鎮守府に指導員が着任した
初めてss書かせてもらいます、うみんちゅです。うまくないと自覚していますが、生暖かい目で見てください(白目
話に出す艦娘は俺鎮守府にいる艦娘のみ出します。
途中から提督目線ではなく指導員(男)目線で書きます。
ご指摘などあればコメントに書いてください、なるべく反映させます
-とある鎮守府-
元帥「なぁ、提督君?」
提督「何ですか、元帥殿?」
元帥「いや、君が艦隊に教えている戦い方に問題があると思うのだが・・・」
提督「そうですかね?」
元帥「そうですかね?じゃないんだよ、君は戦術の『せ』の字も知らないんじゃないのか?」
提督「戦艦と空母で叩き潰す、これが俺の鎮守府の戦術です」
元帥「いいや違うな!それはゴリ押しというのだよ提督君!」
提督「でも間違っていないでしょう?」
元帥「・・・君は、キス島の攻略がまだ終わっていないようだね?」
提督「えぇ、羅針盤がなかなか良い方向に向かないんですよ。それが何か?」
元帥「ハァ・・・提督君、よく聞きたまえ」
提督「・・・」
元帥「キス島を攻略するには駆逐艦のみの艦隊でないといけないんだよ」
提督「・・・は?」
元帥「ん?聞こえなかったのか、駆逐艦のみの艦隊でのみ攻略が可能だ」
提督「oh・・・」
元帥「全く、私がそのセリフを言いたいよ・・・」
提督「元帥殿!」
元帥「なんだね?」
提督「駆逐艦の育成なんてやりたくないんですが」
元帥「」
提督「駆逐艦とか遠征だけやる存在じゃないんすか?」
元帥「・・・君には少し失望したよ・・・」
提督「いや、キス島攻略作戦は俺諦めていいっすかね?」
元帥「・・・決めたぞ」
提督「え?何をっすか?」
元帥「来週から君の鎮守府に指導員を1人着任させよう」
提督「え?」
元帥「ちょうどいい、お前のその腐ったやり方や根性を叩き直してもらおう」
提督「ちょ・・・」
元帥「と言うわけだ、君はもっと勉強する必要があるらしい」
提督「ナンモイエネェ」
元帥「そうか、なら来週を楽しみに待っていろ」
提督「ウィッス」
-そして来週がやってきた-
大和「今日はいよいよ指導員さんがやってくる日ですね」
提督「ウン・・・」トオイメ
大和「確かに大和も提督のやり方は少し強引過ぎると思ったのでいい機会だと思います」
提督「ウン・・・」レイ○メ
大和「提督、しっかりしてください」
コンコン・・・
大和「あ、入っていいですよ」
ガチャ・・・
大和「貴方が指導員さんですか?」
男「はい、今日からこちらに艦娘指導員として配属された男です、よろしくお願いします」
提督「あぁ・・・よろしく」
大和「よろしくお願いします、挨拶も済みましたしお部屋まで案内しますね」
男「あ、すみません。ありがとうございます」
大和「提督、少し席を外しますね」
提督「あぁ・・・」
ガチャ・・・バタン
提督「病みそう・・・」
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大和「男さんのお部屋に行くまで少し鎮守府の中を案内しますね」
男「助かります」
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-鎮守府食堂-
大和「ここが食堂です」
男「広いですね、オr・・・僕が通っていた学校の食堂より広いです」
大和「ウフフ、『俺』でも構いませんよ」
男「すみません」
大和「いいんですよ、ここには間宮さん、伊良湖さん、たまにですが鳳翔さんが美味しい料理を作ってくれるんです」
男「そうなんですか、それは夕食が楽しみです」
大和「期待して損はないですよ」
間宮「あら?新人さんですか」
男「初めまして、今日からこちらで艦娘指導員として着任した男です」
間宮「私は間宮と申します。伊良湖さーん!今こっちに来れますか!」
伊良湖「はい!何ですか!」タタタッ
間宮「新人さんです」
男「艦娘指導員の男です、よろしくお願いします」
伊良湖「あ、よろしくお願いします」
男「大和さんから料理の腕は聞かせてもらったので夕食は期待してますよ」
間宮「あら?そうなんですか。それなら男さんの着任祝いに腕を振るいましょう」
男「ホントですか?それなら大いに期待してます」
間宮「待ってますよ」ウフフ
大和「さ、男さん。次に行きましょう」
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-入渠所-
大和「ここは入渠所です、いわゆるお風呂です」
男「はい、知っています」
大和「それなら話が早いですね、ちなみに男湯、女湯で分かれていますのでご注意を」
男「はい」
大和「それでは次に行きましょう」
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-工廠-
大和「ここでは原理こそよくわかりませんが、あの建造釜に資材を入れて艦娘や装備を生み出すことができます」
男「なるほど」
大和「ちなみに解体もできます」
ナカチャンダヨー カーンカーン
大和「・・・さ、男さんの部屋に行きましょうか」
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-男の部屋-
男「どうもありがとうございます」
大和「いえいえ、大和で助けになれたのなら幸いです」
男「ははは、とても助かりました」
大和「フフフ、それではもうすぐ夕食なので、荷物を下ろしたら食堂に来てくださいね」
男「はい、わかりました」
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-食堂-
男「あ、提督」
提督「ん?あぁ、指導員か」
男「隣いいですか?」
提督「あぁ、構わんが」
男「ではお言葉に甘えて」
加賀「提督、私も同席してもよろしいですか?」
提督「あ、加賀さんか、いいよ座って」
男「どうも、今日着任した・・・」
加賀「男さんですよね、もう皆噂してますよ」
男「噂の速さは侮れませんね」
加賀「そうね、皆やっとまともな戦いができるって喜んでたわ」
提督「えっ」
加賀「知らないんですか?提督のやり方は脳筋すぎるので私たち正規空母や戦艦の皆さんはかなり疲労してるんですよ」
提督「え、休みは与えるけd・・・あっ」サッシ
加賀「提督、キス島が攻略できないから最近連続で同じ艦隊を出したことを忘れたとは言わせませんよ」ゴゴゴ
提督「・・・男君」
男「何ですか?」モグモグ・・・
提督「・・・助けてください」土下座
男「いや、俺はそのために来たんですよ?」モグモグ・・・
提督「・・・そうだったな」
男「テンパりすぎですよ」モグモグ・・・
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男「ごちそうさまでした」
提督「うむ、男君よ明日からキス島攻略については君に任せる」
男「いいんですか?」
提督「あぁ、俺にはできない。任せたぞ」
男「了解しました!」
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-翌日-
?「・・・さん、・・・てください」
男「まだ起きる時間じゃないです・・・」zzz
?「・・・とこさん、大変なんです」
男「何がですか・・・」zzz
大和「提督が貴方になったんです」
男「あ、そうなんですか」zzz
男「俺が提督になったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!???」ガバッ
