うんこ「絶対に許さん」
彼らはただ、みんなと同じように流されたかっただけ。その夢を壊した憎き魔王を討つべく、復讐に燃えるうんことしっこは立ちあがる!
初めてなので大目に見てね?
うんこ「……」ギリッ
うんこ「許さんぞ……、流れるはずだったのに…全ての糞尿がそうであるように、俺達も流れていくはずだった!!!!」
しっこ「…ああ…許すまじ……」
糞尿「「絶対に許さんぞ!!!魔王」」
-五分前-
男「うっ、やべっ!腹がァ!!牛乳飲みすぎたかっ?!」バタバタバタバタ
ガチャ!バタン!!!
男「あぁっ?!ベルトが外れない!やべぇ!!これはやべぇぞ!!!!はやく!はやくぅ!」
そのころ外では、魔王軍が攻めてくるとの警報に王国の人々は慌てふためいていた。
国民A「おい!必要なもんは持ったか?!はやく出るぞ!!!」
国民B「ああ!はやく遠くへ逃げなければ!この国の兵士達じゃ魔王軍には敵わない!!」
オーク「ミツケタゾニンゲン!!!シネェ!!!」
国民AB「うああああああああああぁぁぁ!」
-男宅-
男「あああああもう出かかってるぅ!ベルトおおおおおおおおぉぉ!!」
男「ハァッハァ なん…だ?外が……騒がしい、、、、なっ?!魔王軍?!くっそぉ!こんな時に!!」
スライム「ヴュァァ……」ズゾゾゾ
男「ひぃっ!便器の中からなんか出てきた!!うあああああああああ!!!やめろ!足が溶けて?!ぎゃああああああああああああ!!」……………………………ーー-----
---王国壊滅---
うんこ「………男…、無念だったな。ゆっくり糞尿を垂れることもできず」
しっこ「魔物に食い散らかされ………だが、幸いにも、復讐に燃える俺達が生まれた」
うんこ「男の身体が………最低限、腹が残ってくれててよかった、…奴らに思い知らせてやる」
-王国噴水広場-
魔王「どうだ 生き残りはもういないな?」
側近「はい 五大陸の中でもこの王国は最弱の軍隊なので、制圧にもそれほど時間はかかりませんでしたね?」
魔王「ああ まあ 他の二大陸も既に我が手中だ 焦ることは無いのだがな」
側近「ええ 儀式の時が近いですので 仕方ないかと」
魔王「うむ 父上の望み、異世界征服 なんとしてでも成し遂げねば そのためにも力をつけねばなるまい 勇者との決戦も控えている」
側近「異世界征服 お父上様は寿命に勝てませんでした しかし魔王様あなたは若く、その力は絶大でございます 必ずや叶えられるかと」
魔王「ふん 必ずなど無いのだよ側近 満足してはそこでおしまいだ あの時もう少し鍛錬を積んでいればなどと 私は言いたくない だから常に最盛期であり続ける」
側近「ご立派になられました、魔王様。お父上様もあの世でお喜びになられていることでしょう」
魔王「そうだといいがな…………………側近…感じるか」
側近「…はい……………2つ、強大な気配を感じます、勇者では無さそうですが…」
魔王「…フフフ、勇者と同等もしくはそれ以上、楽しくなってきた……が、今は引くとしよう」
側近「はっ では」ヴウゥン シュッ
-ジメジーメ下水村-
うんこ「本当なら俺達はここを流れていたのか 下水に飛び込んでしまうことも出来るが、俺達は"イレギュラー"、糞尿たちの極楽『アナリア』へは行けない」
しっこ「魔王を倒すとは言ったものの これからどうするか まずはそれだな」
うんこ「ああ どうしたもんか」
ガム「んおっ?兄ちゃん達、新参だな?どうし…?!…………イレギュラーか?て、、てえへんだああああ!!頭あああ!」
頭「あー 体がイカ臭いよぉ…だんだん濃厚ボディになってくし……ん?ガム君どうしたの?」
ガム「ハァ、ハァ かっ頭!イ、イレギュラーが!イレギュラーが現れました!!」
頭「!!!………そうか、……時は来たようだな……ガム君!!アレを!!!」
ガム「へっ!へぇ!!」ダダダッ
うんこ「あんたがここら辺を治めてるせーしさんか?」
頭「う"っ、かっ、頭でいいよ 」
しっこ「なんか 親近感わくな…」
頭「2人とも、着いてきてくれるかい?」
糞尿「「ああ」」
-頭宅-
ガム「頭ぁ!持ってきやした!!」
頭「うん ありがとう! さて、うんこ君にしっこ君だったかな? 君たちがここを訪れることは分かっていたよ」
うんこ「?…そうなのか?」
頭「言い伝えさ…魔を統べるもの 3つの大地をその手に 汚れしもの勇ましきものと1つに 魔を統べるもの 野望叶わず…てゆうね 地上じゃ魔王軍が暴れてたらしいしね この大陸で既に3つ目だろう だからそろそろ来るかなってね?」
しっこ「なんだ 俺達は言い伝えられてるのか 照れるな」
うんこ「照れる」
ガム(ほんとにこいつら魔王倒せるの?)
頭「だが、問題があるんだ」
しっこ「問題?」
うんこ「何となく察しはつく 宿主の勘が冴えてたからその影響か どうせ予言が変わりつつあるとかそんなとこだろう」
頭「!………………あぁ そうなんだ、予言の石碑は魔力を込められた石でできてるんだ 絶対にヒビすら入らない石でね? その石碑が……割れたんだ」
うんこ「!!」
しっこ「不吉だな」
頭「ああ 何も無いとは思えない 覚悟してほしい」
しっこ「ふふっ」
ガム「なっ何笑ってやがる!てめぇらに世界の命運がかかってるんだぞ!」
うんこ「いーや?奴はもう死んだも同然だ」
頭「……………フフフフ、安心したよ さぁ、君たちに渡すものがある これを受け取ってくれ」
うんこ「これは……?」
頭「君に渡したのは、"風のマジックハンド"風が君の手足のようになるよ 遠くにあるものに触れたり 持ち上げたりできる これから君が開花させていく能力に必ず役に立つだろう」
しっこ「俺のは…なんだ鉄の筒…にしか見えないが…」
頭「それはね………アレだよアレ あのー高圧で水を射出するヤツだよ ほらあるじゃん?工事とかでも使われるやつ 君の体は液体だからね 自分の体を高圧で射出できるよ 魔王の頭に風穴あけてやってくれ」
しっこ「…ああ~アレか、結構いいな」
頭「フフ…ささっ!!この先を真っ直ぐ行くと出口だよ!………………頼んだよ、世界を…」
うんこ「さて、行くか 相棒」
しっこ「だな 世話になった!!!」」ーーーー-------
ガム「行っちまいましたね」
頭「……大丈夫さ、彼らなら……きっと…」
難しい…
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