2020-01-05 20:08:10 更新

概要

ある責任をすべて憲兵に押し付ける話


前書き

少しづつでも更新予定
登場キャラは扱いやすそうなキャラのみのつもりです


初作品、やっつけ仕事

誤字脱字は友達

以上を踏まえてみてください

少しづつでも更新よてい




提督「私は頑張った。軍人として、男として」


提督「轟沈させず、ブラックと言われることもせず。時にはひどいノルマをこなし艦隊を大きくしてきた」


提督「しかし、大きくなるにつれ問題も出てきた。」


ため息を見ながらため息の原因を見つめる


提督「指輪・・・だれに渡しても争いが起きそうだよな」


ケッコンカッコカリの指輪が手元にあった。艦隊が大きくなるにつれ練度がMAXの艦娘も出てきている状態

それも複数の大多数が練度はMAXまたは近い状態であった


提督「忙しいから考えられないと言って逃げてきたがそろそろ逃げ道がない」


艦娘たちの露骨な、ときにハプニングを装ったアプローチは日々加速し始めてきた。


提督「何かないかな・・・」


と目線を下げると新聞日付は先週の記事。新聞といっても軍隊で回ってくる回覧板みたいなものだ


提督「なになに。憲兵によりQ提督を拘束」


提督「・・・!そうだこれで行こう」


それから憲兵の記事を集めてた、しばらくたったある日



夕立「提督さん!いい加減に指輪を決めるっぽい!」


ノックもせずに夕立が執務室に入ってきた。


提督「夕立~、ノックしてから入れー」


夕立「そんなことより、いい加減に答えを」


??「夕立、そこまでにしなよ」


一緒に入ってきたであろう時雨がやんわりと諭す


時雨「でも確かにそろそろ答えはでたんじゃない?」


と思ったら違うみたいだった


いつものように逃げようかと思ったが


時雨「大規模作戦もないし、いい加減書類もないでしょ?」


昔は確かに書類もたくさんあったが今はだいぶ消化大まかなものはデイリーくらいなものだ


苦労させたを理由に各艦娘にローテーションで休暇を与えていたがついこの間全員分の休暇を回し終えた


観念するしかないかなー、と思った時にふと記事を思い出す


提督「・・・これからする話は聞かなかったことにしてくれ」


遠まわしに秘密にするように言ってみる


パタン、ガチャ(鍵がかかる音)


察したであろう時雨がドアをしめ鍵をかけてくれた。


夕立は頭に?を浮かべながら話をせかしている


そこに憲兵によってどこぞの提督が確保されたという記事を出す。


提督「君たちは私を憲兵に突き出したいのか?」


夕立「なんでいきなりそうなるっぽい?」


頭に疑問のマークを付けたままの夕立へ記事を見るように促す


~記事目次~

・将来ケッコンさせるからと複数の艦娘へ。しかし実態は・・・

・海防艦に手をだした提督独房へ。ケッコンカッコカリしてるから合法・・・

・艦娘に対しての強要か?改二がないのに改二にさせるといって・・・

・カッコカリでも否定されたから姉に、という手口で複数の艦娘を?

・ケッコンに応じなければ解体を強要?事実はないと否定

等々


提督「それを見てわかる通り、最近ケンペイさんが躍起になっていt」


夕立「でも夕立たちは別に強要されてないっぽい!」


提督「落ち着け夕立、つまr」


時雨「指輪を渡すことで憲兵に連行される危険があるってこと?」


提督「そうだ、もちろん誰に渡すかに迷っていることも事実だが、一番の問題は」


夕立「夕立に指輪を渡すことで憲兵に提督さんが?」


時雨「指輪は夕立にじゃないけど、なんとなく理解はしたよ」


提督「指輪をわたすだけなら問題ないが下手に複数に渡すとそれはそれで問題になる」


さきほどの記事の一部 

・ジュウコンカッコカリで憲兵が動く案件に発生原因を追究中

・ケッコンの上限数を決めることも視野か?


提督「とまぁ、皆が喜ぶならいっそ全員にでもと思ったがさすがに数が多いから今すぐ全員とは」


夕立・時雨「「・・・姉妹艦ならジュウコンしてもいい(っぽい)」」


提督「お、おぅ」


遠まわしにジュウコンを否定されたような気がする


提督「そういうわけだ。本当は言いたくなく解決したかったが」


夕立「つまり、ケッコンの邪魔を憲兵さんはしてるっぽい?」 ジャギ


時雨「少なくても憲兵がいたらすぐにはケッコンできないってことだよね」 ガシャン


なぜか艤装を構える二人


提督「・・・え?なんで艤装展開してるの?」


時雨「邪魔なら」 夕立「力ずくでっぽい?」


提督「待て待て!、お前らがそんなことした良くて左遷。最悪お前たちの解体と私の首だ!」


夕立「じゃぁどうすればいいっぽい!」


提督「今、少しずつ憲兵と仲良くなろうとしているところだ」


実際は何もしていないが、一部の憲兵とは仲良くやっているつもりだ


提督「だから、時間はかかるだろうがしばらく待ってほしい」


夕立「しばらくっていt」


時雨「夕立、きっと提督もつらいんだよ」


時雨が夕立の手を引いて、執務室をあとにする


時雨「そうだ提督。時々は手伝わせてよ、愚痴くらいなら聞くからさ」


そういって執務室出ていく。何やら闇のオーラをまとっていた気がするが


夕立たちが出て行ってすぐに別の艦娘が入ってくる


由良「提督さん?なにやら考え事ですか?」


覗き込むようなポーズで由良が顔をのぞかせる。目線をさげれb


ではなく先ほどの夕立、時雨にした話を割愛しながら説明する。


それで察してくれたのか


由良「提督さんも疲れたでしょう?お仕事はもうないしお休みになっては?よかったら、由良ひざ使います?」


気が付けば由良の膝の上に頭をのせて目をつむっていた。目をつむる瞬間に由良さんがオーラ漂っていたような気がするけど


そんな考えはすべすべの程よく整った膝の誘惑で忘れた。これが母性か



ー憲兵詰め所


そんなひと悶着が担当している鎮守府であったのなどしらずいつも通りの仕事をしていた


憲兵A「しかし、最近の記事は我々(憲兵全体)に対するのが多くないか?」


憲兵B「これが武勇系なら悪くないんだが、目線変えれば言いがかりだからな」


憲兵C「事実が含まれているとはいえ、記事の仕方に悪意しか感じない書き方だ」


憲兵D「これだから、メディアは嫌なんだよな。誰だよこんな記事書いたやつ」


・・・いつも通りデス?


