ゼローグ∞降臨!
パズドラのキャラのラブストーリーです
続編を書くので要望があればコメントお願いします!
俺は誓った…必ず奴を倒し、あいつの…仇を討つと!
この世界は…ほとんどモンスターは何かしらのパーティに所属していてそのパーティでダンジョンに潜入している
覚醒ラーパーティ、覚醒バステトパーティなど…有力パーティがある一方中堅、弱小パーティも存在する。
ゼローグ∞降臨参加パーティ大募集!!!難易度☆☆☆☆☆☆☆☆☆
アテナ「ゼローグ∞…ですか…」
ヴァーチェ「リーダー、我々も参加するので?」
アテナ「無茶を言うな、今回の降臨はおそらく我々のパーティの出る幕ではない、難易度☆9個のダンジョンなどほとんど見たことすらない…」
イザナギ「この前は☆5個のダンジョンでリタイアしましたからね」
アテナ「うるさいっ!」
孫権「へぇー、ゼローグ∞ねぇおそらくリーダーは出るって言うんだろうな」
劉備「お前のリーダーって確か、アンドロメダ…だったか?」
孫権「そうだ、楽しみだなー!けど☆9個か…」
劉備「ゼローグ∞…」
孫権「どした?劉備?」
劉備「…いや、なんでも、いいな俺も参加してみたいぜ、ゼローグ∞」
孫権「ヴェルダンディさんに聞いてみたらどうだ?」
劉備「☆9個だからな…おそらく俺らのパーティじゃ太刀打ちできないと踏んで断られると思うが」
ヴェルダンディ「ダメよ」
劉備「…ですよね」
ヴェル「まったく、何を言うかと思ったら…ただでさえウチには余裕がないのに」
ヴェル「…じゃあ私は帰るわ」
劉備「…お疲れ様です」
劉備「やっぱダメだったか…」
セレス「まあ、仕方ないよ、☆9個でしょ?ウチらは☆4個までで手一杯だし」
佐助「しかし、どうした劉備?いつもダンジョンに潜るのに消極的なお前が」
劉備「…まあ、なんとなくです。」
カノ「最近リーダー早く帰りますよね。どうしたんですかね?」
セレス「知らなかったの?最近リーダーはオシリス君と付き合ってるんだよ。今日はデートかもね。」
佐助「何!?知らなかった…、オシリスというと、あのバステトパーティの一員の…」
カノ「そんな人と付き合っているなんて、リーダー羨ましいです!」
ヴェル「オシリスさん、お待たせ!」
オシリス「やあ、ヴェル、少し遅かったね」
ヴェル「ごめんなさい…メンバーの一人がゼローグ∞に行きたいってうるさくて…」
オシリス「それは大変だったね、僕達のパーティではゼローグ∞に参加することになってね」
ヴェル「あなたたちのパーティなら行けるでしょうね」
オシリス「それに僕も参加出来ることになるかもしれないんだ!」
ヴェル「すごいじゃない!あのバステトパーティのレギュラーメンバーに入れるなんて!」
オシリス「まだ最終選考段階なんだけどね」
ヴェル「あなたなら大丈夫よ!」
オシリス「バステト様、メイメイ様、カエデ様、そして絶対的エースヴィシュヌ様…そんな方たちと一緒になれるとは夢みたいだよ、まあ、まだ確定はしてないけど…じゃあ行こうか」
ヴェル「ええ!」
劉備(あれ、あれはリーダーと…確かオシリス)
劉備(オシリス…確かバステトパーティの一員…バステトといえば総勢50名からなる超大型パーティ…、特にヴィシュヌ、メイメイ、カエデの3大幹部によってより盤石なものとなっている…他にもパールヴァティ、緑ソニア、諸葛亮、ペルセウス、そしてオシリスなどの有力メンバーもいる)
劉備(まあ、俺には関係ない話だが…)
劉備(そういや、セレスさん言ってたな二人は付き合ってるって…あまり興味ないけど…まあいいや、覗きは趣味じゃないし帰るか)スタスタ
メイメイ「…ふふっ」
劉備「??、逃げろー!!」
??「…私のことはいいから、逃げ…て…!」
劉備「??ー!!!!」
劉備「!!…ハァ…ハァ…….…夢か…」
孫権「劉備、どうした?元気ないな」
劉備「いや、少し嫌な夢を見てな…」
孫権「フーン、そっか」
アンドロメダ「そーんけん!いる?」
孫権「リーダー、どうしたんです?」
アンドロメダ「いやー、それがね、申し訳ないっ!ゼローグ∞なんだけど3つのパーティしか潜入を認められないみたい…だから入れなかったよ。」
孫権「…それは仕方ないですね、次頑張りましょう、その3つのパーティは?」
アンドロメダ「えっとねラーパーティとシヴァパーティ、ラクシュミーパーティ、アヌビスパーティあとバステトパーティの5つが選ばれたみたいっ」
劉備(やはり、バステトパーティも…)
メイメイ「ヴィシュヌ、どう?」
ヴィシュヌ「…ああ、メイメイ、今度のゼローグ∞のメンバーなんだが…」
メイメイ「リーダー、カエデと私、それに貴方と、えーとあとひとりは諸葛亮、木ヴァル、オシリス、パールヴァティ、シーフの中から1人選ぶはずだったわね」
カエデ「…確かにその5人は実力はメンバーの中では優秀ね…だけど」
ヴィシュヌ「我々三幹部には到底及ばない…」
カエデ「だからと言って…どうするの?」
メイメイ「我々三幹部と同等、いやそれ以上の実力を持つ男が一人だけいるわ…」
ヴィシュヌ「…ほう、俺以上?誰なんだ、そいつは…?」
メイメイ「…劉備…別名、克己の龍英傑と呼ばれた男…」
ヴィシュヌ「劉備?知らないな」
メイメイ「随分昔の通り名よ…今はどういうわけか爪を隠してるようだけど、彼を久々に見て感じたわ…その実力は今でも本物だと…!」
ヴィシュヌ「そいつは今どのパーティに?」
