しんのすけ「駅前にラーメン屋がオープンしたゾ」
ひろしとしんのすけが、ラーメン二郎春日部店に行きます。
二郎は万人に受け入れられるのか?
-またずれ荘-
しんのすけ「父ちゃん、父ちゃん。春日部駅前に、新しいラーメン屋できたんだゾ」
ひろし「そういやぁ、ラーメンなんてしばらく食べてないなぁ。みさえもひまわり連れてデパートだし、お昼はラーメンにするか」
しん「わーい、わーい」
四郎「ラーメンですか?」ぬぅ。「おいしそうですね、僕にもおごってくださいよ」
ひろし「やだね、なんでおめーにごちそうしなきゃいけねーんだ」
四郎「野原さん、あなたは断れない」美人ラーメン店員写真集の表紙をちらり。
ひろし「あ、あれは・・・おれが見たかったやつ」
四郎「よろしければ、一週間お貸ししますが」
ひろし「カモナゥ!」
四郎「ところで、どこのラーメン屋に行くんですか?」
ひろし「しんのすけが、駅前に新しいラーメン屋ができたって幼稚園で聞いたらしくて、そこへ」
四郎「まさか・・・二郎では?」
しん「四郎くん、自分の名前間違えているゾ」
四郎「しんちゃん、そうじゃなくて、ラーメン屋の名前が二郎って言うんだよ。」ブルブル
ひろし「なに、震えているんだ、お前?」
四郎「野原さん、ラーメン二郎は、ラーメンにあらず。二郎という食い物なのです」
ひろし「はっ?ただのラーメン屋だろ??」
四郎「野原さん!今のは禁句です、ギルティーで異次元に飛ばされますよ」
ひろし「ギルティーとか、異次元とか。何か大げさだなぁ」
しん「四郎くん、おらよくわかんないゾ」
四郎「しんちゃん達は知らないから、ああ、考えるだけで恐ろしい」ブルブル
ひろし「だから、なんなんだよ!」
四郎「最近、205号室の2人、見かけないでしょ」
ひろし「骨折おやじもギャグ息子も、そういやぁ」
四郎「大学で聞いた話では、2人組のイタイ親子が、二郎を完食出来ずにギルティで異次元に飛ばされたとのもっぱらのうわさです」
しん「おら、ますます二郎に行ってみたくなったぞ」
ひろし「そうだよな、じゃあ行くか」
四郎「どうなっても、知りませんよ」
でも、ちゃっかりついて行く四郎。。。
-ラーメン二郎、春日部店-
ひろし「ゲッ、何だこの行列・・・」
しん「とうちゃん、何かにおうゾ・・・・・」
四郎「さあさあ、並びましょう」
ひろし「並ぶなんて、面倒くせぇな、ラーメンごときに」
ジロリアン「ブヒブヒッ」ギロッ
しん「父ちゃん、おら何か怖いゾ」
四郎「ジロリアン達が、怒っているんです」
ひろし「あれ、店内に見覚えのあるオカマの後ろ姿が・・・」
スーザン「なによこれぇ、こんなの食べたら太っちゃうわ。食べられないわ」
ジロ「ブヒブヒッツ」
スー「何なのよ、あんたたち」
ジロ「ギルティ!」
スー「ぎゃーーーーー」
ひろし「一体、何が・・・」
四郎「スーザンさんの残す発言に、ジロリアンの集中砲火が浴びせられたのです」
ひろし「でもスーザン、元グリーンベレーだぜ」
四郎「そんなもの、無法地帯の二郎では役に立ちません。スーザンさんは今、天に召されたのです」チーン
ひろし「やばいところに、きちゃったなぁ」
客「そういえば、昨日正体不明の外国人が、これはミシュラン5☆以上の食べ物だとか言いながら、
超ブサイク女と2人で大ダブル、完食したらしいぜ」ヒソヒソ
しん「オマタさんとしのぶさんだな」
四郎「そろそろ、食券を買いましょう」
しん「四郎くん、小と大ってどのくらい違うの?」
四郎「しんちゃん、小と言えばしんちゃんのおちんちん。大と言えば、僕のいちもつぐらい違うんだよ」フッ
しん「じゃぁ、ほとんど同じってことだね」ハハッ
ひろし「もっと、わかりやす例えは無いのかよ!」
四郎「(怒)じゃぁ、小はななこさん。大はみさえさんぐらいパンチがある、これでどうだい」
ひろし「ゲッ、全然違うじゃないか」
しん「母ちゃんレベルって、おら無理だぞ」
四郎「さぁ、食券を買いましょう」
しん「おら、ななこおねえちゃんがイイ」小ポチ
ひろし「おれは朝ごはん食べてないし、大でもよゆうだな。所詮はみさえだし」大ポチ
ジロ「ブヒブヒッツ」
ひろし「なんか、ザワザワしてるぞ」
