2018-01-28 05:41:35 更新

概要

題名変えたんですけど、こっちのほうがあってる気がして...。


前書き

頑張ります。

初投稿なんで大目に見て

完走(ご指摘)はさせるが亀



幼馴染「 やっぱ一緒に帰ると楽しい!」


男「そっか」


後輩「大好きなんです」


男「そっか」


委員長「優しいので、私はすk..嫌いじゃないわ」


男「そっか」


先輩「反応と可愛いからついちょっかい出したくなるというかー」


男「そうですか」


「「「友君が」」」


男「さいですか」













男「はっ!!夢か」


母「男!起きなさい!」


男「起きてるよ」


母「早く学校支度しなさい。私はもう仕事にいくから鍵お願いね」


男「わかってるよ」


母「あぁ、あとそれとね、友君待ってるわよ」


男「ファッ!?ウーン」


母「待たせないの。さっさと支度する!」


数分後


男「ごめん待った?」ガチャ


友「大丈夫だ。それより早く行こうぜ」


男「おっ、そうだな」


幼馴染「友発見!」ギュッ


友「お、おい!抱きつくなよ!」


幼馴染「えー でも友の背中居心地いいんだもん」


友「そうか?みんな一緒だろ」


幼馴染「そんなことないよ!」


男(まず、俺に挨拶しような。泣いちゃってもいいの?いいなら、仕方なくだけど泣いてやらんでもないけど?)


幼馴染「男君もおは!」


男「おはよう」(こいつ今気づいたろ)


友「それより、テスト大丈夫なのか?」


幼馴染「あー...」


幼馴「わかんなくなったら友に教えてもらうもんね!」


友「勘弁してくれよ…」ヤレヤレ


幼馴染「何その態度!ムカつく」プクー


友「俺だって結構危ういんだぜ?」


委員長「なら私が教えようか?」


友「おぉ!?いつのまに!?」


委員長「今来たのよ」


幼馴染「委員長!教えてくれるの!?」


委員長「ええ。もちろん。教えると私も身につくからね」


友「さんきゅーな」


委員長「このツケはちゃんと払ってもらうわよ」ニコッ


友「うっす...」


幼馴染「....」ムッ


友「男も一緒n....あれ?あいつは?」


委員長「あら、男くんいたの?私は見なかったけれど?」



教室


男「あんな空気の中いれたら俺はそいつを神と呼べるだろう」


女「あっ、男君」


男「女さんじゃん。今日は来るの早いんだね」


女「....ま、まぁね」


男「おやっ、何かあるのかな」


女「い、いや?どうしてそう思うの?何もないけどなー」


男「いや、なんとなく」


女「そっか」アハハ....




イケメン「おい、なんで逃げr....」


男「.....」(なんかめんどくさそうやな)


イケメン「あんた誰?」


男「男です。身長171cm体重65kg 誕生日6月6日ですよろしくね」


イケメン「そんなことを聞いてんじゃねぇよ。女のなんなの?」


女「ちょ、ちょっと!男君は全然そういうのじゃないって!」


イケメン「俺はどうなの...」


女「えっ何言ってんの!?」


イケメン「俺とあいつどっちがいいか決めてよ」


女「はぁ!?話が見えないよ!」


イケメン「俺って言えよ」チュッ


女「ば、バカ!男君見てr....あれ?」




トイレ


男「やべぇよやべぇよ....」


男「周りにろくな奴いないじゃん」


ガチャ


彼氏「はぁ、どうしたらいいんだよ...」ポロポロ


男(トイレに入って来た瞬間泣いたじゃん1番やばいよ)


彼氏「あ、なんだ...人がいたのか。ハハ...情けねー」ポロポロ


男(どうするべきなんだろう。このまま立ち去ったらダメな気もするけど...)


男「どうしたんですか?」


彼氏「いいや、何でもないんだ。俺の問題だ...」フキフキ


男「そうですか?もし、相談したくなったらいつでも相談しに来てください。いつでも相談ノりますよ」


彼氏「ありがとうな。何か変な気を回せちまったな」


男「いいえ。構いませんよ。慣れてますし」ガチャ (ふっ!決まったなこれは)ドヤァ



教室


教師「ホームルーム始めるぞーほらー席着け」


キリーツ レイ オネガイマシース


友「あぁ、男、どこ行ってたんだよ」


男「あぁ、ごめんね。トイレに行ってた」


友「お前いないから苦労したぜ」


男「いいでしょうに。むしろ、美人に囲まれてうらやましいよ」


教師「俺の話聞いてからでもよくない?その話」


男「センセンシャル」


教師「頼むよまじで」


クスクス


キーンコーンカーンコーンry


幼馴染「お昼だぁ!」


男(そろそろ…始まる)☆GO☆KU☆RI☆


ダッダッダ


後輩「友先輩」


先輩「友君」


委員長「友君」


幼馴染「とーもっ♪」


「「ご飯食べよう(ましょう!)」


男(ハーーーレムッ!!!!)


友「わーったよ。行くか」ポリポリ


友「男はどうする?」


男「俺はいいよ」


友「そうか?」


男「うん。先生に呼ばれてるしね」


友「わかった。来れたら来いよ?」


男「善処するよ」




女「私たちもいこ?」


女友「裏切者めっ!」


女「なんで!?」


女友「イケメン君、待ってるわよ」


女「えぇー!?」


女友「私がえぇー!?よ、いつから仲良くなったのかしらね」ニヤニヤ


女「そんな…!女友の思ってることは何もないからね?」ムスッ


女友「わかったわよ。行きなさいな。あんまり待たせると、嫌われちゃうぞ?」


イケメン「早く」グッ


女「ちょ、ちょっと引っ張んないで!」


イケメン「こうでもしないとこないだろ?」


ワイワイガヤガヤ


廊下




彼女「ねっ!DQN。屋上で食べない?」


DQN「いいぜ。そのあとたっぷり・・・・な?」


彼女「もぉ~、ほんとにスケベなんだから…///」


男(校内でなんちゅう下品な話をしとるんじゃっ!けしからんっ)


彼氏「……」チラッ


男(あぁ、そういうことか)


男(よし、ほっとこう)


男友「おっ、男じゃん」


男「うん、こんちゃ」


男友幼馴染「こんにちは」


男「あぁ、確か男友の幼馴染ですよね?」以下幼馴染2


幼馴染2「はい、そうですよ」


男「お二人でどこに?」


男友「今から教室で弁当だ」


幼馴染2「あんたのお母さんに頼まれてこうやって弁当つくってあげてんだから感謝しなよね」


男友「おいおい、態度が男と違うじゃねぇか」


幼馴染2「男君はあんたみたいじゃないの!」


男友「それってもしかして…」


男  幼馴染2 ドキッ


男(ははん ようやくきがつくのか!?ツンデレの意思は伝わるのか!?)


幼馴染2(バレたかな!?ばれたよね!? でも…このままいけば…」


男友「お前、男がすk((男「あっ、そういえば俺、急がなきゃいけないんだった」


男友「おぉ?おう」


男「いい?今は聞かれなかったけど、次同じセリフを幼馴染2さんに言ってみろ?殺されるからね?」ボソッ


男友「お、おう」


幼馴染2「……?」


幼馴染2「どうかしたのかしら?」


男友「なんでもねぇ…」


幼馴染2「で?もしかして?なんなのよ」ドキドキ


男友「あぁ、えっとー…っ! 俺の事嫌いなのかと思ってさッ!」ハハッ


幼馴染2「っ…そうよ、あんたなんて嫌いよ」(だよね。普通はそうよね。私が悪いんだわ)ズキン


男友「ハハッだよなぁ!さっ 飯食べようぜ」


幼馴染2「そうね」




男「はぁ!!どいつもこいつも!顔が青春であまあまにっ!歪んでるんだよ!バーカ!」


弟「あ! 男先輩!」


男「んあ?」


弟「えっとー・・・・? どうかしたんですか?」


男「あぁ、ハーレムって何なんだろうな。結局男の優柔不断なとこから切り開いていっちゃうやつだしよ。その男はすべてがパッとしないわけで!」


弟「ど、どうしたんですか?」


男「少女漫画だって結局イケメンにやれれば即落ちる何も考えないあほの女だし!寝取られもよ!見てて鬱になるし!ツンデレ幼馴染とかテンプレ過ぎて草も生えないし!まぁ、全部草なんて生えないんですけどねぇ!wwwww」


