倫也「加藤‼︎頼む、やらせてくれっ‼︎」
短くてすみません。
加藤「…ごめん、何か聞き間違えたみたいだから、もう一回言ってくれないかな?」
倫也「加藤‼︎やらせてくれ‼︎」
加藤「聞き間違いじゃなかったんだ…一応聞いときたいんだけど、何を?」
倫也「何って、ナニに決まってるじゃん。頼む‼︎俺、自分の中のルールで18禁の物とか見れないから、すごく溜まってるんだよ‼︎」
加藤「なら、そういう事するのもダメなんじゃないの?」
倫也「いや、この場合は例外として認めることにした。」
加藤「そんな適当でいいんだ…、どうでもいいけど。」
倫也「だから頼む‼︎加藤‼︎俺の…俺だけの…、メインヒロインになってくれ‼︎性的な意味で‼︎」
加藤「さらっと俺だけの、とか言っちゃうのが安芸くんのキモいところだよね。」
倫也「うん、私を誰もが羨むようなメインヒロインにしてね?とは言わないんだな。」
加藤「むしろなんで言うと思ったの?こ
れでも今、私の中の安芸くんの株の暴落が止まらないんだけど。」
倫也「分かった、なら土下座すればやらせてくれるのか?」
加藤「えーっと、何で土下座でいけると思ったのかはともかく、そろそろやめた方がいいと思うよ。ほら、私も今日のことは忘れるから。」
倫也「何ッ⁉︎ま、まさかやらせてくれないっていうのか⁉︎」
加藤「そうだけど。」
倫也「何故そんな薄情なことを‼︎頼む‼︎先っぽだけ、先っぽだけでいいから‼︎」
加藤「あ、安芸くん?ちょっと近いんだけど…」
倫也「加藤…この家には今、俺たち以外誰もいないんだ。」
加藤「え、安芸くん?え、ちょっと
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倫也「ごめんッ‼︎加藤、あの時はどうかしていて…」
加藤「…まあ胸を揉まれただけだったから許すけど、今度やったら絶交だよ?」
倫也「許しちゃうんだ⁉︎いや、正直通報されても文句言えないと思うんだけど。」
加藤「いいよ、もう。ほら、この事はお互いに忘れよ?」
倫也「加藤まじ女神…じゃなくて、ありがとう…」
加藤「それにしても、あそこまでやっといて最後までいけないとか、安芸くんって本当に倫理君なんだね」
倫也「え、何か言ったか?いや、難聴系主人公とかじゃなくて、本当に聞こえなかったんだけど。」
加藤「なんでもないよ、安芸くん。」
〜fin〜
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