メイメイ「確か…ヴェルダンディのパーティだったかしらね?」
孫権「劉備!匿ってくれ!」
ガチャ
劉備「…えっ?どういうこ…」
孫権「入るぞ!」
劉備「おい、ちょっと待てって…」
劉備「一体何なんだ…?」
スクルド「失礼します!」
劉備「君は…?」
スクルド「スクルドです!孫権先輩いますか!?」
劉備(なんかありそうだな…)「いや、ここには来てないけど」
スクルド「そ、そうですか…おかしいな、確かにこっちに…」スタスタ
劉備「…んで?これはどういうことだ?孫権?」
孫権「ふぅ、ありがとな…いや、ただの勘違いというかなんというか」
劉備「ったく、浮気とほどほどにしとけよ?」
孫権「ち、違う!決してそんなことは…」
劉備「せっかく出来た彼女なんだから…大事にしてやれよ」
孫権「それはもちろん分かってる!(劉備?少し様子が変だな…)いや、それなんだがなもちろん浮気ではないんだ、ただ同じパーティのメンバーの初目局と少し一緒にいただけなんだ、だがスクは聞く耳を持たなくてな」
劉備「そういうことか、なら今度俺から彼女に事情を伝えておくよ」
孫権「すまん!」
劉備「あんまり彼女を不安にさせるなよ、孫権」
劉備(俺もあの時もっと…)
孫権「劉備?」
ヴェルダンディ「今日はこれで終わりね…ではまた明日修行しましょう」
カノ「リーダー?よかったらこの後遊びませんか…?」
ヴェル「ごめんなさい、この後約束があって」
佐助「じゃあ俺たちも帰ろうか、セレス」
セレス「そうだね、じゃあね二人とも〜」スタスタ
カノ「…劉備さん、じゃあ私達も帰りますね。」
劉備「そうですね、じゃあ…」
ヴィシュヌ「失礼するよ」
劉備「あなたは…ヴィシュヌさん」
ヴィシュヌ「はじめまして…君が劉備…だね」
劉備「はい、そうですが…」
ヴィシュヌ「まわりくどい話はなしだ、劉備…どうだ我がバステトパーティに興味はないか?」
劉備「…!バステトパーティへ、俺が…」
ヴィシュヌ「どうだ、克己の龍英傑よ」
劉備「…!?どこでそれを…!」
ヴィシュヌ「メイメイから聞いたのだよ、君への推薦もメイメイからでね」
劉備(…メイメイ…!)
ヴィシュヌ「君らがどういう関係なのかは知らないが…まあ、そんなことはいいんだ、答えはすぐにでもなくても構わない、それでは失礼するよ」
劉備(…メイメイ…俺のことを覚えていたのか…なるべく目立たない様にしてたんだけどな)
ヴェル「オシリス?どうしたの?あまり元気がない様だけど…?」
オシリス「あぁ…、ゼローグ∞の最終選考に落ちてしまったんだ」
ヴェル「そう…、また次頑張りましょうよ!けど誰がレギュラーメンバーに?」
オシリス「いや、僕らのパーティではなく外部に推薦しているらしいんだ」
ヴェル「!?…あなたや諸葛亮、木ヴァルを凌ぐ実力者が他の所にいるとは思えないけど…」
オシリス「僕も驚いた、僕らバステトパーティのメンバー以外で有名な木属性といったら君ぐらいだと思うが…」
ヴェル「私の所には何も来ていないわ、その噂は嘘なんじゃないかしら?」
ヴェル「みんな、お待たせ、じゃあ今日もダンジョンに潜りましょう」
ヴェル(まさか、うちのパーティから
…?)
カノ「きゃあ!」
劉備「カ、カノさん、しっかり!」
セレス「今回のダンジョン結構辛いね…」
ヴェル「まさかね」
オシリス「ヴェル、聞いて欲しいことがある…」
ヴェル「どうしたの、そんな真剣な顔して…」(まさか、婚約!?…なんてね)
オシリス「…僕と別れて欲しい…!」
ヴェル「……!!?ど、どうしてそんなこと言うの?」
オシリス「やはり、今回メンバーに入れなかったのも修行が足らないせいだと思ったんだ…しっかり修行に励み、なんとしてもレギュラーメンバーに入りたいんだ!」
ヴェル「そんな…」
オシリス「……すまないな、ヴェル、それじゃあ」
ヴェル「まっ、待って!ーーー」
ヴェル「劉備!もっと素早く攻撃なさい!」
劉備「はっ、はい!すっすみません…」
劉備(今日のリーダー、いつにも増して怖ぇ!)
ヴェル「じゃあ、今日の練習はここまで」スタスタ
カノ「今日のリーダー、どうしたんですかね」
劉備「さ、さあ?」
セレス「ヴェル、彼氏に振られたらしいよ…」
劉備(通りで…、しかし1週間前に2人を見たときは仲よさそうだったのになぁ)
劉備「さてと、今日の夜ご飯どうしような…」
劉備(ゼローグ∞まで後20日…!)
メイメイ「久しぶりね…劉備…」
劉備「メ、メイメイ…」
メイメイ「ふふ、ゼローグ∞事件以来よね、私達」
劉備「…」
メイメイ「…あなたの噂を全く聞かないからどうしたのかと思ったけど…全く衰えていないようね、いえあの時よりも更に…」
劉備「…当然だ…ゼローグ∞を今度こそ殺す為には…!」
劉備「…俺は…ゼローグ∞を殺すためだけにあの日から生きてきたんだ…!俺一人で倒さなきゃ駄目なんだ!」
メイメイ「単独潜入するつもりね…けどそんなことしたら…」
劉備「…その後の事はどうでもいい、あいつを殺せさえすればその後はどうなっても構わない…例え刺し違えてもな」
メイメイ「やっぱりね…そういうと思っていたわ…あなたをバステトパーティに推薦したのはね、あなたを一人で無茶させたくなかったからなのよ」
劉備「…そうだろうとは思ったよ、お気遣い感謝する、だけどそれには及ばない…」
メイメイ「…あの子の事、まだ引きずってるのね…けどあれはあなたのせいでは…」
劉備「…じゃあな」ダッ!
