2016-09-24 02:17:02 更新

概要

とある提督の兄が鎮守府に転がり込むというお話です
艦これは初めての挑戦なので緊張しています


前書き

注)・ブラコン ・関西弁 ・オリキャラ
NTRしたりとかそんなのはないのでご了承ください


(プロフィール)

   提督…士官学校在学中に医師免許を取った簡単に言えばすごいエリート

      ただ友達付き合いが苦手で引っ込み思案 将棋アマ4段 嫌いな食べ

      物 なすび 母曰く「お兄ちゃんとはちゃんとしゃべれるのに」


  提督兄…関西の大学に進学後、就職先を転々とし、弟の鎮守府に居候中 本人

      曰く精神年齢はものすごく低い 好きなものはエロゲと吉○新喜劇

      基本関西弁 弟とは6歳ほど年が離れてる 


これはちょっとすれた提督と彼のあほの兄貴との日常を描いたものである…



(執務室)  


提督「…というわけで今日兄が来るからよろしく」


金剛「えーーー!!お義兄様がこの鎮守府に!!これはアピールするチャンスデス!!」


加賀「ここは譲れません」(歓迎の準備をし始めている)


足柄「私のカツカレーでお義兄さんの胃袋をつかむチャンス!!」


島風「けど提督!言うのおっそーい!!」


電「なのです!!早く言ってくれたらよかったのです!!」


提督「ごめんな あの人いつも急だから」


摩耶(提督のアニキか…結婚式にはぜひ仲人に…)


大淀「提督 お兄様がもうすぐいらっしゃるとのことです」


提督「よし、みんな行こう」


一同「どんな人なんだろう…」ドキドキ


(鎮守府正門)


足柄「まだ来ないのかしら?」


大淀「あとちょっととはおっしゃてましたが…」


島風「見たい!見たい!」


電「司令官さんのお兄さんだからかっこいいはずなのです!!」


提督「一年ぶりか…早く会い???「うわーーーーーーーーーー!!!!」


「「「!!!!!!!!!!」」」


ドンガラガシャ――――――ン!!!(地面に激突)


摩耶「…自転車に乗ったまま誰か降ってこなかったか?」


加賀「気のせいよ」


金剛「提督のお義兄さんはそんなギャグマンガみたいな登場するはずないデース♡」


提督兄「ハ~、ひどい目にあった…」(穴から登場)


摩耶「中からおっさんが出てきたぞ!!」


提督兄「おー、提督久しぶり 会いたかったわ!!」


提督「相変わらずだね 兄ちゃん」


大淀「この…アロハシャツと短パンで…」


摩耶「天パで…出っ歯…」


足柄「しかも提督より背が低い…」


電「イケメンとはちょっと言えないのです…」


金剛「提督とは全然似てないデース!!」


島風「あはは!!おもしろーい!!」


加賀「本当に血はつながっているのかしら…」


提督兄「どーもみなさん、いつも弟がお世話になってます これ八つ橋よかったら食べてください!!」


大淀「あ、ありがとうございます」


提督「今日はどうして空から?」


提督兄「どないしたもこないしたもあるかいな…それより…もうあかん…吐きそうやわ…うぷっ」


提督兄「オロロロロロロロロロロロロ…」ゲロゲロゲロ


一同「ギャーーーーーーーー―――――!!」


これが私たちの提督の…お兄さんとの出会いでした


(医務室)


提督兄「ハアハア…艦これは初めてやけどもう見てくれてる人おるわ…おもいきって登場した甲斐があったわ」ぜえぜえ


加賀「いきなりメタ発言をするのはやめてください」


提督兄「そういえば俺が乗ってきた『カスケード』は無事かいな?」


電「カスケードってあの黒い自転車なのです?あれなら…」


カスケード ちーん


提督兄「ああ…そんな…もうあかん…おわりや」バタン!!


