2019-05-16 20:10:55 更新

概要

艦娘と歩む元極道の戦争記
彼らはこの戦争を終わらせることが出来るのか?


前書き

二作目です、まだまだ出していきます


提督「軍は人手不足らしいからな、遅いのは仕方ないと思うが…」


青葉「ども!恐縮です!青葉です!早速ですが取材を!」


提督「え〜…取材(尋問又は事情聴取)は慣れてないんだがなぁ…」


青葉「大丈夫です!すぐ終わりますから!」


提督「よっぽど(尋問の)腕に自信があるんだな~」


青葉「はい!」


提督(艦娘ってのは尋問の訓練もするのか…たまげたなぁ…)

※そんな事は有りません、勝手にたまげてろ(無慈悲)



自己紹介はカット




提督「さて、じゃあ早速何をすれば良いんだ?」


扶桑「まずは簡単な海域に出撃してコツを掴みましょう」


提督「OK」











提督「え?お前達だけで行くの?」


不知火「えぇ、そうですよ?」


提督「…………そっか…行ってらっしゃい」


島風「いってきまーす」











1-1

提督は新任だし…ま、多少はね?











飛龍「…で…」


飛龍「何でついて来ちゃったんですか!?」


島風「御丁寧に高速艇だね」


提督「アホゥ、女を危険な所に出して男が安全な所でチマチマ指示を出して堪るかッ!」


提督「大体兵隊動かすんなら情報を直ぐに伝えなきゃダメだ!指揮する奴も前線に出なきゃだろ!?」


飛龍「ぐっ…」


日向「反論の余地もないな」


飛龍「て、提督は妖精さんが見える普通は重宝される人なんだからね!」


提督「俺は簡単にくたばらないよ、幾度の戦争(抗争)とか修羅場(ヒットマン等)を乗り越えてるからな…勿論前線で」


響「へぇ、司令官って歴戦の兵士なんだ」


提督「どちらかと言ったら幹部だったんだけどな」


加賀「………不味いわね」


吹雪「どうしました?」


加賀「ここって鎮守府近海よね?……ヲ級が二隻、そしてソレの護衛に──」


飛龍「く、駆逐艦と巡洋艦が十数隻ッ!」


島風「オゥッ!?」


提督「………」


軍事関係はよく分からない提督だったが…事の重大さには気付いていた

……が……逆に…提督は笑っていた

…否、笑うと言うより…ニヤける…?


響「……司令官は戻った方がいい」


提督「…簡単には死なないって言っただろう?」


またニヤける

言っておくが"敵さん"の事を過小評価はしていない

敵を強大と見ているから笑っているのだ

楽しみなのだ

最近暴れていないから、深海棲艦が相手ならこの渇きを潤せると思ったのだ



提督「用意は良いなッ!?行くぞォッ!沈むなよッ!」



合戦から約一時間数十分後…航空戦、砲戦、雷撃戦と行うにつれて、徐々に距離が縮まって行き

遂に白兵戦に突入


提督「フンッ!」ダッ!


飛龍「ちょ、提督何やってんですかッ!?」


提督「オラァッ!」ガバッ!


チ級「!?」


提督「悪いが眠って貰うッ!」カクンッ!


後ろに高速艇で回り込んで高速艇の艦首から飛び出し、雷巡チ級に飛びつく

…と同時に勢いよく雷巡チ級の頭部を縦回転させ、チ級を気絶させる


提督「後は……」ブクブクブク


軽く2m位潜水し呼吸を止めて泡を消して魚雷の様に高速移動をする



そしてソナーをつけていないのであろうヲ級に近付き…

提督の目が獲物を見定める猟師の目に一変した直後一気に海面から飛び出す


ザバッ!


ヲ級「!?」


提督「テメェだァッ!」ガシッ!トスッ!


人中に軽く御見舞した

完全に不意をつかれたようだったので、意外にもすんなり入った


提督「ふぅ…良い仕事したわ」


日向「……気絶させてどうするんだ?」


提督「決まってるだろ、情報提供だよ…お相手さんのボスとかを聞くのさ」


島風「で、でも嘘の情報だったら…」


提督「だから二人鹵獲したんだよ、二人とも同じ事を言ったらソレが本物の情報さ」








───鎮守府に帰投───

戦果 十六隻撃沈

二隻 鹵獲成功

飛龍 かすり傷

島風 無傷

日向 かすり傷

吹雪 小破

加賀 無傷

響 小破

提督 無傷






提督「じゃあ入渠?だっけかに行ってらっしゃい」


響「司令官、ドックは二つしかないから直ぐに皆を治したい時は高速修復材を使うといいよ」


提督「二つ…増設って出来ないかな?」


響「大本営にお金を払って申請すれば出来るよ」


提督「幾らぐらい必要?」


響「一つ五万らしいよ」


提督「はい、はい、今日中に」(電話片手)


