若葉のシガーバー
若葉が鎮守府内でシガーバーを開いてみました、という話。
若葉が色々な艦娘とシガーバーでお話していくという趣旨のSS。
更新はネタが浮かんだら。確定ではないです。
注意点としてこのSSには脳内設定が多分に含まれており、その中では艦娘は艦の守り神的な存在です。もはや、原作無視じゃねーか!という人は、戻るボタンを押してください。
某不知火の煙草SSに影響を受けています。あちらが更新ストップしていて煙草SSが読みたい欲が収まらなくなってきたので自分で書きました。あまり似ないように注意はしていくつもりです。
「チリン。」
ドアが開いて鈴が来客を告げる。マスターはそちらを見向きもせずに煙草を吸っている。
客はカウンターへ座り、文句を言う。
「マスターが客を気にせず、煙草を吸っているのはどうかと思うわ。」
「いつものことだ。」
マスターはそっけなく答えて、煙草を1本差し出す。
客はその煙草をゆっくりと吸って、
「まあ、いつものことだけどね。」
客の興味はマスターよりも煙草に移ったようだった。
ゆっくり時間をかけて煙草を吸い終わった後、
客の興味は再びマスターに移った。
「ねえ、マスターは何のタバコを吸ってるの?」
「気分で変わるよ。」
「今吸っているのは何?」
マスターは棚からタバコを取り出して客に渡す。
客はそれを味を確かめるように吸って、
「癖がないわね。メビウスかケントかしら。」
「ケントだ。」
「随分普通のを吸ってるのね。」
客は期待外れと言った。
「それじゃあ、私は部屋に戻るわね。」
客はそう言うと代金を置いて出て行った。
客が帰った後、そこには煙草の香りと火薬の匂いが残っていた。
マスターは煙草に火を付け、火薬のにおいを消すように煙草を吸った。
初霜のお話。
癒し系を書こうとしたらシリアスになった。煙草は何故かシリアスになってしまう。
そしてめちゃくちゃ短い。
出てきた煙草
・ケント 良くも悪くも普通のタバコ。癖がないため最初に吸う煙草としておススメ。これよりも甘いのがいいと思ったらキャスターを吸えばいいし、辛いのがいいと思ったらマルボーロを吸えばいいと思う。普段吸うにはいい煙草だけど、何かあったときは物足りないそんな煙草。
いいっすね~
アメリカのケミカルな風味のリトルシガーとか、
独特なイタリアンシガーとか、
期待です!