東方仮面戦士〜ご都合主義はディケイドの為に〜
文「ヤバい人達が来ました。」
ソウゴ「いやそんな言い方しなくても。」
ss作品はこれが初です。よろしくお願いします。
士「ここが東方の世界か、面白い。他のライダーも連れてきておくといいとか鳴滝が言っていたな。」
オ-ロラ ス-ッ
ソウゴ「あれ?呼ばれたの俺だけ?他のみんなは?」
士「1度に何人も呼んだところで情報収集に支障が出るだけだからな。後で誰か呼ぶ時にお前がいると便利だろ。」
〜上空〜
文「なんか変なのから人が出てきましたね?幻想郷の人間じゃ無さそうです。観察してみますかね。」
〜地上〜
士「上から見てるやつがいるな。この世界じゃ飛べるやつが多いらしい。」
ソウゴ「おーい!降りてきてよー!ちょっと話がしたいんだけどー!」
〜上空〜
文「えー、これだけ離れてるのになんで気付くんですか。まあ話をするだけならいいですかね。」
ストッ
文「それで?なんでしょう?私としては貴方達が何なのか、というのが1番の疑問なのですが。」
士「通りすがりの仮面ライダー達だ。覚えておけ。この世界に来たのは初めてでな、最近変なこととか無かったか?」
文「仮面ライダー?ってのは何です?あと、変なことと言っても、ここではよく変なことが起こりますからねぇ。」
士「仮面ライダーっていうのは、簡単に言うと姿を変えて戦う戦士だ。見せた方が早いが、今は緊急事態でも無いんでな。それで、最近俺らみたいに他の世界から変なのが来たりしてないか?」
文「知りませんねぇ。私は新聞記者をやってますが、そんな特ダネがあったらスグ記事にしてますよ。」
ソウゴ「だったらさ、俺達も記事になったりするのかな?そうなら、あまり悪く書かないで欲しいんだけど。この世界の人達とは仲良くしたいし。」
文「まあ、悪くは書きませんよ。それより、貴方達はどうしてこの幻想郷に?」
士「色々あってな。それより、この世界で活動するための拠点が欲しい。宿か何か無いか?」
文「色々って、ちょっと端折り過ぎじゃありませんかね。宿なら、ここから直ぐに里があるので、そちらにありますよ。人が少ないところがいいなら、里から離れたところに吸血鬼の館があるのでそちらに厄介になっては?」
ソウゴ「吸血鬼なんているの?ねえ門矢士、面白そうだよ、行こう?」
士「まあ人が少ない方がいいしな、そうするか。」
文「んじゃあ、お気を付けてー。」
士「館に泊めてもらうなら交渉が必要か?」
ソウゴ「だったら津上さん呼ぼうよ、あの人明るくて話しやすいし。」
士「他にも良い奴はいるだろうが、まあいいか。」
オ-ロラ ス-ッ
翔一「随分遅かったですねー!他の皆さんはまだ来てないんですか?」
士「ああ、まずは拠点が欲しいからな。最初に会ったやつが言うには、ここら辺には吸血鬼が住んでるそうだ。でかい舘らしいから泊めてもらえるかもしれん。それでだ、お前にはその交渉をして欲しい。頼めるか?」
翔一「おやすい御用ですよ。」
〜紅魔館(レミリアの部屋)〜
レミリア「咲夜、そろそろ客が来るわ。お出迎えしてあげて。」
咲夜「客・・・ですか?どのようなお方です?」
レミリア「やけに明るそうな男と何も考えてなさそうなのに人のことをよく見てる男、それとマゼンタのカメラを首にかけた無愛想な男よ。大切なお客様だから、ちゃんとここまで連れてきなさい。」
咲夜「了解しました。」
〜門の前〜
翔一「大きな館ですね〜、なんか緊張してきちゃった。」
士「門の前に誰かいるな、門番か?」
ソウゴ「うーん、違うんじゃないかなー。なんか、俺たちのことを待ってたような気がする。」
士「お前のそれは当たるからな。とりあえず話しかけてみるか。」
翔一「すいませーん、この館の人ですかー?」
咲夜「ようこそおいでなさいませ、お嬢様がお待ちです。私に着いてきてください。」
士「当たったようだな。」
〜移動中〜
