2014-09-27 18:59:53 更新

概要

苗木以外が戦国武将になったダンガンロンパ
※武将すぎるため登場キャラクタからロンパキャラを外していますが一応全員出ています。


前書き

ダンガンロンパと戦国無双を組み合わせたくてやった。
誰も死んでない。

ダンガンロンパ的にも戦国無双的にもキャラ崩壊あり。


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〜モノクマの部屋〜


モノクマ「うぷぷ、誰もコロシアイしなくて暇だから、苗木クン以外を武将にするスイッチ作ったよ」ポチッ



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〜食堂〜


苗木(今朝、モノクマアナウンスがなかった)


苗木(それはいいんだけど、食堂に行ったら知らない人たちがいた件について)


セレス(ガラシャ)「ロイヤルミルクティーが飲みたいのじゃ!」


山田(孫市)「しゃあねえな。淹れてやるよ」


苗木(これってセレスさんと山田クンだよな……?)


霧切(元就)「やあ、苗木くん。おはよう。今日もいい天気……って窓は空いてないけどね」


苗木「もしかして、霧切さん?」


霧切(元就)「どうかしたのかい? なんだか顔色が悪いみたいだけど」


苗木(霧切さんが初老になってる……)


霧切(元就)「私たちがこうなったのはモノクマのせいみたいだね。何故苗木くんだけ無事なのかは分からないけど」


苗木「もしかして他の人も変わってるの?」


霧切(元就)「そうだね。私も今朝この姿になってから、全員分調べたから。本人の特性に合っている人もいれば、全く関係ない人もいるみたいだよ。セレスさんがそのいい例だね」


苗木「確かに、ゴスロリっぽい格好だけど、いつもの高飛車な感じがないよね」


苗木(僕は霧切さんと他の人を見に行くことにした)



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〜寄宿舎〜


江ノ島(くのいち)「あれ? 苗木くんおでかけですかい? 最近いつも霧切さんと一緒っすね〜! もしかして、もうそういう仲とか?」ニャハ


苗木「えっと、江ノ島さん、だよね」


江ノ島(くのいち)「何トボけたこと言ってるですかい?」


霧切(元就)「私以外の人たちは、自分の姿が変わったとは思ってないみたいだよ(小声)」


苗木「なるほど(小声)」


江ノ島(くのいち)「???」



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〜体育館〜


大神(甲斐姫)「今日も鍛錬するわよ!」


朝日奈(早川殿)「ええ、さくらちゃん! 一緒に頑張りましょう!」


苗木「誰!? ねえ霧切さんあれ誰!?」


霧切(元就)「大神さんと朝日奈さん」


苗木「嘘や……嘘やろ……」


苗木(大神さんはいいとして、朝日奈さんのチャームポイントの巨乳消してどうすんだよォオオオ! 絶望した!!!)



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〜校内〜


十神(政宗)「ええい、本当に出口はないのか!」ウロウロ


霧切(元就)「彼は十神くんだね。何だかんだ、彼が一番一生懸命探索しているようだよ」


苗木(漂うかませ臭)


腐川(小十郎)「白夜様、あまりご無理はなさらぬよう……」


十神(政宗)「ええい、俺に指示するでない!」


腐川(小十郎)「白夜様! お待ちください!」


苗木「あれは腐川さんなんだよね。なんかオドオドしてない腐川さんて不思議だよ」


霧切(元就)「性別も変わってるしね」


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〜購買部〜


葉隠(五右衛門)「お宝出ねえかな〜ッ!」ダベッ


苗木「あ、もういいや」


霧切(元就)「興味ないんだね」


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〜ランドリー〜


不二咲(忠勝)「……」


苗木「あ、あれ……」


霧切(元就)「あれは不二咲くんだよ」


苗木「ファッ!?」


霧切(元就)「彼が一番不思議だよね」


不二咲(忠勝)「……何奴」ギロ


霧切(元就)「ああ、ごめんよ。今苗木くんといろんな人と話をして回っているところなんだ」


不二咲(忠勝)「この不二咲千尋平八郎に何の話があるのか、申してみよ」


霧切(元就)「苗木くん、何か聞きたいことはあるかい?」


苗木「」


霧切(元就)「うーん、混乱しているみたいだから、また後にするよ」


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〜食堂〜


苗木「」


舞園(お市)「苗木くんはどうかなさったのですか?」


霧切(元就)「いや、ちょっと混乱しているみたいなんだ。この事態に」


舞園(お市)「そうですね。コロシアイ、なんて恐ろしいことに巻き込まれてしまいましたもの……」


霧切(元就)(そこじゃないけどね)


苗木(舞園さん見てたらなんか落ち着いたわ)


苗木(ボクがまだ会っていないのは大和田クン、桑田クン、石丸クンか。なんか見るの怖いなあ)


霧切(元就)「まだ会ってない人たちは、それぞれの部屋にいるみたいだね」


苗木(ここまで来たら会うしかない。どんな絶望にも負けない! 希望は前に進むんだ!)


