シンジ「ん、性格診断?」
シンジ「ん、ネルフからメールがきてる。なんだろ。」
シンジ「なんだこれ?"ねるふメルマガ"?こんなサービスあったのか。」
シンジ「今週の特集は…」
シンジ「ん、性格診断?」ポチッ
シンジ「当てはまるところにチエックか。ポチッポチッ
あなたはとても繊細で、いつも他人の事を一番に考えてしまう性格です。
シンジ「確かに合ってるかも。すごいやこのサイト。」
シンジ「他人の性格予想?こんなのもあるのか。」ポチッ
シンジ「周りの人の性格をあなたが感じているようにチェックしてみましょうか。アスカをやってみよう。」ポチッポチッ
その方は、ツンデレの可用性があります。気持ちを素直に伝えられず、好きな人に対してキツく当たってしまう事があります。キツい言動は実は逆の意味なのかもしれません。
シンジ「ア、アスカ…。//そうなのかな。」
シンジ「じゃあ逆の意味なのか全部。」
ーーーーー
ーーー
ーー
アスカ「ただいまー。」
シンジ「おかえり。」
アスカ「何してんの?」
シンジ「宿題。」
アスカ「ふーん。」ドレドレ
アスカ「これ間違えてんじゃないの。」
アスカ「あんたバカァ?」
シンジ「(逆の意味だったなそういえば。)」
シンジ「ありがとう。」
アスカ「は?」
シンジ「ありがとうアスカ。」
アスカ「バカにされて、感謝って、あんた本当にキモいわね。」
シンジ「ありがとう。そんなに褒めないでよ。//」
アスカ「本当にキモいわ。部屋行くから。絶対入ってこないでよね。キモいんだから。」
シンジ「ありがとうアスカ。あとでね。」
アスカ「はぁ?あとでってなによ?」
シンジ「だって今、絶対入っ…。」
アスカ「あーもういい。キモいわホント。じゃあ。」バタンッ
ーー
シンジ「よーし終わった。」
シンジ「よし行こう。(入るなって言ってたから。)」
シンジ「アスカー。入るよ。」
アスカ「はぁ?だから入るな!キモシンジ!」
シンジ「ありがとうアスカ。遠慮なく失礼するよ。」ザッ
アスカ「!?」
アスカ「本当にキモいから入ってくるなってーの!」イラッ
シンジ「ありがとうアスカ。//」ニコッ
アスカ「くんなっていってんだろうがっー!」トビゲリサクレツ
シンジ「うっ!」
アスカ「はぁはぁ。キモシンジ。」
シンジ「ありがとうアスカ。そんなに僕の事を…。」
アスカ「!?」
アスカ「うぉりゃ!」タマゲリサクレツ
シンジ「うっっ!!」サスガニイタイ ケド...
シンジ「さ、さ、さ、さ、さ」ピクピク
アスカ「そうよ、あたしは"最低"よ!だからここから出て行った方が身の為よ!」フンッ
シンジ「さ、さ、最高だよ。アスカ。」ニッコ-
アスカ「!?(ま、まじでキモい!これはヤバい!に、逃げなきゃ!)」
シンジ「ア、アスカもってやってくれないかな?」ニコニコ
アスカ「あ、あたしちょっと出掛けるから。じ、じゃあ。」
シュッバタン
シンジ「アスカがあんなに僕の事を思っているなんて。」
シンジ「(アスカはツンデレだから好き嫌いとかは全て逆なんだ。アスカは…。)」ニヤニヤ
ーーー
シンジ「あ、アスカ帰って来てたんだ。」
アスカ「ふんっ。」バタンッ
シンジ「アスカ。あんなに露骨に僕に好意を表すなんて。」
ミサト「たっだいま〜。」
アスカ「」バタバタ
アスカ「ミサト、ちょっと来て。グイッ
ミサト「急になによ。アスカ。」
ーー
ミサト「それ本当?何よそれ。シンちゃん急にどうしちゃったの?」
アスカ「知らないわよ。急にバカとかキモいとか罵倒を喜びだしたの。」
ミサト「ま、まさか。」
アスカ「じゃあ、ミサトも試しに言ってみてよ。」
ミサト「わ、分かったわ。ほ、本当に言っても喜ぶのよね?」
アスカ「当たり前よ。さっきなんか蹴り入れてやっても喜んでたぐらいよ。」
ミサト「マジ?分かった。言ってみる。」
ーー
ミサト「いただきまーす。」
アスカ「いただきます…。」
シンジ「いただきまーす。」
アスカ(ちゃんと言うのよミサト!)
