イグニッションZEROお泊まり会
イグニッションZEROの三人がレイナサマの家でお泊まり会する話です。
初めてSS書いたので拙い作品ですが良ければ見てください。口調等おかしかったらスミマセン。
*とある土曜日の夜
紗南「麗奈ちゃんの家はあたし初めてだから、今日は楽しみにしてたんだよね。よっし、引き出しからレアアイテム掘り出すぞー!」
麗奈「ちょっと!勝手に引き出し漁るんじゃないわよ!あぁ!そのダンボールもダメぇー‼︎」
紗南「むむ、この反応…。まさか、ちょっとエッチなゲームでも出てくるのかな…⁉︎」
麗奈「アンタと一緒にしないでくれる⁉︎そこには、今夜アンタ達に使う予定のイタズラグッズが…あ、言っちゃった…。」
ガチャッ、と音をたてて、麗奈の自室の扉が開いた。
光「ふー、いいお湯だった!レイナの家のお風呂、広くていいな!浴槽で足のばせるから、ライダーキックのポーズ練習し放題だったぞ‼︎」
麗奈「おフロ長いと思ったら、そんなことしてたのね…。アンタら人の家でやりたい放題ねホント!」
紗南「あ、光ちゃん、パジャマがやっぱりライダーだね。それ今の新しいやつ?」
麗奈「聞いてないし!」
光「よくぞ気づいてくれた!そしてこのパジャマには秘密が…!ちょっと電気消してみてくれるか?」
紗南「ほい、パチっと…あぁ⁉︎光ってる‼︎」
光「そう、このパジャマは、暗闇に閉ざされた世界でも、正義の心は光を放ちみんなを守る…そんなメッセージが込められているんだ!」
麗奈「いや、そんな大層な意味は無いでしょ…。てゆーか、さすがにサイズキツくない?ソレ」
光「う、そうなんだよな…。確かにアタシは背が大きくはないけど、さすがにちょっとづつは伸びてるから、これ以上大きくなるとさすがに着れなくなるかなぁ。」
紗南「あはは、背が伸びるのは嬉しいけど、子供用のライダー服が着られなくなるのは寂しい、って感じ?背が伸びるルートと成長が止まるルート、どっちの分岐も気になるよね!」
光「でも、ジレンマに悩むのはヒーローの嗜みだからな!これもアタシが真のヒーローになるための試練なんだ!」
麗奈「次元の低いジレンマね…。とりあえず電気つけるわよ?」
パチッ
麗奈「これで全員おフロ終わったし、夜もふけてきたわ…。さあ、ここからは悪がのさばる楽しい時間よ…!」
光「なにっ⁉︎レイナ、悪と聞いては黙っていられないぞ‼︎」
紗南「今夜はいつもより夜更かしして遊んじゃおう、くらいの意味じゃないかな?」
麗奈「ん、ま、まぁそんな感じ…。」
光「なんだ、それならそう言ってくれよ。…普段なら夜更かしはダメだ、と言う所だが、今日はアタシもダークヒーローモードで行こう!今夜は寝ないぞ!」
紗南「お、いいね!みんなノリノリだ!それじゃさっそくゲーム機の電源をポチッと」
麗奈「夜通しゲーム大会はお約束ね!あ、でも一応、親はいるからあんまり騒ぎ過ぎないように頼むわよ…!」
紗南「任せてよ!夜中に親にバレずにゲームやることに関しては、誰にも負けないからね!」
光「何やる?三人でやるならやっぱり吹っ飛ばし兄弟ゲーか?」
麗奈「そうね、ウチにあるので三人ともやれるのはそれくらいかしら?」
光「ハンデ多めにくれよ?さすがに二人にはゲームじゃ勝てないからなー。」
紗南「へへっ、それじゃあ、そのかわりに、最下位にはバツゲームをつけない?そのほうが絶対盛り上がるよ!」
麗奈「ふん、いいわよ?いくらハンデあっても、ヒカルには負ける気しないしね。アーッハッハッ!」
光「そこまで言われちゃ、アタシも引けないよ!勝負だ‼︎…で、バツゲームは何にする?」
紗南「ふっふっふ…。ココはひとつ、好きな人の名前を言う‼︎…なんてのはどう?」
麗奈、光「⁉︎」
麗奈「い、いや、ちょっと待ちなさいよ⁉︎誰も聴いてないとはいえ、アイドルとしてソレはどうなの⁉︎そもそも、アンタそんなキャラじゃないでしょ!」
紗南「お泊まり会という、この修学旅行的雰囲気のイベントが、あたしのテンションゲージを上げてしまってるんだよ!」
麗奈「わけわかんないわよ!」
光「ふふっ、レイナ…。もしかして怖気付いたのか?」
麗奈「のぁんですってぇ⁉︎」
光「要は負けなければいいんだろ?闘う前から負けた時のことを考えてるようじゃ、勝負は見えたな…!」
麗奈「そういう話じゃないけど…いいわ、やってやろうじゃない!二人とも、恥ずかしい告白をする覚悟をしておきなさい!アーッハッハッ‼︎…ゲホゲホッ」
紗南「いいねいいね!盛り上がってきたよー!それじ、イグニッションファイト、レディゴー‼︎」
光、麗奈、紗南(って言っても、どうせお前ら好きな人ってプロデューサーだろ?)
〜対戦中〜
麗奈「うそ…ま、負けた…‼︎」
光「いやー、さすがにサナは強いな!何度落としても戻ってくるんだもんなぁ。」
紗南「いえへかえるんだな。おまえにもかぞくがいるだろう。」
麗奈「ここアタシの家だし!アンタ達、示し合わせてアタシを集中攻撃したでしょうが‼︎いつ相談してたのよ⁉︎」
紗南「いや、何も言わなくてもそーゆー流れになってたかな。」
光「だってレイナの動きセコすぎるんだもんなぁ。サナの目が、コイツ先に倒しちゃおって言ってたよ」
麗奈「あぁぁぁ最悪!絶対最下位にはならないと思ってたのに‼︎」
紗南「さあさあ、早速バツゲームを執行していこうか!麗奈ちゃんの好きな人!名前言ってみよ〜♡」
麗奈「ぜっっったいイヤ‼︎アタシ言わないわよ‼︎」ガバッ
光「ありゃりゃ、布団の中にこもっちゃったよ。ちょっとイジワルだったかな…?」
紗南「あはは…ゴメンゴメン、麗奈ちゃん!ほら、無理に言わなくてもいいからさ、とにかく出てきてよー!」
麗奈「…」
紗南「…え、なんて言ったの?」
麗奈「…紗南にだけなら言ってもいいけど…。」
光「え?なんでサナだけなんだ⁉︎どっちかと言えばサナのほうがイジワルだっただろー!」
紗南「えへへっ、コレは一位の特権かな?でも、ホントに無理して言わなくてもいいからね?」
麗奈「いちおう約束だし…でも、絶対!ぜっったいにヒカルには言うんじゃないわよ⁉︎」
紗南「言わないって!…でも、ぶっちゃけあの人じゃないの?頭にPのつく…」ヒソヒソ
フリフリ…
紗南「え?ちがうの⁉︎誰⁉︎」
ひそひそ…
紗南「えぇぇ⁉︎ホントに‼︎⁉︎…うおぉ、マジかぁ…。」
麗奈「うぅ…秘密よ…?」
クルッ!
紗南「光ちゃん!おめでとう‼︎やったね!」
麗奈「コラぁぁぁ‼︎言うなって言ってるでしょぉぉ‼︎⁉︎」
紗南「えー?言ってないよ?」
光「?どういうこと?」
おわり
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