四郎「野原さん、何てこと言うんです。あなたの軽率な発言に、ジロリアン達が怒っています」
店員「オキャクサン、ニンニクハ?」
客「マシカラメで」
ひろし「?」
しん「??」
四郎「あれはコールと言って、店員に聞かれたときに野菜を大盛にするか、アブラを多めにするか聞いているのです」
ひろし「アブラって、なんだよ」
四郎「豚の背アブラのことです」
しん「みさえの腹といっしょだな」
ひろし「プッ」
四郎「野原さん、ご覧の通り、食べきら無んばギルティで流罪ですから、ここは野菜少なめと言ってください。
少しは楽になりますから・・・本当は、これも二郎侮辱罪ものですけどね」ヒソヒソ
ひろし「おれを見くびるなって。野菜なんてどんと来いだよ」
四郎「野原さん」クイクイ
店員「マシのお客様、どうぞ」ヤサイ、メガモリ
ひろし「おい、野菜がどんぶりからはみ出てるぞ」ヒソヒソ
店員「マシマシの方」ヤサイ、テラモリ
しん「もやしが山盛りでデカい、おらのおちんちんみたいだぞ」
ひろし「どんぶり置くとき、カウンターが重みで軋んだみたいだ」
四郎「野原さん、それはさすがに錯覚ですが、あれが二郎なのです」ドヤ顔
ひろし「おれ、野菜最少にしよっと」
しん「(妄想ななこ)マシマシなんてしんちゃん、すごく男らしい・・・」
-ひろし、しんのすけ、四郎着席-
ひろし「なんかコールっていうの待ってる間が、緊張するな」
四郎「野原さん、平常心でいけば大丈夫です」
店員「小の方、にんにくは?」
ひろし・しん「来た!」
ひろし「野菜、少なめで」
四郎「マs」
しん「おら、マシマシマシで!」
ジロ「ブヒブヒブヒブヒ」
四郎「人のコールを邪魔しないでよ、それとマシが1つ多いって。じゃなくて、話聞いてなかったの!?」
しん「おら、ななこねえさんに嫌われたくないから」
四郎、ひろし「??」
店長「ボウズ、おめぇの心意気、気に入ったぜぇ。子供だからって、遠慮はしないぜ」
店員「お待ちぃ」
どんぶり、ドン、ドン、ドスン
ひろし「おい、これどうやって食べるんだよ?」
四郎「このにおい、この野菜、このボリューム。これぞ二郎」
ひろし「おいって!」
四郎「ハッ、無心にがっつけば良いのです。ラーメンをすするとか、スープを味わうという概念は、ありません」
ひろし「チラッ」
客A「うおーーー」ガツガツガツ
客B「よっ」クルン
ひろし「ええい、ままよ」ガツガツ
しん「おら、こんなの食べられない・・・どうしよう」チラチラ
四郎「おらっーーー」ガツガツ
しん「ぶりぶりざえもーん」ブリブリ
ぶりぶりざえもん「熱い・・・」(SMプレイ中のぶりぶりざえもん登場」
しん「あぶりブタ・・・」
ぶり「何か用かな」アセアセ
しん「おらこんなの食べられないよ、助けてぶりぶりざえもん」
ぶり「共食いになるから、断る!」
しん「じゃあ、向こうで食べてよ」ブリブリ
ぶり「ちょ、ちょい待ち」ドロン
ラーメンと共に消えたぶりぶりざえもん。数分後、誰が食べたか知らないが、丼が帰還。
しん「おら、ずるしちゃった。ごめんなさい」
店長「今日のところは、多めに見てやるよ。が、次はないぜ、ボウズ」ギロリ
しん「うん、わかったぞ、おら」ブルブル
ひろし「しんちゃん、あれ食べきったの。すごいねぇ。オレなんか、自分の食べるが精一杯で、気づかなかったよ」
四郎「これでしんちゃんも、ジロリアンの仲間入りだね」ニコッ
しん「うん」ブルブル
ひろし「なに震えているんだ、しんのすけ」
しん「何でもないぞ。あまりの美味しさに感動しただけだぞ」ガクガク
ひろし「そうかぁ?変なやつ」
四郎「ごちそうさまでした。それじゃ、帰りましょう」
店員「アリガトザイマシタ」
-数日後-
みさえ「しんちゃーーん。駅前に新しいラーメン屋が出来たんだって。お昼食べに行かない?」
しん「!?おら、行かない」ガクガクブルブル
みさえ「何怯えてるの、変な子」
ひまわり「たい!(ツギハナイゼ)」
シロ「アンアン(マシマシ)」
しん「母ちゃん、共食いになるからやめたほうがいいぞ」
みさ・ひま「??」
シロ「ワン(ぼくの餌より、ラーメンのほうが全然おいしいのに・・・」
(おしまい)
最後のシメが、グダグダでした。
あーいいっすねー