大和「キャ!」
男「あ、すみません!」
大和「いえ、大丈夫です」
男「そ、それよりもどうゆう意味ですか!?俺が提督だなんて」
大和「それは10分前遡るのですが・・・」
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-10分前の執務室-
大和「提督、お早うございます」ガチャ
シーン・・・
大和「あら、いませんね・・・寝てるのでしょうか?」
大和「それなら少し片付けておきましょうか」
大和「あら?これは」
手紙「大和へ 俺鎮守府やめるから新しい提督は男にやらせておいて by元提督」
大和「」
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大和「・・・ということが」
男「なるほど、そんなことが」
大和「男さん、無理にとは言いませんが提督になって頂けませんか?」
男「うーん・・・まぁ、できないことはないですが」
大和「何かあるのですか?」
男「いえ、いきなり俺が提督をやるって言ってこの鎮守府にいる皆がついてきてくれるのかと思って」
大和「そんなに心配しなくても大丈夫ですよ、ここの皆は前の提督をあまり慕ってないので」
男「それなら俺も慕われないのでは・・・」
大和「しっかりとした指揮を下していれば大丈夫です」
男「そうですか・・・」
大和「そうです、男さん・・・提督業についてくれますか?」
男「・・・わかりました、やれる限りやってみましょう」
大和「ありがとうございます!大和がしっかりサポートさせていただきます!」
男「はい、よろしくお願いします」
-提督初日-
男「もしもし?元帥殿ですか?」
元帥「おぉ、男君じゃないか?どうかしたか?」
男「あの、誠に申し上げにくいのですが・・・」
元帥「何?どうした?」
男「俺が提督になってしまいました」
元帥「」
男「元帥殿?」
元帥「あ?あぁスマン、そうかあいつは逃げたか」
男「すみません」
元帥「君が謝ることではない」
男「ですが・・・」
元帥「今その鎮守府にはちょうどいい、君ならそこを立て直せる気がする」
男「はぁ・・・」
元帥「最近そこは成績がガタガタに下がってきているんだ」
男「そうなんですか」
元帥「あぁ、だが指導員の君なら問題はない、しっかりやってくれそうだ」
男「元帥殿がそうおっしゃるのであれば、承りましょう」
元帥「君ならそう言うと思っていた」
男「やれる限り、全力を尽くします!」
-初めての執務-
大和「男さn・・・提督、元帥さんは何か行っていましたか?」
男「別に改まなくたっていいですよ、元帥殿は俺に任せると言っていましたよ」
大和「いえ、上下関係はしっかりしておかないと」
男「そんなのは気にしなくてもいいんですけどね」
大和「ダメですよ、そんなんではたるんでしまいます」
男「いや、別に最低限の決まりさえ守っていれば俺はいいと思うんですけどね」
大和「指導員という割には適当なんですね」
男「そんなもんですよ・・・」
大和「今はここの皆を知ることが第一ですね、デスクワークはその次です」
男「ハハハ、確かにそうですね」
-いろんな艦娘とコミュニケーション-
男「おはようございます」
金剛「オーウ!貴方がニュー提督ですネー!私は金剛デース!」
榛名「あ、榛名と申します、よろしくお願いしますね」
比叡「比叡です!よろしくお願いします!」
霧島「霧島です、よろしくお願いしますね提督」
男「金剛姉妹艦は皆明るいですね」
金剛「明るいから元気でいられるんですヨ!」
男「ハハハ、頼りにしていますよ」
榛名「前の提督は心配でしたが、今の提督なら頑張れる気がします!」
男「期待に応えれるように頑張ります」
比叡「提督!お姉様に何かあったら速攻で叩きに行きますからね!」
男「なるべく被害が少ない戦術を取ることにします」
霧島「戦術で困ったときは頼ってくださいね」
男「それは心強いです」
金剛「提督ゥー、お茶していきませんか?」
男「いいんですか?」
榛名「どうぞ、お姉様の入れた紅茶、とっても美味しいんです!」
男「それではお言葉に甘えて」
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男「ごちそうさまでした」
金剛「また来てくだいネー!」
男「はい、また来ます」
榛名「あの、提督」
男「何ですか?」
榛名「できればでよろしいのですが、敬語はやめてくれませんか?」
男「あ、気に触りましたか?」
榛名「そんな訳ないのですが、提督らしくないというか・・・」
霧島「確かに、上司たる者威厳を持っていないとダメですよ」
男「いえ、俺は新人なんで」
金剛「新人どうこう関係ないネー!提督は提督らしい態度でいることが大切なんですヨー!」
男「そうなんですか?」
大和「そうですよ、提督」
男「・・・いたんですか」
大和「今きたところです」
男「・・・まぁ、確かにそうですね・・・皆がいいのであれば、俺はいつもの口調でやらせてもらうけど」
大和「いいとか言う前に前の提督がいたわけですから」
男「そうだったな、わかった。これからこうさせてもらうよ」
金剛「普通がナンバーワンデース!」
-デスクワーク-
男「なぁ、大和」
大和「何ですか?」
男「ここどうすればいいんだ?」
大和「あぁ、ここはこうすれば・・・いいんです」
男「なるほど、ありがとう」ナデナデ
大和「ひゃ!提督!?」
男「ごめん!嫌だったかな?」
大和「いえ、少し驚いただけです」
男「ハハハ、まさか驚かれるとは思わなかったよ」
大和「でも、悪い気はしませんでしたよ」
男「そっか・・・あ、もうすぐ夕食だな」
大和「そうですね、キリがいいですし、食堂に行きましょう」
-食堂-
男「焼きさんま定食ください」
鳳翔「あら、新しい提督ですね」
男「男です」
鳳翔「軽空母鳳翔です。よろしくお願いしますね」
男「よろしくお願いするよ」
鳳翔「できるまでカウンターにでも座っていてください」
男「わかった」
男「よいしょ・・・」ストン
?「あ、新しい提督じゃーん」
男「君は・・・」
鈴谷「鈴谷だよー、よろしく」
男「あぁ、よろしく・・・鈴谷はカレーか」
鈴谷「うん、カレーはいつ食べても美味しいからねー」
男「まぁ、そうだな」
鈴谷「提督は何食べるの?」
男「焼きさんま定食」
鈴谷「日本人だなー提督はー」
男「ただの気分だよ、気分」
鈴谷「ふーん」
鳳翔「お待たせしました、焼きさんま定食です」
男「あ、ありがとうございます」
男「すごく美味しそうです、いただきます」
鳳翔「ゆっくり食べてくださいね」クスクス
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男「ごちそうさまでした、美味しかったです」
鳳翔「お粗末さまです、ありがとうございます」
男「では、まだ仕事が残っているので」
鳳翔「深夜でも空いてるので気が向いたら来てくださいね」
男「分かりました」
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-夜もデスクワーク-
カリカリ・・・
大和「初日ですがかなり手際が良くなりましたね」
男「そうなのか?」
大和「大和はこれくらいの速さでこなすには3週間かかりましたよ」
男「へー・・・」
コンコン・・・
男「誰だー?」
川内「川内です!」ドアバァン!