弟「生えてますそれ・・・」


姉「あら、弟君ここにいたの」


弟「姉さん!」


男「お姉さん?え?風紀委員長だよね?」


姉「そうよ。この子の姉です。あと私は年上なので敬語忘れずに」


男「かっー、失敬、以後気を付けます」


弟「何の用なの?」


姉「あら、用がなければ会いに来てはダメなの?」ギュー


弟「そ、そんなことないけど・・・」デレデレ


姉「なら、いいじゃない。顔真っ赤で可愛い♪」


弟「や、やめてよ」デレデレ


男「あれですね、先輩って風紀委淫なんですね」


姉「...?さっきそういったはずよ?」キョトン


男「漢字違う気がしますけど、まぁいいです」


男「弟、何か用あったの?」


弟「あっ!そうだ。これを女友先輩に渡してくれませんか?委員会の書類なんですけど、なかなかあのグループには後輩の僕としては少しハードル高いので・・・」


男「あぁ、そうだな。わかった。渡すね」


弟「ありがとうございます!」


姉「弟君、私のお弁当食べましょ?」


弟「いいよ」



スタスタスタ・・・・


男「幼馴染もいなければ、姉もいない。彼女なんていないしツンデレ属性なんて受けたこともない」


男「どうすれば、そういうものになれるんだろうか」


男「ハーレムって近くて遠い」


男「ラブコメって不公平だ」


男「俺にもきっと春が来るはず」


スタスタスタ


女友「でさー」


ハハ マジウケルンデスケド


男(うわっ...。もし俺が後輩なら絶対無理だな。今でもギリギリだもん絶対これぇ)


男「女友さん」


モブ「ちょw何。女友に何か用?」


男「うん。後輩の弟君が委員会の書類を届けてくれって」


女友「おっ、ありがとうねー。でもなんで男君に?」


男「えぇ?」


女友「?」


男(そんな質問されるとは思わなかった。流石にお前らが怖くてわたせねぇんだってよとか言えないし...)


モブ2「どうしたの?wもしかして男がただ単に渡したかっただけなんじゃないの?」


モブ「そりゃないっしょーwww」


男(適当にノっとこう)


男「あーそうそう」


モブ・モブ2「え」


女友「は」


男「え?」


男「じゃ、自分これで失礼しますね」


女友「あっ...うん」


モブ「普通今のタイミングでかえらなくなーい?」


モブ2「うんうん。あれはないわ」


女友「...」






男「よぉし、ここでご飯だ」


兄「おっ、男じゃん 一人で何してん?」


男「見ればわかるでしょ。ご飯だよ」


兄「一人で?」


男「そう、一人で」


兄「なら、一緒に食べようぜ」


男「嫌だね」


兄「どうしてだ?」


男「妹もいるんでしょ?」


兄「あぁ、そうだけど?」


男「その妹さんは今どこ」


兄「便所だけど、目の前の」


男「へぇ、待ってんだ」


兄「そうだが」


兄「話がよくわからんくなってきたぞ」


兄「どうすんだよ?」


男「行かないわ」


兄「だからなんで」


男「三人で何度か行ってるけどさ、妹と仲良くしすぎて俺が浮くねん」


兄「そうか?普通だと思うけど」


男「うちの学校基準で見たら普通かもしれないけど、全国でみたらもはやカップルだよ」ペッ


妹「カップル・・・悪くない。むしろ、いい♪」


兄「おぉ、いつもの間に」


妹「今来たの」


男「そういうことだから、一人で食べる」


兄「わーったよ。じゃあ今度二人で食おうぜ」


男「うん」


妹「私がそれ嫌」ギュッ


兄「あまりくっつくなよ?」


妹「うん」


スタスタ


男「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」モグモグ


男「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」モグモグ


男「・・・・・・・・・・・」モグモグ


男「・・・・」ゴクッ


男「あー... 転校してぇ」





山田「男君1人で何してるの?」


男「えっ、山田?」


山田「そうだよ。全然最近あってなかったね」


男「お前だけだよ。ラブコメないの」


山田「あぁ、そういう点だと心配ないかな。周りに女の子がよってこない」


男「お前が1番イケメンだと思うよ俺は」


山田「あははー、またまたー」


男「なんで俺らには何も無いんだろうか」


山田「運命だろうね」


男「運命かぁ」


山田「ただ、運命なんて高校で始めるわけじゃないよ。なんなら通過点だと思えばいい。ここの学校のラブコメはクセが強い。それは高校卒業した時に気まずさしか起きないんだよ?そう思うと見てて滑稽じゃないか」


