提「なぁ、霞？」

霞「何よクソ提督」

提「お前さ、最初の頃俺のことすんごく嫌ってたよな？」

霞「どうだったかしらね。あ、ご飯炊けたみたいよ。ほら、朝ごはん食べましょ」

提「いや、それよりさ…」

霞「何よ、私のご飯を食べれないって言うつもり？」

提「頂くよ。だけどその前に……抱きつくの、やめて貰っていい？」

霞「嫌よ」ギュー

提「なんで」

霞「うるさいわね。折角の休日なんだから、くっつかないと損じゃない？」

提「何言っとんねん己は」

霞「ほら、朝ごはん食べましょ？冷めちゃうわよ」

提「……わかった。頂きます」

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霞「さて、今日は何しようかしらね？」

提「んー、休日なんて久々だからなぁ。どっか行くか？」

霞「それもいいけど、私は家に居たいわね」

提「お？珍しいな。いつもキビキビしてる霞が家に居たいだなんて。そんな疲れてるのか？いつも秘書艦だし……」

霞「別に、疲れてるわけじゃないわよ。だからそんな申し訳なさそうな顔しないで。こっちまで申し訳なくなっちゃうったら」

提「じゃあなんで」

霞「今日はずっと、貴方とくっついてゴロゴロしたい気分なのよ。ダメ？」

提「いやダメじゃないけど。ホント、最初の頃のツンツンぶりはどこ行ったんだか」

霞「うぐ……。わ、悪かったと思ってるわよ。私だって、自分がこうなるだなんて思わなかったんだから」

提「ま、今でも『クソ提督』呼ばわりされるけどな」

霞「……嫌なら、やめるけど」

提「嫌じゃないさ。そこも好きなんだから」

霞「！！え、えへへ」

提「そんじゃ今日は一日中ずっとゴロゴロしてるかぁ」

霞「そうね。それが、いいわ」ギュー

提「またくっつくのかよ」

霞「言ったでしょ？くっつかないと損なのよ」

提「そっかぁ」

霞「そうよ」

提「なら仕方ないな」

霞「ええ、仕方ないわ。だから今日は……

ずっと、くっついていましょ？」