男「扉は静かに開けること、いいね?」
川内「アッハイ」
川内「じゃなくて!提督!」
男「何だ?」
川内「夜戦に行かせてよ!」
大和「川内さん、ダメですよ。もう夜も遅いですし」
川内「え~!」
男「待て大和、夜型の艦娘が他にいるなら出撃させよう」
大和「え!?」
川内「ホント!?夜戦やらしてくれるの!?」
男「あぁ・・・だが夜型の艦娘がいればな」
川内「ヨッシャー!今すぐ集めてくるね!」タタタッ
大和「・・・提督、いいんですか?」
男「ん?あぁいいんだよ、戦いたい時に戦ったほうがスッキリするだろ?」
大和「ですが夜の出撃は危険です」
男「大丈夫だって」
大和「何か確信でも?」
男「いや、大丈夫な気がする」
大和「それは慢心ですよ、提督」
男「とにかく、そんな強い海域に出すわけじゃないからさ、大丈夫だって」
大和「・・・初めの頃の凛々しさがもう微塵もありませんね」
男「これぐらいがちょうどいいと思うよ」
大和「・・・これからは期待しないようにします」
男「手痛いね・・・」
----------------------------------
川内「集めてきたよ!」ドアバァン!
望月「しつれーしまーす」
夕張「お邪魔しまーす」
加古「入りまーす」
川内「ねぇ提督!早く出撃させて!」
男「あー・・・ちょい待ってな」
川内「はーやーくー!」
男「・・・よしっ、ここの海域で暴れてこい」
川内「やったー!」
男「だけど中破した奴が出たらすぐ撤退すること、いいね?」
川内「了解!」
---------------------------
大和「行きましたね」
男「そうだな、これでうまくいけばいいんだが」
大和「これで轟沈なんてあったら呪いますからね?」
男「怖いなぁ・・・ま、無事帰ってきてくれれば資材もらえるんだけどさ」
大和「・・・?」
大和「どうゆう意味ですか?」
男「これ」つ紙
大和「えーと・・・あっ、なるほど」
大和「この付近で深海棲艦が小さな無人島を占拠してたんですね」
男「あぁ・・・で、その深海棲艦を倒せば勲章と資材くれるって話だ」
大和「ですがそれなら普通に撃退したほうがいいのでは・・・」
男「夜戦のほうがいろいろ安く済むだろ?」
大和「・・・策士なのですかね」
男「ハハハ・・・」
---------------------
川内「只今戻りましたァ!」ドアバァン!
男「ドア(ry」
川内「提督!敵艦隊全滅させたよ!」
男「そうか!よくやったな!」ワシャワシャ
川内「エヘヘ・・そんなに褒めないでよ」///
望月(珍しく照れてる・・・)
男「皆よく頑張ったな、間宮券をあげよう」
加古「お、気が利くねぇ」
夕張「いやぁ、久々の出撃でストレス発散できました!」
男「そんなに溜まってたんだな」
望月「私はそんなじゃないけどねー」
男「人それぞれって感じかー」
男「とにかくご苦労さま、ゆっくり休んで」
川内「わかった、お休みー」
バタン・・・
男「な?」
大和「何が『な?』ですか・・・」
大和「ですがさすが指導員なだけはあります」
男「それはどうも・・・」
男「さて、今日は寝ましょうかね」
大和「そうですね・・・提督、執務初日お疲れ様でした」
男「あぁ、お疲れ様。ゆっくり休んで」
大和「ではまた」
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-2日目-
コンコン・・・
男「どうぞー」
ガチャ・・・
大和「お早うございます、提督」
男「あぁ、おはよう」
大和「何をなされているんですか?」
男「ん?あぁ、ここにいる艦娘を調べていただけだよ」
大和「もう動くんですか?」
男「キス島攻略?」
大和「はい」
男「うーん・・・まだ攻略には程遠いかな」
大和「練度の問題ですか」
男「それもあるけど・・・装備も満足いくものが少ないんだ、だから資材消費がそれなりに高いんだ」
大和「なるほど・・・」
男「どうしよっかな~・・・」グゥゥゥ・・・
大和「・・・食堂に行きますか?」
男「・・・そうだな」
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-食堂-
鳳翔「お早うございます、提督」
男「お早うございます、早いですね」
鳳翔「いえ、軽空母としては火力がいまいちなので、こっちの方が天職かなと」
男「そうですかね?」
鳳翔「また海に立てるのであればいいのですが・・・」
大和「大丈夫ですよ」
鳳翔「え?」
大和「新しい提督はこの鎮守府にいる艦娘全員使ってくれます」
大和「ですよね?提督?」
男「さすがに誰かをハブるような真似はしないさ」
鳳翔「本当ですか?」
男「はい、近々キス島攻略のためのレベリング作戦を立てる予定です」
男「その時に駆逐艦達のサポートとして回ってもらう予定です」
鳳翔「その言葉忘れませんからね!」
男「ハハハ・・・ところで鳳翔さん」
鳳翔「何ですか?」
男「納豆定食を頼みたいのですが・・・」
鳳翔「あ・・・すみません!今すぐに!」
男「落ち着いてつくってくださいよ」
-------------------
大和「提督」
男「何?」
大和「先ほどのレベリング作戦についてですが・・・」
男「あぁ、別に作戦ってわけじゃないさ」
男「ただ効率よく、支障が出ない艦隊を編成して出撃させる簡単な作業さ」
大和「具体的には?」
男「うーん・・・例えば、この近海に出撃するとき戦艦はいるかい?」
大和「近海であれば重巡で十分だと思います」
男「ま、要はそうゆうことだ」
男「出撃先で出やすい艦を予測して、それを十分迎撃できる艦隊で出撃させることだ」
男「まぁ、最初の方は肩慣らし程度で近海でのレベリングだけど、そのうち遠くの海域でもレベリングする予定だ」
大和「とても良い作戦だと思います!大和、感動しました!」
男「感動までじゃないと思うが・・・」
大和「いえ、そこまで練られた作戦を聞いたのは久々です!」
男「そうか・・・」
鳳翔「すみません!お待たせしました!」
男「あ、どうも」
大和「ありがとうございます」
鳳翔「それではごゆっくり」
男「さ、食べよっか」
大和「はい、いただきます」
男「いただきます」
--------------------
男「ごちそうさま」
大和「ごちそうさまでした」
男「大和、済まないが艦娘を全員食堂に収集してくれ」
大和「了解しました!」
男「さぁ、忙しくなるぞ!」
大和「はい!」
-------------------
-レベリング作戦実行-
男「収集放送から15分で集まったか・・・早いな」
大和「提督、全員きました」
男「わかった、ありがとう」
男「え~、初めて見る娘もいると思うので挨拶を先に」
男「元は指導員としてきましたが、事情により提督になった男です。これからよろしくお願いします!」
ワーパチパチ
男「さ、挨拶はこれぐらいで・・・こっから本題だ」
男「キス島攻略を確実なものにするためにある作戦を立てた」
男「作戦と言っても内容はレベリングだからそこまで難しいことじゃない」
男「この鎮守府の駆逐艦はほとんどが練度1の者が多い」
男「だから他の軽巡、重巡、軽空母を主にこの近海に出撃してもらう」
男「だが出撃ばかりだと資材が尽きるので遠征組もつくる」
男「戦艦や正規空母には後々やるレベリングで活躍してもらう」
男「最後にだが、これは駆逐艦のための作戦ということを忘れないでほしい」
男「なるべくサポートの役回りとして頑張ってくれ」
男「あと、絶対に轟沈は認めない、中破(大)、大破したら撤退しろ」
男「以上だ、編成については来週までに掲示板に貼っておく」
------------------------
大和「お疲れ様です、提督」
男「ありがとう、さてと・・・」
大和「編成を考えるのですか?」
男「おおよそでは出来上がってるけど、最終確認ってとこかな」
大和「皆、活気立っていましたよ」
男「そのモチベーションが最後まで続けばいいけどな」
男「さて、さっさと確認しちまうか」
大和「はい!」
-----------------------
男「ってなわけでいろいろ見てみた訳だけど・・・」
大和「でもあまり時間がかかりませんでしたね」
男「そうだな・・・それはどうでもいいんだが」
男「この鎮守府にいる駆逐艦のデータをそれなりに見ては見たが・・・」
男「改装などにおいて能力の差がひどいな・・・」
大和「提督もそう思いましたか・・・」
男「だからと言っても強い駆逐艦6隻のみ育てるのもな・・・」
大和「そうですね、大破したときのサブとしての駆逐艦も必要ですね」
男「サブって言い方はよくないが・・・まぁそうゆうことだ」
男「・・・仕方ない、大和」
大和「何ですか?」
男「面接をする、駆逐艦全員集めてくれ」
大和「め、面接ですか・・・?」
男「あぁ、やる気がある奴から優先的に作戦に入れていく」
大和「わかりました、少しお時間を」
-------------------
男「よく集まってくれた」
男「集まってくれた理由は他でもない」
男「駆逐艦というのは改装した時の能力の差が激しいことは皆も知っているだろう」
男「だが俺はそれで決めるつもりはない」
男「俺はやる気がある奴を優先的に出すつもりだ」
男「って訳で、これから面接を行う」
男「順番については終わった娘に次呼ぶ娘を言うからそれで来てくれ」
男「それじゃ・・・一番は・・・」
男「吹雪、君からはじめよう」
------------------
-面接開始-
吹雪(な、なんで私が一番最初なのー!?)