憲兵A「そういや、いい加減この鎮守府の提督もケッコンしないのかね?」


憲兵B「この記事のせいで躊躇してたりして」


憲兵E「だとしたら、とばっちり受けるかのせいが微レ存?」


憲兵A「だとしたら、ケッコンの際は盛大にお祝いしてやるか?」


憲兵C「あれだな、我々は悪いケンペイじゃないよ伝えておくのもありだな」


憲兵D「あの記事は一部の憲兵がムカついた提督への嫌がらせって話だからな」


憲兵B「俺らは別に提督に悪い感情ないからなー」


憲兵E「そろそろ、交代の時間かーいくぞー」



・・・閑話休題


あの後すぐに起きてこの先をどうするか考えていたところに


パパラッチ重巡こと青葉が乱入してくる


青葉「司令官(この記事について)一言おn・・いだだだ」


とりあえずアイアンクローで黙らせておき、記事を見る。夕立たちに言ったことが書いてあった

火種になりそうな部分だけをを切り取った形で

追加でそのまま床に寝かせ足技の ロビ〇スペシャルを決めておく


・・・この姿をみられたらまずいなと思い技を解き椅子に戻る

大丈夫扉は閉まってた


提督「で?要件は?」


青葉「・・・いきなりアイアンクローはやめません?」


提督「いきなりじゃなければいいのか?」


青葉「そうじゃなく!・・でケッコンに前向きなのは本当ですか?」


提督「環境が整ってないだけで、前向きとはいってn」


すでに青葉はいなかった。


提督「いやな、よかん・・・」


翌日 


全体への業務連絡を知らせる掲示板に新聞が張られていた

 ー青葉新聞ー

 先週よりうわさになっている司令官のケッコンカッコカリの実態

・一部の艦娘による妄言ではなく、司令官もケッコンはしたい模様。

しかし障害により実行不可、原因は憲兵? 以下続報をマテ


ガヤガヤ

ザワザワ


提督「やっぱり・・・掲示板に張り付けてるだけが唯一の救いか」


あの後青葉のいる部屋まで行って話をしておいてよかった・・・のか?



コンコン


提督「どうぞ、入れ」


球磨「てーとく、少し話があるクマ」


提督「仕事(するふり)しながらでいいか?」


球磨「構わんクマ。なんなら手伝ってやるクマ」


提督「まだ一人でこなせるから平気だ、で何の用だ?」


球磨「単刀直入に聞くクマ。相手は誰だクマ?」


提督「なんの相手だ?今日の演習にお前(球磨)は出さんぞ?」


球磨「そうじゃないクマ、ケッコンの相手だクマ」


そのあと続けて今日の青葉新聞での内容の確認などいろいろあったが

昨日見せた新聞を渡して、夕立たちした話を繰り返す


提督「かくかくしかじか」


球磨「まるまるクマクマ」


球磨「よし、この球磨おねえちゃんに任せるクマ!」


提督「いや、お前は多摩や北上たちの姉ではあるが私のあn」


球磨「安心するクマ、姉妹艦のジュウコンなら許すクマ。大井への説得も任せろクマ」


姉妹艦なら許されるのね。いっそネームシップだけならとか考えたんだけど・・・

それは許されないのかなー、でもお金がなー

球磨はその後軽い雑談を部屋を出て行った。・・・姉妹の説得にいったとかないよな?ないよな?



ーとある寮の広い部屋


??「イイデスカー、てーとくのハートを掴むのは」


??「気合!入れて!」


??「全力で参ります!」


??「マイクチェックだおらぁ!」


金剛型全員「「「「私たち」」」」 金剛「デース」


金剛「先ほどネームシップの会にいってキタヨー」


霧島「で?成果は」


金剛「ストレートに言えば、提督は姉妹艦全部との結婚を検討中ネー」(言ってません)


榛名「どういうことでしょう?」


比叡「ただ、単純に一人に選べないだけじゃないですか?」


霧島「一人だけ選んでは部隊をまとめられないからでは?大所帯の隊ですし?」


金剛「多分、姉妹で仲間ハズレを作らないためダヨー」


榛名「それなら姉妹艦でくくるのもわかりますが」


霧島「逆に言えば姉妹にケッコンオコトワリがいたらしないのでは?」 ギロ(比叡を見る)


比叡「え?ヒ、ヒエー」


金剛「ネームシップの会でもその意見が多かったヨー」


榛名「つまりケッコンの条件は姉妹全員が賛同することですね」


比叡「ヒエ、いやでも新聞で憲兵のせいで踏み切れないみたいなこと書いてありませんでした?」


金剛「憲兵は提督が時間をかけて説得するみたいダヨー」


榛名「仮に憲兵方々が認めても姉妹全員がだめなら・・・」 くるり(比叡を見る)


比叡「ヒエー、べ、別に私は提督嫌いじゃないですし

   そ、それにお姉さまや姉妹が幸せなら私は・・・」


霧島「では、姉妹間の問題はクリアとして」


金剛「いい妹持ちましたー、ではティータイムとしましょうか」


榛名「あっ、比叡お姉さまはこちらで座ってまっててくださいね」 ハイライトオフ


比叡「あ、あれ?私何かした?」


比叡を除く金剛型(ニコニコ)


