2017-08-31 18:03:21 更新

概要

内陸部の過疎化の進むとある村に住む唯一の若い男、彼の元に訪ねて来たのは「大本営」から来たと言う者で、
彼に「提督」になってほしいと頼む・・・・・



前書き

注意

:作者はss初心者(というより、本作品が初投稿) ド素人

:独自設定、キャラの口調が違ったりすることがあります。

:このssは「艦これ」を元に執筆されています

:読み辛かったり誤字脱字があった場合、指摘して頂けると幸いです 

:感想 質問等があれば気軽にコメントして下さい(ただし過激発言やアンチコメント、意味の無いコメント等はNG)

:登場させて欲しい艦娘リクエスト受付中。気軽にコメントしてください!

:このssが気に入らない時は低評価だけではなく、コメントで短所や欠点等を書いて貰えると、今後の改善や作者自身の
文章力向上に繋がるので有り難いです。



始まりは田舎村から







~時刻は午前六時、何時もの様に俺は寺の鐘の音で目を覚ました。~


此処は日本の某県内陸部に位置する小さな村、山に囲まれた自然豊かなこの地で俺は生まれた。

人々も優しく、住み心地の良い村だが、[過疎化]という大きな問題を抱えた村でもあった。元々、この村にも沢山の若者が居たが、

安定した収入を得るため、都会への憧れ等の理由で、都会に出ていってしまった。


よって現在、この村に住んでいる若者は俺一人となった。

俺がこの村を出ていきたくない理由は大きく分けて二つある。



一つは、俺がこの村を出ていくと、働き手がいなくなり益々寂しい村になること。この村にいる人は元気だから、心配無いとは思うものの、

自分の故郷が廃れていく様子を見るのは嫌だと自分自身が思ったからだ。


もう一つは、都会が苦手だから。一度、同じこの村出身の友人とその連れと自分という形で都会に行ったものの、

車は此所の何百倍も通るし、あちこちが騒音にまみれ、自分では到底理解出来ないアニメの数々、都会人ならこれが常識なのだろうが、

田舎者からすると苦手所かトラウマになりかねない様な思い出となった。


それ以来、田舎で「晴耕雨読」(晴れの日は耕作、雨の日は読書という心穏やかな生活の意)「一汁一菜」(慎ましい生活の意)の様な生活を送っていた訳だが


今日は違った。目の前に、否、家中に小さい人間(?)がいたのだ。何せ先程起床したばかりなので、寝ぼけているのだろうと思い、顔を数度洗ったが

やはり見えている。


取り敢えず。その小人らしき者の肩を叩くと、その小人らしきものは相当驚き、そのまま泡を吹いて気絶してしまった。

それを見た他の小人らしき者たちも驚き、震える様な声で「貴方は私たちが見えるのか」と呟いた。


逆に何故そんなに不思議がるのか聞いてみると


「私達妖精を見ることが出来る人間は世界中でも稀な存在なんです」と言う

妖精等架空上の生き物は信じないタイプであったが、目の前にいる以上その存在を認めるしか無かった。


ちゃっかり家に住み着かれているが、妖精曰く、普通の人間は妖精を目視出来ない為、どこの家でも妖精は遠慮なく住み着いていると言う。


最初は困惑したものの、二日もすれば自分もこの環境に慣れてしまっていた。

何故急に妖精が見えるようになったのかは分からず、妖精本人もこの疑問に関しては首を傾げるだけだった。


ここまでは、特に生活に支障は無かった(戸棚に貯蔵してある煎餅を時々妖精がつまみ食いする事を除いて)が、

妖精が見えるようになってから二週間後、俺の平凡な人生を覆す出来事が起こった。


超大物に提督になって欲しいと頼まれた


妖精が見えるようになって二週間程経った頃だろうか。


何時ものように畑仕事を終え、家でくつろいでいた時、「コンコンコン」と面接で使うようなノックの音が家に響いた。

俺の家を訪ねる人は少ないので、不思議に思って玄関の引き戸を開けると、


-多数の勲章の付いた白い軍服を身にまとい、立派な白い口髭を蓄えた、身分の高そうな人が立っていた-


俺は一瞬何が起きているのか理解不能だったが、服装が祖父(故人)の海兵時代の写真とそっくりな所や、多数の勲章から

目の前に立っている人は海軍の軍人で階級の高い人だと勝手に予測した。

余談だが、俺の祖父は海軍の軍人でとある駆逐艦の副長だったらしい。生憎どの駆逐艦に乗っていたのかは聞けなかった(聞く前に祖父は棺桶に入った)が、俺の自慢の祖父である。