男「あぁ、言われてみれば」


山田「ただ人生で高校ってのは花の1つだろうね。だから出会いが欲しいと思わないはずがないけど、まだあと1年と半年残ってるじゃないか」


男「1年で何か変わるものがあれば、転校したいなんて思わないけどな」


山田「どうだろ。まだ可愛い子で残ってる子は沢山いると思うよ」


男「山田は狙わないのか」


山田「僕は....」


男「.....」


山田「好きな人....がいるんだ」


男「高校は通過点とか言ってやつがなぁ」


山田「そ、それは君が落ち込んでたから気遣っての言葉だろ?」


男「知ってるよ。冗談」


山田「全く」クスッ


男「で、誰なんだ」


山田「はずかしいなぁ」ポリポリ


男「恥ずかしがることなんてないぞ。そこらへんのラブコメの方がよっぽど恥ずかしい」


山田「それに関しては負ける自信しかないね」


男「でしょ?ならパッと言ってみなさい


山田「生徒会長...なんだ」


男「はーあれか。孤高の美女。そういえば、山田は書記だっけ」


山田「それ目当てで入ったんだけどね」


男「カミングアウトしすぎな」


山田「無理だと思う?」


男「お前たちのやりとりを見たことがないからなぁ、そこはなんとも」


山田「なら放課後来て欲しい」


男「いいのか俺なんかが生徒会室に入って」


山田「今日は丁度、会計の許嫁がいないんだ。代わりには少し頼りないけど、それを口実に手伝いがてらきてよ」


男「今 若干傷ついちゃったぞ」


山田「ごめんよ」


男・山田 クスッ


男「山田と話すと1番楽しいし安心するわ」


山田「お互い様さ。じゃ、また放課後、すぐに生徒会室来ていいから」


男「了解」





教室


友「どこいってたんだよ?」


男「山田と飯食ってた」


友「俺のは断ったのにかよ!」チクショウ


男「あは、ごめん。元々約束してたからさ」


幼馴染「ふふ、男と山田くんは仲良いもんね。でも気をつなよ?一部の女子からネタにされてるよ。二人とも見た目いいんだから気をつけなよ」クスクス


男「それはちょっと笑えないかな」トリハダ






放課後



友「やっと終わったー」


男「さぁて、行こうかな」


友「どこ行くんだ?」


男「あぁ、ちょっと山田とね」


友「俺も行きたいんだけど」


ガラガラ


後輩「せーんぱいっ♪近くに新しいカフェできたので行きませんか?」


先輩「奇遇ね。私も誘うつもりだった」


委員長「ふふっ、私も」


幼馴染「え?なら私もいく!」


男「ってなわけで、友は無理だね」


友「参ったな」


後輩「あれ、男先輩は来ないんですか?」


幼馴染「山田くんと用事があるんだよね」ニヤニヤ


先輩 ピクッ


先輩「よかったら、山田くんとのツーショットをくれると嬉しいわ」


男「....そろそろ、いきますね」


友「またなー」



女「カフェなんてできたんだ。知らなかった」


女友「イケメン君とデートで行ってないの?」


女「わ、わわ!イケメン君とはそんなんじゃっ!」


イケメン「じゃあ、そういう関係になる?」


女「えっあっ?イケメン君!?」


イケメン君「カフェ行こう。女」ギュッ


女「ちょっと!手引っ張んないで!」


女友「何だあれ」





コンコン


生徒会長「どうぞ」


男「失礼します」


生徒会長「あなたが、山田くんが言っていた男君?」


男「はい」


生徒会長「そ。山田くんまだ来てないから、きたら学校の備品点検しに行きましょうか」


男「はい」


生徒会長「.....」


男「.....」


生徒会長「ねぇ....」


男「はい」


生徒会長「山田くんの好きな食べ物とか知ってたりするかしら」


男「.....」


生徒会長「.....?どうしたのかしら」


男「いえ、何でも。そうですねぇ、前にご飯一緒に食べている時に聞いたんですけど」


男「美味しいものなら平等に好きと言ってました」


生徒会長「そう。彼らしいわね」


プルル


男「失礼します」


生徒会長「構わないわ」


男「もしもし?」


男「あぁ、うん、うん」


男「わかった。ううん、大丈夫。じゃ、また」


生徒会長「.....」


男「山田、先生と文化祭でのクラスのことで話があるそうで、少し遅れるとのことです」


生徒会長「そうなの。ではどうしましょうか。やることなくなってしまったわ。点検に行かないと仕事も次に進まなし....」


男「では少し話しませんか」


生徒会長「そうね、いいわよ」


男「あ....」


生徒会長「何かしら」


男「思い出しました。山田、親子丼はいつも幸せそうに食べてますね」


生徒会長「親子丼....」


男「出来たてがいいと思います」


生徒会長「どういう意味かしら」


男「山田の家に行って料理振る舞うとか、山田を家に釣れて料理振る舞うとかいいんじゃないんですか」


生徒会長「.....」


男「....?」


生徒会長「いつから気付いたの」


男「(まじかよ。あれで気づかないと思ってたのかよ。恋愛に無知なのか、はたまたただのアホか)」


男「直感ですかね。でも山田も相当鋭いし気づいてくれるのでは」


生徒会長「それがね、山田くんといると....その、上手く話せないのよ」


男「あぁ、そうなんですね」


生徒会長「あなた、よく私と話せるのね」


男「普通じゃないですか」


生徒会長「目付きが悪いせいで私はいつも話しかけられないわ。性格も問題なんでしょうね、きっと」


男「生徒会長は山田に信頼されてますから。俺は山田の信頼する人に悪い人はいないと思っているので、話してても何も感じません」


生徒会長「そうなの....山田くんは私を....」



男「はい、あと先輩でいいですか?」


生徒会長「どうぞ」


男「ありがとうございます」


生徒会長「遅いわね」


男「山田ですか?」


生徒会長「そうよ」


男「...」


山田『周りに女の子がよってこない』


男「(よっては来てないだろうけど、ちゃんといるじゃんか)」


生徒会長「どうしたのかしら?嬉しそうな顔をして」


男「いえ、なんでもないです。先輩って本当に山田が好きなんですね」


生徒会長「...っ!?」カアアァ


男「素直になればすぐに付き合えますよ」


生徒会長「怖いのよ」


男「...?」


ピロン♪


男「...」チラッ


生徒会長「彼が信頼してくれているのは嬉しいけれど、私がこんな感情を彼に抱いているとわかれば、彼は...」


山田:今から行くね


男「きっと大丈夫です」


生徒会長「なぜ言い切れるの?」


男「親友ですから」


生徒会「理由になってないわよ...」クスッ


男「そうですね。でも、山田はモテる。ほかの女にとられますよ。やらないで後悔より、やって後悔です」


生徒会長「そ、そうよね」


男「練習してみましょう」


生徒会長「そ、それは嫌よ」プイッ


男「でも本番で失敗して、それこそ幻滅されるなんて嫌じゃないですか?」


生徒会長「....」


男「(一か八かだけど、ノッてくれれば必ず成功する。ただ冷徹の美女、孤高の美女の生徒会長にはやはりダメか?)」


生徒会長「わ、私は...」


男「...キタ」ニヤァ


生徒会長「山田君が...好きなの」


男「いつもの生徒会長じゃないですー」ヂタバタ


生徒会長「あなた...馬鹿にしてるわね」ハァ…


男「(やべっ...やる気喪失させてしまった...?)」


生徒会長「でも、そうね。いつもの私らしく...」


男「はい」


生徒会長「私は...」


男「(そう。この学校はラブコメの神様が宿る学校。告白練習中に山田が入ってくるなんてわかりきっていることだ。手伝いはしたよ、山田)」


生徒会長「や、((ガチャ


山田「ただいまかえりまし「山田君が好きなの!私と...」


男「...フッ...計画通り(ゲス顔)」ボソッ


生徒会長「えっ…」カアアァ


山田「あの…」


生徒会長「あ、あら山田君。随分お、お、遅かったのね。今の事なんだけど…」オドオド


山田「僕も生徒会長の事が大好きです。付き合ってくれませんか?」


生徒会長「嘘…」ジワッ


ガチャ


スタスタスタ・・・・


男「はぁ~」


ピロンッ♪


男「…」


母:にんじんと醤油買ってきて。それと今日、大事な話があるから、すぐ買って帰るように


男「...」


男「俺ってば、損な性格してるぜ全く」






一時間後


男「天国がよんでいるっ!いくぞおぉおおぉ、いえぇぇぇぇええ!」


男「おっおっおっおっ!!まずはこの方!」


ガチャ


男「もちろん俺らは抵抗するで!拳でっ!」アヒャヒャ


男「おっとただいま言い忘れた☆ただいまお母さんっ☆ ただいま僕っ☆」


シーン…


男「あ、あれ?リビングにいないの?」


ガチャ


男「…」


母「は~」アキレ


父親「...」ダラダラ


許嫁「…」


許嫁父「...」


男「えっと...すいません。家間違えました」


母「合ってるわよ。これ以上馬鹿をさらさないで」


許嫁父「君の息子は大丈夫かね」


父「どうでしょう、根はいいやつだと思います…多分」ダラダラ


許嫁「私、この人知っています」


男「へ?」


許嫁父「その制服...君うちの娘と同じ学校なのか」


許嫁「生徒会の書記の山田君の親友と聞きました。男女ともに好かれ、優しいと山田君から聞きました」


許嫁父「ほう…顔もずば抜けているわけではないが、まぁいいほうか。母さんに似たんだな」


母「あら、どうもぉ」


父「...」


男「何かあったんですか?」ダラダラ


許嫁父「いや、実はな」



今日 朝


許嫁「嫌です。中年の男性とはお付き合いしたくありません」


許嫁父「そんなこと言われても…断る理由が無いようであれば...」


許嫁「お付き合いするならば、近い年の人がいいです」


許嫁父「私もそうしたいんだが…他の婚約者が無いのであれば強制だと...」


許嫁「探してください」


許嫁父「...」




会社


課長「社長から以下の条件ものは必ず、私のところへ来るように頼まれている。息子。16歳から19歳までの息子がいるもの」


父「はぁ…私です」







許嫁父「ということなんだ...すまんな。しかし婚約すれば、父を上にあげさせてもいい。もちろん君の学費も全て免除する」


父・母「喜んで」


男「…」


許嫁父「決まりだな」


許嫁「...」


男「わかりました。しかし、ほかにいい人が見つかれば…」


許嫁父「あぁ。娘の任意で決める」


男「…わかりました。お願いします」


許嫁「はい」


男「(かわいいけどさぁ~。許嫁ってあんま好きじゃないジャンル…。俺が好きなのは従妹や!!)」


許嫁父「では、明日から二人の家を準備しとくからそこに住むように」


男「っ...!?」


許嫁「わかりました」


許嫁父「私はこれから出張だから、娘はここで一泊させてもらいなさい。では、父、母さんお願いします」


父「いえっ!こちらこそ!」ペコリ


母「いつでもいらしてくださいね」ペコ


男「き、今日で母さんの手料理最後かぁ。寂しいなぁ」


母「あらあら、私は面倒がなくなっていいけどね」


男「ひどいっ!?」


許嫁「あっ...お母さんに連絡しますね」


母「お母さんって...」


許嫁「今はロンドンです...。来年帰ってきます。少し報告を」


母「わかったわ」


父「よかったな!あんな美人と付き合えて!」


男「あぁ。ほんとよかったな出世道まっしぐらで」


父「えへへぇ~♡」


母「キモイ」ベシッ


男「...なんだかなぁ…」


母「どうしたの?浮かない顔して」


男「いや、ほんと何か、こんなもんかって」


母「え?」


男「いや、なんでもない」


許嫁「終わりました。では、これから末永くお願いします」ペコ


母「まぁ!ひら男も!」


男「お願いします…」


父「許嫁ちゃん!」


許嫁「はい」


父「メアド教えてほしいなぁ」


母「うふふ、あなた晩御飯抜きでいいわよね?」ニコォ


父「や、なんでもなかった」


許嫁「…はい」


男「...」


母「じゃあ、ご飯にするわ」


許嫁「私も手伝います」


母「あら、いいのかしら」


許嫁「泊まらせていただくので、これくらいは…」


父「男、お前はとても幸せ者だな。俺のおかげだな」


男「お前もな。俺と母さんに感謝だな」






少し経って


ピンポーン


母「あなた、お願い」


父「わーったよ」


ガチャ


従弟「どうも!おじちゃん」


父「ぉぉお! 従弟じゃんか!どうした?」


従弟「男いる?」


父「あぁ!いるぞ!中に入れ!」


従弟「ありがと!」


従弟「おとこおおおおお!!」


男「うるさい帰れ」


従弟「おかあんはどこじゃああああ」


男「キッチンだけど料理の邪魔するな」


従弟「いいのかなぁそんな言い方して」


男「なんだと?」


従弟「この前みちゃったんだよね、男の趣味」


男「…お前まさか」


従弟「まさか、従妹モノが好きだなんて!僕の姉って男からしたら妹だから…わお!いっていいのかな!」


男「現実と二次元の区別ぐらいちゃんとつけます。いっていいから早く要件いって帰りやがれください」


従弟「まず、おかあさんいないと!」


男「なら自分でよんでこいよぉ」


従弟「優しくねぇな」


男「うるせっ」


従弟「おかあさんっ!」


母「あら!従弟くん!どうしたの?」


許嫁「…」


従弟「...え?誰」


母「あ、許嫁ちゃんよ!男のガールフレンドよ!」


許嫁「こんばんは」ニコッ


従弟「…」ドキッ(か、かわいい)


