…」



パック「テヘヘ♪」


スバル「かわいくねえーよ…」


パック「スバルのゲートは良くも悪くも使い込まれてないからね。だから使う側の意思を無視してドバッと出ちゃったんだよ」


スバル「ちゃんと蓋してない醤油かよ…」


俺「的確な例えw」


スバル「…っ!」


エミリア「動いちゃダメ。身体中のマナを出し切っちゃったんだから。今日はもうお仕事出来ないかも…」




スバル「それは困る!!」


エミリア「無理しないの」


スバル「今が無理のしどころなんだ!」


俺「スバル、ここは俺がやる!」



スバル「俺さんに負担をかけるわけには…」


エミリア「本当に…しかたないんだから」


スバル「!?」



エミリア「噛んで飲み込む」


スバル「ーー?!??!!」


スバル「い、今のって?」


エミリア「ボッコの実って言う果物。食べると身体の中のマナが活性化して、ゲートがほんの少しだけ力を取り戻すの」



スバル「ごめん…なんか気を使わせちまって…」


エミリア「スバルはわかってないんだから」


スバル「えっ?」


エミリア「ゴメンって何度も謝られるより、ありがとうって一回言われた方が相手は満足するの。謝ってほしいんじゃなくて、してあげたくてしてあげてるんだから。ねっ?」


スバル「お、おう…」


エミリア「俺さんも、覚えておいてね?」


俺「わ、わかった」






ーーーー

ーー







〜スバル 私室〜



スバル「仕事初日はまずまずだな」



俺「ちょっとなまってたんじゃないの?甲板磨きに腰が入っておらんぞ!スバル

一等水兵!」


スバル「申し訳ありません!隊長殿!」


俺「楽しいな…。二度と失いたくねーな」


スバル「っすね。とりあえず。レムとラムの信頼は勝ち取れた…はず」



俺「問題は、呪術師か…」



スバル「そんなのに、どうやって戦えばいい…」


俺「あっ!」


スバル「なんっすか?」


俺「ベアトリス!」


スバル「あぁ!早速行きましょう!」



俺「おうよ!」






ーーーー

ーー





〜ベアトリス 禁書庫〜



ガチャ!!