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〜石丸の部屋〜


石丸(稲姫)「清に何か御用ですか?」


苗木(石丸クンが美少女って需要ないだろjk)


石丸(稲姫)「それにしても、最近は朝食会の集まりもあまり良くないですね。清が何か対策を考えておきます! 苗木さんも楽しみにしていてくださいね!」ニコッ


苗木(あれっ、いつもと同じようなこと言っているのにかわいい)キュン


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〜大和田の部屋〜


大和田(正則)「おう苗木! どうしたんだよ!」


苗木「大和田クンだッ!」


霧切(元就)「確かに髪型も中身もそっくりね」


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〜桑田の部屋〜


桑田(義元)「苗木殿! 蹴鞠をする、の!」


苗木「」


霧切(元就)「言いたいことはわかるけど、落ち着いて」


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〜食堂〜


苗木(えーと、これまでのことを整理してみよう)


霧切→毛利元就

セレス→ガラシャ

山田→雑賀孫市

江ノ島→くのいち

朝日奈→早川殿

大神→甲斐姫

十神→伊達政宗

腐川→片倉小十郎

葉隠→石川五右衛門

不二咲→本多忠勝

舞園→お市

石丸→稲姫

大和田→福島正則

桑田→今川義元


苗木(こんな感じかな)


モノクマ(信長)「そのようなことをまとめても、無価値、よ」ヌッ


苗木「えっ、ちょっと待って。モノクマもなんか変わってない?」


霧切(元就)「……」


モノクマ(信長)「信長を越えてみせよ」スッ


苗木「あ、またいなくなった! 信長って何のことだよ。意味わからないな」


霧切(元就)「苗木くん。ちょっといいかな? ちょっと気になることがあるんだ」


苗木「気になること?」


霧切(元就)「ここじゃ何だから、私の部屋に来てくれないか」


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〜霧切の部屋〜


苗木「それで、気づいたことって?」


霧切(元就)「そもそも、苗木くんは気づいているかもしれないけど、今回の変化にはある特徴があるんだ。わかるかい?」


苗木「えっ? うーん。みんな不規則に姿が変わっちゃったよね」


霧切(元就)「そうだね。じゃあ、見方を変えてみようか。私と他の皆との違いはわかるかい?」


苗木(霧切さんと、不二咲クンの違い……?)


霧切(元就)「それは、私が霧切響子としての記憶を受け継ぎ、自分が変化していることに気づいている点だよ」


苗木「あっ!」


霧切(元就)「それだけじゃないんだ。この変化には【個人差】があるんだよ」


Re:アクション


苗木「個人差?」


霧切(元就)「よく会話を思い出してみようか。特にモノクマと他の人を比べてみるとわかるかもしれないよ」


苗木(モノクマと他のみんなの違い……?)


霧切(元就)「少し難しいかな? じゃあ、ヒントをあげよう。朝日奈さんは大神さんのことを、石丸くんや不二咲くんは自分のことを、何て呼んでいたかな?」


苗木「あっ、みんな自分の名前や相手の名前は変わってないんだ!」


霧切(元就)「その通り。でもモノクマは自分を『信長』と名乗っていた。これが私が気づいたことさ」


苗木「でも、それがどうしたの?」


霧切(元就)「信長公に変わってしまったことは黒幕にとってかなり想定外だったはずだよ。ここに黒幕に付け入る隙が生まれるかもしれない」


苗木「そうか、今までと違うものクマなら、逆に隙が生まれるかも……!」


霧切(元就)「今朝のモノクマアナウンスや、こんな状態になったことに対する召集がないことを考えると、モノクマとしての働きも鈍っているようだしね」


苗木「なら今がチャンスかもしれない」


霧切(元就)「まあ、これはこれで問題があるけど」


苗木「問題?」


霧切(元就)「食料の搬入はモノクマがやっていたわけだから、そういう行為すら辞めてしまう可能性が高いね。まあ、無目的に兵糧攻めなんてしないとは思うけど」


苗木「そ、それは困るね」


霧切(元就)「あと一つ気になっているのは、モノクマが君に対してだけメッセージを残したことだよ」


苗木「ああ、『信長を越えてみせよ』ってやつ?」


霧切(元就)「私には、あれは宣戦布告に聞こえたけどね。用心に越したことはないから、苗木くん気をつけて」


苗木「まさか、あんな言葉が……」


苗木(まさか、ね)


