海未「11月1日って何かありました?」
うみりんが誕生日にイチャイチャハラハラドキドキします
うみりん付き合って2ヶ月くらいの新米カップルです
凛「海未ちゃん海未ちゃん!今日はなんの日でしょう!」
海未「?さあ?昨日はハロウィンでしたが…」
凛「にゃ?!本当にわかんないにゃ?!」
海未「うーん…?」
凛「う、そ…」ガーン
海未「何をそんなしょんぼりと…ほら、早く帰りますよ。」
凛「…ぅう」グスッ
凛(う、海未ちゃんのばかー…)ぐすん
帰り道
凛(海未ちゃんは本当に覚えてないのかな…)
凛(あんなに頭がいい海未ちゃんに限ってそんなことは…!)
凛(…よしっ)
凛「海未ちゃん、12/25は誰が生まれた日だっけ?」
海未「イエスですが…?…凛、そんなことも忘れたのですか?」
凛「ぃ、いやぁ〜ど忘れしちゃって…」ハハハ
凛(ちょっと遠回りすぎたかにゃ)
凛(じゃあ次は…)
凛「そ、そういえばこないだ絵里ちゃんの誕生日、海未ちゃんは何プレゼントしたの?」
海未「随分と唐突ですね、私はハンドクリームをプレゼントしました」
凛「むぅ」
凛(なにもピンときていない…?)
凛("誕生日"作戦失敗にゃ…)
凛(まったく、絵里ちゃんの誕生日は覚えてるのに凛の誕生日は覚えてないなんて酷いにゃ)
凛「」ぷくっ
海未「凛?」
凛「海未ちゃんのあほばか顔芸…」ぷくっ
海未「今は顔芸関係ないでしょう!」
凛「ふんっだ」ぷいっ
海未「怒ってないで機嫌直してください」
凛「」ぷいっ
海未「あ、そういえば最近ここに新しいクレープ屋さんが出来たようなので、よかったら寄って行きませんか?」
凛「クレープ!」ぱぁあ
凛「あっ」
海未「行きません?」
凛「行…」
凛(でも凛の誕生日を思い出してもらわないままついていくのは負けな気がするにゃ…)
凛「…行かないにゃ」ぷいっ
海未「へえ〜凛はクレープ食べたくないのですか?なら私一人で食べて帰りましょうかね」ニヤニヤ
凛「ぅ…」ぷくっ
海未「さっ行きましょう!」グイッ
凛「!」//
凛(な、な、なんか海未ちゃん積極的じゃないかにゃ?!)
凛(…で、でも海未ちゃんが手を繋いでくれるのって珍しいから悔しいけど嬉しいにゃ…)//
凛(海未ちゃんが凛の誕生日覚えてないのは寂しいけど…)
凛(なんかもうどうでもよくなってきた!)
凛(…この放課後デートを海未ちゃんからの誕生日プレゼントだってことにしとこう)
海未「凛はどのクレープにしますか?」
凛「うーんと、じゃあ凛はチョコバナナにするにゃ!海未ちゃんは?」
海未「では私は抹茶あずきにします」
凛「それも美味しそうにゃ!凛もそれにしようかな〜」
海未「え…ほ、他にもたくさんメニューはありますし、ほ、他のにしたらどうですか?」
凛「なんでにゃ、凛も抹茶あずき食べたいにゃー」
海未「なら私はチョコバナナにしますっ」
凛「?じゃあそれで決定にゃ」
海未「」ほっ
凛「クレープ美味しいにゃ」モグモグ
海未「そうですね、来てよかったです」モグモグ
凛「なんか抹茶あずきって海未ちゃんって感じがして落ち着くにゃ」
海未「チョコバナナも凛って感じがしますね」ふふっ
凛「でも元はお互いが食べたかったやつだもんね!」
海未「あ、あの、提案なんですけど…」もじもじ
凛「なーに?」
海未「た…食べあいっこ、しませんか…?」//
凛「いいよ!」
海未「」
海未(…意外ですね、凛ならもっと恥ずかしがるかと…)
海未「…で、ではいきますね!凛、口を開けてください」
凛「」あーん
海未「…あ、あーん」
凛(海未ちゃん…手がちょっとぷるぷるしてるにゃ)
凛(というかこれって…間接キスじゃないかにゃ?!)//
凛(海未ちゃんは気付いてないのかな…)ドキドキ
凛「あーん」//
海未「…どうですか?」
凛「お、美味しいにゃ!」
凛(海未ちゃんとの間接キス…って意識しすぎて全然味分からなかったなんて言えないにゃ…)
海未「わ、私にもいただけませんか?」
凛「!はいにゃ!」
凛「あーん」
海未「あ、あーん」//
海未「ん、抹茶あずきも美味しいです」もぐもぐ
凛(海未ちゃん、もぐもぐしててかわいいにゃ)
凛(…でも海未ちゃんなら間接キスなんて「破廉恥ですっ//」とか言いそうなのに全然普通だなあ…)