翔一「メイドさんですか?お嬢様ってどんな方なんです?」
咲夜「とても強い方ですよ。実際に会って見ると、よく分かると思います。」
コンコンコンッ ガチャッ
咲夜「お待たせ致しました。お客人をお連れしました。」
レミリア「ようこそ、吸血鬼の舘、紅魔館へ。私がここの当主、レミリア・スカーレットよ。別の世界から来たんでしょう?部屋は沢山空いているから、残りの18人も呼んで、好きに使って頂戴。世界の破壊者さん。」
士「また鳴滝が根回ししてたか、事情がある程度分かっているならありがたい。1番大きい部屋に案内してくれるか?」
咲夜「でしたら、客間へどうぞ。ご案内します。」
〜客間〜
士「この広さなら全員呼べるな。」
オ-ロラ ス-ッ
翔太郎「この世界の住人と仲良くなっとけって言われて、みんな外に行ったのに俺らは中でよかったのか?」
フィリップ「ああ、この館には図書館があるそうだからね。ちょっと興味が湧いたのさ。」
翔太郎「そういう事か・・・んで、その図書館の場所は分かってるのか?」
フィリップ「さっきのメイドさんから聞いたから大丈夫だよ。それにしても、この世界は面白いね。魔法使いや吸血鬼なんてのが実在するだなんて。」
翔太郎「魔法使いならこっちにもいるだろ?何がいたって驚きゃしねぇよ。」
フィリップ「着いたよ。」
ガチャ
晴人「なんだ、お前達も来たのか。」
翔太郎「噂をすれば・・・か。」
パチュリー「いらっしゃい、話は聞いてるわ。私はパチュリー・ノーレッジ、魔法使いよ。ここにある本は魔導書ばかりだから、歴史書とかが見たいなら里の古本屋の方がいいわ。」
フィリップ「そうかい。魔導書というのにも興味があるから、少し読ませてもらったら里に行くよ。」
パチュリー「変わってるわね。初心者でも大丈夫なのは左の1番手前の棚よ。」
翔太郎「お前は外に行ってなかったのか。どうしてここに?」
晴人「魔法使いがいるって聞いたからな。俺の魔法とどんな風に違うのか知りたくて来たんだ。パチュリーの他にも魔法使いがいるらしいから、これから会いに行こうと思ってる。」
パチュリー「2人は魔法の森に住んでいるわ。結構広いから、地図を渡しておくわね。」
晴人「ああ、そこに出してくれるだけで構わない。」
パチュリー「あら、魔法で増やすのかしら?」
晴人「その通り。」
コピー プリーズ
晴人「じゃあな。」
ガチャ バタン
パチュリー「いいわね。魔石の指輪をかざすだけで魔法が使えるなんて。私の魔法は魔法陣を用意しておいたり、魔導書を開いたり、準備が必要だもの。」
翔太郎「魔法使いも色々あるんだな。もしかして他の2人も魔法の使い方とか結構違うのか?」
パチュリー「そうね。アリスは魔法の糸で人形を操って戦うし、魔理沙は魔力の塊をそのまま射出したりするわね。」
翔太郎「ほーう。」
フィリップ「見てくれ翔太郎!氷が出せるようになったよ!僕達のメモリじゃ氷は出せないから戦いに活かせるかもしれない。」
パチュリー「・・・この短時間でよく出来るようになったわね。」
翔太郎「そういう奴なんだ、あいつは。」
パチュリー「面白いコンビね。」
翔太郎「ああ、俺たちは二人で一人の仮面ライダーだからな。」
パチュリー「へぇ、見てみたいわ。あなた達の戦いが。美鈴あたりと特訓でもする?」
翔太郎「特訓かぁ。いつ敵が来るか分からないし、やっておくか。フィリップは嫌がりそうだが。」
パチュリー「で、準備はいい?」
翔太郎「ほんとに本気でいいのか?」
美鈴「はい、今日は残機もあるので、1度くらいピチュっても問題ありません。」
フィリップ「残機、か。少し聞いてはいたけど、実際に目にできるというのは実に興味深い体験だ。」
パチュリー「というか、あなたは私の隣に立ってていいの?2人で戦うんでしょ?」
フィリップ「2人で戦うからさ。」
翔太郎「じゃあ行くか。」
フィリップ・翔太郎「「変身!」」
サイクロン!ジョ-カ-!
