2015-11-28 18:18:33 更新

概要

京都観光編です。一応寝台列車、京都観光を予定してます。3日ほどで終わらせるつもりですが亀になるかもしれません。寝室列車編書き終わったら京都観光を書きます。新スレになると思うので出来上がり次第並行して進めていきますので


あるネタをモロパクリなんでわかる人にはわかりますがお許しください


穂乃果「みんなで京都なんて初めてだね!」


ことり「そうですね。京都まで寝台列車だとは思わなかったけど」


海未「私が取りましたからね!」フンス


真姫「そもそもなんで寝台列車なのよ?新幹線でもいいでしよ?」


海未「まあいいじゃないですか?親睦を深めると思って」


穂乃果「海未ちゃん下心が....」


海未「なにか言いました?」


穂乃果「なんでもないです....」


海未「ことり!寝台列車なのでそっちに行ってもいいですか?」


ことり「来たらおやつにするけど」


海未「我慢します..ぐぬぬ」


絵里「そうよ!海未!私のところになら来てもいいわよ?」


海未「な、なぜですか!?」


絵里「言っちゃった///どうしよう///」


海未「私を密室に誘って....まだ死にたくなんかありません!」


絵里「なんでそうなるのかしら!!」

絵里がなぜか怒ってました....怖いです。なんで怒ってるのかわかりません

と、急に凛が会話に入ろうとする


凛「海未ちゃん凛のところに来る?」


海未「キャーーーーー」


凛「どうして悲鳴!?」


海未「おかえりくださいおかえりください」


凛「どうして怖いもの見たような対処なの!?戻るよ...」

凛が大人しく自分のところに戻っていく


ことり「海未ちゃんことりの気持ちがわかったかな?」

ものすごくわかりました。確かに怖いですね


希「あんまりはしゃいだらワシワシMAXやで?」


海未「希もう寝るつもりですか?」


希「寝ちゃダメなん?」


海未「せっかくなんですから話しましょうよ」


希「面白い話ならリリホワでもできるやん?」


海未「好きな...」


希「好きな人!?うちにこっちのことがって言えな...」


海未「好きな食べ物の話でも!」


希「話題性が適当やな...本当に身にない会話だよ海未ちゃん」


海未「では相対性理論について語りましょう」


希「有意義になったけど違うよね!?頼むから寝かせて欲しいな?」


海未「じゃあ希のレベルに合わせてわしわしで」


希「海未ちゃんの先輩だよ!?海未ちゃんのせいで目が覚めたわ...」

計画通り!これでみんな起きただろう。そしてしゃべる機会が増えればことりを口説けます


凛「凛は海未ちゃんと夜中まで話せて嬉しいにゃ!」


海未「寝てもいいですか?」


凛「エーッ!?」∑ガーン


ことり「海未ちゃんみんなのこと起こしといて寝るのはないよ」


穂乃果「そうだよもっと話そうよ」


海未「今日はなんでいつもより積極的なのですか...」


凛「海未ちゃん...」


海未「仕方ないですね。今日だけですよ?」


凛「やったにゃ!海未ちゃんは優しいにゃ!」


海未「凛の好感度だけはぐんぐん上がりますねぇ!」


穂乃果「じゃあ凛ちゃんなにかお話してよ」


凛「じゃあ凛が小学校の時に男の子にからかわれた話を...」


『テンション下がるよ!!』

みんなからのツッコミだった


凛「長く話せる話なんてないよ...あ、もう一つあった。」


ことり「なにかな?」


凛「かよちんのことなら全部話せるよ!」


『テンション下がるよ!!』

またもやみんなからのツッコミだった。花陽だけが反論をする


花陽「それはおかしくないかなぁ?」


『zzz』


花陽「みんなチームワーク抜群だね!!」


絵里「しょうがないわねここは私が一つ感動する話を聞かせるわ!」ドヤチカ


穂乃果「おお!絵里ちゃんお願いします」


絵里「私はロシアで生まれたことは知ってるよねソレはそれは過酷な生活だったわ……

生まれてある程度年が経って私はバレリーナを目指したわ…それも激しい練習を耐えてようやく掴めそうだった矢先にあの事件が起きたの...」


穂乃果「事件って?」


絵里「希の死よ……」


希「ちょっと待たなあかんよ?」

