2015-06-02 18:04:45 更新

概要

東方Projectの二次創作SSです。原作設定などが気になる方はブラウザバックをオススメします。不適切な言葉や、誤字脱字が多くあるかもしれませんが、ご了承ください。この物語の更新パターンは、なるべく次の章を書き始める前で終わり、その章から始めます。更新速度も遅くなるかもしれませんが、よろしくお願いします。「こうした方がいい」「こちらの方がいい」「この言葉間違ってる」などのメッセージも受付中です。遠慮なくどうぞ!


前書き

オリキャラ紹介
覇鏡幻夢(はかがみ げんむ)14歳
産まれた頃に両親を亡くし、親戚の元で育った。そのため、本当の愛情をまだ知らない。ある日の学校から下校しているときに八雲紫と出会い、幻想郷へと連れていかれてしまう。幻想郷で生きていくために能力を与えられた。
主に藤原妹紅と行動を共にする。能力は、「幻を操る程度の能力」。今後の物語の鍵を握るキーマン的存在で、何か大きな秘密が隠されている。
初期所持スペル
衝破・バインドクラッシュ…剣先や拳に、エネルギーを貯め、相手に当てることで強烈な衝撃波が発生、相手を吹き飛ばすことができる。これを弾幕として撃つことも可能で、相手を追尾し、確実に仕留める。

幻翔・インビジブルサーチ…自らの姿を消したり、幻で相手を幻惑させることができる。自らを強化する技なので、能力を上げることができる。

斬弾・エビルスラッシュ…大量の弾幕の集中砲火の後、神速の剣技で相手を切り刻む。

※この先ネタバレ注意!見たくない人はスルーでお願いします。
ヴァンパイアソウル
自身の姿を変え、能力を大幅に上げる。

終焉撃 ラスト・オブ・ロード
現在確認されている技の中で最も強いと思われる高火力の技。相手を獄炎で貫き、焼き尽くす。



〜学校の帰り道〜

俺は覇鏡幻夢。産まれた時に両親を亡くし、親戚の元で育った。

そんなことより今日は友達とゲームやる約束してるんだった。早く帰らないとな。


第1章【不思議な出会い】


覇鏡幻夢「っ、声が聞こえる…」


???「聞こえる?声。」


幻夢「聞こえるけど…誰?」


???「私は八雲紫。」


そう言った声の主らしき人物が目の前に姿を現した。


幻夢「一体何の用だよ。俺帰って早くゲームしたいんだけど。」


八雲紫「ちょっと頼みがあるのだけれど、いいかしら?」


幻夢「内容による。」


紫「じゃあついてきて。」


幻夢「んー、なんなんだよ…。」


〜スキマの中〜

紫「〜という訳で、幻想郷に行ってほしいの。」


幻夢「えー面倒くせぇな。それに俺は人間だぞ?話を聞いたところによると、妖怪とか鬼とか幽霊とかいるらしいじゃんかよ。生きていけんのか俺?」


紫「大丈夫、貴方に能力を与えるから。」


幻夢「能力???」


紫「幻を操る程度の能力、ね。」


幻夢「幻…ねぇ。」


紫「では…快適な幻想郷での暮らしをお楽しみくださーい☆」


幻夢「はぁ?何言っ…ん?」

気がつけば、足の感覚がなかった。下を見ると、ぽっかりと穴が。あれ?これもしかして落ちるやつか?


幻夢「んなぁぁぁぁあああッ!?」

俺は、スキマ?からどんどん落ちていった。そして俺が落ちていった先とは…?