 どこかで悲鳴のような声がしたそうな


書類を大本営に送るために憲兵たちの宿舎を通る

一応憲兵を説得するといっているので、後程会話でもして多少のポーズだけでも見せておこう


提督「すまない、担当の者はいるか?」


奥からタッタッタッと小走りで走ってくる音が聞こえる


憲兵A「どちらさm・・これはこれは提督どのご用件は?」


提督「いつもの、たまった書類を出しに来た」


憲兵A「わかりました、のこりはこちらで・・・」


手練れた手つきで渡した書類を別の憲兵に渡す。いつもはこれだけで要件は終わるが今日は違った


憲兵A「・・・そういえば提督殿はケッコンなさらないのですか?」


話の切り出し方にこまっていたので助かったが、いきなりすぎて少し混乱している


憲兵A「ここの鎮守府も大きくなり、艦娘の方々もおそらくケッコンできるでしょう。

    戦力も増加し、今まで以上に戦いやすくなるはず・・・いや、素朴な疑問でして」


提督「おや、最近ケッコンに厳しい憲兵がたの言葉とは思えない」


憲兵A「ははっ、新聞のことですかな?これは手厳しいですが少なくても私は反対はしません」


提督「憲兵の皆さんじゃないのが少し怖いですね」


憲兵A「我々も一枚岩ではないですからね、節度を守っていただければ大丈夫かと」


提督「意外と抽象的な表現ですね。仮にですがジュウコンも認める言い方ではありますが」


憲兵A「少なくても私は味方ですよ、この鎮守府ができてから居ますから人となりは知っているつもりです」


提督「それは光栄だ、何人くらいなら許されそうですかね」


憲兵A「おそらくですが1小隊分(6人)ならギリギリかと。ほかの方は知りません」


提督「まさかあなた方に心配されるとは思いませんでしたよ」


憲兵A「それは失礼、ですがケッコンするなら相手は選んだ方がいい」


少し和やかムードであったのに憲兵の目つきが鋭くなる


憲兵A「正直言うなら艦娘ない方とちゃんと結婚をしておくべきだ、そうすれば我々はいくらジュウコンしても構わない」


所詮艦娘たちは道具だから動物に近いからということだろう、いろいろ言われたがようやくするとそんな感じだ


憲兵A「・・・あとしいて言うなら駆逐、軽巡は避けた方がいい。」


なぜかを聞く前に教えてくれる


憲兵A「憲兵の中にロリコンがいるとだけ言っておこう」


新聞の一部は憲兵による嫉妬も含むと教えてくれた。急になぜ教えてくれたり話すようになったかは知らないがいいことだと思うことにする

他にもいろいろ話したかったがある程度で話を切り上げないと


提督「すこし長いしてしまったな、ではよろしく」


軽い挨拶だけして宿舎をでる、ケッコンを憲兵のせいにして逃げようとしていたがあのままでは時間の問題だろう

仮だが指輪をふやしてジュウコンしてもいいことは聞いた。


提督「・・・ただし、鎮守府以外で嫁を作ることが前提かぁ」


ため息と同時につぶやく、結局は自分の意志になるのだがそれが決まらないからここまで来てしまった

でもしばらくは憲兵さんに盾になってもらい時間をもらおう。


??「・・・ふむふむ。軽巡、駆逐はアウト。ケッコンは鎮守府以外でっと」


何かにメモられていた。パパラッチはいつの時代も神出鬼没。



 少し気を緩めていたのかもしれない。しばらくは考える時間をもらえるのだと

なぜケッコンを迷っているかもわからない。決めてしまえば楽なのに、決められないでも時間が解決すると思ってた・・・


ワイワイガヤガヤ

デチデチクマクマ


やけに廊下が騒がしい、なにやら少しすすり泣きも聞こえる、これはまずいもしやケッコン決めないことで艦娘たちが争っているのかもしれない。居てもたってもいられず状況を確認するため騒がしい方に向かい原因を察した