俺「しゃぁ!3回目で当てた!!」



スバル「俺なら一発だったけどな」ドヤァ


俺「くっそw」



ベアトリス「突然入ってきて何言ってるかしら」スッ



スバル「あぁー!待った!聞きたいことがあんだよ!」


俺「呪術師についてちょっと教えてもらおうと来たんだよ!」



ベアトリス「呪術師について詳しく知りたい?」


スバル「そう!呪いってどうやったら防げるんだ?」



ベアトリス「そんな方法はないのよ。一度発動した呪術を解除する方法は存在しないかしら。一度発動したら最後。それが呪術なのよ」


俺「回避不可避の詰みゲーかよ…」



ベアトリス「ただし。発動前の呪術はただの術式だから、ベティなら解除は簡単なのよ」


俺「それなら!」


ベアトリス「」クンクン



俺「どした?」


ベアトリス「魔女の残り香…」


スバル「そう言えば、レムもそんなこと言ってたな。魔女ってなんなん?呪術師の仲間なの?」



ベアトリス「この世界で魔女と言ったらたった1人の存在だけかしら」





ーーー

ーー







翌朝



〜玄関前〜




スバル「さぁ!洗濯日和の最高の天気!!今日もハピネスな1日にしようぜ!ビクトリー!!」


俺「ビクトリー!!」



俺「スバル!仕事前のまえけん体操をやるぞ!」クルクル



スバル「喜んで!!」




俺「エミリアちゃんおはよう」


エミリア「おはよう。俺さん。スバルは朝から元気ね」


スバル「おうよ!今日もメイド姉妹にあれこれ指導教育されつつ使用人ライフを満喫するぜ!」


俺「ラムちーは面倒見いいからすぐに仕事覚えられるよ」




スバル「けどー、そんな生活に俺が疲れた時はすぐにエミリアたんの膝に飛び込みに行くからちゃんと開けておいてね?」


俺「ルパンダイブだな!」


スバル「パック!顔をゴシゴシしてるところとかはまんま猫だなぁ!精霊でもやっぱ疲れたら眠くなったり寝坊とかする?」



パック「君たちも疲労がたまると眠くなるでしょう?精霊も活動の源のマナを消費すると似たようなことになるよぉ」


エミリア「ふぁ〜…」


俺「(かわいい…)」


スバル「2人ともアクビとか、夜中まで好きな子の事で盛り上がってたんだろ?俺らも混ぜろよぉ!ちなみに俺は!」


エミリア「私が好きなのはパックで、パックの好きなのは私。はいお終い」


俺「即答wwはいちゅんちゅんww」


スバル「俺の割り込む余地はぁ!?」


パック「ないとも!」ドヤァ



パック「僕の魅力にリアはメロメロだよ?スバルも悪い男じゃないけど、僕の前では形なしだねぇ」ニヤァ


スバル「ぐぬぬぬ…」



エミリア「」フルフル



俺「あっ…これヤバいやつだ…」


エミリア「2人とも!調子乗らないの!!そんな事だと!私も起こるんだからね」


パックスバル「もう怒ってるー!」



俺「反省してるみたいだから離してあげて…」



エミリア「まったく…」


俺「ってか、そろそろ時間じゃね?」


スバル「おおっと!もうそんな時間かぁ!メイド姉妹に怒られる!じゃ!」


スタスタ…



俺「あっ、ちょ…」




俺「ったく。俺もそろそろ行くね」



エミリア「うん。がんばってね」


俺「ありがたき幸せ!」






ーーーー

ーー




〜屋敷内〜



スバル「…」


俺「スバル、あんま無理すんなよ。なんかあれば言ってくれ。抱え込むなよ?」


スバル「あざっす…」


俺「(歳下のスバルが頑張ってんだ。一回りも上の俺が弱気になる訳にはいかねーよな…。せめて、平静を装わないとな)」




ーーーー

ーー




〜厨房〜



ラム「じゃあ、レムとバルスは二階の廊下を。ラムと『俺』は1階の廊下を掃除するわ」


ラム「はい。姉様。行きますよ。スバル君」


スバル「よろしくねレムりん!!いやー頑張ってピッカピカにしてるぜー!」



ラム「ラム達も始めるわよ」


俺「御意!」




ーーーー

ーー




〜1階廊下〜



ガシャーン!




俺「なんの音?」



ラム「どうせバルスが花瓶でも割ったんだわ」


俺「あーあ…」


ラム「まったく。レムの仕事を増やしてばかりで進まないわね」


俺「まぁ、そう言わずに。スバルも一生懸命覚えようとしてるんだしさ」


ラム「まぁ、期待しないで待っているわ」


俺「期待してやってよw」


ラム「それに比べて、『俺』はマシね」


俺「俺も全然ですよ?姉様」


ラム「そうね、雑だし。でも、基礎があるから丁寧にやればそれなりの仕事をするわ」


俺「光栄です姉様。教え方の上手い先輩達でおじさん泣きそうだよ。おーいおいおい」


ラム「教え甲斐はあるけど、そのふざけるところを無くせばさらに教え甲斐がありそうね」


俺「さーせん。いや、ありがとう」


ラム「せいぜい頑張ってちょうだい」



スタスタ…



俺「おっ?スバル!」



スバル「俺さん…。花瓶、割っちゃいました…」ボソッ


俺「…。気にすんな。ミスくらい誰にでもあるよ」


ラム「やっぱり花瓶を割ったのかしら?」


スバル「…。そーなんだよ!いやーうっかりうっかり!でも!すぐに代えの花瓶と花の手入れをしておくからラムちーと俺さんは心配しないでここの掃除を続けてくれー!じゃ!」



俺「お、おう…」


ラム「はぁ…。そうだバルス。後で別の仕事があるからきてちょうだい」



スバル「りょーかい!!」






ーーーー

ーー





〜庭園〜



レム「では、私が枝を切るので、切った後の枝を箒で集めておいてください」



俺「おけ。集めた枝は○○の○○でいいんだよね?」


レム「…はい。でも、まだ説明していないはずですが。誰に聞いたのですか?姉様…」


俺「そう!昨日案内してもらった時、庭の手入れした後の枝はどこに捨てるのか事前に聞いておいたんだよ!後で聞くよりその場でね!」


レム「そうですか。いい心がけです」



俺「(…ヤベェ。やらかしたかな…)」





ーーーー

ーー





夕方


〜スバル 私室〜




ジャー!!