凛(大体、誕生日も覚えてもらってないし!)ぷんすか
凛(…全然意識してもらってなくて寂しいにゃ…)
凛「はー美味しかった!」
海未「今度はみんなも連れて行きたいですね」
凛「絶対みんな喜ぶにゃ〜」
凛「今日は海未ちゃんが寄り道したいだなんてなんか珍しいね」
海未「そ、そうですか?私にだって寄り道したいときくらいあります!」
凛「凛は海未ちゃんと毎日寄り道したいくらいにゃ〜」
海未「毎日って…ちゃんとお勉強もしなくちゃダメですよ?」
凛「」ギクッ
海未「まさか、忘れていたとか?」ギロッ
凛「ひぃい!ソ、ソンナコトナイニャ…」
海未「全く凛は、やればできるのにやらないから…」
凛「ひぃい」
海未「まあ、お説教はこのくらいにして…」
海未「凛が言ってくれればいつでも教えてあげますから♪」
凛「やったー!凛の成績もこれで安泰だねっ」
海未「一人でも頑張らなきゃダメですけどね」ニコッ
海未「あ、あと、もう一つ寄りたいところがあるのですが…いいですか?」
凛「?いいよ!」
凛「すっごーいオシャレなお店がいっぱい!」キラキラ
海未「そ、そうですね」ドキドキ
凛「海未ちゃんが寄りたかったところってここなの?」
海未「ええ、特に用があるわけではないのですが…」
凛「…海未ちゃんってこういうところでウィンドーショッピングとかするの?」
海未「…へ?い、いや…」
凛「だよね」
海未「なんかその即答感酷くないですか?!」
凛「だって海未ちゃんダサ…」
海未「りーんー?」ゴゴゴ…
凛「ひぃいっ!う、海未ちゃんオシャレにゃ、すっごくオシャレにゃ!」
海未「まあ私が少し控えめなファッションなのは自負していますが…」
海未「わ、私にだってたまには可愛らしいアクセサリーなどが見たいときがあるんですよ…?」
凛(…海未ちゃん可愛いにゃ)クスクス
凛「見て見て!このネックレスすっごい可愛いにゃ!」ぱぁあ
海未「本当ですね、凛に似合いそうです」ニコニコ
凛「ううん、凛には絶対似合わないよ…」しゅん
海未「なんでですか?絶対似合うと思うのですが…」
凛「だって凛がこんなネックレス着けたら、ネックレスだけ可愛すぎて浮くに決まってるもん」ハハッ
海未「凛は自分のことを低く見過ぎだと思います」
凛「へ…?」
海未「一目見たときから女の子らしくて可愛くて、私にないものをたくさん持っている人だなって思っていました」
凛「そんなことないにゃ!だって、海未ちゃんこんなに可愛くて美人なのに…」
海未「凛はもっと自信を持っていいと思いますよ」
凛「…でも…」
海未「…私の大事な恋人が可愛くないわけないでしょう?」ボソッ
凛「!」カァア
海未「…すみません、ちょっとトイレに行きたくなったので少しここで待っていてください」
凛「う、うん…」//
凛(さっきの海未ちゃん…かっこよかったな…)ドキドキ
凛(このネックレス…凛には似合わないと思うけど…)
凛(…でも、こういうネックレスって憧れちゃうにゃ)
凛「…」ボーッ
海未「お待たせしました」
凛「…にゃ?!お、遅かったね」
海未「少々トイレが混んでいたので…」
凛「そうなんだ!じゃあそろそろ帰ろっ」
海未「そうですね、外も暗くなってきましたしね」
凛「なんか日が短くなったにゃ」
海未「もうすぐで冬ですからね」
凛「…寒くなってきたね」ブルッ
海未「」ギュッ
凛「!」//
海未「…手だけですが」
凛「…あったかいにゃ」
海未「よかったです」
海未「…」
凛「…」
海未・凛「あの!(ねえ!)」
海未・凛「あっ…」
凛「う、海未ちゃんから先にいいよ!」
海未「い、いえ!私は後で構わないので…」
凛「いや、海未ちゃんからで!」
海未「で、では…先に…」
海未「…あの、凛、少し目を瞑っていてもらえますか?」
凛「こーお?」
海未「そのままじっとしていてくださいね」
凛「わ、わかったにゃ」
海未「」ゴソゴソ
凛「」ソワソワ
海未「」ゴソゴソ
凛(海未ちゃん何か探し物してるのかな…)
凛「…海未ちゃんいつまでにゃ…?」
海未「あとちょっとです」
海未「」スッ
凛(なんか首元に違和感…)ゾクッ
凛「…くっくすぐった…」
チャラン
凛(金属音…?)
