2017-12-18 12:33:50 更新

概要

この物語は宿毛湾鎮守府で活動している(ちょっと小さな)提督とその鎮守府に属する艦娘達との笑いあり、涙あり、病み期あり(!?)な日常を描いた物語です。


前書き

作者は文章力は低いので内容がカオスの場合や、内容の書き方が下手です。まともなSS(良作)が読みたい方は引き返していただいたほうが良いかと思われます。そんなカオスな内容でも見てみたい!!鈴谷ラブ、宿毛湾の日常を見てみたいという方のみ読んでいただけると幸いです。()出来たらみんな読んでみて。週単位で更新予定


宿毛湾鎮守府、そこにある提督室で俺、この鎮守府では提督か。


ソファーの上で寝っ転がりコン○ティークを読んでいた。


苦しかった秋作戦を終えつかの間の休暇を満喫していた。


秋作戦の結果?聞くんじゃねえよ。察しろ。


まあそんなこんなでごろごろしていたわけでして。


提督『今日はゆっくりゴロゴロするぞおおお!!』


さあ、最高の休暇の始まりだ!


ごろごろだらだら一日過ごす。何て素晴らしいのだろうか!!


そんな人様に魅せられないような顔で俺は休暇をたのしんでい(バンッ!!)


鈴谷『提督いる!?』


提督『...』


そんな人様に見せられないような顔をした俺の目の前にJkが現れた。


とりあえず俺はソファーから立ち上がった。


そして彼女を部屋の外にそっと押し出して。


ニコリと笑って力いっぱいドアを閉めた。


そしての○太もびっくりするくらいのスピードでソファーに横になった。


鈴谷『(バンっ!)どうして閉めるの!?用事があって来てるのに!!』


この扉なんでか知らないけど鍵ついてないんです。マジふざけんなです。まじおこです。


前に鍵を付けたら翌日には粉砕されてました。なにこの鎮守府怖い。


提督『よお...処女ビッチ。ビッチさんがなんか俺に用ですか?俺セ○クスとか興味ないんででてってもらえますかね?』


鈴谷『うわっ...女子に向かってそれはないわ...てかビッチじゃないし!!てかそれよりもちょっと手伝ってほしいことがあって!!』


提督『俺身長低いんで()そうゆうのはほかの鎮守府のイケメンさんにお願いしてくださーい!』


鈴谷『要件聞いて!!これは提督にとっても大事なことなの!!』


提督『ほお...用件だけは聞いてやろう。手短にまとめてよろ』


鈴谷『今日の料理担当が榛名になった』


その言葉を聞いた途端死が迫ったような寒気を感じた。


提督『それまじか』


鈴谷『まじです』


普通なんで榛名で?って大体の提督は思うかもしれない。普通比叡じゃないのかと思うかもしれない。


うちの鎮守府は比叡のほうが料理が上手く、榛名は壊滅的に料理ができない。


しかもその料理は殺人兵器になることが多い。


前に榛名が作ったみそ汁は大破組が40人以上出たというまさにレ級並みの被害を与える兵器になるのだ。


ちな死んでない連中はただ食ってないだけです。そもそも目の前で死人が出たものを食いたいと思うものか。


それと同じ惨劇が起ころうとしてるわけだ。


提督『ま、間宮はどうした!?』


鈴谷『有給休暇で現在イタリアにいます』


提督『イタリアああああああああああああああああああああ!!!』


俺は叫んだ。やばい死ぬ。


提督『何とか別の人が対応できなかったのか!?』


鈴谷『みんないい感じに用事あって、私料理できないし...』


提督『くっそ!俺間宮いってくる!!お前も来い!』


鈴谷『う、うん!!』


俺は全力疾走で間宮に向かう。この世界を守るため、いや俺らの食卓を守るため。


いや、俺の人生を守るため走った。


次回、【決戦、間宮料理大決戦!!俺たちの食卓を防衛せよ!!】乞うご期待。


いや何言ってんだろ。










ー食事処  間宮ー


榛名『あ、提督!みてください!試作品一号出来ました!試食してもらえませんか?』


速報、俺死ぬかもしれない。


間宮についた俺達を待っていたのは、榛名の試作品第一号だった。


なんか魚の骨入りのドロドロした液体なんだけど、始めからすでに吐き気する。


しかもなんか変なの浮いてんだけど。


しかも本人は鼻でも詰まってるんだろうか。めっちゃやばいにおいする。


まずこれ食い物なの?液体兵器作ってるんじゃなくて?