男「大和、すまないが席を外してくれ」
大和「了解しました、では」ガチャ・・・
バタン・・・
男「さて、吹雪」
吹雪「ひゃい!」ビクッ
男「緊張してるか?」
吹雪「き、緊張しない方がおかしいです!」
男「・・・すまないな、だが一番にした理由はあるぞ」
吹雪「え?」
男「あの中で一番まっすぐな目だったからだ」
吹雪「・・・?」
男「なんて言えばいいんだろうな・・・純粋と言えばいいかな」
吹雪「私が純粋ですか?」
男「あぁ、一つ質問をしよう・・・君は授業中、黒板に文が書かれたらどうする?」
吹雪「ノートに写します」
男「もう少し具体的に」
吹雪「え?えーと・・・書かれたことを全てノートに写します」
男「・・・やっぱり君は純粋だな」
吹雪「・・・?」
男「すまない、今のは忘れてくれ・・・さて、本題だが・・・」
男「君はこのキス島攻略のためのレベリング作戦をどう思う?」
吹雪「はい、とてもいいと思います」
吹雪「時間と手間をなるべく省き効率性を上げる・・・全てが有益に動いています」
男「確かに・・・ではデメリットは何だ?」
吹雪「それは・・・」
吹雪「駆逐艦の艦数が多いと時間がかなりかかることです」
男「正解だ、君は見る目があるな」
吹雪「そんなことはないです」
男「・・・吹雪」
吹雪「なんでしょうか?」
男「君をこのレベリング作戦の駆逐艦のまとめ役になってもらいたいのだが・・・いいか?」
吹雪「え?」
男「駆逐艦のリーダーになってほしい」
吹雪「む、無理です無理です!私には荷が重すぎます!」
男「いや、君ならできる!君にしかできない!」
吹雪「私にしかできない?」
男「あぁ、吹雪は周りの気配りがよくできていると大和に聞いたんだ」
男「だからリーダーとして吹雪、君が適任だ」
吹雪「・・・何をするんでしょうか?」
男「そうだな、まず駆逐艦が主役になるわけだ・・・」
男「秘書官になってもらうかな」
吹雪「・・・ホントですか?」
男「予定だけど、まぁほとんどそうなるかな」
吹雪「・・・りました」
男「ん?」
吹雪「わかりました、司令官さんに任されたのであれば・・・吹雪、頑張ります!」
男「そうか、よろしくな」
吹雪「はい!よろしくお願いします!」
--------------------
-そして時が過ぎ-
男「全員やっと終わったな~・・・」ノビー
大和「お疲れ様です」
男「吹雪もよく頑張ったな」
吹雪「いえ、そんな・・・」
男「大和もすまないな、秘書官から下ろしてしまって」
大和「いえ、仕方のないことですし・・・やっぱり今は吹雪ちゃんが適任です」ニコッ
吹雪「そ、そんな・・・まだまだです」
男「まぁ、これからが大変だがな」
男「面接が一通り終わったが・・・吹雪の考えを聞きたい」
吹雪「そうですね・・・私の考えで選んだのは・・・」
---------------------
-最終結果-
男「えーと・・・こんなもんか」
吹雪「できましたか!」
大和「お疲れ様です」
男「まぁ、吹雪の意見を多く取り入れた結果6隻の駆逐艦が選出された」
男「まずは吹雪」
男「そして残りは夕立、時雨、睦月、如月、響になった」(ちなみに作者はBep、夕立改二、時雨改二、島風、電、朧【ゴリ押し】でクリアしました)
大和「雪風ちゃんがいたら心強いのですがね」
男「着任してないんだ、仕方ない」(リアル)
吹雪「ですけど気合があればなんとかなります!」
男「・・・吹雪の言うとうりだな、能力だけで決めるのは脳筋提督のやることだ」
大和「そうですね、それでこそ私たちの提督です」
男「さってと、選ばれた艦娘を集めるか」
-------------------------
-作戦開始まであと僅か-
男「・・・君たちは今回の作戦で主役になる、それを前提に進めていく」
睦月「はいはーい!司令官さん!」
男「なんだ睦月、質問か?」
睦月「はいなのです!」
男「言ってみろ」
睦月「最初は近海でレベリングするって言ってましたけど、どんな艦隊にするんですか?」
男「艦隊については1艦隊につき3隻駆逐艦を入れるつもりだ」
如月「あら、それでは厳しくないですか?」
男「確かにギリギリの戦いになるだろう、だがそれでいいんだ」
響「へぇ、それはどうゆう意味なんだい?」
男「理由はいたってシンプルさ」
男「楽な1戦より緊張のある1戦の方が学びが多いってことさ」
男「キス島では駆逐艦艦隊で行くことが大前提になっている」
男「だがそこで待ち構えている艦隊は戦艦、空母、重巡と格上ばっかだ」
男「だから君達にはこのレベリングで力と回避をするための速さを手に入れて欲しいと考えている」
男「この作戦で回避行動のレベルもあげるってことが第2の目的だ」
夕立「ちょっと難しいっぽいー」
男「なに、今回の作戦は長い時間をかけるつもりだ」
時雨「それなら僕でもついてこれそうだ」
男「それならよかった」
吹雪「これから大変ですね、司令官さん」
男「あぁ、問題が山になって起きそうだ」
男「だがそれをこなさなきゃキス島攻略は叶わん」
男「大和、君も吹雪のサポートとしてついててくれるか?」
大和「はい、私も出来る限りのことを尽くしましょう」
男「さぁ、作戦開始は明日だ!」
-----------------------------
-作戦開始-
ガヤガヤ・・・
男「はい皆静かに」
男「キス島攻略に向けてレベリングをする駆逐艦6隻は昨日掲示板に貼った通りだ」
男「外れてしまった駆逐艦の娘もなるべく遠征だけでなく、出撃に参加させる予定だから気を落とさないように」
ホントデスカシレイカン!