そんな余談はさておき、二つ程疑問が俺の脳内に浮かび上がった。

何故この平和な日本に"あの戦争"をしていた時期と全く同じの服装をした軍人がいるのか。

何故、俺の家に来たのか。この二つだ


取り敢えず何か質問しようとしたが、その前に向こうが口を開いてこう言った。


「私は海軍の元帥、今日は君に頼み事があって来た。」


ほう......海軍の元帥ねぇ..... ........元帥!?

何故そんな軍部のトップクラスが俺の家に来てんの!?  

再び俺の脳内はパニック状態に陥った。


俺「で、頼み事とは?」


表面上は平静を装っているつもりだが、多分バレてる。


元帥「まあまあ、焦らなくても良い。頼み事をする前に一つ聞きたいのだが、君は現在の世界情勢を知っているかね?」


俺「いいえ、全く知りません。大きなニュースは友達経由(郵便)で伝わって来ますが、家にはテレビも新聞もありませんから全く知りません。」


元帥「成程.....では君はこのままだと日本.....否、世界が滅ぶ可能性が有ることも知らないのだな?」


俺「ええ、当然知りまs....................今何て言いました?」


元帥「このままだと世界が滅ぶ」


俺「はぁ.......またどこぞのテロリストが何かやらかしたんですか?それ位で大袈裟な....」


元帥「勝手に話を進められては困る。第一、今回の相手は人間かどうか怪しい位だからな.......」


俺「人間かどうか怪しいって.......一体どんな奴が現れたのですか?」


元帥「まず、この写真を見てくれ」スッ


俺は元帥から何やら三枚の写真を渡された。そしてその写真を見るなり、俺は言葉を失った。


写真に写っていたのは今まで見たことも無い、異形の生物達だった。

異形の生物達は隊列を組むように並び、輸送船を襲っている。船は原型を留めておらず、辛うじて浮いているのみだ。

輸送船の船員達がどうなったかは辺りに浮いている肉片から察する事が出来た。

黒光りする鎧を身に纏った魚に似た形の生物や中には人間、それも女性の体つきをした生物までいた。


俺「何ですかこいつらは!」


元帥「残念だがまだ正体は分かっていない、ただし我々はこの未知の生物を深海棲艦と呼んで、危険視している。」


俺「対抗手段はあるのですか!?」


元帥「米国が既に対艦ミサイルを発射しているが、全く効果は無い」


元帥「しかし、全世界の輸送ルートが閉ざされ世界中が危機に陥った時、彼女達はどこからともなく現れたのだ。」


俺「彼女達?」


元帥「深海棲艦に対抗出来る唯一の存在、我々は彼女らを"艦娘"と呼んでいる」


俺「艦娘?それはどういった兵器ですか?」


元帥「あれを兵器と言っていいかは大本営でも盛んに議論されているが.......簡単に言うと、戦時中に活躍した艦艇が女の姿に擬人化したものだ」


元帥「深海棲艦同様、その正体は分からず、唯一分かる事は先程も言ったが、深海棲艦に対抗できる存在だということだけ」


元帥「艦娘の登場をきっかけに、国は司令部を各地に置いて、深海棲艦対抗組織を作った。」


俺「でも、日本は軍隊を持たないと敗戦後決めましたよね」


元帥「摩訶不思議なことに、艦娘は旧日本軍の艦艇が擬人化したものが多い。そこで、米国が"日本が艦娘の指揮をすれば良い"と提案したのだ」


元帥「世界中がこの案に賛成、日本は軍隊を持つ事を決めたのだ」


元帥「しかし、戦場に赴くのは艦娘で、日本人の"ある素質を持つ人"が提督となり指揮をとるのだ。」


俺は腹が立った。何故か弱い女を戦場に赴かせ、男は安全な陸地でふんぞり返って偉そうに指揮を執らねばならぬのか。