キュキュ


スバル「弱音吐いてる場合じゃねーのに…」ボソッ





スタスタ





俺「落ち着いた?」


スバル「俺さん…。少しだけ、休憩したら戻ります」


俺「レムとラムには俺から適当に言っとくから」


スバル「はい…」


俺「じゃあ後で」




スタスタ…



俺「!?」



エミリア「あっ、俺さん…。スバルは?」


俺「部屋にいるよ」


エミリア「ありがとう」


俺「じゃあ、俺は仕事戻っから。…スバルの、俺の相棒の事。よろしくね。」



エミリア「うん。任せて」



エミリア「俺さん」



俺「ん?」



エミリア「俺さんも、無理しちゃダメよ?わかるんだから」




俺「!?…。女の子ってすげーわ…。ありがとう」








ーーーー

ーー






〜厨房〜



俺「あのさ、ちょっと作りたい料理があるんだけど、いいかな?」


ラム「今日の夕食は決まっているのだけど。何を作るの?」


俺「チャーハンを作ろうかと。スバルも食べるだろうし」


レム「チャーハン?」


俺「ライスを卵やネギ焼豚と一緒に炒める料理なんだけど…。ダメかな?」


レム「姉様、どうしますか?」


ラム「まぁ、いいんじゃない?ただ、少量を作ってラム達が試食をするわ。味がよければ、後日採用ね」


俺「ありがとう(あっ、焼豚ないからウインナーにしよっと。スバルも食ってくれっかな)」




ーーーー

ーー




俺「どう?」



レム「姉様姉様。初めて食べましたが、美味しいです」



ラム「レムレム。初めて食べたけれど、また食べたくなる味ね」



俺「よかった…。正直味付けは薄めにしておいたんだけどちょうどよかったみたいだね」


ラム「決まった分量を入れるのではないの?」


俺「目分量でしかいつも作らなかったから」


レム「その割にはちょうどいい味付けでした」


俺「途中で味見したからね」



ラム「あら。もうこんな時間ね。バルスはいつ戻ってくるのかしら」


俺「見に行こうか?」


ラム「『俺』は自分で使った器具の片付けをしなさい。レム、見てきてちょうだい」



レム「はい。姉様」






ーーーー

ーー





〜厨房〜




レム「スバル君はもう今日は使い物になりません」


俺「え?何があったの!?」


レム「エミリア様に膝枕をされて寝ていました」


俺「えっ!?何それ!?羨ましい!」


ラム「あら?『俺』も膝枕されたいのかしら?」


俺「いや、別に…」


ラム「そう。まったくバルスはたった2日で休むだなんてなってないわね」


レム「はい。でも、子供のように眠っていました。よほど疲れていたのでしょう」


ラム「まぁ、仕方ないわ。その分、『俺』に仕事をしてもらうから」




俺「えっ…。まぁしゃーないか…喜んで!でも!俺が疲れたら姉様!膝枕してください!!(エミリアちゃん、本当に膝枕してあげたんだな…)」



ラム「」


俺「じ、冗談です姉様!ははっ…」


ラム「まぁいいわ。夕食の準備を再開するわよ」






ーーーー

ーー




夜 夕食後




〜禁書庫〜



スバル「意中の相手の膝で泣き喚いて醜態晒すとか恥ずかしい…!」


俺「あー疲れたー!スバルがエミリアちゃんに膝枕されて寝てる間代わりに仕事してちょー疲れたー」ニヤニヤ



スバル「だから、謝ったじゃないっすか!」


俺「感想を述べよ。それで許す!」


スバル「あったかくて、程よく柔らかくて…スッゲー優しかった…」


俺「そっか…。よかったな」


ベアトリス「まったく、いきなりこんな時間に上がり込んできて何を話すかと思えばそんな内容かしら」


スバル「そんな事言うなよベア子ぉ。俺らとお前の仲じゃんかよー」


ベアトリス「ベティとお前らになんの関係が…」


ベアトリス「待つのよ!今何て呼んだかしら!?」


スバル「ベア子。愛称だよ。親近感の表現に欠かせないと思うんだ!」


俺「じゃぁ俺もベア子と呼ぼうかな!」


スバル「それが俺達にできる精一杯の証だ!」


ベアトリス「なんなのかしら!その押し付けがましい善意は!気持ち悪いと言うより胸くそ悪いのよ!」プイッ


俺「あーあ。スバルのせいで機嫌損ねちゃったじゃん」


スバル「つれない事言うなよベア子」チラッ



俺「」コクッ



スバル「実は、切羽詰まって八方ふさがりなんだ。ぶっちゃけ困ってる。呪いの件だ」頭下げ


俺「俺らだけじゃどうにもならなくて…。どうか助言をください」頭下げ



ベアトリス「一度発動した呪いは解除できないと言ったはずかしら」



スバル「あぁ。だから、呪いが発動する前に術式を見つけることはできないか?」



俺「その方法がわかれば…」


ベアトリス「発動する前の術式なら見つけることはできるのよ」


俺「おぉ…マジか…」


スバル「呪いってどうやったらかかるんだ!?」


ベアトリス「呪術には絶対に欠かせないルールがあるかしら」


スバル「ルール?」


ベアトリス「呪術を行う対象との接触。これが必須条件なのよ」


俺「接触ってことは身体に触れるって解釈でいいの?」


ベアトリス「間違ってないのよ」



スバル「屋敷のメンバー以外ってなると…。あの村くらいか」


俺「だね。村で呪いをかけられて、その日の夜に発動…」


スバル「そして死に至る…。前回の事を考えると俺からレムに対象が移った…」


俺「繋がった…」


スバル「はい…!全部繋がった!ついに尻尾を掴んだ!!」


俺「やった!やったぞスバル!」


スバル「やったぜちくしょー!」



ベアトリス「人に協力を求めておいて、その態度はなんなのかしら。今の助言が役に立ったのなら言うべきことがあると思うのよ」



俺「そうだね!ありがとう!ベアトリス!」