メイメイ「劉備!」
メイメイ「あなたがいれば…劉備はもっと…自由だったのかな?…幸せだったのかな?…ねぇ………ハク……またあの頃に戻りたいよ…」
スカーレット「ただいま、戻りました、ゼローグ様…」
ゼローグ∞「任務遂行ご苦労…それで…?今回はどんな奴らが?」
スカーレット「ハッ…この3パーティです…」
ゼローグ∞「これが、今回の討伐パーティとやらか…?」
スカーレット「そうです、ゼローグ様、覚醒ラー、覚醒バステト、覚醒シヴァ、覚醒ラクシュミー、覚醒アヌビス…いずれも一筋縄ではいかない奴らばかりです。」
ゼローグ∞(奴がいない……やはり今回もハズレか…)
スカーレット「ゼローグ様?」
ゼローグ∞「ふふっ、まあいい、7大幹部を召喚しろ!」
スカーレット「ハッ!」
ゼローグ∞「愚かなモンスター共め!今回の討伐でもあらためて己らの無力さを知るといいわ!!!グハハハハハ!」
孫権「なあ、劉備…」
劉備「どうした?」
孫権「昨日、お前とあのメイメイが一緒にいるのを見たんだが…何を話してたんだ?」
劉備「…いや、特には」
孫権(……)
ゼローグ∞討伐まで後10日!
竜王の城
スカーレット「皆さん、よく集まっていただいたわね」
スカーレット「まず…第7幹部ズオー殿、そして第6幹部ノルディス殿、第4幹部堕天使ルシファー殿、第2幹部サツキ殿、そして第1幹部はこの私、スカーレット…」
スカーレット「第5幹部ベルゼブブ殿の姿が見当たりませんね…どうされたのでしょう?」
ファガン「奴なら先にこっちから乗り込むと言って下界に降りていったわい」
スカーレット「全く……」
孫権「じゃあな、劉備、俺はこれからパーティに行ってくる」
劉備「ああ、じゃあな」
孫権「こんにちはー……!!?」
アンドロメダ「…孫権…く…ん…に…げて…」
孫権「リーダー!これは一体…お前は!?」
ベルゼブブ「おや、まだ1人いたのか?俺は竜王ゼローグ∞様の第5幹部ベルゼブブだァ!」
孫権「ベルゼブブ…!よくも仲間を!
虚心坦懐の…」
ベルゼブブ「オラオラ!デモンズヘッド!」ドカァ!
孫権「ぐはぁ!」(は、速い!そ、そして…強い!)
孫権「…ぐっ…」
ベルゼブブ「もう終わりかよ!?じゃあこれで終わらせてやんよ!ヘルズチャージ…!」
孫権「ま…まずい…デカイのが来る!!だが…意識がもう…」ドサァ
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「な、何だテメェは!?」
ズバン!!!
「ギャアアアアアアアア!!!!」
ドサァ
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孫権「…うっ……俺は…?」
孫権「ここは病院…?」
孫権「俺は確か…ベルゼブブに.…」
スクルド「孫権君!」
孫権「スクルド…」
スクルド「良かったよ!ベルゼブブに襲われたって聞いた時は心配で心配で…」
孫権「ありがとう…ところでベルゼブブは?」
スクルド「パズドラ警察に引き取られたよ、警察が駆けつけた時はすでにやられてたんだって」
孫権「あのベルゼブブを…!?一体誰が?」
スクルド「そこまではわかんないや…ベルゼブブに事情聴取しようとしてるみたいだけどベルゼブブも当分目を覚まさないだろうって…」
孫権「………」
ゼローグ∞「……ベルゼブブがやられた!!その時に感じた力……間違いない…!!やはりお前か…!!…………我を生涯唯一負かした男……劉備!!!!!」
劉備「孫権!目を覚ましたみたいだな!」
孫権「劉備、心配かけたな…」
劉備「お前が生きてて良かったよ…」
孫権「とうとうゼローグ∞の幹部が行動を起こしてきた…」
劉備「そうだな、油断できねえな」
孫権「劉備…お前…怖くはないのか…?」
劉備「…いや、それは怖いに決まってるじゃねーか」
孫権「…そうか」(気のせいか…?むしろ喜んでいるように見えた…)
ベルゼブブ襲撃は世界に震撼を与えた、いつゼローグ∞が攻めてくるかもわからない恐怖が襲った…そして想像以上にゼローグ∞の戦力が大きいことにより5つのパーティ以外にも有力パーティ、有力な神が招集された
ヴェル「ベルゼブブの襲撃によってランク500以下のパーティは避難命令が出たわ…、ゼローグ∞討伐が終わるまでしばらくパーティで集まるのは中止ね…」
セレス「ホンマ恐ろしいなぁ…」
佐助「それじゃあ今日でいったん最後ってことか」
カノ「少し寂しいですね…」
ヴェル「それじゃあ、今日はこれで解散ね…」
ヴェル「劉備…?少しいいかしら?」
劉備「あっ…はい」
ヴェル「…ごめんなさいね、今まであなたには特に辛く当たってしまって…」
劉備「…いえ、そんなことは…それにそんな最後みたいな言い方…」
ヴェル「…あなたには言っておくわ…今回私達時女神もゼローグ∞討伐に向かうことになったの…」
劉備「そ、そんな…」
ヴェル「もし、私が死んだら…あの子達のことお願い出来る?」
劉備「…そんな、死ぬなんて…」
ヴェル「劉備!!これはパーティの真剣な話よ!」
劉備「……分かりました」
ヴェル「…よし、じゃあ頼んだわよ!」
劉備「リーダー…」
ヴェル「ほら、そんな顔しないで…じゃあね劉備…!」
劉備(死なせやしねぇよ…俺が全部ケリをつける…)
ゼローグ∞討伐まで後1日!!!
ヴィシュヌ「結局劉備は来なかったか…」
カエデ「仕方ないわね…オシリスを連れて行きますか?」
メイメイ「…ええ」
メイメイ(…劉備…)
スクルド「…孫権君、そんな顔しないで!」
孫権「俺も連れて行ってくれ!スクルド、お前だけを行かせるわけには…」
スクルド「大丈夫だよ、孫権君は早く怪我を治してね…ヴェル姉に今回はウルド姉さんまでいるんだから…絶対生きて帰ってくるよ!」
孫権「…絶対だぞ」スタスタ
スクルド「ねえ、ヴェル姉…少しだけ弱音吐いていいかな…」
ヴェル「スクルド…」
スクルド「私…怖いよ…行きたくないよ…死にたくないよ…」
ラー「準備はいいかな、カーリー姉妹、そしてイシスよ」
光カーリー「バッチリよ」
闇カーリー「ゼローグ∞…果たしてどれほどのものか…」
イシス「………」
竜王の城
スカーレット「では、皆さんこのような配置でお願いしますね」
サツキ「しっかし、あのベルゼブブがやられちゃうとはね〜」
ルシファー「まあ、我々だけで充分だろう、恐らくゼローグ∞様の出番はない…」
スカーレット「ふふっ、頼もしいですね…」
劉備「………」
そして…ゼローグ∞襲来当日!!!!!
