Case.1 大淀との絡み
艦隊これくしょんの2次創作SS
筆者はSSはおろかモノを書くことすら初めてなので文体・文法・文章めちゃくちゃです。
内容としてはタイトル通り艦娘とのしょーもない絡みを想像して書いてみただけのモノです。
※キャラ崩壊
艦娘のキャラ付けを自分の独断で決めております。
今回の主役でいる大淀さんも我が艦隊にはまだおりません。
何故書いたんだろうね。
今回イメージした大淀さんは指令娘としての大淀さんでは無く、アニメ版艦これの大淀さんを参考にキャラ付けで描いております。
ちょっとクールすぎないかという声がでると思います。勿論自覚しています。
書いた後にやりすぎて別キャラになってね?と後悔中
別キャラとしてみてもらった方がいいかも(ボソッ
ご了承ください。
暇があって突発的に書いただけなので続編とか新作は考えてないですが、何かしら反響があれば違う艦娘版も書いてみようかなと思っております。
登場人物
:佐伯湾泊地の提督:
着任してまだ日が浅いが親しみやすさと明るさから艦娘からは信頼を得ている。
新任ながら提督としての能力は高く、上官達に手腕は評価されている。
仕事に対して真面目に卒なく取り組んではいるが、本人はあまりやる気は無い。
現在は深海棲艦を倒すことよりも艦娘達とおしゃべりすることにご執心。
:大淀:
提督の着任時から秘書艦を勤めている。
実戦・演習関連以外の執務関連を提督の代わりに全て代行している苦労艦。
しかし本人はそれほど苦に思っている訳でもない。
物腰が柔らかく温和な性格ではあるが、超がつく程の真面目さんなので執務中は意外とクールで結構サバサバしている。
一部艦娘の間では実は天然なんじゃないかとの噂も囁かれている。
提督「・・・なぁ大淀。」
秘書机で書類にペンを走らせている彼女に声かける。
大淀「なんでしょうか。」カリカリ
こちらに見向きもせず忙しそうに手を動かし続けている彼女を見て、今声をかけるべきでは無かったなと反省する。
しかし声をかけてしまったからには仕方がない。
1つコホンと咳払いをし、できるだけ真面目な声を作って彼女に言う。
提督「愛してる。」
瞬間それまで忙しなく動いていた彼女の手の動きがピタリと止まった。
大淀「・・・・・・。」
提督「・・・・・・。」
返答や反応も特に無く、その後無言の時間が10秒程続く。
言葉の意味を理解できず考えこんでいるのか、はたまた意味を理解した上で動揺しているのか。
どちらなのかは彼女のみぞ知るが、依然彼女はピクリとも動かない。
提案「・・・大淀?聞こえてたか?」
流石にいたたまれなくなって声をかける俺。
彼女はギギギと壊れかけのロボットか何かの様に首をこちらに向ける。凄い顔をしている。(実際艦娘なので機械では無いとは言い切れないのだが。)
大淀「・・・・・・意味が理解できないのですが・・・。」
提督「ほー、まさか知性溢れる物知りなお前が”愛している”の言葉の意味も分からないとは思わなかった。」
大淀「・・・いえ、意味は理解していますが、何故、この時間に、この場所で、この私に向けて、言ったのか。その意味が理解できません。」
怒っているのか、呆れているのか、彼女が怪訝な顔つきで俺をみる。
あまり表情に出さない彼女のしかめっ面がとても珍しく、そして面白くも思った。
してやったり。思わず笑ってしまう。
提督「ハハ・・・可愛くないなぁ・・・。素直に喜んでくれれば良いものを。」
大淀「・・・提督は普段真面目な方だと思ったら、たまに子供みたいな事をしますよね。」
提督「なんだ、からかっていると思っているのか?俺は本当にお前を愛してるぞ。」
その言葉を聞いて彼女はまた数秒無言になったが、しばらくすると額に手を当て1つハァと溜息をついた。
大淀「”お前達”の間違いでしょう・・・。これでも秘書艦なので提督の事はある程度分かっているつもりですが。」