ー青葉新聞号外ー

・ついに進展、ケッコンカッコカリ最大の難敵はやはり憲兵。

司令官は複数の艦とケッコンをすることを視野に入れてもよう。しかし憲兵は艦娘とのジュウコンを拒否

ジュウコンをするなら艦娘以外を嫁にしてからが条件の模様。仮にケッコンも駆逐、軽巡だと相応の対応するとの発言

詳しい理由は闇の中 

          次号をマテ


提督「・・・あのパパラッチ。」


騒ぎを起こした犯人を捕まえるために指揮をとろうとするがそれは遮られた


雷「し、し、司令・・かん。私じゃダメなの駆逐だから?」


第六駆逐隊を筆頭とする駆逐艦たちに


暁「あ、あかつきはれ、れでぃ・・・だもんくちくかんでもれでぃだもん」


響「・・・Отчаяние(絶望した)」ハイライトオフ


電「・・いなずまのほんきをみるのです」 目はうつろ


一部の駆逐は泣きながら、他の艦娘たちも隅っこで膝を抱えたりしている


浦風「う、うちらは駆逐でもだ、大丈夫じゃ・・・よねぇ?」


浜風「な、なぜ駆逐がダメなのかわかりませんが・・・大丈夫ですよね?」


胸部装甲の大きい駆逐は普段はラッキースケベ(意図的)でしか使わない胸を強調しつつ提督に尋ねる


軽巡組にいたっては


大井「わ、私は重雷装巡洋艦ですから軽巡じゃないですから・・・はっ!北上さんも同じだわこれは大変

  北上が狙われないようにわたしが・・・」


北上「大井っちー、その考えだと木曾も入るけどいいのかいー。この間姉妹艦ならジュウコンも許すって話を・・・」


木曾「俺は・・・別に(顔真っ赤)。でもあいつは」


龍田「これで天龍ちゃんに手を出すことはなくなったわねー。・・・」 (´・ω・`)ショボン


天龍「・・・そうだな。チビ達あやすの手伝うか、一人じゃ大変そうだし」 涙目


五十鈴「そういえば長良ねえは?」


 基本的には通常運行のようだ。うれしさと同時にそこまで慕われてはいなかったことに少し悲しむ。

そんな様子を知ってか知らずか重巡組は


「これで一部の夜戦と偵察以外いらないとか言われないわ」とか

「ケッコンしたら設計図は優先で回してもらえるよな、な筑摩」など

いろいろうっぷんがたまっていたようだ。そこまでないがしろにはしてないはずなんだが


事態をどうにか収拾し終えそうなときに腕を掴まれた


加賀「提督、お話があります」

そのまま執務室まで連行される始末。あの待って加賀さん逃げないから腕を・・・アッハイ


ー執務室ー


加賀「・・・提督、早くお決めになられてください」


執務室のソファにかけながら正規空母の加賀が静かに言葉をはく

掲示板がある廊下から加賀さんに連れられて執務室のソファに座っての一番のセリフ

単純にいうなら 「早く私に指輪を渡せ」 と言っているのだろう

ちなみに執務室には他の正規空母も集まっていた なにやらガヤガヤしているが私の耳には入らない


提督「前にもいったが、一つしかないものを簡単にh」


加賀「複数の艦娘とケッコンをするという話も聞いています。・・・五航戦と一緒じゃなければ私は構いません」


瑞鶴「ちょっと!それどういう意味よ!」 翔鶴「・・・瑞鶴」


二航戦s「「私は別に蒼龍(飛龍)と一緒なら・・・」」


飛龍「でも多聞丸がなんていうか」


全体的に仲の良い人たちとなら可能という判断だろう。しかしそこまでケッコン願望が高いとは思ってもいなかった

所詮はカッコカリ。一部の熱狂的な艦娘に渡そうと思っていただけだが、ここまでくると下手な判断はできないな。


まぁ本音を知るためにいろいろ探りをいれたのが良くなったかもしれないが・・・

取り合えずこの状況をどうにかしないと・・・・しょうがない


提督「・・・そうだ、複数の艦娘とケッコンしようとしていた。そのための準備も」


意を決して言葉を選びつつ話す。話す私をみて少し騒がしかった部屋が静かになる

基本的な話は前々から夕立や時雨に言っていたことと変わらないが、それでは収まりそうになかったので


提督「実は指輪は高価でな本部も数を用意していないみたいでなすぐには用意できない」


・・・憲兵さんたちごめんなさい


提督「実は・・・複数持つためには憲兵の方の了承が必要みたいでな。事後報告でm」


そこまでいって部屋の空気が重くなる。禍々しいオーラに包まれたような


赤城「つまり、憲兵の方々がジュウコンをしてもいいと認めれば指輪は届くんですね?」 ニッコリ


提督「あ・・あぁ。そういうことらしいその承認を得るために今憲兵に協力を」


シャキーンという効果音でもありそうな感じで艤装を展開し始める正規空母組。

・・あぁここまでかどうしようか内心でオロオロしていながら考えていると


正規空母K「爆撃するのが早いかしら」 正規空母A「ばれたら解体ですから一人ずつ拉致しての方が」

正規空母S「江草隊、準備は?」 正規空母H「爆撃なら五航戦で良くない?いつも爆撃してるし」

正規空母Z「あれは提督さんが翔鶴姉を」 正規空母Sy「素直になるんじゃなかったの瑞鶴」

装甲空母「え?でばんこれだけ」 他 正規空母・・・無言でメンテ中


これあかん奴、何とかせねば


提督「だ、だから説得するまでにもう少し時間がほしい」


加賀「・・・わかりました。ですができるだけ早くお願いしますね」


そう言い残し正規空母組は去っていった。 たかが指輪一つでここまでとは思ってもいなかったが

ふと思うのはなぜ皆指輪がほしいのだろう。 提督LOVE筆頭で有名な金剛ですらここまでのアプローチはなかったが

練度上限解放以外になにかあるのか・・・ そして考えることを放棄した


提督「とりあえず、青葉を捕まえて・・・」


これからのことを考えつつ、この件の発端であろう青葉に憂さ晴らしをしておくとする


その後どこぞの部屋から「もう、堪忍してつかぁさぁい」とくすぐられ続けた青葉の声が聞こえたそうな



ー憲兵の詰め所ー


憲兵B「今日も特に異常はなしっと・・・」


この鎮守府に配属され半年以上、配属直後はバタバタしていた気がするが最近は落ち着いてきている。鎮守府の提督は基本無口であるものの

決して悪い人ではないことがなんとなくわかる


憲兵B「気になるうわさもあるんだが」


鎮守府全体が落ち着いているが、最近は落ち着きすぎている気がしなくもない。嵐の前の静けさなのか


憲兵C「そろそろ交代の時間ー」


ただの気にしすぎだといいが、と交代の憲兵に変わろうとしたとき


??「すいません、届け物です」


詰め所に荷物が届く。ここの鎮守府に荷物などが送られてくる場合基本は憲兵の詰め所を通ることになる。詰め所で危険物かの確認を行ったうえで鎮守府に荷物は行くのだが憲兵自信が直接届けに行くことはしない。

 重要案件の急ぎの場合は軍の方が直接届けるか、もしくは海側から偉い人が入ってくるかだから。仮に指定便の速達であっても鎮守府内から本人をここまで呼んできてもらう。基本憲兵たちは鎮守府内に入ってはいけないという暗黙のルールがある。


憲兵B「そちらにおいてくれ・・・指定便か?」


??「いえ、わかりました。判子は・・・」


憲兵B「サインでいいな」 サラサラ


??「はい、こちらが控えです。それではー」


憲兵C「見かけない顔だったな、新人かな?」


奥から交代のためか出てくる憲兵C、隣にはDもいる


憲兵D「いつもの新人いじめですかね、新人いじめてるくせに人手不足とかどこの企業もいうからなー」


憲兵B「・・ああ、そういえば今日から2人組で見張りと見回りだっけ?」


ここ最近憲兵の詰め所に嫌がらせをされるようになってきた。

はじめのころは入口にダンボールに入れられた犬だった。思えばそれからだったのかもしれない

犬は丁寧に毛布にくるまれ手紙が添えてあった。

「この子を立派な番犬にしてください」

憲兵たちも「軍用犬じゃなくて番犬なら警察だろ」と笑っていたがご丁寧にごはんまで用意してあったので飼うことにした。

しかし数日後には犬はいなくなり、姿を見せなくなった。そのころからか生き物の死体や、腐った魚などが詰め所の周りに置かれるようになった。はじめのころは

「お世話した犬が持ってきたのかな?」

などと言っていたが日に日に数が増えてきたので犬ではなく悪戯では?という判断になり調べることになった。

しかし調べるといっても詰め所は離れられず、鎮守府の中に入ることもできないのではどうしようもないのでとりあえずは

憲兵の詰め所まわりをしらべることに、一人ではあぶないので2人組でだ。


憲兵C「単純に子供の嫌がらせであればいいがな」


憲兵D「ここは町からも決して遠くはありませんからね。度胸試しとか?」


憲兵B「度胸試しねぇ」


海の方は落ち着いてきても陸の方は落ち着いつかないようだ。

その様子をみている影があった


??「・・・、見回りが増えたようですね」


??「今日から派手にやるつもりだったけど、少し様子を見なきゃ」


夜戦バカ「夜偵完了。しばらくは2人組になるみたいだね。想定より早い」


夜戦アイドル「だから早めにやろうって言ったんだよ~」


夜戦サムライ「下手に動けば、私たちや提督が危機にさらされます。今回はいったん引きましょう」


夜戦バカ「夜戦したかった・・・、許すまじ憲兵」


夜戦サムライ「姉さんが少しうらやましいです」 ハーヤレヤレ


3人の忍者っぽい軽巡は闇に消えてった



~正規空母説得から翌日~


ビスマルク「あなた、最近ケッコンについて悩んでるんですって」 ドアバーン!