フィリップ「・・・」ドサッ
パチュリー「はぁ!?ちょっ、どうしたのよ!?」
W(フィリップ)「心配しなくていい。僕は今、自分の体に精神が入っていない。翔太郎の体に入ることで、2人で1人の仮面ライダーになっているのさ。」
パチュリー「へぇ・・・仮面ライダーは個性の塊って聞いてたけど、これは予想外だったわ。」
W(翔太郎)「他にも2人で1人になれるヤツらはいるが、そいつらは特殊な場面でしかそうはならないからな。基本からこうなのは俺たちの特権だ。」
美鈴「凄い、本当に一つの体に2人分の『気』が!」
W(翔太郎)「そろそろいいか?始めるぞ。」
美鈴「正直驚きましたが、こちらも本気で行きますよ!」
パチュリー「よーい、始め!」
W(フィリップ)「さっき習得した魔法、試してみてもいいかな?」
W(翔太郎)「あー、やり出したらついてけねぇから、程々にな。」
W(フィリップ)「善処しよう。はぁっ!」
美鈴「うわっ!なんで魔法なんか使えるんですか!?遠距離攻撃なんてないと思ってましたから、危うく自分から突っ込んでく所でしたよ!」
W(フィリップ)「さっき図書館で少し習得したのさ。それでなくても、仮面ライダー達の殆どが遠距離攻撃を持っているから、気をつけることだ。君達も弾幕というのがあるんだろう?撃ち合いと行こうか。」
サイクロン!トリガ-!
美鈴「色が変わった?なるほど、それで遠距離攻撃ができるようになるんですね。なら、言われた通り、私も弾幕を使いましょう。」
ドシュゥ!!
W(翔太郎)「おいあいつか〇は〇波みたいなの撃ったぞ!おもしれえな。」
W(フィリップ)「だが弾速は遅い。落ち着いて対処しつつ、攻撃といこうか。」
ドギュン、ドギュン、ドギュン
美鈴「相殺された上に、数発撃ち込んで来ましたか。しかも、速い!ですが、対処できない訳じゃない!」
シャワァァァァ
W(翔太郎)「あの弾幕は綺麗だな。」
W(フィリップ)「だが、数が多い。一斉に片付けよう。」
ルナ!トリガ-!
ドギュウウウン
美鈴「1回で、大量の弾を!?しかも、軌道が曲がって弾幕を全部相殺した!」
W(フィリップ)「ほら、もう1発だ。」
美鈴「軌道が曲がるから避けられないし、数が多いから全部は相殺できない。この勝負、参りました。」
ピチュ-ン
パチュリー「勝者、仮面ライダーW!」
翔太郎「いやー!いいもん見れたぜ。弾幕っていうのは全部あんなふうに綺麗だったりするのか?」
フィリップ「さっき図書館で読んだ本には、そのような記述があったよ。弾幕での勝負は煌びやかになるそうだ。」
パチュリー「あんたあの短時間でよくそれだけ調べられたわね。ていうか、物理的に二人で一人になってたのに、なんでそんなに普通に動けるのか分からないわ。変身中も、戻ってからも。」
美鈴「いやー、強いですね。お二人共まだ余裕が感じられました。」
フィリップ「そういう君も、本気は出していなかっただろう?」
美鈴「バレてましたか。これじゃ訓練にもなりませんかね?」
フィリップ「いや、弾幕というのがどんなものなのかが分かっただけでも大きい。もしかしたら敵も弾幕を使ってくるかも知れないからね。」
美鈴「そうですか。なら良かったです。」
パチュリー「これから里に行くの?」
フィリップ「ああ、この世界の歴史なども知りたいからね。」
翔太郎「もしかしたら他の奴らと合流するかもな。」
巧「ここかぁ?妖怪の山ってのは。あそこにいる奴にでも聞いてみるか。おーい!」
椛「?なんですか?」
巧「ここが妖怪の山ってとこで合ってるか?」
椛「そうですけど、貴方誰です?人間じゃないようですが、妖怪でもなさそうです。」
巧「!分かるのかよ・・・俺は乾巧、お前の言う通り人間じゃない。説明しずらいが、まあ妖怪に近いような存在だ。そんで、仮面ライダーだ。」
椛「乾巧、仮面ライダー、ですか。どうしてここに来たんですか?ここは天狗がいたり、変な神社があったりするだけですよ。」
巧「そうそう、その天狗ってのに用があんだよ。白狼天狗ってのが居るんだろ?」
椛「私がその白狼天狗の1人ですけど?用ってなんです?貴方から狼の匂いがするのと関係でも?」
巧「なんだ丁度良かった、匂いで分かるんだな。その辺の話はゆっくりしてぇから、ちょっと場所変えねぇか?」
椛「はあ、しょうがないですね、付いてきてください。」
~椛の家~
巧「んで、まずは俺の正体、オルフェノクについて説明するか。」
椛「オルフェノク、ですか。」
巧「ああ、妖怪と根本的に違うのは、元が人間ってことだな。俺のいた世界じゃ、人間が死んだ後、稀に進化して蘇る。これがオルフェノクだ。」
