麻耶「アタシが精神科患者!?」
艦娘の正体の一つの説を書いてみました
提督「今日は建造でもするか。おっ、1時間25分か!ええと、、、高雄型か。」
建造中
麻耶「よっ、アタシ麻耶ってんだ、よろしくな!」
提督「麻耶か!よろしくな。この鎮守府初の重巡だから頑張ってくれよ!期待してるぞ。」
麻耶「おう!任しとけ。この麻耶様がいるかぎりこの鎮守府は安心だぜ!」
提督「それは心強い。さっそくで悪いが出撃してくれ」
麻耶「おう、行くぜ!抜錨だ!」
これがアタシと提督との出会いだ、今じゃ提督の秘書艦を務めてるんだぜスゴイだろ!
しかも改造されて今は防空重巡洋艦としてみんなを守ってるんだぜ!
提督「麻耶、今日は出撃してきてくれ書類はもう片付きそうだしな久しぶりに麻耶も出撃したいだろ?」
麻耶「そうか、久しぶりに出撃したかったしなサンキュウー提督。」
アタシ今練度98だからこの出撃すれば99になるから提督とケッコンができるわけだが、提督はアタシに指輪を渡してくれるだろうか・・・
麻耶「出撃から帰ったぜ!提督。提督寝てんじゃん・・練度99になったから指輪も持って待ってくれると思って入渠の前に提督のところに寄ったのにこのクソが!」
はぁやっぱりアタシじゃだめなのか。
麻耶「提督、入渠終わったぜ!」
提督「お疲れさま。麻耶。さすが麻耶だなMVPを取ったそうじゃないか。」
麻耶「当ったり前だろ?あたしは麻耶様だぜ?」
提督「あはは、それもそうだったね。この鎮守府初の重巡だもんな!これからも頼んだぜ。」
麻耶「おう!」
提督「練度99になったらしいじゃないか。これを麻耶に渡しておく」
麻耶「指輪・・これって。ありがとう提督大事にするぜ!アタシと提督の鎮守府これからも守っていこうな!」
提督「喜んでくれて嬉しいよ。そして元の場所に戻っても頑張るんだよ。今までありがとう!麻耶」
麻耶「提督言ってる意味が分からないよ・・・」
提督「次目覚めたらわかるよ。」
そうして意識が薄れていった。
麻耶「うっ、ここはどこだ。」
アタシは目覚めると見たこともない場所で寝ていた。
???「麻耶さん目覚めたかね」
麻耶「おい!おっさんお前誰だ?ここはどこだ!」
???「おっさんに見えますかね。ちょっとショックです。私はのだめです。麻耶さんの担当医です」
麻耶「担当医?アタシは悪いとこの何てどこもない!提督が待ってるんだからアタシは提督のとこに帰る」
のだめ「もし、あなたが言ってる提督が現実にいなくて治療の一環としてただ夢を見せられてたとしたらどうします?」
麻耶「そんなわけねぇだろ!アタシと提督はアタシが建造されてからずっと一緒にいてくれた。
それは事実だ!」
のだめ「あなたは、建造されたと思ってるんですね。さっきも言った通りあなたが建造されたこともただの夢の一つだけでしかありません。麻耶さんが艦娘として深海棲艦と戦っことも、提督とケッコンしたことも全て夢ですよ。」
麻耶「なんでおっさんが知ってるんだよ!?」
のだめ「そら知ってますよ。ずっとその夢を映像化して見ていたんですから、麻耶さんはとても楽しそうでしたね。」
麻耶「本当に夢だと言うのか?もし治療で夢を見せられていたとしてもなんの治療なんだよ?」
のだめ「あれ、覚えてないんですか?ここは精神科ですよ。色々な事情で心がしんどくなったり病んでしまってしてる方を救うのが私の仕事です。麻耶さん今まで何があったのか思い出して下さい。この顔はご存知ありませんか?」
そうするとのだめという医者は一枚の写真をだした。
アタシはその顔に少し見覚えがあった気がした。
でも思い出せない・・・・
麻耶「こいつに見覚えは少しあるけど誰か分からない・・」
のだめ「じゃあこの人は?」
というともう一枚の写真を取り出した。
アタシは目を見開いたそうだおもいだしたこれはアタシのお母さんだ。
麻耶「思い出したこれは私のお母さんだ。」
