真姫「あの日のクリスマス」
初めてのss投稿です。西木野真姫の恋の物語を書きました。よければご覧ください。
ss初投稿です。おかしいところなどあるかもしれませんがお許しください。
私は、あの日からあの人に夢中になった。
練習が終わった帰り道。凛と花陽といつも通りに帰っていたあの日に私はあの人に一目惚れしてしまった。
真姫「……ボーッ…//」
凛「真姫ちゃん?」
花陽「真姫ちゃん!」
真姫「…!な、何よびっくりするわね!」
凛「真姫ちゃん最近ここの帰り道通るときいつもボーッとして変になってるにゃ」
真姫「べ、別に普通よ!」
凛「本当かにゃー?」
花陽「私も最近真姫ちゃんが心配だよ?何かあったの?」
真姫「別に、何でもないわ」
花陽「そっか!でも何かあるなら相談してね?」
凛「凛達は真姫ちゃんの悩み事いつでも聞くよ!」
真姫「そうね。ありがとう。でも本当に何も無いから大丈夫よ。」
言えるわけないわよ普通に歩いていた人に一目惚れしちゃったなんて。馬鹿にされるに決まってるわ。
真姫「凛、花陽先に帰ってて私はやる事があるから」
花陽「わかった!気を付けてね!」
凛「また明日!ばいばーい!さ、かよちん行こ!」
ほんとはやる事なんて無い。あの人を見ていたい。あの人が通るのはここだけだから。私はあの日からあの人を見るのが楽しみになっていた。
真姫「こんなんじゃストーカーよね……でも話かけるなんて無理に決まってる。私は見ているだけで満足よ」
俺「……」
真姫「(あの人だ…!)」
俺「(あの子はμ’sの西木野真姫ちゃんだよな最近よく見かけるよ)」
真姫「(こっち見てる?!目をそらさないと!)」
俺「(って何の取り柄も無い俺が喋りかける何て無理だよな)」
俺「(ほんと可愛いよなあの子。さてさっさと家に帰るか)」
真姫「……行っちゃった」
私は本当に情けない。自分をこんに情けないと思うのは初めて。これが恋なの?切な過ぎるわ……
真姫「……帰りましょう」
私はその日夢を見た。あの人とデートする夢を。楽しい時間を過ごしている夢を。これが現実でいいと思えるくらい楽しい夢を見た。やっぱり恋をしているの?本当に切ない。自分が情けない。勇気を出せない。
真姫「このまま何もしないで終わるのは嫌よ!お友達でもいい。」
私はあの人が通るのをここで待っていた。
俺「(あ、真姫さんだ、ほんとよくみるな最近)」
真姫「あ、あの!」
俺「え?俺ですか?」
真姫「あの、や、やっぱりなんでもないです!ダダダッ」
俺「あっ!」
真姫「(やっぱり無理よ私には無理。)」
俺「これ西木野真姫さんのハンカチ?落としていったのかな……届けたい所だけどお家が分からないしね。またここに来るかな?その時にでも渡そう。」
俺は西木野真姫さんのハンカチを持って家に帰った。
真姫「……」
凛「やっぱり最近おかしいよ真姫ちゃん」
花陽「本当に何かあったのかな……」
凛「かよちんは心あたりある?」
花陽「私は特に無いけど……」
真姫「(あの人が頭から離れない。あの時勇気を出せばよかったのに。後悔ばかり残る)」
凛「真姫ちゃん?真姫ちゃん!」
真姫「ヴエェな、何よいきなり!」
凛「真姫ちゃんほんとに大丈夫?最近おかしいにゃ」
花陽「ほんとに何もないの?悩みがあるなら相談してね?」
真姫「閉じ込めていても仕方ないわね。分かったわ相談させてもらう。」