スバル「あぁ!助かったよベア子!!愛してるー!お前のおかげで光が見えた!!」



ベアトリス「ちょ!!降ろすかしら!」


スバル「ヘブシ!」




俺「あっ…ww」



スバル「ってて…。悪い悪い。本当に嬉しくてな。感謝の気持ちは本物だよ」


俺「俺からも改めて。ありがとう。ベアトリス!いや、ベア子!」



ベアトリス「話が終わったならさっさと出て行くのよ」



スバル「おう!おやすみベア子!」


俺「おやすみ!」






ーーーー

ーー





〜廊下〜



パン! ←ハイタッチ



俺「これで乗り越えられる!!」



スバル「あぁ!そうと決まれば明日!朝一で村へ行きましょう!」



俺「村には…買い物か!本当なら4日目に行く!」



スバル「そう!たしか明日は特に用もなく仕事をして終わったはず!」


俺「だな!明日行けば、猶予ができる。猶予があるうちにベア子に探してもらう!」


スバル「これで呪いを解除できる!!」


俺「そうと決まれば部屋で作戦を練ろう!」


スバル「おう!」




ーーーー

ーー




〜俺 私室〜



俺「改めて。明日は村で呪術師をさがす。そのためには接触する必要があるって言ってたね」


スバル「村人全員と接触する必要があるな」


俺「全員となるとそれなりの人数になるから、俺とスバルで手分けしよう」



スバル「俺さん。ここは俺1人に任せてもらえませんか?」


俺「そんな、スバル1人に負担かかるわけにいくかよ!」


スバル「呪いをかけられるのは俺1人で十分!俺さんはほら!道具屋でバットを入手してください!」


俺「!?スバル…」


スバル「俺さん。子供達に野球、教えたいんでしょ?だったら!呪いは俺に任せて、楽しんでください!」


俺「ありがとう…。スバル。負担ばかりかけるな…」



スバル「そんな事ねーよ。俺さん!」



スバル「正直、俺1人だったらとっくに人生諦めてたかもしれないけど、俺さんがいたから!信じてくれたからここまで来れたんっすよ!だから、今回は少し恩返しだ!」


俺「…。無理だけはすんなよ」



スバル「もちろん!」






ーーーー

ーー






〜俺 私室〜




俺「はぁ…。ダメだなぁ俺…。スバルはあぁ言ってくれたけど。かなり無理させちまって…」


俺「(銃の手入れしとくか…。スバルはあんなに頑張ってんのに俺楽ばっかして…)」



コンコンコン



俺「はい?!」



ラム『ラムだけど』



俺「へ?ラムちー?どうぞ」



ガチャ



ラム「失礼するわ」



俺「っと、どうしたの?」



ラム「疲れ切った歳上のダメな後輩をねぎらいに来たのよ」


俺「えっ!?いや、別に疲れては…」



ラム「嘘ね。そうやって平静を装っているみたいだけど、隠せていないわ」



俺「…。すぐ顔にでるタイプだからなぁ…俺」



ポフッ



ラム「ほら、隣に座りなさい」



俺「いや、なんでまた…」


ラム「いいから。命令よ」


俺「アイマム」


ポフッ


グイッ



俺「!?(あったかい…)」



ラム「その、あいまむ?っていうのはどういう意味かしら?」



俺「そ、それよりこの状況は!?(すげ…落ち着く。あの手を握られた時みたいだ…)」


ラム「膝枕よ。して欲しかったのでしょ?言っておくけど、愚痴は聞かないわよ。面倒だから」


俺「あれは冗談で…(疲れが抜けていく…)」


ラム「冗談と言っていた割に、すごい羨ましそうな顔をしていたわ。いやらしい顔じゃなくて本当に羨ましそうな顔」



俺「…」



ラム「で、さっきの言葉の意味は?」



俺「わかりました。承知しましたって意味。女性の上司、もしくは目上の女性に対して主に使う言葉」



ラム「ラムは先輩ではあるけど、上司ではないわ。それに歳下よ」



俺「歳上とか歳下関係ないよ。尊敬するラムちーに使ったって問題ないはず」


ラム「ラムの事を尊敬?レムじゃなくて?」


俺「そ。レムりんも尊敬してるけど、それ以上にラムちーを尊敬してますよ」



ラム「冗談かと思っていたわ。ラムを姉様と呼ぶのもバルスと同じでふざけて呼んでいると思っていたし」


俺「8割は尊敬の意味で2割はその場のノリかな」



ラム「どうしてラムなの?」



俺「なんて言うか…。俺に対しても口調はキツイけど、ちゃんとダメなものはダメ。いい時はちゃんと褒めてくれる。色々気がついてくれて、さりげなく補助してくれたり…。後輩思いの優しい先輩ですよ。ラム先輩」



ラム「ラムは当たり前の事をやっているだけ。特別な事はしていないわ」



俺「そんな事ないって。そう言って謙遜するけど、当たり前の事を当たり前にやるって大事なことだから。それに、歳取ると怒ってくれる人もいなくなるしね」



ラム「そうなの?ラムには理解できないわね。ダメならダメだと言わなきゃわからないでしょ?まぁ、『俺』に怒る事はほとんどないと思うけど。何かあったらちゃんと怒るわよ」




俺「怒られないよう頑張ります姉様」



ラム「精々頑張りなさい。胡麻の実くらいの期待をしているわ」ナデナデ



俺「…(頭撫でられるのヤバい…すっごく優しい手…)」



ラム「さて、膝枕はお終いよ。ラムが疲れてしまうわ」



俺「(名残惜しいけど…)あの!姉様!ありがとうございました」頭下げ



ラム「ダメな後輩を持つと大変ね。どういたしまして」


俺「あと、この事は…」


ラム「誰にも話さないから安心しなさい。ラムはこれでも口は堅い方なの」


俺「ありがとうございます。姉様」



ラム「えぇ。感謝しなさい。そろそろ眠いから寝るわ。おやすみなさい」



俺「はい。ありがとうございました!おやすみなさいませ。姉様」






呪いを解除せよ!