第2章【幻、夢の如く】


幻夢「んなぁぁぁぁあああ…痛ッ!?」

どうやら俺は地面に頭から突っ込んでったみたいだ。


幻夢「イッテテテテ…あのクソBBA…覚えてろよ…。ん?ここ何処だ?」

周りは全て竹林で囲まれていた。


幻夢「そういや俺…なんも飲み食いしてなかったな…腹…減った。最期くらい美味いもん食べたかった…ぜ」


???「ん?誰か倒れてる…人間か?」


幻夢「ん…誰だ…、人…なのか?…意識が遠のいて…い…く…。」


???「おい、大丈夫か、おい!おぃ…ぉぃ……」


〜???の家〜

幻夢「うーん……はっ!こ、此処は何処だ!?」


???「ここは私の家だ。安心しろ。私は藤原妹紅、よろしく。」


幻夢「あ、あぁ…俺は覇鏡幻夢、よろしく。なぁ此処は何処なんだ?」


藤原妹紅「ここは幻想郷だ。」


幻夢「幻想郷!?やっぱりそうか。」


妹紅「どうかしたのか?」


幻夢「ここに来る前、八雲紫って奴に会って…」


妹紅「あーw」


幻夢「ん?どうかしたのか?」


妹紅「いや、なんでもない。さて、今日はもう遅いから泊まってけよ。」


幻夢「へ?いいのか?」


妹紅「気にしなくていいよ。これが私の仕事だから。」


幻夢「へ、へぇ〜。あと、寝る前にひとついいかな?」


妹紅「何?」


幻夢「飯…食わせてくれませんか?」


妹紅「あぁ、いいよ。」


幻夢「あざっす!感謝の極みです!」

こうして、幻想郷に来て初めて会った住人、藤原妹紅と共に暮らす日々が幕を開けた。


第3章【探索、幻想郷!】


幻夢「ふぁぁ〜…ん、もう朝か」


妹紅「おはよう、幻夢。よく眠れたか?」


幻夢「あぁ、まぁまぁかな。それよりも、今日は幻想郷を一緒に探索する日だよな?」


妹紅「あ、そうだったね。」


幻夢「早く行こうぜぇ!待ちくたびれたっつーの!」


妹紅「はいはい…ちょっと待ってねーっと」


〜妹紅家前〜

幻夢「というわけで、じゃあどこ行く?」


妹紅「1日で全部は回れないから…まずは行っておくと後から得しそうな?場所へ行こう。」


幻夢「たーのしぃーーーみDAAAAw」


妹紅(最初会った時よりも性格変わったな…?飯食ったからか?)


〜博麗神社〜


幻夢「んで、ここが言ってた博麗神社?」


妹紅「そ、ビンボー巫女が住んでる神社だ。賽銭を求めてくるから取られないようにな。」


???「誰がビンボー巫女ですってーーーー?」


幻夢「誰だお前はッ!?(笑)」


???「私は博麗霊夢、博麗神社の巫女。」


幻夢「俺は覇鏡幻夢、よろしくっ。」


博麗霊夢「んで、その隣にいるのが妹紅ね。何か用?」


妹紅「いや、こいつに行っておいた方がいい所を案内してるんだ。」


霊夢「ふーん…。ところで幻夢?」


幻夢「何?」


霊夢「あんたの頭、キノコみたいね…。魔理沙が間違えて取っちゃいそうだわww」


幻夢「今おれのこの頭ことなんつった!」


霊夢「あっ…ごめんw」


幻夢「ところで…その魔理沙?って誰。」


霊夢「私の友達みたいなもん。せっかくだから行ってみたら?霧雨魔法店にいるわよ。」


幻夢「よぉし、行ってみっか!」


妹紅「私は帰るわ。霊夢ー、あとよろしく。」


〜霧雨魔法店・店前〜


幻夢「ここが…その店か。失礼しまーす。」


???「おっ、客か!いらっしゃい!」


???②「誰?新しい住人?」


幻夢「どうも、覇鏡幻夢って言います。霊夢さんに言われて来ました。」


???「おっ、霊夢の知り合いか?私は霧雨魔理沙、よろしくな!」


???②「私はアリス・マーガトロイド、よろしく。」


幻夢「よろしくお願いします、魔理沙さん、アリスさん。」


霧雨魔理沙「んで、何か用か?」


幻夢「今日1日を使って、幻想郷を回ろうと思いまして…。何か面白い所はありませんか?」


魔理沙「それなら一緒に紅魔館に行かないか?」


幻夢「紅魔館?」


アリスマーガトロイド「まさか魔理沙、共犯にするつもりじゃないでしょうね?」


魔理沙「えっ?ま、まさか〜、そんなことないって〜。んじゃ幻夢、行くぞ!」


幻夢「おぉーーー!」


〜紅魔館・道中・湖〜


幻夢「大きい湖だなー。」


魔理沙「ここには、妖精たちが住んでるんだ。」


幻夢「へぇ〜。」

とか言っていると、俺の体スレスレを氷の塊が通っていった。確実に俺を狙っているのだろうか。ふと背後を振り返ってみる。すると、青い子供と普通じゃなさそうな妖精が居た。


???「誰だおまえー、この最強の前を通り過ぎて行くのか!」


???②「やめなよチルノちゃん、見たところ来たばかりの人みたいだしさ…。」


幻夢「おぉー、君、なかなか鋭いね。アタリだよ。」


チルノ「大丈夫だよ、大ちゃん!」


大妖精「でも…。」


チルノ「この『最強』、『天才』のあたいが相手になってやる!」


幻夢「なぁ魔理沙、これはバトルの展開だよな…?手加減無しでも…いいよな?」


魔理沙「…まぁ、いいと思うけど。(あれ?幻夢口調変わってねぇか?)」


チルノ「あたいからいくよ!『アイシクルフォール』!」

すると、大量の弾幕のように氷が飛んできた。まぁ普通に避けたが…。


チルノ「え!?ほぼ無傷!?」


大妖精「∑(゚Д゚)」


魔理沙「擦り傷すら…ない。」


幻夢「ふぅ…今のはちょいとヤバかったな…。今度は…こっちのターンだな。」

俺は左手に、1本の剣を出現させた。


魔理沙「え?どこから出してきたそれw」


チルノ「もういっちょいくよ!『パーフェクトフリーズ』!」


幻夢「よっと」ヒョイ


チルノ「は?」


幻夢「いくぜ…『衝破 バインドクラッシュ』。」

瞬間、強烈な衝撃がチルノを襲う!