オシリス「身に余る光栄です!まさか私がパーティに…」
カエデ「まあ、頑張りなさい」
ヴィシュヌ「さて、俺たちはどこに行くことになってる?」
メイメイ「第7幹部ズオーのところらしいわ…」
バステト「みんな集まったかニャ?」
ヴィシュヌ「来たか…リーダー」
ウルド「ヴェル、スクルド、行くぞ!我々は和換士と合流し第4幹部堕天使ルシファーを討つ!」
ヴェル「ええ、ウルド姉さん」
スクルド「…うん」
シヴァ「俺たちはラー達と一緒に第6幹部ノルディスを討つ…か」
曹操「思っていたより張り合いがないな…第6幹部ごときに2チームで行くとは」
シヴァ「それほど相手が強いってことだろ、油断すんなよ!」
スカーレット「さて、では行きましょうか、皆さん」
堕天使ルシファー「さてと、雑魚共を蹴散らしに行くか…」
ノルディス「好敵手に出会えればよいがな」
サツキ「ハハ〜、まあ行ってくるよ、スカーレットちゃん」
スカーレット「では、私も行きましょうか…」
ヴィシュヌ「さてと、さっそくお出ましか…第7幹部ズオーだな…」
ズオー「ゲヘヘ、ハヤクハジメヨウゼ」
オシリス(これが幹部…なんておぞましい力だ…震えが止まらない…)
ズオー「グハハ、サア…エッ…?」
スパン!
ヴィシュヌ「さて、次に行こうか…」
オシリス「……!!」(これが…ヴィシュヌ様の力!)
ヴィシュヌ「幹部の中でも今のは最弱の奴だ、油断するな!」
ラー「サンバーストナックル!」
ノルディス「グアァ!!!」
シヴァ「ふう、やっと倒せたか…」
ラー「幹部といえ第6席、実力はそこまでではないか…」
火ヴァル「キャアアアアアア……」ドサァ
シヴァ「ヴァルキリー!!どうした!?」
スカーレット「ふふふ」
シヴァ「スカーレット、お前…!」
ラー「まさかお前のパーティの中に裏切り者がいたとはな…」
スカーレット「初めまして…私は第1幹部スカーレットといいます」
シヴァ「第1幹部の情報はいままでなかった…まさかスカーレット、お前とは」
スカーレット「さあ、はじめましょう…」
ウルド「ハア…ハア…」
ヴェル「つ、強い…!」
ツバキ「うおおー、紅陽!」
ルシファー「ふっ、イビルノヴァ!」
ツバキ「そ、そんな…私の紅陽が…」
スミレ「これが…第4幹部堕天使ルシファー…、カエデ姉さんがいれば…」
ルシファー「さて、これで終わりかな…」
避難所
孫権「劉備、どこ行くんだ?外は危険だぞ」
劉備「ああ、少しトイレに行ってくる」
劉備「じゃあな…孫権」
孫権「?」
スカーレット「な、なかなかやりますね…ではこの子を召喚しましょう…」
シヴァ「来るぞ!」
ラー「くっ…!」
サツキ「さて、私はズオーの様には行かないよ〜」
ヴィシュヌ「抜かせ…行くぞ!」
メイメイ(…サツキ…こいつからはズオーよりも数倍禍々しいオーラを感じる…)「ヴィシュヌ!気をつけて!」
オシリス「…」
ルシファー「全員、気を失った様だな」
ヴェル「……」
スクルド「………うっ…」
ルシファー「どれ止めを刺してやろうか!イビルノ…!」
劉備「久しぶりだな、第4幹部ルシファー」
ルシファー「お前は…?」
劉備「まあ、知らないだろうな…」
ルシファー「まあいい、どのみちここへ来たからには…」
ズバァ!!!
ルシファー「な…に…!?」ドサァ
劉備「じゃあな」
ルシファー「くっ、や…止めてくれ…」
ズバァ!
ゼローグ∞「サツキ!スカーレット
!一旦退却しろ!」
サツキ「え〜今いいとこなのに…」
ヴィシュヌ「ハア…ハア…」
カエデ「くっ…!」
メイメイ(誰と話してるのかしら…)
スカーレット「はい、ゼローグ様…」ダッ!
シヴァ「待ちやがれ!」
ラー「まあ、待てシヴァ、負傷者の手当が先だ」
ラー「立てるか?闇カーリー」
闇カーリー「ラー…申し訳ない」
シヴァ「くっ、大丈夫か!ヴァルキリー!」
スカーレット「残ってるのは、我々二人ですか…」
サツキ「なっさけないね〜けどルシファーまでやられるなんて意外だな〜」
ゼローグ∞「最強三大幹部のお前らなら残って当然だ…それにルシファーは仕方なかったといえる」
スカーレット「三大幹部…懐かしい響きです…」
サツキ「…ハク…」
ゼローグ∞「フフ、お前達に朗報があってここに呼んだのだ」
スカーレット「それは…?」
ゼローグ∞「第3幹部…ハクをたぶらかし我々を裏切らせた男…劉備がここまで来ている」
スカーレット「!!」
サツキ「!!」
ヴェル「……うっ…」
スクルド「ヴェル姉!」
ヴェル「スクルド!みんな!」
ヴェル「ルシファーは…倒れてる…、すいません、私はお役に立てず」
ウルド「いや、私達も全員気を失っていた…」
ヴェル「じゃあ、どうやって」
スクルド「私ね…薄れてく意識の中で見ちゃったの…ヴェル姉のパーティの一人の…劉備さんがルシファーをあっと言う間に倒すのを…」
ヴェル「劉備…!!?」
劉備「この近くにゼローグ∞の気配を感じる…もうそろそろだ…」
サツキ「ダァァー!!」
劉備「!…」スッ
ギィン!