提督『これ...なに?』


榛名『え?魚のつみれ入りお味噌汁ですよ?』


あ、このくそみたいな魚の物体はつみれか~!あはははははははあはあ...おええええええ(キラキラー☆彡)


榛名『大丈夫ですか提督!?お体悪いんじゃないんですか??』


提督『大丈夫だ...安心してくれ』


香りと見た目でもこの破壊力、うん、これやばい。殺される。


提督『でだ、今回来たのは実は間宮に俺料理を代理で作ってくれって頼まれてるんだ』


俺に方に榛名の意識を集中させた所を鈴谷が神スピードでその液物を隠した。


榛名、余計なことに首突っ込むんじゃないぞ。


榛名『でも、私一人で大丈夫ですよ?』


提督『い、いやさ?!俺最近料理ハマっててさ?!めっちゃ作りたいんだ!!だから申し訳ないが俺に作らせてくれないか?!いや作らせてくれ!!お願いします!!(いや、こんな殺人料理食ってたまるかよ、艦娘達ならわんちゃんバケツあるかもしれないけど、俺は人間だぞ!?大ダメージは死と一緒だぞ!?いやだ、ただの夜飯で死ぬとかヤダ!!そんなの俺が認めない。イヤ、認めたら死)』


榛名『わかりました...残念ですが仕方ないですね』


悲しそうな顔をして諦めてくれた榛名。正直可哀そうだけど死ぬよりはましだ。


料理以外のスペックは男性の理想像レベルの榛名だ。本当に惜しい。ほんと惜しい。


とりあえず、そんなこんなで料理を作ることになった俺だ。


提督『さて、何つくろうか』


鈴谷『私ハンバーグがいい!!』


提督『子供か!』


鈴谷『提督より身長高いんですけどねー?(155㎝と161㎝)』


提督『お前の晩飯、つみれの味噌汁な』


鈴谷『ごめんなさい、もういいません』


提督『でもハンバーグか、よしそれにするか。考えても仕方ないしな』


鈴谷『やったあ!!』


提督『よし、じゃあ二人は外で待ってろ』


鈴谷&榛名『『え?』』


鈴谷『手伝いするよ?』


榛名『榛名もお手伝いします!』


提督『正直に言おうか、二人とも邪魔だから』


鈴谷&榛名(ガーン)


提督『その代わりとびっきり美味しいハンバーグ作ってやるから。まってな』














ー40分後ー


提督『よしできたぞ』


俺はできたバンバーグを2人の目の前に置いた。


鈴谷『うほおおおおおお!!ナニコレめちゃ旨そうなんだけど!?うわ!!切ったらめちゃ肉汁あふれてきたんだけど!?』


榛名『すごいです!』


提督『ほめるの後で言いから冷めないうちに食べてやってくれないか?』


鈴谷『では早速いただきます!!(ぱくっ)んん~~~~~!!おいひい!!』


榛名『しあわせです~!』


提督『口に合ったのならよかった』


鈴谷『...(ハンバーグを見つめ)』


提督『どうした?』


鈴谷『そういや、初めて提督の料理食べた気がする』


提督『そうか、そういえばそうか』


鈴谷『提督、鈴谷の嫁に来てよ』


提督『いや、俺が嫁かよ』


榛名(鈴谷さんと提督は本当に仲のよろしいことで)


そしてこの日の夜、間宮で出された提督特製ハンバーグは艦娘達に好評で、イタリアから帰っていた間宮さんが実食したところ、『私のより圧倒的においしい』と絶望し、提督に勝つために間宮にこもって特訓を始めたのはまた別のお話。



