八幡「誰とも接したくない」
初のSS投稿です。至らぬ点が多々あるでしょうが、そこは、まあ、あれですよ。良くしていきます。(多分)
カチカチカチカチ
部屋から聞こえて来る音はただそれだけ
今日も自分の部屋からは一切出ない生活を送っている。
小町「お兄ちゃん。ご飯ここ置いとくね。
八幡「…」
小町が今日もご飯を届けてくれたようだ。監視カメラをONにする。
小町「今日こそご飯をとるときには部屋から引きずり出してやる!」
無駄なのにな。俺を引きずり出すには雪ノ下レベルの奴を連れてこないと。まあ、雪ノ下が俺を引きずり出すためにこの家まで来ることはないだろう。
〜1時間後〜
今日はやけに小町がねばるなあ。
仕方ないストックしておいたお菓子でも食べるか。
ピンポーン!
誰か来るのか?まあ俺には関係ない。
ただ少し気になるので一応監視カメラチェック。
雪乃「小町さん。なんの用かしら?」
oh〜…引きずり出せる人来ちゃった…
小町「雪乃さん。ありがとうございます。では早速お兄ちゃんを部屋から出してくれませんか。」
雪乃「?何があったの?」
小町の奴。ろくに説明せずとりあえず家に呼びやがった。ていうかそれで来る雪ノ下も雪ノ下だよ。何?カマクラを
ナデナデするためにでも来てたの?
雪乃「はあ。そういうことね。わかったわ。なんとかして比企谷くんを部屋から出しましょうか。」
え。何で乗り気。やめてくださいよ〜。
なんか怖いじゃないですか〜。
雪乃「比企谷くん。さっさと部屋から出てきなさい。」
やばい。勝てる気がしない。
雪乃「出てこないというならこっちもそれなりの事をさせてもらうわ。」
何をする気だよ!怖えよ!
雪乃「姉さんを呼ぶわ。」
ヤッベー!いきなり最終手段で来やがった!あの人ならピッキングとかも出来そうだし、何より出た後が怖え!
雪乃「そう。脅しには屈しないということね。姉さん今すぐ上がってきて。」
え?もういるの?何それ!魔王降臨してたの!?急いで監視カメラを確認してみよう。
陽乃「もうせっかちだなあ。雪乃ちゃんは。」
ほんとにいるし!!どうしよう…
ん?なんかこっちに向かって手振ってない?なんか近づいてる!ちょっと待てよ!
ベキ!
確認カメラに気づくってどんだけだよ!
雪乃「?姉さん何してるの?」
陽乃「監視カメラを見つけたから壊しておいたよー。」
雪乃「そんな物まで用意したのね…」
呆れてんじゃねえよ。結構高かったのに。また買い直さないといけないのかよ。
陽乃「じゃあ開けるね〜。」
カチャカチャ…
やばい!窓から飛び降りて逃げるしかない!
カチャカチャ…ガチャ!
陽乃「開いたよー。さあ比企谷くん出ておいで♪」
マジで開けやがった。これからも雪ノ下さんきたら気を付けよう。
雪乃「居ない…」
残念だったな。俺は誰とも接したくないんだ。しかし、どうするか。どこにいてもなんか見つかりそうだし。とりあえずここからは離れるか。
結衣「あれ?どうしたの?ヒッキー。」
俺終了のお知らせ。
結衣「どうしたのヒッキー?なんか顔色悪いよ?」
八幡「何も言わずにこのままここから立ち去れ。ここはそろそろ戦場にやる。乙女がいていい場所ではない!!」
結衣「うわ。ヒッキーキモっ!」
うぐっ!俺だってやりたくねえよ。
八幡「む!邪悪な気配!あっちの方か…
急いで向かわねば!それではまたな!」
結衣「ちょ。逃げるなし!」
知るか!捕まったら何されるか!
陽乃「そうだね〜。まずはお仕置きかなあ♪」
あ(察し)
陽乃「比企谷くん捕まえた♪」
期待してる
期待してるから続きはよ(=゚ω゚)ノ