凛(…は!もしかして…)パッ
海未「まだ目を開けないでください!」
凛「は、はい!」
海未「…ま、まだ閉じててくださいね?」
凛「う、うん」
海未「…」キョロキョロ
海未(周りに人は…いないですね)
海未(ぅう…いざ、となると緊張します…)//
凛「…」ソワソワ
海未「…まだ、ですよ…?」ドキドキ
凛「わ、わかったにゃ」
海未「…」キョロキョロ
海未(…よし)
海未「」スッ
凛「海未ちゃん?いつ目を開けたら…」
ちゅ
凛「…」
海未「…」///
凛「…へ?」
凛「ひぃえぅ△&@¥#%*?!」
凛「ぅ、海未ちゃん…今のって…」///
海未「凛、お誕生日おめでとうございます」
凛「…覚えててくれてたの?」ポロポロ
海未「当たり前じゃないですか、私が大切な恋人の誕生日を忘れるような薄情な女に見えますか?」
凛「」フルフル
海未「今日は凛の誕生日だから、私なりにエスコート、というものをしてみたんです。初めてでちゃんとできていたか心配ですが…」
凛「…」
海未「…凛?」
凛「…あのね!」
凛「あのね、凛ね、海未ちゃんと恋人同士になって…」
凛「こんな風に今日を、凛の特別な日を過ごせて本当に幸せ者だよ」
凛「海未ちゃん、ありがとう」にへら
海未「!」//
海未「よ、喜んでいただけて何よりですっ」//
海未「で、では帰りましょうk…」
凛「待って!」
凛「」ちゅ
海未「…っ?!」///
凛「…これは海未ちゃんに対するお礼にゃ」//
海未「もう、凛ったら…破廉恥ですよ」//にへら
ざわざわ
海未「…あれ?何か少し物騒がしいような…」
「チョットミエナイヨォ!」
「ナニヨ、イマイイトコロジャナイ!」
「オサナイデ!」
「チュンチュン」
「ア、チョ、アブナ…」
がたがた
どっすん
穂乃果「いてて…ちょっとにこちゃん押しすぎだよぉ」
海未「…」
海未「…穂乃果?」
穂乃果「…う、ウミチャ…」サーッ
海未「…説明してもらえますか?」ニコッ
6人「…」ソロー
海未「他のみんなもですよ?」ニコッ
6人「げっ」
穂乃果「…いやあ…みんなで凛ちゃんのお誕生日祝おうと思ったら…海未ちゃんと凛ちゃんが2人でいるのが見えて…ははっ」
真姫「そうよ、別に他意があったわけじゃないわ!」
絵里「ほら、愛する恋人の誕生日に免じて…」
海未「…それで、見たのですか?」
ことり「ナンニモミテナイヨ、ナンニモ」
穂乃果「海未ちゃんがあーんしたくて凛ちゃんと違うクレープを選んでたとか、全然知らないよ!」
海未「!」/////ぶわっ
凛「海未ちゃん、そうなの?」
海未「…それは…、って、そんなことはどうでもよくて、今私が聞きたいのは、私が凛にキスしたところを、見たか、見ていないかです!」
8人「…」
海未「?」
希「海未ちゃん…キス…したんやね」にやにや
海未「?…はっ」
海未「ぅう、今のは忘れてください!」//
絵里「海未もついに大人の階段を…」ハラショー
海未「絵里ぃ!」//
花陽「キス…」///
海未「花陽は何赤くなってるんですか!」
穂乃果「海未ちゃんったらハレンチデスッ!」ぷぷぷ
海未「穂乃果ぁあ!!」
ことり「せっかくの誕生日デートだったのになんか騒がしくなっちゃったね」ハハハ
凛「でも凛はこういうのも楽しいにゃ」えへへ
ことり「…そういえばファーストキス、よかったね」ボソッ
凛「っ」//カァア
ことり「えへへ、凛ちゃん可愛い♪」
おわり
↓おまけ
穂乃果「そういえばなんで最初凛ちゃんの誕生日覚えてないフリしたの?」
海未「え?!…いや、その…サプライズって、憧れるじゃないですか…」//
あとがき
初SSなので温かい目で見守ってあげてください
ちなみに主の推しはうみりん2推しです、推し同士がイチャイチャしてる妄想って捗りますね。
凛ちゃん誕に間に合わなくてごめんなさい
ここまでみてくださってありがとうございました!
このSSへのコメント