提督「問題だらけの鎮守府に来てしまった」
キャラ崩壊注意です。
基本的にコメディちっくです。
セリフの言い回しや呼び方など間違っていたらすみません
提督「今日は天気が良くてよかった、温かい日差しに涼しい風まさに春って感じだな」
提督「朝の7時か、少し早かったかな?」
提督「にしてもだ、、、ぼろい建物だな、本当にここが鎮守府なのか??」
提督「今にも剥がれ落ちそうなレンガにテープで貼ってある窓ガラス、ホラー映画だったら絶対出てくるやつだよ」
???「あの~?」
提督「おうっ!!?」ビクッ
???「後ろから申し訳ありません!門の前で立っていらしたので、、、鎮守府に何か御用でしょうか?」ペコリ
提督「おおぅ、すまない、今日からここに着任した提督だ、えっと君は?」コレガショウメイショネ
綾波「司令官!?失礼しました!明日と伺っていたもので、、、ゴホン 特型駆逐艦、綾波と申します!」
提督「綾波ね、これからよろしくね」
綾波「ご期待に応えられるよう頑張ります!!それではさっそく鎮守府内を案内しますね!」
提督「お願いするよ」
30分後
綾波「そしてこちらが執務室になります」ガチャ
提督「執務室、、、ねぇ」
提督「机がないけど、、、?」
綾波「・・・そちらの段ボールになります」
綾波「申し訳ありません、戦績があまり上げられず物資も渋られている状態です」シュン
提督「まぁ気にするな、これから一緒に頑張っていこうな」ニコ
綾波「・・・はい」ズーン
提督「うむ・・・そろそろいい時間だな」
綾波「?」
提督「この鎮守府の艦娘を集めてくれ、朝礼を始めよう」
それから
提督「・・・」ポカーン
綾波「すみません、すみません」ペコリペコリ
早霜「・・・」ジー
霞「・・・」イライライラ
提督「三人だけなのか?」アゼン
綾波「もう二人、浜風と初月がいるのですが、、、その部屋にいらっしゃらなくて、、、」
早霜「陽炎型なんて所詮そんなもの・・・」
浜風「その言葉は聞き捨てなりませんね」
早霜「あら、遅れてくるなんていいご身分ね」フフフ
浜風「あなたと違って忙しい身なもので」フン
浜風「・・・」ハッ
浜風「すみません、あなたが提督でしょうか?」
提督「あ、あぁ」
浜風「遅れて申し訳ありません!初月を探していたもので・・・」ビシィ
提督「あぁそうなんだ」
提督「で、その初月は?」
浜風「ここに・・・」
提督「ここ?」ドコ
浜風「???」チラ
浜風「やられました・・・もう一度探してきます」ハァ
綾波「浜風さん、あまり使いたくありませんがもうあの手を使いましょう!」
浜風「・・・っく、そうですね」
綾波「霞さん」
霞「はぁ~あんまり数がないのよもう」イラ
提督「何をするんだ?」
綾波「見ててください」
霞「缶詰を開けて、匂いを風に乗せて、行くわよ!」ポイ
提督「投げた!?」
初月「これは僕のだ!」ピョン
初月「おぉ、鳥の肉だ!たれもうまい!」バクバク
浜風「確保しました」ガシィ
初月「」バクバク
提督「これで全員?」
霞「なによ?文句あるの?」ギロ
提督「ないない」アセアセ
綾波「それでは全員集まりましたので、右から早霜、霞、浜風、初月、そして私、綾波になります」
全員「」ビシィ
提督「綾波、紹介ありがとう、では俺も提督だよろしくな」
提督「(これこれ、この雰囲気だよ!やっと提督らしく振舞えるぞ)」
提督「えっとまずはだが、個々の力量を見るために演習を行おうと思うが異論はあるか?」