絵里は希の抗議を無視して続ける


絵里「希は焼肉を喉につまらせて死んでしまうの」

海未「あれはつらい事件でしたね...」

私は神妙な声で絵里に返す

希「なんで海未ちゃんも乗るの!?」


にこ「まだ18なのよ...つらすぎるわよ」


希「ええっ!?」

にこにまで裏切られて悲しくなった希はすっかり黙ってしまった

絵里「そんな悲劇にも耐えて私は生きたわ」


海未「生きたのですね...」


絵里「KGBに入り世界を守る活動をしたわ」


真姫「なんで入ってるのよ!?」


絵里「そして詐欺にあって変なクスリを飲ませれて体の機能が麻痺したわ」


花陽「何があったの!?」


絵里「空は荒れ海は叫び大地は乾いたわ」


穂乃果「謎展開だね!」


絵里「そして今に至るわこの寝台列車に至る私に!」

海未「壮絶な人生なのに今寝台列車にいるんですね」


絵里「海未平和が1番なのよ?」


海未「なぜかいきなり貫禄出ましたね」


絵里「そんなこんなで私は海未と結ばれて永遠に仲睦まじく暮らしたとさおしまい」


海未「なぜ私が巻き込まれたのかわかりませんがいい話でした」


希「どこが!?感動する要素ひとつもなかったやん!?」

私達が感動してるところを希が文句を入れる

海未「希...あなたはいつからそんな...感動するような話に文句をつけるようになったんですか...」


希「感動しないよね?こんなありえない話感動するわけないよね??」


真姫「エリー...私エリーのことを見直したわ」クルクル


花陽「私感動しました...!!」ポロポロ


凛「絵里ちゃんのこと見直したにゃ〜」


希「いやいやいや...寝る前の適当なテンションやめなあかんよ?」


『………………』


希「いきなり黙るの怖いからやめて欲しいんやけどなぁ…」


『……………』


希「みんな寝てるの!?起きてるのうちだけなん!?」

希が慌ててるが面白いですし少し眠たいので軽く目を閉じる。私達は寝台で横になって数分沈黙を貫いてみた。希の声が徐々に小さくなりそれを吹き出しそうにならない他のメンバーもすごいと思う面白さでした。

しばし横になりだんまり希が無言になったところで私は静かに声をかける


海未「このままだとよくありませんし私の話を寝物語として聞いてください皆さん」


希「んん?海未ちゃんうちに気をつかってくれたん?」

わたしが喋ったのが嬉しいのか希は若干嬉しそうに反応する。私は一息ついて夜なので静かに語り始めた。

海未「むかしむかしあるところにSさんという女の子がいました。勉強はできましたが人付き合いが苦手で友達も作るのも苦手でした。そんなSさんにも好きな人がいました。クラスのK君です。K君は大人しくでも周りに気配りができる優しい子でした。だけどK君は病気でほとんど学校に行けず病院のベッドで過ごす日々が続いてました。そう、K君はとても重たい病気だったのです…。   小学校の入学式に出会い彼を見て一目惚れしたのですがK君は学校に顔を出せなくなりました。2年になっても3年になっても指で数えるほどしか会えなくなりました。4年生になった時にはもう彼には友達という友達がいませんでした。

でもSさんだけは違いました。彼女は何度もK君お見舞いに足を運び恥ずかしそうにだけど嬉しそうに通うSさんにK君は『なんでお見舞いに来てくれるの?』と聞きましたがSさんは顔を赤くしてモジモジするだけで何も言いませんでした。

2人が5年生になって少し経った頃、その時は来てしまいました。

K君の病気が悪化してしまったのです

面会に行っても面会謝絶で会えない日が続きそれでもSさんは毎日手紙を書きました。会えない日は彼の病室を見つめ祈りました。全く会えない日が続いたある日。Sさんは病院に向かうといつもは追い返すK君の保護者とお医者さんが何故かその日だけは会わせてくれました。

戸惑いながらもK君に会えることに嬉しく思ったSさんはK君の病室に入りました。

K君はいつものように優しい笑顔でSさんを迎えました。病気とは思えないほどいい笑顔だったのでSさんは病気が治ったと思い嬉しくなり

ました。SさんはK君と時間ギリギリまで話して帰る時にまた明日ね。と約束して帰りました。その日何を話したかは覚えてません。ただただ話せた嬉しさしか残ってませんでした。