提督「まぁ・・・そうだな、確かに俺は鎮守府全ての娘を愛しているけどさ。だけど今のはお前だけに向けて言ったつもりだぞ?」
大淀「それはそれは・・・ありがたいお言葉です。大淀。感激です。」
意識しているのかどうかは分からないが、どこかの金剛型の三女の様な言い草で彼女は言う。
しかし、言葉とは逆にその声は結構適当な感じだった。悲しい。
最初は凄い動揺していたのに切り替え早いなあ。流石大淀だと密かに関心する。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
執務を再開し、再びペンを走らせている彼女の姿をボーっと眺める。
色白な肌に整えられた綺麗な黒髪。長い睫毛にパッチリとした綺麗な目。
これだけ美人だといくら見ていても飽きないものだと思う。
大淀だけに限った話では無いのだが、艦娘は皆整った顔立ちをしている。
艦種によってプロポーション(ある軽空母にどやされるので表現を変えているが主に胸部のことである。)はかなり違ってくるが、基本どの娘も艦娘にしておくのがもったいない位の絶世の美女(美少女)だ。
海の上にドカンと居座る鉄の大きな塊がああなると思うと中々感慨深い。
提督「なぁ大淀。」
大淀「なんでしょうか。」カリカリ
あ、しまったまた執務を中断させてしまうかもと再び反省をするが、話かけてしまったものは仕方がないのである。
ペンを走らす手はまだ動いている。
提督「大淀って可愛いよね。」バキィッ!
彼女の持っているペンが折れた。執務中断。
提督「・・・・・・。」
大淀「・・・・・・。」
訪れる静寂。デジャヴとやつであろう。
お互い数秒無言の後、またギギギと首を回転させ大淀が言う。
大淀「・・・・・・意味が分かりません。」
提督「意味なんてないさ。”大淀が可愛い” 言葉通りだ。意味なんて説明できない。」
大淀「・・・そうですか。」
眉間に指を当て何故か考え込む仕草をする大淀。
一頻り考えた後、前回とは違って何かを決意した表情でこちらをみた。
大淀「・・・提督の方がベリーベリーcoolネー。」
提督「・・・・・・お、おう。」
逆に褒められた。予想外。
しかし何を思ったのかどこかの金剛型の長女の様な言い草で返された。何故だ。
そして言葉とは裏腹に真顔だった。ベリー真顔だった。
大淀「というより、そういうのは他の娘に言った方が喜んでくれると思いますよ?」
また1つ溜息をついて彼女が新しいペンを戸棚から出しながら言う。
提督「えー・・・大淀は嬉しくないの?」
大淀「嬉しい所かセクハラで憲兵の方に報告しようかととさえ思っています。」
ボロクソである。
終始真顔なので、本気で言っているのではないかと心底恐怖する。
大淀「ただ・・・。」
提督「ただ?」
彼女は再び何かを決意した顔でこちらを見る。
大淀「・・・褒めて頂ける時と場所をわきまえて下さるなら素直に喜びマース。」
彼女の中でどこかの金剛型の姉妹を真似するのがブームになっているのだろうか。
それとも単なる照れ隠しなのだろうか。
どちらにせよ俺が思っているより彼女は面白くて可愛らしい子なのかもれない。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
提督「大淀っちー。」
相も変わらずに執務に勤しんでいる彼女に声をかける。
もはや悪いとも思わなくなった自分は気の利かないダメ提督なのだろうか。
いや、秘書艦とのコミュニケーションは執務より重要である。間違いない。と自問自答する。
大淀「どこかの重雷装巡洋艦みたく言わないでください。」カリカリ
提督「オオヨドン。」
大淀「どこかのおっぱい怪獣みたく言わないでください。」カリカリ
提督「インテリヤクザさん。」
大淀「眼鏡違いです。」カリカリ
提督「oh!淀さん。」
大淀「大淀です。(半ギレ)」カリカリ