従弟「こんばんは…」


男「あぁらっ、遅いと思ったら弟くぅんにもかわいいとこあるじゃなあい」クスクス


従弟「う、うるさいっ!」


男「お前ってそういうのがタイプだったんだな。笑える」


従弟「ぐぬぬ...」


許嫁「…?」キョトン


母「何言ってんのあんた達」


男「なんでもないよなぁ」クスクス


従弟「わ、わらうな!いいのか!従姉にいっても!(男目線だと従妹なのでこれから従妹)」


男「さっき説明したと思うからいいよ」


従弟「ぐっ…」


男「で要件ってなんだよ」


従弟「あぁ!それなんだけどね!」


母「なにかしらねぇ」


従弟「一泊だけさせて!」


男「...」


母「うーん...」


従弟「ダメ?」


母「なんで?姉さんはちゃんと家にいるわよね?」


従弟「それが誰もいないんだ。帰ったら誰もいなくてこの手紙が置いてあったんだ」


『ちょっと旦那と旅行にいってくるわ。妹の家に泊めてもらって男と遊んでな』


母「は?」


従弟「そういうことでっ!」


母「はぁ、仕方ないわね…。でも従妹ちゃんは?」


従弟「多分もうすぐ来る」


母「今日は大勢くるのねぇ」


許嫁「私、大丈夫でしょうか...」


母「気にしないで!うちは無駄に広いし部屋あまってるから大丈夫よ」


従弟「え、それってどういう...?」


男「よかったな。許嫁さん泊まるんだってよ」


従弟「…まじ?」


男「まじ」


従弟「え、えっと、」ドキドキ


許嫁「私、いても平気ですか?」


従弟「だ、だだだだだ、ダイジョブです」ドキドキ


男「プッ」


従弟「ッッ!!なんだよ!」


男「初々しいなぁって」アヒャヒャ


従弟「く~っ!」


母「あぁ、そういうことか」フッ


男「どう思いますか母先輩」


母「いや、どうもこうも、特にないけど。てか人の気持ち笑う男のほうがどうかしてるわよ」


従弟「そーだそーだ!」


男「うっす…」


許嫁「…」


男「てかご飯はどうなったん?」


母「もう少しでできるとこよ。許嫁ちゃんとても上手なのよ」


従弟「料理できるんですか?」


許嫁「家ではほとんど姉過ごしているので、日替わりで料理を分担してるんですなので、お義母さんほどではないですが、並みにはできると思いますよ」


従弟「そ、そうなんですか…」


男「姉がいるのか、その人もかわいいんだろうか、彼氏いないなら俺が」ボソッ


従弟「この作戦なら...はっ!やめろ!」


男「ちなみに姉は何歳なの?」


許嫁「25歳です」


従弟「中三なら、まだ?」


男「アウト」


母「ほら、もうあっち行ってなさい。許嫁ちゃんもいいわよ?」


許嫁「私…」


母「あっ、酷い意味じゃないわよ?」


許嫁「そうですか…?」


母「うん、そうよ。だって、電子レンジから出すだけだもの」


許嫁「そういえば、そうでした。では、色々勉強になりました。ありがとうございます」ニコッ ペコッ


従弟「...」ズキュン


母「いいわよぉ、お礼なんてー♪」


男「...」




少し経って


従妹「おじゃましま~す」


男「ひさしぶり」


従妹「兄さん、久しぶり~」


従弟「おれと態度がちげえ!やっぱり…」


男「お前以外これだから...」


弟「えっ…」


母「いらっしゃい、ご飯できてるわよ」


従妹「うん!ありがと!」


許嫁「こんばんは」ニコッ


従妹「えっ…」



以下、従弟と同じく説明


従妹「よ、よろしくおねがいします」


許嫁「こちらこそ」


従妹「兄さんにも、春が来ちゃった」


男「そうだなぁ」


従妹「私も頑張んないと」


男「いい感じの奴でもいるのか?」


従妹「いや、いないけど」


男「あ、そういえば従弟が許嫁さんに一目惚れしたんだわ」


従妹「えぇ!?」


従弟「余計なこといわんくていいから!!」


男「うるせーよ近所迷惑」


従弟「うううぅうっ!!!」


従妹「でもでも、男の彼女なんだよね?」


男「そうなんだよ。罪深いだろ従弟」


従妹「ちょっと...ね」ヒキ


従弟「姉ちゃん…。…!でも!男だってなやべぇんだぜ!」


男「...」


従妹「…」


従弟「こいつ!従妹モノが好きでそれ系の同人誌をいっぱいもってんだぞ!?」


従妹「え…」ヒキ


男「はぁ…。だから言ってんだろうが、二次と現実は違うだろうが。そこまで腐ってねぇよ」


従妹「だ、だよね」ホッ


男「俺は、お前と違って現実に夢なんて見ませんっ」


従弟「だ、だれも夢なんてみてへんわっ!」


男「ハァ...言い訳も見苦しいなぁ」


従弟「うるさああい!」



晩御飯


一同「いただきます」


男「これで、最後か」ボソッ


許嫁「…」


ワイワイガヤガヤ


許嫁「男君、お風呂入ってとお義母さんから」


男「うん、ありがとう」


従妹「私も一緒に入っちゃおうかな」


許嫁「…!?」


従弟「あー、じゃあ俺も」


男「三人は狭くね?」


母「許嫁ちゃんごめんねぇ...うちはそういうのあまり気にしない家族だから...」


許嫁「そ、そうなんですか」


男「とりあいず、従弟待機。んで俺すぐ上がるから、そん時呼ぶわ」


従弟「りょ」


父「一緒にはいる?」


母「嫌」


父「許嫁ちゃんはどう?」


母「は?」


許嫁「それはちょっと…」


父「じ、冗談」


男「許嫁さんはいつ入る?」


許嫁「一番最後でいいです」


男「わかった。なら従妹!いくぜぇ!」


従妹「おーけー」ヌギヌギ


なんやかんやで


許嫁「上がりました」ポカポカ


従弟「...っ」ドキッ


男「お前も随分変態なんだな」


従弟「う、うっさい」


男「じゃあ、どうしようか俺と従弟で寝て、空き部屋で従妹と許嫁さんでいい?」


母「まぁ妥当ね」


男「じゃおやすみ」


従妹「もう寝るの?」


男「今日はもう疲れた」


許嫁「私も少し眠いです」


母「そう?おやすみなさい」


父「おらもねるだぁ」


母「あら、そう」








男「学校は今まで通りでいい?」


許嫁「はい、かまいません」


男「あまり、関わりないし気づかれないだろうけど、もしばれたらどうするの?」


許嫁「お付き合いしてるといえばいいんじゃないですか」


男「...それでいいならいいけど」


許嫁「はい、いいです」


男「ならおやすみ」



ガチャ


許嫁「...ふん」


許嫁「(なんであんな人と…確かにおじさんよりは全然ましですが...副会長さんのような...)」ハァ


男「...やっぱ嫌だよなぁ...多分。態度でわかるしさぁ、山田に聞いてたけど、副会長か。ふむ」


男「運動神経よし、頭よし、顔よし、性格はしらん。ただモテるといえばしっくりくるわ。どこぞの友と違って」


男「俺もそんなに好みでも無いしいいんだけどね。あぁでも、告白されたらおkはしちゃうだろうなぁ。まぁないけど」


翌日


男「おはよ」


母「早く顔洗う。そんで許嫁ちゃんとご飯食べなさい」


バチャ  ゴシゴジ



男「あれ、あの二人は」


母「制服取りに行くとかでもう出たわよ」


男「へー」ボケー


母「まだ眠いの?」


男「あぁ、まぁ」


許嫁「...」


母「今日は許嫁ちゃんが作ったのよ!」


男「あーそうなんだ」


許嫁「(副会長なら...)」


男「はは、うめー」モグモグ


母「あんた...」


許嫁「よかったです。私先行きますね」


男「あぁ、またな...あ」


許嫁「...?」


男「(しまった寝ぼけてて適当になってたけど我に返ったわ)」


男「えっと、ご飯とてもおいしいよ!また学校でね!」フリフリ


許嫁「...はい」


ガチャ