浜風「ご意見よろしいでしょうか」ビシ
提督「浜風であっているよな、どうぞ」
浜風「はい、装備等に問題が発生しており使用不可の状態になっています」
綾波「すみません、すみません」ペコペコ
提督「おぉう、そうなの?じゃあ整備から始めようか」アセアセ
霞「そんなお金どこにあるのよ」ギロ
提督「ないのか!?」
綾波「すみません、すみません」ペコペコ
提督「綾波、謝らなくていいから、一個ずつ片付けていこうな」アセアセ
早霜「あなた、優しいのね」フフフ
浜風「提督、手書きで申し訳ありませんが」ピラ
提督「なにこれ?」
浜風「ここ半年の資材の流動および装備の状況をまとめたものになります」
提督「おぉありがとう、今日はこの資料に目を通そうかな、浜風はしっかり者だな」ウンウン
浜風「この程度のことでしたら、何なりと浜風にお申し付けください」パァ
早霜「司令官に媚びうっちゃってこれだから陽炎型はいやになっちゃうわね」フフフ
浜風「ふん、夕雲型はどうせ口だけなのでその減らず口も多めに見てあげましょう」フン
早霜「口だけ?はたしてどうかしらね」フフフ
早霜「司令官こちらが鎮守府の設備および周辺海域の情報になりますわ」
提督「あ、ありがとう助かるよ、早霜も優秀だな」
早霜「ありがとうございます」ウフフ
早霜「~♪」チラ
浜風「」フン
早霜「」フン
提督「ねぇ霞あの二人って仲悪いの?」コソコソ
霞「気やすく呼ばないでもらえるかしら?」ギロ
提督「・・・」ポカーン
綾波「すみませ~ん」ポロポロ
初月「」パクパク
初月「おかわり」
そして少し時が過ぎて
提督「床にあぐらをかくのも久々だな・・・あぁ」
提督「あぁ、霞が怖い」
提督「まぁそれにしても資材もねぇ、武装もねぇ、設備は全部老朽化」
提督「おらこんな鎮守府いやだ~おら…」
初月「提督なにやってるの?」
提督「初月か、気にするな今後の作戦を練ってただけだ」
初月「でも、こんな鎮守府いやだって…」シュン
提督「っくこうなったら最終手段!素直になーれ!」ドン
初月「はうぅ」バタン
提督「こめかみに左右同時に衝撃を与えることでここ数分から数時間の記憶が飛ぶ秘伝拳法だ・・・」
初月「あれ、ここは?」
提督「大丈夫か初月?急に倒れるから心配したぞ!」ニパ‐
初月「そうなの?心配かけたね提督」
提督「それより今からもう一度鎮守府を回ろうと思うのだが初月もどうだ?」
初月「僕は提督の様子を見に来ただけだから」
提督「様子?」
初月「ホントはこの鎮守府に提督が居たことがあったんだその時は霞と僕と綾波だけだったんだけど」
提督「ほうほう」
初月「門から入って30分くらいで帰っちゃった」
提督「短いな!?」
初月「ボロボロの設備とかを見て逃げ出して行っちゃったんだ」
提督「なるほど」
初月「それでその・・・」
提督「俺も逃げ出しちゃうんじゃないかって事か・・・」
提督「大丈夫だ、安心しろ初月」ナデナデ
初月「・・・」ジー
提督「俺は絶対に逃げ出さない!なんてったって今日からお前たちの提督になったんだからな」ニコ
初月「提督・・・僕信じていいのかな?」
提督「もちろんだ!」ニコニコ
初月「それじゃあ僕は失礼するよ、提督!一緒に頑張ろう!」フリフリ
扉「」バタン
提督「さてと、来たばっかりだから荷造りは済んでいる、逃げるか!」
提督「にしても酷過ぎるな、本営はなんでこんなに放置しているんだろうか、艦娘も少ないそれも駆逐艦のみだ」テクテク