考えれば考えるほど怒りは増していき、遂には


俺「元帥はこの事を恥ずかしく思わないのですか!?艦娘って女ですよね!?女の子を戦場に赴かせ、男は安全な陸地で指揮を執る!?ふざけるんじゃない!!」


俺「俺だったら直接戦えなくても、せめて艦娘達と戦場に赴き、戦場で指揮を執りますけどねぇ!」


と、怒りに任せて叫んでいた。元帥はこの無礼行為について、一切怒りの顔を見せず、感嘆と皮肉が混じったような言葉と表情でこう言った。


元帥「でも、その戦場でお前が死んだらどうする?日本から数少ない"妖精が見える人間"が減り、世界はますます窮地に陥るぞ?」


俺は心底驚いた。何故、俺が妖精を見る事が出来る事を知っているのか。

こう見えて、俺は縄張り意識が強いので、気配でそこに誰か知らない人が居たら気づく筈だ。よってスパイ等の可能性は無いと思う。

では何故この元帥は知っているのか。


俺「ッ!?何故俺が妖精を見る事が出来る事を知っている!?誰から聞いた!?」


元帥「妖精本人からさ、私もこう見えて妖精の見える人間の一人だからな。偶々この辺りを通りかかった時、妖精から"この先の村に、妖精の見える若者が住んでいる"と教えて貰ったのだ。」


俺「それでこの村に来たと.......」


元帥「それを踏まえた上で頼もう。日本、否、世界救済の為に提督になってくれぬか?」


俺は今、身分の高い人に頭を深々と下げられて提督になってくれと頼まれた。確かにこの村を離れるのは嫌だ。でもここで断ると最悪世界が滅ぶ

俺の返事に世界の存亡が掛かっている。


それならば-


俺「なってやりましょう。提督に」


数分の沈黙の果て、俺は決断した。提督になってやると


鎮守府、そして初期艦


元帥に頼まれ、提督になることを約束した後 元帥は3日後に迎えに来ると言い残し、大本営へと戻って言った。


今日は疲れた。元帥の話はまだ良いとして。問題はその後だ。

戦場に赴く以上。いつ死ぬか分からないので、村の人達に挨拶をしに行った。大抵の人は「元気でな!」や「頑張って来いよ!」とか

「平和を勝ち取って帰ってくるのを楽しみにしてるよ」等の期待の声で済んだのだが、厄介だったのは村の長老である


もうじき100歳になろうと言うのに、毎日付近の高い山(1500mクラス)を苦の顔一つせず短時間で登っているような人だ。いや、人外かもしれない

この人、俺がこの村を出ていくのを嫌がって、ワシと将棋をして勝ったら村を出ていかせてやる。とか言い出した。言われた通りに勝負したが

何せこの人、滅茶苦茶将棋強い20回目でようやく勝った。


現在時刻 深夜2時.......寝よう。


その後の2日は何事もなく過ぎた。


そして3日目の朝。約束通り元帥の車が来た。


もう後戻りは出来ない。俺は覚悟を決めて元帥の車に乗り込んだ。


元帥「準備は良いか?出発するぞ」


専属のドライバーが運転すると思ったが.......この人が運転するのか.......


どうやら俺の新しい職場である[鎮守府]は此処から車で3時間半掛かるらしい....遠いな.......


そんなことを思っている内に車は動き出す。次帰って来れるのは何時だろうか.......骨壺に入った状態での帰還だけは嫌だなぁ.......

様々な考え事をしていると、元帥が窓の横を指差して


元帥「ほれ、横を見てみろ。お前の村の仲間が盛大にお前を見送っているぞ」と言ってきた。


横を見てみると。村の仲間達が手を振っている。過疎化の影響もあり、その人数こそ少ないが、応援の気持ちはその数万倍も大きく、感動した。

ここまで感動したのはいつ以来だろうか....