翌朝


〜屋敷内 玄関前〜



スバル「色々あったが!今日からは心機一転!NEW俺で行くぜ!!」


レム「膝枕ですね」


ラム「膝枕だわね」


俺「」目そらし



スバル「…」



スバル「えっ?なんで!?みんなひょっとして知ってんの!?俺さんも!?」



俺「まぁ…(昨日のがあるからあんまり言えねぇ…)」



エミリア「あっ!スバルおはよう」


スバル「え、エミリアたん!?」


エミリア「えっと…昨日の今日で気恥ずかしわね…。体調とか大丈夫?」



スバル「いま、エミリアたんの声聞くまでやばかったけど…。もう大丈夫!!」


スバル「その、色々ごめ…。いや、ありがとう!」


エミリア「いいえ。どういたしまして♪」


エミリア「俺さんも、大丈夫そうね?」


俺「ちょ、俺!?」


スバル「まさか俺さんもエミリアたんの膝枕を!?」



エミリア「してないってば。でも…。うん!大丈夫ね!」


俺「うん。気にかけてくれてありがとう」



エミリア「どういたしまして♪」





ーーーー

ーー





〜厨房〜



レム「では、そろそろ朝の仕事を始めましょうか」



ラム「そろそろ朝のお勤めを始めなきゃね」



スバル「あのさ、ちょっとお願いがあるんだけど」


レム「膝枕ですね」


ラム「膝枕だわね」


俺「…」目そらし



スバル「そんな節操無しじゃねーよ!」


スバル「実は俺達。村に行ってみたいんだよ。近くにあるだろ?」


俺「買い物の用事とか無いかな?」


レム「確か香辛料がなくなりそうなので明日にでも行こうと思ってましたが…」


俺「(よし!やっぱり明日の予定だった!)なら!今日に予定をずらすのとか出来ないかな?早めに補充しておいて損はないと思うし」


レム「…」



スバル「ダメかな?」


ラム「いいんじゃないかしらそれくらい」


ラム「姉様…」


ラム「買い出しには行かなきゃならないのだし、急な用事もない。『俺』とバルスという荷物持ちもいる事だし」



レム「姉様がそう言うのなら」



スバル「よっしゃ!」


俺「楽しみだ!」


ラム「ただし、ラムも一緒に行くわ」



スバル「へ?」



俺「ダブルデート…?」





レム「では、出かける準備をしましょう」



ラム「10分後に玄関前に集合よ」



俺「アイマム!」敬礼(海軍風)