島風「速!?」


提督「…でも待ちきれないから高速修復材使っちまうか」ガチャっ


加賀「でも皆小破やかすり傷よ?」


提督「良いの良いの、入っておいで」


日向「じゃあ行ってくる」


ガチャっ バタン


提督「……………」


提督「…服破けてたら目のやり場に困るしな…」ボソッ


フゥっと一息つき…座っている椅子の背もたれに一気に背中で乗っかり、体重をかけた











提督「ほう、演習…」


扶桑「はい、佐世保鎮守府からの依頼だそうです」


扶桑「開始予定時間は○二○○で、その後は○四○○にて意見交換会だそうです」


提督「意見交換会かぁ…俺ってまだ駆け出しだしなぁ…悪いがパスだな」


不知火「良いんじゃ有りませんか?先輩方に艦隊運営方法や海域攻略のノウハウ等を聞く事が出来ると思いますけど」


提督「ウーン…それもそうかぁ…じゃあ行くか」








佐世保対横須賀

接戦デアッタガ、経験ト練度ノ差ニテ佐世保鎮守府ノ艦隊ガ勝利ヲ収メル


飛龍 小破 摩耶 小破

加賀 大破 時雨 小破

日向 中破 如月 中破

扶桑 中破 長門 無傷

青葉 中破 隼鷹 無傷

川内 大破 瑞鳳 小破


提督「ウ〜ン…"少数精鋭"って感じだなぁ…艦隊が一つしか無いらしいし…すげぇなぁ…俺も練度上げ頑張るかぁ…」

しかもここは皆ケッコン艦だし…


提督「アイツが長門で、アイツが如月…………うん…?」


違和感を感じた

だが、その違和感は"不審"に変わり

提督の心に俗に言う『嫌な予感』が現れた


提督「…………何故…」


提督「何故ここの艦隊の艦娘は…首に輪っかがあるんだ…?」


禍々しいオーラを放つ黒い首輪

どうやらソレ自体が機械らしい…


提督「…………」コツ…コツ…コツ…コツ…


摩耶「…何か用か…?」


重巡洋艦摩耶

如月の首輪を調べたかったんだが…

不審に思って提督の前に強気に出たか

だが…眼を見て分かる…鏡のように提督を映す眼の奥には"恐怖"が潜んでいた


提督「……………その首輪を調べようと思ったんだがな…何故皆その首輪を付けている…?」


提督の言葉を聞きハッとする艦娘達

どうやら…部外者には知られたくない何かが在るらしい…………


提督「その首輪…俺も昔はアッチ側の人間だったから何度かは見た事があるんだが…もしかして…」


言い切る前に摩耶が砲身をこちらに向けて強い眼光を浴びせる


摩耶「…アンタには関係無い…それ以上アタシらに干渉しないでくれ」


提督「AI型スコーピオン…だったっけな…確か人身売買をする時に所謂"商品"に対して使うバックアップだ…位置情報を持ち主のスマホとかに常時送り、付けられてる側の奴が助けを求めようとする時の特有の呼吸の乱れや心拍数とか発汗とかを感じ取り」


提督「爆発…確か衝撃波は2〜3メートルにまで及ぶ…普通の人間ならバラバラだ、そして心拍数や呼吸に反応して襲い掛かって来る事に似ているからスコーピオンと名付けられた」


摩耶「うるさいッ!もう帰れッ!」ジャキッ!


砲を更に突き出す

最早当たりそうだ……


提督「…なぁ、自動販売機って何処かな?」


摩耶「はァ?それならアッt──

ガシッ!

ギリギリギリギリギリ


提督「とった…」


摩耶「ちょっ!離…せッ!」


少し抜けている娘で良かった

砲身が少しズレたから当たる心配は無くなった…瞬間、後ろで両手を拘束して無力化


提督「この機械には簡単な取り方が有る」カチッ!


ガシャアンッ!


ガンッ!


摩耶「……?…?アレ…?爆発しない…?」


提督「やはりソレか」


提督「簡単なマインド・コントロールだ…どうせ取ろうとしたら爆発するだなんてツマラン嘘を吹き込まれたんだろ」


摩耶「う、嘘…?」


提督「そう、嘘…取ろうとしたら命を脅かされる可能性が有る…そんなの口伝えじゃ本物の確証は何処にも無いが…」


提督「嘘の確証も無い…本物かもしれないしな、弄るのを躊躇するのも仕方ないっちゃ仕方ない」


提督「さて…じゃあ全員のを取ろうか」


ガチャンッ!ガチャンッ!ガチャンッ!ガチャンッ!ガチャンッ!