翌日K君はこの世から去ってしまいました。


Sさんはそれを知って悲しくなり泣きました。駄々をこねるも大人に諭されてしまいましたがその時のSさんには余裕がなくK君の保護者や医者を思いつく限り罵倒しました。K君の保護者は何も答えずに1通の手紙を渡してきました。K君からの手紙だったのです。甘くほろ苦く感じるK君からのラブレターでした。Sさんの想いをわかってる、そんな感じの優しさにあふれる手紙でしたがあまりにも辛い出来事のあとで素直に喜べませんでした。

その手紙にあったのは今までのお礼、Sさんへの気持ち、そして自分は居なくなるからわすれてほしいとのことでした。

Sさんにとってそれは1番傷つく言葉でした。彼の言葉には何でも答えたい。だけど答えたくないので葛藤しました。


大人しいSさんはだんだん大人しかったSさんになり中学校3年間を特に何も無いように終わらせてしまいました。それはあっという間に過ぎてしまい胸の中にはまだ穴があいた感覚でした。

そのまま彼女は高校に進みました。だけどまだ立ち直れてませんでした。

しかしそこで彼女は素晴らしい友人達と出会いました。


スクールアイドルの一員であり。

生徒会のメンバーでもあり。

支えてくれる仲間ができました。


Sさんの心にはまだK君がいます。だけど。今寝台列車の寝室にいるSさんは大人しかったSさんではなくて今はみんなに頼られるSさんです。」


希「海未ちゃん……そんな過去があったなんて」

語り終わったあと希がなぜか泣きそうな声で私に話しかけてくる。他のみんなも感動してるのか無言なので私はここで最後にこう付け加える


海未「という事実無根な夢を見たのですがどうでしたか?」


『知るかぁぁああああああ!!!』

車両から声が響く。それどころかいろんな寝室から《シャー》ってカーテンを開く音が聞こえる


にこ「夢!?夢なの!?私の涙は一体なんだったのよ!!」


花陽「なんでなのぉ!?花陽の、花陽の胸のときめきを返してよ!!」


真姫「海未!?海未!?どこにいるの?今すぐ私たちに謝るのよ!!」

やばいです……みなさん何故か怒ってるんですけど理由がわかりません。

海未「あの...ですから軽い気持ちで聞いて欲しいと」


希「あんな話聞いて泣けないわけないやん!というより夢なら夢って言っといて欲しかったわ!!」

希は一際怒ってるようです。彼女なんだかんだ言って優しいですからね。私の話に感情移入してましたか。

海未「さっき沈黙した時に見た夢の話をしようと思っただけで」


穂乃果「なんて才能!?なんでそんな器用なの?」

海未「周りのお客さんにも迷惑なのでみなさん静かにしてください 」

私がそういうと不満そうにみんな戻っていく。周りから反感を買ってしまったので私はことりに話題をふる


海未「ことり。ことりの夢の話してもらえませんか?」


ことり「ことりの?なんでかな?海未ちゃん?」


海未「ことりのふわふわした夢なら気分転換にもいいかなと」


ことり「海未ちゃんはことりのことどう思ってるの?ことりも普通の夢は見るよ!?」


海未「ホントですか?じゃあお願いしますね。」

私に促されことりは夢の話を始めた


ことり「これはことりが数年前に見た夢の話なんだけど...」


海未「ふむふむ」



ことり「ぬいぐるみを作ろうとしたの。ことり。そうしたら三首のひつじが現れてね。こういうの。『空気を膨張させて』って。それにことりは怒って『だったらアルパカ持ってきて!』と言ったの。そうしたら突如ことりの部屋の窓が割れルシファーが現れてことりは足を奪われたよ。手はなんとか守ったけど動けなくてね。その代わりお饅頭をもらったの。それが口にすると美味しくて。飽きるくらい食べたよ。そして食べ終わって少ししたらことりは石にされてたよ。悲しくてね...悲しくて...ことりはもう道端に転がってることしかできなくてね。もうダメかなって思ったの


だからってわけじゃないんだけどことりの近くに天使様が居てくれたの。天使様はすごい力で世界を光らせ続けたの。なんと魔界をずっと弾圧し続けた方なの。


これには流石のナポレオンも育毛剤を振りまいて育毛したよ。笑ったよ、ことりは笑った。お腹が捻じ斬れるほど笑い続けたよ。でもそのまま時が経ちみんなはことりを忘れてった。