到着まで寝ようとしたが、元帥から何やら資料を渡されたので、読んでから寝ることにした。


そこに書かれていたのは、鎮守府に着いて初めて出会う艦娘、"初期艦"についてだった。


一番上には

"鎮守府に着くまでのこの時間で初期艦を選ぶ事ができます。決まり次第、元帥に報告してください。手配します。"

と書かれており、その下に一覧表があった


____________________________________________________________________________

吹雪型一番艦 吹雪(ふぶき)


特徴 吹雪は、正義感の強い元気な艦娘、真面目過ぎて融通が利かない事も。

頑張り屋さんの特型駆逐艦姉妹の一番艦。


吹雪型五番艦 叢雲(むらくも)


特徴 叢雲は、クールな一匹狼。自分の容姿と実力に強いプライドを持つ艦娘。

常に上から目線だけど、優しい一面もある。


綾波型九番艦 漣(さざなみ)


特徴 漣は、ちょっと変わり者の艦娘。根は真面目で実力もあるが、風変わりな言動、行動で人を惑わす。

本当はちゃんとお話したいと思っている。


暁型四番艦 電(いなずま)


電は、優しくて穏やかな性格の艦娘。慌てんぼうで、よく人とぶつかってしまう一面も。

長身で素敵な女性を目指して、毎日牛乳を飲んでいる。


白露型六番艦 五月雨(さみだれ)


五月雨は、明るく前向きな艦娘。でも、どこか微妙にズレている事も多い。

そんな「ドジっ娘」からの脱却を図ろうと、日夜頑張っている。


____________________________________________________________________


この中から選ぶのか.......

俺は結構悩んだ。吹雪のような正義感溢れる娘も良い。叢雲のような自分自身にプライドを持つ娘も良い

電のような優しさ溢れる娘も良いし、漣、五月雨のような苦手な事を無くそうと努力する娘も良い。


かなりの時間考えた結果、吹雪を選ぶ事にした。

正義感の強い娘は、戦いにおいて重要だ。ただ一つ問題がある。

この資料には艦娘の写真がなく、この資料だけでは初期艦の容姿を伺う事が出来ないのだ。


以前、元帥と初めて会った時に艦娘の写真数枚を配られた事はあるものの、当然誰が誰だか分からなかった。


先程、元帥に報告したときも「会ってからの楽しみ」とだけ返され、知ることは出来なかった。


そんな期待と一種の不安を抱えながら車に揺られる事数時間。"鎮守府"と言われる場所に着いた。

煉瓦造りの立派な建物で、建物の奥には造船所とも見えるクレーンが確認出来た。


元帥曰く、外装に拘ったせいで内装は殆ど無いらしい。

初期艦の準備がまだ整っていないらしく、執務室待機を元帥から言い渡された。

事前に鎮守府内の地図を貰っていたので、執務室を見つけるのは容易い事だった。が、いざ入って見ると


無造作に積まれた段ボールだけの部屋であり。執務室とは言いづらい部屋だった。

取り敢えず段ボールに座ってみる。


案外丈夫だこの段ボール


段ボールに座ってから10分程経っただろうか。扉を叩く音が聞こえた。


いよいよご対面だ。扉が勢いよく開く

入って来たのは艦娘"吹雪"のはず......ん?......あれ?.......小学生?


こちらが話す前に、入って来た彼女は姿勢の良い模範的とも言える敬礼をしてからこう言った。


吹雪「はじめまして!吹雪です!よろしくお願いいたします!司令官!」


-俺→提督脳内side-(パニック中)

い、今起こった事をありのまま話そう。執務室(という名の段ボール部屋)で待機していたら、ノックと共に扉が開いて

見た目小学校高学年位の若い(若すぎる)女の子が入って来て敬礼をして吹雪と名乗ってきた。

嘘だろ?若いとは言われたけれどこれは無いだろ!?