ー提督室ー

提督『あーつかれた、このジンベエザメのクッションが気持ちいい...』


俺は今日ごろごろだらだら過ごすはずだったソファーに横になる。


提督『あー、誰かいないかな。っていないか』


誰かとぐだべりたいんだが流石に夕食後だ。皆自分の部屋に行ってるだろう。


鈴谷『いるけど』


提督『うわああああああああああ!!!!!!』


俺はびっくりして飛び上がる。確かにソファーの近くに鈴谷がいた。


鈴谷『気づかなかったの?』


提督『気づきませんでした。もしかしてあれ?ミスディレクションでも使ってた?』


鈴谷『使ってません』


提督『ですよね~!知ってた!』


鈴谷『...』


提督『...』


鈴谷『ねえ、提督』


提督『なんだ』


鈴谷『提督にとっての私たちって何?』


提督『なに、突然の病み期によくある存在証明?』


鈴谷『いや、変なこと言ってごめん』


提督『まあ、あえて言うなら戦友だな』


鈴谷『戦友...』


提督『まあ、この話はいずれか話すさ、だから今は考えないで今を楽しめな!』


鈴谷『うん』


提督『とりあえず部屋戻って休め、そしてまた明日な』


そして笑顔で送り出す。


そしてなぜかびくりとする鈴谷。


鈴谷『うん、また明日』ガチャ


提督『...。やはりここの艦娘は少し特殊だ。ほかの鎮守府と何かが違う。ここにいる艦娘達は何かが違っている気がする』


それはここに着任した時からそう思う。


ほかの鎮守府の艦娘とは異なるスペックの彼女たち。


これは噂話だ。どこかの鎮守府に艦娘のもととなるオリジナル個体だけがいる鎮守府があると。


提督『まさかな...。』


確かにいろいろ異なっているというか、ここの艦娘は何か人間味の強いというか。なんというか。


感受性がかなり強いように感じる。


艦娘自体元々感受性は強いのだが、その中でも強い気がする。


ここに来てから四年がたとうとしているが、未だその謎だけがつかめない。


提督『ちっ...考えたって仕方がない、寝るか』


そして俺はソファーで眠りについた。









ー106号室 鈴谷部屋ー


鈴谷『なんでこんな涙が止まらないの?』


私は一人泣いていた。理由はたぶんあれだろう。


鈴谷『ひとりにしないでよ...また慰めてよ』


私は提督が前にくれた熊のぬいぐるみを抱いて泣き続けていた。


小さい頃の記憶、一人で夜道を歩き泣いていた私を慰めてくれた。少し年上の小柄なお兄さん。


近くの公園で話を聞いてくれてくれてその時の私はとても救われた。


その人は優しさにあふれていた。


それから何度か私はその人と会ってその度に救われていた。


ある時そのお兄さんは髪留めをくれた。これは君を助けるものだと。


でもそのお兄さんはいつ日かその公園に現れなくなった。


そしてある日私は艦娘としての素質があると告げられる。


そのお兄さんは海保所属だと言っていた。


私はあのお兄さんに会えるならと思って、艦娘になることを決意した。


そして時期が過ぎ私は宿毛湾鎮守府の艦娘となった。そしてそこに入ってから一か月後、新しい提督がやってきた。


それが今の提督だった。


そしてさっきその提督を見て思った。あの笑顔が面影があの日とそっくりだった。


もし、提督があの人だったのなら。もし運命というものがあるのだとしたら。


『まさかね・・・・まさかそんな...』


私はそのもらった黒の髪留めを握る。


でももしあの人が...。


いや、そんなことは考えないでおくしかない。違ってたらどうにもできないんだから。


どうしようもない感情が私を襲う。


何したらいいのかもわからない、なんで泣いてのかもわからない。


もう何が何だかわからない。


考えったって仕方ない。


空虚な時間だけが過ぎていく...。


そんな状態が一晩続いた。

















ーそれから数日後ー


俺は鎮守府の外にある自販機に飲み物を買いに出かけていた。


俺の愛するペプシを買い、帰るところだった。


提督『(あれ、あそこにいるのは暁?)』


暁が木の下の所で戸惑っていた。


提督『よ、暁!どうかしたのか?』


暁『あ、司令官...あそこにネコさんがいて助けてあげたいんだけど、私木登りできなくて...』


提督『ん?猫?』


暁の指を指す方向を見ると猫が枝先で動けなくなっていたようだった。


提督『あのな、猫なんてあんなところからおちたってしにやし...』


暁『司令官、助けられないの?』


暁が泣き目になりながら俺のほうを見る。おいこっち見んな。


ちょ、やめ、なんだそのきれいな瞳は俺を殺す気か?


