2015-07-23 10:40:36 更新

概要

巨戟龍との戦いの中大破した陸奥と夕立のおはなし


前書き

ゴグマジオスのブレスを受け大破した陸奥。長門達に連れられ入渠したのだが…


本編を先に読んでからこっちを読むことをオススメします

本編↓






入渠


パチ


陸奥「あら?」


目を開けるとそこは見慣れた天井だった。しかし、何故自分はここにいるのだろう


陸奥(あっ、そういえば…)


ゴグマジオスのブレスの爆発を受け大破し、長門達に運ばれてきたのを思い出した


陸奥(はぁ…やっちゃったわね)


陸奥(皆はまだ戦っているのかしら)チャプ


ガタッ


陸奥「!…誰かいるの?」


入渠ドッグの入口の向こうから何か音がした。自分と同じように誰かが入渠しにきたのだろうか


「………」


「……ぽい?」ヒョコ


陸奥「あら、夕立ちゃんじゃない」


入口から顔を覗かせたのは白露型駆逐艦4番艦「夕立」である


夕立「あれ?陸奥さんどうして入渠してるっぽい?」


陸奥「あー…えっと、ちょっと怪我しちゃってね…」


夕立「それは大変っぽい!ゆっくり休んで欲しいっぽい」


陸奥「ええ、ありがとうね。でも、まだ皆戦ってるのよね?」


夕立「そうっぽい。深海棲艦も近づいてきてるっぽい」


陸奥「そう…」


ふと、陸奥は気になることが頭に浮かんだ


陸奥「そういえばどうして夕立ちゃんはここに?」


夕立「夕立、まだ練度が足りないから戦えないっぽい…」


言われてみれば夕立はまだこの鎮守府に来てから少ししか経っていない。おまけに季節的に出撃も無かったのでまともな戦闘をした事がなかったのだ。陸奥はこれを聞いたことを少し後悔した


陸奥「そうだったのね、変なこと聞いてごめんね」


夕立「大丈夫っぽい。でもでも、提督さんに言われて入渠した人とかの面倒を見るっぽい!」


陸奥「あら、それはありがたいわね」


夕立「夕立、できることなら何でもするっぽい!」


陸奥「そうね、じゃあ早速1つお願いしようかしら…」


夕立「ぽい!」


お願い


ガサゴソガサゴソ


夕立「………」


ガサゴソガサゴソ


夕立「………」


ここは入渠ドッグに隣接した資材置き場。陸奥にお願いされて探し物をしているのだが…


夕立「…見つからないっぽい…」


あるのはわた飴のような謎の物体とペンギンのような何かや設計図ばかりである


と、奥の方に何か緑色のものを見つけた


夕立「あっ、あったっぽーい!」


すぐさまその緑色に駆け寄る。しかしそれは空のバケツであった


夕立「ぽい…」


......................................................


夕立「…」トボトボ


陸奥「どうだった?夕立ちゃん」


夕立「無かったっぽい…ごめんなさい」


陸奥「いいのいいの、無いなら仕方ないわよ。それよりもありがとね」


陸奥が夕立に探してもらっていたのは高速修復剤である。まだ皆が戦っているのに陸奥はじっとしていられずどうにかして入渠を終わらせたかったのだ


陸奥(提督が出撃が無いから他の鎮守府へあげちゃったのよね…ホントあの提督は行きあたりばっかりなんだから)


陸奥(それにしても困ったわね。危険な外に夕立ちゃんを行かせる訳にはいかないしここはもう…)


夕立「陸奥さん。夕立、どうするっぽい?」


陸奥「そうね。じゃあちょっとこっちに来てくれる?」


夕立「?」テクテク


陸奥「夕立ちゃんもいっs…」


ドガァァァァァン


陸奥「!?う、上から!?」


グラグラ


夕立「ぽ、ぽ、ぽ、ぽい!?」


バシャーーン!


陸奥「!?!?」


突然上から爆発音が聞こえ爆発の衝撃で鎮守府が揺れ夕立が入渠ドッグ(お風呂)にダイブしてしまった


夕立「……ビシャビシャっぽい…」


陸奥「あらあら…どの道ってところかしら丁度いいわね夕立ちゃんも一緒にお風呂入りましょ?」


夕立「ぽい…」


避難


陸奥「さっきの爆発、大丈夫だったのかしら…」


夕立「心配っぽい?」チャプ


陸奥「この上には司令室があるからそこに提督もいたら大変よね」


夕立「ぽい…」


陸奥「まぁ提督は運だけはいいからきっと大丈夫よ」


夕立「どのくらい運いいっぽい?」


陸奥「そうね…まだ提督が着任して早々私や長門を建造したことかしら」


夕立「ビッグ7の2人を一気に!?凄いっぽい!」


陸奥「でも今思えばこれは運命だったのかな、って。ふふ、変なこと話してごめんなさい」


夕立「うーん、よくわからないっぽい。そういえば陸奥さんは長門さんが心配じゃないっぽい?」


陸奥「もちろん心配よ。でも長門は提督と同じくらい運がいいし提督が最も信頼している艦娘だからきっと大丈夫よ」


夕立「なんか、凄いっぽい…」


ガチャッ


ワイワイガヤガヤ


何やら地下へ近づいてくる声が複数聞こえる


陸奥「あら?皆かしら」


夕立「怪我しちゃったっぽい?」


陸奥「わからないわね。でも賑やかになりそうね」















どうも、リアル宿題に悪戦苦闘しているt@です。本編での補足みたいな感じで書きました。物語の進行度は本編の方が先です。本編も更新頑張ります


そういえば加賀さんやっと来ました。建造しました、加賀岬聴きながら


後書き

夕立だ!夕立を出せ!
夕立を出して欲しかったら俺達に協力しろ、OK?
OK!(ズドン)


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