チルノ「うわぁぁぁぁっ!」


大妖精「チルノちゃん!?」


魔理沙「す、スゲェ…」


幻夢「終わり…か。先に進もう。」


魔理沙「あ、あぁ。」



第4章【紅き刃は己の力に】


〜紅魔館・門前〜


幻夢「ここが…紅魔館か。大きな建物だなぁ。」テクテク


???「zzz…」


幻夢「ん?w寝てる?門番か?」


???「スピー…」


幻夢「・・・おい、起きやがれ。」ユサユサ


???「うーん……。うん?」


幻夢「あ、起きたか。」


???「あなたは誰ですか?」


幻夢「俺は覇鏡幻夢、よろしく。」


???「私は紅美鈴、よろしくお願いします。」


幻夢「んで、美鈴さん、ここ通してくれないか?」


紅美鈴「私を倒せれば通っていいですよ。」


幻夢「やっぱそうだよな…。んじゃああらかじめ言っておこう。バトルスタイルは剣術だが、構わないか?」


美鈴「私は拳法です。」


幻夢「んー…構わんか?」


美鈴「構いませんよ。」


幻夢「…始めようか。」


美鈴「私から行きますよー!」

すると彼女は、結構な速さで蹴りや突きを放ってきた。どうやらマジらしい。


幻夢「凄いな…俺もそれぐらいできたらな…あの頃も輝いてたのにな…。」


美鈴「集中しないとやられちゃいますよ?」


幻夢「そんなに集中しないとできない…訳ではないのでねw」


魔理沙「おっいたいた…って美鈴と戦ってるのか。その間に浸入するかw」


幻夢「そろそろ本気…いくぜ?」


美鈴「どうぞっ!」

すると彼女はしっかりとガードをした。受け止めるらしい。


幻夢「『衝破 バインドクラッシュ』!」

この技は、剣先や拳にエネルギーを貯め、一気に放出させた衝撃波で相手を吹き飛ばす攻撃だ。

彼女は、しっかりと受け止めた。そして、吹き飛んだ。


幻夢「大丈夫か?」

どうやら疲れていたらしく、負けを認めたのだろうか?またスヤスヤと寝始めた。」


幻夢「押忍っ…w」テクテク



〜紅魔館・玄関辺り〜


幻夢「外から見たら大きかったけど中はもっと広いな…。あれ?俺何しに来たんだっけ。」

とか考えてたら顔のすぐそばを1本のナイフが飛んできた。


幻夢「ん?」


???「いらっしゃいませ…何か用ですか?(また美鈴…また寝てるのかしら)」


幻夢「俺も今それを考え直してたところだ。アンタは誰だ?」


???「私は十六夜咲夜、紅魔館の主レミリア・スカーレットのメイド長でございます。」


幻夢「俺は覇鏡幻夢、よろしく。」


十六夜咲夜「ところで貴方がここにいるということは、門番を通った訳ですが、何してましたか?」


幻夢「最初来た時は寝てたが、後からしっかりと戦わせてもらった。そしてまた寝た。」


咲夜「ご報告感謝します。後で叱っておきますので…。ついでにここから立ち去ってくれると嬉しいのですが。」


幻夢「せっかく来たんだもの、ここも見ていきたい。俺は今、幻想郷を回ろうと思っててね。戦意は元から無いよ。」


咲夜「案内しろ…ということですね?」


幻夢「そうだ。何も危害を加えるつもりもないし、戦うつもりもない。。


咲夜「…分かりました。では、大図書館に行って魔理沙とパチュリー様の戦いを見ましょう。」


幻夢「ん?いたのか…、魔理沙さん。」


〜紅魔館・大図書館〜


???「いい加減出てってくれないかしら魔理沙。」


魔理沙「それはお断りだぜ!」


???「ん?咲夜、隣にいるのは?」


咲夜「ここを見て回りたいと言っているお客様でございます。」


幻夢「どうも、覇鏡幻夢です。」


???「幻夢ね。私はパチュリー、パチュリー・ノーレッジよ。よろしく。」


パチュリー「ところでお願いがあるんだけれど。この泥棒さんを連れてってくれるかしら?」


魔理沙「泥棒じゃねぇ!死ぬまで借りてくだけだ!」


幻夢「それを泥棒というのです。さぁ、次行きますよ。」


魔理沙「えぇーーー!?」


〜紅魔館・主部屋前〜


咲夜「ここが紅魔館主、レミリア・スカーレットお嬢様のお部屋でございます。」


咲夜「咲夜です。お客様がいらっしゃいました。入ってもいいですか?」


???「いいわよ、入ってらっしゃい。」


咲夜「失礼します。」ガチャ


魔理沙「おっすレミリア!」


???「いらっしゃい魔理沙。で、その隣が…?」


幻夢「覇鏡幻夢です。」


???「私はレミリア・スカーレット。よろしく。」


咲夜「では、私は失礼しますね。」


レミリア「用があったらまた呼ぶわ。」


咲夜「了解しました。」


レミリア「…で、今日は幻想郷中を回ってるんだとか。それで紅魔館に来たということね。」


幻夢「はい。」


レミリア「この後予定ある?」


幻夢「引き続き探索するつもりですが?」


レミリア「ちょうど良かった。私の妹と遊んでくれるかしら?」


魔理沙「おいレミリア、まさかおまえ…。それは危険すぎる!」


レミリア「彼の実力を知りたいのよ。あの子をどう対応するかが…ね。じゃあ、案内するわ。ついてきて。」


幻夢「あ、はい。」


魔理沙「私は帰るぜ。じゃあな、幻夢。くれぐれも死なないように気をつけろ。」


幻夢(何のことだ?世話が大変なのか?)