サツキ「ウワァ!」
劉備「あんたは…確か…」
スカーレット「ローズ…フレア!」
劉備「……」ブン!
ジュワァ
スカーレット「そんな、私のローズフレアが…」
劉備「最高幹部2人が揃って何のようだ?」
サツキ「あんたを…殺す!」
劉備「…そうか、それは奇遇だな……俺も…お前らを殺したくてたまらねぇ…」
サツキ スカーレット ゾクッ!!
スカーレット「だ…黙れ…!貴様は…ハクを垂らしこみ、我々を裏切らせた!」
劉備「…お前らが…そう思うのか…?」
サツキ「そうだ…貴様さえいなければ、ハクは…死なずに済んだのだ!」
劉備「黙れよ…」
ズバァン‼︎
サツキ スカーレット「………」
劉備「峰打ちだ、殺しはしねぇよ…」
スカーレット「……ハク……!」ドサァ
ゼローグ∞「スカーレットとサツキが一瞬とはな…面白い…」
劉備「俺から…全てを奪った…ゼローグ∞…お前は…」
劉備「絶対に俺が殺す!!!!!」
俺は昔、両親を…そして…
最愛の人を失ってしまった…
俺には両親はいない、いや居るにはいたんだが、ゼローグ∞という化物の集団が街を襲ってきた時に、殺されてしまった。
俺は路頭をさまよった。当然だ、貧乏な国でまだ7歳もいかない子供が一人になったんだ
劉備「…何か…食べ物を…」
市民「すまんが、うちもギリギリなんだ、他所を当たってくれ」
劉備「…ははっ、…ここもダメか…もうダメ…だな」ドサァ
ドコォ!!!「ギャア!」「グワァ!」
サツキ「今日も大量大量〜!」
スカーレット「これでゼローグ様もお喜びになるわね、ハク」
ハク「…うん」
サツキ「あっー、もうハクったら可愛い〜」ダキッ
ハク「…離して」ドカァ!
サツキ「グフゥ!ハクったら冷たい…」
サツキ「じゃあ私帰るねー」
スカーレット「それじゃ、私もバイビー、ハク〜」
ハク「…さて私も帰ろっかな……」
劉備「……ハァ…ハァ……」
ハク「……子供…!?」スタスタ
劉備「……うっ…」
ハク「…立てる?」
劉備「……あんたは…?」
ハク「私のうちに…おいで」
劉備「ご馳走…!いいのか?」
ハク「…もちろん」
劉備「…すまねぇ…俺と同じ子供に助けて貰えるなんて…」
ハク「…誰が…子供ですって…」ピキピキ
劉備「ご、ごめんなさい…」
ハク「分かればよろしい…」ナデナデ
劉備「なっ…!」カァー
ハク「もしかして…照れてる…?」ニヤ
劉備「だ、誰が…!!俺はお前みたいな子供に撫でられても…あっ…」
ハク「…………」
劉備「けど、どうして俺を助けてくれたんだ?…他の奴らはみんな見て見ぬフリする奴らばかりだったのに…」
ハク「……あなたは…私に似ていた…」
劉備「…えっ?」
ハク「私も昔、路頭をさまよっているところを…ファガン様に助けて頂いた」
劉備「ファガン…」
ハク「同じような子が私の他に、メイメイ、レイラン、カリンの3人がいる」
劉備「そっか…理由はどうあれ助けて貰ったんだ…この恩は絶対返す?」
ハク「…そう、なら闇の宝玉が3つ欲しいな」
劉備「ほ、ほう…ぎょく…」
ハク「…冗談」
それから俺はハクの家に住まわしてもらうことになった。
ハク「劉備…今日は遅くなる」
劉備「…仕事か?あんま無理すんなよ?」
ハク「…じゃあ」
劉備「…俺もいつまでもここで世話になる訳にはいかないな…」
スカーレット「今日はこのモンスターの暗殺があなたの任務らしいわ、ハク」
ハク「…分かった」
風魔小太郎「グアァー!」
ハク「…」
ハクの家に世話になってからしばらく経つとたまにハクが話していた、レイラン、メイメイ、カリンの3人も遊びに来た。
カリン「よし、劉備!勝負だ!」
劉備「いや、今日は遠慮しとくよ」
カリン「ぬっ、なんかお前ハクに似てきたなぁ…いいから行くぞ!」
劉備「うっ、分かったよ…」
メイメイ「全くあの子たちったら、ねえハク…?」
ハク「………」ムスッ
メイメイ「…ハク、もしかして…妬いてる?」
ハク「!!…そ、そんなわけ…」
劉備「ハクも遊んでくれよー!」
ハク「……うん!」パァァ
メイメイ「わかりやすい子ね…」
ハク(ゼローグ様…から任務…)
ハク「劉備、私はちょっと仕事に行ってくる…」
劉備「じゃあ、今日の夜は俺が作っといてやるよ!」
ハク 「ありがとう…」ナデナデ
劉備「へへっ…」カァー
住民「ウワァー」「きゃあー」「助けてー」
スカーレット「今日も大量ねぇ」
ハク「……う、うん…」
スカーレット(ハク?)
