(^Д^)達が会社で戦う様です
誰も知りえない真実
その真実を知るために。ある男達が。動き出す...
舞台は一つの企業から始まった...
プギャーがシャキーン商事に就職。最初は好調で、現在は営業課の部長に就任
しかし。プギャーに待ちうけていたのは理不尽な現実と困難なハードル
そして。ライバル会社によるシャキーン商事への買収の仕掛け
その買収を阻止する為、プギャーはある男達とタッグを組み、ライバル会社に立ち向かう...
(1)ifでのお話です。
(2)キャラクターの口調が変わっています。苦手な方はブラウザバックをお願いします
(3)この物語はフィクションであり。作中に登場する個人名、企業名、団体名等は、全て架空であり、実在のものとは関係ありません
(4)スムーズに進行をさせる為。この役職や立ち位置にそんな権限無いよね。って突っ込みが所々あると思いますがお許しを...orz
(5)誤字等があれば修正していきます。
以上です。よろしくお願いいたします
PM 21:30
シャキーン商事
営業課 2課
(^Д^)「......」カタカタカタカタ
俺の名前はプギャー。大学を卒業後、シャキーン商事に就職をして、業務をする日々を過ごしている
この会社は、IT関連で国内に規模を集中させて事業を行っており。急成長を遂げている最中だ
最近では新しく、ロボット事業の会社を設立させる為、複数の様々な企業。金融機関や公的機関等と話し合い。準備をしている
(^Д^)「......」カタカタカタカタ
(^Д^)「......」カタッ
(^Д^)「よし。やっと終わった」フウー
(^Д^)「渡す書類も。全部しっかり確認したし」
(^Д^)「それに、明日はファンドの人達との会議だから」
(^Д^)「気を引き締めていかないと...」
???「まだ残業をしていたのか?」
(^Д^)「......。ショボン君か」
(´・ω・`)「お疲れ様。そろそろブレーカーが落ちるぞ。その前に早く帰らないと、最悪。会社で一泊する事になるぞ」
(^Д^)「ごめんごめん。早く帰る支度をするよ」
......
都内
電車内
ガタッガタガタガタ...
(´・ω・`)「全く。本当に昔と比べて変わったよな。お前」
(´・ω・`)「会社内の評価や成績は高く、部下からも慕われる程の信頼力もある」
(´・ω・`)「昔はいたずら好きで。人の話を聞かなかったお前が、こうも真面目になるなんて。考えられないよ」
(^Д^)「ああ。自分でも驚いているよ」
(´・ω・`)「今じゃ部長クラスか。お前の能力は凄いって言うかなんていうか...。会社に入って、もう三年程経つのか?」
(^Д^)「ああ。そうだな。でも偶然だよ。偶然。選ばれただけだ」
(^Д^)「それに。それらの能力は、営業課で得た力だ。俺だけの力じゃない」
(´・ω・`)「謙遜するなよ。こっちの人事部の方でも。しっかりお前の名前が上がっていた位だ」
(´・ω・`)「それに。定年退職した部長が、お前を推薦していたし」
(´・ω・`)「他の部署だって。お前を推薦する事に異論は無かった」
(´・ω・`)「しっかりと。自信を持った方が良いぞ」
(^Д^)「ああ」
(´・ω・`)「それで。こんな夜遅くに、何の仕事をしていたんだよ?」
(^Д^)「ああ。残業の理由か。ファンドからの出資の事についてだよ」
(´・ω・`)「ヘッジファンドの件か」
(^Д^)「そう。会社が新しく、ロボット事業を起こす事は知っているだろ?」
(´・ω・`)「ああ」
(^Д^)「その事業に、出資したいと言う方達が、いたらしいから。交渉を成立させたいとの事らしい」
(^Д^)「それも、経営権や支配権を取られずに。絶妙に調整して話をしろとの事だから、尚更頭を痛めるよ」
(;´・ω・`)「...そうか。お上は営業課の部長をご指名か。唐突の如く。凄く異例だな」
(;^Д^)「全くだよ。通常はお上の方で。こう言う事は話をするものだと思ってたから。さ」
(;^Д^)「いきなり話が来たから正直。体に悪すぎる」
(;^Д^)「何回も断ったが、断りきれなかった俺にも非があるが...」
(´・ω・`)「......。なあ。プギャー。少し質問だ」
