穂乃果のパンと海未のおにぎり
音ノ木坂学院で起こったお昼休みのプチ騒動
これは
国立音ノ木坂学院2年生教室での日常
今日も音ノ木坂は平和です。
ーー学校・お昼休みーー
穂乃果「やっとお昼だぁ…(机に項垂れる」
ことり「穂乃果ちゃん、お疲れ様♪」
穂乃果「ことりちゃんありがとうー!さて!今日のパンはメロンっパンー♪」
海未「穂乃果…またパンですか…」
穂乃果「パン美味しいんだもーん!…って、あれ?」
ことり「どうかしたの…?」
穂乃果「パンが…無い!?」
海未「家に忘れたのではないのですか?」
穂乃果「そんな事ないよー!ちゃんと朝鞄に入れてきたもん!」
海未「ですが…現に無いという事はそれしか考えられないではないですか!」
穂乃果「そんなはずは…(悲しげな目をして」
海未「全く…勘違いなんて誰にでもあります。入れたつもりで入れてなかったのでしょう」
穂乃果「海未ちゃーん…(きらきらした目で海未を見つめて」
海未「そ、そんな顔をされても困ります!」
穂乃果「海未ちゃんのおにぎり…美味しそうだね(海未を見つめて」
海未「…仕方がないですね…2つあるので1つはあげます」
穂乃果「本当に!?ありがとう海未ちゃんっ♪(にこにこ」
海未「今回だけですよ?次は無いですからね?」
穂乃果「ふぁーい!(おにぎりもぐもぐ」
花陽「おにぎり!?」
ことり「わぁっ!?花陽ちゃん!?」
穂乃果「花陽ちゃんどうしたの!?」
花陽「はっ!ご、ごめんなさい!おにぎりっていう単語が聞こえてつい…!」
海未「花陽は本当におにぎりには目がないのですね…」
花陽「はい!!このお米のつやといい、ふんわりとした形といい甘くて美味しい味といい…!!!」
穂乃果「本当に花陽ちゃんのお米愛は凄いね…!」
花陽「えへへ…お米愛とアイドル愛は負けませんっ!」
凛「かーよちーん!ここにいたのかぁ!」
花陽「凛ちゃん…!うん!おにぎりって聞こえてつい来ちゃったんだ♪」
凛「かよちん廊下歩いてたら急にいなくなっちゃったんだもん!びっくりしたにゃ!」
花陽「ごめんね…」
凛「見つかったから良かったにゃー!かよちん、次移動教室だよ!!」
花陽「はっ…!そうだった…では!また放課後にっ!」
穂乃果「花陽ちゃん凛ちゃんばいばーい!」
ことり「この後も頑張ってね♪」
海未「行ってしまいましたね…。」
海未「…!!私、お昼ご飯を食べていませんでした…あと5分…諦めましょうか…」
穂乃果「あー!?!?」
海未「!?なんですか!そんなに大きな声を出して…!」
穂乃果「パン…リュックの方に入ってた…あはは…」
海未「ほーのーかー…??(黒い笑み」
穂乃果「あ、うぅ…ごめんなさーい!!」
この日の放課後穂乃果ちゃんは、鬼教官と化した海未ちゃんにハードな特別メニューの練習を課せられたとか。
end
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