スバル「りょーかい」敬礼



ーーーー

ーー





〜俺 私室〜




俺「(弾数の多いファイブセブンに、P90。スバル用にグロック)」


俺「ちょっとカッコつけてサングラスも持ってと。あっ、俺の持ってるサングラス。レムとラムの髪の色と一緒だな。両方持って行こう…。さて、行くか」




ーーーー

ーー




〜玄関前〜



俺「お待たせ」


ラム「早かったわね。あら?その黒いレンズの眼鏡と、荷物持ちなのにそのカバンはなにかしら?」



俺「これはサングラスっていって。日差しが強い時とかに眩しさを軽減させてくれる道具だよ」



ラム「ふーん…」



俺「…掛けますか?」


ラム「興味あるわね」


俺「じゃあどうぞ。なんなら、姉様の髪と同じ色のフレームの方をどうぞ。今出しますね」


ラム「あら、準備がいいじゃない」


俺「これは本当にたまたまです」



スチャ



ラム「どう?似合うかしら」



俺「お似合いです姉様。ってかマジ似合う」



ラム「ふふっ」ドヤァ


俺「(ドヤ顔姉様かわいい…)」


俺「気に入ったのなら今日一日貸してあげるよ」



ラム「なら遠慮なく借りておくわね。で、そっちのカバンは?」


俺「こっちは自衛用にちょっとね」


ラム「エミリア様を助けた時にも使ったやつかしら?」


俺「まぁね。ダメかな?」


ラム「許可するわ。ただし、荷物持ちの邪魔になっても持たないからそのつもりで」


俺「もちろん」


レム「お待たせしまし…姉様?その黒いレンズの眼鏡は…」



ラム「レム、これはサングラスと言って…」




ーーーー

ーー





〜林道 村への道中〜



スバル「ラムちーはすっかりサングラスが気に入ったみたいだな」


ラム「えぇ。この日差しでも快適に視界を確保する事が出来るのだもの」



レム「姉様がこんなに気にいるなんてよっぽどですね」


俺「そうなんだw(そのままラムちーにあげちゃおうかな…)」



スバル「ってか、2人ともサングラスかけてるとなんかの漫画みたいだな」


俺「エージェントサトウと呼んでくれ」


ラム「ちょっと何言っているのかわからないわね」



レム「…そういえば、俺さんの持っているカバンにはエミリア様を助けた時に使った道具が入っているんですよね?」


俺「入ってるけど…」



レム「少し興味があるので、見せてもらってもいいですか?」


俺「わ、わかった」





ーーーー

ーー





〜村 入り口〜



ラム「じゃあ、ラム達は必要な物の買い出しをしてくるから2人は村を堪能していてちょうだい」



スバル「あぁ!楽しんでくるぜ!」



ラム「行くわよ、レム」



レム「はい。姉様」




スタスタ


スタスタ




俺「…銃のこと、仲間を守るために必要な物って事で納得してくれてよかった」



スバル「一か八かで持ってきてもらったけど、信頼を勝ち取ったおかげっすね」


俺「だね…」


スバル「で?俺さんは早速バットとボールの調達?」


俺「いや、事がうまくいってから記念に作ろうかなって思って」



スバル「じゃあ、どうやって野球を教えるんっすか?」


俺「教えるのもいいんだけど。スバルさ、村人全員と接触するって言ってたじゃん?ならさ、ラジオ体操した後にハイタッチしたらいいんじゃね?それなら自然な流れで接触出来ると思うんだ」


スバル「あぁ!!なるほど!」


俺「じゃぁ早速!始めよう!」


スバル「おう!」




ーーーー

ーー




スバル「ビクトリー!!」


俺「ビクトリー!」



村人s「ビクトリー!!」





俺「じゃぁみなさん!今回の主催!ナツキスバルと成功のハイタッチで締めましょう!」


スバル「ハイタッチってのは、こうやって相手の手のひら同士を打ち合う事をいうんだ!」


パンッ♪





ーーーー

ーー



スバル「よし、全員と触ったぜ…」




ラム「2人とも。これはなんの余興?」



スバル「ん?ラジオ体操だよ。子供からお年寄りまで楽しめるところが長年愛される秘訣ではないでしょうか?」



ラム「…知らないわよ」



俺「(ってか、まだサングラスかけてたんだ)」



子供1「ラムちー冷たい」


子供2「ラムちーひどい」


子供3「ラムちーこわーい」



俺「こら、姉様はとても素晴らしい人なんだぞ?次言ったらまえけん体操連続30分の刑だからな?」



子供2「俺さんもひどーい」



子供1「俺さんもこわーい」


子供3「俺さんも冷たーい」




子供s「あはははははー」






ラム「…この子達にそよ呼び方を教えたの?」


スバル「教えたってか、親しみやすさを広めようとした感じ」


俺「そそ、姉様達ともぜひ仲良くなってもらおうと思ってね」



ラム「ラムは気にしないけど…レムは」


子供1「レムりん」


子供2「レムりん」


子供3「レムりんれん」


俺「真姫ちゃん」



スバル「俺さんちげーww」


レム「えっと」オロオロ



ラム「はぁ…。それで?お望みの村は堪能できたの?」


スバル「そこは抜かりなく!村長に肩を叩かれてコンプリートだ!」



ギュッ



スバル「?」


俺「あら、スバルモテモテだねぇ」


スバル「俺はエミリアたん一筋だって!」


スバル「で、どしたの?言いたい事があんなら、言ってみ?」


女の子「えっとね…あっち…」


俺「森?」


スバル「」チラッ



ラム「もう少しだけ勝手にしたら?」


レム「姉様がそう言うのでしたら」


スバル「感謝します先輩方!」


俺「よし!みんなもう少し遊ぶぞ!」



子供s「やったぁー!」





ーーーー

ーー





スバル「そういえば、このイベントもあったよなぁ…」


俺「確か…噛まれた?」


ガルル…



スバル「やっぱこうなるかぁ…」


子供1「スバルにだけ怒ってる」


女の子2「いつもはおとなしいのに」


子供3「何やったんだよスバル?」



スバル「そりゃ俺が聞きたいよ」



俺「俺が触ると平気みたいww」


スバル「三度となると、相性なんだろうなぁ。おっ!?チャンス!」



スバル「待ちに待ったこの感触…野良にしては上等上等…」ナデナデ


ガブッ!