提督「き、君が吹雪か、こ、此方こそよろしく」


脳内がパニック中なので、ぎこちない返事しか出来ない。


脳内の整理を終えたあと、車の中で元帥の言っていた事を思い出す。

-元帥「鎮守府の案内?そんなことは秘書艦に頼め。私は長距離運転で疲れた。」-

かなり無責任である。こんな無責任がどうやって元帥まで出世出来たのか。いつか元帥に向かって"あんたまだ58歳だろ。あんたより41歳歳上の、どこぞの長老は今頃いつもの山の上(標高1560m)で昼飯でも食ってるだろう。冷房がガンガンに効いた車をほんの三時間運転しただけで、へたれるんじゃない。"と言ってみたい。


長老だったらこの元帥の発言に対してどう言うだろうか....いや、あの人の場合どこぞの修道士みたいに平手打ちをするだろう。


余計な思考が入ったが、取り敢えずこう頼んでみる。


提督「いきなりですまないが、鎮守府を案内して欲しい。まだこの環境に馴れていないんだ。」


これに対して吹雪は

吹雪「分かりました!司令官、ついて来て下さい!」

と、元気いっぱいの返事と共に駆け出す。本当に元気な娘だ。


吹雪について行こうと、後を追いかける。吹雪に追いついた先にあったのは、先程、車内から確認することが出来たクレーンがそびえ立つ、"造船所"

のような所だった。

吹雪「ここが"工廠"です!ここでは私達"艦娘"を建造したり、装備を開発したりすることが出来るんです!」

吹雪が目を輝かせながら言う。


成る程....やはり造船所的存在だったか。よく見るとこの工廠付近の妖精達は皆、ヘルメットを被っている。

そして工廠内で一番目立っていたのが、艦娘を建造する機械である。どうやって作ったのかは妖精達の企業秘密らしい.....企業なのか?

しかし建造の仕方が分からない。


提督「なぁ吹雪、艦娘ってどうやって建造するんだ?」


吹雪「元帥によると、近くの倉庫に資材があるからそれを使ってくれとの話らしいですが....あの建物が倉庫ですかね?」


吹雪が指差す方向には6棟の巨大な煉瓦の建物があった。どれ位大きいかと言うと1棟1棟が市民体育館位の大きさだった。


提督「あの元帥こういう所だけは尊敬に値するよ.....」


ボソッと呟きながら倉庫の鉄扉を開ける。

その中には大量の燃料入りのドラム缶が保管してあった。初めは何故、燃料缶だけなのか疑問に思ったが、

他の倉庫に分別されて保管されているようだった。


成る程、6棟もあったのはそのせいか。


しかし、よくよく考えて見るとおかしい。元帥は建造に必要な素材は4種類あると言っていた。しかし倉庫は6棟。

気になって全ての倉庫の扉を開けると、燃料、弾薬、鋼材、ボーキサイトがある倉庫に加え、[修復]と書かれた

バケツの中に半透明の白と青を少しずつ混ぜたような液体が入ったものが沢山ある倉庫と

オレンジ色のラベルが巻かれたバーナーのような物がある倉庫があった。


..........何だこれは?


提督「なぁ吹雪、このバーナーとバケツは何なんだ?」


吹雪「えぇ!?そ、それは高速建造材と高速修復材!こんなもの何処にあったのですか!?」


提督「普通にあの倉庫にたっぷりあったけど?」


提督「で、さっき高速なんとかとか言ってたけど、これって結局何なんだ?」


吹雪「」←放心状態と唖然状態と呆れが混ざったような表情で気絶している


駄目だこれ、完全に気絶してる。


五分後-

吹雪の肩を軽く叩いて見る。

提督「おーい吹雪ー、起きてるかー」カタタタキ


吹雪「はっ!..........すみません司令官、軽く気絶していました」


いや、完全に気絶していたけどな


提督「まぁいいけど、それで、これって結局何なんだ?」


吹雪「高速建造材は、艦娘の建造を一瞬で完了させるバーナーのようなもの、高速修復材は、傷付いた艦娘の傷をあっという間に治してくれる薬のようなものです。どちらも最初は少量しか配布されない貴重なものなので、驚きました.....」


提督「成る程....これは大切にしないといけないな。」


因みにこの二つの道具も妖精さん発明で、やはり企業秘密らしい....企業なn(ry


提督「じゃあ早速建造してみるか。」


吹雪「でも司令官って建造の際の資材の割合って知っているのですか?」


工廠に行く途中に吹雪が尋ねる


提督「知ってると思うか?」


吹雪「ですよね..........」


吹雪「取り敢えず30/30/30/30の最低値レシピで建造してみませんか?」


提督「いや、こんなに資材あるんだしもっと使ってもいいと思うんだが.....」


吹雪「適当に資材を入れるのはお勧めしませんよ.....ここに来る前、大本営では999/999/999/999と無謀建造して失敗した提督の話で持ちきりでしたから....」


提督(試しに999/999/999/999建造やってみたかったなんて言えない.......)