(^Д^)「?。なんだ?」
(´・ω・`)「出資の件だ。お前は、その出資に賛成しているのか?」
(^Д^)「どうしてなんだ?」
(´・ω・`)「そのヘッジファンドについて。少し調べたんだ」
(´・ω・`)「そのファンドのウェブサイトを見つけてね。そうしたら」
(^Д^)「そうしたら?」
(´・ω・`)「ドクオ君の名前があったんだ」
(^Д^)「ドクオ君の?」
(´・ω・`)「ああ。しかも取締役の場所にね」
(^Д^)「......」
(´・ω・`)「実は。仕事が休みの時にだな。買い物をしていた時に偶然、ドクオ君と会った事があったんだ」
(^Д^)「そうか。どんな感じだった?」
(´・ω・`)「昔とかなり変わっていたよ。なんて言うか。少し、近寄りがたい雰囲気だった」
(^Д^)「......」
(´・ω・`)「色々な話をしている時に。突拍子にお前の話になって。昔話をしていたんだが」
(;´・ω・`)「血相を変えて。あまり快くない発言をかなりしていたから。びっくりしたよ」
(^Д^)「......」
(´・ω・`)「もしかしたら。返って不利になるかもしれない」
(^Д^)「......。そうか。助言ありがとう。気を付けておくよ」
キイイィィーーーーーーーー!
「...まもなく...
(^Д^)「......下りる場所みたいだな。俺は行くよ」
(´・ω・`)「ああ。明日。しっかりがんばってくれよ」
(^Д^)「いわれなくても。しっかりがんばるさ」フッ
(´・ω・`)「ハハッ。調子良いヤツめ。それじゃあな」
(^Д^)「ああ」
...閉まるドアにご注意ください...
扉「」シュウゥゥーーーー......
......
ガタッガタガタガタ
......
(´・ω・`) (......)
(´・ω・`) (嫌な胸騒ぎがする...)
(´・ω・`) (内藤部長が言っていた事が本当なら...)
(;´・ω・`) (この出資の件は。辞めるべきだ...!!)
都内 駅 ホーム
帰宅中...
(^Д^)「ふう...」
(^Д^)「父さんや母さん達の苦労。少しは分かった様な気がする...」
(^Д^)「父さんはきつい仕事をしながら。皆の面倒をみて」
(^Д^)「母さんも皆のご飯や、家事の準備をして...」
(^Д^)「俺は...」
(^Д^)「......」
(^Д^)「......早く帰らないと、明日に響いちゃうな...」
午後 23:00
高層マンション 自宅
カードキー ピーッ
(^Д^)「ただいまー。って。一人か」
(^Д^)「...風呂に入って、寝るか...」
(^Д^)「今は食欲が無い...」
......
リビング
(^Д^)「ふう...。さっぱりしたな。早く寝るか」
♪♪♪
(^Д^)「誰だ?。こんな時間に?。知らない番号か...」
電話「」ピッ
(^Д^)「もしもし...」
???「遅い時間に電話をかけてすまないね。人事部長の内藤ホライゾンだ」
(^Д^)「内藤さんですか?。お疲れ様です」
(^ω^)「ああお疲れ。早速で済まない。明日の会議の件なんだが」
(^Д^)「はい」
(^ω^)「明日、君と話がしたい。すまないが。明日の朝5時に、会社の屋上まで来てくれないか?」
(;^Д^)「ご、5時ですか!?」
(;^Д^)「......」
(;^Д^)「...今からでは話せないんですか?」
(^ω^)「すまないが話せない。明日になれば全て話す。すまないが。先程の通り5時に。会社の屋上に来てくれないか?」
(;^Д^)「......分かりました。明日の5時に、屋上に。ですね」
(^ω^)「そうだ。余計な負担をかけてすまないね。では明日。屋上で待っているよ」
(;^Д^)「はい」
電話「」ピッ
(;^Д^)「......。なんなんだろう...。大切な話って....」
(:^Д^)「......考えても仕方ないな...。寝るか...」
まだ気づいていなかったんだ。内藤部長の話を聞くまでは
まるで、世界がモノクロの色に変わってしまった様な、心の空白感を味わってしまう事になる
俺は驚きのあまり、何も考える事が出来なかった
......