スバル「あ痛ぁー!傷の位置まで一緒とか…俺タイムリープしてね?」


俺「www」


子供「調子乗ったからw」


子供1「あれだけ触られたらねぇ」


俺「いきなり手を頭に回したから攻撃されると勘違いしちゃったのかもね」


女の子2「この子、メスだからねぇ」


スバル「微妙に問題がずれてる気が…ってか誰も心配してくんねーのか?泣くぞ」



俺「俺は心配したぞ?相棒。お兄さんがナメナメしてあげようか?」



スバル「」


俺「いや、冗談に決まってんじゃん」




レム「犬に噛まれたのですか?早めに消毒しておきましょう」



ラム「2人とも。そろそろ戻らないと夕食の準備に間に合わないわ」



俺「あーもうそんな時間か…あっという間だったな」



スバル「楽しかったっすね」



子供1「なんだーもう帰っちゃうのかー?」


スバル「まぁまぁそう言わずに



ラム「それじゃあ、『俺』まずは荷物を持ってちょうだい」



俺「アイマム!」お辞儀の敬礼



ラム「あそこに置いてあるから。レム。バルスの消毒が終わったら荷物の所へ来てちょうだい」


レム「はい。姉様」






ーーーー

ーー




〜ロズワール邸 玄関前〜



スバル「マジ疲れたちょー疲れた俺グッジョブマジグッジョブ…」


レム「はいはいお疲れ様でした」


ラム『はいはいご苦労様」


俺「お疲れ〜」


スバル「つーか、俺さん。よく持ってられましたね」


俺「倉庫仕事で散々持ってたからねー」


ラム「全く、バルスは『俺』を見習いなさい」


レム「そうですね。少し見習ったほうがいいですか」


ロズワール「おんやーおや。4人とも一緒だったんだねぇーえ。手間が省けて助かるじゃないの」


ラムレム「ロズワールさま」ペコリ


俺「」お辞儀の敬礼



スバル「…よそ行きの格好か?」


ロズワール「ご明察。普段の格好だと、面倒な相手がいるからしかたなーくねぇ。だからこうして礼服も着るわけだーよ」



レム「来客ですか?」


ラム「外出ですか?」


ロズワール「ラムが正解。外出だ。少しばり厄介な連絡が入ってねーえ。外を回ってくるよ」








俺「…。なぁスバル。こんなの今までなかったよな?」ボソッ



スバル「これまでにない展開っすね…」



スタスタ



ロズワール「2人にも任せるよ。特にエミリア様の事はしーっかりとね」


スバル「あぁ!それはマジ任された!」


俺「御意!」



ロズワール「では、留守中任せたよ」


ブワッ!