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〜信長の部屋〜


モノクマ(信長)「クハハハハハハハ、苗木よ! この檻の中で信長を越えてみせよ!」


江ノ島(くのいち)「なんか盾子ちゃん、ちょっと性格おかしくない?」


モノクマ(信長)「なんだそれは? 余は信長。そのような名前は知らぬ」


江ノ島(くのいち)(なんか危ない薬でも飲んでるんですかね……)


江ノ島(くのいち)「それで、コロシアイ生活のことなんですけど〜」


モノクマ(信長)「コロシアイ? そのようなもの、無価値よ」ポチッ


江ノ島(くのいち)「ちょ、ちょっと盾子ちゃん! なんでシャッター全部開けてるの!?」


モノクマ(信長)「クハハハハハハハ!」


江ノ島(くのいち)「え、え〜?」


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〜食堂〜


石丸(稲姫)「何故かはわかりませんが、全てのシャッターが開いたようです! 出口を探しましょう!」


セレス(ガラシャ)「一二三! 行くのじゃ!」ワクワク


山田(孫市)「やれやれ、何をそんなに張り切ってるんだか……」


十神(政宗)「ええい、腐川! 遅れを取るな!」ダッ


腐川(小十郎)「かしこまりました、政宗さヘクチンッ!」


ジェノ「呼ばれてないけどジャジャジャジャーン! ってあれ? あれれ? なんでアタシが男?」


十神(政宗)「チッ、役立たずがッ……」


霧切(元就)「どうやら、ジェノサイダーは武将化しないみたいだね」


苗木「何でだろ、怖いのにホッとしているよ」


苗木(ボクは霧切さんと探索することにした)


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〜情報処理室前〜


霧切(元就)「鍵は、かかっているみたいだね」


電子生徒手帳<ティロリン


苗木「ん? あれ、校則が追加されてるよ」


霧切(元就)「なるほど、鍵のかかっている部屋は壊しちゃいけないんだね。いよいよこの部屋が怪しくなってきたよ」


苗木「どうにかできないかな」


霧切(元就)「ところで苗木くん。私はこんな鍵を持っているんだけど」


苗木「モノクマのキー? なんでそんなもの持ってるの?」


霧切(元就)「いやちょっと伝手があって」


〜回想〜


霧切(元就)「ちょっと仕事を頼みたいんだけど」


葉隠(五右衛門)「何の仕事だよ」ダベッ


霧切(元就)「ちょっとしたお宝を探して欲しいんだ。鍵の形をしているものなんだけど」


葉隠(五右衛門)「お宝ァ!? そいつは聞き捨てならねぇ! 探してやるぜ!」ダベッ


〜回想終〜


苗木「まさかの葉隠クンだったよ!?」


霧切(元就)「おそらくマスターキーのようなものがあると思ってね。まあ、彼の三割の成功率に賭けてみたんだ。かなりハズレの鍵が多かったけど、これは当たりだったね!」


苗木「葉隠クンが当てるなんて……」


霧切(元就)「もしかしたら依頼したときに苗木くんのパンツを履いていたからかもね」


苗木「何でだよ!? なんで霧切さんがボクのパンツを履くんだよ!?」


霧切(元就)「私たちの友好の証として拝借したんだ」


苗木「一言言ってよ! 言っても駄目だけど!」


霧切(元就)「そんな、女子に恥ずかしいこと言わせないでくれないか」


苗木((見た目はおっさん、中身女子か!!!)