椛「!?じゃあ貴方は1度死んで・・・!?」
巧「ああ、ガキの頃だったからほとんど覚えてねぇけどな。火事で死んだらしい。」
椛「そうですか・・・」
巧「で、オルフェノクになると何らかの生物の力が使えるようになる。俺の場合は狼だ。仲間には馬や鳥もいたぞ。」
椛「そうですか、それで貴方から狼の匂いがしたんですね。」
巧「そういう事だ。んで、近々この世界で何かが起こるとかで、他の仮面ライダー達と共にここに連れてこられたって訳だ。」
椛「なるほど、この世界に来た理由はわかりましたが、私達白狼天狗への用というのは?」
巧「ああ、自分と共通点のある奴と仲良くなっておきたかったってのと、もしもの時に頼れる戦力が欲しいってとこだな。今回は何が起こるか分からないらしい。」
椛「仲良く、ですか。ならば他の白狼天狗も呼んで宴でも開きましょう。それに、貴方の変身した姿も見てみたいです。」
巧「白狼天狗ってかなりの人数が居るんだな。飯がすぐ無くなっちまいそうだ。応援でも呼ぶか?」
椛「応援が来るならありがたいです。皆いつもは仕事一直線だからか、宴になるととことん食べて飲んで騒ぎますからね。」
巧「んじゃ、あいつ呼ぶか。」
ピッピッピッ プルルルルルル
総司『・・・何だ。』
巧「今妖怪の山ってとこで宴やってるんだ。40人くらいが集まってるんだが、飯作って貰えねぇか?」
総司『いいだろう。宴なら酒も飲むだろう。料理とつまみの材料を買ってそちらへ行こう。』
巧「おう、助かる。妖怪の山の場所は分かるか?」
総司『ああ、さっき地図を見たからな。』
巧「そうか、妖怪の山に入って左に少し歩けば会場があるから。」
総司『分かった。楽しみに待っていろ。』
プツッ ツ-ツ-ツ-
巧「おい!これから俺の仲間が1人来る。アイツの作る飯は美味いぞ!」
白狼天狗達「おおおおおおおおお!!!」
〜10分後~
総司「待たせたな。」
巧「おう、お前の作る飯が楽しみで仕方ねぇ。」
総司「そうか。まずは簡単なつまみから、段階的に喜ばせてやろう。」
巧「宴はこれからだな。」
総司「まずは誰でも作れて美味しいつまみだ。油あげを半分に切って、切れ込みを入れて袋状にする。そこにタレを絡めた納豆を詰め込む。油あげの口に爪楊枝で封をして、醤油をかけながら焼いたら完成だ。」
モブ白狼天狗「な、なんだこれは!醤油と油あげの香ばしさに納豆のとろみと風味が相まって酒が進むぞ!」
総司「お好みで七味や一味を少しかけるのもいいぞ。」
モブ白狼天狗「おお!辛味が入るだけで先程とはかなり変わるな!俺はこっちの方が好みだ!」
総司「さて、追加を作りながら次の料理の仕込みをするか。巧、手伝ってくれ。」
巧「お?俺に手伝えるとこなんてあるのか?」
総司「ああ、このスパイスを全部細かく砕いてくれ、胡椒は少し大きめでな。砕いたら全部混ぜていい。」
巧「スパイスか、こんな大量に使って、何作るんだ?」
総司「最初はカレー粉を使って何か作ろうかと思ったんだが、どうやらこの世界にはカレー自体が無いようでな。それなら本格的なカレーを作ってやろうと思ったんだ。」
巧「ほー、確かにカレーが無いってのは人生損してるようなもんだな。」
総司「それが終わったら、お前用にさっきのつまみを冷ましておいたのがあるぞ。」
巧「流石分かってるな。作業に力が入るぜ。」
総司「手伝った者の特権だ。味見もさせてやるぞ。」
巧「ますます楽しみになるな。」
うp主のやる気のなさによりカレー作りのシーン全カット
総司「出来上がったぞ、この世界には無い料理だ。カレーという。」
巧「本格的なのって言うから覚悟はしてたが、本気で本場の味を再現しにかかるとは思わなかったぜ。」
総司「みんな良く味わって食べろよ。この世界では材料がうまく揃わないからな。」
巧「おかわりはあるのか?」
総司「残念だが無い。人数分で手一杯だったからな。次の料理の仕込みにも入っている。」
巧「次の料理は何なんだ?」
総司「内緒だ。インパクトのあるもの、とだけ言っておこう。」
巧「そうか、楽しみにしておくぜ。」
モブ白狼天狗「美味い!何だこの味、胡椒が入ってるのは分かったが、ほかの調味料の見当がつかん!」
椛「醤油は入ってなさそうですね。こんな味を出せるものなんて、どこに売ってたんですか?」
総司「森の近くの店だ。名前は確か・・・香霖堂だったか?」
椛「あそこですか、納得です。あの店は外の世界から流れ着いた商品なんかも扱ってますからね。」
総司「ああ、少し興味を引くものも売っていたが、そういう事か。」
椛「5、6人潰れましたか。今日はもうお開きですかね。」
巧「そうするか。今日は楽しかったぜ。」
