2017-07-21 00:59:40 更新

概要

内陸部の過疎化の進むとある村に住む唯一の若い男、彼の元に訪ねて来たのは「大本営」から来たと言う者で、
彼に「提督」になってほしいと頼む・・・・・


前書き

注意

:このssは「艦これ」を元に執筆されています

:作者の脳内に「文才」という言葉はありません

:読み辛かったり誤字脱字があった場合、指摘して頂けると幸いです 

:感想 質問等があれば気軽にコメント下さい(ただし過激発言NG)
追記:エラーによりデータが全て吹き飛びました。
もう一度書こうと思うのですが、前作と違う場面を入れようと思いますのでご了承下さい



始まりは田舎村から







~時刻は午前六時、何時もの様に俺は寺の鐘の音で目を覚ました。~


此処は日本の某県内陸部に位置する小さな村、山に囲まれた自然豊かなこの地で俺は生まれた。

人々も優しく、住み心地の良い村だが、[過疎化]という大きな問題を抱えた村でもあった。元々、この村にも沢山の若者が居たが、

安定した収入を得るため、都会への憧れ等の理由で、都会に出ていってしまった。


よって現在、この村に住んでいる若者は俺一人となった。

俺がこの村を出ていきたくない理由は大きく分けて二つある。



一つは、俺がこの村を出ていくと、働き手がいなくなり益々寂しい村になること。この村にいる人は元気だから、心配無いとは思うものの、

自分の故郷が廃れていく様子を見るのは嫌だと自分自身が思ったからだ。


もう一つは、都会が苦手だから。一度、同じこの村出身の友人とその連れと自分という形で都会に行ったものの、

車は此所の何百倍も通るし、あちこちが騒音にまみれ、自分では到底理解出来ないアニメの数々、都会人ならこれが常識なのだろうが、

田舎者からすると苦手所かトラウマになりかねない様な思い出となった。


それ以来、田舎で「晴耕雨読」の様な生活を送っていた訳だが


今日は違った。目の前に、否、家中に小さい人間(?)がいたのだ。何せ先程起床したばかりなので、寝ぼけているのだろうと思い、顔を数度洗ったが

やはり見えている。


取り敢えず。その小人らしき者の肩を叩くと、その小人らしきものは相当驚き、そのまま泡を吹いて気絶してしまった。

それを見た他の小人らしき者たちも驚き、震える様な声で「貴方は私たちが見えるのか」と呟いた。


逆に何故そんなに不思議がるのか聞いてみると


「私達妖精を見ることが出来る人間は世界中でも稀な存在なんです」と言う

妖精等架空上の生き物は信じないタイプであったが、目の前にいる以上その存在を認めるしか無かった。


ちゃっかり家に住み着かれているが、妖精曰く、普通の人間は妖精を目視出来ない為、どこの家でも妖精は遠慮なく住み着いていると言う。


最初は困惑したものの、二日もすれば自分もこの環境に慣れてしまっていた。

何故急に妖精が見えるようになったのかは分からず、妖精本人もこの疑問に関しては首を傾げるだけだった。


ここまでは、特に生活に支障は無かった(戸棚に貯蔵してある煎餅を時々妖精がつまみ食いする事を除いて)が、

妖精が見えるようになってから二週間後、俺の平凡な人生を覆す出来事が起こった。


超大物に提督になって欲しいと頼まれた


妖精が見えるようになって二週間程経った頃だろうか。


何時ものように畑仕事を終え、家でくつろいでいた時、「コンコンコン」と面接で使うようなノックの音が家に響いた。

俺の家を訪ねる人は少ないので、不思議に思って玄関の引き戸を開けると、


-多数の勲章の付いた白い軍服を身にまとい、立派な白い口髭を蓄えた、身分の高そうな人が立っていた-


俺は一瞬何が起きているのか理解不能だったが、服装が祖父(故人)の海兵時代の写真とそっくりな所や、多数の勲章から

目の前に立っている人は海軍の軍人で階級の高い人だと勝手に予測した。

余談だが、俺の祖父は海軍の軍人でとある駆逐艦の副長だったらしい。生憎どの駆逐艦に乗っていたのかは聞けなかったが、俺の自慢の祖父である。


そんな余談はさておき、二つ程疑問が俺の脳内に浮かび上がった。

何故この平和な日本に"あの戦争"をしていた時期と全く同じの服装をした軍人がいるのか。

何故、俺の家に来たのか。この二つだ


取り敢えず何か質問しようとしたが、その前に向こうが口を開いてこう言った。


「私は海軍の元帥、今日は君に頼み事があって来た。」


ほう......海軍の元帥ねぇ..... ........元帥!?

