深海棲艦との壮絶な戦争も終わり

平和が訪れたそんな鎮守府の話

長門 「なぁ、提督よ。一つ聞いていいか？」

提督 「うん？どうした急に何かあったのか？」

長門 「いやなさっき「今日はちゃんと仕事する」って言っていたじゃないか」

提督 「あぁ言ったな。だから今日は、休んで間宮でも行って甘い物でも食べてこいと言った」

長門 「そうだな今回は真面目に仕事してるから

大丈夫だろうと思って、間宮に行った私がバカだったよ」

長門 「たった…たった…30分だぞ！たった30分いないうちにお前は一体何をしてるんだ」

提督 「何って…そら野球観戦ですけど」

長門 「何が野球観戦だぁぁぁぁぁぁぁぁ」

長門 「ふざけるな！お前今日はやるって言ってただろうが」

提督 「そ、そんなこと言われても仕方ないだろう！」

提督「ゴメスが同点ツーラン放つとこ見てしまったらその試合見てしまうだろう」

長門 「どういう事なんだ！お前今日、最初の藤浪のピッチング見て「あ、今日はきついな」とか言ってテレビ消したじゃないか！」

提督 「ショ、ショウガナイジャナイカいきなりあんなピッチング見せられたら、誰でもヤバいと思うだろ！」

提督 「で、でもちょっと見てみたら思いの外頑張ってたから見てしまったの！」

長門 「はぁ？しょうがないですませれると思うのか前の時に六連敗したとき、ほとんど魂抜けて仕事おろか食事すら出来なかった奴が何を言う」

提督 「わ、分かった分かったよ今同点にされてしまったから、この試合だけな、な？」

長門 「ﾊｧしょうがない今回だけだぞ」

提督 「流石長門だぜ！さぁサヨナラだ！」

長門 「あ、提督テレビ見ろ」

提督 「え、なんで」

ｶｷｰﾝｳｯﾀｧｧｧｧｧｺﾊﾞﾔｼｷﾞｬｸﾃﾝﾀﾞｧｧｧｧ

ﾜｧｧｧｧｧｧｧ

提督 「」

長門 「あ、魂抜けた」