母「...」


男「ふぅ...あぶねー」


母「いや、従弟との会話で適当人間なのばれてるから」


男「…」


母「許嫁ちゃんがいってたわよ。普段の男君はあんな感じなんですか?学校と違いますねって」プークスクス


男「いやいいけどぉべつにぃ。俺も行くわ」


母「はい」


ガチャ


男「おっと今日は友がいないぞ。嬉しすぎる」


 学校


女「男君おはよー」


男「うわぁ」


女「えっ…なんで」


男「え、いやなんでもないよ!おはよ」ニコッ


イケメン「おい」


男「だからうわぁって言ったんだよなぁ」


女「…」


イケメン「何、人の女に色目つかってんの?」


男「はぁ」


イケメン「おい」ガシッ


「イケメン君と男君が女取り合ってるらしいよ…」


「うっそみにいこう!」


ワイワイガヤガヤ


男「あのさーずっと前からいいたかったんだけどさぁ」


イケメン「なんだよ」


男「俺女さんの気持ちなんて知らないからあんまいけないどさー、俺のもの俺のものってさ誰がものなの?女さんはものじゃないし少女漫画とかでお前みたいなのがよく言ってて女子もそれで認めてるからかわかんないけど、じゃあもし仮にものだとしてさ。お前のものじゃないだろ。流石にそれはないと思うんだよね。しかも俺が事あるたび、突っかかってくるけど、なんなの?そんなにとられるの?怖いの?自信ないの?なくすような行動でもとってんの?おい」


男子「いいぞぉ~やっちまえぇい!」


イケメン「は、何言ってんの。そんなわけないだろ」


男「んなわけないなら挨拶とか会話程度でいちいち突っかかんなよ。うざい。しかも女さんなんか女としてみねぇわ」


女「えっ」


女子軍「えっ」


男「いいか?俺の好みはこういうのじゃねぇんだよ」


イケメン「...」


男「わかったなら、自分のクラス戻って座って大人しくしてろ。まじぶん殴んぞ」※殴るとはいったけど喧嘩が強いとはいっていないむしろ弱い


女「や、やめて」


男「うるさい。お前は話があるからそこで待ってろ。ほらあくいけよ!」ドスッ


イケメン「...っ」スタスタ


「押した…流石にひどくね?」


「でも聞いてる限りだと怒るのも納得だけど…」


「私も男君の立場だったら怒るかも」


「男だからあれで済んでるけど、ほかの男子なら退学レベルで殴るよな」


「でも初めて見たわ、男の怒るとこ、意外と怖いわ」


女「さ、さすがにひどいよぉ!」


男「ごめん!あんなこといって!女としてみてないとか...イケメンはあれで納得すると思っていっただけだから気にしないで」


女「そ、そうなんだ。私もごめんね」


男「イケメンのところに行ってあげて」


女「う、うん」



「うわ男やさしー、さすが」


ザワザワ


男「...」


スタスタ


男「(ふっふっへっ!!株が上がるぅ~!!)」


男「(あがっちゃうぅぅぅうううもぉおおぉおお///)」



姉「風紀委員です!呼ばれてきました!」


モブ「あ、あねさん」ビクン


姉「あれ?なんもないじゃない」


モブ「あぁ さっき終わりました」


姉「あぁ、そうなの。ふふ、ありがとうね」ニコッ


モブ「あっ...いえいえ」


姉「じゃあね」


モブ「俺今日のおかずきまりだぁ」


女子軍「うわぁ…姉先輩可哀想...」



友「おっ、男」


男「あーうんおはよ!」


後輩「おはようございます」


先輩「おはよう」


幼馴染「おはよ!」


委員長「おはよう」


ギュ


友「お、お前らやめろよ!一斉にだきつくな!」


委員長「ねぇ、じゃあ一斉じゃなければいいの?」


友「そ、それは...」


後輩「もぉ~先輩ったら可愛い」


友「か、かわっ!?」


先輩「あたし先ね」


幼馴染「えっずるい!わたし!」


男「なーんだこれ...」


兄「こんなとこでなにやってんだよ…」


男「いや...あの」


妹 ギュウウウ


男「君そこ何してんの?」


兄「えっ?あぁ…これは…」


彼氏「なんだこの大人数」


彼女妹「わ、わかりません」


ギュ


彼女  チラッ ブツブツ


男「...」


弟「男先輩!書類の件ありがとうございまs...なんですかこれ」


男「いや、わかんないんだ」


姉「私もやろうかしら?」ギュ


弟「いつの間に!?だからやめてよ」ドキドキ


男「先輩、風紀委員ですよね。これ直すべきじゃないですか」


姉「私たちは恋愛おkの学校だし、喧嘩やたばこじゃないと取り締まらないのよ」ギュウ


男「へぇ」




許嫁「ふふ」


副会長「はは」


男「...(そう!あーいうのが健全で素晴らしい!)」ジー


許嫁「...っ!」


男「...(やはり副会長がいいのか。山田の洞察力はすごいなぁ。後で俺も教わろう!)」ジーッ


許嫁「...」


副会長「ど、どうかした?」


許嫁「い、いえ。行きましょう」ウツムキ


男「あああもう!廊下狭い!ホームルームはじめるよ!教室は入れないからどいてよおお!!」


 昼


男「え?みんで遊びに?」


友「そうなんだよ。いくか?お前が来てくれるとすげぇ助かるんだが」


兄「俺だけじゃ頼りないか…」


友「そうはいってないだろ!...で山田もどうよ」


山田「うーん、男がいくんならいく」


兄「俺の友人の彼氏もいいか?」


友「あぁもちろんだ。人数が多いほうがいいしな」


男「あのさ、それ俺らだけで行くんだよね?」


友「え?違うけど?」


兄「俺は妹と彼氏は彼女妹と」


友「先輩、後輩、幼馴染、委員長とかだな」


男「...俺パスで」


友「えぇ!なんでだよ!?」


男「そういえば用事があったわ」


友「あぁ、そうなのかなら仕方ないな」


男「ごめんね」


友「気にすんなって」


山田「じゃあ僕、そろそろ行くね」


兄「おう、じゃあな」


友「また!」


男「ばあい」


山田「うん」


男「どうせ、生徒会長とデートだろうな」


男友「だろうな。俺もそろそろ戻るわ妹うるさいし」


友「おう」


友「俺らもクラス戻ろうぜ!」


男「うん」


許嫁「こ、これどうですか」


副会長「うん、おいしいよ」ニコッ


許嫁「あ、ありがとうございます」パァ


友「いいなあーいうの!」


二人「っ!?」


男「声でかい!行くよ!」


許嫁「...」


副会長「...あはは...まいったな」


許嫁「そうですね...」




男「友...気を付けなよ?」


友「あぁ!悪い!」


放課後


許嫁父『ということで、そこが二人の愛の巣だ!』


許嫁「とても広いです。これなら不便しなそうです」


許嫁父『だろうだろう!』ドヤァ


許嫁父『男君は今どこにいる』


許嫁「隣にいます」


男「…?」


許嫁父『変わってくれ』


許嫁「…」ホイ


男「もしもし...」


許嫁父『悪かったな。私の勝手な...」


男「いえ、気にしないでください」


許嫁父『できれば、君にも娘にも好きな人と結ばれてほしいのだが...』


男「そうですよね。あ、でもその好きな人の父親と約束すればいいのでは?」


許嫁父『あぁ、それもあったのだが。急なことでな。そこまでできなかったんだ。あのジジイは普通の恋人は許さない、なら俺と婚約だ。と聞かなくてな。しかも、他の会社を巻き込むわけにもいかんだろう。娘のわがままなんだ。まぁ私のでもあるんだがな』


男「…でも父と婚約して納得したんですか?」


許嫁父「知らんのか…?君の父は出世はしないものの、頭の回転が早い。こっちの業界では有名で、ジジイに話した途端何も言わずその場を去ったよ。話によれば昔一泡吹かせたのだとか。今は私の側近なのだが、私は前より楽させてもらってるよ』