総司「俺の料理に振る舞うことが出来て、皆それを喜んでくれた。料理人としてこれ以上の事はない。楽しかったぞ。」
椛「そうですか。また何時でもどうぞ。お2人とそのお仲間さん達なら、歓迎します。」
巧「おう、またな。」
〜帰り道〜
巧「さっき言ってた香霖堂ってとこに行くのか?」
総司「ああ、もしかしたら俺達の世界のものもあるかもしれないからな。」
巧「じゃあ俺もついて行くか。」
~香霖堂~
霖之助「いらっしゃい、もうそろそろ閉店だが、ゆっくり見ていってくれよ。君は昼も来たね。」
総司「ああ、ここなら俺達の世界のものもあるかもしれないと思ってな。」
巧「俺はその付き添いみたいなもんだ。」
霖之助「そうか、やけに色々知っていると思ったら外の世界の人間だったか。」
総司「何かそれらしいものは置いてないか?」
霖之助「少し待ってもらえるかい?倉庫にそういったものがあるかもしれない。あれだったら一緒に来てもらっても結構だよ。」
総司「なら着いていこう。」
霖之助「どうだい?結構奥の方まで探したけれど。」
総司「俺の世界のものは無かったな。だが、巧が何か見つけたようだ。」
巧「ああ、これなんだが、俺や俺の仲間のベルトに似てるのに、見たことが無いんだ。士によれば俺達の世界には並行世界がいくつかあるらしいから、そっちのものかもしれない。」
霖之助「僕には道具の名前と使い道が分かる能力がある。それはオーガドライバー、仮面ライダーオーガに変身するためのものだ。」
巧「オーガ、か。こいついくらだ?」
霖之助「タダでいいよ。この世界の者には使えないようだからね。」
巧「そうか、ありがとな。」
前回までの巧&総司編、変身させるの忘れてましたすみません。
文「えー、城戸真司さん。記者、で仮面ライダーですか。あの二人だけじゃ無かったんですね。」
真司「はい!ここに新聞記者の方がいると聞いて来ました!」
士「よう、変な記事書いてないか念の為に確認しに来た。」
文「変な事なんて書いてないですよ。それより、あの時一緒にいた人あたりの良さそうな人は?」
オ-ロラ ス-ッ
ソウゴ「うん?俺の事?」
文「うわぁ!?どこから出てくるんですかぁ。」
ソウゴ「いやー、これ教えて貰って使えるようになったんだけどなかなか便利でさぁ。」
文「そうですか・・・心臓に悪いのであんまり使わないでくださいね。」
ソウゴ「わかった!それよりさ・・・俺たちの記事、書けた?書けてたら見せて欲しいなぁー♪」
真司「あ、俺も見たい。この世界の記者さんがどんな記事を書くのか見てみたいし。」
文「しょうがないですねぇ、今回限りですよ?」
~30分後~
真司「ほらここ!このままだと読む人に悪い印象を与えちゃうから文体を・・・」
ソウゴ「楽しそうだねぇ。」
士「ああ、変な記事も書いてないし、今後の行動も楽になるだろ。」
ソウゴ「そういえばさ、これからの行動はどうするの?この世界に来た目的についてもあんまり分かって無いんでしょ?」
士「ああ、鳴滝の奴、大変なことが起きるとだけ言ってメモを残して消えたからな。当分はこのメモの通りに、この世界の奴らと交流を深めるってとこか。メモによるとここには結構な数の戦力がいるらしい。妖怪達もその内の1つだろうな。」
ソウゴ「考えられるのは、ここにいる戦力だけでも、俺たち仮面ライダーだけでもどうしようもない事が起きるって事か。」
士「まあ、その時が来れば分かるか。」
文「えっと、つまり仮面ライダーの皆さんはそれぞれ別の世界の住人で、世界や時間の壁を超えて仲間として集まっていると。」
士「もっと言うなら、いくつかの世界は何度か結合したことがあるし、それぞれの世界に、パラレルの存在がいる場合もある。」
真司「だから、お互いのことも何となく理解できるんです。」
文「へえ、それなら連携は出来そうですけど、戦い方に個性が出るんじゃありませんか?使う技とか。」
士「そうだな、似たような能力を持っている奴も多いが、どいつも唯一性のある技を持ってる。俺は時間も世界も越えられるし、どいつの技も使えるがな。ソウゴも似たような能力を持ってる。」
文「凄いですけど、それって見せてもらえたりしません?特に変身した姿とか。」
士「今日は時間もあるし、修行とか、訓練という形でならいいだろ。」
真司「鏡とか池とかあります?そういったものが無いと変身出来ないので。」
文「うちの庭に池がありますよ。丁度いいし庭でやりましょうか。」
~文の家の庭(脳内設定)~
文「じゃあ、私も幻想郷最速を名乗っているので、本気で行きますよ。」
デュウウン!カメンライドォ
ニョワアアン カチャ
デュウンピロリロリロ ジオ-ウ ガチャン!
