2023-12-20 14:42:48 更新

前書き

初めて書いてみたSSなのでなにか「ここおかしい」と思ったらコメントで指摘して下さい


第一章『遭難』


1944年10月26日太平洋洋上猛烈な嵐の中一隻の巡洋艦が航行していた


その巡洋艦の名は「最上」先日のレイテ沖海戦で損傷を受け日本本土を目指し航行している


『艦橋』


??「荒野通信手、時雨・曙との通信はどうなっているッ」


荒野「山岸艦長…駄目です、両艦とも通信が途絶しています。」


山岸「クソっ」ドンッ


山岸「熱海航海長、現在位置は分かるか?」


熱海「羅針盤が狂っていて分かりません…」


山岸「通信は駄目、羅針盤も駄目…この嵐が止むのを待つしかないということか…」


山岸「うゎあ」ドカアアアン グラッ


突如として最上の左舷中央部に大きな水柱が立った


山岸「なんだ?潜水艦からの攻擊か⁉」


山岸「各所被害を報告せよ」


『一〜三番砲塔被害なし』


『一〜六番缶異常なし』


『一・二番内火機械異常なし』


『一〜四番タービン異常なし』


『一〜四番高角砲異常なし』


『水上機・航空艤装異常なし』


『浸水の発生は見られず』


山岸「良かった、不発か…」ホッ


熱海「か…艦長左舷側を見てください!」


山岸「なっ…何が起こっているんだ⁉」


山岸の目線の先には最上の舷側に張り付き青白く輝く謎の球体があった


山岸「なんだあれは⁉連合軍の新兵器か?」


熱海「分かr…」


熱海航海長が何か言いかけた途端球体から発せられる光が急速に強くなり艦全体を包みこんだ



























山岸「う…ううん…」パチ


??「お目覚めになりましたか山岸艦長」


山岸「紀本軍医か…」


紀本「体調等に異変はないですか?」


山岸「ああ、問題ない」


紀本「そういえばさっき宗光副長が艦長が起きたら艦橋にすぐ来て下さいと言っていましたよ」


山岸「そうか、分かったありがとう」ムクッ


紀本「異変がありましたらすぐに来て下さいいいですか?」


山岸「分かった」スタスタ











『艦橋』

??「艦長!もうお目覚めになったのですか」


山岸「そうだ、宗光副長」


宗光「おそらくもう感づかれていると思いますが」


山岸「ああ、あの嵐を抜けることができたんだな」


宗光「いえ正確には い つ の 間 に か 抜けていたんです」


山岸「……は?」


山岸「詳しく説明してくれ」


宗光「分かりました」


〜回想〜


宗光「……ここは…艦橋か」ムクッ


宗光「なっ⁉」倒れている艦長や乗組員たちを見つける


宗光「艦長!大丈夫ですか⁉」ユサユサ


宗光「早く医務室へ運ばなければ…」チラッ 外を見る


宗光「…ぁ…」嵐を抜けていることに気がつく


〜回想終わり〜


宗光「ということです」


山岸「倒れている間に嵐を抜けたのか…」


宗光「艦長が起きるまでの間に起きている乗組員に聞いてみたのですがどうやら自分が一番に起きたようです」


山岸「なるほど、分かった」


山岸「まず今から俺たちがしなければならないことは『索敵』だ」


山岸「何より今は情報が欲しい」


山岸「対空・対水上電探の使用を許可する」


電探員「「「了解」」」


山岸「前進微速のち零式水上偵察機を4機発艦させよ」


??『艦長!大変です!』


山岸「どうした?朝桐機関長」


朝桐『燃料が…燃料が…』


山岸「燃料がどうした」


朝桐『燃料があと約17海里分しか残ってないんです!!』


艦橋要員「「「「「「「⁉⁉」」」」」」」


山岸・熱海「それは本当」(か⁉)(ですか⁉)


朝桐『はい…恐らくナニカが燃料タンクに破口を開けたのだと思われます』


朝桐『残っている燃料は巡航14ノットで約17海里分です』


山岸「チッ…」


電探員『報告!』


艦橋要員「「「「「「「!」」」」」」」


電探員『前 方 二 時 方 向 「16.5海里」 先 に島のような反応がありました』


山岸「(!!)」


山岸【一〜三番機搭乗員に次ぐ発艦準備をせよ繰り返す発艦準備をせよ詳細は搭乗してから伝える】 




〜数時間後・作戦室〜


山岸「全員揃ったな?」


山岸「それでは作戦会議を始める」


山岸「まずはこれを見てくれ、宗光!」


宗光「はっ」サッ




このSSへの評価

このSSへの応援

このSSへのコメント


このSSへのオススメ


オススメ度を★で指定してください