対人恐怖症の提督生活
ちくしょう、ちくしょうちくしょうちくしょうなんで俺がこんな目に……海軍になんて入るんじゃなかった
海軍なら人付き合いとかあんまりしなさそうだし?軍艦生活なら人と会うことも少ないし?天職だと思ったのに人付き合いは多いし会話も多いし毎日胃が痛かったよ、それと元帥に
元帥「キミ、提督になっちゃいなyo☆」
???「ふぁっ!何ゅいっふぇんですか!」
元帥「あ、これ命令NE☆」
???「横暴だー!」
元帥「逆らったら憲兵に引き渡すからNE☆」
???「嘘だドンドコドーン!」
そして現在に至る
???「あぁ、もう憂鬱だ」
なんでこんな思いをしているかと言うと……俺は対人恐怖症なのだ、そんな俺が女の子しかいない鎮守府とやらで女の子(正式には艦娘と言うらしい)に指示を出す
提督「ああ!考えただけでもおぞましい!」
オカアサーンアノヒトオメンツケシテルシサケンデルー
提督「うわぁぁぁん!見られてるー!!」
テイトクハ、チンジュフニ、ニゲダシタ、
提督「来ちゃった……着いちゃったよぉ……ナンデキタンダオレノバカァァ!」
憲兵っぽい人「ちょっといいかな?」
提督「は、はひゃ!チキンですか?温めですか!?」
憲兵っぽい人「君、ここは軍の施設なんだ一般人は申し訳ないが立ち去って貰えないかな?」
提督「ほんじちゅ、着いんしやした!提督ともうしまちゅ!」
憲兵っぽい人「提督殿でしたか!申し訳ありません!」
提督「い、いえ別に怪しい格好をしている俺が悪いわけですし」
憲兵「あぁ、自分でも怪しいって分かってたのか」
提督「ははは、実は対人恐怖症でひてね普通を装っててもろこかでほちゅれがあんですよ」
憲兵「?それなら手話とかどうです?」
提督「それだー!あっ……でも俺手話ちやない」
憲兵「んー、だとすると紙に書くとか?」
提督「ありがとうございます!恩人です!なんか困ったことあったら言ってください!できる限りの事はしましゅから!」
憲兵「まぁ、頑張ってください」(怖い怖い!仮面がこんなに近くにあると怖い!)
提督「とりゅあえず、紙とペンを買ってきます!」
イクゼーヒャッハーーーー
憲兵「普段からあれくらいのテンションなら対人恐怖症とか関係なさそうなんだけどなぁ」
しばらくして
提督「うわぁぁぁぁぁぁ!はっずかすぅぃーーーーーー」
どこかの公園で百均の袋を持った男が転げ回っていたとかいないとか
提督『どうも、先程はアドバイスありがとうございます』
憲兵「あ、紙とペン買ってきたんですね…お仕事頑張ってください」
提督『はい、頑張ります』
憲兵「入ってから真っ直ぐ道なりに進んでくださいね、そうしたら扉の前に艦娘の誰かがいるはずですから」
提督『了解です』
憲兵「では、ここからがほかの提督より大変なので頑張ってくださいね」
提督『ありがとうございます』
憲兵さん優しいなぁ、街を歩くと十分に1回は警察に「そこの君、ちょっといいかな?」って聞かれるし……まぁ最近じゃ警察に会う旅に久しぶりだな!とか元気だったか?とか言われる…なして?
提督(あ、コッチに向かってくる女の子がいる、あの子かな?……平常心平常心……へ、平常ちん)
艦娘「止まりなさい!」
提督(え?)
艦娘「怪しいやつね!素顔を見せなさい!」
提督『だが断る!』
艦娘「な、あんた!ここをどこだと思っているの?」
提督『え?、鎮守府ですよね?』
艦娘「知っているのなら出ていきなさい!今なら不問にして上げるわ」
提督『俺が最も好きなことの一つは自分が有利だと思っているやつにNOと断ってやることだ!』
艦娘「訳が分からないわよ!なんでそうなるのよ!」
提督『知らんな』
艦娘「あんたが知らなくてどうするのよ!てゆうか字を書くの早いわねあんた……」
提督『ふっふっふ、もっと褒めてくれても構わんのだよ』
艦娘「や、褒めてないんだけど……」
提督『え?そうなの?(´・ω・`)』
艦娘「あら、絵上手いわね」
提督『あ、どうも』
艦娘「ってそうじゃなーい!」
提督『どうしました?』
艦娘「どうしたもこうしたもあるかー!あんたよあんた!出ていきなさい」
提督『出ていくも何も今日着任なのですが?』
艦娘「え?」
提督『え?』
艦娘「あんたが……司令官」
提督『そうだけど?』
艦娘「こんな変人が提督って……」
提督『変人って酷いな、せめて怪しいヤツと言ってくれ』
艦娘「どっちもあんまり変わらないじゃない!」
提督『それもそうだな』
艦娘「それで?何であんたは仮面なんか着けてるの?」
提督『対人恐怖症で……顔を見られたくないんだ』
艦娘「何よそれ?まぁいいわ、私は吹雪型5番艦叢雲よまぁ、せいぜい頑張りなさい」
提督『叢雲……か』
叢雲「何よ?文句あるの?」
提督『ねぇですよ?』
叢雲「あんた口調安定しないわね、それも対人恐怖症のせい?」
提督『そうですけど?あと喋ってないので口調ではないです』
叢雲「あんたイラつくわね」
提督『上司に向かってその口調はなんだ?
