2015-09-07 16:33:50 更新

スクルド「ねぇヴェル姉ー、退屈だよー!どこかお出かけに行こうよ〜」

ヴェルダンディ「ごめんなさいね、私これからパーティとダンジョンに行くの」

スクルド「オシリスさんもいるもんね〜」ニヤニヤ

ヴェル「う、うるさいわよ」カァ〜

スクルド「あーあ、私はお留守番かぁ…」

ヴェル「悪いわね」



スクルド「…やっぱ暇だな、外に出よっと!」

スクルド「そういえば今日は近くのスーパーでなんかのイベントやってるんだっけ!行ってみよーと。」



スクルド「へぇーまあまあ人がいるんだなぁ」

イシス「こんにちは、スクルドちゃん」

スクルド「あっ、イシスおば…お姉さん!こんにちは!」

イシス「…今何て言おうとしたのかしら

?」ゴゴゴ

スクルド「ご、ごめんなしゃーい」グスン

イシス「まあ、いいわ。それよりオーディンお兄様を見てない?」

スクルド「いえ?私も今ここに来たばっかなんです」

イシス「そう…どこに行ったのかしら」

青オーディン「おーい、イシスー探したぞー」

イシス「あ、お兄様どこに行ってたの?早くしないとイベントに出られないわよ、まったく」

スクルド「イベント?何をやってるんですか?」

イシス「あら、知らないのかしら?二人一組で出場して優勝すると超豪華な賞品が貰えるらしいのよ。」

スクルド「どんなことをするんですか?」

イシス「さあ?ただペア参加としか書いてなかったから詳しいことは私にも…」

スクルド「そうですか…?」



孫権「…今日の夜ご飯どうしようかな…」

スクルド「あっ!孫権君!」

孫権「スクルドさん、こんにちは」

スクルド「あっこんにちは…ってそんなことより一緒にイベント参加しようよ!」

孫権「イベント?申し訳ないけど僕はこれから買い物に…」

スクルド「ありがと!じゃあ受付に行こ!」グィッ

孫権「えっ」ズルズル


受付「では、番号は158番です」

スクルド「頑張ろうね!孫権君」

孫権(まあ、いいか)「けど一体なにをやるんだろうね?」

スクルド「さあ?詳しいことは開始と同時に発表みたい」


ヴェルダンディ「スクルド!?どうしてあなたがここに?」

スクルド「あっ、ヴェル姉…で、隣にいるのが確か」

オシリス「君がヴェルの妹のスクルドさんか、初めまして僕はオシリス、ヴェルダンディさんとお付き合いさせて貰っているよ」

スクルド「あっ、ども」

オシリス「もしかして君もイベントに?」

スクルド「うん、今はトイレでいないけど孫権君と出るんだよー」

オシリス「へぇ、あの雄飛の将軍が…」

スクルド「?」

オシリス「いや、何でもない、それじゃ行こうかヴェル」

ヴェル「えぇ」

オシリス「それではまたね、スクルドさん」


スクルド「あれがオシリスさんかぁー、とても紳士な人だなぁ」

孫権「スクルドさんお待たせ…どうしたの?」

スクルド「うん、さっきヴェル姉とオシリスさんに会ってね」

孫権「そっか」


司会「お待たせしました、それではパズドラ店10周年イベントを開始いたします!それでは競技の発表を致します、とあるダンジョンに組んでもらったペアで潜入してもらい、最速でクリアしたペアの優勝です!ちなみに賞品は〜たまどら10個です!」

スクルド「たまどら10個だって!すごーい!」

孫権「10個か、劉備にも上げたいな…」

スクルド「劉備?」

孫権「ああっ、僕の一番の親友だよ」

スクルド「へぇー」

孫権「やっぱりダンジョン系の内容だったね、にしても強豪がいくつも揃ってるな…」

スクルド「えっ?どの人たち?」

孫権「まずあそこにいるドラゴン兄弟インドラとヴリドラ、そして悪魔族のベルゼブブと龍召喚士ソニア」

スクルド「えっ、うちの学園の有名人たちもいるんだね」

孫権「まあ、君ら時女神もかなりの有名人だけどね」

スクルド「エヘヘ、なんか照れるね…」



司会「それでは…スタート!」

司会「1Fの敵は…ドラゴンシードたちだ〜!」

「なんだよ、ドラゴンシードかよ」

「楽勝じゃねえかw」



30000ダメージ!!!!!


