時の流れ【キルラキル】【苛マコ】
勢いで書いた
猿投山のしゃべり方わからん
「蟇郡せんぱーい!」
その声が
顔が
姿が
自分の物になるなんていつ思っただろうか
純白のドレスに身を包んだ彼女が目の前にいる
俺は彼女に言った
「 愛してる マコ 」
それから3年の月日が経った
「あっ!今蹴ったよ!」
「なっ、なに?ちょ…ちょっと触ってみてもいいか?」
マコはリコを妊娠して、俺は休暇を貰って身重なマコの
代わりに家事などをしている
たまに四天王の奴らにマコと一緒に会いに行っている
蟇「久々だな、猿投山」
猿「久しぶり、蟇郡」
蛇「ちょぉっとぉ!私に挨拶はないわけ!?」
蟇「変わらないな蛇崩」
犬「ん…?そのお腹」
マ「えへへ………」
蛇「もしかして、夜の営みでもしたのぉ?」
蟇「な、な、な、何て事言うんだ貴様ァ!!!!!!」
犬「図星だね」
猿「まぁ、しなきゃこの腹になるわけ無いだろう」
蛇「劣等生、大変だったでしょー?」
犬「苛は相当なMだからねー」
蟇「Mなどでは無い!」
マ「はい!大変でした!ヤる前にSMショ……」
蟇「五月蝿い五月蝿い!!!!!!そんな所など行っておらん!」
マ「でも苛が行こうって………」
蟇「言っておらーん!」
*
【冬】
「痛い……………い…苛……………」
「マコ!救急車…!!!!!!」
マコが産気づいた
もう少しでお父さんになると思うと落ち着かなかった
蛇「もう少し落ち着きなさいよ」
犬「そうだぞ落ち着け」
猿「ランプが消えた……」
扉が開くと同時に産声が聞こえてきた
リコのものだと即座に判断した
「マコ!」
「苛……………」
「ありがとう、よく頑張ってくれた」
犬「泣かされるね」
蛇「本当だわ」
猿「そう言えば名前って決まってるのか?」
蟇「ああ、」
「理湖と名付ける」
*
それから何年経っただろうか
理湖はもう立派な成人になっていた
時は何と早く流れるものだろうか
俺たちもおばさんやおじさんと呼ばれる年代になった
「それじゃお父さんお母さんまたね」
自分の住まいに戻っていく理湖を見ながらしみじみ思う
時は待っていてくれないな、と
*
理湖は自分の家庭をもつようになった
自分達はお爺さんになってしまった
「じーじほらおはなだよ!」
「そうだな…そうだ、一つお礼に言葉をおしえてやろう」
「なにそれ?」
「それはな……………………」
*
いよいよ死ぬようだ
なんだろう、恐怖も感じない
でもこの感情は廃れていないなと感じた
【愛】の感情
不安そうに見つめるマコに終わりゆく意識の中で
こう発した
「愛してる マコ」
時の流れend
閲覧ありがとう
このSSへのコメント