2020-02-07 11:27:35 更新

概要

ブラック鎮守府に着任した提督が、ほのぼの?と過ごすだけのお話。


提督「士官学校を卒業し、数か月間上官殿の鎮守府で見習い後、鎮守府に着任という手はずだったが....」


鎮守府「」ゴゴゴゴゴゴゴ


提督「オイオイオイオイ....死んだわ俺.....」


提督「明らかに新人を着任させるような雰囲気の鎮守府じゃないんだよなぁ....友人に相談したら


『安心しろ、骨だけは拾ってやるさ.....多分』


とか言われるしよぉ....上官に至っては『まぁ何とかなる』だし....死んだわ....死んだわ.....」


提督「まだ提督がいるってのが幸いだけどさぁ....こんな鎮守府の提督とか絶対まともじゃねぇよ...やべぇよやべぇよ...」


提督「逃げようにもあの変態元帥はなぜか俺に執着してるから逃げられねぇし....うごごごご、詰んでますよくぉれは....」



~鎮守府内部~


提督「あら、案外内装は奇麗....だけど....」


提督「内装は、無いそうです....ってね。ぷくくくくく」


提督「......」


提督「もうマヂ無理....執務室行こ....」




ガシャァァァン!!


提督「ひえっ....中からすんごい音がするんですけど...これ入っても大丈夫?入った瞬間に眉間を撃ち抜かれたりしない?」


提督「ふぇぇぇ....入りたくないよぉ」


ガチャリ


提督「まぁ、入るんですけどね」


黒提督「?!」


提督「oh.....」


提督「(いややっぱやべぇはこの鎮守府。だって提督が艦娘のこと殴り倒してるんだもん。怖い、怖いよ海軍!助けて上官殿!)」


提督「...そういうプレイ、ですか?」


黒提督「だ、誰だ貴様は!!!」


提督「(さすがにそういうプレイじゃなかったか...いや、でもねぇ)」


提督「....」


提督「(恐怖に涙を流し、震えていることしかできない艦娘と、それを止めることもしない...いや、出来ない艦娘たち。そしてそれをおもちゃを見るような目で見るこの鎮守府の提督と思わしきかな~り横幅が広い男。あっ、まずいですねこの鎮守府)


提督「まずいですよ!(本音)」


黒提督「やかましい!」テーブルバァン!!


提督「あぁっ!テーブルくんがぁ!!」


黒提督「知らんわそんなもの!家具なんていくらでも用意できるだろうが!!!」


提督「...まっ、それもそうだな。何ムキになってんだか....恥ずかしい恥ずかしい」


艦娘「(この人、情緒不安定なのかなぁ....)」


提督「とりあえず、黒提督からは提督資格の剥奪、後に憲兵団により大本営に送られる予定だから...。はいヨロシクゥ!」


黒提督「な、なんだと貴様...!!!のこのこ出てきて好き放題言いやがって...!!!!」プルプルプル


提督「(体の振動に合わせて腹の肉が揺れてる....)」ブフッ


黒提督「笑うなぁ!!!」パァンパァン!!


提督「?!(拳銃?!だ、だめだ!避けられな―――『CQCの基本を思い出して』―――はっ?!)」


提督「っ!っ!」シュバッシュババッ!


黒提督「なっ?!拳銃を避けただと!??」


提督「フッ...!!」


一瞬にして黒提督との距離をゼロにした提督は思い切り相手の右肩を突き飛ばし、首に腕を絡ませ鎖骨に勢いよく肘を叩きつける。

バキャァ!と鳴ってはいけない音と共に黒提督は床に沈み、泡を吹いて気絶する。


提督「こちらス〇ークッ!これよりバーチャスミッションを開始するッ!」


そう言い放ったのだった。


提督「(ふっ....決まった....)」


??「あ、あの....」


提督が勝利の余韻に浸っていると、一人の艦娘がおずおずと声をかける。


提督「ん?――ンンッ!!!」


提督は話しかけられたのでそちらを見ると、そこにいた女性のあまりの美しさに言葉を失う。


透き通った白い肌は汚れを知らず、夜空に浮かぶ星の如く煌めくその銀髪は見るものを魅了するほど美しい。

ニーソとミニスカの間に見える太ももなんか最高だぜ?...あぁ、生きててよかった。


程よく成長した胸にスラリとした美脚は更にそのプロモーションを強調させる。

まさに絶世の美女といっても過言ではない女性がそこにいたのだ。


提督「きっ、君の名前はなんだろうかっ....?」


高鳴る胸の鼓動を無理やり鎮めながら美しい女性の名前を聞く。


??「私、ですか―――?」


提督「あ、ああ」


自分の名前を聞かれたことが意外だったのか。やや目を見開きながら胸に手を当て、深呼吸をする艦娘。

やがて落ち着いたのか、そのピンク色の唇を動かしながら自らの名前を名乗ったのだ。


翔鶴「翔鶴型航空母艦の一番艦、翔鶴です。一航戦二航戦の先輩方に少しでも近づけるよう、妹の瑞鶴と一緒に頑張りますっ」


嬉しそうに話す彼女を見ながら、提督はこんなことを思っていたのだ。


提督「(―――俺に天使が舞い降りた)」


黒提督が運び出されたのは、提督が皆と打ち解けた後―――2日後のことだった。

その間、縄でグルグル巻きにされていたとかなんとか――――。


後書き

翔鶴さんかわいいよ翔鶴さん...どうしてうちの艦隊には来てくれないんだ翔鶴さん...あぁ、翔鶴さん...あなたは何故翔鶴さんなの....?


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