そんな話をしている内に工廠に到着。


すると、倉庫に行くまでは見覚えの無かった看板と店があった。

不思議に思って近づいて見ると、誰かいる。


しばらく距離を置いて見ていたが、向こうがこちらに気付いて、急いで駆け寄って来た。見た感じ艦娘っぽいその人はこう名乗った。


??「貴方が新しく着任された提督ですね?私は工作艦、明石です。今のところ、ここでアイテム屋を開かせてもらっています。」


??→明石


提督「あぁ宜しく。君も吹雪と同じ、艦娘なんだな? でもさっきここに来たときには居なかったよな?」


明石「あ、言い忘れていました!これ、元帥からの手紙です。これを見れば大体分かると思います。」


提督「どれどれ....」


____________書類____________


元帥からの手紙


○○鎮守府新着任提督宛


初期艦とは馴れたか?


この手紙を読んでいるって事は、

もう明石と出会っただろうな。


つい先程、そちらに大本営から明石、大淀を派遣した。


いろいろ役に立つ存在だ、大切にしてやれ。


元帥


________________________


提督「成る程、さっき着任したばかりだったのか。」


明石「はい、もう一人の派遣艦娘、大淀は執務室で待機していますよ。」


提督「分かった。最後にもうひとつ質問。明石は出撃できるのか?」


明石「..........」


提督「どうかしたのか?」


明石「実は、今のところ出撃出来ないんです。」


提督「何か理由があるのか?」


明石「実は--」


時は遡って提督が鎮守府に着任する1日前----


明石「よし!これで整備完了!」


明石「それにしても、新人着任祝いにアイテム屋としてではなく最初から工作艦として着任してやれって...元帥の新人好きには参りましたよ.....」


明石「まぁ、艤装の整備も出来たし、いっか」


明石「少し寝よう..........zzz」


艤装「ゴトン ザバーン」←艤装を波止場に置いていたため、艤装が波にさらわれる


ー朝ー


明石「あれっ!?艤装がない!3日がかりで整備した艤装がない!」

____________

明石「その後、艤装は結局見つからず、最終的には艤装が完成するまでの2ヶ月間はアイテム屋でアイテムを売ったり、工廠で他の艦娘の艤装の整備を手伝う役として着任したのです......」


提督「まぁ後方支援も大切な役割だ、是非とも頑張ってくれ。」


明石「はい、..........ところで、提督達は何をしに工廠へ?」


提督「取り敢えず建造しようと思う」


建造と初執務


明石「建造ですね!少し待ってて下さい!」


そう言って明石は何やら機械横のボタンを押し始める。

建造するための機械は物凄い音を出しながら、起動し始める。


明石「ふぅ、これで起動完了。この機械起動時にコピー機の何倍もの音出しますからうるさいですよね....」


提督「コピー機?なんだそれは」


明石&吹雪「え!?」


明石「えーと、提督?、じ...冗談ですよね?」


提督「こんな時に冗談言うやつがいるか?」


吹雪「司令官がド田舎出身ド田舎育ちというのは知っていましたが.....」


明石が自分の作業室からコピー機を持って来て、提督に見せる。


明石「コピー機ってこれですよ!?見たことありませんか!?」


提督「うーん、見たことがないな.....」


明石「家にあった電化製品は?」


提督「村役場に一台、壊れたテレビとがあったが......後扇風機と壊れた冷房も村役場にあったな。家にはその系統の物は全く無かった。強いて言うならば、蛍光灯位か?」