ノックせずいきなりドアを開けたと思ったら開口一番そんなことを口にしたビスマルクがいた。ほかドイツ艦を引き連れて


提督「ビスマルク・・・いつもノックをしろと」


Z1「そうだよ、ちゃんとノックしないと」


Z3「もう遅いわ、これ減点対象じゃない?」


やんわりとビスマルクをさとすZ1と 「ハーヤレヤレ」というった感じのZ3その後ろにはもちろん


プリンツ「もう、お姉さま段取りが違うじゃないですか」


プリンツもいた。しかしこのメンバーが一気に執務室に来るのは珍しい


ビスマルク「話は聞いたわ。なんでも指輪を渡す相手を選んでいるそうね」


嫌な予感はしていたがやはりこれか・・・いい加減時間稼ぎもできなくなってきたな。まだ考えがまとまってないんだが


ビスマルク「悩むことないわ!この私、ビスマルクがもらってあげるから!」


提督「・・・ないわ」


ビスマルク「何よ!この私が、もらってあげるって言ってるのよ!なにが不満!」


提督「その話は憲兵たちとの話し合いがおわってかr」


プリンツ「そういうと思って」 ドアガチャ←ドアにカギをかける音


Z1「悩んでいそうだから相談に乗ってあげようと思ってね」


Z3「大方予想はついてるけど大丈夫、合法よ」


いやそれ絶対合法じゃないよね。闇討ちてきなものだよね

なぜか落ち込んでいるビスマルクをほおっていて話は進む


プリンツ「あどみらーるさん、簡単な解決方法があるよ」


Z3「安心して、早く私たちに指輪を頂戴という話ではないわ」


そうなのか、てっきりそういった話かと思っていたが違うのかならば聞こうかと目線を向けたときに


Z1「提督がドイツにくればいいんだよ」 


なぜか腕が縛られていた。


提督「!?、なぜ腕を縛るのか」


混乱している状態でなんとか言葉を出す


プリンツ「えーっと、話を聞いてもらうため?」


提督「腕を縛らなくても、いいだろう。ほかの艦に見つかったら大変だぞ?」


Z1「そのためにカギをかけて」 Z3「ビスマルクをドアの前に放置してるのよ」


ビスマルクはまだ落ち込んでいるのか体育座りでドアに向かって何か言っている


プリンツ「簡単に言ってしまえばあどみらーるさんはドイツに来ちゃえばいいんですよ。

     ドイツにきてしまえばニッポンの法律は関係ないですから」


Z3「そういうことだから今からドイツに一緒に来てもらうわ」 Z1「これで解決だね」


バリーン!


??「そういうことなら同志をロシアに連れて行っても構わんだろう」


最後のガラスをぶち破れ!の感じで入ってきたガングードが声高らかに宣言する


タシュケント「ほら、同志こっちだ」


素早く腕と足を縛っていた縄を解き、抱っこするような形で抱えてくれるタシュケント。

背中にほどよく心地よいものが・・・意外と着やせするタイプなんだろうか。

 いやそうではなく、あーもー執務室がグチャグチャだよ

こっそりとタシュケントが耳打ちをしてくる


タシュケント「同志、私を選んだら私を好きにしていいぞ。」


そういって壁際まで連れて行って私の前に出る。顔は見えなかったが耳が赤いのできっと恥ずかしかったのだろう

ふと状況を見てみると、先ほどの感じた狂気はどこへやら。普通になっていた、ただ一人覗いて


ビスマルク「なに!敵襲!?、アドミラルはどこ、とりあえず出撃準備よ」


おそらくガラスの音で正気に戻ったのだろう。こういうところはさすがなんだが


提督「安心しろビスマルク。敵襲じゃない」


ビスマルク「そうなの?、ならいいわ。あらダメじゃないあなたこの部屋散らかってるわよ」


いや散らかしたのはお前r・・・ガラス破ったのはガングードか


ガングード「・・・とりあえず片づけるか」


今の音でこっちに向かってくる艦娘たちがいるだろうから、手早く片付けよう。言い訳どうしようかな・・・


その後はそこそこの艦娘が来たが、掃除している私たちを見て


艦娘s 「あぁ、また青葉が何かしたのか」 

と思われたそうな、日ごろの行いかな?・・・



~詰め所にて~ 憲兵の日記より


2人組で詰め所周りを見回ることにして初日は何もなかった。2日目も異常はなかったと報告された。


見回りを始めてから今まで起きていた異常はなくなった。まだ1週間も経過していないが今のところは何もない。


やはりただの悪戯だったのだろうか?それとも猫の恩返しならぬ犬の恩返しだったのだろうか?


兎にも角にも見回りをはじめて異常はなくなった。不満があるとするならば睡眠時間が減ったことだろう。


見回りに人員が配置されたことで今まで眠っていた時間に勤務しているのだ、当然ではあるが


ただ一つ気になるのは最近我々憲兵で不調を訴えるものが増えた。


「頭が痛い」「体がだるい」等 憲兵とて人間。風邪をひくこともあるだろう。


いつも食材を届けてくれる業者の人にそれとなくいい薬がないか聞いてみよう。


とりあえずは今度町に言って栄養ドリンクと風邪薬を買ってくることにする。これで多少は改善されればいいが


~同日別場所にて~


大鯨「・・・出来ました。しかし珍しいですね川内さんがまさか」


神通「ええ、本当にそれほどまでにストレスだったのでしょう」


明石「体自体は異常なさそうですからね。精神的なものかと」


江風「たしか憲兵からの苦情で夜戦禁止いわれたんだっけ?」


神通「いえ、たしかケッコンするまで夜戦禁止だったと聞きましたが」


明石「あれ?その言い方だと相手は川内さんじゃなくてもいい感じ?」


神通「姉さんのことですから、夜戦ができればいいのかと」


江風「そういえば提督って憲兵からケッコン禁止って言われてんだっけ?」


大鯨「今憲兵を説得中だから~ という話は聞きましたが」


明石「青葉の新聞情報だと禁止ではないですが相手を選べということらしいですよ」


江風「あー、駆逐と軽巡だめだっけ?」


神通「それは誤情報らしいですよ」 黒いオーラ


大鯨「それはそうと提督さんの好みのタイプってどんな感じなんでしょう?」


明石「それは確かに気になりますね」


江風「今度、聞いてみよーぜー」


大鯨「そうそう、あくまで艦娘用の栄養剤ですから人間にはつかわないでくださいね」


明石「提督以外の人間っている?」


神通「あとは詰め所の方々ですね、わかりました」


江風「ちなみに艦娘以外が服用するとどうなるの?」


大鯨「なんとも言えませんが、いきなりハイテンションになっていきなり倒れます」


明石「それなんて違法ドラッグ?」


大鯨「まぁ、大丈夫だとは思いますが気を付けてください」


神通「わかりました」


 ドアの向こう

??「無事に手に入れたみたいだね」



ドイツ勢の襲撃から、数日が過ぎて日ごろの行いのせいか基本的には青葉がまた悪だくみをして失敗したと思われている


一応ドイツ勢には出撃と甘味禁止の刑にしている 


しかし一部の艦娘は不穏な空気を感じたのか前以上のアプローチをかけてくるものもいた


前はせいぜい肌着をパタパタさせて「暑いねー」とか「提督、甘えてくれてもいいんですよ」等だったが最近は


廊下でぶつかって「いたた、傷物にされた責任を」や「提督いまケッコンしたらもれなく姉妹艦が付いてきます」等


最近は好意に対してのアプローチではなく、ケッコンに対してのアプローチに変わってきた。


提督「みんなそんなに上限解放がしたいのか」


はぁ、ため息をついてしまう。いつも思うのはなぜケッコンを皆したがるのか。


純粋に好意の延長戦ならいいのだがそうじゃないのでは?と感じてしまう自分がいる


いっそゲームか何かで決めてしまおうかな。そうすればこれ以上考えなくていいかもな・・・


 コンコン (ドアノック)

