にこ「希、麻雀のメンツが足りないのよ。あんた入りなさいよ。」
希「ウチあんまり麻雀知らないんよ」
真姫「大丈夫よ。ちゃんと教えてあげるから」ニヤニヤ
にこ「ルールブック見ながらでもいいし点数とかは教えるわよ」ニヤニヤ
花陽「花陽も最近始めたばかりだから大丈夫だよ」ニヤニヤ
希「じゃあやってみようかな」
三人「(カモゲット!)」
〜東一局〜 親 にこ
にこ「ツモ!七対子ドラニコで4000オール!」
希「二個二個でも和了できるんやね」フムフム
真姫「(にこちゃんに七対子がはいったわね…)」
花陽「(こうなったにこちゃんは最強ですっ)」
〜東一局一本場〜 親 にこ
にこ「(また七対子で張ったわ…。待ちは中単騎だしここは…)リーチ!」
希「リーチってことはテンパイ宣言ってことやんな。気をつけんと…」タン
真姫「(今回もにこちゃんに任せるわ)」
タン
花陽「(この手ではいけません…)」タン
にこ「一発!…はないわね」タン
希「(中か…。字牌は基本的に安全っぽいし…)」タン
にこ「ローン!裏ニコで満貫!12300!」
希「字牌でもあたることってあるんか…」
にこ「(これでトップとラスは決まったようなものね)」ニヤリ
〜東一局二本場〜 親 にこ
真姫「希、それロン。タンヤオ一盃口、3200」
花陽「(出ました…真姫ちゃんの黙テンです…。)」
にこ「(これは真姫ちゃんも調子良さそうね)」
希「リーチをかけなくても役があればいいんやね」
〜東二局〜 親 希
希「あっ、たぶんリーチや」
三人「!?」
真姫「(まだ4順目よ…!?)」タン
花陽「(親リー相手に無理できませんっ)」タン
にこ「(……)」タン
希「あっ、ツモ」
三人「一発!?」
希「役は、えーと…」ルールブックパラー
にこ「手牌見せてみなさい!…んーと、リーチ一発ツモ平和よ」
希「麻雀の役って多いんやね。どの役が該当するか探すの大変や」
にこ「役満のページなんか見なくていいの!清一色はわかりやすいし、三飜までの役で十分よ」
希「おぉ、さすがにこっち」
にこ「(初心者のうちなら余裕で勝てるかと思ったけどさすがのスピリチュアルパワーね…。これは油断してると負けるわ…)」
〜東二局一本場〜 親 希
希「親で稼ぐのが基本みたいやね」ジャラジャラ
にこ「(これ以上連チャンされるのはまずいわ…。花陽、真姫、わかってるわね?)」ジャラジャラ
真姫「(速攻で…)」ジャラジャラ
花陽「(親を流します!)」ジャラジャラ
希「親だから最初に切る、と」タン
花陽「ポンッ!」
真姫「(このあたりね)」タン
花陽「チー!」
希「役牌はポンしただけで役になるんやな」タン
花陽「ロン!白のみ、1300です」
にこ「(ナイスよ花陽!)」
〜東三局〜 親 真姫
真姫「(さぁ、このまま沈んでるわけにもいかないわね)」タン
希「ポン」
真姫「(しまった!白を鳴かせちゃった)」
にこ「」タン
希「ポン」
真姫「(中もポン!?ってまさか…)」
にこ「(希ならやりかねないわ)」タン
希「」タン
真姫「(親かぶりなんて死んでもごめんよ…)」タン
花陽「(まだ發が出てきてないです…)」タン
ー数巡後ー
にこ「(げっ…1枚引いちゃったわ…。まわすしかないわね)」タン
希「」タン
真姫「(にこちゃん、引いたわね…)」タン
花陽「(私達もまだ持ってないから希ちゃんの手にある可能性も十分です…)」タン
ー数巡後ー
にこ「ノーテン」
花陽「ノーテン」
真姫「テンパイ(結局流局ね…。なんとかテンパイしたけど希の手は…?)」
希「テンパイ、なんか綺麗な手になったんやけどね〜」
三人「(大三元字一色…)」
〜東三局一本場〜 親 真姫
にこ「(ダブル役満テンパイとかどうなってんのよ…)」ジャラジャラ
花陽「(勝てる気がなくなってきました)」ダレカタスケテー
真姫「(初心者に負けるなんてありえない…。こうなったら…)」ジャラジャラ
希「」ジャラジャラ
ー配牌中ー
にこ「(あんたこの親番で上がれないと希にやられるわよ。大丈夫なの?)」
花陽「(花陽は次の親でなんとかしますけど…)」
真姫「(ドンウォーリーよ二人共…みてなさい…)」
にこ花陽「(まさか!?)」
希「まあまあの配牌やなあ」カチャカチャ
真姫「(ピアノで鍛えたこの指さばき、ここで使うわ…!)」シュッシュッ
にこ「(山から八枚抜いた!?)」
花陽「(一瞬の出来事過ぎて注意してなければわかりませんでした…)」
真姫「ダブルリーチよ!」
希「!?」
ー数巡後ー
