あなたが好きです
ある日の地元の友達との飲み会で
友「そういえばさこの間合コンした時にさー」
俺「なに?また女たぶらかしてんの?」
友「違う違う人の話を最後まで聞け」
俺「悪い悪いwんで?」
友「いやー少し言いにくいんたけどお前の彼女が来ててさー」
俺「あーそういえば無理矢理合コン誘われて行くしかなかったとか言ってたな」
友「まぁ最初は彼氏いるからとか言ってあんまり乗り気じゃなかったけど」
友「酒が入るにつれてノリノリになってきてたわけよ」
俺「まぁいいんじゃね?」
友「重要なのはここから!
お前の嫌いなチャラ男いるだろ?」
俺「あー異様に俺に突っかかるやつね」
友「合コン終わって解散して俺は帰ったのよ」
友「したらさチャラ男とお前の彼女がラブホに入っていくの見ちゃったのよね..」
俺「.........は?」
友が何を言っているのか
理解できなかった
すぐさま彼女に連絡した
したら酔った勢いで
やってしまったという
目の前が真っ白になった
高校生活をすべて彼女に捧げ
社会人になり婚約までしていた
すべてが嫌になった
怒りに任せて言いたいことを言い放ち
彼女と別れた
仕事に明け暮れ気がつくと
社会人2年目
後輩もできて楽しい日々だった
ある日
女後輩「せんぱーい飲みに連れってください」
俺「なに?彼氏いるのにいいの?」
女後輩「その彼氏のことでお話があるんですよー」
女後輩は専門卒で年齢は1つ上である
俺に懐いていてとてもかわいい
俺「はいはい仕事終わったらロビー集合で」
女後輩「やったー!んじゃ後ほど!」
仕事も終わり女後輩と合流し
いつも行く居酒屋へ向かった
女後輩「そんでせんぱーい聞いてくださいよー!」
俺「はいはいなんですかー?」
女後輩「彼氏がー私と同棲してる家に女連れ込んでるんですよー」
女後輩「この間家帰ったら知らない女とお風呂入ってて絶望してそのまま飛び出しちゃったんですよー」
俺「.........は?ww」
女後輩「は?じゃないですよー浮気されてたんです私!浮気ですよ!う・わ・き!」
浮気という言葉を聞くと
どうしても胸が痛くなって苦しくなる
俺「女後輩はどうするつもり?」
女後輩「別れるに決まってます!」
俺「やっぱそうだよなー女後輩かわいいのにもったいないことしてんな彼氏さんは」
女後輩「かわいいとかなんですかいきなり!口説いてるんですか?それ笑」
俺「いやいや素直にそう思ってるだけだよ」
女後輩「.....なんか先輩変です」
俺「そうかな?いつも通りじゃね?」
女後輩「いいや!なんか変です!」
俺「あのな女後輩俺も浮気されて彼女と別れたんだよ」
俺「それが原因で浮気って単語聞くとどうしてももやもやするんだ」
女後輩「あーそれ少しだけ親友さんから聞きました」
俺「それが結構ショックでなー」
女後輩「先輩!私が慰めてあげましょうか?」
俺「こらこら!そうゆう勢いで物を言うのやめなさいそれは彼氏さんとやってること一緒だよ?」
女後輩「そうですね...ごめんなさい」
俺「わかればよろし
よし!そろそろ帰るか」
女後輩「そうですね!ご馳走様でした!」
女後輩と別れて帰路についていると
少し遠くから聞きなれた声が聞こえる
...「もーチャラ男ったらー」
...「いいだろーいつものラブホ行こうぜー」
...「しょーがないなーもー!」
...「今日も気持ちよくしてやるぜw」
...「早漏のくせにww...っあ...」
どうやらこっちに気がついたようで
なにやら言いたげな感じてこっちをみていた
俺「なに?」
元カノ「えっと...あの...」
俺「俺もう行くから」
チャラ男「あっれー?俺君じゃーんおっひさーwww」
俺「ああチャラ男久しぶりだな相変わらずやることやってんだな」
チャラ男「まぁなwこの女彼氏いるくせに酒に酔ったら簡単にやらせてくれたぜwww」
どうやらチャラ男はその彼氏とやらが俺だったことを知らないらしい
元カノ「...........」
俺「チャラ男も遊んでばかりいないでそろそろ本気になれば?」
チャラ男「お前に言われなくてもわかってるわ!」
俺「そっかそっか」
元カノも黙り込んだまま何も言わない
俺「んじゃお邪魔だし俺帰るわ」
チャラ男「おうおう!今度飲みに行こうぜー」
俺「ってか俺らそんなに仲良くないべw」
チャラ男「俺お前嫌いだし」
俺「俺もお前嫌いだし」
俺.チャラ男「あははww」
不思議となんとも思わなかった
元カノ顔を見て今が幸せなら
それでいいのだとカッコつけたこと思ってしまった
これで綺麗に踏ん切りついたことだし
新しい恋でもしますか
っとそんな気持ちになれた1日だった
2週間くらいたってから
いきなり
女後輩「せんぱーいせんぱーい」
俺「はいはいなんですかー?」
女後輩「飲みに行きましょ!!」
俺「また?」
女後輩「先輩に話さないといけないことがありまして.....」
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