  

由良「提督さん」


提督「由良か、構わないぞ」


由良「提督さん、そろそろお昼の時間で・・あら?顔いろ悪いですよ?」


提督「そうか?すまない考え事していて。もうそんな時間か」


由良「提督さん」 ソファに座って膝上に手をペチペチ


提督「いや、先に食事をして」


由良「ご飯は逃げませんよ。あとで作ってあげますから」


提督「いや、しかし」


由良「あまり考えてもしょうがないですよ、一休みして食事にしましょう」


提督「・・・そうだな。ありがとう」


一度あの感触を知ってしまった以上なかなかこの膝枕には抗えなくなってきている。


由良さんの言葉に甘えて膝に頭をのせる。やはりこれが母性なのかすぐに睡魔が襲ってくる。


ああ、やっぱり疲れてたんだな。考えることをやめてそのまま眠ることにした。



 -その日の憲兵の詰め所ー 




二人組の見回りを始めてからもう1週間は過ぎた。


最初のころは体調が悪いなど訴えていたものもいたが、他の憲兵が買ってきた薬や栄養ドリンクでそんなことも言わなくなった。


一応常備薬として風邪薬や湿布などは支給されるが普通にどこにでも買えるものだ


しかし、今回の薬は「新しく町で薬屋がオープンしたから買ってきた」といっていた


なんでも「ちょっと高いが効果は保証する」という。最近になって荷物を配達してくれる人に聞いたそうだ


ちなみに男性かと思っていた配達の人は女性だったらしい。


憲兵B「最近はどこも就職難なのかな」 配達で女性、若いとくれば他の選択もあったのではないだろうか


と思いつつも、ここ最近は平和でここの提督や艦娘たちが尽力してくれていることも知っている


特に最近知ったがここの提督は大本営に(いい意味で)目を付けられており、海軍ではなく陸軍に引き込もうと模索しているとか


憲兵E「すなまい、待たせた」


憲兵B「大丈夫だ、そろそろ行くか」


2人組での見回りも慣れてきたのか不調を訴える者も少なく、異常なしが続いている。


おそらくただの悪戯だったのだろう。それはそうと


憲兵B「最近配達するようになった奴、女だったらしいな」


憲兵E「らしいな、俺は詳しく見てないから知らんが」


憲兵とて人間だし男だ、男ばかりの職場に女性が来たら多少の妄想は許されるだろう。


ただ、残念なのは顔がよく見えなかったのであまり印象が残っていないということだ。



あきつ丸「ふぅ一般人に変装するのも楽じゃないですな」


この時のために準備はした、バックアップしてくれる人たちもいた。


わざと顔は見せずとも印象に残るようにはした。さてあとは予想通りならばそろそろだ


あきつ丸「すべてはあの方の為に」 ハイライトオフ


ー鎮守府執務室ー


先日の由良さんの膝枕の誘惑におぼれてから数日。


最近憲兵の方が一部不調を訴えているとこの間詰め所で話したときに言っていた


提督「気温の変化でやられたのかな?」


脳筋と頭でっかちが集まるので風邪などには無縁と思っていたがやはり人間なのか


と少し失礼ながらも目の前の届け物を見る


提督「これ以上はムリダッタヨ・・・」


今、提督の執務室の机にはケッコン指輪が置いてあった。この前あった1つではなく6つほど


最近になり憲兵たちからケッコンをするように勧められたが


提督「提督なんてしてて、相手が簡単に見つかるか!」


遠まわしにジュウコンなら問題にはしないと言っていたので複数艦娘とケッコン(カッコカリ)をすること決めたが如何せん数が多い


提督「できることならば全員としたいが」


用意できたのは配布される1つと仕入れた6つの合計7個だ。


限界超えるための道具かもしれないが本気の好意を持ってくれている艦娘もいると信じよう。


コツコツ と執務室に向かって歩いてくる足音が聞こえたので慌てて指輪を隠す。そういえば今日の秘書官って・・・




青葉「ど~も青葉です!一言おねがいしま、痛い痛いですよ!」


ノックもせず入ってきた青葉にアイアンクローをお見舞いしておく、そしていつものように


提督「で?今日は何をした?」


青葉「まだ、何もしてないですよ!まずはアイアンクローをですね」


たしかに出合い頭にアイアンクローはひどかったかもしれない。アイアンクローを解いて話を聞く


青葉「最近、ドメスティックなバイオレンス過ぎません?」


提督「家庭を持ってないからDVにはならん。というか今日は秘書官はお前じゃないだろ?」


基本的には秘書艦は付けないでいたが、最近は秘書艦を付けるようにした


大多数の理由は艦娘達のアプローチに負けたからだが、一番の理由は艦娘の真意を確かめたかった


青葉新聞の影響で最近は表立ってケッコンカッコカリをアピールする艦が増えたからである


秘書艦の持ち回りは艦種類ごとで変えている。具体的なローテーションは知らないが月に2回同じ艦娘がなるのは禁止しておいた


青葉「そうですね、今日の秘書艦は軽巡ですからね。ではなくてただ聞きたいことがありまして」


青葉のすこしもじもじしている姿は悪くないと思ってしまったがあえてスルーしておく


青葉「ズバリ、提督の理想の家族とか、好みとかをぜひ!」


いきなりだなおい、しかも何かお赤らめて恥ずかしがっている姿しやがって


提督「・・・二次元」


可愛いと思ってしまった純情を返せ。この質問を答えるわけにはいかないので適当にごまかす


青葉「それ以外で」


提督「オタクの好みの異性なんてそんなもんだぞ?」


青葉「まぁまぁ、そんなこと言わないで。いるんでしょ?」


提督「やけに食い下がるな」


青葉「最近ネタが切れ気味でして・・・いいじゃないですか減るものじゃないですし」


提督「えぇ・・・わかった少し考える」


青葉「考えるな!感じろ!本能のままに!」


やけに食い下がるうえに熱血だな・・・かくなる上は


提督「そうだな・・・髪は長い方がいいが結んでいるといいかな」


青葉「ふむふむ」


提督「なんだかんだで元気があり、よく考えればネームシップだな」


青葉「メモメモ 〆(・ ・)」


提督「そういえば突っ込まれるのが判っていながらもツッコミ待ちで首を突っ込んでくる重巡がいたな」


青葉「ん?」


提督「その娘は部屋に入ってたらアイアンクローされることが分かっていながら・・・」


青葉「ストップです!司令官!」


提督「なぜだここからがいいところなのに」


青葉「質問を変えますからやめましょう」

(司令官にただのかまってちゃんだと思われてるけど裏までバレてそう)


提督「毎回私の手がうまく顔に収まるように位置を調整してくr」


青葉「ストップです!(ほほ染)」 ルパンダイブ式体当たり


提督「あまいわ!」 


いつもの流れでアイアンクローをしようとしたが意外な角度で来たせいか目的がずれて

 むにゅん

胸をわしづかみにしてしまう。そしてついつい揉んでしまった


青葉「//////////」(顔真っ赤)


あれ?以外にスタイル良かったり・・・って違う!