PM 0:30
高級高層マンション 内藤宅
電話中
(´・ω・`)「では。明日の会議をするファンドの会社には、ジョルジュブーングループが関連していると言う事ですか?」
(^ω^)「うん。それは確実な筈だよ」
(^ω^)「同僚の話によれば、新しく僕がロボット事業の責任者になると言ったら、ジョルジュ長岡が即座に、出資の話を持ち出したらしい」
(^ω^)「確かに僕は、ジョルジュブーングループのジョルジュ長岡と言う人物とは。同級生であり、幼馴染だ」
(^ω^)「しかし」
(´・ω・`)「しかし?」
(^ω^)「しかし。彼らと手を組むと、未来は破滅の道へ進んでしまう」
(;´・ω・`)「破滅の道。ですか...」
(^ω^)「うん。だから、そう言う事は絶対に避けなければいけない」
(^ω^)「その為にも、鍵であるプギャー君には、此方に来てもらわなきゃ、彼自身にも危険が迫ってくる」
(;´・ω・`)「!!」
(^ω^)「だから一刻も早く話をしないと、手遅れになるかもしれない」
(;´・ω・`)「しかし...。それと出資の件は....!!」
(^ω^)「......。ショボン君の気持ちは、とても痛い程によく分かる」
(^ω^)「しかしこれは戦いだ。一瞬の油断や失念が、物事を大きく左右させる。今は僕の意見は変えるつもりはない」
(;´・ω・`)「......分かりました...」
(^ω^)「君にも。プギャー君が来た時には。一緒に話をするよ」
(´・ω・`)「はい...」
(^ω^)「すまないね...。それでは明日。プギャー君と屋上で待っているよ」
電話 ピッ
(^ω^)「......」
(^ω^)「言われなくても。正直、出資の件は悩んでいるさ」
(^ω^)「ジョルジュ長岡が何かを企んでいるのは明白だ」
(^ω^)「しかし、上の人達は何でこうも、固いんだろうね」
(^ω^)「銀行から融資を受けろと、あれだけ助言をしたのに」
(^ω^)「いざ行動に移すとすると。見えない壁に物凄く打つかっているじゃないか...。全く...」
(^ω^)「...でも...。」
(^ω^)「行動しないと言う選択肢は。「無い」」
僕の役目は。君の願いの為に。万全な準備をして、未来の次世代に繋ぐ架け橋を完璧に作らなければいけない
その為には、設備であり、部品であり、人材であり。お金であり...。他にも。数えきれないほど諸々ある。そして何より。自由が条件となる
それを守らないと、君の発言した通りの未来には到達できないだろう...
君の無念は必ず、僕があいつ達に絶対に返してやる。だから、天国で安心して見ていてほしい
......「モララー」
2話 日常に潜む見えない光と影
AM 5:03
シャキーン商事
屋上
(^Д^)「......」
(^Д^) (ここでいいんだよな?。待ち合わせ場所は...)
「おーい」
(^Д^)「ん...」
(´・ω・`)「こっちだこっち」
(^Д^)「ああ。あっちか...」
......