士・真司・ソウゴ『変身!』
ドゥリイン!ディケ-イ!シャララララララララ!カシ-ン!
カチャ!シュリリリリリリシュピ-ン!
ゴォ-ン ライダ-タ-イム カメ-ンライダ-!ジオ-ウ
文「音が・・・凄いですね。」
ディケイド「様式美だ。うるさいと言わなかっただけ褒めてやる。」
ジオウ「ハンデとして、俺が文さんの方につくね。」
文「連携とれるんですかね・・・」
龍騎「んー、勝てるかなぁ。」
ディケイド「俺がいるんだ。勝てるだろ。」
文「自信満々ですねぇ。その自信がいつまで持ちますかね。」
ディケイド「ほら、始めるぞ。」
文「いやぁ!無理無理無理!あんなんどうしろって言うんですかぁ!」
状況:龍騎 ドラグレッダー召喚
ストライクベント
ディケイド イリュージョン(3人)
ブラスト
ジオウ ディケイドアーマー
ジオウ「あー、頑張って避けてねー。」
ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!スクランブルタイムブレ-ク!
龍騎「あーっ!ドラグレッダーがぁ!」
ディケイド(多分分身体)「こっちも分身が1人やられたか。」
ジオウ「まだ終わらないよ!」
ファイナルフォ-ムタ-イム!エ・エ・エ・エグゼ-イド!
ジオウ(L)「さて!」
ジオウ(R)「ジャンジャン行くよー!」
文「これ私要ります?というかコロコロ見た目が変わると困惑するんですが!」
龍騎「じゃあ文さんは俺の相手してね!」
ディケイド(多分本体)「人数も丁度いいしな。行くぞジオウ!」
ジオウ(L)「温まってきたー!これからが本番だよ!」
〜10分後〜
状況:文&龍騎 ストライクベントが命中し決着
ディケイド エグゼイドに変身 高速化
ジオウ ジオウII
ジオウ「そこ!」
ディケイド「当たらんぞ。」
文「あの二人よくやりますね。」
真司「ですねー。」
文「私は結局負けましたし。もっと強いの見せつけられてるし。」
真司「2人ともあれ以上がありますからねー。」
文「はい?なんと言うか、規格外過ぎませんかね?」
真司「あの二人は特別ですからねー。あ、俺も一応あれよりちょっと強くなれるんですよ。」
文「はあ・・・仮面ライダーって凄いですね。そんなのが何人も来なきゃ行けないなんてどんなことが起きるんですか?」
真司「まだ、分かりません。でも、俺達は何度も、世界を守ってきたから。今回だってどうにかしてみせますよ。みんなの力で。」
文「そうですか。ふふっ、頼もしいですね。」
ソウゴ「いやー、ようやく終わったー。やっぱり強いや、負けちゃった。」
士「当たり前だ。どれだけ世界を回ってきたと思ってる。」
文「終わりましたか。時間もちょうどいいですし、焼き鳥でも食べていきます?」
真司(これはジョークだろうか?)