〜紅魔館・フラン部屋前〜


レミリア「ここが私の妹、フランドール・スカーレットの部屋よ。頑張ってね。」ガチャ


幻夢「失礼します。」


???「お兄さん…誰?」


幻夢「うん?君がレミリアさんの妹ちゃんかい?俺は覇鏡幻夢、よろしくね。」


???「私、フランドール。ねぇ、何しに来たの?」


幻夢「俺はフランちゃんと遊ぶために来たんだ。」


フラン「私と遊んでくれるの?」


幻夢「君のお姉さんに頼まれてね。」


フラン「お姉様に…頼まれて…か。」


幻夢「どうかしたか?」


フラン「うぅん、なんでもないよ。それより早く遊びましょ!」


幻夢「何して遊ぶ?」


フラン「弾幕ごっこ。」


幻夢「え?何?」


フラン「弾幕ごっこ…。」


幻夢(???)


フラン「お兄さん…一緒にフランと遊びましょ?」


幻夢「う、うん…。」


フラン「じゃあ、始めましょ。今からお兄さんは…私の『オモチャ』。」


幻夢(ん?今なんて…)


フラン「一緒ニ…アソビマショ?」

するとフランちゃんの目が紅く染まった。そしていくつかの弾幕を繰り出してきた。


幻夢(弾幕ごっこの『弾幕』って、これのことか。ってことは…これってヤバい遊びなんじゃ?)


フラン「アハハハハッ避けてばかりじゃダメだよ、ちゃんと遊ばないと…ネ?」


幻夢「なんか怖ッ!?とにかく、避けて攻めて防いでの繰り返しでいくか。」


フラン「『禁忌 レーヴァテイン』」

俺は結構頑張って避けたつもりだったが、かなり当たりそうになった。マジ怖ッ!


幻夢「回避するので精一杯だなこりゃ。」

瞬間、俺はとある技を思い出した。


幻夢(やってみなきゃ…分かんねえな)


フラン「アハハハハッ♪」


幻夢「『幻翔 インビジブルサーチ』」

そして俺は彼女の前から姿を消した。

この技は、誰にも見えない霧を出し、姿を消す技。

フラン「あれ?どこに行ったのかな?」


幻夢(今だッ!)『衝破 バインドクラッシュ』

剣先にエネルギーを貯める…そして撃つ!

幻夢「いけーーーーーッ!」

だが彼女は回避、からの…


『禁弾 スターボウブレイク』

すると、大量の弾幕が降り注いできた。


幻夢(避けるのは一筋縄ではいかなさそうだ。)


『幻翔 インビジブルサーチ』

この技は自らを強化する技として扱われる。よって、自分の能力を上下させることもできる。そして、俺はスピードをUPさせ、回避し続けた。当たりそうで怖い。


幻夢「はぁ…はぁ…はぁ…。」


フラン「どうしたのお兄さん?まだワタシ遊べるヨ?」

『禁忌 フォーオブアカインド』

すると、彼女が分身し、4人に増えた。


幻夢(これは厄介だな…。)


フラン×4「アハハハハハハハハ♪」


幻夢(やるしかないか…いや、やらなきゃ…殺られるッ!!)

そして俺は外へ飛び出した。今気がついたのだが、夜になっていた。


フラン×4「ドコニイクノ?」

もちろん、追いかけてきた。


今だ。今しかチャンスはない


フラン×4『秘弾 そして誰もいなくなるか?』

すると、彼女達の姿が消えた。そして弾幕が辺り一面から飛んでくる。これは、予想外だった。だが、お互い姿が見えない同士、あまり効果はなかった。


幻夢(姿を現したところを…一気にッ!)

そして、姿を現した。フォーオブアカインドの効果は無くなったようだ。


幻夢「喰らえェェェェッ!」

『斬弾 エビルスラッシュ』

この技は、大量の弾幕を相手に撃ち、怯んだところを連続で斬りつける攻撃。

もちろん彼女は弾幕を回避していった。だが、斬撃までは予想してなかったのだろうか、1回だけ喰らった。2回目以降は避けていった。


フラン「ちょっと強いね…お兄さん。」


幻夢「君もだよ、フランちゃん。」


フラン「フラン、ちょっと疲れちゃった。今日はもう寝るね。」


幻夢「え?あ、あぁ…(ふぅ、助かった。これ以上続けられたら体が持たん。)