(^ω^)「よし、皆揃ったな」
(^Д^)「ええ。それで早速ですが。お話とは...」
(^ω^)「......。先ず、話しておきたいヶ所は2つある」
(´・ω・`)「はい...」
(^ω^)「......」
(^ω^)「先ずは1つ目。今日の会議で僕は。ファンドからの出資の話について。否定的になろうと思う」
(´・ω・`)「......。理由はやはり...」
(^ω^)「ああ。ショボン君が察している通り。シャキーン商事が新しく設立する。ロボット事業の話がメインとなる」
(^ω^)「そして最終的に、ジョルジュ達は、このロボット事業を買収する事を企んでいる」
(;^Д^)「買収...。ですか?...」
(^ω^)「ああ。向こう側の思惑は、こちら側の事業の技術が欲しい。そう言った所だろう」
(^Д^)「しかし、ロボット事業はまだ。会社として設立されていない。なのに技術って、どう言う事なんですか?」
(^ω^)「...。この会社は。ITで規模を拡大した時に。人工知能の技術を密かに作っているんだ。今でも。だけど」
(´・ω・`)「人工...知能。ですか?」
(^ω^)「うん。知らないのは無理もないだろう。これは一部の限られた社員しか。内容は知らないからね」
(;^Д^)「......」
(^ω^)「まだ未完成だが、この人口知能の技術を。新しくロボット事業を建て、一気に統合する予定だった」
(^ω^)「しかし横槍が入ってしまった。ジョルジュブーングループだ」
(´・ω・`)「......」
(^ω^)「猛烈なアプローチがあったんだ。是非出資をして、合同で設立したい。と」
(;^Д^)「......」
(^ω^)「向こうは既にロボット事業を持っている。そして、何よりもライバル会社でもある。だからその話は結果。上は断った」
(^ω^)「そうしたら、シャキーン商事の公開している株を全て買い集めると言ってきたんだ」
(^ω^)「所謂。脅しってやつだ」
(;´・ω・`)「!!」
(^ω^)「これには上も頭を痛めててね。かなり話し合ったが、状況は難航している状態だ」
(^ω^)「自社買いや上場廃止等も考えたが。結果。外部の信頼を損なうデメリットが大きかった」
(^Д^)「......」
(^ω^)「そしてもう1つ。人工知能の技術を完全にわが物の為にしようと。シャキーン商事を会社事、買収するとも聞いている」
(^ω^)「それはつまり...」
「僕らの会社に対する宣戦布告。って、言いたいのだろう?。内藤君」
(;^ω^)「!?。その声は...」
(`・ω・´)「やあ。おはよう」
(;^ω^)「社長...」
(`・ω・´)「今日の事は考えてくれたかい?」
(^ω^)「ええ。纏めるのに一苦労しましたが...」
(`・ω・´)「そうか。それはすまない」
(^ω^)「いえ。おきになさらず」
(`・ω・´)「そう言ってもらえると。僕も助かるよ」
(`・ω・´)「それに。君の言う、信頼できるパートナー達は。見つけることはできたのか?」
(^ω^)「勿論」
(^ω^)「3名。見つけました」
(^ω^)「のち2名は、ここにいます」
(;^Д^)「!?」
(;´・ω・`)「!?」
(`・ω・´)「そうか。では。9時頃に会社を出るから、しっかり準備をしてくれ」
(^ω^)「はい。承知いたしました」
(`・ω・´)「それに。すまないね。君達までも巻き込んでしまって」
(;´・ω・`)「あ。あの、これは一体?」
(`・ω・´)「話は聞いての通りだ。君達の力を貸してほしい」
(`・ω・´)「プギャー君には少しだけ伝えてあるが、ショボン君。君にも一緒に同行してもらいたいんだ」
(;´・ω・`)「ぼ、僕。ですか?...」
(`・ω・´)「ああ。君にも是非、一緒に来てもらいたい」
(;´・ω・`)「......分かりました」
(`・ω・´)「すまないね。この大事が終わったら、借りは返させてもらうさ」
(;´・ω・`)「......」
(`・ω・´)「それにプギャー君。君には少し伝えている筈だが。宜しく頼むよ。できればフォローをお願いしたい」
(;^Д^)「ええ...。可能な限り、注力します」
(`・ω・´)「ありがとう。最後に内藤君。これを持っていてほしんだ」
(^ω^)「これは?」
(`・ω・´)「私の車の鍵だ。帰ってきた時。移動をしててくれないか?。間違って来客用の駐車場に止めたんだ」
(^ω^)「分かりました。社長は会議の終わりの後、どうされるのですか?」
(`・ω・´)「明日の準備だ。全く。休む暇もないよ」
(^ω^)「そうですか...」
(`・ω・´)「ああ。売上報告にこれからの展開を説明した後。質疑応答の分までしっかり対応をしないと。ね」
(^ω^)「今。僕達が話している事は。話すのですか?」
(`・ω・´)「悩んでいるんだ、正直。私は話した方が良いと思っているが、まだ話べきじゃないと。声が上がっているのでね」
(^ω^)「そうですか」
(`・ω・´)「ああ。すまないが。ね」
(^ω^)「いえ。おきになさらず」
(`・ω・´)「...。私の用事はこれで終わりだが。今日は、一筋縄ではいかないぞ」
(^ω^)「ええ。気を抜かずに行きます」
(`・ω・´)「うむ。それじゃあ私は行くよ。9時に、会社のエントランスで待っている」
(^ω^)「はい」
......