何故そんな軍部のトップクラスが俺の家に来てんの!?  

再び俺の脳内はパニック状態に陥った。


俺「で、頼み事とは?」


表面上は平静を装っているつもりだが、多分バレてる。


元帥「まあまあ、焦らなくても良い。頼み事をする前に一つ聞きたいのだが、君は現在の世界情勢を知っているかね?」


俺「いいえ、全く知りません。大きなニュースは友達経由(郵便)で伝わって来ますが、家にはテレビも新聞もありませんから全く知りません。」


元帥「成程.....では君はこのままだと日本.....否、世界が滅ぶ可能性が有ることも知らないのだな?」


俺「ええ、当然知りまs....................今何て言いました?」


元帥「このままだと世界が滅ぶ」


俺「はぁ.......またどこぞのテロリストが何かやらかしたんですか?それ位で大袈裟な....」


元帥「勝手に話を進められては困る。第一、今回の相手は人間かどうか怪しい位だからな.......」


俺「人間かどうか怪しいって.......一体どんな奴が現れたのですか?」


元帥「まず、この写真を見てくれ」スッ


俺は元帥から何やら三枚の写真を渡された。そしてその写真を見るなり、俺は言葉を失った。


写真に写っていたのは今まで見たことも無い、異形の生物達だった。

異形の生物達は隊列を組むように並び、輸送船を襲っている。船は原型を留めておらず、辛うじて浮いているのみだ。

輸送船の船員達がどうなったかは辺りに浮いている肉片から察する事が出来た。

黒光りする鎧を身に纏った魚に似た形の生物や中には人間、それも女性の体つきをした生物までいた。


俺「何ですかこいつらは!」


元帥「残念だがまだ正体は分かっていない、ただし我々はこの未知の生物を深海棲艦と呼んで、危険視している。」


俺「対抗手段はあるのですか!?」


元帥「米国が既に対艦ミサイルを発射しているが、全く効果は無い」


元帥「しかし、全世界の輸送ルートが閉ざされ世界中が危機に陥った時、彼女達はどこからともなく現れたのだ。」


俺「彼女達?」


元帥「深海棲艦に対抗出来る唯一の存在、我々は彼女らを"艦娘"と呼んでいる」


俺「艦娘?それはどういった兵器ですか?」


元帥「あれを兵器と言っていいかは大本営でも盛んに議論されているが.......簡単に言うと、戦時中に活躍した艦艇が女の姿に擬人化したものだ」


元帥「深海棲艦同様、その正体は分からず、唯一分かる事は先程も言ったが、深海棲艦に対抗できる存在だということだけ」


元帥「艦娘の登場をきっかけに、国は司令部を各地に置いて、深海棲艦対抗組織を作った。」


俺「でも、日本は軍隊を持たないと敗戦後決めましたよね」


元帥「摩訶不思議なことに、艦娘は旧日本軍の艦艇が擬人化したものが多い。そこで、米国が"日本が艦娘の指揮をすれば良い"と提案したのだ」


元帥「世界中がこの案に賛成、日本は軍隊を持つ事を決めたのだ」


元帥「しかし、戦場に赴くのは艦娘で、日本人の"ある素質を持つ人"が提督となり指揮をとるのだ。」


俺は腹が立った。何故か弱い女を戦場に赴かせ、男は安全な陸地でふんぞり返って偉そうに指揮を執らねばならぬのか。

考えれば考えるほど怒りは増していき、遂には


俺「元帥はこの事を恥ずかしく思わないのですか!?艦娘って女ですよね!?女の子を戦場に赴かせ、男は安全な陸地で指揮を執る!?ふざけるんじゃない!!」


俺「俺だったら直接戦えなくても、せめて艦娘達と戦場に赴き、戦場で指揮を執りますけどねぇ!」


と、怒りに任せて叫んでいた。元帥はこの無礼行為について、一切怒りの顔を見せず、感嘆と皮肉が混じったような言葉と表情でこう言った。


元帥「でも、その戦場でお前が死んだらどうする?日本から数少ない"妖精が見える人間"が減り、世界はますます窮地に陥るぞ?」


俺は心底驚いた。何故、俺が妖精を見る事が出来る事を知っているのか。

こう見えて、俺は縄張り意識が強いので、気配でそこに誰か知らない人が居たら気づく筈だ。よってスパイ等の可能性は無いと思う。

では何故この元帥は知っているのか。


俺「ッ!?何故俺が妖精を見る事が出来る事を知っている!?誰から聞いた!?」


元帥「妖精本人からさ、私もこう見えて妖精の見える人間の一人だからな。偶々この辺りを通りかかった時、妖精から"この先の村に、妖精の見える若者が住んでいる"と教えて貰ったのだ。」