こうして、弾幕ごっこは終了した。フランちゃんは、あの後スヤスヤと寝たようだ。俺は、妹紅さんの家に帰ったのだが、

妹紅「帰りが遅い!」

と、怒られてしまった。ひとまず、今日の探索は終わりだ。明日はどこに行こうかな…。


第6章【もっと探索、幻想郷!】


幻夢「さーて、今日も探索!どこに行こうか。」

俺は手元の地図を見た。訪れたところには丸印でチェックしてある。


幻夢「博麗神社◯ 霧雨魔法店 ◯ 紅魔館 ◯…あと残ってる選択肢がえーと?」

・守矢神社

・妖怪の山

・永遠亭

・地霊殿付近

幻夢「んー…永遠亭にでも行ってみるか。」


〜永遠亭・竹林中〜


幻夢「なかなか広いし竹が多いから周りが見えないな…。ん?」

ふと見ると、看板が建てられていた。

『上に気をつけろ』


幻夢「ん?上?何もないな……。(これ分かったかもしれない。試しにやってみよう)」

俺が選んだのは、〈あえて引っかかる〉

ということだ。一歩足を踏み入れた。すると、やはり落とし穴だった。


???「やっぱりこの罠はよく引っかかるウサ。」


幻夢「誰だおまえは。」


???「因幡てゐ、それしか言うことはないウサ。」


幻夢「ほう……?」ピキピキ


てゐ ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘


幻夢「おぉ?逃げんのか、逃げんのか?逃げ切れると思うなよ?」

俺は怒った。普通に引っかかるならまだいい。だが騙されて引っかかるのは俺のトラウマなのだから。落とし穴から脱出して次にすることは1つ…。


『衝破 バインドクラッシュ』

拳先にエネルギーを貯め、今度は追尾させて発射した。もちろん、猛スピードで彼女を追いかけてゆく。


てゐ「うわぁぁぁぁ!ごっごめんウサーーーーっ!」

衝撃波は、竹林に当たっていって、速度が弱まった。そして消滅した。


幻夢「さて、おまえの育て親は誰だ。案内しろ。」


てゐ「まぁ育て親というより、住んでいる所なら案内してやるウサ。」


〜永遠亭前〜


幻夢「ここが…永遠亭か。」


てゐ(叱られる前にさっさと逃げるウサ)


???「あら、どこか具合でも悪いのですか?」


???②「師匠、見たところによると何も怪我はしてないし、具合が悪いようにも見えませんが。」


幻夢「俺は覇鏡幻夢、幻想郷中を回ってる最中の人間です。」


???「私は八意永琳、永遠亭で医者をしてます。」


???②「私は鈴仙・優曇華・イナバです。優曇華で構いませんよ。」


幻夢「怪我したときとかはここに来ればいいんですか?」


永琳「えぇ、妹紅にでも案内してもらうといいわ。」


幻夢「んじゃあ次があるんで、自分はこれで。」


優曇華「また来てくださいね〜。」


幻夢(とはいうものの、行くとこないな…。もっかい紅魔館行ってみるか!」


〜紅魔館・門前〜


美鈴「あ、幻夢さん、どうもです。」


幻夢「お、今日は起きてるんすね美鈴さん。」


美鈴「先程咲夜さんに叩き起こされましてねwあ、通っていいですよ〜。」


幻夢「ではありがたく。」テクテク


〜紅魔館・大図書館〜


パチュリー「あ、ちょうどよかった幻夢。貴方に頼みたいことがあるの。」


幻夢「自分にできることならば構いませんが。」


パチュリー「あの魔法陣の中に入ってほしいの。そうしたら、そのままでいてほしいの。できるわね?」


幻夢「まぁ…いいですよ。(なんだこの不吉な予感は)」

彼女は、何かの呪文を唱えたようだ。バイキルトとかそこら辺か?


幻夢「ん?なんか光った。」


パチュリー「そのままでいて!動かないで!」


幻夢「なっ、なんだなんだなんだ!?」

すると体に異変が起きた。強烈な電流が走ったようにビリビリと、頭痛や体中に痛みが走った。


幻夢「ぬわぁぁぁぁぁぁ!?」ビリビリ


パチュリー「実験…成功なのかしら?」

俺は死んだ訳でもなく、無事だったが、何か違和感を感じた。いつもより凄い力が溢れてくるのだ。何かのパワーアップだと思っていた。この時はその後起きる大事件に巻き込まれるだなんて思いもしなかった。


第7章【覚醒・生みだされた姿】


俺が幻想郷に来てから2週間程経ったある日。俺はレミリアさんと戦うことになった。


〜紅魔館・庭〜


レミリア「準備はできたかしら?」


幻夢「もちろん、いつでもいいですよ。」


レミリア「では始めましょう。最初から本気でいくわよ。」


幻夢「構いませんよ。」


美鈴「これより、レミリア・スカーレットVS覇鏡幻夢の弾幕ごっこを始めます。」

これは、俺の実力を知るためのバトルらしい。違和感を感じ始める前とどう変わったかを理解するために。


幻夢「だぁぁぁぁあッ!」


レミリア「うぉおおおおっ!」

両者互角とはいえない。少しレミリアが上だ。


幻夢『衝破 バインドクラッシュ』


レミリア『紅符 スカーレットシュート』

お互いの技がぶつかり合う。


幻夢「さすが、吸血鬼……油断できないな…。」


レミリア「そろそろ終わらせましょうか。」


幻夢(ニヤッ)


レミリア(え?今…笑ったわねコイツ…。)