男「あぁ、時間をかけて行うからな」
ヤッター!
男「さて、初日の編成だが・・・」
男「4艦隊の内2艦隊出撃、残りを遠征に回す」
男「そして今回は鎮守府近海に出てもらう、気を抜かなければ無傷で済むはずだ」
男「今回の第1艦隊は響、時雨、夕立、鳳翔、大井、北上だ」
男「そして第2艦隊は睦月、如月、吹雪、古鷹、木曾、瑞鳳だ」
睦月「質問なのです!」
男「なんだ?」
睦月「なんで第2艦隊だけ重巡の古鷹さんを入れてるのですか?」
男「それは火力的な差から考えて重巡の方が適任だと思ったからだ」
如月「あら?けなしてるのかしら?」
男「そんな訳じゃない、戦闘になれたら同じにしていくさ」
睦月「ちょっと不満ですが・・・わかったのです」
男「すまない、だがわかってくれ」
如月「まぁ司令官も考えがしっかりあるみたいだし、わかったわ」
男「・・・では遠征組については後ほど掲示板に貼っておくから見ておくように」
男「出撃はヒトマルマルマルだ、それまで艤装の点検、準備運動を済ませておくように」
-----------------------------
-出撃-
男「あのさ、大和」
大和「何ですか、提督?」
男「前の提督は本当に脳筋なんだな・・・」
男「まさか戦艦と正規空母以外の艦娘のほとんどが練度10未満なんて・・・」
大和「私も結構注意したのですが、頑固なもので・・・」
男「はぁ・・・まぁいいや、俺が改善していけばいいわけだし」
大和「大変な重労働になりますが、よろしくお願いします」
男「任せてくれよ・・・お、来たな」
夕立「第1艦隊、みんな来たっぽい!」
男「あれ、第2艦隊のみんなは?」
時雨「ちょっと遅れるらしいよ」
男「詳細を知ってる奴は・・・いないか」
響「瑞鳳さんが艦載機どうするか迷ってるらしいよ」
男「・・・今度から艦載機の配置も考えておくか」
鳳翔「提督、私も精一杯頑張りますね」
男「はい、期待してます」
北上「お、新しい提督も鳳翔さんには頭が上がらないみたいだね~」
男「ん?あぁ、そうだな」
大井「提督、北上さんには手を出さないでくださいね」ニコッ
男「そんなことはしないさ」シレッ
北上「おぉ、怖い怖い」
男「・・・さて第1艦隊、準備はできたか?」
第1艦隊「はい!!」
男「よし・・・第1艦隊、出撃しろ!暴れてこい!」
------------------
-その後-
睦月「すみませぇ~ん!」
男「やっと来たか」タメイキ
如月「ごめんなさいね、司令官・・・」
男「・・・瑞鳳」
瑞鳳「はい・・・」シュン
男「次は気をつけてくれよ」ポンポン
瑞鳳「はぇ?え?え?」
男「どうした瑞鳳?」
瑞鳳「いや、その・・・怒られると思って」
男「そんな怒るようなことでもないだろ」
瑞鳳「や、優しいんですね・・・」
男「・・・でも甘えないように」
瑞鳳「ごめんなさい」
男「さてと・・・吹雪任せたぞ」
吹雪「はい!任せてください!」
木曾「サポートって言うけど危なかったら普通に戦っていいんだよな?」
男「あぁ、ピンチになったら出し惜しみはしないでくれ」
古鷹「頑張ります!」
男「期待してるぞ、みんな・・・行ってこい!」
--------------------
男「さて、どちらの艦隊も無事に出撃したな」
大和「そうですね、これからどうします?少ないデスクワークをやっつけちゃいますか?」
男「いや、俺は寄るところがある・・・先に戻っていてくれ」
大和「わかりました・・・」
------------------
-工廠-
男「妖精さーん」
工廠妖精「何ですか提督?」
男「無理な頼みだと思うんだが・・・」
工廠妖精「船を作って欲しいー!?」
男「やっぱり無理か?」
工廠妖精「無理も何も死ぬ気ですか?提督は?」
男「いや、ただ駆逐艦の動きを生で見て改善点を見つけようを考えたのだが」
工廠妖精「クレイジーな提督ですね・・・」
男「実際に見てみなきゃわからないことの方が多い、だから頼む!」
工廠妖精「・・・命までは保証しませんよ」
男「すまない!恩に着る!」
工廠妖精「た・だ・し!」
工廠妖精「危険に晒されたら第一に逃げること!いいですね!」
男「・・・約束しよう」
工廠妖精「それじゃあ・・・深海棲艦のル級の砲撃数発ぐらいじゃ沈まない船を作りますかね・・・」
男「・・・楽しみに待ってるよ」
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-執務室-
男「今戻った」
大和「あ、提督」
男「どうした?」
大和「北の鎮守府の方から演習のお誘いの電話があったのですが」
男「演習か・・・」
大和「駆逐艦の娘達を入れた艦隊にします?」
男「いや、それは避けたい」
大和「どうしてです?」
男「まだあの娘達は経験が浅すぎる、そんな娘達と戦闘慣れした北鎮守府の艦隊とやりあったら恐怖を覚える娘も出るかもしれない」
大和「ではお断りしますか?」
男「いや、せっかく誘ってくださったんだ。断る理由もない」
男「大和、君を旗艦にした艦隊で望む」
大和「え!?ほ、本当ですか!?」
男「ここで負けて周りの鎮守府から舐められたら困るからな」
男「なるべく全力で戦ってくれ」
大和「はい!大和、頑張ります!」
----------------------
-食堂-
間宮「こんにちは、提督」
男「こんにちは、間宮さん」
男「すみません、鳳翔さんを出撃させてしまったせいで食堂の仕事を増やしてしまって」
間宮「いえ、料理はとても好きなのでむしろ嬉しかったです」
男「でも無理しないでくださいよ」
間宮「お気遣い感謝します」
間宮「では、何にします?」
男「そうですね・・・じゃあカレー定食を」
間宮「すみません、さっき売り切れてしまいました」
男「」
男「・・・じゃ、じゃあ親子丼定食を」
間宮「はい、今すぐ作りますね」
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間宮「お待たせしました」
男「ありがとうございます」
男「ご一緒いいかな?」
加賀「いいですけど」
赤城「えぇ、構いませんよ」
男「すまない」
加賀「なにか御用でしょうか?」
男「・・・鋭いな、読心術でも嗜んでいるのか?」
加賀「いえ、ですが何か考えている顔でしたので」
男「まぁ、少しゆっくりして話そうと思ったが」
男「加賀、赤城・・・君達を今度行う演習の艦隊に加えたい」
赤城「あら、意外と私たちを運用するのが早いですね」
男「なに、今回は力の差を見せつけて今後の演習申し込みを少なくするために利用させてもらうためさ」
加賀「意外と腹黒いのね」
男「キス島攻略でそこまで手が回らないだけさ」
赤城「ですが私たちも正直お休みをいただきたいですね」
男「今回の演習で勝ったらそれなりに休みを与える予定だよ」
加賀「まぁ、休みがもらえるのであれば」
赤城「そうですね、承ります」
男「恩に切る」
----------------------
-夕方-
大和「もうすぐ帰投予定時刻ですね」
男「そうだな」
大和「ですが提督、わざわざ港で待たなくても・・・」
男「・・・だけどダメではないんだろう?」
大和「はぁ・・・」
男「・・・お、帰って来た」
男「お疲れ様、被害状況は?」
吹雪「はい!第2艦隊は全員損傷軽微です!」
男「第1艦隊は?」
時雨「響がちょっと弾を喰らっちゃたかな」
響「すまない、司令官」
男「無事ならよかった」
男「皆!ご苦労だった。このあとは全員入渠を行い、その後は休足を十分に取ってくれ」
-----------------------
-執務室-
吹雪「失礼します」
男「吹雪か、もう今日は休んでいいぞ」
吹雪「いえ、まだ眠れないので何かすることがあれば・・・」
男「と言ってもなぁ・・・」
大和「今日の分の書類は全て片付けてしまいましたし」