俺「!?」


スバル「と、飛べるのかよ…。すげーな魔法」


俺「マトリックスのネオみたい…。居場所聞かれたら、スーパーマンやってますって答えなきゃ…」


スバル「とにかく俺さん。今までにない情況に変化してますね」


俺「だね」


スバル「間違いなく、村訪問を早めた事がキッカケになった。囮作戦成功っすね」


ラム「何をしているの?早く荷物を屋敷に持って来てちょうだい」



スバル「今持ってく!」



ーーーー

ーー




〜屋敷内 玄関〜


スバル「…」ゼェゼェ



俺「大丈夫?」


ラム「全く。口ほどにも無いわね。身を粉にして働くと言ってなかったかしら?」


スバル「そうだけど…。粉骨あれして…」


俺「砕身な」


スバル「それして!」


ラム「で、粉骨砕身した結果を客観的にみてどうなの?」


スバル「べンチプレス80キロを持ち上げるのと持久力は別だなと思いました」



ラム「べンチ何ちゃらが何か知らないけど、バルスが口だけという事がわかったわ」


スバル「なんとでも言え…。これは持ったヤツにしかわかんねーよ。なぁ?俺さん」


俺と「うーん…持ち上げ方とか持ち方にコツがあるから、俺はあんまり…」


スバル「ひどい…」


ラム「次からはレムと『俺』に行ってもらおうかしら」




レム「姉様、このは全部食品庫へ持って行きますね」


ヒョイ


スバル「なっ…」


俺「oh…」


スバル「なぁ、俺ら必要だった?」


ラム「いいえ。みての通りよ」


スバル「じゃぁなんでやらせた!?嫌がらせかぁ!?」


ラム「わからない?思いやりよ」


俺「思いやり?」


ラム「えぇ。レムが重い荷物を持って歩く後ろで、バルスは香辛料がいくつか入った紙袋を持っているだけの所をエミリア様にみられたいと?」


俺「確かにそれはかっこ悪い…あぁ!だから村から半分は俺が持って、半分から屋敷はスバルにもたせたんだ!」



ラム「そうよ」


スバル「先輩の思いやりには感謝っすわ!」


ラム「もっとラムへの尊敬の意を表してもいいのよ?」


俺「さすがです姉様。尊敬します」


ラム「ふふっ」ドヤァ



スバル「もっと可愛い言い方無いのかよ…」


ラム「素直で可愛いラムならではよ。バルス」


俺「その通りです姉様」


スバル「俺さん…完全にラムの味方っすね」


俺「普通に尊敬してるからね」


ラム「そうね。『俺』はちゃんと敬意を表しているわよ?」


スバル「俺も尊敬してますよ?せーんぱい」


ラム「全くそうは思えないわね」



レム「姉様。運び終わりました」



スバル「レムー!聞いてくれよ」


レム「2人とも。随分と姉様と仲がいいんですね。特に俺さん」


俺「いや、別にそういうんじゃ…」


レム「仲がいいんですね?」


ラム「レム。『俺』はラムに尊敬の意を表していただけよ」


レム「そうですか…」


スバル「えっ…俺は?」


ラム「バルスは女性と話していないと死ぬ持病なの。だからラムが仕方なく介護をしているのよ」



レム「姉様はお優しいです」


俺「さすがです…姉様!」



スバル「そんな説明で納得しちゃうの!?ってか俺さんは話の流れわかってましたよね!?」



俺は「面白いから姉様の話に乗ってみたw」



スバル「ひでぇ…」


ラム「とりあえず、この後の仕事はラムを尊敬してやまない『俺』と感謝してやまないバルスの2人がやるそうよ」


俺「アイマム!」


スバル「言ってねーし!でも、それで評価が上がるのならやってやる!」


レム「それはいけません」


スバル「レムりん優しい…」


レム「俺さんはまだしも、スバル君にそこまでの能力はありません。中途半端な仕事は皆に迷惑がかかります」


俺「姉様よりひでぇw。でも、スバルもなかなかだよ?」


スバル「あざっす俺さん!限界を越えた

俺の力みせてやるぜ!」



レム「まぁ、期待しないでお茶でも飲みながらみているわ」


俺「はい!姉様!」


スバル「いや、姉様は見てないで仕事しようぜ?」


俺「姉様の代わりに自分が!」


ラム「よろしく」


俺「アイマム!!」





ーーーー

ーー





夕食後



〜禁書庫〜



ガチャ!!



俺「よし!今回は2回目!これで正解率.285だ!」


スバル「3割行ってないっすよ?」


俺「こ、これから3割乗せるし」



ベアトリス「まーた勝手に入ってきて訳のわからないことをベラベラと!」



スバル「まぁまぁ。そんな訳でお待ちかねのベア子タイムだ」



ベアトリス「…昨日の夜とまた顔付きが違うのよ。忙しいやつかしら」


俺「まぁそう言わずにさ。ちょっと確認してほしい事があってさ」


ベアトリス「なんなのかしらまったく…」


スバル「ちょっと呪われてると思うんだけど確かめてくれない?」


ベアトリス「お前は何を言ってるのよ…」


スバル「ちょっと呪われてると思うんだけど確かめてくれない?」



ベアトリス「だーれが2回も言えなんて言ったかしら!」


俺「いや、マジで大事な事だから」


ベアトリス「呪術師の話をしたばかりで何をいってるかしら。影響されやすいにもほどが…」



ベアトリス「術式の気配…。お前本当に呪われているかしら!?」




スバル「やっぱり村人の中に呪術師が…」



俺「どんな呪いなの?」



ベアトリス「術式を見ただけじゃわからないのよ。ただ話した通り、発動したら命を取られる呪いなのは間違いないかしら」


ベアトリス「…お前死ぬの怖いと思ってないようにみえるのよ」


スバル「はぁ?そんな訳ねーだろ!死ぬの怖いに決まってる!」


俺「死ぬより怖い事ってあるかね?ねーよな。死んだほうがマシとかマジないわ」


スバル「本当本当」



スバル「じゃぁサクッと呪い解除頼む。時間がないんだ」


ベアトリス「なんでベティがそこまでしなきゃならないかしら!」


俺「そう言うと思ったよ。だから俺ら考えた。スバルが死んだら多分俺もそれに近い事になる。そうすっと、パックが悲しむ」



ベアトリス「お前達に何かあったくらいでニーチャは悲しまないのよ」



俺「果たしてそうかな?俺らに何かあればエミリアちゃんは少しくらいは悲しむと思うんだ。そうすると?パックも少なからず影響する。あの時助けていればよかったになり、ベア子ちゃんの立場はどうなるかね?」



ベアトリス「きぃー!!今回はお前達の口車に乗ってやるのよ!!ただし!二度と金輪際ベア子は関わらないのよ!」



俺「ありがとうベアトリス。また何かあったら頼らせてください」頭下げ



ベアトリス「…ふん!」



ベアトリス「始めるのよ。今から術式の破壊をするかしら。呪術師が触れたところが術式を刻まれた場所かしら。参考にするのよ」



ポワァ…



スバル「布石は打ってあるさ」






俺「スバル…それって…」



スバル「!?」



スバル「黒い…モヤ!?」



ベアトリス「忌まわしったらないかしら。終わったのよ」



俺「…今のが黒いのが術式を刻まれた場所?」


ベアトリス「」コクッ



俺「…これマズイよな?」


スバル「早く村に行かねーと!」バッ!




ガチャ!



バタン


俺「ベア子ちゃん!また改めてお礼するから!ありがとう!」





ガチャ!



バタン!





ーーーー

ーー





〜廊下〜



俺「スバル!!俺は準備をしてくる!!レムとラムの説得頼む!!玄関集合で!」



スバル「りょーかい!!強力なの頼んます!!」



俺「わかった!」