真姫「ロン!ダブリードラ1、8000」
希「早いリーチやとわからんなあ」
にこ「(これで希が決定的に沈んだわ)」
花陽「(真姫ちゃんナイスです!)」
〜東三局二本場〜 親 真姫
真姫「(さすがに連続でやるのは露骨だから抜きはしてないけど…)」
花陽「(すごい配牌です…。やっぱりあの真姫ちゃんの不自然な積み方…)」
真姫「(次は花陽が和了れば大丈夫ね)」ニヤリ
にこ「(真姫ちゃん…賽の目まで…)」
ー2巡後ー
花陽「リーチです!」
にこ「(これは私が振ったら意味ないわね)」タン
希「これも早いなあ」タン
真姫「(希からの直取りが望ましいけど…)」タン
花陽「…っ!…一発ツモ!リーチ一発ツモ混一色ドラ1でんでんでん、3200、6200です!」
にこ「(場ゾロ数えるなんてあんた何歳よ!)」
真姫「(しかもひとつ多いじゃない…)」
希「なかなか勝てへんなぁ」
〜東四局オーラス〜 親 花陽
花陽「(ラス親だけどトップはにこちゃん、二位に真姫ちゃん、三位に花陽がギリギリ浮きだし希ちゃんからはどのみち搾れるから無理して打たなくても大丈夫だよね。)」
にこ「(これ終わったら真姫ちゃんと勝った金でパチンコ行くにこ)」
真姫「(これ終わったらにこちゃんとパチンコね)」
希「これで最後かー。もう一回くらい和了りたいところやね」
にこ「(南が配牌で暗刻か…。これは早く終わらせられそうね)」
真姫「(私も手に暗刻があるけど重い手だし微妙ね)」
花陽「あっ希ちゃん、言い忘れてたけどこの麻雀はリャンピンでウマはワンスリーだからね」
希「ウマ?リャンピン?」
にこ「(テンピンのつもりだったのに…)」
真姫「(鬼ね…)」
ー数巡後ー
にこ「ポン!(これでテンパイ、南のみで1s単騎。しかもこれならµ’s特別役のミナリンスキーが付くからご祝儀だわ!)」
真姫「(この局はこれで決まりね)」
花陽「(ラス親だけど仕方ないか…。二人から分け前貰えるよね…)」
希「ツモ」
三人「え?」
にこ「(チッ、儲けが少なくなったじゃないの)」
真姫「(満貫未満なら許すわ)」
花陽「(どうせ安手です!)」
希「役は、えーと…あった!」ルールブックパラー
にこ「早く言いなさいよ、点数教えるから」
希「んーと、ツモ、タンヤオと一盃口かな」
にこ「それならカンもないし多分3900か5200ね」
真姫「惜しかったわね希」
花陽「では精算をしましょう」
希「精算?」
花陽「はい。持ち点と順位に応じたポイントで1000点につき200円で支払いをします」
真姫「まだ希の手を見てないから3900か5200かわからないけど、とりあえずあなたはマイナスだから多少は支払うことになるわね」
希「そーなんか…。初めてやし授業料ってことにしとくかな」
花陽「ではスコアを出しましょう」
にこ「それで30符なの40符なの?」バラバラ
三人「!?」
二三四二三四二三四666⑤⑤
真姫「(イミワカンナイ)」
花陽「(ダレカタスケテー)」
にこ「…希、やっぱりお金はいいわ…。初回サービスよ…。」
希「えっ?ええの?」
にこ「…えぇ気にしないで…、急に誘ったのも私たちだし…」
希「そっかぁ、じゃあウチそろそろ帰るね。今度はルール覚えてくるからまた誘ってなー」
にこ「しかし大誤算だったわね。」
真姫「イミワカンナイ」
花陽「ダレカタスケテー」
にこ「あーあ、いつものカモの絵里は搾りすぎて金欠だからダメだし、…そうだ!」
にこ「海未、麻雀のメンツが足りないのよ。あんた入りなさいよ。」
海未「(きました!オーラスに逆転手。ラス牌の北を引いて9m単騎の国士無双テンパイです。9mは場に一枚切れの絶好の待ち。これは逃せませんね)」タン
ことり「(海未ちゃんの表情が明らかに変わった…。捨て牌的に国士無双テンパイだよね…。)」タン
ー数巡後ー
海未「(なかなか和了れませんね…)」タン
ことり「(あっ、9m引いちゃった…。あの後萬子捨てられた時に顔が引きつってたし1mは通ってるしこれ当たりだよね…)」メンツクズシー
ー数巡後ー
凛「そろそろ流局だにゃ〜」タン
にこ「これは誰も和了らなさそうね」タン
海未「(9mがなかなかきませんっ…!)」タン
ことり「あっ…」
海未「…?」
ことり「……海未ちゃんごめん!ツモ!」9mバンッ
海未「9m待ち…」
ことり「じゃ、じゃあこれでラス半だったよね!そろそろ精算を」
海未「もう一度です!」
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