2018-11-30 08:16:58 更新

前書き

ルイスとヤコープの話


ヤコープ『……』


あきつ丸『提督殿どうしたでありますか?』


ヤコープ『あぁ、いやなんでもない 少し考えてた』


ヤコープグリム グリム兄弟の長男であり グリム童話を手がけた1人 大学の講師だった過去を持つ創造主


あきつ丸『あ、お客様が来てるであります』


ヤコープ『客? 』


部屋に白髪の紳士が入ってくる


ヤコープ『ルイスか どうした?』


ルイス『いやー、暇でさ〜』


ヤコープ『あのな…』


ルイスキャロル 英国生まれの数学者兼写真家兼作家の男

不思議の国のアリス、鏡の国のアリスは彼の代表的な作品である


ルイス『あ、深海棲艦の資料ある? 見てみたくてね』


ヤコープ『あるにはあるが… また、どうして』


ルイス『北方棲姫ちゃんの写真を』


ヤコープ『……………』


ルイス『あの、マジかって顔をやめて ねぇ』


ヤコープ『別にいいが 貴重な資料だ大切にしてくれ あきつ丸少し取りに行ってくれ』


あきつ丸『了解であります』


ヤコープはふとルイスの周りを見る


ヤコープ『お前、秘書の電はどうした?』


ルイス『あー、それならうちのハッタとかとお茶をしてるよ』


ヤコープ『……ルイス お前、何か重大な話でもあるのか?』


ルイスはご名答といった感じに


ルイス『まぁ、そんなところだね 最近深海棲艦が活発なんだ』


ヤコープ『確かにな 我々がこの世界に来た時より確実に…』


ルイス『そう… 奴ら 僕達を排除しようとしてるんじゃないかな?』


ヤコープ『確かにな』


ルイス『仮に深海棲艦がこの世界でのヴィランであり登場人物なら…』


ヤコープ『確かにその可能性はあるがまだ可能性の話 なんとも言えない』


ルイス『まったく、いろんな世界を旅したけど この世界はより不可解だよ 法則自体が異質だし』


ヤコープ『そういえば、とある筋からの話だが』



ーーーー

とある女神『そういえば、この世界とは別次元の世界が時折混ざることがあって 次元を超越した何かが作用してるのか 誰かが何かしらの方法で世界を織り交ぜたのか 色んな説があります 私も全てを把握しきれてはいませんが』

ーーーー

ヤコープ『って話がある この想区が別の次元の世界と本来の想区が混ざったものなら艦娘達や他の提督が運命の書を持ってないのは不自然では無い』


ルイス『ますます、分からないよ ちょっと頭痛がしてきた』


部屋の扉が開くとあきつ丸が本を持って来た


あきつ丸『資料を持って来たであります ほこりまみれですが…』


ルイス『お、ありがとうレディ』


あきつ丸『れ、れでぃ!? あ、あまりおちょくる事はやめて欲しいであります!』


ルイス『いやー、おちょくるつもりは無かったし 本音なのに』


ヤコープ『お前は相変わらずのテンションだな…… 昔っから変わらず』


ルイス『え?そう? なんか照れるなぁ』


あきつ丸(褒めては無いでありますな 多分)


ルイス『じゃ、また来るよ』


あきつ丸『な、なんか 濃ゆい人ですね』


ヤコープ『あの濃さは昔からだ 正直慣れた』


あきつ丸『自分 あのタイプの人は少し苦手であります… 』


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