ハク「…じゃあ、私はこれで」スタスタ
スカーレット「……」
サツキ「ねぇ、スカーレット…最近ハクの様子おかしくない?」
スカーレット「えぇ」
ハク(劉備にだけは…こんな姿見られてはダメ…)
ハク「ただいま…」
劉備「あっ、早かったな、ハク!もうそろそろで出来るぞ」
ハク「ありがとう…劉備…美味しそう」
劉備「へへ、いろんな本で調べたからな!」
ハク「ねぇ…劉備…ゼローグ∞集団について…どう思う?」
劉備「…どうしてそんなこと?」
ハク「…教えて」
劉備「…記憶にはあまりないけど…両親はゼローグ∞一味にやられたって話を聞いたことがある、許せねぇ奴らだ…」
ハク「…!!」
劉備「けど…急にどうしたんだ?」
ハク「…特には」
ハク(…劉備の両親を殺したのは…私達…)
劉備「おれもいよいよパーティに入隊か…なんかあっという間だったな…」
ハク「…入隊おめでとう劉備、ねぇ劉備…今日は大事な話があるの」(今日こそ言おう…例え劉備を失うことになっても…このままじゃ…いられないよ…)
劉備「!…ハク、実は俺もハクに話が…」
ハク「劉備の話って…何?」
劉備「ああ、大分ここから遠いパーティに入ったから、しばらくはこの家とはお別れなんだ」
ハク「…うん」
劉備「…それで、これを受け取って欲しいんだ」
ハク「これって…闇の宝玉!?」
劉備「ハク!俺がもう一度この家に帰ってきた時…俺と…結婚してくれ!!」
ハク「…!嬉…しい…劉備…ありがとう…!!私も劉備のことが…好きだった…!」
劉備「…ありがとう!約束だぜ!じゃあ行ってくる!」ダッ
ハク(嬉しい…けど…言えなかった…真実を)
ハク(劉備を騙したままでいたくない…けど、それで劉備を失うのは…もっと嫌だよ…)
劉備「今日からお世話になります!劉備です!」
クーフーリン「ほう、やる気に満ち溢れているな…」
ゼローグ∞「今日限りで組織から抜けたいだと!?」
ハク「…申し訳ありません…ゼローグ様…ですが私は…」
ゼローグ∞「…ならん!!!お前は自分の立場が分かっているのか!!?」
スカーレット「…ハク、どうしてそんなことを…!?」
ハク「……」
ゼローグ∞「……ハク、お前が確か孤児を引き取ったあたりからか…様子がおかしいとは思っていたのだが…さてはその小僧が原因…か!?」
ハク「!!!違います、劉備は何も…」
ゼローグ∞「ほう、劉備というのか…、まあいい、では最後の任務を言い渡そう!これを遂行すれば、今日限りで組織離脱を認めようか」
ハク「!…やらせでいただきます」
クーフーリン「ほう、筋がいいな…」
劉備「ありがとうございます…!」
アースドラゴン「クーフーリン様!街でゼローグ∞の手先の者が…!」
クーフーリン「何!?急いで駆けつけるぞ!」
ハク「西方七星陣!」
ドゴォ!「逃げろー!」「後少しで増援が来るぞ!」
ハク(これで最後…なんだ)
クーフーリン「覚悟せぃ!蛮族どもめ!」
ハク「……!!…劉…備…!?」
劉備「ハク!?こんなとこで何してんだ!早く逃げろ!」
ハク「っ………」
クーフーリン「何を言っている!此奴こそが今回の騒動の元凶ではないか」
劉備「…!?そんなバカな!ハクがそんなことをするわけ…」
ハク「…劉…備、黙っててごめんなさい…実は私はゼローグ∞様の部下…だったの」
劉備「嘘だ!!」
ハク「…!!」ダッ
クーフーリン「逃げたぞ!追えー!」
劉備「ハ…ク…」
ハク「なぜ!!なぜ劉備と引き合わせた!?ゼローグ様!!」
ゼローグ∞「あの小僧のせいでお前は自分を見失っていた。ならばいっそ奴に嫌われて失ってしまえばいい…どうだ?もう組織を抜けるなんて愚かな考えは消えたか?」
ハク「…貴様ー!!」
スカーレット「ハク!ゼローグ様になんてことを!落ち着きなさい!」
ハク「くっ!」ダッ
スカーレット「ゼローグ様…いくら何でも…残酷すぎるのでは」
ハク「渡さん…ハクは私の…娘のような存在だ!!」
ハク「…劉備、家に戻ってきたんだね?」
劉備「…ハク…」
ハク「劉備…騙しててごめんなさい…けど…私はもうゼローグとは」
劉備「もう、いい…」
ハク「…えっ…」
劉備「お前は…俺の故郷を俺の両親を…殺した奴の一員だ…殺したいぐらい憎い…だが今まで世話になった分命は見逃してやる…」
ハク「…劉…備」
劉備「じゃあな…もう二度と帰ってはこねぇよ…」
ハク「…待って…劉備…」
劉備(何でだよ…何でお前が…よりによってゼローグの手下なんだよ…!)
堕天使ルシファー「ゼローグ様!ハクから連絡が…もう我々の元には戻らないっ…と」
ゼローグ∞「…ワシの大切なハク…全て奴…劉備とかいう小僧の仕業じゃ…ワシ直々にやつを始末してこよう!!」
クーフーリン「…パーティを抜ける…だと」
劉備「すいません…」
クーフーリン「何が…あった…」
劉備「………」
劉備(俺は今までハクに褒めてもらうため…認めてもらうためだけに…過ごしてきた…だが…もう…)
ゼローグ∞「劉備…だな?」
劉備「お前は…なぜ俺を知って?」
ゼローグ∞「やはりか…」
ザシュ!!!
劉備「グワァァァァァァア!!」
ハク(ゼローグの気配!なぜこの下界に…まさか…)
劉備「テメェはもしや…ゼローグ∞…!?」
ゼローグ∞「ほう…俺を知ってたか?」
劉備「当たり前だ…テメェは両親と故郷の仇なんだからな…返り討ちにしてやる!!」
ハク「ハァ…ハァ…」ダッダッ
ハク「ゼローグ…もしや…劉備を殺して私を連れ戻そうと…」
ハク「急がないと…!!」
劉備「ゲホォ!……う…」(なんだ!?こいつの力は…全く歯がたたねぇ…)
ゼローグ∞「フフフ…話にならんな…こいつで終わりにしてやろう!ライジング…」
劉備(……ここまでか……)
ゼローグ∞「ダーク!!!!!」
ピカァ!!!!!!!!
ハク「劉備!!!!」ピカァ!!!ゴロゴロ!!!
バキバキメキメキ…ピシャアン!!!!!!!!
ゼローグ∞「死んだか?………!!!?」
劉備「……生き…て…る?」
劉備「……!!!!」
劉備「ハ………ク…?」
劉備「ハク!!!!!!」
ハク「……りゅ…び……よか…た……いき…て…た」
劉備 (まさか…俺を助けるために…!?)「ボロボロじゃねーか!早く治さねぇと!!」
ハク「うう…ん…もう…い…いの」
劉備「!!??」
ハク「この…技……を受け…たら……助…から…ない…そ…よね…ゼロー…グ」
ゼローグ「ハク…なぜお前が…!?」
ハク(劉備早く逃げて……私がゼローグの気を引いて…時間を稼ぐ)
劉備「……ウオォ…」
ハク(劉備…?)