全員分ってキツくね?って思ったけど自分で言ったことなんで頑張りもす。
紘汰「ここかー、守矢神社ってとこは。」
諏訪子「あれ?お客さんかい?」
紘汰「ああ、俺は葛葉紘汰。ここの神様に逢いに来たんだけど・・・君がそうか?」
諏訪子「うん、だけどここにいる神は私だけじゃないよ。」
紘汰「おっ!?そうなのか!じゃあ他の神様も集めてくれるか?」
諏訪子「はいよー。」
~15分後~
穣子「なんで私たちまで呼ばれてるの?この神社に奉られてはいないんだけど。」
諏訪子「近くにいたから。んで一応神だから。」
静葉「一応、ね。どうせ1ボスと中ボスですよと。」
神奈子「で、なんだい?話ってのは?」
紘汰「それは俺が話すよ。」
カクカクシカジカ
早苗「なるほど、それでその時が来たら力を貸してほしい、と。」
紘汰「ああ、そういうわけだ。」
静葉「中ボスには荷が重いよぅ。」
神奈子「幻想郷の危機は私らの危機でもある。快く協力させてもらうよ!」
諏訪子「それじゃあ、まずは親交を深めようか!」
~さらに15分後~
宴会
穣子「かくし芸やりマース!芋の香り!」
神奈子「いつものじゃねーか!ww」
紘汰「腹が減るー!」
神奈子「んじゃ私もー!ガンキャノン!」
諏訪子「それもいつものじゃーん!ww」
紘汰「それじゃ俺もー。落ちて上から登場!」
静葉「スキマがよくやってる奴だー!ww」
早苗「酔っ払いはめんどくさいなー。」←素面
諏訪子「早苗も飲め飲めーぃ!」ぐびっ
早苗「ちょ、ま『グビッ』・・・ひゃっほーい!」
ただの酔っぱらいの大騒ぎは夜、疲れ果てて寝るまで続いた。
紘汰編が少ないのは仕様です。なんか裏ですげえことしといて欲しいじゃん?あと、そろそろこの物語の謎がふえるかも。
永夢「迷った・・・マッピング出来ない世界樹やってる気分だ。」
パラド「落とし穴とかあるかもな。」
永夢「はははっ!さすがにそんなn」
ズボォッ!!
パラド「大丈夫か!?永夢!?」
永夢「大丈夫だよ。まさかホントにあるとはね・・・」
妹紅「お?またアイツの罠にかかった奴がいるのか。今回は深くないみたいだが、大丈夫か?」
永夢「ああ、はい。大丈夫です。それより、永遠亭って所分かります?」ヨジヨジ
妹紅「ああ、良く知ってるぞ。そこにその罠張ったやつも住んでるからな。それよりもお前すごいな・・・罠にハマってそんだけ冷静とか。」
永夢「慣れですかね。知り合いにもっと突拍子のないことする人がいるので。」
パラド「アイツは、自分を神って言うほどだからな。」
妹紅「そうか、苦労してんだな。永遠亭まで行くなら、ついてこいよ。私も用事があったんだ。」
パラド「助かるよ!心が躍るなぁ。」
永夢「ありがとうございます!」
~5分後~
永琳「なるほどね、その時早めに治療にあたれるようにと。」
永夢「はい。同じ医者として、僕も手助けさせてもらいます。」
永琳「分かったわ、住み込みするなら一応部屋は空いてるから、後でうどんげに案内させるわね。」
永夢「じゃあ、お言葉に甘えさせてもらいます。パラドも楽しそうですし。」
妹紅「なんでダンで勝てるんだよー!」
輝夜「ストIIでもぷよぷよでも強いなんて、恐ろしい子・・・」
パラド「格ゲーとパズルゲーは得意なんだよー。」
永琳「本当に楽しそうね。今は仕事もなくて暇だし、貴方も混ざってきたら?ウズウズしてるみたいじゃない。」
永夢「バレてましたか。じゃあ僕も混ざってきます。」
永琳「うどんげ達が帰ってきたら、紹介するわね。」
鈴仙「ただいま帰りましたー」
永琳「あら、おかえりなさい。」
???「今日は客が来ているんだって?」
永琳「あら?もう知ってるの?」
???「里で懐かしい顔に会ってな、色々と聞いたんだ。」
永琳「そうなのね。」
~居間~
永夢「はいここに隠し部屋。」
輝夜「そこの壁壊せたのね。」
フスマスパ-ン!