摩耶「おい!しっかりしろ!」


足柄「忙しい人ね」


(執務室)


提督兄「ほお…ここがお前の部屋になるんか…立派なもんやな」きょろきょろ


島風「もう立ち直ってる!!」


提督兄「なんで空から来たやったけな 実は町内会の人たちに東京案内した後、こっちに来たんやけどな 

     ただ顔合わすんもあれやからバルーンに乗って自分ら驚かそうと思ったら間違ってちゃりんこにもひっかかってもうてな…

     それでちゃりごと浮かんで落ちたいうわけよ」


金剛「Oh!!まるでE.Tデース!!」


提督兄「いやー、しかしさっき自己紹介してもろうたけど、みんなかわいいな!!誰が提督の嫁なんや?」


提督「か、彼女たちは部下であって、そういう関係じゃ…」


足柄「お義兄様、お茶が入りました」


提督兄「おお、ありがとう!!わざわざすまんな!しかし、すっとお茶出す礼儀正しさ、この足柄ちゃんとかどないや?」


提督「いやだから…」


加賀「おせんべいをお持ちしました」


提督兄「おおきに!物静かで美人なコやな…加賀ちゃんはうちの提督のことどないおもっとん?」


加賀「私は提督のことを世界で一番尊敬しています」


金剛「私も提督ラブデース!!」


提督兄「そーか そーか うちの弟の周りにはこんなにいいコらがおるんやな…よかった よかった」


提督「……///]


大淀「お兄さん パーティーの準備ができましたのでどうぞこちらに…」


(食堂)


長門「それでは提督の兄上のご訪問を歓迎する会を始める!!」


一同「イエ―――イ!!!」ワイワイガヤガヤ


提督兄「いやー、みんな!ありがとう!お礼に一発ギャグ『瀕死だけど明日出勤しなければいけないくらげ』をやります!」


提督「ええ…あれやるの…」


電「なんだかおもしろそうなのです!!」


隼鷹「ぎゃははは いいぞ やれやれ!!」


提督兄「し、死ぬ…けど、明日大事な会議が…」くねくね


一同「あははははは!!」←若干ひいてる艦もいる


摩耶「な、なんだあれは…」どんびき


提督兄「いやー、けどほんまにみんなかわいいな!!」


足柄「誰かお目当てのコはいますか?」(私は提督のものだけど)


提督兄「いやー、ほんまはみんなにアタックしたいけどな…そしたらうちのかかあが怒るんや」


金剛「Oh!!奥さんがいらっしゃるんですか!!」


提督兄「そう、しかも13歳も上 40代のおばはんやで」


島風「スッゴーイ!!」


提督「あの人怒ると怖そうだしね…」


提督兄「それに将来俺の義妹になるかもしれんコたちに手出すわけにはいかんからな わははは!!」


提督「だから彼女たちはそんなのじゃないって!」


長門(将を射んと欲すれば先ず馬を射よ…まずは提督の親族から…)


隼鷹(そしてゆくゆくは…)


大淀(提督と…)


提督兄「じゃあ、夜おそなってもあかんし帰るわ」


摩耶「ええ!もう!?」


電「もっと変なギャグやってほしいのです!」


提督兄「すまんな…今から行かんと帰りの新幹線に間に合わんのよ…」


提督「もうそんな時間か…」


提督兄「みんなありがとうな それから提督」ポン(肩に手を置く)


提督兄「あのコらみんなええコや それにお前のこと好いとる しっかり気持ち受け止めてやらなあかんで」


提督「…うん」


提督兄「じゃあ、みんなまた来るからな~」


一同「さようなら~」


と、提督兄が帰ろうとしたその時だった


???「邪魔するで~」


提督兄「邪魔するんやったら帰って」


???「はいよーってなんで帰らなあかんねん!ここに提督兄いうやついてるやろ?」


提督兄「提督兄は自分ですけど?」


???「おお お前△△いうやつの連帯保証人やったな」


提督兄「ええ 店出すいうからなりましたけど?」


???「その△△がな、借金踏み倒してとんずらしよったんや」


提督兄「ええ!あいつ…」


借金取り「というわけでお前に払ってもらうぞ 元金利息合わせて一千万や」


一同「一千万!?」


提督兄「」


提督「そんな急に…」


借金取り「まあ、こいつにも弟のあんたにもそんな金ないんはわかっとる だから、提督兄お前ここで働け」


提督兄「どういうわけですか?」


借金取り「なんでも鎮守府いうところは国から金が出るらしいな それやったら一千万くらいなんとかなるやろ」


提督兄「しかし弟に迷惑かけるわけには…」


提督「…わかりました 上にかけあってなんとかしてもらいます」


提督兄「て、提督!ほんまにええんか!?」


提督「その代わり、兄ちゃんにはしっかり働いてもらうから」


摩耶「これからよろしくな!提督のアニキ!」


金剛「Yes!!提督のお兄さんにもっと義妹アピールするチャンスデース!!」


提督兄「…みんなほんまにありがとう!」


こうして俺は鎮守府に着任することになったわけだ


(プロフィール)