霧切(元就)「とりあえず入ってみようか」


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〜情報処理室〜


苗木「なんだ、このモニター!? 監視カメラの映像が写ってる!?」


霧切(元就)「なるほど。ここで監視していたんだね」


苗木「あれ? このテレビ、監視カメラの映像が流れてるぞ!?」


霧切(元就)「もしかしたらどこかへ向かって、このコロシアイ学園生活が放送されていたんじゃないかな」


江ノ島(信長)「クハハハハハハハ! よく来たな、苗木よ!」

※戦刃じゃない方です。


苗木「あれはモノクマの人かな」


戦刃(くのいち)「さすがは苗木くんですぜい……! あっしの完璧な変装を見破るなんて!」


苗木「変装!? 美少女がおっさんを変装!?」


霧切(元就)「苗木くん、彼女たちは変身前の思考でいるから、この江ノ島さんは私たちと接していた江ノ島さん。あっちの高笑いしている信長公が黒幕の江ノ島さんということだよ」


苗木「霧切さん落ち着きすぎィ」


戦刃(くのいち)「あっしの名は戦刃むくろ、超高校級の軍人っす!」ニャハ


江ノ島(信長)「超高校級なぞ無価値よ」


苗木「こっちの江ノ島さんが何を言いたいのかわからないよ!」


戦刃(くのいち)「実はこの前からなんかおかしいんすよ、盾子ちゃん」


霧切(元就)「それより江ノ島さんは玄関を開くスイッチのようなものを持っているはずだよ。それを奪い返そう。だけど軍人と信長公じゃこっちに分が悪いから仲間を呼ぼう」ボエー


苗木「ここでまさかのほら貝だよ!?」


霧切(元就)「はぁはぁ……。普段使ったことがないから疲れるね」


苗木「なんで出したの」


苗木(とにかく他のみんなが集まってきた)


ガヤガヤガヤガヤ

ワーワー


桑田(義元)「蹴鞠をする場所がない、の!」


苗木(人口密度やべえ!!)セマイ


江ノ島(信長)「信長に抗うための場を用意しよう。1階のエレベーター前に集まるがよい」バサッ


大神(甲斐姫)「あっ! 逃げた! くっそ〜!」


十神(政宗)「仕方あるまい。エレベーター前に行くぞ! こじゅ……」


ジェノ「小十郎って誰だよ! ゲラゲラゲラゲラ!」


十神(政宗)「ふん」


ジェノ「待って〜! 多分白夜様〜!」


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〜裁判場〜


苗木(エレベーターを降りてやってきたのはド派手な裁判場だった)


モノクマ「……」


江ノ島(信長)「クハハハハハハハ!」


苗木(何故かモノクマを抱いた江ノ島さんが自分の席に座っている)


セレス(ガラシャ)「これは、どういうことじゃのう?」


石丸(稲姫)「自分の名前の席に座れということではありませんか?」


山田(孫市)「しゃあねえな。座るか」


桑田(義元)「円陣になって皆で蹴鞠る、の?」


大和田(正則)「ちげーよバーカ!」


苗木(うひゃあカオス)


苗木(みんなで江ノ島さんの不可解な言葉を解読しつつ、戦刃さんの通訳で会話をした)


苗木(よくわからないけど、絶望を打ち砕けばいいらしい)


霧切(元就)「絶望を打ち砕けば、とは随分抽象的だね」


戦刃(くのいち)「とりあえず、この学園の謎を解けば絶望の意味はわかると思うっす。でもこれ以上は言えないんでよろしく!」


セレス(ガラシャ)「そもそも窓が内側から打ち付けられていたのが不思議なのじゃ」


十神(政宗)「確かに。あれではまるで、自分で閉じ込めるように仕向けたようじゃ」


大神(甲斐姫)「もしそれが本当だとしたらさ、もしかして外の世界が絶望、ってこと?」


苗木(やべえ武将有能)


舞園(お市)「そんなはずありません! だって私たちが入学してからの数日で絶望的な世界になるなんて!」


霧切(元就)「それはどうかな」


桑田(義元)「まろは蹴鞠、の!」


大和田(正則)「おめー、この状況わかってんのか? まあ俺も話についていけてねーけどよ」


不二咲(忠勝)「今は霧切殿の話を聞くべきだ」


霧切(元就)「そもそも私たちはどうやってこの学園の、このコロシアイ生活に巻き込まれたのかを思い出してみようか」


朝日奈(早川殿)「それって、玄関に入ったら気を失ってしまったことですか?」


霧切(元就)「そうだね。私はみんなが同じような状況でこの事態に巻き込まれたことと、あと今のこの事態、そしてカメラ放映されるほどの技術と力を持つ黒幕に対してある推論を立てたんだ」


十神(政宗)「話が冗長すぎる。はっきり申せ!」


霧切(元就)「私たちは、記憶を奪われ、そして武将の姿に変えられてここに閉じ込められているんだよ」


苗木「……は?」


苗木(他のみんなもポカーンとした顔をしている)


苗木(記憶が奪われたなんてそんなこと信じられるわけない!)