(メ`゚Д゚)o_プンスコ』
叢雲「海に沈めるわよ!」
提督『ここは陸なんで海まで歩くしかないですよ?』
叢雲「酸素魚雷を食らわせるわよ!」
提督『確か叢雲って酸素魚雷積んで無いはずだよな』
叢雲「明石の手にかかればちょちょいのちょいよ!」
提督『( *¯ㅿ¯*)ヘェ↝』
叢雲「……」イライラ
提督『とりあえず案内してくんない?』
叢雲「チッ付いてきなさい」
提督(えっ?舌打ち?……恐いなぁ)
叢雲「……」
提督『……』
叢雲「あんた、なんでここに来たの?」
提督『元帥にいけっていわれたからさ』
叢雲「無視……ねぇ」
提督「!?」バシバシ
叢雲「痛いわね!」
提督「……」スケッチブックを見せる
叢雲「これ脅しじゃないの?」
提督『酷いですよねぇ』
叢雲「あんたに一つ、と言うより言いたいことが沢山あるけどとりあえず四つにしておくわ」
提督『なんでしょう?』(どうしたんだ?急に立ち止まったりして)
叢雲「一つ途中で逃げ出さないこと」
提督『提督は激務と聞いてますからね……まぁ逃げ出したりはしませんよ……多分』
叢雲「何よそれ、二つ全部元に戻すこと」
提督『元に戻すこと?』
叢雲「前任のせいでね、艦娘の心に傷が付いてしまったのよ……深い傷がね」
提督『努力します』
叢雲「三つこの鎮守府に残っている艦娘に優しくして傷付けないこと、精神的にも肉体的にもね」
提督『肝に銘じます』
叢雲「四つ約束はきちんと守ること」
提督『了解です』
叢雲「そ、ならいいわ」
20分後
提督『と、遠くないですか?』ゼエゼエ
叢雲「そうかしら?まだ12キロ程だと思うのだけど」
提督『12キロ……遠い!』
叢雲「そんなに遠くないわよ」
提督『俺みたいな一般人には遠いんです』
叢雲「そう言えばあのゴミも移動するだけに高級車使ってたわね」
提督(……ん?ゴミ?移動するだけ?ゴミ…前提督かな?ゴミ呼ばわり?)
叢雲「着く前に一つだけ言わせてもらうわ」
提督『なんです?』
叢雲「怒鳴ったり殴る素振りを見せたら殺すわ」
提督『おぉう、怖ーよ』
叢雲「要するに私達に害になるような動作をしなければ生きていられるわよ?」
提督『怖すぎんだろ……』
叢雲「あら、苦しめずに殺す分優しいと思うのだけど?」
提督『ああ、だから俺に右腕を見せないのか』
叢雲「気づいてたの?」
提督『歩き方と重心の位置で持ってんのはバタフライナイフだろ?少しチャキチャキ鳴ってるし』
叢雲「はぁ、観察眼は1級それに聴覚もいいと来た……骨が折れそうね」
提督『ん?どったの?』
叢雲「そう言えばあんた対人恐怖症とか言ってたわね」
提督『そうですよ?』
叢雲「対人恐怖症ってもっと下手に出たり相手の顔色をうかがったりするもんじゃないの?」
提督『これでも結構無理してますよ?てゆうか外に出られるようになってる時点でもう凄いですよ?今も胃が痛いし』
叢雲「それで無理?結構明るく振舞っているけれど?」
提督『そう見えるならよかった、相手の機嫌を探り怒らせないように楽しくさせたり意識を逸らしたりしてるんです』
叢雲「へぇ、どうやってそんなことしてるの?」
提督『相手は視線やちょっとした動きで意識がズレるんですよ…例えば……』
叢雲「ちょっとどこ見てんのよ?あっちに何かあるのかしら?」
提督『っとまぁ、こんな感じで向き合ってても相手はその視線を追ってしまったりするもんなんですよ』
叢雲「はぁ~そんな手があるのねぇ」
提督『人間ってのは聴覚や嗅覚よりも先に視覚で判断しますからね』
叢雲「なんか犯罪者がやりそうな手口ね」
提督『犯罪者!(゚◇゚)ガーン』1コンボ
叢雲「もしくは詐欺師」
提督『詐欺師!』2コンボ
叢雲「あ、性犯罪者って可能性もあるわね」
提督『ぐはぁっ!』3コンボ
テイトクハ、ノックダウンされた
叢雲「どうしたのよ?急に倒れて」
提督(性犯罪者……でも仮面付けてるからそう言われても仕方ないとはいえ……性犯罪者はないよぉ)
叢雲「き、急に泣き出してどうしたのよ気持ち悪い」
提督「……!!!」ビクンビクン
叢雲「ちょ!痙攣しないでよ!気持ち悪い!」
提督「!!!!」ビチビチッビクンビクン
叢雲「どうしたのよ」
提督チ───(´-ω-`)───ン
叢雲「気を失ってる!どうしたのよーー」
倉庫
叢雲「と、いう理由で背負って来たけど……」
???「なんだそれ?」
???「馬鹿なの?」
???「それが提督?なら早く起こしてよーかけっこしたーい」
???「起きたら何するかわかんねぇな…縛っとくか」
叢雲「それには賛成よ縄持ってくるわ」
5分後
提督(う、うーん)
???「起きたか」
提督(!?)