(;´・ω・`)「社長がきましたね」
(;^ω^)「すまないね。社長が来たのは想定外だった」
(^Д^)「いえいえ。それより、内藤部長の言いたい事が。何となく理解できました」
(^Д^)「僕達が今行動を促されている事は。それはシンプルに、たった一つに纏めると」
(^Д^)「ジョルジュブーングループによる、シャキーン商事買収の阻止をする事...」
(^ω^)「ああ。そうだ。その為に君達の力を、貸してもらいたいんだ」
(^Д^)「分かりました。期待に応えられるかは分かりませんが、全力を尽くします」
(^ω^)「ありがとう。話は以上だ。何か質問はあるかい?」
(;^Д^)「質問と言うよりも話が唐突で、今は頭の中を整理したいと言うのが、素直な感想です」
(^ω^)「そうか。すまなかったね。特に質問がないのなら私はこれで失礼する」
(^Д^)「......」
(^ω^)「ショボン君には申し訳ないが、今から一緒に、私と来てもらいたい」
(´・ω・`)「はい。分かりました」
(^ω^)「うん。それではプギャー君。一旦失礼するよ」
(^ω^)「9時に、またエントランスで会おう」
(´・ω・`)「プギャーすまない。また後でだな」
(^ω^)「あ...。ああ」
......
(^Д^)「......」
(^Д^)「とんでもない事になってきたな...」
(^Д^)「俺に、この仕事は達成できるのか?」
(^Д^)「...。今は、動くしかない。か」
......
AM 6:30
休憩室
自動販売機「」ゴトンッ
カチャッ
(^Д^)「」ゴクゴク
(^Д^)「ハァー。」
(^Д^)「......」ゴクゴク
(^Д^)「席に座って考えるか...」
(^Д^)「ハァー。」
(^Д^)「......」ゴクゴク
「大きなため息ですね、先輩。嫌、部長」
(^Д^)「ん?」ゴクゴク
川 ゚ -゚)「おはようございます。部長」
(^Д^)「ああ。クー主任。おはよう」
川 ゚ -゚)「中々悩んでいますね」
(^Д^)「ああ。全くだよ」
川 ゚ -゚)「今日の行く。会議の件ですか?」
(^Д^)「そうだ。中々頭を痛めててね...」
川 ゚ -゚)「どう言う風に頭を痛めてるのですか?」
(;^Д^)「グイグイ来るね。まあ、いいか」
(^Д^)「会議の内容は少しだけ、以前に話をしたと思うが。出資の話についてだよ」
(^Д^)「その出資を断るかもしれないって話さ...」
川 ゚ -゚)「その理由はこの会社の危機に晒されるから。でしょう?」
(^Д^)「......。どうしてそう思う?」
川 ゚ -゚)「内藤部長から、昨日話を聞きました。私も一緒に、来るようにと」
(^Д^)「そうか...。しかし、何故君が?...」
川 ゚ -゚)「理由は全く。本人に聞いて下さい」
(:^Д^)「そ。そうか...」
川 ゚ -゚)「ええ」ゴクゴク
(:^Д^)「あ!?、勝手に飲むなよ!」
川 ゚ -゚)「別にいいじゃないですか」
(:^Д^)「いや、そう言う問題じゃなくてだな...」
川 ゚ -゚)「私が飲んだ事で気にしているのですか?。子供じゃあるまいし」
川 ゚ -゚)「私達。大人ですよ?」
川 ゚ -゚)「いいですか。ここで悩んでいたって。結果は解決してくれません」
川 ゚ -゚)「もう少し、視野を広げて見て下さい」
川 ゚ -゚)「営業の時でも、退職をした部長から。口酸っぱく言われていたでしょう?」
(:^Д^)「......」
-回想-
新人時代
「いいか。お前は視野が狭すぎる。もっと視野を広くして周りを見てみろ」
(:^Д^)「視野...。ですか...」
「ああ。例えばだ。視野が狭いままでは、相手の動向を把握する事が、困難になる場合がある」
「もっと視野を広げて、周囲をもっと観察してみろ」
......