男「よかったです」


許嫁父『まぁ、なんだ。大事にしてやってくれ。この際子作りもおkだ』


男「そうですか。でもしません」


許嫁父「そうか…君にはいつかお礼するよ』


男「そ、そんないいですよ」アタフタ


父『時間です…」


男「!?」


許嫁父『そうか。ではまたな』ブチ


男「お父さん...いつもと雰囲気が…仕事だから仕方ないか」


許嫁「荷物は全部運ばれてますね」


男「そうだな...(どうせ本性ばれてるし隠す必要もないか)」


許嫁「…」


男「なに」


許嫁「い、いえ」


許嫁「晩御飯は私が作りますね」


男「うん、じゃ俺その他やる」


許嫁「わかりました」








...…



許嫁「ご飯できました」


男「ありがとう。じゃあ風呂わかしてくる」


許嫁「はい」




男「うん、おいしい」


許嫁「あ、ありがとうございます」


男「あのさ、別に無理しなくていい」


許嫁「してないですけど...」


男「それならいいんだけど、本音言っていいからさ」


許嫁「はい...。ならいいますけど、夜とか襲わないでくださいね」


男「は」


許嫁「男の人ってそういうものだと聞きました…」


男「へぇ、でも、君のお父さんに小作りいいって言われたから別にいいんじゃないの」


許嫁「っ!?」


男「まぁ、いいや。ごちそうさま。皿洗いはやっとくからさっき風呂いっていいよ」


許嫁「…はい」



バシャーン


許嫁「...やはり、いくら好きではなくても許嫁である人が他の男性と話しているとし、嫉妬でもするんでしょうか」


許嫁「し、しかもさっきの発言はなんなんですか!」プンプン


許嫁「副会長ならあんなこと…」


許嫁「…」




男「はぁ、何か他人とって疲れるなぁ。許嫁さんと一つ屋根の下、みんなに聞かれたら殺されるレベル。なのに何故だろう。全く興奮しない…」


男「はっ!わかったぞ!副会長との件があるから一歩引いて見れるのか?なら安心だ。しかもタイプじゃないし」


男「しかし、風呂が長い…俺眠いのに…」


許嫁「上がりました…」ポカポカ


男「はい」スタスタ


許嫁「私はもう寝るので…」


男「どうぞ、おやすみ」


許嫁「おやすみなさい」




男「ぶっはあああああ。ふぅ~きもちいいぃ」クネクネ


男「俺もイチャつきたいよぉおおおお!!」


許嫁「っ!?」ビクッ


許嫁「な、なんですか今の大声...」


男「俺だってみんなみたいに!!チョメチョメ!!!したい!」


許嫁「な、何なんですか...もしかして...私と...」


男「あぁぁ(誰でもいいから)付き合いたいいい!本当の恋をしたいいい!!」


許嫁「...け、汚らわしい...」ドキドキ






翌日


男「おはよう」


許嫁「...おはようございます」


男「朝ごはんありがとう」


許嫁「これくらい普通です...」


男「そう?」


許嫁「そうです」


男「へぇ」


許嫁「私日直なので先行きますね」


男「うん」



ガチャ


男「副会長が外で待ってる...もう家教えたんか...無暗やたらに外出るとばれそう...許嫁さんのためにも気を付けよう。マンションだからいいものの、一軒家だったらどうするつもりだったんだ...」


許嫁「ま、待ちましたか?」


副会長「ううん。全然待ってないよ?じゃあいこ?」


許嫁「はい!」


男「青春してんなぁ」



テクテク


山田「おはよー」


男「おぉやまーだじゃあないか」


山田「あはは、そのー君のおかげで今うまくやれているよ」


男「いいさいいさ」


山田「生徒会長と話したんだけど、君にご飯をおごりたいんだ」


男「え?なんで?」


山田「君のおかげでこんな幸せで、感謝の言葉しかない。おごらせてくれ」


男「じゃあ、お言葉に甘えて」


山田「うん!じゃあ今日の夜僕の家に集合でいいかな?」


男「うんうん」


転校生「あの...」


男「…?」


山田「その制服…同じだよね?どうしたの?」


転校生「私、今日から転入することになったんですけど、道がよくわからなくて…ついて行ってもいいですか?」


山田「もちろん、そうかー今日から転入か」


転校生「そうなんです」


男「…」


山田「あれ、何年生なの?」


転校生「二年生です」


山田「同じだよーなら敬語は大丈夫」


転校生「そ、そう?じゃあそうするね」


山田「うちの学校さ、癖の強いラブコメの宝庫だから慣れるの大変だと思うけど、頑張って」


転校生「ラブコメ…?」


山田「あー…漫画で出てくるような感じのばっかってこと」


転校生「なんかすごそうだね」


山田「そうなんだよー、ていうか、なんで男しゃべらないの?」


男「え?...いや、喋ることも無いし...」


山田「挨拶くらいしようよ」


男「…こんにちは」


転校生「あ…うん」


山田「なんだこの空気は」


男「この学校で適応したいなら、最初は友っていう人と知り合ったほうがいいよ」


山田「確かに」


転校生「友...友...わかった!そうするね」


男「そうすればいずれかここがどんな学校かわかるから…」


山田「一番いいのは男と一緒にいることだけどね」


転校生「え、そうなの」


山田「まぁ、特に漫画っぽい奴らと親しいからさ、一番身になると思うよ」


男「でも...俺と一緒だとずっと二人きりにさせちゃうし...」


転校生「全然いいよ!」


男「えぇ...まぁでも俺を通して、女子とかと親しくすればいいよ」


転校生「そうする!」


山田「意外と息合いそうじゃん?」


転校生「えへ、そうかな。でも話しやすいかも」


男「っ!!まさかこれは...」


転校生「ど、どうしたの?」


山田「大体察した」


男(もしかして、ラブコメルート突入かな。転校生可愛いしいける!!)


男「ずっと一緒にいてもいいけどね!」ニコッ


転校生「え、えぇ?どうしたの急に」


男「別に、気にしないで!」


転校生「んー?...」


山田「あまり深く考えても意味ないよ」


転校生「そう?」


山田「そうそう。あ、見えてきたうちの学校」


転校生「あ、ほんとだ」





転校生「じゃあ私、一度職員室いくから、またね」フリフリ


男「うん」フリフリ


山田「なんで最初あんな黙ってたの?」


男「いや、ドストライクすぎて何言っていいかわかんなかった」


山田「あーいうのがタイプなんだ...可愛いと美人の中間みたいなの」


男「まぁ、そんな感じ」


山田「ふふ、まぁ頑張って」


男「うんうん」



ガラガラ


女「もうやめて!」


イケメン「うるさい黙ってろ」


チャラ男「えー?イケメン君怒ってんの?うけるぅうwwww」


男「え、あれ何やってんの」


クラスメイト「おはよう。なんかチャラ男が女さんに顎クイしてたのたまたまイケメンが見ててこうなった」


女子「修羅場ってやつね!」


女子2「あ、でもあそこ男君の席じゃない?」


男「そうだった。どうしよう」


男子「まぁ、終わるまで待とうぜ」


男「嫌だよ。腰痛いもん」


男子「もんって...」


女子「じゃあどうするの?」


男「はさみかして」


男子2「ほい」


女子「え?危なくない?」


男子「最近男怖いな見ててスカッとするけど」


男子2「それ」


スタスタ


チャラ男「てか、こんな女一人くらいでなにまじになってn…チョキ


男「...」


チャラ男「お、俺の前髪が!」


男「…」


チャラ男「てめぇ!なにしやがんだよ!」


男「ストップストップ!!!」


チャラ男「待つわけねぇだろうが!!」ブン


男(やだやだちびりそう!無理無理よけるのが精一杯!)ヒョイ


チャラ男「おい!よけんなよ!」


男「男友!help!!」


男友「仕方ねぇな」ブン!!