永琳「永夢君!パラド君!うどんげ達が帰ってきたわ。」
鈴仙「初めまして。『鈴仙・優曇華院・イナバ』です。これからよろしくお願いしますね。」
???「君のことは津上君から聞いているよ。俺は『木野薫』だ。よろしく。」
永夢「よろしくお願いします。木野さんは津上さんのお知り合いですか?」
薫「ああ、共に戦った仲間だ。ここで出会えるとは思っていなかった。」
パラド「じゃあ木野さんも仮面ライダーなのか?」
薫「仮面ライダー?いや、俺はアギトだ。津上君と同じアギトだ。」
永夢「津上さんその辺説明してないんですね。僕が説明しますよ。」
~5分後~
薫「なるほどな。つまり俺たちの元いた世界は違う世界だが繋がりがあって、そこにいる俺たちが仮面ライダーと呼ばれると。」
永夢「そして、この世界に何かが迫っています。その対策として、士さん達がそれぞれの世界から仮面ライダーを集めてこの世界に来たんです。」
薫「そうか、なら俺も尽力しよう。戦闘面でも医療面でも力になれるはずだ。」
永夢「ありがとうございます!」
鈴仙「お話は終わりましたか?そろそろお夕飯作りますね。」
薫「俺も手伝おう。」
永夢編終わりっ!木野さんは一応本編時空の木野さんなので1度死んでます。まあそれで幻想入りしたということで。
木野さんが登場する時のやり取りは数パターン考えてたんですが、ここではまだシリアス発動したくないのでちょいギャグパターンになりました。今後シリアスなシーンも少しづつ出てくるかも。タグ追加しとかなきゃ。
これからは誰かの編が終わる度にこんな感じのあとがき用意するので、時間があれば読んでくださいね。
アリス「魔理沙遅いわねぇ。」
リンゴ-ン
アリス「(魔理沙じゃないわね、あの子チャイム鳴らさないもの。)はーい、どちら様?」ガチャ
晴人「初めまして、君がアリスかな?俺は操真晴人、別の世界の魔法使いだ。」
アリス「別の世界の?面白いわね、もう1人魔法使いがここに来るの。貴方も中に入って。」
晴人「じゃあお言葉に甘えて、失礼します。パチュリーから話は聞いてるんだ。もう1人っていうのは、魔理沙って子だね?」
アリス「そうよ、霧雨魔理沙。パチュリーから聞いたのなら、私たちの魔法についても少し聞いたのかしら。」
晴人「いや全く?俺は君達の名前と、住んでる所を聞いただけだ。地図だけもらってここまで来た。」
アリス「あら、案内役無しでここまで来たのね。案内役にパチュリーの使い魔でも借りれば良かったのに。」
晴人「さすがにそこまで世話になる訳には行かないからな。ん?」
ガチャ
魔理沙「私が来たぜーって、お客さんか?」
晴人「初めまして。俺は操真晴人、別の世界の魔法使いだ。」
アリス「遅かったわね。今日はどこで道草してきたのかしら?」
魔理沙「ああ、珍しい魔法薬の素材があったから、ちょっと採ってきたんだ。あんたも魔法使いなら、少しいるか?」
晴人「いや、俺はいいよ。ベルトと指輪で魔法を使うから、そういったものは使わないんだ。」
魔理沙「へー、面白そうだな。少し見せてくれよ。」
アリス「そうね、私も見たいわ。そうだ!パチュリーも呼びましょう。」
晴人「そうだな・・・俺が魔法で連れてくるのはどうだ?俺の魔法も見れるし一石二鳥だろ?」
魔理沙「そうだな!頼むぜ。」
晴人「よし、それじゃあ早速。」
コネクト プリ-ズ
~図書館~
小悪魔「あら?魔法陣が・・・」
ニュッ
晴人「よう、パチュリーいるか?」
小悪魔「うわぁびっくりした!そんなこともできるんですね。パチュリー様なら、すぐ呼んで来ますよ。ちょっと待っててくださいね。」
晴人「これ長くやってると眠くなっちゃうから早くねー。」
小悪魔「はーい。」
~15秒後~
パチュリー「来たわよーって、魔法陣から上半身だけ出してるのはシュールね。」
晴人「今アリスの家からここに空間を繋いでるんだ。パチュリーも来ないか?魔法使い同士でなんか話そう。」
パチュリー「いいわよ。その魔法陣通れば行けるの?」
晴人「ああ。」
~アリス宅~
魔理沙「あっ、ようやく顔出した。パチュリーも来たな。」
アリス「魔法陣に頭突っ込んでる状況はシュールだったわね。」
パチュリー「こっちからもシュールな光景が見れたわよ。」
晴人「あれを使うにはコツがいるからな。初めての場所から繋げる時はああしとくと少し安定するんだ。」
パチュリー「へー。」
スランプ&リアルの忙しさにより休止中です。転職成功して仕事に慣れたらまた再開するかも。
なかなか面白い
とても、面白いです!あと、良ければ電王を出してください!
盈月さん、コメントありがとうございます。
電王もちゃんと出ますよー。なんせ平成ライダー全員来てますから。
どこで出てくるか、誰と絡むかはお楽しみです。