提督『はあ...わかったよ、ちょっと待ってて』


仕方ない、俺の本気を出す時が来たようだ。


俺の子どものときのあだ名が一時期猿だった俺にスキはなかった。


提督『まかせとけ!』


暁『司令官!!』





ー20分後ー


提督『ぜえ、ぜえ、や、やっとここまで来た...ぜえ...』


俺の登りスキルは想定以上に落ちていたようだった。


ここまで登りと落下を10回ほど繰り返した後、ようやく俺は登り切った。


流石、意地と根性論。いつになっても最強だと思うわ。


下で暁が心配そうな顔でこっちを見ている。


そりゃ、どんだけ落ちたと思ってるんですか、記憶吹っ飛ぶかと思いました。


よく考えれば心配されるなこれ。


俺はネコに精一杯手を伸ばす。


提督『ほ、ほらほら~こいよ^^』


提督『ほ、ほらきてー』


提督『きてください、お願いします、何でもしますから!!』


提督『...』


何を言っても来る様子ないんだけど。どうなってんの。


むしろネコちゃんねそうなんだけど。何かむかつくな。


てか今気づいたけどこの乗ってる部分のとこ、めっちゃ折れそうなんだけど?!


これ折れてうわあってなるやつやん。


すっげえ降りたい...けど。


暁『司令官...』


暁が心配そうにこちらを見続けている。


その純粋な心の瞳童貞クソ男には辛すぎるんだけど。やめて!!


仕方ない、俺はその猫を助けるためできる限り手を伸ばす。


落ちないように、気を付けながら、もう少し、もう少しで...。


バギッ!!


やったね!ノルマ達成!


その音が聞こえてから記憶が飛んでいる。


次起きた時は鎮守府にあるベットの上で横になっていた。


提督『まじですかい...』


正直に言おう、かっこ悪いぜ俺!!


暁『司令官...大丈夫?』


暁が心配そうにこちらを見ている。


なんだろ、癒されるわ。


提督『頭ガンガンするけど大丈夫だ。それよりネコはどうなった?』


暁『ネコさんならここにいるよ』


ネコ『にゃー』


あの時助けようとした猫は大丈夫だったようだ。話を聞くと、俺が落下した後それをクッション代わりとしてネコは降りたようだった。


なにこいつ有能かよ。


てか人間様をそんな道具に使うなや。


まあ、落ちた俺が一番悪いけどね!!