のだめ「やっと思い出してくれたかこれは麻耶さんのお母さんだ。麻耶さんはそのお母さんから様子がおかしいということでこの病院に連れてこられた。私が麻耶さんを初めて見たときはビックリしたよ。顔がすごいやつれて、もうこの世に絶望してそうだったからね」
麻耶「アタシがそんな顔するわけないだろ」
のだめ「そうだね。今は元気になってすごく良かったよ。これで治療も終わりさ。麻耶さんお疲れさま。お母さんには連絡して迎えにきてもうらうね。」
アタシは正直意味が分からなかった。さっきまで提督に指輪を渡されたのにに急に目覚めたら治療の一環として夢だといわれその上ここは精神科らしい。
のだめ「お母さんがもう迎えに来てくれるらしいよ。よかったね。」
麻耶「よくわからないけど助かったぜ。サンキューな」
のだめ「いえいえ、これが仕事ですから」
待っている間アタシはなんで精神科を来たときにやつれた顔をしていたのかを思い出そうとしたけど思い出せなかった。
麻耶母「麻耶!もう大丈夫なの?心配したのよ。」
麻耶「おう!もう大丈夫だぜ。」
麻耶母「娘をありがようございます!」
のだめ「いえいえ」
麻耶母「麻耶帰るわよ」
麻耶「じゃあおっさんまたな!」
のだめ「また私と会わないようなることを祈ります」
そしてアタシは精神科を出て車に乗り家に帰宅した。
麻耶「ただいま!」
車のときから少し違和感を覚えていた。お母さんの様子がおかしいと。
急にパーンと音がなり一瞬わけが分からなかった。なぜかアタシはお母さんにぶたれたのであった。
強くぶたれた頬の皮膚は、ぴりぴりと痛む。
麻耶「お母さん?」
麻耶母「あなたが悪いのよ。私はあなたが可愛い女の子で育って欲しかったのになんでそんな男口調なのよ!私が求めている娘はもっと丁寧な口調でもっと女の子っぽい感じの娘がよかったのよ!」
その声は静かな部屋に響き渡った。この言葉を聞いたときアタシは思い出した。精神科に行く前のことを。
精神科行く前もこういう状況だった。お母さんが急に怒鳴りアタシに暴力を振りそれが繰り返され、体が傷つきなによりも、実のお母さんから必要とされてないことを何度も言われ心に深い傷を負ったのだ。でも毎回お母さんはある程度時間が経つと暴力や怒鳴りつけたことを忘れ急に優しくなり
麻耶母「どうしたの!?麻耶何があったの?」
と聞いてくる。アタシはお母さんがやったと言えず、ずっと無理に笑顔を作り大丈夫と答えてた。
麻耶母「学校でなにかあったのね?もう顔がしんどそうだよ。」
麻耶「アタシもうダメかも。もうこの世には絶望しかできないよ。」
麻耶母「ちょっと麻耶車に乗りなさい!」
アタシは車に強引に乗せられあの精神科に連れていかれた。そして異常があったので治療が始まったんだ。
何もかも思い出した。アタシはお母さんに苦しめられてきたんだ。
でも昔のアタシとは違う!アタシはいつでも誰よりも提督のそばにいてそして防空重巡洋艦麻耶だ!
麻耶母「あなたは消えるべきなのよ。また新しい子供を作ってあなたより可愛い子に育てるわ。だからあなたは邪魔なの。」
前のアタシだったら恐がって何もできなかっただろう。でも深海棲艦と戦ったこと比べれば少しも恐くない。
アタシは台所にあった包丁を手に取った。
麻耶母「私を殺すつもり?そんなことがあなたにできるの?」
麻耶「アタシを誰だと思ってるんだ?麻耶様だぜ?」
アタシは包丁の握る手に力を入いれた。
麻耶「おう、行くぜ!抜錨だ!」
その声と共にこの部屋は血の独特な臭いが広がった。
麻耶「提督・・・これで良かったんだよな。アタシ戻っても頑張ったぜ。また提督と一緒にいたいな。今からアタシもそっち行くぜ。待ってろよな提督」
その部屋は一段と血の独特な臭いが広がった。
End
読んでいただいてありがとうございました!
初のSS作品なので、なにを書こうと迷いました。
今回のテーマは「艦娘=精神科患者説」にしました。
不快になられた方は申し訳ないです。
もしよろしければ、感想、コメント、言葉の使い方の間違いの指摘などください!
今度は、違う艦娘で書いて欲しいです!!