[まきりん]「クリスマスの夜に」
MAKI 作
2015-11-06 23:39:28 更新
初SSです。
暖かい目で見ていただけるとうれしいです
「遅いわね…」
思わず口から出た声
携帯を見ると17:00となっている
今日は聖夜の夜クリスマス
凛とお出かけするのだけど、来ないわ
自分から誘ってきたくせに…。
いつしか、あの笑顔を見るたびに辛くなった
胸がズキズキして…
顔も赤くなって…
きっと、俗に言う〝恋〟なんだろうな
いつしか、意識していたし
誕生日には私のできる限りの事もした
でも、それでも凛の中ではただ友達
最近はそう思わないようにしていたのだけど
……やっぱり、この事を考えると切なくなる
どうして?なんなの?私をつき動かすこの正体は?
ダメ。考えてもわからない。溜息がでる
さすがに冬という事もありあたりは銀色の世界
吐息は凍りそうなぐらいの白さ
好きになって私、臆病になったみたい
もうすぐ来るのかな…
そう思った矢先に…
「真姫ちゃん!お待たせにゃ!」
「もう、ほんとよ」
「今日は大好きな真姫ちゃんの為にいろいろ考えたにゃ!」
「……?大好き?!!」
「うん!真姫ちゃんは凛のなかでとってもとっても大切で大好きな人!ずっと一緒にいようね!!!」
…冬がくれた予感
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