隼鷹「おッッシャァァッッッ!!!自由になったァッ!コレで酒を呑めるッ!ヒャッハァァァァッ!」


長門「と、取れた……長かった…ッ!」


時雨「良かった…助かったんだよ僕達…!」


如月「もうあの司令官とは顔を会わせたくないわ…」


瑞鳳「あ、ありがとうございます!」


提督「礼は要らん、それよりも先に……」











佐世保鎮守府執務室


佐世保提督「…………おかしい…何故アイツらは帰って来ない…?」


佐世保提督「クソ…手動じゃ爆破出来ねぇしなぁ…だがアレが嘘だって事は奴らに分かるまい…分かったとしても躊躇するに違いないさ」


佐世保提督「………だが…」


佐世保提督「何故…あの横須賀の提督は帰っていない…?車がまだ有る…まだこの鎮守府に居るって事だ」


佐世保提督「だがあの横須賀の提督は新任!ブラック鎮守府の事など把握すらしていまいッ!」


佐世保提督「正義感の強い大湊とはやりたくなかったからな…無理言って横須賀との演習に変更して良かったわ」


「確かに俺は無知だ…右も左も分からぬ駆け出しだ…」


提督「だが、俺は"闇"を知り過ぎていた…社会のドス黒い闇の部分をな…」


提督「通りであの笑顔…不自然の極みだったしなぁ…?キモイ位にな…」


佐世保提督「…………」


佐世保提督「あ〜!しまったー!見つかってしまったー…観念するよー…早く憲兵隊を呼びたまえー…」


提督「………………」


提督「アンタ、権力にモノを言わせて逃げる気だな…?」


佐世保提督「」ピタッ


提督「そうゆう奴なんて腐る程見て来たわ…えぇ?誰かケーサツの腐り切った上層部の誰かに銭渡すんだろ?」


佐世保提督「…ふふ」


佐世保提督「あぁそうさ、この世は金だからね…金金金金…全部金!」


佐世保提督「金さえありゃ命だって創れるんだぜ!?金で女釣ってソレの間に出来た奴とかクローンだとか!」


佐世保提督「何でも出来るんだよッ!」


提督「…否定はしない」


提督「俺も元々ヤクザ者…汚いコトとかはアンタより俺の方が余っ程知ってるつもりだ」


提督「だからこそ…その恐ろしさは知っている…」コツ…コツ…コツ…


提督「俺は生まれ変わった、ヤクザ者から軍人…神様でもこんなプレゼントは思いつかねぇだろうな…」


提督「…この力を…活かす…ッ!今ッ!この場でッ!」


提督「ケーサツも憲兵隊も要らん…俺がテメェを裁いてやる」


佐世保提督「裁く…?お前が?ヘッ!どうするってんだい?お前さんが俺を軟禁するってのかい!?」


提督「…ギャーギャー騒いでないで早く地獄の湯釜の温度を下げて貰う様に神様に頼み込んでみたらどうだ…?」


佐世保提督「ま、まさか殺すのか!?俺を!?海軍少将の俺を!?や、やれるもんならやってみなッ!」


提督「今にやるさ…」スゥッ


血管が飛び出しそうな位に腕に力を込め、拳を佐世保提督の顔の前でピタッと止める


提督「よ」ブゥンッ!!


足を踏み出し、腕を完全に伸ばし、佐世保提督の顔面のド真ん中に直撃させる

佐世保提督は自慢のご立派な机に目掛けてぶっ飛び、机も佐世保提督自身も大破した


佐世保提督「ヒ…ウェ…」


鼻血と涙と…その他諸々で顔がグチャグチャになった男が情けない姿で蚊の鳴くような声で声を絞り出す

この男を軍人だと言われた者は、恐らく困惑するだろう

軍人の面影も無い…


提督「…最期に言い残したい事は…?」


佐世保提督「じ、地獄に落ち──


提督「ハイハイ、先に待ってろよ…ッ!」


グシャァァッ!!


佐世保提督「…カ………ハ………」ドチャッ


提督「ふぅ…」


腹ら辺から肋骨の内側に思いっきり拳をねじ込んだ

多分胃と肝臓はもう駄目だな…心臓は…微妙だな


提督「ウン、良いぞ…そのまま苦しんでゆっくり死ね」


提督「自分のした事を後悔しながら…自分の愚かさに歯噛みしながら…ゆっっくり絶望しながら死ね…」


提督「反省しても次が無いことを涙を流しながら後悔しながら死ね…お前の来世はゴキブリかムカデだろうからな…」


佐世保提督「」ボタボタボタ


まるで涙の代わりと言わんばかりに口から鮮血を流す軍人失格の何か……

彼は今もまだ生きているのだ

臓腑を潰されながら、失血死に怯えながら

床を真っ赤に染めながら…ひっそりと誰にも看取られず、横たわる事すら、声を出すことすら出来ないまま

惨めに…哀れに…淋しく死んでゆくのだ











提督「ほぇ?ウチに編入?」


将官「うむ、バラバラに成るのは嫌だと…横須賀に行きたいんだとダダをこねるんだが…どうだ?」


提督「ふふっ…何時でも誰でも俺は大歓迎よ…」


将官「そうか、良かった良かった…じゃあ元帥殿に具申して来るから、数時間後にはソッチに艦娘達が来ると思うぞ」


将官(ホント良かった~…艦娘に追いやられてた護衛艦隊が佐世保を拠点に復活するかも!?ありがとよ横須賀提督さんよ!恩に着るぜ!)

↑※元護衛艦隊司令






続く


後書き

批評お待ちしております


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SS好きの名無しさんから
2019-05-19 13:48:46

このSSへのコメント

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1: SS好きの名無しさん 2019-05-17 07:24:57 ID: S:Hs6Ylv

元極道なんて言うから龍が如くかと思ってしまった


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