提督「お、ここは・・・食材保管庫・・・んーちょっと見ていくか」
扉「」ガラガラ
提督「本当に何もないな…缶詰が両手で数える程度しかない、この箱の中身は・・・ジャガイモだな、だがボコボコして形は悪いし大きいだけで軽い、中身がスカスカだな作り手が悪い!」グヌヌ
提督「ま、俺には関係ないことさ、もうやめるんだからな」ポイー
提督「さてと、逃げるか!」
扉「」ガラガラ
霞「あんた、ここで何してるのよ」ゴゴゴゴゴ
提督「霞か、ちょっと在庫の確認をだな」
霞「どうせ盗むほども無いわよ、でも大切な食材なのここには近寄らないでもらえるかしら」ギロ
霞「どうせ司令官はどいつもこいつもバカなんだから…」ボソ
提督「おまえさ、仮にも立場が上の人間にバカはないだろう、バカは…」はぁ
霞「じゃあクズ司令官!これで満足?」ゴゴゴゴ
提督「こうなったら、記憶を飛ばして逢った事を忘れさせてやる!くらえ!」ドン
霞「しゅき♡」
提督「あ、間違えた!もう一度!」ドン
霞「はうぅ」
提督「このまま隅に置いて、あばよ霞」
日は経って門の前夕方
綾波「うぅぅ」グスン
浜風「綾波、もう泣かないでください」ヨシヨシ
綾波「でも、提督もう三日も帰ってきません」グスン
霞「」イライライライライラ
早霜「霞たちはこんなに胸が締め付けられる思いをしていたのね、苦しいわ」
初月「・・・・・・」
浜風「もう日も落ち始めています、夜風は体を冷やしますよ、さぁ部屋に戻りましょう」
綾波「うぇ、うぇええん」ポロポロ
浜風「さぁ、みんなも・・・」
霞「っく、クズ司令官」スタスタ
早霜「いつも通りに戻っただけよね」スタスタ
浜風「初月?」クル
初月「僕は・・・もう少し待ってみようと思う」
霞「あんたね!もう分ったでしょう!二度目よ!」
初月「でも、提督は信じていいって言ったんだ」
霞「それでこの結果なわけ?ばっかじゃないの!どうせ司令官はクズしかいないのよ!」ポロポロ
初月「霞…」ギュ
霞「今度こそはって思ってたのに・・・私たちがバカみたいじゃない・・・」
霞「・・・私のせいかな?緊張しちゃってすぐ口は悪くなるし、思ったことすぐに言っちゃうし・・・」
初月「霞はわるくない」ギュー
初月「・・・」グスン
早霜「・・・浜風、今ならハグしてあげますよ?」
浜風「あなたもあなたで素直でないですね…来なさい」
早霜「・・・」バフ
早霜「・・・浜風はつよいわね」グリグリ
浜風「強くはないです、綾波が泣いてくれなければ私がそうなっていたかもしれません」
綾波「うぅぅ」ギュー
浜風「・・・今度見つけ出して絶対〇す、確実にだ」ギラギラ
オーイ
初月「・・・?」
提督「おーいお前たちなにしてるんだー」フリフリ
浜風「〇す」ギラ
提督「うおぉ、いきなりなんだよ!霞かよお前!」
霞「あたしぃ、そこまで言ってないわ・・・よ!ばか!」ブン
提督「石投げるな!?せっかくいろいろ持ってきてあげたのにさぁ!!」
初月「提督、やっぱり逃げたんじゃなかったんだね」グスン
提督「逃げる?俺が人生で逃げたのは霞と浜風の眼光だけからだ!」ドン
綾波「でぇいとくぅ」ガバ
提督「綾波、俺今汚れてるから離れろ」
綾波「うえぇん・・・土臭いです」グスン
提督「だから言ったじゃねぇか」
初月「提督それよりその荷物は何だい?」ジロジロ