暁『司令官、猫ちゃんを助けてくれてありがとう』


暁は深々と頭を下げる。


提督『どういたしまして、それよりその猫はどうすんだ?迷い込んだ猫じゃないのか?』


暁『えっと、ええっと...』


暁は何かを言いたそうにしている。


暁『...て、司令官。この猫ちゃん飼うってできないかしら?!』


提督『飼う?何故に』


暁『うぅ...』


提督『話次第では飼ってやる』


暁『わかった...』


そして暁はこの猫について話してくれた。


どうやらこの猫は鎮守府の近くで捨てられていた猫ちゃんらしい。


それを可哀そうだと思った暁がこっそり飼っていたらしい。


しかしその猫が脱走して見つけた時にはあの木の上にいた。ということらしい。


暁『この子達帰るところがないの、ダメ...?かしら?』


提督『うーん』


でも動物禁止とかはないけど、うーん。


暁『お願い』


やめて、そんな澄んだ瞳で見られたら断れるわけないじゃん...。


提督『はあ、わかったよ。その代わりちゃんと面倒を見ること、責任もってな?それができるなら飼ってもいい』


暁『本当!?やったあ!!にゃーちゃんここに居ていいって!!よかったね!!』


ネコの名前はにゃーというらしい。なんとなく名前の理由は察しがつく。


暁『司令官!ありがとう!!』


提督『おう』


暁は最高級の笑顔を見せる。体はクッソ痛いけどこの笑顔見てたら全てが治りそうな気がする。


提督『全く...しょうがないなあ』


俺はその様子を眺めていた。


この子達が深海艦娘と戦うのか...そう思うと悪寒すら覚える。


こんな純粋な子でさえも戦場に向かわなければならないと考えると胸が痛くなってくる。


俺はこの戦いを早く終わらせるためのに提督になったんだ。


この子らが笑ってられるような日常を送れるために。


提督『俺だけは常に前向きでいなきゃな...やるしかねえのか』


俺は気合を入れなおす。


提督『うああああああ!!』


鈴谷『うおわ!!?』


何か声が聞こえたのでその声がした方向を見るとそこには尻もちもつく鈴谷がいた。


提督『あ、ごめん』


つかこいついっつもタイミング悪いなほんと。


鈴谷『いてて、なんで急に大きな声出すのさ~!!』


だって誰もいないと思ったし。


提督『...気合い入れかな(キリッ)』


鈴谷『何それ意味わかんないんですけど』


提督『で、話を戻そうか。なんかよう?』


鈴谷『いや、提督が木から落ちて怪我したっていうから大丈夫かなって思って』


なんだそんなことか。


提督『大丈夫だ、俺を誰だと思ってるんだ?背は小さくても、体だけは丈夫な俺だぞ?』


体だけはな。


鈴谷『ほんとに?』


提督『大丈夫も大丈夫!ほらこんなに手を振り回してもだいじょおおおお??!』


腕からピキッときた痛みが体全体に走った。


提督『うう...』


やべえ、やりすぎた。


鈴谷『ほらー、言わんこっちゃない...ほら、見せてみて』


そして鈴谷が俺のほうに近づいてくる。


近づいて、近づい近い近い近い近い!!!!