大和田(正則)「武将ってどういうことだコラ! 俺は生まれた時からこの姿だっつーの!」


苗木(そこかよ! でも似すぎてて強く否定できない!)


舞園(お市)「根拠はあるんですか?」


霧切(元就)「根拠はない。けれど、真実に辿り着く方法ならわかるよ」


苗木「その方法って?」


霧切(元就)「戦刃さんに聞けばいいじゃないか」


不二咲(忠勝)「承知!」ガシッ


戦刃(くのいち)「ふ、不意打ち!? そんなこと答えないですよー!」


苗木(霧切さんは不二咲クンに捕まっている戦刃さんに何かを耳打ちした。みるみるうちに戦刃さんの顔色が悪くなっていく)


戦刃(くのいち)「霧切さんの推測どおり、私たち『超高校級の絶望』があんたらの記憶を奪って閉じ込めました」ウツロ


江ノ島(信長)「戦刃、無価値よ」


苗木「霧切さん、何を言ったの?」


霧切(元就)「苗木くん、世の中には知らない方がいいことってあるんだよ。例えばいちごミルクの着色料とかね」


十神(政宗)「何故そんなことをしたんだ!?」


霧切(元就)「それについては、外の世界を知ってからの方がいいと思うんだ。というわけで、ジェノサイダーさん。教えてくれないか」


ジェノ「え? 外の世界? なんでみんな覚えてないの? ゲラゲラゲラゲラ!」


苗木(ジェノサイダーから聞いた話によると、『人類史上最低最悪の絶望的事件』のせいで世界は世紀末のようになっているらしい)


舞園(お市)「そんな!? じゃあグループのみんなは……!?」


十神(政宗)「十神財閥がなくなっているだと!? そんなバカな!!」


大神(甲斐姫)「うちの道場もないなんて! 嘘でしょ!? ありえない!」


葉隠(五右衛門)「そんな〜! ありえねえよ!」ダベッ


桑田(義元)「それより蹴鞠、の!」


苗木(みんなの心に絶望が広がっていく)


江ノ島(信長)「クハハハハハハハ! 絶望せよ!」


霧切(元就)「苗木くん。君の言葉ならみんなの絶望を打ち砕けるかもしれないよ」


苗木「よし、じゃあやってみるよ」コトダマセット


舞園(お市)「私のアイドルとしての夢は……、みんなは……」


苗木「舞園さん、【枕】を捨てちゃダメだ!」


霧切(元就)「苗木くん、そのコトダマじゃないよ」


苗木(しまった、みんなの印象が悪くなったみたいだ)


苗木「も、もう一度!」コトダマセット


舞園(お市)「枕なんてしていないのに……!」


苗木「舞園さん、【希望】を捨てちゃダメだ!」ロンパ!


舞園(お市)「そうですよね、ここから出ればまた何とかなります!」


十神(政宗)「十神財閥が……なくなっただと!」


苗木「十神クン、【希望】(ry」ロンパ!


十神(政宗)「ふん、十神財閥がなくとも、ワシがいれば問題ないわ! 龍が如く天下を上り詰めるだけじゃ!」


桑田(義元)「蹴鞠、できぬ、の?」


苗木「桑田くん(ry」ロンパ!


桑田(義元)「広い外なら、蹴鞠もできる、の!」


(略)


苗木「じゅ、十五人全員に、コトダマ撃つとか、マジで……死ぬから……」


霧切(元就)「なんだかんだ私にも撃ってくれて嬉しかったよ」


江ノ島(信長)「なぜ余にも撃った」


苗木(なんだかんだでボクたちは江ノ島さんから玄関ホールを開けるスイッチを貰った)


苗木(みんなは武将のまま、外の世界に出て行った)


苗木(霧切さんは戻りたそうだったけど、戻すスイッチは見つからなかったんだ)


苗木(未来機関とかいう人たちとすれ違ったけど、武将過ぎてスルーされた)


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〜数日後〜


霧切(元就)「苗木くん、話があるんだ」


苗木「何? 霧切さん」


霧切(元就)「私は君のことが好きなんだ」


苗木「よし学校戻って元に戻るスイッチ探そう」



終里


後書き

元就公が苗木クンのパンツを漁って履いてるとか絶望的。
本当は竹中半兵衛が出したかったけど、ロンパキャラに引っ掛けられなくて無念。

そのうちロンパはロンパ、無双は無双で書きたい。


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2014-11-01 16:00:09

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