私は全てを凛達に話した。
凛「なるほどにゃー」
花陽「そういう事だったんだね」
凛「つまりその人とお付き合いしたいんだにゃ?」
真姫「お付き合いだなんて……!とにかく仲良くなりたい。そこからなの」
凛「凛達は応援するよ!真姫ちゃんの初恋!ね、かよちん?」
花陽「もちろんだよっ!応援するよ!真姫ちゃん!」
真姫「ありがとう。少し気分が楽になったわ。」
凛「何でも手伝うから相談してほしいにゃ!」
花陽「そうだよ!真姫ちゃん!とにかく相談してね?」
私はいい友達を持った。幸せだ。応援してくれる友達がいる。私はその時頑張れると思った。
翌日私はあの人を待った。
俺「あ、あの人真姫さんだ!丁度よかった!ハンカチを渡そう。」
俺「あのすいません!西木野真姫さんですよね?」
真姫「?!……あ、はいそうです!」
俺「これ西木野さんのハンカチだよね?昨日落としていたから渡そうと思って。」
真姫「ありがとう、」
俺「じゃ、この辺で失礼しますね」
真姫「ま、待って!」
俺「え、はい?」
真姫「ハンカチ拾ってくれたお礼がしたいです。モジモジ良かったらお茶しませんか?」
俺「あ、ありがとうございます!ぜひお願いします!」
真姫「(やったわ!これをきかいに仲良くなるわ!)」
俺「でっかいなぁー……」
真姫「さ、どうぞ上がって」
俺「お邪魔します!」
俺「……」
真姫「……」
俺「あ、あの」
真姫「ヴぇえ、は、はい?」
俺「西木野さんてあそこの道によくいるよね。何かあるの?」
真姫「いや、特に何もないです……」
俺「そうですか!すいません変な事を聞いちゃって」
真姫「あ、いや、全然大丈夫です!」
俺「今日はありがとうございました!」
真姫「はい!気を付けて帰って下さいね!」
俺「それじゃ!」
真姫「(想いを伝えなくていいの?最後のチャンスじゃない)」
真姫「待って!」
俺「あ、はい!何ですか?」
真姫「私がねあそこにたっていたのはあなたに一目惚れしてしまったからなの。」
俺「……」
真姫「あなたを一目見たときから私は初めて恋に落ちたの。あなたを想うと切なくて苦しくて。自分の気持ちがおかしくなっちゃうくらい苦しかった。」
俺「西木野さん……」
真姫「あなたを一目見たときからずっと好きでした!付き合ってください!」
俺「俺なんかでいいんですか?……俺なんかぱっとしないしドジだし。」
真姫「私ね、人を見る目には自信があるの。あなたがいい人だって事もすぐわかるわ。恐らく何人の人とも付き合って来たでしょ。」
俺「西木野さん……」
真姫「私と付き合ってください。」
俺「……俺なんかぱっとしないしドジだけど西木野さんいや、真姫を守っていく自信はあるよ!こんな俺だけど宜しくお願いします。」
真姫「告白成功……よね?」
俺「はい!これからもお願いします!」
真姫「こらこそよろしくね……//」
一日後
凛「え!真姫ちゃんほんとに俺さんとお付き合いできたの?」
真姫「本当よ」
花陽「おめでとう!真姫ちゃん!これからも応援するよ!」
真姫「ありがとう!これからも頑張るわ。」
俺「真姫をデートに連れていかないと!早速誘おう。」
真姫へ
明日の日曜日デートに行かないか?プランは俺にまかせて!
俺「送信…よしできた!あとは返信を待とう。」
真姫「俺からメールだわ。」
真姫へ
明日の日曜日デートに行かないか?プランは俺にまかせて!