吹雪「元帥から聞きましたが、司令官って元帥に頼まれるまで深海棲艦の事知らなかったのですよね?」


提督「ああそうだ。初めて写真を見せられたときは驚いたなぁ......」


明石「今の日本にそんな人がまだいたとは.....」


明石「コピー機の使い方は後で説明しますから、今は建造に専念しましょうか...」


提督「あ、ああそうだな」


俺は不安になった。

正直電化製品なんて物はテレビと扇風機と電灯位しか知らなかった。

しかし、明石、吹雪の反応を見るに、まだまだあると見える。


しかもあの反応だ。あの二人から見てコピー機とやらを知らない者は異常者もしくは幼児レベルなのだろう。


やはり都会は苦手だ。不安になる


そして、現在俺の目の前で轟音をたてているこの建造機とやらも電化製品らしい。(妖精さん曰く)

正直こんな物の仕組みなんて理解したくもない。

 

子供の時は既に都会に進出している友人達と、村にかつてあった学校に小、中、高一貫で通っていたので学力が無い訳ではないが、

こういう面に関しては苦手だ。


そんなことはさておき....と言うわけにもいかないが、取り敢えず今は目の前の事(建造)に集中しなければならない。


そういえば建造をするために資材が必要らしいのだが、明石曰く、特定の艦種の出やすい資材の割合が有り、

通称で"レシピ""建造レシピ"などと言われているらしい。


やはり今の鎮守府は艦娘の数も少ないので、出来れば強い艦が欲しい


しかし、無理をして資材を使い果たすのも嫌だ(心配性)


提督「よし決めた、取り敢えず最低限レシピというので建造してみよう。」


倉庫から取ってきた資材を明石の言う通りに入れて行く。

こんな機械をさわるのは人生初だし、もし爆発したらなど余計な思考が入ったりしたため、生きた心地がしなかった。


全ての資材を投入した後、機械の中心に位置する「建造」と書かれたスイッチを押す


熱を帯びた鉄を金槌で打った時のような音が鳴る。


明石「18分ですね....」


提督「18分?18日との間違いだろ?」


艦娘とはいえ艤装もあるんだ。そんな早く出来る筈がない


明石「いや、18分ですよ?」


提督「いくら最低限レシピとはいえ18分で艦娘が出来るなんて..........どうなってんだこれ!?」


明石「妖精さんの力でしょう」


妖精さん....完全に侮ってた。こんな意味不明な機械作れる上に18分で艦作るとか.......正直逆らわない方が良さそうだ

無論、逆らう気は無いが


提督「なぁ明石」


明石「はい?まだ3分も経っていませんよ?」


提督「いや建造の事ではない、さっき元帥の手紙を読み返して見たのだが....大淀って誰だ?」


明石「大淀ですか?大淀は元帥直属の艦娘で、私と違って特定の鎮守府に留まらず、各鎮守府に任務表や報酬、書類などを届ける艦娘です。」


明石「他の鎮守府では"任務娘"と言われていたりもしますよ。因みに私と大淀は友人関係です!」


提督「一番最後の情報は放って置いて、任務なんてものがあるのか?」


明石「さらっと酷い事言いますね.....まぁ良いとして、任務は大淀を通じて大本営から送られるもので、クリアするとそれに見合う資材や装備、艦娘などの"報酬"が送られます。提督業において大切な事の一つです!」


任務までもあるとは..........まぁ資料を見なければ何も始まらない。取り敢えず執務室に行くか....


後書き

登場させて欲しい艦娘のリクエストがあれば、コメントお願いします。(その際作者がド素人と言うことをお忘れなく)

最近忙しくてあまり更新出来ませんが合間をみて、更新していきますので
よろしくお願いします!
感想やアドバイスがあれば気軽にコメントして下さい!


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続き期待しています!

2: 月々社畜野郎 2017-07-08 01:38:48 ID: BqP04BAS

まさかこんな早々にオススメ+コメントを貰えるとは・・・・・・・・・・・・・
こんな駄文と読み辛い文しか書けませんが精一杯頑張ります!

3: 月々社畜野郎 2017-07-08 01:42:46 ID: BqP04BAS

アイエエエ!?同じID!?同じIDナンデ!?
理解不能......マジで不安なんだが、家のネットワーク乗っ取られてないよな...?