提督『うわああああああ!!!』


俺は痛みなど忘れ、鈴谷から圧倒的なスピードで後退した。


鈴谷『いや、そんな露骨に嫌がんなくても...』


提督『俺がスキンシップが苦手なことは知ってるだろうが!!』


鈴谷『うん?...あー、そういやそうだったね』


提督『あーそうだったね、じゃねえよやめてくれマジで、童貞が死ぬ』


鈴谷『ごめん、言ってる意味が分からない。というかよく愛宕さんから逃げてるけど、あれも同じ理由?』


提督『あいつは悪魔だ、俺を常に殺しにかかってくる悪魔だ。恐怖の対象でしかない』


あいつはよく俺に抱き着こうとしてくるが、俺がそれが嫌いでよく鎮守府でリアル鬼ごっこっぽい何かが始まる時がよくある。


あいつのあのスキンシップの好きさはどっからきてるのやらか。


鈴谷『まあ、これだけは受け取ってよ』


そういいながら鈴谷はスーパーのビニール袋らしきものを俺に差し出す。


鈴谷『一応、見舞い品。早く治るといいね』


提督『...ああ』


鈴谷『じゃあこの後熊野と出かける用事あるから先行くね』


提督『鈴谷』


鈴谷『ん?なに?』


提督『ありがとな、こんな俺にやさしくしてくれて、お前が秘書官でよかったよ。』


照れくさいがお礼を言う。


鈴谷『うん!どういたしまして!』


この時の鈴谷の顔はなかなか記憶から消えないだろうな。


あの純粋な曇り一転もない笑顔が。







ー食事処 間宮ー

鈴谷『えへへへ///』


熊野『あら、鈴谷。今日は妙にご機嫌なのですわね?』


鈴谷『お前が秘書官でよかったよ!だってさ!えへへへ』


私はにやにやが止まらない。何故だろう。


上司に褒められてうれしくない人はいないかも知れないが、提督は特別だ。


なんで特別に感じるんだろうか、自分にもわからない。


でも、何だかとてもうれしい。


嬉しさが爆発てんこ盛りな今の私です!!。


熊野『...ねえ、鈴谷』


鈴谷『んふふふ、何~熊野~♪』


私はメロンソーダを口に入れる。


熊野『もしかして提督に好意抱いていたりしますの』


鈴谷『ぶうううううう!!!!!』


口の中にあったメロンソーダを全て噴出した。


鈴谷『げっほ、かはっ!く、熊野何を言って!』


熊野『鈴谷の様子を見たらみんなそう思いますわよ?手か気づかないとでも思いましたの?露骨に出てるのに?』


鈴谷『そんな出てる!?』


熊野『といいますか、提督の話をする時だけすっごい笑顔で話してますわ。それだけで何かしらの好意を抱いてるということはわかりますわ』


熊野の話を聞いて私は顔をうずくまらせる。


え、そんな露骨に出てたの?なんかものすごく恥ずかしくなってきた。


穴があったら入りたい、いや、むしろ穴掘ってそこに顔を突っ込みたい。


鈴谷『なんかごめん』


熊野『いえ、むしろ鈴谷も乙女なんだなと改めて実感しましたわ』


そういい熊野はミルクティーを飲む。


熊野『告白すればいいことを...』


いや、簡単に言わないでよ。


鈴谷『うう...そもそも好きと決まったわけじゃなry』


熊野『今更な感じがすごいですわ』


私、そうなのかなあ。


熊野『まあ、私も援護は致しますわ』


鈴谷『ほんと!?でも、熊野って恋愛って恋愛したことあったっけ?そんな話聞いたことない気が...』


熊野のほうを見ると熊野が横に目をそらしていた。


あ、これ絶対そうゆう小説か本を読んでたな?簡単に言うとその場のノリだね。


鈴谷『まあ、でも頼れる人いないし...熊野たのむよ』


私は特に当てもなかったので熊野に頼むことにした。


熊野『ま、まかせて、鈴谷!!わ、私が絶対恋人まで導いて差し上げますわ!!』


なんだろ、不安しかない。


とりあえず、任せてだけ見ようか。








ー鎮守府周辺施設  アルトリアー


熊野『さあ、まずは服から決めましょう!』 


熊野に連れてこられたのは鎮守府近くにある総合施設【アルトリア】。


ここ一か所で服は家電、食料品などほしいものは大体手に入る。


熊野『さあ、鈴谷。どんなものが欲しいのです!言ってみなさい!』


鈴谷『え、提督の心』


熊野『すみませんがそれは売ってないと思いますわ...むしろ安すぎじゃありませんか!?手かそんな簡単に手に入るものでうれしいのですか!?』


そういわれてみるとそうかもしれない。


ダメだ、まともの思考回路じゃなくって来てる...。


熊野『あ、ここなんかいいじゃないです!?ここに入ってみません事?!』


鈴谷『あ』


そこはすごくかわいい服が売ってるいかにも若者、ザ・Jkのようなお店だった。


ショーケースに入ってる服でさえ、すごくかわいいと感じた。


でも私に似合うかは別として。


熊野『さあ、入りましょう!』


鈴谷『ちょ、熊野!?』


そして熊野に引っ張られながら、私は店内に入店した。


中にはやはり予想通り、Jkと思われる方たちがたくさんいた。


私は熊野と一緒に店内を物色を始める。


熊野『あ、これかわいいんじゃないですの!?鈴谷、どうです?』


熊野が渡してきたのはふわっふわのレースのスカートだった。


鈴谷『かわいい!でも、私に似合うかどうか...』