チャラ男「ぐはっ!!」


男「いいぞぉ!やっちまえぇ!」


「最近男君、キャラ崩れてきてるよね...」


「そう?別によくない?」


「俺も思う。いい奴に変わりないし」


男「イケメンもやれよ!!好きなやつが変なことされたんだったら黙ってみてるなよぉ!!」


イケメン「...!」


このあと、チャラ男は無残な前髪と顔を晒し、自分の教室へ戻っていった…


男「先生こなくてよかったね」


担任「いや、俺いるから普通にいるから。え?最近男なんか俺に冷たくない?」


男「あ!先生おはようございます!」


担任「き、今日は大前にみてやるから、いじめないでくださいオナシャス」


男「さすが先生。優しい」


男友「だな」


女「もう!」プンプン


女友「あんたは男達に感謝しなよ?」




ホームルーム


担任「えー転入生を紹介する。男子喜べ。女子や」


男子「うええええい!!!」


担任「入ってきなさい」


転校生「よ、よろしくお願いします!」


男子「かわいいいいいいいいい!!!」


担任「うるさいうるさい!」


モブ「おめぇもうるさい!!」


モブ2「野郎は黙ってろ!」


担任「...」ポロ


転校生「あはは...」


男「...」チラッ


転校生 ニコッ


男「…」


昼休み


クラスメイト「やっぱ質問攻めだな」


モブ「顔可愛いもんね」


男「それだけじゃないと思うよ」


モブ2「と、いいますと?」


男「雰囲気がよさげだからね」


クラスメイト「あぁ、わかる気がする」


男「じゃあ、ご飯食べてくるね」


幼馴染2「あら、男君」


男「あ、幼馴染2さんだ」


幼馴染2「男友見てない?」


男「また二人で食べるの?」


幼馴染2「そうよ」


男「そろそろ素直になったほうがいいんじゃないの?」


幼馴染2「よ、よけいなお世話よ」


男「他の女子にとられるよ?」


幼馴染2「あり得ないわ。あいつ鈍いもの」


男「いや、結構モテんのよ」


幼馴染2「え?嘘」


男「ほんと」


幼馴染2「ど、どうしよう」


男「他の女子と付き合って、そしたら幼馴染2の評価はあまり褒められたものじゃなくなるわけだ」


幼馴染2「なっっ!?」


男「『彼女...愛してるよ。幼馴染2は世話はしてくれるけど、口悪いしストレスたまってたんだ』ハァみたいな」


幼馴染2「リアルすぎて何も言えないわね…」


男「ほら、見て」


幼馴染2「…」


男友 彼女


キャッキャッ


幼馴染2「」


幼馴染2「そ、そんなぁ。たすけてぇおとこくぅん」ポロポロ


男「えっえっ泣かないで!」


幼馴染2「...」ポロポロ


男「気持ちを伝えればイチコロだよ!」ユサユサ


幼馴染2「うん...」


男「さぁ行きなさい」


幼馴染2「う...ん...」


ダッダッダ


転校生「おーい男君」


男「あ、転校生さん、質問は終わったの?」


転校生「うん、委員長が止めてくれたの」


男「あぁ、そうなの」


転校生「一緒に食べよ!」


男「うん」


兄「おいぃいぃぃい!!俺とは!?ねぇ!?」


男「あ、兄」


転校生「どこから来た...」


兄「いつも断わる癖にぃぃかわいいこだといいのかぁ!!」


男「...あ、あれ妹は?」


兄「後でくるよ!俺もいいよね!!」


転校生「う、うん私はいいけど」


男「うん、じゃあ食べよう」


兄「じゃあここで食べるか」


男「そうだね」


兄「俺、飲み物買ってくる。何か買ってこようか?」


男「あるから大丈夫」


転校生「わ、私も大丈夫だよ」



兄「おっけーじゃあ行ってくる」





許嫁「ん?あれは...」


男  転校生


許嫁「男君...あんな顔するんですか...」


副会長「どうしたの?」


許嫁「い、いえ!行きましょうか!」






転校生「...」


男「…」


兄「お、おいみんな見てるって…」


妹「へーき」ギュウ


兄「俺は平気じゃない!」


妹「兄の腕温かい。ねぇあーんして?」


転校生「...」カァァ


男「...」ジトー


兄「し、しかたねぇな。ほら、あーん」


妹「うん、美味しい。幸せ」トローン


男「メ、雌のかおだぁ」


転校生「男君がご飯を断る理由の一端を垣間見た気がする…」


男「理解者増えた。嬉しい」





放課後


山田「じゃあ、今日待ってるね」


男「うん」






男「んー外寒いからなぁ」ヌギヌギ


男「こんな感じでいいかな」


ガチャ


許嫁「...」


男「あ、おかえり」


許嫁「た、ただいまです」


男「あぁ、俺今日晩御飯いらない」


許嫁「え」


男「友達とご飯食べてくる。悪いんだけど、一人で食べてくれない?ごめんね」


許嫁「いえ、全然いいんですけど...」


男「だよね。じゃあ行ってきます。何かあったら連絡してね」


ガチャ


許嫁「...外食しますか」




スタスタ


許嫁「友達って昼の女の子でしょうか…」


許嫁「別にいいんですけど!」


副会長「あ、許嫁さん」


許嫁「副会長!」


副会長「あはは、偶然だね」


許嫁「そうですね」


副会長「どうしたの?一人?」


許嫁「今日は家に誰もいないので外食しようかなって...」


副会長「こんなかわいい子一人は危ないよ!」


許嫁「か、可愛い!?いえ、そんな…」


副会長「僕も一緒にいいかな?」


許嫁「えぇ!?」


副会長「許嫁さんと同じ理由で僕も外食なんだ。嫌かな?」


許嫁「い、いえむしろあの...」


副会長「なら、よかった」ニコッ


許嫁「…」ドキ


副会長「あ、あのさ」


許嫁「はい?」


副会長「き、今日誰もいないんでしょ?」


許嫁「え、ええまぁ」


副会長「許嫁さんの手料理食べてみたいかなって…」


許嫁「えっ...」ドキッ


副会長「いや、嫌ならいいんだけど、どうせなら...ね」


許嫁「...いいですよ」


副会長「ほんと!?やったー」


許嫁「喜びすぎです」ニコ


副会長「えへへ」




男「あの、ごめん店来て早々なんだけど、家の玄関に携帯を忘れてきてもうた」


山田「相変わらずだね君は」


会長「男君のための会なのだから、好きにしなさい」デレデレ


山田「うん、そうだね待ってるよ」


男「さんきゅう」


会長「その間何してましょうか...」デレデレ


山田「そうだなー」





副会長「ここが許嫁さんの家...」


許嫁「とりあいず部屋へ行きましょう」


副会長「う、うん」


許嫁「ここに荷物置きましょう」


副会長「いい匂いだ...」ニョキ


許嫁「恥ずかしいのでやめてください...」


副会長「あ、ごめんね」


許嫁「ではテレビでも見てくつろいでください」


副会長「何か手伝うよ」


許嫁「いえ、大丈夫ですよ」ニコッ


副会長「あぁ!もう我慢できない!」ギュッ


許嫁「えっえっ!!」


副会長「君が無防備すぎるんだ。君が悪い」サワサワ


許嫁「や、やめてください!」


副会長「もし君と住んでいたらどの男子でも襲っちゃうだろうね…ハァハァ」


許嫁「そ、そんなっ!」(男君は何もしてこなかったのに...)


副会長「スゥハァあぁ足もいい匂いだ!首元もすごい甘い香りがするよ!」ペロペロ


許嫁「ひゃっ!や、やめぇ...」


副会長「君はいつも警戒心がたりないんだよ!いつか襲ってやろうと思ってたんだ!俺の肉便器にしてやる」ペロッ


許嫁「な、なにをっ」


副会長「さぁ、僕のをなめてくれ」カチャカチャ


カシャ!


副会長「へ?」


男「あ、ばれちゃった」


許嫁「な、なんで...」


男「いやぁ、スマホ取りに来たらなんかこうなってて、写真だと証拠残るし...」


副会長「お、お前!!どうして許嫁さんの家に入っているんだ!」


男「え、付き合ってて同居してるから」


副会長「へ?」


男「俺の肉便器って言ってたけど、ぶっちゃけもう俺が調教済み」


副会長「は!?は!?」


許嫁「は?」


男「まぁなんでもいいんだけど、うちの家臭くなるからやめてくんない?」


副会長「てめぇ!!!」


男「だめ!殴ったらこの写真、警察と学校に送っちゃうよ?」


副会長「っっ...」


男「だまって帰れば誰にも言わない。そして許嫁にも近づくな。生徒会をやめろ」


副会長「そ、そんな!」


男「写真」


副会長「っ!わかった...」


男「交渉成立ね。あと破けた服のお金ね」


副会長「あ、あした渡します...」


男「うむ、よろしい」


許嫁「あの...」


男「あ、許嫁の心のケアはどうすんだろうか」


副会長「...」


男「後で俺がたっぷり可愛がってあげるぅ♡」


許嫁「っ!?」


男「野郎は帰った帰った!!」シッシッ


副会長「…」


山田「どういうことだい?」


生徒会長「呆れたわ」


副会長「!?男てめぇええ!!誰にも言わないって!!」


男「お前と約束する前に言ってたやつらだから無効ってことで!」


副会長「くそおおおおおおお!」


二人に連れてかれ、その後彼を見たものはいないという…


男「大丈夫?」


許嫁「こ、怖かったです」


男「でも、許嫁さん悪いよ?発情期の猿を家にあげるなんて…」


許嫁「…はい」


男「でも、無事でよかった。あとちょっとでお口がばっちくなってたね」


許嫁「っ…」


男「人をあんまり信頼しすぎちゃだめだ。おk?」


許嫁「はい…」


男「じゃあ、ご飯食べにいこっか」


許嫁「はい!」


それから、山田と生徒会長に事情説明





男「あぁ、色々あったな今日は...」


許嫁「あの...」


男「どうしたの?」


許嫁「男君も私といると、その...」


男「あぁ、まぁ、我慢してるけど、あいつみたいな事はしないよ。強姦とか嫌いだし」


許嫁「そ、そうですか」


男「怖いなら、2メートル近づかないようにするけど...」


許嫁「いえ!大丈夫です...」


許嫁「男君なら...」ボソ


男「...え?今なんていったの?」


許嫁「な、なんでもないです」カァァ


男(ど、どうしよう聞こえてしまったばっちり...攻略してしまった…許嫁…完)