吹雪「そうなんですか・・・」
男「でもこのまま返すのもあれだな・・・」
大和「・・・あ、提督お茶にしませんか?」
男「そうだな、吹雪ゆっくりしていけ」
吹雪「はい!」
----------------------
男「大和の入れたお茶はいつ飲んでも美味いな」
吹雪「とても美味しいです」
大和「そんなに褒めても何も出ませんよ」
男「別に何か出してもらおうってわけじゃないさ」
男「吹雪、今日の出撃の感想を聞きたい」
吹雪「あ、そうですね・・・」
吹雪「やはり私を含め皆さん出撃経験が浅いせいか、危なげない戦闘でした」
男「そうか・・・」
大和「さしずめ予想どうりってところですか?」
男「まぁ、確かに予想はしてたけど、ほとんど無傷で帰って来れたことは評価に値するよ」
吹雪「ありがとうございます、司令官」
吹雪「ふぁ~・・・」
男「眠気が回ってきたか?」
吹雪「あ、すみません」
男「謝ることじゃないが・・・俺たちも寝るか」
大和「そうですね」
吹雪「では司令官、大和さんごちそうさまでした」
大和「はい。では提督、私もこれで」
男「あぁ、お疲れ様」
------------------------------
-夜の食堂-
男「こんばんは、鳳翔さん」
鳳翔「こんばんは、提督」
男「今日はゆっくり休んでていいのに」
鳳翔「いえ、あまり疲れてませんし・・・」
男「無理はしないでくださいよ?」
鳳翔「わかっていますよ」
男「ハハハ・・・何かあります?」
鳳翔「お酒かおつまみぐらいしかありませんよ」
男「それで十分ですよ」
鳳翔「今日はもう誰も来ないようですし・・・ご一緒させてもらっていいですか?」
男「はい、構いませんよ」
------------------------
鳳翔「ウフフ・・・提督」トローン
男「ちょっと・・・酔ってますよね?」
鳳翔「酔ってないれしゅよ~・・・」トローン
男(かわいい・・・)
男「今日はもう寝ましょう、ね?」
鳳翔「提督と一緒におやしゅみするのであれば・・・いいれすよ?」トローン
男「冗談言ってないで・・・よっと」
鳳翔「ひゃ!」オヒメサマダッコサレタ・・・
男「さ、部屋はどこです?」
鳳翔「あ、あっちでしゅ・・・」///
------------------
-鳳翔の部屋-
男「よっと」
鳳翔「・・・ありがとうございます」
男「では、俺も部屋に戻ります」
鳳翔「はい、お休みなしゃい」
男「お休みなさい・・・」
------------------
男「ふぅ・・・」パタン・・・
パシャ
男「誰だ!・・・って青葉か」
青葉「恐縮です!青葉ですぅ!」
男「何の用だ」
青葉「今鳳翔さんの部屋から出てきましたから・・・何かあったのではないかと!」
男「別になんでもない」
青葉「お、ますます怪しいですねぇ・・・」
男「あまりにしつこいとカメラ没収するぞ」
青葉「ム・・・それは困りますね」
男「別に酔った鳳翔さんを部屋に運んだけだ、紛れもない事実だ」
青葉「ほぉ・・・分かりました、青葉もこれで手を引きましょう」
男「それじゃ、俺はもう寝るぞ」
青葉「はい!お休みなさい!」
------------------------
-演習の日がやってきた-
男「おはよう、大和」
大和「おはようございます、提督」
男「随分ご機嫌だな」
大和「はい!今日は待ちに待った演習の日ですよ!」
男「まさかそこまで喜んでもらえるとは思わなかった」
大和「はい!凄く嬉しいです!」
大和「あ、そういえば編成を聞いていないのですが」
男「あ〜っとね•••」
男「大和、長門、金剛、加賀、赤城、飛龍だな」
大和「本当に力押しで行くんですね」
男「あぁ、別に資材とか考えずに本気で戦ってくれ」
大和「了解しました」
吹雪「あ、おはようございます」
男「吹雪、おはよう」
大和「おはようございます」
男「さて、朝飯食いに行くか」
------------------
-食堂-
男「おはようございます、鳳翔さん」
鳳翔「あ!お、おはようございます!」
男「酔いは覚めましたか?」
鳳翔「はい、お恥ずかしい姿をお見せしてしまいましたね」
男「あまり無いようにお願いしますね」
鳳翔「承知しています、さて何にしますか?」
男「日替わり定食を」
鳳翔「はい、すぐにお作りいたしますね」
----------------------
-北提督が来た-
北提督「初めまして、新人の成り上がり提督君」
男「それは挑発と受け取ってよろしいですか、北提督殿?」
北提督「力の差を見せつけに来ただけだよ」
北提督「確かにここの戦艦、正規空母の練度はやや高い」
北提督「しかし、それをうまく使いこなせての提督だ、その使いこなす力の差を見せつけに来たと言ってみ過言では無いのだよ」
男「そうですか」
男「その言葉、覚えておいて下さいよ」
北提督「なんとでも言うがいいさ」
北提督「ただし、勝つのは私の艦隊だ」
----------------------
-演習開始前-
大和「色々言われていましたね」
男「別に気にするほどではないさ」
長門「提督、作戦などは無いのか?」
男「作戦はまず制空権を取り、なるべく空母を守りつつ戦艦組は敵に攻撃を加えてくれ。空母はその後ろから艦載機を飛ばしなるべく敵主力艦に攻撃を加えてくれ」
加賀「わかりました」
男「しかし艦載機は良いのが豊富にあるんだな」
飛龍「前の提督が彩雲作れるまで粘ってたらこんなにでたんですよ」
男「まぁそこは幸運と言っておこう」
赤城「配置はどうすればいいですかね?」
男「艦戦を少なくならないようにしてくれ、艦攻はあまり置かなくていい、艦爆は好きなだけ置いていいぞ」
金剛「提督〜活躍したらご褒美とかありますカ〜?」
男「そうだな」
男「無理な願い事じゃなければ叶えてやるぞ」
大和「そろそろ時間ですね」
男「君達の細かい動きについては無線で連絡する」
金剛「提督!絶対活躍してみせるから見ててくださいネー!」
男「あぁ!暴れてこい!」
----------------------
-演習開始-
吹雪「お隣いいですか?」
男「吹雪と、鳳翔さんですか」
鳳翔「よろしいですか?」
男「構いませんよ」
鳳翔「ありがとうございます」
吹雪「失礼します!」
男「でもなんで鳳翔さんがこっちに?」
鳳翔「少しは見た方が学べるものがあるのではないかと思いまして」
男「なるほど」
吹雪「司令官さん、北鎮守府の演習艦隊はどんな編成ですか?」
男「見たところ戦艦3隻、正規空母3隻こちらと同じ編成だな」
吹雪「白熱しそうですね!」
男「そうだな」
----------------------
-艦娘視点-
大和「編成は向こうと同じですね」
男『そうだな、結構難しい戦闘だと思うが焦らないように』
長門「問題ない、ビッグ7の力を見せてやる」
男『空母は航空戦で艦載機を飛ばした後なるべく回避行動を取ってくれ』
赤城「なぜです?」
男『あっちは艦爆を多く乗せている、回避しないとすぐ中破になるぞ』
飛龍「うわぁ、ちょっとイジメに近いなぁ」
男『だがこっちもヤワな艦載機を積んでるわけじゃないんだ、叩き落としてやれ』
金剛「三式弾があればもっとイージーでしたネー」
男『すまない、今は主砲で落としてくれ』
大和「さぁ、来ましたよ」
男『引き続き無線でサポートする、気を引き締めろ』
艦隊「了解!」
----------------------
大和「なんとしても制空権を取ります、空母の皆さんお願いします!」
男『加賀は烈風と彗星を、赤城は流星改と彗星、飛龍は紫電改二を飛ばしてくれ』
空母「了解」
男『戦艦の皆は大変だと思うが主砲、副砲で敵艦載機を迎撃してくれ』
戦艦「了解」
長門「敵艦載機、来るぞ!」
大和「皆さん、お願いします!」
加賀「休日がかかっているので勝利は譲れません」パシュ!