借金取り…金髪に白いスーツというスタイルの男 常にセンスをパタパタと仰ぎながら話す

       口癖は「借りたもんはさっさと返さんかい」

       好きな食べ物は高野豆腐

       身長は提督兄と同じくらい


(翌朝)


提督兄「ふあ~ 提督のおかげで何とかなりそうやわ 今日からがんばって働かんとな!」(散歩中)


長門「おお 兄上殿 散歩か?」


提督兄「ながもんちゃんか ちょっと外を見たくなってな」


長門「な、ながもんではない わかった よろしければ案内しよう」


提督兄「頼むわ」


(グラウンド)


長門「ここでは艦娘が自分を鍛えたり、年に数回祭りを行うために使われる」


提督兄「なるほど」


(桟橋)


長門「ここでは水上訓練を行う」


提督兄「ほー」


(備蓄庫)


長門「ここには資材を保管してもらう」


提督兄「ふんふん」


長門「ちなみに兄上殿にはここの管理をしてもらう」


提督兄「こんなでっかい倉庫をか!?がんばらんとあかんな!!」


長門「…今までは提督がしていたのにな」


提督兄「??」


(港)


長門「…なあ兄上殿 提督は昔どんな人だったんだ?」


提督兄「あいつか…あいつは俺と六つくらい違ってな 小さいころはよういじめとった」


提督兄「そうめんのつゆにはちみつ入れたり、食っとたステーキ横取りしたり…」


長門「けっこうやってたんだな…」苦笑い


提督兄「よう泣かしとった けど時間がたつにつれてあいつのほうが背のびて俺より力も強なった」


提督兄「ちょっかいかけては返り討ちにあったわ あいつ剣道も水泳も少林寺もやっとたからな」


長門「はは 今の提督からは考え付かんな」


提督兄「無視してもいいのにあいつはいつも俺の相手してくれた 今でもほんまええ弟やと思っとうよ」


長門「……」


(2時間後、執務室)


提督「というわけで兄ちゃんにはこれとこれ…それからこれをやってもらうから」


提督兄「わかった。頑張ってやるわ!」バタン


(提督兄の部屋)


提督兄「ええと…」


借金取り「邪魔するで~」


提督兄「邪魔するんやったら帰って」


借金取り「はいよ~ってもうええわ 提督兄、がんばっとうようやの」


提督兄「借金取りさん!はいそれはもう」ペコペコ


借金取り「しばらくこのあたりにおることになったから頼むで」


提督兄「わかりました!」


借金取り「じゃあの」


提督兄「やれやれ 提督と一緒におれるんはうれしいけど借金は困ったなあ」


大淀「あの~」


提督兄「ん?大淀ちゃんやんけ どないかした?」


大淀「実はご相談が…」


(応接室)


提督兄「…なるほど 提督のやつ、秘書艦を任命せえへんのか」


大淀「はい…形式上では私と長門さんが交代でやっているんですが…」


提督兄(だからあの時寂しそうな顔してたんか…)


大淀「提督は自分一人で抱え込もうとなさるんです…私たちを思って…」


大淀「長門さんもそれはわかっています…ただ他の子たちの中には『提督は自分たちを信頼してないんじゃないか』とか

    『人を全くよせつけない性格なんじゃないか』とか思っている者もいます…」


提督兄「あいつは昔からそういうとこあるからな…なかなか言うても聞かへん」


大淀「どうすれば…」ギュッ


提督兄「…あいつの好きなもん知っとるか?」


大淀「へ?」


提督兄「ながもんちゃんも呼んでき とびっきりええこと教えたるわ」


(プロフィール)


長門…以前は別の鎮守府にいたが深海戦艦との闘いで瀕死の重傷を負う しかしたまたまその場にいた提督に助けられた

    それからしばらくして提督が今の鎮守府に着任すると聞きすっ飛んでやってきた


大淀…以前は長門と同じ鎮守府にいたが必死に長門を看病する提督の姿に心をうたれ長門ともにこの鎮守府にやってきた


(その夜の執務室)


提督「ふー、もうこんな時間か」


長門「て、提督よ 失礼する」こんこん


提督「入っていいよ ってどうしたの!?その恰好!?」








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2016-09-23 04:27:38

このSSへのコメント

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1: SS好きの名無しさん 2016-12-03 23:51:32 ID: C3OLytVt

更新を待ってます!


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