???『やあ○○、ゲームをしよう』
理不尽なゲームに参加される艦娘の話。
キャラ死亡注意・地の文あり
某映画を見ていたら思いついたネタです。
キャラが死んだりするので苦手な方はご注意ください。
映画見てないとわかりづらいと思います。
加賀「・・・・・・っ!!」
全身の違和感に加賀は目を覚ます。
加賀「これは・・・!」
痛みの正体は全身を貫く6本の鍼。両手足にそれぞれ1本と胸と腹を1本ずつ貫かれている。
加賀「何故・・・こんなことに・・・」
?「・・・痛いっ!・・・え?なにこれ・・・?え?」
大きな鍼は加賀の体を貫通し、背中合わせに立たされている誰かにも貫通していた。
?「これ私の体?うそでしょ?・・・ああああっ!!!!」
背中にいる人物も状況に気付いたようだが、その状況にパニックになりかけていた。
加賀「その声、瑞鶴!?落ち着いて、私です、加賀です!」
瑞鶴「加賀さん!!?ねえなにこれ!!!私の体どうなってるの!!!!!やだやだやだ!!!!!」
加賀「落ち着いて!傷が広がるから動いてはダメ・・!」
瑞鶴「痛い痛い痛い!やだ!やだよぉ!」
異常すぎる状況は少女には耐えきれるものではなく、叫び続ける。
???『やあ瑞鶴、ゲームをしよう』
加賀・瑞鶴「っ!!!!」
部屋に置かれていたテレビが点き、音声が流れ始めた。
瑞鶴は怯えながらもその声のおかげでパニックを収めることができた。
???『君たちの体は6本の鍼で縫い合わされている。』
???『ゲームの内容は簡単だ。瑞鶴、君がその鍼をすべて抜いて自由になる。それだけだ。』
???『抜くには痛みを伴うが、君の傷は致命傷にならない位置にある。』
???『しかし加賀の傷はそうではない。生命維持に重要な部分を貫いている。抜けば死に至る。』
???『だが気にすることはない。「五航戦の子なんかと一緒にしないで」と日頃から言っていたのは加賀自身だ。』
???『制限時間は3分。それをすぎると部屋の扉は開かなくなる。』
???『加賀の望みを叶えて鍼を抜き自由を得るか、』
???『いつものようにこの場でも対抗心を発揮して加賀と「一緒」になるか』
???『選択はお前次第だ』
一方的にゲームの内容を告げるとテレビの電源は切れた。
瑞鶴「ねえこんなの嘘だよね??イタズラでしょ???や、やりすぎだと思うな!!!」
加賀「・・・・」
瑞鶴「もしかして加賀さんも仕掛け人とか?いつも私が生意気言ってるからその仕返しってことですかー???」
加賀「・・・違うわ・・ねえ瑞鶴・・・」
瑞鶴「またまたぁ・・・騙されませんよいくらなんでも悪質じゃ」
加賀「瑞鶴ッ!」
瑞鶴「!」
加賀「瑞鶴・・・抜きなさい」
瑞鶴「嫌!!・・・・嫌です!!抜いたら・・・だって・・・」
加賀「瑞鶴。抜けばあなたは逃げられる。」
瑞鶴「でも!抜いたら・・・」
加賀「時間がなくなる前に早く!・・・あなたが抜かないのなら私がっ!!」
瑞鶴「やめて!そんな、抜いたら加賀さんが!!!」
加賀「っ!!!・・・はぁっ!・・・っくぅ!」
瑞鶴「加賀さん!!やめて、やめてよ・・・!」
加賀「・・・・あと3本ね。瑞鶴、力が入らなくて抜けないの。あとはあなたが抜いて頂戴。」
瑞鶴「加賀さん・・・。ごめん、ちょっと我慢しててよね」
加賀「ええ、それでいいわ」
瑞鶴「あああああああああっ!!!!」
瑞鶴「くぅぅぅ・・・・あと!1本!!!!」
加賀「ありがとう・・・瑞鶴。」
瑞鶴「全部抜けた・・・ほら!加賀さん一緒にここを出ますよ!」
加賀「力が入らないわ・・・置いていきなさい。」
瑞鶴「そういうのいいから!!あんたにはこれからも一緒にいてもらわないと困るのよ!一航戦加賀!!!」
加賀「・・・・そう。急に強気になって、生意気ね・・・」
瑞鶴「生意気で結構!!!あんたが一緒にいないとわたしが嫌なのよ!!!!!」
加賀「・・・・一緒、ね。悪い気はしないわ・・・ね・・・・。」
瑞鶴「ちょっと!!ねぇ!返事しなさいよ・・・・・・」
【五航戦の子なんかと、いっしょにしないで 完】
元ネタはSAWって映画?違ったらすまん
閲覧ありがとうございます。
SAWが元ネタです。
艦娘だとどんな風になるかと妄想して書きました