赤城「一抗戦として負けられません、お願いします!」パシュ!
飛竜「ヘマしたら蒼龍が怒っちゃうからねー、手加減できませんよ!」パシュ!
金剛「大和ー、いつファイアーするノ?」
大和「双方の艦載機がすれ違った後にすぐ撃ち落とします」
長門「上手く当たればいいのだが」
大和「ですが撃ち過ぎないようにしてくださいよ」
長門「敵!来るぞ!」
大和「了解!当たって」ズドォン!
長門「ビッグセブンの私がこんなところで負けていられないな」ズドォン!
金剛「バーニングラーブ!!!」ズドォン!
大和「残りの艦載機、来ます!」
長門「ぐっ!」
男『被害は?』
長門「かすり傷だ、問題ない」
大和「敵戦艦1隻、空母1隻中破です!」
男『制空権は確保できた、それじゃあ戦艦から潰してくれ』
大和「了解しました」
男『加賀、君は空母を狙ってくれ』
加賀「一人では対処しきれないわ」
男『わかってる、だから艦載機発艦不可能になるまで減らしてくれ』
加賀「やれるだけやってみるわ」
男『制空権が取れたんだ、勝てるぞ』
大和「了解、砲雷撃戦用意!」
-------------------
北提督「なにをやっているんだ!」バァン!
鳳翔「厳しい提督ですね」
男「そうですね?吹雪、なんか知ってるか?」
吹雪「私もあまり知りませんが、演習の勝率は95%以上と言われていますね」
男「なるほど」
鳳翔「どうしたんですか、提督?」
男「ちょっとプライドに傷を付けてみようかなと」ニヤニヤ
吹雪「提督、怖いです」
-------------------------
金剛「シット!」
大和「金剛さん!」
金剛「ノープロブレム!まだいけマース!」
男『大和!』
大和「はい!」
男『被害は?』
大和「金剛さん、長門さんが小破、それ以外はみんな無事です」
男「敵は?」
加賀「空母は中破の1隻が戦闘不能、それ以外は中破ね」
男『よし、敵艦隊を全て戦闘不能にしろ』
長門「楽に言ってくれるな」
男『売られた喧嘩はしっかり買ってやらなきゃ』
飛龍「確かに最近あの北提督調子乗ってるみたいだし、一泡吹かすのもいいかもね」
赤城「そのかわり、今日の夕食はおかわり自由でお願いします」
男『あぁ、頼むぞ!』
--------------------
-結果-
男「こちらの圧勝ですね、北提督殿」
北提督「ふんっ、そんなのまぐれだと思っておけ」
男「負け惜しみとは情けないですね」
北提督「なんだと!」
男「まぁそういう提督は帰ったらまず成績の悪い娘から説教ですかね?」
北提督「っ!」
男「そういうのは士気低下に繋がりますから控えた方がよろしいですよ?」
北提督「言われなくてもわかっている!私はもう帰る!」
男「これで一安心だな」
艦娘一同(うわぁ、ドSだ)
--------------------
男「お疲れ様、良かったぞ」
大和「ありがとうございます!」
長門「提督もなかなか良い指揮を取ってくれた、流石だな」
男「煽てても何も出ないぞ」
加賀「純粋にすごいと思ったわ、指導員なだけはあるわね」
男「そりゃどうも」
男「この後は各自自由だ」
赤城「提督、夕食は・・・」
男「お代わり自由だろ?今日は許可しよう」
赤城「ありがとうございます!」
飛龍「やれやれ、入渠でもしてこようかな」
男「みんな、よく勝ったな」
男「ありがとう」
----------------
‐その夜‐
大和「では提督、お疲れ様でした」
男「あぁ、よく休んで」
吹雪「大和さん、お休みなさい」
大和「吹雪ちゃん、お休み」
バタン・・・
男「はぁー」
吹雪「どうしたのですか?ため息なんかついて」
男「・・・明日からキス島艦隊から外れた娘達をどう入れるか考えてるんだ」
吹雪「あぁー」
男「駆逐艦が沢山いると難しいな・・・」
吹雪「だったら私に任せてください!」
男「え?」
吹雪「私は結構駆逐艦の娘達とよく話すので相性などはわかります!」
男「そうか!それなら・・・」
男「明日までに考えをまとめられるか?」
吹雪「はい!任せてください!」
------------------------
-深夜-
男「夜遅くにすみません」
鳳翔「フフッ、大丈夫ですよ」
男「今日はお酒は無しで」
鳳翔「わかっていますよ、もう・・・」
鳳翔「あの・・・提督?」
男「何ですか?」
鳳翔「今だともう昨日の出来事になりますが、あの演習のことなのですが」
男「はい、なにか?」
鳳翔「とても指導員並の指揮ではなかったとお見えしたのですが・・・」
男「・・・と、言うと?」
鳳翔「率直に言わせてもらえば、『提督をしていなければできない指揮』でしたね・・・」
男「・・・」
ガラッ・・・
加賀「空いてるかしら?」
鳳翔「えぇ、空いてますよ」
加賀「提督もいましたか、何かお話でも?」
男「いや、たいしたことでは・・・」
加賀「私も聞いてみたいですね、内容は知りませんが・・・」
鳳翔「それで、どうなんですか?」
男「まぁ、確かに提督という仕事は今回が初めてではないです」
加賀「そうだったの?」
男「あぁ、と言っても5年も昔のことだ」
鳳翔「詳しく・・・お聞かせ願えませんか?」
男「・・・他の娘には黙っててくださいよ」
-------------------------
----------------
-----------
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※これから登場する艦娘は現在とは関係ありません
-ある鎮守府-
男「やぁ、おはよう」
加賀「お早うございます、提督」
男「君はいつも早いな」
加賀「どこかの夜ふかしさんとは違いますからね」
男「厳しいなぁ・・・」
加賀「提督、今日の予定です」
男「あぁ、ありがとう」
俺の鎮守府は至って普通だった
轟沈艦もいないし、無茶もさせたことがない
いわば『ホワイト鎮守府』ってやつだ
不満をもつ艦娘は誰一人いなかった
誰からも尊敬されるような存在だと、あの時の加賀は言っていたよ
あの日まではね・・・
加賀「それでは提督、行ってきます」
男「あぁ、最深部には姫鬼がいる・・・気をつけて」
加賀「わかってるわ・・・」
その一言が俺の記憶の中で最後の加賀の言葉だった
男「遅いな・・・」
ドアバァン!