劉備「ウオォオオオオオオ!!!!!」
ゼローグ∞「…!?なんだこの気配は…!」
劉備「ウオラァ!!」ズバァ!
ゼローグ∞「グハァ!!」
ゼローグ∞「この…ゼロ…」
劉備「オラァ!」ヒュン!
スパァ!!!!!
ゼローグ「ギャアアアアアアアア!!!!!」
ゼローグ∞「……この…俺が…全く…敵わん…だと…」ドサァ
劉備「…死んだか…」
劉備「ハク…」スタスタ
ハク「……ごめ…んなさ…い、私は…ゼローグの部下…だった」
劉備「……」
ハク「たくさん…人…殺した…もしか…したら、あなたの…親を殺したのは…私かも…しれない…」
劉備「…いいから静かにしていてくれ…傷が開く…」
ハク「劉備…あなたに出会えて幸せだった…あの時から本当に救われたのは私かもしれない…」
劉備「何を…言って…」
ハク「いつも暗闇を…生きてきた私にとって…あなたとの生活は…唯一の光だった…」
ハク「ねぇ、劉備…死ぬ前に一つだけ聞いていい?」
劉備「…何だ…?」ポタ…ポタ
ハク「こんな私でも…愛してくれる?」
劉備「…当たり前だ!!!」ギュ…
ハク「…嬉しい…大好きだよ…劉備…愛して…る…」
ハク「…………」
劉備「ハク…ハク!」
劉備「ハク!!!……アアアアアアァァァァァアアアァァァアアァァァアアアアアアアアアアア!!!!!!!」
サツキ「ゼローグ様!」
スカーレット「まだかすかに生きてらっしゃる!運べ!」
ゼローグ∞「……くっ……」
サツキ「ゼローグ様!お目覚めに!」
ゼローグ∞「サツキ…スカーレット…」
ゼローグ∞「……ハクが…死んだ…」
サツキ「えっ……」
スカーレット「ご冗談…ですよね…」
ゼローグ∞「……」
サツキ「……嘘だ!ハクが…ハクが!!!ウワアアアアアァァァ!!!」
スカーレット「サツキ!落ち着いて!!」
竜王の城
ゼローグ∞「第3幹部…ハクは…この世を去った…」
スカーレット「……」
堕天使ルシファ「と、いうことは…私が第3幹部へ繰り上げという形に?」
サツキ「ルシファー!!貴様!!」
ゼローグ∞「サツキ!落ち着け…ルシファー貴様も口を慎め!」
ルシファー「申し訳ありません…」
ゼローグ∞「また、計画の練り直しか…」
劉備「メイメイ、お前にだけでも話しておきたい…ハクが…死んだ理由は…事故なんかじゃなく」
メイメイ「…知ってるわ…ゼローグ∞に殺されたって…そしてハクがゼローグ∞組織の一員だったことも」
劉備「!?」
メイメイ「ハクの名誉のためにも言わせて貰うわ…ハクがゼローグの部下になったのは…私達の育ての親…ファガン様の実の一人娘サクヤ様が人質に取られてしまったからよ…」
劉備「………」
メイメイ「ゼローグはサクヤ様を誘拐し私達に条件を突き出した…それはハクがゼローグの配下になることだと…そして充分な功績を残せばサクヤ様を解放すると…」
劉備「!!…そう…だったのか…」
メイメイ「劉備…これからどうするの…?良かったら私と一緒のパーティに入らない?バステトパーティはまだ発展途上だけどとてもいいパーティよ」
劉備「すまん、俺は…自分でパーティを見つけるよ…しばらく一人でいたいんだ」
メイメイ「劉備…」
パズドラ新聞
速報!!ゼローグ∞襲撃!!ここ数ヶ月は音沙汰がなかったが…
そして現在に戻る…
劉備「ゼローグ∞…いるんだろう…出てこいよ」
ズオオォオオオオ!!
ゼローグ∞「やはり部下たちでは相手にもならんかったか…いいだろう!俺が直接お前を殺してやる!」
劉備「それは…こっちのセリフだよ!!」
ラー「何だと!ではゼローグ∞に単独で乗り込んだというのか!?」
メイメイ「ええ、間違いなく…」
ヴィシュヌ「では、急いだ方がいいな、俺たちも加勢しに!」
ヴェルダンディ「劉備…」
ゼローグ「ハアハア…やるな…では俺も本気をだすとするか…」
劉備「!?」
ゼローグ「究極進化!」
ゴオンゴオン…ジュワァァァア!
ゼローグ「ククク…ツヅケルゾ」
劉備「雰囲気が…変わった!?」
避難所
孫権「劉備のやつ、あれっきり戻ってこないな…」
ファガン「おそらく…彼は…ゼローグ∞の元へ行っている」
孫権「あなたは…黄龍のファガン!?」
劉備「…クソ…ここまで強ぇとはな…!」
ゼローグ∞「ククク…モウオワリカ?」
ゼローグ∞「ナラバイクゾ!カオスボルト!」
ヴィシュヌ「木の目覚め!」
ズバァ!
ゼローグ∞「グッ…増援…カ」
ヴェルダンディ「大丈夫!?劉備」
劉備「リーダー…」
メイメイ「傷だらけよ…一旦下がって、劉備君!」
劉備「メイメイ…」
ゼローグ∞「ザコどもガ…ダークパルス!」
ヴィシュヌ「辺りが真っ暗に…!?」
ヒュン!
ヴェルダンディ「きゃあ!」
メイメイ「アァ!」
劉備「仲間に手を出すんじゃねぇよ…ゼローグ∞!!!!!」ズバァ!
ゼローグ∞「ギャアァ!」
劉備「さてと…これで終わりにするか…捲土重来の引導!!!