4: 月々社畜野郎 2017-07-08 01:59:59 ID: BqP04BAS

少しした謝罪、
先程の自分と同じIDのコメントが投稿されていた件についてですが
現在家に泊まりに来ている従兄弟の仕業でした・・・・・・・・・・・・・
一階で執筆している自分に対して二階から同ネットワークを使って面白半分に書き込んだらしいです・・・・・
乗っ取りだとどうしようかと思いましたが無事で良かったです。
心配をかけた方に対してこの場を借りて謝罪します・・・・・

5: ポテ神提督 2017-07-08 07:10:19 ID: RFwbsOPZ

良かったですね。乗っ取りでなくて

さてさて、これからの展開が楽しみです!頑張ってくださいね

最初の艦娘なんでしょうか!

6: SS好きの名無しさん 2017-07-18 20:00:58 ID: 3KssLF0O

楽しみにしてます。夏本番、体に気をつけて執筆頑張って下さい!

7: 月々社畜野郎 2017-07-18 20:54:52 ID: mSHSx7HB

6番さん

応援ありがとう御座います!こんな駄文ssに期待をしてくれる人が居て
とても嬉しいです!
まだ馴れぬss執筆ではありますが、温かい目で見ていただけると幸いです

6番組さんも体には気をつけて下さいね!

8: SS好きの名無しさん 2017-07-21 14:37:50 ID: t54JZwiK

名作の予感、更新楽しみに待ってます!

9: 月々社畜野郎 2017-07-21 20:38:57 ID: hmGI5beG

8番さん!

コメント&オススメ有り難うございます!
名作の予感と言われましてもここからどう転ぶか....
艦娘のキャラ崩壊減少等も起こると思いますよ....

でも頑張って行きます!まだまだ駄文しか書けませんが、頑張って精進していきますので、宜しくお願いします!

10: Luna豆腐 2017-07-21 21:10:07 ID: qMQZmgX2

期待してます!

11: 月々社畜野郎 2017-07-21 22:15:36 ID: hmGI5beG

Luna豆腐さん!

コメント有り難うございます!
期待してくれる人達が沢山居て、感謝の気持ちでいっぱいです!
これからもこの駄文ssをよろしくお願いします!
Luna豆腐さんの作品にも期待していますよ!

12: 2-4-11 2017-08-10 01:45:08 ID: ZYfWQlQb

更新乙
面白いけど更新ペースをもう少し早くしてください!

13: Hoshi 2017-08-13 17:47:21 ID: o8A8vXyF

期待してます!

14: 月々社畜野郎 2017-08-14 15:41:43 ID: PWNazqn3

Hoshiさん!
こんなssに期待して下さり有難うございます!
現在、登場させて欲しい艦娘のリクエストを実施していますので
是非コメントで教えて下さい!
文章力も全然ないし、艦娘のキャラや口調もおかしかったりしますが、
頑張っていきます!

15: ポテ神提督 2017-08-19 02:04:17 ID: BKnR72Js

ではでは、リクエストで如月を出してもらえると個人的に嬉しいです!いや、吹雪も好きなんですけどね

実は自分は吹雪型が一番好きだったりする!その次は睦月型です!

ロリコンだって?違う!・・・・多分・・

16: 月々社畜野郎 2017-08-19 15:41:48 ID: LPOcSrpb

ポテ神提督さん!

了解しました!では最初の駆逐艦は吹雪型か睦月型のどちらかにしますね!
如月は口調が難しく(特にお色気要素)、ss修行不足の自分には難しそうです。
でも、いつか登場させたい艦娘の一人です!

まだまだド素人の自分ですが頑張って行きますのでこれからもよろしくお願いしますね!



このSSへのオススメ

5件オススメされています

1: SS好きの名無しさん 2017-07-08 01:33:27 ID: BqP04BAS

中々良いと思いますよ!艦娘の登場が楽しみです

2: SS好きの名無しさん 2017-07-21 14:38:17 ID: t54JZwiK

名作の予感がする

3: ポテ神提督 2017-07-24 00:00:26 ID: j-YL1xiO

↑いえ!これは名作になりますよ!俺はそう信じています

4: 2-4-11 2017-08-10 01:46:57 ID: ZYfWQlQb

後に有名になるな

5: SS好きの名無しさん 2017-08-31 16:49:36 ID: 7k-s65sd

ふう


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