俺「それでこの村に来たと.......」


元帥「それを踏まえた上で頼もう。提督になってくれぬか?」


俺は今、身分の高い人に頭を深々と下げられて提督になってくれと頼まれた。確かにこの村を離れるのは嫌だ。でもここで断ると最悪世界が滅ぶ

俺の返事に世界の存亡が掛かっている。


それならば-


俺「なってやりましょう。提督に」


数分の沈黙の果て、俺は決断した。提督になってやると


鎮守府、そして初期艦


元帥に頼まれ、提督になることを約束した後 元帥は3日後に迎えに来ると言い残し、大本営へと戻って言った。


今日は疲れた。元帥の話はまだ良いとして。問題はその後だ。

戦場に赴く以上。いつ死ぬか分からないので、村の人達に挨拶をしに行った。大抵の人は「元気でな!」や「頑張って来いよ!」とか

「平和を勝ち取って帰ってくるのを楽しみにしてるよ」等の期待の声で済んだのだが、厄介だったのは村の長老である


もうじき100歳になろうと言うのに、毎日付近の高い山を苦の顔一つせず登っているような人だ。いや、人外かもしれない

この人、俺がこの村を出ていくのを嫌がって、ワシと将棋をして勝ったら村を出ていかせてやる。とか言い出した。言われた通りに勝負したが

何せこの人、滅茶苦茶将棋強い。29回目でようやく勝った。


現在時刻 深夜2時.......寝よう。


その後の2日は何事もなく過ぎた。


そして3日目の朝。約束通り元帥の車が来た。


もう後戻りは出来ない。俺は覚悟を決めて元帥の車に乗り込んだ。


元帥「準備は良いか?出発するぞ」


専属のドライバーが運転すると思ったが.......この人が運転するのか.......


どうやら俺の新しい職場である[鎮守府]は此処から車で3時間半掛かるらしい....遠いな.......


そんなことを思っている内に車は動き出す。次帰って来れるのは何時だろうか.......骨壺に入った状態での帰還だけは嫌だなぁ.......

様々な考え事をしていると、元帥が窓の横を指差して


元帥「ほれ、横を見てみろ。お前の村の仲間が盛大にお前を見送っているぞ」と言ってきた。


横を見てみると。村の仲間達が手を振っている。過疎化の影響もあり、その人数こそ少ないが、応援の気持ちはその数万倍も大きく、感動した。

ここまで感動したのはいつ以来だろうか....


到着まで寝ようとしたが、元帥から何やら資料を渡されたので、読んでから寝ることにした。


そこに書かれていたのは、鎮守府に着いて初めて出会う艦娘、"初期艦"についてだった。


一番上には

"鎮守府に着くまでのこの時間で初期艦を選ぶ事ができます。決まり次第、元帥に報告してください。手配します。"

と書かれており、その下に一覧表があった


____________________________________________________________________________

吹雪型一番艦 吹雪(ふぶき)


特徴 吹雪は、正義感の強い元気な艦娘、真面目過ぎて融通が利かない事も。

頑張り屋さんの特型駆逐艦姉妹の一番艦。


吹雪型五番艦 叢雲(むらくも)


特徴 叢雲は、クールな一匹狼。自分の容姿と実力に強いプライドを持つ艦娘。

常に上から目線だけど、優しい一面もある。


綾波型九番艦 漣(さざなみ)


特徴 漣は、ちょっと変わり者の艦娘。根は真面目で実力もあるが、風変わりな言動、行動で人を惑わす。

本当はちゃんとお話したいと思っている。


暁型四番艦 電(いなずま)


電は、優しくて穏やかな性格の艦娘。慌てんぼうで、よく人とぶつかってしまう一面も。

長身で素敵な女性を目指して、毎日牛乳を飲んでいる。


白露型六番艦 五月雨(さみだれ)


五月雨は、明るく前向きな艦娘。でも、どこか微妙にズレている事も多い。

そんな「ドジっ娘」からの脱却を図ろうと、日夜頑張っている。


____________________________________________________________________


この中から選ぶのか.......