幻夢『ヴァンパイア・ソウル』

すると、俺の体からは異様なオーラが出始めた。背中にはマント、体の色も変わり、白っぽくなった。そして…飛んだ。マントが羽根に変化したのだ。


レミリア「なんなのあれは!?」


パチュリー「実験はやっぱり成功していたのね。」


レミリア「どういうことパチェ?」


パチュリー「彼の心の奥深くに眠っているあらゆる感情を、憎しみを、悲しみを、怒りを、喜びを、全てを解放させた。それがあの姿。」


幻夢?「これが…俺の……真の姿なのか?」


レミリア「幻夢!」


幻夢?「いくぞレミリア…覚悟は出来てるな?」


レミリア「えぇ…(口調が変わったわね…)」


レミリア『スピア・ザ・グングニル』

レミリアは、グングニルを出し、攻撃してきた。俺はうまく避けた。


レミリア「えっ!?」


幻夢「俺のターン…。」

『衝破 バインドクラッシュ』

レミリアはなんとか受け止めた。


レミリア「くぅっ!?」


幻夢「これで終わらせる…。」

『終焉撃 ラスト・オブ・ロード』

すると俺の剣先が炎を纏った。そして空中へと飛んだ。

この技は現在幻夢が使用する技で最高威力の技。剣先に炎を纏い、撃ち出すときに獄炎の龍へと変化、相手を貫く。


レミリア「ぐっ…。」


ここで俺は我に帰り、正気を取り戻した。パチュリーの実験は今考えると、恐ろしいものだった。

俺は、自分に何かが起きているのだと思うと不安になった。妹紅に案内してもらい、再度永遠亭へ行って診察してもらうために。


〜永遠亭・診察室〜


永琳「何も異常はないわ…。何なのかしらね?」


幻夢「んー…自分でも分からないです。」


優曇華「実際に戦ってみる…というのはどうでしょう?」


幻夢「まぁいいアイデアだけど…大丈夫?」


永琳「もしもの時は私がいるから大丈夫よ。」


〜永遠亭前・竹林〜


幻夢「では、よろしくお願いします。」


優曇華「本気できてください。」


???「何してるんですか?」


優曇華「あ、妖夢さん、どうも。」


???「あ、どうもです。で、そちらの方は?」


幻夢「覇鏡幻夢です。よろしくです。」


???「私は魂魄妖夢です、初めまして。」


永琳「今日もお薬貰いに来たのかしら?」


妖夢「はい、お願いします。それで、今から何をしようとしてたんですか?」


優曇華「幻夢さんの診察です。弾幕ごっこで。」


妖夢 「!?(・_・;?」


優曇華「そうだ!せっかくだから妖夢さんがお相手してくださいよ。同じ剣士ですし。」


妖夢「そう…ですね。では、お相手させてもらいます。どちらの剣が上なのか知りたいですしね。」


幻夢「本気でいくよ?」


妖夢「お互い頑張りましょう。」

ということで、俺の診察?が始まった。

彼女はかなりの剣術を扱うようで、毎日特訓しているのだろう。斬撃が速い。


幻夢「くっ…(速いッ。ときどき弾幕も打ってくる。近づけば斬り、距離とれば撃ってくる…いつ攻めればいいんだ?)」


妖夢「避けてばかりでは勝負になりませんよ。」


幻夢(あ、そうだ。アレ、やってみっか。)


『幻翔 インビジブルサーチ』


妖夢「姿を消しましたか…。」

だが、彼女は迷うことなく弾幕を放った。かなり広範囲の弾幕だ。インビジブルは攻撃を喰らうと効果が消えてしまうが、避けれなさそうだ。

案の定、回避することができなかった。

だが、それに俺の魂に火が点いた。


『ヴァンパイアソウル』

もう自分でも止めることはできない。自然に終わるのを待つだけだ。


妖夢「姿が変わった…やっぱり実力も変わってるのかな?」

彼女は高速で斬りつけてきた。

俺は避けた。隙ができるまで避け続けた。突きを入れてくる瞬間がその時だ。


幻夢(今だ。)

『終焉撃 ラスト・オブ・ロード』

そういえばこの技、炎の技。火は木や草に燃え移るんだった。ん?ここは竹林。あ、ヤッベ…。

一部の竹に火が燃え移った。なんとかして抑えたものの、結局診察結果?は異常無しだが、念のために安静にするように言われた。なんだったんだろうか?


第8章【鴉天狗・射命丸文】


〜妹紅家〜


???「おはようございまーす!新聞でーす!」


妹紅「あぁ、ありがとう。」


幻夢(へぇ〜、幻想郷にも新聞あるんだ。)


???「おっ?貴方は確か…。」


幻夢「覇鏡幻夢です。はじめまして。」


???「私、清く正しい射命丸文でございます!」


幻夢「新聞配達してるんですか?」


射命丸「はい。毎日飛び回ってネタを探してそれを記事にして新聞を書いてるんです。よかったら、取材してもいいですか?」


幻夢「まぁ…いいですけど。ちゃんと書いてくださいね。全然違うこと書いてたら…どうなるか分かってる…よな?」


射命丸「分かってます(う〜ん…どうなるか分からないw)。」

その後俺は質問に答えていった。妹紅は、出掛けて行ったようだ。


射命丸「ありがとうございました!文々。新聞、楽しみにしててください!」


幻夢「まぁ…期待はしないでおくよ。」


[翌日]


