物語作り
あって欲しい、そう少年少女が夢に描いた非現実世界、しかしながらあってはならない...しかし、会ってしまった五人の少年少女の物語作り
1.開始
携帯電話が鳴り気がつくと廃校のような場所にいた
いつの間にここにいたのだろうか
どうやら自分を含めて五人いるようだ
一人、また一人と目が覚めこの状況を把握しようとしているようだ
携帯電話に財布にバッグにペンダント...何もなくなっていない
暫くの沈黙のあとで「皆さん目覚めで」と、見知らぬ声がする
「まずは、この施設の一番奥にあるホールに来ていただきたい」と、そう言ってスピーカーは切れた
「それでは、行きましょう」と、一応しきってはみる
何故だろうか楽しくてしょうがない
やはり歩いて見れば歩いて見るほどここは廃校のようだ
トイレ、食堂、教室、試練と書かれたドア...?なんだこれはまぁ、いいだろう
そして、体育館のような場所にたどり着いた
ここがホールであろう
そこには大きなモニターとスピーカーが並べてあった
そしてちょうど中央あたりに来たところでモニターに映像が流れた
人がいる
顔は見えない
「唐突ですが」
声からして男であろう
その男は話し始めた
「貴方達には異能力があります」
唐突すぎる
男は続ける
「皆さんは自分の能力に気づいていないと思います」
「そこで我々は五人で能力を使いここから脱出をしてもらいたい。そこでゲームを行ってもらいみなさんの能力を使い脱出をして欲しい。制限時間はここから二週間、食料は毎晩このホールに置く。それでは開始」
ホールの端には出口と書かれたドア
アルファベットのタッチパネルがおいてある...というか自己紹介すらしてなかった
「まずは自己紹介から始めましょう。私は時雨と言います。よろしくお願いします」
「わ、私は」と、平均的な日本人の女子と言った感じの娘が話始める
「佐藤陽菜と言います」
次いで「私は猫柳と言います」と、猫背の女子がいう
「僕は聖夜といいます」と、少年がいう
「私は花月雪ともうします」
「まぁ、自己紹介も終わったところでゲームっていうのはあのドアのことですかね?」と、ここで突然スピーカーから音が鳴った
さっきとは違う男の声だ
「挑戦者の方々試練と書かれたドアの前へお集まりください」と、だけいいスピーカーは切れた
「とりあえずいってみましょうか」
試練のドアには、試練 運の戦いと書かれていた
ここでまたスピーカーが鳴る
「それでは全員でお入りください」と、の声がする
それに従い入ってみると
5人の男女がテーブルの前に立っていた
「ここから始まるのは運だめし、挑戦者はこちらで決めさせていただきます。こちらは、戦いに最も適したものを選びますのでご心配なく」
「それでは、挑戦者は...鬼龍時雨さん、花月雪さん」
「はい」
「もう1チームからは幸永慶さん雪野仁美さん」
「はい」
向こうも同じことがあったのか?
「それでは、ここから始まるのはトランプを使ったゲーム。さぁ、戦争を始めましょう。ルールはモニターを見てください」
プレイ人数
2~5人
使用カード
52枚(ジョーカーを除く)
手札の一番上のカードを同時に出し、一番強いカードを出した人が場に出されたカードをすべて獲得します。 誰かの手札がなくなった時点でゲームは終了し、一番多くの手札を持っていた人の勝ちとなります。
基本ルール
カードの強さ
A > K > Q > ・・・ > 3 > 2 (マークは関係ない)
勝利条件
誰かの手札がなくなった時点で、一番多くのカードを手札を持っている人が1位。以下、手札の枚数が多い順に順位が決まる。
進行方法
各プレイヤーにカードを均等に配る。
各プレイヤーは、自分のカードを裏向きにして重ねて手札とする。
掛け声とともに、各プレイヤーは一斉に手札の一番上のカードを場に出す。
場に出されたカードの中で、一番強いカードを出した人が勝者となり、場に出されたカードをすべて獲得する。
手札が少なくなってきたら、獲得したカードをよく切って手札に加える。
同じ強さのカードを出したプレイヤーが複数いた場合は、そのプレイヤーだけでもう一度、手札の一番上のカードを同時に出し、 強弱を争う。
勝負が続くまで繰り返し、勝者となったプレイヤーは場にある札を全て取ることができる。
誰かの手札がなくなったらゲーム終了となる。
この時点での手札の枚数が多い順に1位、2位、・・・となる。
「勝利条件は順位の合計が少ない方」
「理解しました」
待って、一人だけ返事って恥ずかしいわ
「完全に運ですね」
運とかめっちゃ悪いのに
「これは裏向きにするとき順番は組んでも良い、条件として両者ともこのゲームを初めてプレイしている」と言う
みんなができたのを確認すると
「それでは裏向きにしてください」と、声がした
「それでは合図はこちらから...せーの」と、スピーカーから声がする
私は8
雪さんは6
男性は2
女性は4
このように続いていった
途中で見覚えのないカードがあった気がするが、正直記憶力が低すぎてわからない、今のところ一位と言ったところであろう
そしてカードがなくなり始めた
シャッフルが始まったが
男性はもう十枚もない
雪さんもカードは少なく焦っているようだ
その時、相手が手をすべらせた
「これは運がいいのか?」
その後男性は負け、結果としてはこちらが勝った
結果としてよかったのだろう
順位は
雪さんは一位
私は二位
女性は三位
男性はビリだ
圧倒的だ
「お疲れ様です。それでは両グループ外へ」
出るときにドアが締まる直前赤い花が咲き乱れていた
負けると、あぁなるのだろうか
「ホールに行かなくていいのですか?」
そう言われてみればそうだった
「それならば話はそこで」
どこかのバカがパスワード?を忘れたので新しいの作りました