涼しい顔で流れるようなツッコミ。流石我が秘書艦である。
大淀「で、なんでしょうか。」カリカリ
提督「んー・・・大淀ってさぁ・・・。」
ペンを走らす手はまだ動いている。
提督「・・・俺の事好き?」
ペンを走らす手は一瞬ピタリと止まったが、またすぐに動き始めた。
大淀「・・・ええ、それはもう。この世でもっとも愛する人と言っても過言ではないですね。」カリカリ
まさかの告白である。
度々のイジリ?に慣れてきてしまったのか、表情も変えず臆面も無く言い放つ彼女。
愛の欠片も感じられないが、喜ぶ所なんだろう。
しかし彼女の狼狽する姿を期待してた身としてはいささか面白くはない。
提督「ふーん・・・そっか。」
大淀「・・・。」カリカリ
提督「・・・。」
訪れる静寂。はいはいデジャヴデジャヴ
時間を置いて急に自分が言った事に対して恥ずかしくなって赤面とかしないかなと思ってしばらく彼女を観察していたが、
何食わぬ顔で執務に勤しんでいるばかりで特別な変化は無かった。
しかしどうしてもこのスーパー真面目委員長系クール女子に一泡吹かせたかったので奥の手にでる。
大淀「・・・。」カリカリ
彼女が執務に集中している間にそろーりそろーりと背後に忍び寄る。
背中を取ることに成功。シャンプーの匂いか何か分からないが甘い匂いがする。
あまりに無防備なのでこのまま後ろから抱きつきたい衝動に駆られるが、本気で殺されかねないので自制。
提督「大淀。後ろ向いて。」
大淀「はい?」クルッ
チュッ
抱きつくよりよっぽどタチが悪かった。
彼女が上半身をひねって此方に顔を向けた瞬間、唇に触れるか触れないか位のキスをする。
顔を離して彼女の顔を見ると、何が起こったのか理解できていないのだろう。何とも言えない表情をしていた。
大淀「・・・・・・。」
提督「・・・・・・。」
何故こうも彼女は驚くと黙りこくってしまうのか。
本日4回目となる静寂が訪れる。
大淀「・・・・・・。」
提督「・・・・・・。」
大淀「・・・・・・な、」
提督「な?」
手を震わせながら口元を抑える大淀。目の焦点も合っていない。
大淀「なっなな、ななななっ、いいいいっいまっ、今っ!なにをっ!?」
何をって聞かれても。
様子を見るに予想より効果があったようだ。満足満足。
彼女の質問に答える為俺は顎に手を当て少し考える。
提督「んー・・・。」
大淀「・・・・・・。」
提督「端的に言うなら・・・キス?」
大淀「・・・・・・。」
提督「細かく言うなら、フレンチキス?」
大淀「・・・・・・。」
提督「可愛く言うなら、ちゅー?」
大淀「・・・・・・。」
提督「あぁ!大淀となら接吻って表現が一番かもな!ハッハッハッ!!」
これまで見たことないような大淀のうろたえっぷりに腹の底から笑った。
今度加賀あたりに試してみようかなーとか考えながらふと時計を見ると18:00を回っていることに気がつく。通りでよく腹が鳴るはずだ。
提督「よっしゃ!飯の時間だ!執務切り上げて行こうぜーおおよd
後ろを振り向いた俺が最後に目にしたのは鬼の様な形相で15.5cm三連装砲を振りかざす大淀の姿だった。
その後医務室管理担当の羽黒に話を聞くと、俺は三日三晩うなされながら眠り続けたらしい。
まぁ今回の件で確実に分かったことは。大淀は凄い可愛いということである。終わり。
ええやん。素敵やん。
正直興奮します。
ありがとうございます。
一応case2も内容を考え始めている所なので、ご期待下さい(^^)
面白いからcase2はよ
ただフレンチキスだとディープキスした事に…
恥ずかしながらフレンチキスを軽めのキスだと勘違いしてました…
調べましたら確かに海外ではディープな意味みたいですねー
ご指摘ありがとうございます!
case2は今は全て書き終わりまして、推敲の段階に入っております。来週中には上げたいと考えてますのでよろしくお願いします!