-回想終了-
(:^Д^) (......)
(:^Д^) (......)
(:^Д^) (思わず思い出してしまった。部長にしごかれた。ちょっとした思い出)
(:^Д^) (でも、一切怒らず、静かに優しく指導してくれたんだよな...。どんな時でも)
(:^Д^) (やらかした時も、どんなに契約が取れない時でも。最初にフォローをしてくれたのは、部長だったな...)
川 ゚ -゚)「自分の殻に閉じこもる前に。もっと、できる行動なんて、探せば幾らでもある筈ですよ」
川 ゚ -゚)「自分で自分を縛りをつけて、身動きが出来ないようになっているのであれば」
川 ゚ -゚)「私は。とっとと部長を辞めたらいいと思います」
川 ゚ -゚)「行動も制限されますし、部長の精神状態も悪化してしまう」
川 ゚ -゚)「もう少し部下の皆に、頼る事をしてもいいのでは?。と私は思います」
川 ゚ -゚)「今の部長は、一人で突っ走り過ぎです」
(:^Д^)「そうか...」
(^Д^)「......」
(^Д^)「そうだな。じゃあ。頼らせてもらうよ」
川 ゚ -゚)「フッ」
(^Д^)「きつけ。ありがとう」
川 ゚ -゚)「私はありのままを言ったまでです」
川 ゚ -゚)「それに。時間があまりありません。早く準備をしましょう」
(^Д^)「そうだな」
そうだ。俺が今向かっている課題。それは俺一人の課題ではないと言う事。一人だけの問題ではないと言う事
予期せぬ事態に俺は頭を痛めていたが、それは皆。同じ事なのかもしれないと言う事
そう考えると、心の蟠(わだかま)りが消えたような気がしたんだ...
9:00
シャキーン商事 エントランス
(`・ω・´)「よし。皆揃ったな」
(´・ω・`)「はい」
(`・ω・´)「今回の会議は、メンバーを変えて挑みたいと思う。役員同志では、答えがでなかったのでな」
(`・ω・´)「君達の若いアイデアなら。この交渉はいい流れになるものだと、期待している」
(`・ω・´)「経験のチャンスにもなるしな」
川 ゚ -゚)「しかし。今回の交渉は、「破談」にする事でしょう?」
(`・ω・´)「そうだ。流れについて簡単に話をすると」
(`・ω・´)「我が社が新しく設立するロボット事業だが。その事業に出資をすると言う企業がいる」
(`・ω・´)「ジョルジュブーンと言う大企業だ。この企業は、様々な多角経営をしている」
(`・ω・´)「その大企業と、断りを入れる交渉をやっていく」
(´・ω・`)「でも待ってください。ファンドの話はどうなったんですか?」
(`・ω・´)「ファンドの事については。内藤君」
(^ω^)「はい。ファンドの件だが、話はジョルジュブーングループと一緒にする事になった」
川 ゚ -゚)「なるほど。あくまでも関連企業だから。分けて話をするより、一緒に来て話をする方が、効率がいい」
川 ゚ -゚)「単純かつ真っ当な答えですね」
(^ω^)「そう言う事だ。それも思惑があって交渉に乗り出すのだから、最悪だな」
(^ω^)「いいか。その思惑を。僕達は絶たなければいけない」
(^ω^)「でないと。会社の危機に瀕してしまう。その危機を避ける為に私達は」
川 ゚ -゚)「ここに集まっている。でしょう?」
(^ω^)「その通りだ。すまないが君達の力を貸してほしい。と言う訳だ」
(^ω^)「では社長。そろそろ」
(`・ω・´)「うむ。では行こうか。車を用意している」
(^Д^)「......」
......