ミサト(分かってるわよ。)
ミサト「シンちゃん。」
シンジ「はい。なんですか?」モグモグ
ミサト「今日シンちゃん、髪型変じゃなぁーい?」
シンジ「あ、そうなんです。今朝寝癖直す時間なくて、帰ってきてもまだ少し変な感じになっているんです。//」ハハ
ミサト「へぇーそうなの。キモいわよ。その髪型。」
アスカ(言ったわね。こっからキモシンジ降臨よ。)
シンジ「えっ…。そんなぁ…。」
ミサト(あれ?まだ弱いのかしら。)
ミサト「そんなぁじゃない。キモいものはキモいの。ていうか頭からつま先まで全てキモい。考えられないくらいにね。失礼よあんた他人に自分の姿を見せるなんて。」
ミサト(これでどうかしら?アスカ。)
アスカ(バッチリよ!見ててこっからマジでキモいから。)
シンジ「す、すいません…。ぼ、僕もう出て行きます…。」ポロポロ
ミサト「えっ…。」
アスカ「あれっ?」
ミサト「ま、まってシンちゃん!」
シュッバタ
ミサト「ちよっと!どういうことアスカ!」バンッ
アスカ「分からないわよ!あたしの時は喜んでたんだから!」
ミサト「シンちゃん出て行っちゃったじゃないの!」
アスカ「うっさい!ミサトのバカ!なんであたしだけのせいになってんのよ!」
ミサト「バカですって?」
アスカ「ええそうよ!バカ!バカ!ミサトも大っ嫌い!」ドスドス バタンッ
ミサト「……。ったくどうなってんのよ。」ハァ
ミサト「(あれシンちゃんのPCよね。何か手がかりになるものがあるかも。)」
ーー
ミサト「ん?これは。性格診断。」
ポチッポチッ
ミサト「へぇーなかなか分かってんじゃないの私の事。」
ミサト「他人の性格予想?そんなのもあるのね。」ポチッ
ミサト「シンちゃんはこんな感じよね。分かるわ。アスカのもやってみっか。」ポチッ
ミサト「アスカは、、ツンデレで……逆の意味かも。…。」
ミサト「(え、逆の意味そうなの?私もお姉さんとしてアスカは好きなはずよね。て事は…。)」
ミサト「(バカって事は、怒ってないの?でも何であのタイミングで?)」
ミサト「(分かった。シンちゃんを怒らせて、シンちゃんを追い出して私と二人きりになる作戦だったのね!)」
ミサト「(そんな事しなくてもアスカ。シンちゃんが可哀想よ。まあとりあえずアスカとお話してあげるわ。)」
ガタッ
アスカ「」
ミサト「アスカ。」
アスカ「ミサト!!ごめん!!」
ミサト「(えっ。ごめん。って事は…。嫌われてたのね私。)」
ミサト「分かったわアスカ。私出て行く。」グスン
アスカ「はぇ?」ナンデ
ミサト「…。」ズンズン パシュ バタ
アスカ「なんでよ!なんで!」ウアアアァァ
ーーーー
ーーー
ーー
ー一方シンジは公園にー
シンジ「ミサトさんはずっと僕の事を嫌いだったんだ。僕を利用してたんだ。もうエヴァになんか乗らない。乗りたくない。」
レイ「碇くん?」
シンジ「綾波。どうしてここに?」
レイ「歩いてたら、碇くんがいたから。碇くんどうしたの?ポカポカしない。」
シンジ「ミサトさんに騙されてたんだ。みんな僕を嫌いなんだ。もういいよ。」
レイ「皆んな碇くんのこと嫌いじゃない。話せば分かると思う。今日私の家に来て。皆んな呼ぶから。皆んなと仲良くなって碇くんにポカポカしてほしい。」
シンジ「綾波…。ありがとう。」
レイ「じゃあ私行く。」
シンジ「うん。」
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ーーー
ーー
ウーーー
レイ「え、使徒?」
ーーー
アスカ「こんな時に使徒?」
アスカ「とりあえずNERVに行かなきゃ。」
アスカ「泣いている場合じゃ無いわ。行くわよ。アスカ。」
ーNERV本部ー
弐号機出撃
アスカ「ATフィールドは中和してるはずなのになんでやられないのよ!」
アスカ「もう二度と負けらん無いのよこのあたしは!」
アスカ「こんちきしょー!」
アスカ「!?」
パシュ
リツコ「レイ!」
レイ「碇くんがもう乗らなくても良いようにする。」
リツコ「自爆する気なの?」
ドカカ--ン
使徒、零号機を捕食
ーーー
リツコ「初号機!?」
シンジ「うおおお!」
マヤ「初号機活動限界です。」
シンジ「綾波を返せ!」
マヤ「初号機再起動」
シンジ「僕がどうなってもいい、世界がどうなってもいい。だけど綾波は、せめて綾波だけは絶対助ける!」
シンジ「来い!綾波!」
レイ救出
シンジ「ミサトさんとアスカのことありがとう。」
レイ「何も出来なかった。」
シンジ「いいんだもう。これでいいんだ。」
冬月「やはりあのメルマガの特集、性格診断からの流れで覚醒はなったな。」
ゲンドウ「ああ、我々の計画に辿りつくまであと少しだ。」
完
ふむ、上出来だ
ゲンドウ「問題ない」