???「視界に入らないでください、目障りなのDEATH」
提督(え?何!どうなってるの!え?俺浮いてる?)
???「なんか言ったらどうだ?」
提督「……」ギシギシ
???「なんか言えや!」
提督「……」ギシギシ
叢雲「もしかしてこれないとダメ?」
提督「!?」(●゚ェ゚))コクコク
叢雲「じゃあその体勢でかけるかしら?」
提督(●゚ェ゚))コクコク
叢雲「はい」
提督φ(..)カキカキ
???イライラ
提督『なんで俺亀甲縛りで吊るされてるの?』
今の俺の状況は手を前に亀甲縛りで宙吊りになっている
???「何するかわかんねぇからだ」
提督『その後ろにある鞭とロウソク、あとペンチとかあるよね?』
???「暴れたら…分かってるよな」
提督『痛いの嫌なんですけど……』
???「テメェがそれを言うかよ!」
提督『なんかすいません』
???「チッイライラするぜ」
提督(眼帯にうさぎ耳?ということは天龍さんかな?)チラッ
提督(あっちの小さい子は…えーと、電だっけ?んで痴女っぽい子は、山…しま?島風だ)
天龍「何ジロジロ見てんだ!」ゲシゲシ
提督『痛い痛い!止めて!』
天龍「止めてだと!ふざけんな!俺達がいくら許しを求めても殴り続けたのはお前らだろう!」チャキッ
提督(そうか、心身ともに傷付いてるって言ってたな……なら俺は…こいつらの気を少しでも晴らさせなければいけないな……でも!)
提督『待った待った!殴るのはまだいいよ!ナイフはダメ!ダメダメダメェーー』
天龍「せい」サクッ
提督「!?!!!!」ジタバタ
叢雲「あら痛そう」
提督(刺さってる!刺さってる!)
天龍「今回はこれくらいにしといてやる」
提督(助かった?)
叢雲「全く、提督は」
提督(え?何?俺が悪いの?)
???「なのDEATHアッパッー!!」ドパァン
提督「いっ!」(いっでぇぇぇーーー)
叢雲「い、電?」(す、すごい音が)
電「今はこれで許してやるのDEATH」スタスタ
提督(し、衝撃が中で炸裂した……痛い……)
叢雲「あー、大丈夫かしら?」
提督スッ スケッチブックとペンを指さす
叢雲「めんどくさいわね」
提督『大丈夫じゃない問題しかない』
叢雲「とりあえず下ろすわよ」
提督『それ以前になんで亀甲縛りなの?』
叢雲「それしか知らないからよ」
提督『終わってんなこの鎮守府』ドサッ
提督「ぐぇっ」(もう少し優しく下ろしてくれよ……)
???ジー
提督『え、と何のよう?』
???「足」
提督『足?』
???「治してよ……私の……足……」
提督「!?」(足が……ない?砲撃の跡とかではなく傷口が抉れてる?骨は削れている……ノコギリか!)
提督『入渠はどこで出来る!』
叢雲「……着いてきて」
提督『走ってくれ!至急だ!』
叢雲「分かったわ」
入居場
提督「ぜー、ゼェーごホッ」
叢雲「とりあえず入れてくるわ、よかったわね島風……ようやく治るわよ」
島風「早く走りたいなー」
提督『お、俺の心配は?』
叢雲「あるわけないでしょう?」
提督『デスヨネー』ハァハァゼェゼェ
叢雲「とゆうか出て行きなさいここは艦娘専用よ?」
提督『疲れた……動きたくないでござる』
叢雲「……出てけ」ゲシッ
提督「うぇっ!」ドガシャッ(背中痛ー!!)