俺は結構悩んだ。吹雪のような正義感溢れる娘も良い。叢雲のような自分自身にプライドを持つ娘も良い

電のような優しさ溢れる娘も良いし、漣、五月雨のような苦手な事を無くそうと努力する娘も良い。


かなりの時間考えた結果、吹雪を選ぶ事にした。

正義感の強い娘は、戦いにおいて重要だ。ただ一つ問題がある。

この資料には艦娘の写真がなく、この資料だけでは初期艦の容姿を伺う事が出来ないのだ。


以前、元帥と初めて会った時に艦娘の写真数枚を配られた事はあるものの、当然誰が誰だか分からなかった。


先程、元帥に報告したときも「会ってからの楽しみ」とだけ返され、知ることは出来なかった。


そんな期待と一種の不安を抱えながら車に揺られる事数時間。"鎮守府"と言われる場所に着いた。

煉瓦造りの立派な建物で、建物の奥には造船所とも見えるクレーンが確認出来た。


元帥曰く、外装に拘ったせいで内装は殆ど無いらしい。

初期艦の準備がまだ整っていないらしく、執務室待機を元帥から言い渡された。

事前に鎮守府内の地図を貰っていたので、執務室を見つけるのは容易い事だった。が、いざ入って見ると


無造作に積まれた段ボールだけの部屋であり。執務室とは言いづらい部屋だった。

取り敢えず段ボールに座ってみる。


案外丈夫だこの段ボール


段ボールに座ってから10分程経っただろうか。扉を叩く音が聞こえた。


後書き

初期艦は吹雪に決めました。これは作者がゲーム内で選んだ初期艦と同じだったからです
いよいよ次回から艦娘を登場させていくのですが、口調がおかしくなったりする可能性大です。
キャラ崩壊要素が加わってしまうかも知れませんが、暖かい目で見ていただけると幸いです。

いつまでたっても駄文しか書けない自分ですが、これからも宜しく御願いします!


このSSへの評価

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SS好きの名無しさんから
2017-07-20 19:30:24

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2017-07-20 19:28:27

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このSSへのコメント

7件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2017-07-08 01:31:12 ID: BqP04BAS

続き期待しています!

2: 月々社畜野郎 2017-07-08 01:38:48 ID: BqP04BAS

まさかこんな早々にオススメ+コメントを貰えるとは・・・・・・・・・・・・・
こんな駄文と読み辛い文しか書けませんが精一杯頑張ります!

3: 月々社畜野郎 2017-07-08 01:42:46 ID: BqP04BAS

アイエエエ!?同じID!?同じIDナンデ!?
理解不能......マジで不安なんだが、家のネットワーク乗っ取られてないよな...?

4: 月々社畜野郎 2017-07-08 01:59:59 ID: BqP04BAS

少しした謝罪、
先程の自分と同じIDのコメントが投稿されていた件についてですが
現在家に泊まりに来ている従兄弟の仕業でした・・・・・・・・・・・・・
一階で執筆している自分に対して二階から同ネットワークを使って面白半分に書き込んだらしいです・・・・・
乗っ取りだとどうしようかと思いましたが無事で良かったです。
心配をかけた方に対してこの場を借りて謝罪します・・・・・

5: ポテ神提督 2017-07-08 07:10:19 ID: RFwbsOPZ

良かったですね。乗っ取りでなくて

さてさて、これからの展開が楽しみです!頑張ってくださいね

最初の艦娘なんでしょうか!

6: SS好きの名無しさん 2017-07-18 20:00:58 ID: 3KssLF0O

楽しみにしてます。夏本番、体に気をつけて執筆頑張って下さい!

7: 月々社畜野郎 2017-07-18 20:54:52 ID: mSHSx7HB

6番さん

応援ありがとう御座います!こんな駄文ssに期待をしてくれる人が居て
とても嬉しいです!
まだ馴れぬss執筆ではありますが、温かい目で見ていただけると幸いです

6番組さんも体には気をつけて下さいね!


このSSへのオススメ

1件オススメされています

1: SS好きの名無しさん 2017-07-08 01:33:27 ID: BqP04BAS

中々良いと思いますよ!艦娘の登場が楽しみです


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