許嫁「い、今まで冷たい態度をとってしまってすいません」


許嫁「気が付いたんです...普通の男子ならこんな生活になってないこと...男君の優しさを…」


男「あ、ありがとう…で、でも普通の男子はあまり襲わないかな...」


許嫁「でも、変な目でみられます」


男「...」


許嫁「お風呂、入ってきますね」ニコッ


男「…やべぇかあいい」


男「ただ、他の女子とチョメチョメしたらヤンデレ化しそうだあぁ…」








許嫁「上がりました」


男「あ、うん俺も入ろう」


男「どうしよう...ちょっと怖くなってきた...転校生さん大丈夫かな...」


男「い、いや考えすぎだわ多分…」


許嫁「男君...」トロン






男「ふぃーあったまった」


許嫁「あの...」


男「どうしたの」


許嫁「今日、一緒に寝ても...いいですか」


男「えっ」(態度変わりすぎではぁぁあ!?)


許嫁「怖くて...」


男「あ、あぁ、うん、いいよ」ダラダラ  (大変危険だ。一緒に寝たら俺が副会長と同じになるぞこれぇ)


男「じ、じゃあ、布団もう一枚もってくるね」


許嫁「いえ!同じベッドで...」


男「」


男「あのぉ...」


許嫁「い、嫌でしたか…?」ウワメヅカイ


男「嫌とかではなく、俺の理性が保たないです...」


許嫁「あっ...」


男(察したみたいだけど、物凄い恥ずかしい)


許嫁「男君なら...」


男「自分を大切にしてください...」(こうでも言わないと俺がもたない)


許嫁「...わかりました。布団持ってきますね」


男「う、うん」






許嫁「持ってきました」


男「じゃあ俺そっちで寝るから、許嫁さんベッドで...あ、さすがに嫌か」


許嫁「い、いえ、全然大丈夫です」


男「そ、そう?嫌だったら言って」


許嫁「はい」ボフッ  クンクン


男「...」(ダイブしてすぐに匂いを嗅ぎ始めた。ここまでくると恥ずかしさが消えてきます(白目))


男「じ、じゃあおやすみ」


許嫁「はぁいっ」トロン


男(メスの顔だ…)


男(わっ、この布団気持ちい、いくらすんだろう...すぐ眠れそう…)グゥ


許嫁「…」








男「んんんんっ!?」


男(体動かない! 呼吸ができない!金縛りだっ怖い)


許嫁「んっん」


男(あっ...)


許嫁「あれぇ?男君おきちゃったんですかぁ?」


男「う、うんというか、今キスしたよね...」


許嫁「ふふっ♪」


男「...」(ああああああ理性がああぁぁうへぇ↑)


許嫁「わぁ、固くなってきてますぅ…」ニギニギ


男 ブチッ



ー自主規制ー





男「やってしまった...」賢者タイム


許嫁「き、きもちよかったですぅ」ピクピク


男「...」


男(なんだこの俺の物語...学生の青春じゃねぇこれ...)


許嫁「ずっと一緒ですからね…」


男「はい…」


男「今日 土曜日でよかったぁ...」


許嫁「もっとできますねぇ…」


男「やりません!!」


許嫁「あう…」ビクン 


男「」


男「どうしたものか…」


許嫁「あの…」


男「ん?」


許嫁「今日の晩御飯の食材を買いたいです」


男「あぁ、いいよ。いこ」


許嫁「はいっ♪」


男「誰だお前は...」


許嫁「…?」


男「いや、なんでもない」





男と許嫁のチョメチョメの後



男「ただいまー」


許嫁「疲れました」


男「だね」


許嫁「荷物持ってもらってすいません」


男「いーや、これくらいはね...食べるの俺なわけですしね」


許嫁「ふふっ」


男「…」



月曜日


男「…」


友「俺、女友と付き合うことになった」


男「」


男友「あ、実は俺、幼馴染2付き合うことになった」


男「知ってた」


女「わたし!イケメン君と…///」


男「今更…」


兄「妹と付き合うことになったんだ」


男「大丈夫だどんな壁でもきっと乗り越えられるよ」


彼氏「俺、彼女とやり直した」


男「よかったな」


山田「…」


男「…」


転校生「私ね、クラスメイト君と付き合うことになったんだ...!」


男「なんかちょっと嫌だな」


山田「ダメだよ...男」


男「わかってるよ…」


転校生「嫌って…?」


男「や、別に」


転校生「そ、そう?」


男「てか、あまりものどうすんの?」


友「えっ」


男「幼馴染達はどこへ?」


友「さぁ?」


男「さぁってお前…」


山田「確か、後輩は野球部の先輩と、先輩は同級生と、幼馴染はヤンデレに、委員長は普通に過ごしてる」


男「土日で何があったんだ...」


山田「僕にもわかんないんだ」


男「まぁ、俺には関係ないけどさぁ…あのままでよかった気もする」


山田「どうして?」


男「近くて遠い、そんなラブコメをもっと感じてたかった」


山田「どういう意味かわかんないよ」


男「それでいいさ」


山田「…?」


男「まぁ、今は可愛い彼女もいるし、近いだけのものになった青春。楽しまなきゃ損でしょ」


山田「あははー許嫁ちゃん可愛いもんね」


男「かあいい」


山田「じゃあ、僕は戻るとするよ」


男「...うん」


女友「ご飯たべよー?」


友「いいぜ!女友の料理は最高だな!」


女友「ちょっと…///」


女「ち、ちょっと、自分で食べれるって...」


イケメン「俺が食べさせたいんだよ」ボソッ


女「えっ…///」


男友「うまそうだぁ」


幼馴染2「当然じゃない!」


兄「可愛いよ」


妹「兄もかっこいい」


兄「好き」


妹「私も♡」


クラスメイト「転校生、学食いこっか」


転校生「さんせーい。今度お弁当つくってあげるね」


クラスメイト「まじ?やったぜ」


転校生「もぉ~…はしゃぎすぎぃ…///」


彼女「もう離さないから、一人にしないから」


彼氏「あぁ、俺もだよ」



男「…」


許嫁「男君っ、おまたせ」


男「大丈夫」


許嫁「じゃ、いこっか」


男「うん」






男「ラブコメ、近い...」




後書き

ありがとうございました。


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SS好きの名無しさんから
2018-01-27 00:59:51

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2018-01-19 07:39:59

SS好きの名無しさんから
2018-01-25 07:08:59

バンダナさんから
2017-12-31 17:39:45

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2018-02-01 00:00:24

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2018-01-25 23:08:06

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2018-01-09 08:27:54

このSSへのコメント

8件コメントされています

1: u 2017-12-27 23:53:43 ID: _XueX_h5

初投稿なんで大目に見て
完結はさせる。

2: バンダナ 2017-12-31 17:41:09 ID: dfNFpVwy

おもしろい、完結がんばって

3: バンダナ 2018-01-01 17:28:10 ID: 8cnTUvm2

1日たって思い返したら完結じゃなくて完走っていうね

4: u 2018-01-02 02:59:19 ID: 8SwFOFaC

すいません 

5: バンダナ 2018-01-02 14:57:35 ID: mniD687Z

言葉足らずですいません、自分に対して言ったことなので主さんは合ってますよ
これからもがんばってください

6: 孤雪.新米 2018-01-13 04:51:20 ID: 4CGiH_T2

やったね!男!
ほかのやつらよりも早く結婚だ!!

7: SS好きの名無しさん 2018-01-22 01:26:41 ID: wg_ePFi0

吹いたw

8: SS好きの名無しさん 2018-01-25 07:10:05 ID: 8L-yK_XO

おもしろかった


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