ゼローグ「ギャアァアァアァアァ!!!!」
劉備「ハァハァ…これで終わった…」ドサァ
メイメイ「劉備君!しっかりして!」
ヴェルダンディ「よくやったわ!劉備!」
スクルド「劉備さん、すごいです!」
ラー「これが一人のモンスターの力なのか…?」
ゼローグ∞「ククク…逃すと思うか?」
ヴィシュヌ「ゼローグ「!まだ生きて…」
ゼローグ∞「俺は…不滅だ…必ずお前たちを…」
ソニアグラン「静まれ…ゼローグ∞よ…」
ゼローグ∞「!?お前は…ソニアグラン!何故だ?お前は何十年も前に俺が封印をしたはずだ…!」
ソニアグラン「お前の力が弱まったのでな…封印を解くことが出来たのじゃ」
ゼローグ∞「ふっ、お前にまで出てこられちゃ、俺はもうどうしようもない…か」
ゼローグ∞「それも全て劉備…俺を追い詰めたお前の手柄というわけ…か」
ゼローグ∞「俺の完敗だ!」
ゼローグ∞「俺は今から消滅する…
劉備!俺を倒した褒美だ、後でしっかり噛みしめておけ!」
ゼローグ∞「グランよ…俺のエネルギーがあれば今から言うことは出来るか?」
グラン「珍しいの…言うてみぃ…」
ザクッ!!
ヴィシュヌ「自分の腹を自分で!?」
ゼローグ∞「……グワァァァァァァア!」
ジュワァァァァァァア!!!!!
メイメイ「ゼローグ∞が…消滅した…」
避難所
孫権「ゼローグ∞のとこに劉備が行っている…どういうことですか?」
ファガン「……長い話になるが…」
フワァ!!!
ハク「……ここは…」
ファガン「!!!?…ハ…ハ…ハク!!」
孫権「!?」
ハク「ファガン様…?何故私は…生きているのですか…?」
ファガン(わしのことを知っているのか!?やはり本物のハク!?)
ハク「ファガン様…劉備は?劉備はどこにいるんですか…!!?」
メイメイ「ソニアグラン様…先程ゼローグ∞とどのような契約を」
ソニアグラン「…ワシの転生術のことは知っておるな?」
メイメイ「ハイ…ただそれには想像できないような莫大なるエネルギーが必要だとも聞いています」
ソニアグラン「ゼローグ∞は…自分のエネルギーを使い、ある者を生き返らせて欲しいとワシに言ってきた……名は確か…ハクといったな…」
メイメイ「!!?……ハク!」
サツキ「お、おい…今の話…本当か?」
ラー「貴様、第2幹部サツキ!」
ソニアグラン「ああ、手応えからして間違いなく成功したわい」
サツキ「…やったー!ハクが…ハクが生き返ったー!!!」
スカーレット「……ハク…!!」
シヴァ「ハク…確かあの白虎の…」
メイメイ「劉備!聞いた!?ハクが…ハクが…蘇ったって…!!」
劉備「…グゥ……グゥ…」
メイメイ「眠ってる…」
ヴィシュヌ「相当無茶をしたんだろう…そのままにしておけ」
避難所
ファガン「そういうことだったか…」
メイメイ「はい、まさかファガン様のところにハクがいるとは…では切りますね」ガチャン
ハク「メイメイ…!」
メイメイ「ハク…!」
ハク「…メイメイ…劉備は…!?」
メイメイ「…もう、少しは私との再会も嬉しがって欲しいな…劉備なら、今病院よ」
ハク「ありがとう…」ダッ!
ヴィシュヌ「…いいのか…?ここ数日見ててわかった…お前も本当は劉備のことが…」
メイメイ「さあ?何のことかしら?」
孫権「…全く無茶しすぎだ、劉備!」
劉備「す、すまん…」
孫権「全く、命あったから良かったものの…」
劉備「ハハッ…」
孫権「…だが劉備…お前、これからどうする?」
劉備「…ゼローグ∞を倒す目的は…果たした…、今は特に何も考えていない…またブラブラした生活にもどるのもいいかもな…」
孫権「そっか…、じゃあ俺は帰るぞ」スタスタ
劉備「目的は果たした…だが…全くモヤモヤした気持ちは晴れないな…復讐を果たしても…それで幸せになれる訳もないが…」
ガチャン!!!!!
劉備(孫権か?忘れ物でもしたのか?)
ハク「………劉備…!!!」
劉備「……………」
劉備「……いけね…幻聴かもな…もう一回寝るか…」パタン
ハク「……起きろ…」ペシィ
劉備「………えっ、…えっ…えっ…はぁぁぁあ!!?ハ…ハ…ハク!!!!??」
劉備「俺が眠ってる間に…そんなことが…」
ハク「…うん、劉備…まさか私のいない間に彼女とか…」
劉備「い、いや、そんなのできなかったから…」
ハク「…できなかった…?まさか、作る気でいたの…?」ゴォォ
劉備「だぁー、違う!」
ハク「フフ…冗談…でも良かった…劉備…」
ハク「ファガン様からゼローグと戦っていると聞いたときは心配で…」
劉備「……」
ハク「でもあなたは…倒してくれた…私のために…一生懸命になって」
ハク「……会いたかった…劉備…」
劉備「…ハク…」
ハク「…こんな私でよかったら…結婚…してくれる?劉備…」
劉備「…もちろんだ!」
数日後
ヴェルダンディ「さて、劉備〜、どうして単独潜入なんてしたのかなぁ〜?」
劉備「…はい…申し訳ありません」
ヴェルダンディ「ヴェルダンディパーティ憲法第2条、ダンジョンに単独で乗り込むことなかれ…これを破ったからには恐ろしい罰が待ってるわよ…」
劉備「…はい…」
カノ「それより、劉備さんご結婚おめでとうございます!」
セレス「そうやな…今日は劉備の結婚祝いといこかー」
ヴェルダンディ「ちょっと待ちなさい、あなた達!」
孫権「いや、まさか急に結婚なんていう時はビックリしたぞ」
スクルド「そうだね〜」
サクヤ「お父様…ずっと泣いてらっしゃいますね…」
メイメイ「まぁ…自分の娘が数日前に生き返って、その後すぐ結婚…理解が追いついていけないのでしょう…」
ハク「ヴェルダンディさん…劉備のことを今までありがとうございます…これからもお願いします…」
ヴェルダンディ「いえ、こちらこそ」
イシス「それでは、新郎新婦の入場です!」
カリン「おめでとう!二人とも〜」
シヴァ「仲良くするんだぞ!」
セレス「おめでとうなぁー!」
ハク「ねぇ、劉備…」
劉備「どうした?」
ハク「…あなたに出会えてよかった…!」
チュ
一同「「「「オオー!!」」」」
続編を見たいという方は応援コメントお願いします!
修羅場キボンヌ
コメントありがとうございます。続編ではそういう部分も書いていこうと思います。