提督「・・・すまん!」 手をすぐ放す


ドア コンコン  

?? 「提督あけるくまー」 ドアガチャ



球磨「二人して何を・・・いつものクマね」

ドアを開けて開口一番手を広げヤレヤレとい言った感じに軽巡球磨が言う


青葉「・・・」ペシペシ

とっさにアイアンクローされ腕を叩いてギブアップの旨を伝えている

軽くつかんでいるだけで力は入れてないのだが、照れ隠しも入っている


提督「どうした球磨。今日の秘書官は球磨型ではないはず?」


球磨「阿賀野型sが今日の秘書官を変わってほしいらしいクマ」


提督「そうか」 パッ ←アイアンクローを解く


アイアンクローを解かれた青葉は顔を地面にうずめたまま動かない。よく見れば耳まで真っ赤だろうがスルーする


提督「それで球磨がきたんだな、わかった」


球磨が来た理由を理解し、机に戻り仕事の話をする

といっても最近の仕事はほぼローテーションなのですぐに終わる

そのあとは露骨になってきたアピール合戦だが


球磨「わかったクマ、あとは任せるクマ、意外に優秀なクマちゃんを見せるクマ」


球磨は提督である私を休ませようと仕事をしてくれる。一番長い間秘書官をしてくれてるから仕事なんてお手のものだ

そんな時間に浸っていると回復したのか青葉が


青葉「司令官、そういえばケッコンのあいて決まりました?」


火炎瓶を投下してしてきた


球磨のアホ毛が反応し耳を立てている、さらに過激発言をするかと思いきや変化球を投げてきた


青葉「司令官!、青葉をケッコンの相手に選ばなくていいですよ、子供の名前さえ付けさせてもらえれば」


球磨を目を合わせ「「なにいってんだこいつ」」という目で青葉を見る


青葉「多すぎる選択肢を多少でも少なくしようと思いまして、それに記録役とか必要でしょう?」


という言葉を残して去っていった


提督「・・・ふむ、写真撮影とかさせたらいいのだろうか?悪くないかも」


そんなことを思いながら今日一日も過ぎていく


~同日 ある重巡部屋にて~

ゴロゴロゴロゴロ

特に理由もなく顔を手で覆いながら床に転がっている重巡がいた


青葉「やばいですやばいです」


朝の執務室での一件以来、恥ずかしさで顔が真っ赤になっている

正直胸を鷲づかみにされたことは正直どうでもよい。いやよくはないが気にはしてない


今まで司令官のそばにいるためにいろいろ考えてきた。

ネタ探しと称して司令官の周りをうろうろしたり、艦娘たちにそれとなくインタビューと称して他艦娘の情報を仕入れたり

司令官がアイアンクローしやすい位置に顔を調整したりといろいろやった。

プロレス技やアイアンクローを食らっていても実はそんなに痛くはない。

お互いにじゃれ合いだとわかっているので本気で痛めつける気はない、それをわかったうえでの行動だとも

 ただ今日執務室でした好みのタイプで自分を言われたときにすごくドキドキしてしまった

今まではぐらかしてきた質問に答えた結果ドキドキと同時に冗談で言っていることも理解してしまった。

そばにいるためにいろいろしてきたが周りには敵が多すぎると、一番になるのは難しいと悟った

ならみんなが一番を欲しがっている間に2番あたりを取ってしまおうという考えのもと常に行動した


青葉「作戦は大体成功ですね」


執務室を出る瞬間のに見た司令官の顔は 「ありがとう」 といっている気がした

それからまっすぐ部屋に戻りこのありさまである。


青葉「明日から第二段階です!」


他の艦娘たちに見抜かれる前に自分の位置だけは確保するために新聞の作成に取り掛かる

いつものように笑って許されじゃれ合いですむ新聞を


 翌日の青葉新聞


ついに司令官の好み発覚。

いままで黙秘されていた司令官の好みのタイプ。昨日聞きだすこと成功した。

 核心までは至れなかったもののおおよその予定通り [外見のみの判断はしない] というのはわかっていたが

「前で一緒に暴れるタイプ」でも「完全に支援するタイプ」でもないとのこと

これは戦艦や空母はやや不利な状況に置かれているかもしれない。

将来的には猫とか飼いたいな・・・などと言っていたところから動物は好きなご様子。

 次こそは核心を突きたいと思う  次号をマテ


 執務室


青葉「・・・痛い、痛いですって」 腕をペシペシ


提督「まぁこれくらいにしておこう」 アイアンクロー解放


いつも通りのやり取りを終えて横目で今日の秘書官を見る。

 

榛名「・・・」 カキカキ


いつもと変わらずしてくれているがなぜか黒いオーラが見える(気がする)


提督「榛名、その書類が終わったら今日は秘書官業務終わりでいいぞ」


榛名「いえ、榛名は大丈夫です」


提督「大丈夫というより、仕事がな」


榛名「大丈夫です」ニッコリ


何が大丈夫だというんだ・・・。ここ最近は誰かに監視され始めてる気もするしやけにアピールが激しい

その中で青葉はいつも通り変わらないから助かるが・・・

そろそろ覚悟決めなきゃダメか、大規模作戦でもあればまだ逃げられるし、どうとでもなるのに・・・

それに最近はいつも以上に憲兵がやさしい気がする 前は不愛想でどうしようもなかったのに

だが、誰に渡してもダメな気がする。

前はなかなかきびしかったのにこんな時だけ憲兵は・・・ハッ


提督「・・・そういえば陸軍から連絡来てたな」


 憲兵たちと必要以上に会話するようになってからすでに2週間以上は立っていた。

その際に憲兵達の人が口をそろえて言っていたことがあった。

「最近陸軍がきな臭い」「陸軍と海軍の上層部は相変わらずの仲」「海軍の奥さんを陸軍の誰かがNTR」等

本当かどうかも分かりずらいことを教えてくれるようになった。

・・・NTRはやだなぁ ではなく

 少し光明が見えてきてなんとなく仕事用PCよりメールをチェックする。

現場に来るメールなんぞ基本は上層部から許可されたメールだけだが、一部のメールはスルーされて送られてくる

といっても本当に重要な案件なら手紙で届くからというのもあるだろう


提督「・・・まじかぁ」


届いたメールには簡単にこう書かれていた

 [将来を見据えて私部隊の若者を君の部隊に送る。

一応陸軍の幹部候補ではあるが君が望むなら海軍所属にするのも可能だ

君の好みに育ててみるといい]  陸軍 少将


提督「えぇ・・・」

 

完全な報復かスパイじゃないですかー、しかもこれ断れない奴だし。

しかも育てろって・・・下手なこと教えられないよ!どうしろと! これだから上層部は嫌なんだ!