射命丸「新聞で〜す。」パサッ


幻夢「あ、はいはい。ん〜何々?」

その新聞には、確かに俺のことが書かれていた。だが、とある文字が目に入った。

「キノコみたいな形の頭でした(笑)」

ん?『キ ノ コ』……

幻夢「チッ…」

それともう1つ目に入った。

「弾幕ごっこ大会を開催します。場所は…」

幻夢「ふむ…行ってみるか。」

俺は弾幕ごっこ大会に興味を持った。

場所はとても広い所で、弾幕ごっこには十分らしい。

試合形式としては、4グループに分けられ、そのグループの中で1.2.3回戦を突破、準々決勝.準決勝.そして決勝で優勝が決まる。1〜3回戦、準々決勝はもう少しで行われる。準決勝は別の日に行われ、決勝戦はとある祭の日に開催するのだとか。グループは、

剣術、弾幕グループ・魔法グループ・ダブルスグループ・特別グループ。

気になるのは剣と弾、魔法以外。

ダブルスは2人で出場する。特別グループは、誰かを指名して参加するグループ。指名された相手は他のグループで脱落しても特別グループで勝利すれば進出することができる。俺は…特別グループでいこう。戦いたい人がいる。


第9章【開催、弾幕ごっこ大会!】


〜大会当日・1〜3回戦〜


射命丸「みなさんおはようございまーす!司会進行と実況を務めさせて頂く射命丸文です!解説は犬走椛さん、よろしくお願いします!」


椛「よろしくお願いします。」


射命丸「今大会、ほとんどの住人が参加しますが、誰に注目していますか?」


椛「やはり覇鏡幻夢でしょう。とは言っても、ちゃんと会ったことがないので分かりませんが、かなりの剣術を扱うらしいですね。同じ剣士としては楽しみにしています。」


射命丸「では『幻想郷・弾幕ごっこ大会』、開 幕で す !」

今大会では俺が知らない人物も数多く参加しているようだ。いつでも油断は禁物だ。


もちろん、俺は特別グループに参加した。特別グループのみ相手を指名することができる。俺が指名した相手とは…。


射命丸「こちらが選手の組み合わせです!」

数分後、大会掲示板に組み合わせが貼り出された。この掲示板では、選手組み合わせや試合結果、バトル形式の変更予定などが貼り出される。(バトル形式とは、能力使用禁止・スペルカード禁止など様々。)

俺は一瞬しか目を通せていなかったが、覚えているのがいくつかある。


剣術、弾幕グループ

魂魄妖夢、十六夜咲夜、鈴仙・優曇華・イナバ、河城にとり(重火器)、???


魔法グループ

パチュリー・ノーレッジ、アリス・マーガトロイド、西行寺幽々子、東風谷早苗、???


後は忘れた。予想できるのは霊夢魔理沙ぐらい。


射命丸「第1回戦、剣弾グループ・魔法グループ・ダブルスグループ・特別グループの皆さんは準備してください。解説の椛さん、1回戦ではどのグループを注目しますか?」


椛「剣弾グループの妖夢・咲夜、ダブルスグループの霊夢魔理沙・古明地姉妹ですかね。」


射命丸「では、そのグループに我々は目を通しておきましょう。では!幻想郷弾幕ごっこ大会・第1回戦、スタートです!」

1回戦が始まった。1、2回戦は1で勝ち進んだ同士が2で戦う。勝利すれば、3回戦のEXステージに進出し、勝利すれば準々決勝進出決定。

1回戦は、妖夢・咲夜、優曇華・にとり、パチュリー・幽々子、アリス・早苗、霊夢魔理沙・古明地姉妹、スカーレット姉妹・勇儀萃香。俺はまだ出番ではないので待機。


[1回戦結果]

咲夜・優曇華、パチュリー・アリス、霊夢魔理沙、スカーレット姉妹。特別グループは、妹紅輝夜の予定だったが、長引きそうなので延期された(笑)


〜第2回戦〜


射命丸「2回戦は 咲夜・優曇華、パチュリー・アリス、霊夢魔理沙・スカーレット姉妹の試合です。今回も特別グループの参加は無しです。」


椛「特別グループの参加者は4人しか居ませんからねw」


射命丸「では、2回戦スタートでっす!」


[2回戦結果]

咲夜、アリス、霊夢魔理沙。

俺は、途中寝ていたので見ていないのだが、起きた時には霊夢とレミリアが猛烈な戦いを繰り広げていた。まぁ眠たかったからもう1回寝たけど。


次は第3回戦なのだが、対戦相手は直前まで掲示されなかったため知らなかった。そして、掲示板に貼り出された内容が…

第3回戦

咲夜・美鈴、アリス・永琳。ダブルスグループは、そのまま進出が決定した。相手がいないからである。


別に大したことはなかったので結果発表。というより全員突破した。これで、

咲夜・アリスが決定、霊夢魔理沙は自動的に準々決勝へ進出。霊夢魔理沙は個々に分かれ、咲夜・アリスのどちらかが、戦うことになる。そして肝心の俺が出るのは準決勝の次。だいぶ後である。


