私と侍と風鳴家
まぁ、みてみなよ
もしも明久の許嫁が風鳴翼だったらどうなるんだろうと妄想して書きました。
駄文ですがよろしく
私と侍と風鳴家
ーーこの世界には両親がいて、子供が産まれ、そして子供を愛し、またその子供は愛する人と結ばれ、子供を産み、また新たな家族できるーーと僕は小さい頃そういうのはあたり前だと少なくとも頭の中でそう考えていた。でもそんな僕の甘い考えもすぐに打ち砕かれた。吉井家はもともと頭がいいのにも関わらず僕は頭が悪く、周りからは馬鹿だ馬鹿だと罵られ続けて来た。しかし、その頃は小さかったから、あまり意味は分からなかった。そんな時だった。父さんと母さんが遊園地に連れて行ってくれたのは、とても楽しかったでも僕がはしゃぐ度に父さんと母さんは辛そうな顔をしていた。
そして帰り際に僕はトイレに行きたくなり、トイレへと直行し、用を足し終わった後に父さんと母さんが待っている場所へと向かったが
ー父さんと母さんは居なかったー
遊園地も全部探して、走り回ったが
ー見つからなかったー
そして、僕は徒歩で帰ることにした。とはいってもこの遊園地は僕らが住んでいる場所から山二つ分はなれている。まだ小さかった僕は何とか山一つ分を越えたが、体力が無くなり、倒れた。
「なんで、だよ」
僕は嗚咽を漏らしながら意味のない質問を問いかける。しかし、誰も僕の問いには答えてくれなかった。
「なんで!なんでなんだよ!」
僕はひたすら問うたが誰も答えてくれなかった。ただ、頭の中で理解出来たのは僕は捨てられた。そう確信がなぜか出来ていた。
そして、絶望に打ちひしがれた僕はわざと道路の真ん中に寝転んだ。そしたら誰かが僕を車で轢き殺してくれるからだと思ったからだ。すると案の定車が来た。やっと死ねる、そう思ったがその車は僕は轢く寸前で止まり車から運転手が降りて来た。
「そんな所で寝てたら危ないぞ‼
ん?この子は確か」
「あ!その人私が迷子になった時
に一緒にいてくれた人だ!」
「それにしてもどうしてこんな所
で寝てたんだ?」
「お父さん!この人息してない
よ!」
「何!それはまずいな!よし、翼
その子を車に乗せてくれ!」
「うん!」 ..
という声と共に私の意識と同時
に夢は途切れたー
チュンチュン
雀のさえずりと心地良い日差しに目を覚まし私はふっと目を開きむくりと起き上がる。
しばらくボーッとした後
「ん?なんか隣が暖かい?」
私はそういいながら布団を捲った。
そこには
「すぅーすぅー」と心地よい寝息をたてながら私の愛しい人が私の左腕に抱きついたまま眠っていた。
「またか、翼は甘えん坊だなぁ」
とぼやいていると
私の愛しい人、風鳴翼がふっと目を開けてむくりと起き上がったが、しばらく目をこすりながら大きなあくびを一発。
あ、そういえば私の自己紹介がまだだったな。
私の名前は風鳴明久という。
とある理由で私は養子に迎えられている。
旧姓は吉井だが、何でそうなったかはまたいずれ答えよう。
なぜなら今ー
「ん〜おはよう明久〜♥」
翼が私に抱きついてきてすりすりと頬なでしているからだ。
「ん、おはよう翼。」
私が挨拶をかえすと翼は顔を近づけてきた。
本当の意味はわかるがわざと分からないふりをしてみた。
すると
「キス…してくれないの…?」
といいながら涙目からの上目遣いコンボを決めてきた。
まぁ私も男なので誘惑に負けてしまった。
「ん…ちゅ……くちゅ…」
いつもならば私が舌を入れているのに今日は珍しく翼の方から舌を入れてきた。
私はお返しとばかりに翼の舌を私の舌で押し出し、舌と舌を絡み合わせる。
「ん⁈…くちゅ…ぺろ…はぁっ」
翼は大きく目を見開いたがすぐに表情は恍惚な表情に変わり出した。
「ふふふ。翼。とてもエッチな顔しているぞ?」
明後日に書きます。
これなんてアニメのSS?
バカテス✖︎シンフォギアです。
シンフォギア要素は歌しかだしませんけど。