着任日付みたら今日だし、急すぎるだろ


ドア コンコン


由良「提督さん、なにやらお客様が見えたので通します」

 

提督「・・・わかった、少し待ってくれ」


青葉がいると場を混乱させそうなので出ていくように促そうとしたが既にいなかった。逃げ足の速い奴め

いや、空気を読めたのだろう。 深呼吸してっと


提督「待たせた、入ってくれ」  ドアガチャ


あきつ丸「自分、あきつ丸であります。艦隊にお世話になります。」


提督「初めまして、この鎮守府の提督だこのような形ですまないね」


あきつ丸「いえ、お気になさらず。・・・やはり仕事がおおいみたいですね」


提督「書類仕事は慣れなくてな、すまないが由良と榛名は施設の案内を任せていいか?」


由良、榛名「「わかりまs」」 あきつ丸「それには及びません」


あきつ丸「自分は提督殿をサポートするように言われてきました。ですので仕事が終わるまでこちらで待ちましょう」


提督「仕事は明日からでいいから今日は休め」


あきつ丸「提督殿はそのような女性がお好きですか、主人が仕事している間に休む女性が」


提督「どうしてそうなる、女性の好みで言うなら言うこと聞いてくれる女性の方がいい」


艦娘s 「「!?」」


あきつ丸「なるほど、そういうならば今日は休みましょう」


提督「では、由良、榛名あとは任せた」


ワカリマシタ ドア バタン


青葉「なるほど提督は言うことを聞いてくれる女性が好きだったのですね」


提督「・・・どこから出てきた」


青葉「いえ?ずっとこの部屋にいましたよ?天井にへばりつく感じで迷彩しながら」


提督「ハァ、川内顔負けの忍者だな」   「ヘクシュ」


青葉「それほどでも、それにしても提督がSだったとは」


提督「わかってていっているだろう?」


青葉「・・・この際本当のこと言いません?、女性の好みだけでも。」


提督「捏造はなしだ。それができるなら教える」


青葉は気が付いているだろう。ならば少しの間だけ巻き込もう。

なんとなく青葉もそれを望んでいる気がする


その日の夕方


提督「これでよし」


[ 中央掲示板

 

先ほど陸軍より艦娘が着任。名は あきつ丸

所属は陸軍だが研修をかねこちらえの着任。

仲良くするように

               提督 ]


 青葉新聞号外


本日新艦娘が着任。陸軍から派遣されたという。

挨拶早々司令官の貞操を奪おうとしてたとかしてないとか

そんなにあなたに朗報、司令官の好みの女性を聞きました

細かくは聞けなかったのでざっくりとだけ・・・



青葉「ちょっt」


提督「青葉、捏造は無しだといったよな?」 アイアインクロー


青葉「じょ、じょうじょ・・いたいですってー!」 腕をタップ 


提督「ハァ・・・次やったら襲うぞ」 アイアインクロー 解放


青葉「え?ほn」  提督「私以外の奴が」


青葉「すいませんでしたー」 ドゲザズサー


青葉「いやでも誇張しただけで捏造はしてないです」 ケロ


提督「一言も言ってないだろこんなこと」

 青葉新聞の司令官の好みについてに書かれた一文を指さす

・胸の大きさはもめるなら大小問わない


青葉「じゃあ司令官は揉めるちっぱいと揉めないおっぱいならどtt」


提督「もめる方にきまってるだろ!」 アイアンクロー再開


青葉「間違ってないじゃないですか!」 ジタバタ


提督「聞かれてないし、書くなと言っているんだ」 アイアインクロー 力パワーアップ


 閑話休題

同日 夜 ある場所にて


陸軍将校「そういえばうちの若いの今日着任だったな」


海軍将校「そうでしたね、しかしなぜ彼女なんです?」


陸「ん?本音と建て前どっちがいい?」


海「あー、またくだらないことですね」 ハァ


陸「そんなことはない、ただツバつけるなら早い方がいいだろう?」


海「そうですが、やり方が急すぎるでしょう」


陸「こんなやり方しか恩返しができんのだよ」


海「さいですか・・・ハァ」


陸「あー、一応フォローはしておいてくくれ純粋な善意だと」


海「その発言で逆に疑心暗鬼になりかねませんよ彼は」


ちょっと豪華な部屋で将棋を指す将校の姿があったとか



後書き

リアルの仕事に封殺され気味
艦これの知識はネルソンが加入するところまでで終わってますのでご了承を


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2020-04-19 23:15:19

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-: - 2018-11-21 03:46:08 ID: -

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2: SS好きの名無しさん 2018-12-04 08:46:00 ID: S:qph1A3

誤字のオンパレードである

-: - 2018-12-12 01:48:28 ID: -

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-: - 2019-01-24 01:39:00 ID: -

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-: - 2019-02-14 01:36:16 ID: -

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6: みがめにさまはんさみかたき 2019-04-17 01:52:33 ID: S:j0HJ-2

※5
おぉーっと!ピッチャー第一球投げました!「魔球・提督を死刑にしろ!ですねぇ…これは痛い」
速い!ンッ!?いや遅いぞぉ!「時速~2000キロはでてそうですねェ」
そぉしてバッター4番提督ぅ…おぉっと打った!「ナイスヒットですねぇ」
このまま飛んでとんで…おぉーーっと!ピッチャーの顔面にドストライク!
ゲームセッ!ピッチャーアウトォ!「いやーライフルの弾かと思いきや特大ブーメランと化しましたねぇ」そうですねぇ
『放送席~放送席~SSの感想をお願いしまーす』
あっ、どうもすいませんSSですねぇはい。
とてもいいと思いますね「青葉がいい味出してぇ~ますよねぇ」
そー…ですねぇ、もうこれ提督と結婚してしまえばいいのではないでしょうか
えー、以上実況でした。本日もありがとうございましたァ

-: - 2019-04-17 01:53:22 ID: -

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8: 朝潮型は天使 2019-10-06 01:26:32 ID: S:gBx9Z_

削除されたコメント多スギィ! 一体何を言ったんでしょうかね… それは別として本当に面白い リアルの方が忙しかったら無理せんでね


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-: - 2018-11-21 03:44:24 ID: -

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2: みがめにさまはんさみかたき 2018-12-12 01:48:43 ID: S:KRMi6G

ヤンデレ、面白いっ!


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