提督「俺の家って農家だからよ、取れた野菜と缶詰、それに工具一式をもらってきたぜ、感謝しろよ」ウンウン
浜風「〇す」ギロ
提督「ねぇ早霜、あれどうにかならない?」ボソ
早霜「無断外出した提督が悪いんですよ?」
提督「思い立ったら動くのが俺なんだよ」
早霜「今度からは私がちゃんと見ておきます、あなたを・・・うふふふ」
提督「あ、そう、ありがと」アセアセ
提督「ほら、今日は金曜日、海の人間はカレーの日だろ?作るぜ!みんな中に入りな!」
夜になりまして
初月「カレー!これがカレー!僕初めてみたよ!」キラキラ
提督「うまそうだろ?お前たちだれも料理できないのな」アハハ
提督「霞なんて包丁持つ手が震えてんの」ククク
霞「うるさいわよ!このクズ指令!」
早霜「食器もスプーンも綾波がちゃんと管理してくれて助かったわ」フフフ
綾波「ありがとうございます♪」キラキラ
浜風「さぁ早く食べましょう」キラキラ
全員「いただきます!」
提督「うまい!さすが俺!」
初月「」パクパクパクパク
早霜「ん~ん~!」パクパク
浜風「体が温まりますね」ホフ
綾波「おいしいです」キラキラ
提督「さてと水のお代わりを・・・」ヨイショ
五人「」ガタ
提督「・・・・・・」
提督「ふー」チャクセキ
提督「早霜、お願いできるか?」
早霜「よろこんで♪」
夜、寝室
浜風「提督はここです!」
提督「真ん中、ていうか先に言えよ、布団二つしかないじゃねぇかよ」
初月「僕は一緒でも構わないよ、ということで隣、失礼する」モゾモゾ
綾波「確かに殿方と一緒に寝るのは少し緊張しますね、私は秋月さんの横で…」テレ
早霜「全員固まって寝てるの、そっちの方が温かいのよ、浜風もっとつめて」ギュギュ
提督「はぁ」
霞「さっさと寝るわよ!電気がもったいないわ!」マッタク
電球「消灯」
提督「・・・」
浜風「提督起きてますか?」ヒソヒソ
提督「寝てる・・・」
浜風「起きてますね、よかった」
提督「よかったじゃねぇよまだ電気消して1分もたってないわ!?寝れるか!?そんなに早く!」ガバァ
浜風「提督静かに、みんな起きちゃいます!」ヒソヒソ
霞、初月、綾波、早霜「・・・」スピー
提督「寝てるのかよ!?」
浜風「早く布団を戻してください、寒いですよ」ヒソヒソ
提督「お、おぅ、悪かったな」モゾモゾ
浜風「ところで提督」
提督「なんだ?」
浜風「どの子か好みの子いましたか?」
提督「てめぇは上司に名に聞いてんだ!?」
浜風「!?」
提督「!?じゃねぇよ!?じゃ」
浜風「殿方はお泊りの時はこういう話をすると姉妹に聞いたもので、違いましたか?」
提督「違わねぇけどそういうのはよ、男同士でするものだ」
浜風「そうですか…」
浜風「では、好みのパンツの色は?」
提督「一緒だよ!方向性が変わってないじゃねぇか!!」
浜風「!?」
提督「もういいよそれ!!」
提督「お前はあれだな、優秀に見せかけたポンコツだな!?」
浜風「見抜かれてしまいましたか・・・」
提督「否定しろよ!?」
浜風「提督、私・・・パン」ススス
提督「パ・・・ン(おもむろに自分の腰に手を・・・見え、見え、、、もう少し)」
浜風「朝ごはんは私パンが食べたいです」
提督「よくも僕をだましたなぁあああ!!!!」
初月「うるさい!」ボカ
提督「うぐ」チーン
浜風「・・・寝ましょうか」モゾモゾ
浜風「提督、おやすみなさい」
期待するでヤンス
更新お疲れ様です
とても面白かったです 続きが気になります( ^ω^ )