AM 11:00
ジョルジュブーン本社
エントランス
(´・ω・`)「結構広いですね。流石大企業。と言った感じですか?」
(^Д^)「ああ。そうだな。ここで大人数で、コンサート開く事が出来るかもな」
(^ω^)「私語は慎め」
(´・ω・`)「すみません」
(^Д^)「はいはい」
(^ω^)「「はい」は一回だ」
(^Д^)「...はい」
(´・ω・`)「しかし、広すぎて、何処にいるか分からないですね」
(`・ω・´)「うむぅ。......。!」
(`・ω・´)「見つけたぞ。行くとしよう」
(`・ω・´)「あちら側も気づいたみたいだ」
(^ω^)「はい」
......
(°∀°)「お待ちしておりました。態々ご足労頂き、大変恐縮です」
(`・ω・´)「ああ。こちらこそ。忙しい時間の時にすまないな」
(°∀°)「いえいえ。とんでもない」
(°∀°)「それに...」
(^ω^)「......」
(°∀°)「久しぶりだな」
(^ω^)「ああ。久しぶりだ」
(°∀°)「昔と比べて変わってしまったな。お互い」
(^ω^)「そうだな。昔、お前と遊んでいた頃が懐かしいよ」
(°∀°)「そうだな」
......
('A`)「......」
(´・ω・`)「ドクオ君...」
('A`)「久しぶりだな。ショボン」
(´・ω・`)「ああ。久しぶり。買い物の時以来だね」
('A`)「ああ。あの時はすまなかったな。取り乱してしまって」
(´・ω・`)「別に気にしちゃいないさ。今はライバル同士だから。生温い事は言ってられないからね」
('A`)「ああ」
(^Д^)「ドクオ」
('A`)「ふん。プギャーか」
(^Д^)「ああ。久しぶり」
('A`)「......。ああ」
......
ξ゚⊿゚)ξ「お久しぶりです。クー先輩」
川 ゚ -゚)「ツン。お久しぶりね。そちらの業務は順調かしら?」
ξ゚⊿゚)ξ「はい。変わりなく順調です」
川 ゚ -゚)「そう。ならいいのだけど」
......
(°∀°)「一通りの挨拶が済んだ所で。会議室までご案内をします」
(`・ω・´)「ああ。すまないね。お願いするよ」
(°∀°)「では、こちらへ...」
......