ちなみに、霊夢・咲夜で霊夢、魔理沙・アリスで魔理沙だ。準決勝でお互い戦うことになった。


準決勝は明後日。それまでに選手達はきっと対策を練ってくるだろう。


幻夢「俺も……頑張らなくちゃな。」


[準決勝]

いよいよ準決勝だが、ここで一度整理しよう。準決勝は、霊夢対魔理沙で、どちらかが決勝に進める。

そして、決勝に進んで戦う相手は特別グループの選手。つまり、俺が出る試合で選手が決まるのだ。


俺は試合会場に来た。すると、後ろから誰かに声を掛けられた。


妹紅「よぉ幻夢。」


幻夢「あ、どもっす妹紅さん。」


妹紅「試合…頑張ろうな。」


幻夢「あぁ…。」


射命丸「さぁついにやってきました特別グループ枠、選手は覇鏡幻夢と藤原妹紅!どちらが勝つのか予想できないこの試合、どう展開するのかが楽しみです!では、特別グループ枠、試合開始!!」


俺が選択したのは、『恩人との戦い』。

あの日、助けてくれた妹紅、守ってくれた妹紅。でも、自分と戦ったことがない。あれ?俺より強いのかな?きっと強いよね? そう思った。だからこそ、ここで知りたかったのだ、彼女の力を。


妹紅「遠慮は要らないな?」


幻夢「おう、俺もだ。(妹紅さんは炎の弾幕、技、つまり主に火を使ってくる。対抗するには…)」


やはり妹紅の弾幕は炎。近づけば燃え、遠ざかれば飛ばしてくる。


皆はこんな言葉を知っているだろうか?

目には目を 歯には歯を

じゃあオレ流の言葉を教えてやろう。


幻夢「目には目を、歯には歯を、炎には炎を!ヴァンパイアソウル!!」

『ヴァンパイアソウル』


妹紅「それが前言っていた例の姿…か。本気で来い、私は死にやぁせんから。」


終焉撃『ラスト・オブ・ロード』


蓬莱『凱風快晴フジヤマヴォルケイノ』

それぞれの技がぶつかり合う。


そこから先の記憶はあまり覚えてない。夢中だった。


[大会終了後]

優勝は博麗霊夢。俺は妹紅戦で敗退してしまったが、とても楽しかった。霊夢には、優勝賞品として、賞金10万円とトロフィー、賞状が贈られた。準優勝の藤原妹紅に賞状が贈られた。他には、優秀賞として、激戦を繰り広げた霧雨魔理沙、十六夜咲夜、アリス・マーガトロイド、覇鏡幻夢に射命丸文手書きの『よく頑張ったで賞』が贈られた。

こうして、大会は無事閉会した。


第10章【終焉・永遠の道】

(Last of Eternal road)


弾幕ごっこ大会から数ヶ月。

俺は幻想郷での生活を楽しんでいた。

大会で友達になった人物に会ったり、紅魔館でお手伝いをしたり、妹紅と一緒に一狩りしたり…。


時が過ぎるのはあっという間だ。

そんなこんなで今日も皆で弾幕ごっこ。

全員がそれぞれで遊んでいる。

ある人はお札を使い、

ある人はあらゆる魔法を使い、

ある霊は持ち味の剣術を振るい、

ある人は炎を飛ばし、

ある妖怪は様々な弾幕と技で攻める、

そして、ある人間はまるで子供のように夢中になる。


今日も幻想郷は平和だ。

異変が起これば協力して解決する。

イベントが開催されれば皆集結する。

宴を開けばまた皆集まる。

今日も幻想郷は平和だ。

明日もきっと平和だ。

明後日も多分平和だ。

この先も平和であることを祈り続けている。

今宵の幻想郷も平和だ。

この世界の何処かで争いが起こっていたとしても、きっといつか幸福に包まれるはずだ…。




後書き

どうも、KYマッシュです。
なんとかゴリ押しで完結させましたw
これを書き始めた当初、これを見る人はあまりいないと思ってました。この作品を楽しみにしてくれてる人が居たとしても数少ないだろうと思ってました。ですが、結構増えてかなり喜ばしいでございます。他の人の作文力、面白さには敵いませんが、自分でも頑張ったと思います。最後は適当になってしまいましたが(笑)
この作品の続きは……どうだろうね?まだ予定はありませんが、考えておきます。
最後になりましたが、今作品で出す予定だった技などを紹介して終わりにさせてもらいます。Thank you!

覇鏡幻夢・未使用技

天国『ヘヴンズブレイド』
ホーミング性の衝撃波で相手を巻き上げ、頂点に達したところで一気に叩きつける。

地獄『ヘルズブレイド』
精神を剣に集中させ、一瞬で相手を一閃する。

終焉爆『ラスト・オブ・バスター』
一発一発の斬撃に力を込め、斬りつける。

終焉斬『ラスト・オブ・ドリームス』
その剣は眩い光に包まれ、巨大な大剣へと変わり、一網打尽にする。

絶滅『End of The World』
その身に纏った神々たる光は、闇を打ち消し全てを終焉へと導く。


このSSへの評価

このSSへの応援

1件応援されています


残響さんから
2015-05-31 19:12:42

このSSへのコメント


このSSへのオススメ


オススメ度を★で指定してください