榛名「提督!」
男「どうした!?」
榛名「だっ・・・だ・・・第一・・・いち・・・艦隊が・・・」
男「どうした!?落ち着け!」
榛名「・・・しました」
男「え・・・?」
榛名「第一艦隊が!全滅しました!」
そのあとのことはあまり覚えていない
唯一覚えているとすれば・・・
加賀の弓がその日の夜、回収されて
その弓をひたすら抱き続けたことだな・・・
その日を境に俺は変わった
鎮守府の雰囲気も変わった
まるで、影が落ちたようだった
なんとかしようと思ったが・・・
その時には俺は提督をやめていた
止めようとする艦娘、人はいなかった・・・
--
-------------
-----------------------
----------------------------------
※現在です、加賀さんいますよ
加賀「そんなことがあったとはね・・・」
男「気にしないでくれ、君には関係ない話だ」
加賀「ないとも言い切れないわ」
男「そうだな・・・」
鳳翔「ですが、その後はどうなったのですか?」
男「あぁ、まぁその後はあの元帥殿に呼ばれて、指導員の道に進むことになったんです」
鳳翔「・・・今思うと大変失礼なことを聞いてしまいましたね」
男「いえ、いいんですよ」
男「何か話せて少し楽になりました」
加賀「そういえば、その昔の私の弓はどうなってるの?」
男「燃やしたよ、『忘れ物だ』って・・・」
加賀「届いてますかね・・・」
鳳翔「きっと届いてますよ」
男「届いてるといいですね」
-----------------------------
男「では、俺はこれで」
加賀「提督」
男「なんだ?」
加賀「少し外でお話をしませんか?」
男「・・・わかった」
鳳翔「では、片付けておきますね」
------------------------
男「で、なんだ?」
加賀「昔の加賀と今の加賀はどう思いますか?」
男「・・・似ていて、どこか違う」
加賀「そう・・・」
男「だが君を昔の加賀と照らし合わせることはしない」
加賀「提督」
男「っ・・・」
加賀「嘘をついてはいけませんよ?」
男「・・・そうだな」
加賀「ですが・・・」
加賀「今の私がいて、この私の存在が昔の加賀を消してしまうのであれば・・・」
加賀「私は何者なんでしょうね・・・」
男「・・・わからない」
男「けど・・・確信は出来た」
加賀「・・・何かしら?」
男「君は、あの時の加賀と遠い存在であって、近い存在でもある」
男「また、君のそばにいさせて欲しい・・・」
男「もう独りは嫌なんだ・・・」
加賀「えぇ・・・わかってるわ」
男「せめて今だけあの時と似た雰囲気を感じさせてくれ・・・」
加賀「えぇ・・・」
-----------------------
男「・・・ありがとう」
加賀「もういいの?」
男「あぁ、もう大丈夫」
加賀「そう・・・」
男「それじゃあ・・・」
男「おやすみなさい」
-------------------------------
-翌朝-
男「おはよう、大和」
大和「お早うございます、提督」
男「さ~て、今日も皆のレベリングの内容感が得ないとね・・・」
大和「あの・・・提督」
男「なんだ?」
大和「なかなか言い出せないのですが・・・」
男「なんだよ、もったいぶらず言ってくれ」
大和「実は・・・深夜時に鳳翔さんのところにいらしましたよね?」
男「・・・あぁ、聞いてたのか」
大和「すみません!盗み聞きするつもりはなかったのですが・・・」
男「大丈夫だよ、いずれか話すことだったし」
大和「提督・・・」
男「失望したか?こんな提督で」
大和「そんなことありませんよ・・・」
男「そっか・・・なら良かった」
コンコン・・・
男「入れ」
ガチャ
時雨「僕だよ、提督」
男「時雨か、なんだ?」
時雨「今日の出撃の内容を聞こうと思ってさ」
男「あ~・・・ちょっと待ってくれ」
時雨「うん」
男「え~っと・・・って、今日雨降ってるんだな」
大和「そうですね、そこまで強く降ってませんが」
男「後で雨に打たれてこようかな・・・」
大和「え?」
男「いや・・・実は雨が好きでね・・・」
時雨「ホントかい!?」
男「あぁ・・・時雨もか?」
時雨「うん、好きだよ」
男「じゃあ、後で一緒に行こうか」
時雨「いいね、そうしようよ」
大和「・・・風邪をひかない程度にお願いしますね」
----------------------------
-外-
男「なあ、時雨」
時雨「なんだい?」
男「雨を鑑賞するっていうのもいいものだな」
時雨「ふふっ、楽しんでくれてよかった」
男「お前は俺の膝枕で楽しんでるけどな・・・」
時雨「いいじゃないか、皆雨の日はゆくっりしたいし」
男「まぁ、雨の日ぐらいはお休みでも文句言わないだろうし・・・」
時雨「このままお昼寝でもしようか?」
男「まだ昼じゃないけどな」
時雨「いいじゃないか、そんなこと」
男「そうだな」
男「これでも羽織ってろ」
時雨「提督は寒くないの?」
男「時雨の体温がちょっと高いから大丈夫だ」
時雨「そっか・・・」
男「あぁ・・・」
時雨「提督」
男「なんだ?」
時雨「お休み」
男「あぁ」
------------------------
大和「提督」
男「なんだ?」
大和「雨の日だからって理由で休みにするのは程々にお願いしますね」
男「あぁ、わかってるよ」
大和「それでは時雨ちゃんがいい顔で寝てるので、失礼します」
男「あぁ、俺もちょいとばかし昼寝にするよ」
大和「起きたら仕事をしてくださいね」
提督ェ...
元提督は敵前逃亡で処刑されたのか?
これは面白そうなssですね~、これから楽しみにしてますね♪
前の提督がどこ行ったかも気になりますが……
今後の展開も楽しみですね!
応援してます!
コメントあざっす!ご指摘などあればどんどん書き込んでください!
なるべく反映していく予定です!
見入ってしまいました。続きが楽しみですね。
提督ドs良いですね
続きが…楽しみなのです(≧▽≦)
完結して欲しいのです♪
続きを書いてくれーーーー(ノД`)
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