天龍「……何してんだお前?」
提督「島風を治すためにここまで来たら蹴り出された」
天龍「じゃあ、俺もっ!」ブンッ
提督『そう何回も食らってやるほど、俺は優しくないんでね』パシッ
天龍「そうかよ、なら嫌でも食らわせてやるよ」
提督『やれるもんならやっ、て、み、な?』
天龍「んの野郎!」
提督「……」スッスマホを取り出す
天龍「死んでも知らねぇからな!」
提督『無駄無駄無駄無駄!』
天龍「この野郎大人しく当たりやがれ!」
提督『ノロイノロイ』
天龍「ぶっ殺してやる!」ガシャン
提督『艤装は卑怯じゃね?』
天龍「喰らいやがれ!」ギギギガコン
提督『室内で撃つな!』
天龍「らぁっ!」
ボンッ!
提督『暴発した!?』
天龍「か、はぁ……」大破!
提督(ヤバイヤバイ!こーゆう時は人口呼吸!違ぇよ!心臓マーサージ?てゆうか丸見え!)
天龍「いっ、てぇ……」
提督(心臓マーサージってなんだよ!とゆうより入渠だー!)
バァン
叢雲「ひやぁ!何入ってきてんのよ!この変態!」
提督(空いてる所!あった!)
叢雲「近づかないで!ひいっ犯されるー!」
提督(天龍を湯船にシュゥゥートゥ!)
ドポン
提督(超!エキサイティン!)
叢雲「アンタねぇ……」
提督(あ、やばいかも……)
叢雲「歯食いしばりなさい!」
提督(あ、胸見えた!)
叢雲「長門秘伝!鉄拳制裁!」
ミシャッ!
提督「ぷぁっ!」
バゴォン
提督(か、壁に刺さっ……た、だと?)ガクッ
天龍「おい!起きろ!」 バシャッ
提督(う、うぅ?冷たい……?)
電「起きるのDEATH」ベチィ
提督「ゔっ!」(衝撃が突き抜けた!)
叢雲「目が覚めたかしら?」
提督(スケッチブックください)
叢雲「アンタは今私達に命を握られているの…その意味分かるかしら?」
スケッチブックを渡す
提督『うん、まぁ分かるよ?でもさ亀甲縛りに続いて三角木馬は無いんじゃない?股痛いんだけど?』
天龍「うるせぇ、俺の裸見たんだからそれくらいでゴチャゴチャ言うな」
提督『ああ、生えてませんでしたね見事にツルッツルでした』
天龍「んで、どこまでみ、た?……生えてない?」
提督『はい、下生えてませんよね?叢雲も』
天龍「……電、ヤれ」
電「んーと、コークスクリュー!」
提督「ごふぅ!」(内臓にダメージが……)
叢雲「……電20キロづつ足して」
電「了解なのです」
提督「ンヴッ!!」(裂ける裂ける!)
天龍「いい気味だぜ」
叢雲「どんな気持ち?」
提督「ん、ん、(≧Д≦)ンアッー!」
対人恐怖症ってこんなすらすら話すっけ?もっとビクビクさせたほうが良いと思う
あとつまらない
これからの展開が楽しみです
完結させる頑張ってください
対人恐怖が海兵が合ってるって
頭大丈夫か?逆に不適正だろうが
君の修理が必要みたいだね。
対人恐怖症の提督が海軍に入った理由は
階級が上の人に従う=自分は言われた通りに動けばいい&必要な時だけに話せばいい
寮生活=不特定多数の人と関わらなくていい&何度も見る顔なら多少安心できる
という理由で海軍に入ったのです
ええと……軍隊って人付き合いの塊だと思うんだけど……
この提督は、短絡的に思いついてやってから後悔するタイプの人です
発想は面白いのにもったいない
提督の設定や人間像もコメ欄でなく作中で語ったほうが良いですよ
「矛盾や言い訳もネタに変えてブッ込んでしまえば丸儲け」くらいのほうが書く側も読む側も楽しめるかと
いろいろ賛否両論あるけど主には自信をもって完結させてほしい
自分はこのSS好きですよ!
分かりました!アドバイスと応援ありがとうございます頑張ります
続き楽しみにしてます
心に深い傷負わされたからの縛って躊躇なくナイフサクッからのなのDEATHアッパッーはちょっとなあ
ふざけすぎてて艦娘側がただの暴力的で非常識な奴らの集まりとしか思えん
続きを‥‥頑張れ、頑張るんだジョー!
( ∩≧Д≦∩) ンア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙~~!は草