そして数千年の時を経て魚が地面を歩き春の終わりを……」


『もうやめてええええええええええええてえ』

またもや絶叫が響く。カーテンを開くシャーって音が一斉に響き渡り私もカーテンを開けてことりのいる方に向かって叫ぶ


海未「夢にも程があります!夢過ぎますよ!あまりにも夢の内容がおかしくて引いてますよ!」


穂乃果「そのおかしな話を聞かされるこっちの身にもなってよ!」


凛「凛今ので電車に酔ったかも...うぷっ...」


希「うちことりちゃんのことわからなくなってる?怖い...これが恐怖なんや...」

ことり以外の私達はパニックになりました。そうこうしてるとことりが反論してきます


ことり「海未ちゃんがことりにふわふわしてない夢の話をしろって言ったから」


海未「すみません。ことりの精神状態がよくわかりました!私はことりがそこまで歪んだ感情があるなんて知りませんでした!とてもじゃないですが手に負えません」


ことり「そんなにダメかな?とてもいい話なんだけどな」


海未「どこがですか!?今のどこがいい話だったんですか?」


ことり「最後まで聞いてればわかるよ。そしてキマイラが土下座して資料提供を求めるの」


海未「いいですよ!ことりの謎が深くて私には無理です!!」


ことり「海未ちゃん騙されたと思って聞いてみてよ。最後にはすべて意味がつながるの」


海未「どんな名作作家でもそんなことは不可能です!もうやめてください。ことりワールドに巻き込まないでください」


ことり「むう...わかったよ...」

ことりの口が止まったところでみんなは大人しくなる。知らなくていいことりのことまで知ってしまいました。天然で優しい表面の裏には不気味なことりがいるんですね...南ことり...

正直体力的にも精神的にも疲れたんで私は希に話をする機会を与えます


海未「希の出番ですよ!」


希「はい?どうしたん?」


海未「スピリチュアルなことについて好きに喋っててください」


希「喋ってくださいと言われてもね...なんでうちなん?」


海未「希のスピリチュアルには聞き飽きてるのでちょうどいいかなと」


希「みんななんで冷たいの!?人のことを舐めたらあかんよ?こうなったらうちの話でみんなを起こすで」


『・・・・・・・・・・・・』


希「あちゃー。相変わらず辛くなる沈黙」

希がごちゃごちゃ言い始めてます。よし!これは寝れる空気です。静かなのもいいですが少し騒音もよくあるので寝るにはちょうどいいのです。希が語り始めたので目を瞑って寝る準備を始める


希「うちのスピリチュアルパワーで振り返るけどな。朝起きてご飯を食べた後神社に行って掃除したんよ。そのあとエリチを迎えに行って、エリチとにこっちを迎えに行ったんよ。だけどにこっちにまだ準備中だから入るなと言われてな...たいへんだったんよ。3人で音ノ木坂学院に向かってμ’sのみんなと合流したんよ。みんなで寝台列車に乗ってお喋りしたんよ。いつもわしわしとかしてるせいでなぜか今日は弄られたんよ...これもカードが告げたんだけどな?...ほんとなんよ?...みんな無視かい!

辛いわ...もううちも寝ようと。...あっそうやった...このあと電車がトラブル起こしてうち以外全滅だったような...まあいいやおやすみ〜」


『………………』


希「……………………」


『…………』


希「zzzzzz」


『……………!?』


希「zzzzzzzzz」


『いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや』

全員起床だった!急に命の危機が迫ったので全力で希以外起きて通路に出る


「ダレカタスケテエエエエ」

「イミワカンナイイミワカンナイイミワカンナイ」「凛怖いよ!海未ちゃん!」「こんな状況で抱きついてくる凛が私は怖いです!」「それでね羽の生えた犬が電子レンジの構図を..」「ことりちゃんがまだ寝ぼけてるけど!!」「みんな希を見つけたわ!!」「希ちゃん寝ちゃってるよおおお!!」「私約束したんだこれが終わったら帰るって」「パパママ天国へ先に旅立つ不幸な娘を許してくれないかしら?」「死亡フラグ建てるなー」


………………。

京都観光1日目は地獄絵図で終わりました。



*ちなみにトラブルとかは何も起こりませんでした。例の希のスピリチュアルとやらのせいで眠れなかった私達に希がどういうお仕置きをされたのかは話さなくてもわかるでしょう。そんなわけで希が登場しない(できない)京都旅行編をご期待ください


後書き

初見でした。寝台列車に関しては調べてませんでしたので触れられたらきついので創作だと思ってください。出来はあんまりな感じがするけど読んでくれるのは嬉しいです。次は京都観光を書きますのでよければ読んでもらえたらいいなって思えます


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