真姫「デ、デ、デート!?……//もちろんいくわ」
俺へ
もちろんいくわ。あなたのデートプラン楽しみにしておくわね。
真姫「送信…できたわ。明日に備えて寝ましょう」
次の日
ピンポーン
俺「真姫迎えにきたぞ!」
真姫「今いくわ。」
俺「……可愛い//」
真姫「……//あっ当たり前でしょ!俺とのデートなんだから。」
俺「それじゃあ行こうか!」
真姫「えぇ……//」
ギュッ
俺「手を繋ぐよ」
真姫「あ、当たり前よ!……//」
俺「まずは真姫の服を見に行こうか!」
真姫「いいわね!早速行きましょ!」
俺「やっぱり真姫はなんでも似合うね!」
真姫「当然でしょ!……//」
俺「よし!服は買えたからご飯にしようか!」
真姫「ええ!そうしましょう」
俺「ラーメン屋さんでいい?」
真姫「いいわよ」
俺「ここのラーメンすんごく美味しいんだ!」
真姫「!ほんとね!美味しいわ!」
俺「お腹いっぱいだぁ!」
真姫「次はどこへいくの?」
俺「次は遊園地だよ!」
真姫「そう。早速行きましょ」
俺「綺麗な星空だね……」
真姫「ええ。観覧車は素敵だわ」
俺「でももっと綺麗な物があるんだ。」
真姫「え?」
俺「それは真姫だよ!俺の大事で輝いている真姫だ!」
チュッ
真姫「……//んっ」
俺「……」
真姫「……//」
俺「いきなりキスしてごめんね。真姫、どんな事があっても絶対守ってみるよ。この命に変えてでも。」
真姫「ありがとう。チュッ」
俺「……//」
真姫「お返しよ!」
俺「はは、やられたよ!」
観覧車を降りた俺たちは大きな大きなクリスマスツリーを見上げた。
真姫「綺麗なツリーね」
俺「あぁ。このツリーを真姫と見たかった。今日は本当にありがとう!楽しかったよ」
真姫「お礼を言うのはこっちよ。ありがとうね」
俺「それじゃ帰ろうか。」
真姫「ええ…//」
それから俺たちは手を繋ぎながら帰った。
真姫「ここでお別れね。またデートしてね?」
俺「もちろんだよ。真姫またデートしよう!」
真姫「それじゃあね!」
俺「うん!」
私は次のデートの事に気をとられすぎていた。
ブーーンブーーンプープーッーー
ガッシャーーーンッ
真姫「えっ…」
その時は何が起こったか分からなかった。
いや、信じたくなかった、この光景を……
私の目の前には血まみれの俺が……
俺「うっ……」
真姫「嫌ぁーーっ嫌よ!死なないでねぇ?冗談よね目を開けてよ……ねぇ!」
俺「いったでしょ…命に……変えて……でも……守って………見せるって…………真姫……泣か……ない……で俺は……泣いてる……真姫……なんて……み……たく……ない……笑って……よ……最高の……笑顔……で」
グタリ
真姫「嫌よっ!死なないでねぇ?デートするって約束したじゃない?ねぇ!目を覚まして嫌ぁーーーっ!」
そこからの記憶は無かった。お母さんの話によれば泣きわめいて暴れていたそうだ。事故の原因はトラック運転手の信号無視だった。私はトラック運転手を恨んだ。本当に恨んだ。私はトラック運転手を永久に許さないわ。
事故から4日後……トラック運転手は裁判により危険運転過失罪の判決を言い渡された。一方私はあの事故から喋る事が出来なくなってしまった。
明日は俺のお葬式なのに……
真姫「……」
真姫ママ「真姫?明日は俺君のお葬式よ?」
真姫「……」
真姫ママ「悔しい、切ない、許さない、あなたの気持ちは分かるわ。でも今のあなたのみた俺君はなんて言うでしょうね?」
真姫「……」
真姫ママ「実はね俺君分かっていたみたいなの。自分は死ぬんだって……」
真姫「……え?」
真姫ママ「俺君の鞄から手紙が見つかったの。遺言書よ。」
真姫へ
今真姫がこの手紙を見ていると言うことは俺はもう旅立ってしまったからでしょう。勝手でごめんな。必ず守ってみせるって言ったのは俺なのに。これから守っていけなくて本当にごめん。俺にとって真姫は本当に大切な人でした。俺に見せてくれる素晴らしい笑顔が俺の元気の元になったんだ。真姫は本当に俺の輝きでした。でもな俺がいなくなっても笑顔を絶やさないでほしい。真姫の素晴らしい笑顔で救われる人がたくさんいるはずなんだ。真姫は太陽だから。これからも笑顔がたくさんの真姫でいてください。
勝手でごめんな。 俺より
真姫「うっ…ううぅっ………ポロポロ 」
真姫ママ「真姫、好きなだけ泣きなさい。お母さんが受け止めてあげるから。」
真姫「ママあぁっ……ううぅっ……ポロポロ」
翌日私は俺のお葬式を最高の笑顔で迎えた。俺の最後の願いを必ず叶える。俺の意思を私は継いで生きていく。
私の部屋の額縁には俺と撮ったクリスマスツリーの写真を飾ってある。
最後まで見てくださった方ありがとうございました。初めてのssなので変な所があるかもしれませんがお許しください。
キモすぎ。
ラブライブに俺君はいらない
俺くんはいらない