熊野『似合ってるかどうかは私が決めますわ!さあ、試着室に行きましょう!』


鈴谷『ちょ、ちょっと!』


熊野に連れ去られて、私は試着室に入った。


いや、入れられた。


鈴谷『え~...どうすればいいの...』


試着室の奥に鏡がある。


なんとなく私はその服を体に合わせてみる。


提督もこんなのが好きなのかな...。


そもそも似合ってるのかすら怪しい。


でももし、かわいいと言ってくれたら...。


似合ってると言ってくれるのであれば、私は...。


鈴谷『ああ』


私は...。


鈴谷『あああああああああああああああああああああ!!』


熊野『どうしましたの!?急に叫びだしたりして!』


鈴谷『あああああ!!!!!!私には無理いいい!!』


私は羞恥心に耐えられずその場から走り去った。






ーアルトリア 休憩エリアー

鈴谷『ごめん、自らの羞恥心に耐えられなかった。』


熊野『まさか靴も履かずに走り去るとは思いませんでしたわ...』


鈴谷『まじでごめん』


あれから一時間後、落ち着いた私と熊野は休憩エリアで休んでいた。


鈴谷『ほんとごめん...』


熊野『まあ、今日はこの辺にして帰りましょ、鈴谷も無駄に疲れているようですし...』


ほんと熊野には迷惑かけた...今度何か謝罪しよう。


熊野『さあ、帰りますわよ』


鈴谷『うん』


そして私と熊野は休憩エリアをでる。


そして少し探索した後、鎮守府に戻った。










ー帰り道、私は『ちょっと用事があったの忘れてた、ちょっとごめんね』といい熊野と別れ、とある場所に向かった。


ここだ。


それは鎮守府のちょっと外れにある海岸だった。


ここはあまり人が来ることはないけど、ここは自然の風が心地よくなびき、海風を感じられる場所だ。


私は困りごとがあるとここに来る。そう、あの海保の人が良くここに来ると言っていたからだ。


彼にとってのお気に入りは私のお気に入りになった。


鈴谷『心地いいな...ここはやっぱり』


ここは本当に海の音だけが響く、無駄のないきれいな空間だ。


提督『隣いいか?』


鈴谷『ええ』


人の声が聞こえ、それに答えた。うん?人の声?


提督『ここに居たのか鈴谷』


鈴谷『うわあああああああああ!!!提督!?』


そこにいたのは提督だった。


提督『ここ、俺にとってもお気に入りの場所なんだよ』


鈴谷『そ、そうなんだ。てか、病院で入院中じゃ...』


提督『逃げ出してきた』


鈴谷『ああ...後で謝りに行かなきゃね』


私と提督はその海岸に座った。


提督『俺にとってもここお気に入りなんだ、てか、お前よく知ってたな』


鈴谷『昔、ある人におすすめされて、ここを』


提督『まじか...俺意外に個々の神スポットを見つけたやつがいたのか...俺だけが知るスポットだと思ってたのに...』


提督はしょんぼりとしていた。


鈴谷『ざんねんでしたー!提督だけのものじゃないでーす!』


提督『くそー、まじかよ』


まあ、私が見つけたわけでもないけどね。


鈴谷『...。ねえ、提督ってさ...』


提督『うん?』


鈴谷『...いや、いいや』


提督『なんだよ、気になるじゃん...』


まだこの話は伏せておこう。いつかまた。


提督『あの子は今何してるかな』


鈴谷『あの子?』


提督『いや、一時期住んでた場所で会ってた女の子、なんか悲しそうな顔しててその子あってたんだよ。その子にここいいんだよなあっていったなあって。今考えると警察沙汰のような気がするけど、あの時ほど小柄でよかったと思ったときはなかったわw』


え、そんな。


提督『黒い髪留め渡したりしてなwちょうどその黒い髪留めと一緒だったな』


そんな、まさかが?ほんとに?


提督『あの子らが笑ってられるような世界にするために頑張らなきゃなって』


私は急に胸の鼓動が止まらなくなった。


鈴谷『ね、ねえ!!提督』


私は何を言おうとしてる?でも、何も考えられない。


鈴谷『ね、ねえ!!て、提督!』











『その子って私かもしれない』
















後書き

どうだったでしょうか。このssは皆様の声にて物語が変化する場合がございます。リクエスト【この艦娘の物語が見たい、こんなストーリーがみたい!】などがありましたらコメントもいただけると幸いです。ストーリーの中ではできない場合別のssとして作ろうかと思います。


このSSへの評価

2件評価されています


2018-07-01 00:31:54

SS好きの名無しさんから
2018-06-10 13:07:15

このSSへの応援

2件応援されています


2018-07-01 00:31:55

admiral fsさんから
2018-06-10 13:07:14

このSSへのコメント

1件コメントされています

1: admiral fs 2018-06-10 13:09:19 ID: wiJrSa9a

続きはよ お願いします。


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