11:10
会議室
(`・ω・´)「早速で申し訳ない。メインの話に移らせてもらおう」
(`・ω・´)「無論。出資の件なんだが」
(°∀°)「ええ。私も。それが一番に聞きたかった」
(`・ω・´)「うむ。ならばハッキリと言いましょう。出資の件は、破談にさせていただけないか」
(°∀°)「ふむ。理由をお伺いしましょうか」
(`・ω・´)「私達役員会での話し合いでは、我が社のみで設立をさせると言う結果に至った」
(`・ω・´)「その理由として、現在我が社は、十分に一社だけで設立ができる。資金があると言う事」
(`・ω・´)「そしてもう1点。そちら側には我々の技術提供と言う面でメリットがある。しかし、我々側には。何一つメリットがない」
(°∀°)「ふむ。なるほど。」
(°∀°)「しかし我々は、基礎知識レベルの技術は持っている。そちらに対するデメリットはない筈です」
(`・ω・´)「ならば更に、単刀直入に言わせてもらいましょう」
(`・A・´)「貴方達が我が社に敵対買収をしかけている事は知っている。その予防策として、今回の件は破談と言う形にさせていただきたい」
(°∀°)「...かなり。単刀直入にきましたね」
(`・A・´)「ええ。今は本音で、話し合いませんか?。そうしないと時間の無駄になってしまう」
(°∀°)「......」
(°∀°)「...まあ。いいでしょう」
(°∀°)「結果としては、合っています」
(°∀°)「何故そう言う結果に至ったか。洗い浚い話すのも悪くはない」
(`・A・´)「では。敵対買収の件は認めるのですね」
(°∀°)「ええ。貴方が仰った通り。私は貴方の会社が欲しい」
(°∀°)「理由として、貴方の会社の人工知能技術が欲しいが」
(°∀°)「そこにいるプギャー君は、もっと欲しい。今考えると。途轍(とてつ)も無い人材だ」
(;^Д^)「!?」
(°∀°)「驚いている様ですね」
(`・A・´)「......」
(;^Д^)「......」
(°∀°)「さて、まずは。前者から話をしましょうか」
(°∀°)「まず人工知能技術。それは元々、我々の会社から作り出す予定だった」
(°∀°)「しかし責任者である2名が、開発の当初自ら退職をした。その為人工知能を開発する計画は。頓挫した」
(°∀°)「責任者と言うのは、そちらにいる内藤とクー。その二人だ」
川 ゚ -゚)「......」
(^ω^)「......」
(°∀°)「そこにいる内藤とクーは元々。こちら側の社員だ」
(`・A・´)「しかし。彼らは自ら依願退職をした。貴方の方針についていけなかったから」
(°∀°)「ええ。そうです。継続するも辞めるも、個々の自由ですので、私はお咎めはしません」
(°∀°)「しかし。そこにいる二人は、あろう事か開発途中の書類やデータを全て、破棄してしまった」
(°∀°)「仕組みさえ理解できていれば、引き継ぎ応用する事も出来たが。それが無いとなれば此方も困ったものでね」
(^ω^)「その開発の責任は全て私とクーが担っていた。貴方の承諾を得る必要はない」
(°∀°)「......」
(^ω^)「それに、破棄の件は、そちらの役員会で承認をもらった上で実行をしている。これらについては、何ら問われる事は無い」
(°∀°)「...そうだね。僕だけがいない時にね。やられたよ」
(`・A・´)「随分と嫌われている様だな」
(°∀°)「ええ。困った事にね。しかしそれが競争と言うものです」
(°∀°)「まあ。人工知能技術はどうだっていい。もっと欲しいものがここにある。それが」
川 ゚ -゚)「プギャー部長。ですか」
(°∀°)「その通りだ。それはおかしな意味で発言をしている訳ではない」
(°∀°)「彼には並大抵以上の記憶力がある。いや、もっとそれ以上の素晴らしい程に。ね」
(°∀°)「何故君が、この会議の交渉の場に立っていると思う?」
(^Д^)「......」
(°∀°)「分からないなら教えてあげよう」
(°∀°)「君がここにいる理由は... (^ω^)「やめろ!!」
(^ω^)「それ以上言えば、お前を...!!
(°∀°)「おっと。すまないな」
(^ω^)「......」
(°∀°)「......。まあいい」
(°∀°)「プギャー君。気をつけていた方がいい」
(°∀°)「その男は、君を利用しようとしている」
(;^Д^)「......」
(°∀°)「信じられないかもしれないが。な」
(°∀°)「君なら、この状況をどう思う?。プギャー君」
(:^Д^)「......」
......
(;^Д^) (こう言う状況では、なにを発言したらいい?)
(;^Д^) (今思えば衝撃的な事ばかりじゃないか。)
(;^Д^) (正直来なければよかった。本当にそう思う位だ)
(;^Д^) (この感じの悪い流れを、俺は止める事が出来るのか?)
(:^Д^)「......」
(^Д^) (いや、)
(^Д^) (でも、確かな事は一つだけある)
(^Д^) (それは)
(^Д^) (仲間を信じる事。それだけは忘れてはいけない)
(^Д^) (だから。もう、迷いは)
「しない」
新しい考えが思いついたら続きを書こうかなと思います(小並感)
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