「「「「えっ!?」」」」


孫権「これは…木曜ダンジョンでもみるやばい方のやつみたいだな…」

スクルド「孫権君!どうしよう、水ドロップがないよ!」

孫権「まあ、落ち着いて…虚心坦懐の隻眼!」


スクルド「…えっ?」

孫権「これで時間は稼げるはずだよ。」

スクルド(凄い…これが孫権君の能力)

孫権「さあ、今のうちに君のスキルを」

スクルド「…えっ?う、うん!時空調律陣!」



孫権「頑張ったね、スクルドさん」

スクルド「エヘヘ、ありがと」

孫権「けど大分トップとは差がついちゃったね、急がないと」

スクルド「うん!」



スクルド「食らえ!水の2wayアタッーク!」

孫権「よし、いよいよ10Fだ、まだクリアはいないみたいだし、行くよ!」



インドラ「グアァ!!」

ヴリドラ「あ、兄者!己ェ!!」


スクルド「あのインドラさんが…!?」


???「我に挑むというのか…愚かな」


ヴリドラ「グハァ!」ドサァ


孫権「あれは、ソニア…グラン!?」

スクルド「知ってるの?孫権君」

孫権「知ってるも何も…君はソニア三姉妹は知ってるよね。」

スクルド「う、うん。学園でも指折りの優秀姉妹達でしょ」

孫権「その姉妹達の母親が、今いるソニアグランなんだ!」


グラン「…んっ?お前は確か、雄飛の孫権?」

孫権「僕を知ってましたか?」

グラン「ああ、青ソニアからよく話を聞くからな」

孫権「それは光栄です、では失礼ながら…僕たちと手合わせ願えますか?」

グラン「ふふっ、いいじゃろう」



グラン「やるのぉ、ならこれならどうじゃ、ヘルポイズンブレス!」

スクルド「毒なんて作っても無駄だよ!時空調律陣!」

孫権「よし、決めるぞ!」



グラン「ハァハァ、参ったわい、わしの完敗じゃ」

スクルド「やったよ!勝ったよ!」

グラン「主らいいコンビじゃのう、とても息があっておった!まるで夫婦のようじゃ」

スクルド「ふ、夫婦…」カァ〜

孫権「よく言いますよ、本気ではなかったんでしょう、グラン様?」

グラン「ふふっさあてどうじゃろうなぁ?」




司会「優勝は…スクルド&孫権チームです!賞品としてたまどら10個進呈致します!」

ヴェルダンディ「おめでとう、スクルド」

スクルド「あっ、ヴェル姉だ!そういえばヴェル姉たちどこにいたの?」

ヴェル「彼に急用ができてしまってね、不参加だったのよ」

スクルド「えー、ヴェル姉かわいそう…」

ヴェル「仕方ないわよ、彼も多忙な身だから、最近バステトパーティから彼に依頼がよく来るらしいのよ」

スクルド「バステトパーティって…木パーティの中でも最高峰のとこじゃん、凄〜い!」

ヴェル「まぁ、彼は私達のパーティの一員なんだけどね」

スクルド「けど、もしかしたらその内くら替えしちゃうかも…」

ヴェル「コラ!彼に限ってそんな訳ないでしょ!」

孫権「じゃあスクルドさん、僕はお先に失礼するよ。それじゃあ!」

スクルド「う、うん…じゃあねー!」

ヴェル「へぇー」ニヤニヤ

スクルド「な、何よ…ヴェル姉」

ヴェル「あなた、もしかして彼のこと…」

スクルド「!!…な、何を言っているのよ!ヴェル姉、そんな訳ないでしょ!」


ピンポーン

孫権「おーい、劉備いるかーい?」

劉備「ファァ、…孫権、どうしたんだ?」

孫権「今起きた顔をしてるな…お前、もう午後2時だぞ?」

劉備「特に用事もないからなぁ」

孫権「そういえば、お前にお土産があるんだが…」

劉備「…?どっか旅行にでも行ったのか?」

孫権「少し違うがな、見ろ!このたまどらを」ドーン





イシス「まったくお兄様ったら何であんなところでスキルを使うのかしら?」

青オーディン「面目ねぇ」

イシス「まあ、いいですわ、また今度宝玉をプレゼントして下さいな♪」

青オーディン「えっ…」





メイメイ「……では、オシリスさん、あなたはこのバステトパーティに入団ということでよろしいですね?」

オシリス「…はい!」

パールヴァティ「やったー、オシリス君、これでいつでも会えるんだねー」

バステト「けど、オシリス君、今確か君は他のパーティに入ってるらしいけど…

兼任は大変だよ、それでも大丈夫?」


オシリス「ご心配なく、今いるパーティは…退団します」




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